JP2013226507A - 回収ガスの発生流量平準化方法および発生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】混合ガスに含まれる回収成分に対して吸着選択性を有する吸着剤を収納した吸着塔A、B、Cにおいて、加圧下で混合ガスの一部を吸着剤に吸着させる吸着工程と、吸着された混合ガスの一部を減圧下で吸着剤から脱着させる脱着工程とを交互に繰り返す。脱着ガスを回収ガスとして脱着工程が実行されている吸着塔から流出させる。脱着工程を脱着開始時点からの実行順に分割された複数の単位脱着工程として、単位脱着工程を少なくとも何れか2つの吸着塔において同時に実行する。同時に実行する単位脱着工程それぞれの脱着開始時点からの実行順が互いに異なるように、吸着塔それぞれにおける脱着開始時点を相異ならせる。単位脱着工程を実行している吸着塔それぞれの内部を、互いに連通することがないように独立して減圧する。
【選択図】図1
Description
本発明によれば、脱着工程は少なくとも2つの単位脱着工程に分割され、各単位脱着工程において吸着剤からの脱着ガスが発生回収ガスとして吸着塔から流出される。吸着塔の中の何れか1つにおいて単位脱着工程が実行されている時に、少なくとも1つの別の吸着塔において単位脱着工程が同時に実行される。これら同時に実行される単位脱着工程それぞれの脱着開始時点からの実行順は互いに異なる。また、脱着工程が実行されている各吸着塔から流出する回収ガスの個々の流量は、脱着開始時点からの時間経過に伴い増加して最大値に達した後に減少する。よって、脱着開始時点からの実行順が互いに異なる単位脱着工程が同時に実行されている複数の吸着塔それぞれから流出する回収ガスの個々の流量は、互いに異なることになる。さらに、単位脱着工程を実行している吸着塔それぞれの内部を、互いに連通することがないように独立して減圧することで、単位脱着工程を実行している吸着塔それぞれの内圧が互いに影響されることはない。これにより、脱着工程が実行されている複数の吸着塔から流出する回収ガスの流量の最大値と最小値との比を、各吸着塔から流出する回収ガスの個々の流量の最大値と最小値との比よりも小さくし、回収ガスの流量を平準化することができる。
本発明においては、回収ガスを連続的に発生する上で、前記単位脱着工程を少なくとも何れか2つの吸着塔において同時に実行している間に、残りの少なくとも1つの吸着塔において内圧を上昇させる昇圧工程と前記吸着工程を実行するのが好ましい。
本発明装置によれば、本発明方法に従って回収ガスを発生させることができる。
真空ポンプ10aの入口は、吸着塔Aのゲート口3aに第1回収用の第1の回収ガス流路11aを介して混合ガス流路4aと並列に接続され、吸着塔Bのゲート口3bに第1回収用の第2の回収ガス流路11bを介して混合ガス流路4bと並列に接続され、吸着塔Cのゲート口3cに第1回収用の第3の回収ガス流路11cを介して混合ガス流路4cと並列に接続される。
真空ポンプ10bの入口は、吸着塔Aのゲート口3aに第2回収用の第1の回収ガス流路11a′を介して混合ガス流路4a、回収ガス流路11aと並列に接続され、吸着塔Bのゲート口3bに第2回収用の第2の回収ガス流路11b′を介して混合ガス流路4b、回収ガス流路11bと並列に接続され、吸着塔Cのゲート口3cに第2回収用の第3の回収ガス流路11c′を介して混合ガス流路4c、回収ガス流路11cと並列に接続される。
制御装置18による供給用開閉手段5、排出用開閉手段9、および回収用開閉手段12の開閉順序は、脱着工程を脱着開始時点からの実行順に分割された2つの単位脱着工程として、単位脱着工程が何れか2つの吸着塔において同時に実行され、且つ、同時に実行する単位脱着工程それぞれの脱着開始時点からの実行順が互いに異なるように、吸着塔A、B、Cそれぞれにおける脱着開始時点が相異なるものとされ、且つ、単位脱着工程を実行している吸着塔それぞれの内部が、互いに連通することがないように独立して減圧され、且つ、何れか2つの吸着塔において単位脱着工程が実行されている間に、残りの吸着塔において昇圧工程と吸着工程が実行されるように設定される。
真空ポンプ10aの入口は、第1実施形態と同様に吸着塔A、B、Cのゲート口3a、3b、3cに接続されると共に、吸着塔Dのゲート口3dに、第1回収用の第4の回収ガス流路11dを介して混合ガス流路4dと並列に接続され、また、第2回収用の第4の回収ガス流路11d′を介して混合ガス流路4d、回収ガス流路11dと並列に接続される。
真空ポンプ10cの入口は、吸着塔Aのゲート口3aに第3回収用の第1の回収ガス流路11a″を介して混合ガス流路4a、回収ガス流路11a、11a′と並列に接続され、吸着塔Bのゲート口3bに第3回収用の第2の回収ガス流路11b″を介して混合ガス流路4b、回収ガス流路11b、11b′と並列に接続され、吸着塔Cのゲート口3cに第3回収用の第3の回収ガス流路11c″を介して混合ガス流路4c、回収ガス流路11c、11c′と並列に接続され、吸着塔Dのゲート口3dに第3回収用の第4の回収ガス流路11d″を介して混合ガス流路4d、回収ガス流路11d、11d′と並列に接続される。第3の真空ポンプ10cの出口は流量計15cを介してバッファタンク16に接続される。
これにより、吸着塔Dにおいて、吸着塔A、B、Cと同様に昇圧工程、吸着工程、脱着工程を実行できる。また、脱着工程が実行されている吸着塔A、B、C、Dから流出する回収ガスを、真空ポンプ10a、10b、10cそれぞれに、回収ガス流路11a、11b、11c、11d、11a′、11b′、11c′、11d′、11a″、11b″、11c″、11d″を介して導くことができる。
これにより、吸着塔Dにおいて、吸着塔A、B、Cと同様に昇圧工程、吸着工程、脱着工程を実行できる。また、脱着工程が実行されている吸着塔A、B、C、Dから流出する回収ガスを、真空ポンプ10a、10bそれぞれに、回収ガス流路11a、11b、11c、11d、11a′、11b′、11c′、11d′を介して導くことができる。
これにより、吸着塔A、B、C、Dそれぞれに脱着ガスを洗浄ガスとして個別に導入し、洗浄オフガスを吸着塔A、B、C、Dから個別に排出できる。
真空ポンプ10aの入口は、第3実施形態と同様に吸着塔A、B、C、Dのゲート口3a、3b、3c、3dに接続されると共に、吸着塔Eのゲート口3eに、第1回収用の第5の回収ガス流路11eを介して混合ガス流路4eと並列に接続され、また、第2回収用の第5の回収ガス流路11e′を介して混合ガス流路4e、回収ガス流路11eと並列に接続される。
真空ポンプ10cの入口は、吸着塔Aのゲート口3aに第3回収用の第1の回収ガス流路11a″を介して混合ガス流路4a、回収ガス流路11a、11a′と並列に接続され、吸着塔Bのゲート口3bに第3回収用の第2の回収ガス流路11b″を介して混合ガス流路4b、回収ガス流路11b、11b′と並列に接続され、吸着塔Cのゲート口3cに第3回収用の第3の回収ガス流路11c″を介して混合ガス流路4c、回収ガス流路11c、11c′と並列に接続され、吸着塔Dのゲート口3dに第3回収用の第4の回収ガス流路11d″を介して混合ガス流路4d、回収ガス流路11d、11d′と並列に接続され、吸着塔Eのゲート口3eに第3回収用の第5の回収ガス流路11e″を介して混合ガス流路4e、回収ガス流路11e、11e′と並列に接続される。第3の真空ポンプ10cの出口は流量計15cを介してバッファタンク16に接続される。
これにより、吸着塔Eにおいて、吸着塔A、B、C、Dと同様に昇圧工程、吸着工程、脱着工程を実行できる。また、脱着工程が実行されている吸着塔A、B、C、D、Eから流出する回収ガスを、真空ポンプ10a、10b、10cそれぞれに、回収ガス流路11a、11b、11c、11d、11e、11a′、11b′、11c′、11d′11e′、11a″、11b″、11c″、11d″、11e″を介して導くことができる。
洗浄オフガス流路25a、25b、25c、25d、25eそれぞれは、洗浄オフガス用開閉手段26により個別に開閉される。本実施形態においては、洗浄オフガス用開閉手段26として第3実施形態の開閉弁に追加して、洗浄オフガス流路25eを開閉する洗浄オフガス用の第5の開閉弁26eが設けられている。
吸着塔A、B、Cは、呼び径65A(内径70mm)、長さ500mmの円管により構成される円筒状容器とし、内部に吸着剤としてNa−X型ゼオライト(東ソー(株)製ゼオラムF−9HA)を2.0リットル充填した。
二酸化炭素35vol%、窒素65vol%の組成となるように二酸化炭素と窒素を混合したガスを、混合ガスとして回収ガス発生装置X1へ500リットル/hr(標準状態換算)の流量で供給した。
各吸着塔A、B、C内において、吸着工程における最高圧力は100kPa(ゲージ圧)、脱着工程における最低圧力は−95kPa(ゲージ圧)とした。吸着工程(昇圧工程含む)の1回の時間は100秒とした。脱着工程は第1単位脱着工程と第2単位脱着工程とに2分割し、単位脱着工程それぞれの1回の時間は100秒とした。
第1実施形態に従い吸着工程と脱着工程を繰り返すことで、208リットル/hr(標準状態換算)の流量で回収ガスを発生させたところ、回収ガスの二酸化炭素純度は80vol%、回収率は純分換算で95%であった。そして、同時に単位脱着工程を実行する2つの吸着塔から流出する回収ガスの合計流量の最大値と最小値は、無次元の相対値で表すと最小値が2.2、最大値が6であり、回収ガス流量がゼロになることはなかった。
尚、ガス分析はガスクロマトグラフィー(TCD)で行なった。
本実施例では、実施例1の吸着塔A、B、Cと同一形状、同一寸法で同一吸着剤を充填した吸着塔Dを追加し、脱着工程を第1単位脱着工程と第2単位脱着工程と第3単位脱着工程に3分割し、単位脱着工程それぞれの1回の時間を100秒とした。他は実施例1と同様の条件で第2実施形態に従い吸着工程と脱着工程を繰り返すことで、208リットル/hr(標準状態換算)の流量で回収ガスを発生させたところ、回収ガスの二酸化炭素純度は80vol%、回収率は純分換算で95%であった。そして、同時に単位脱着工程を実行する3つの吸着塔から流出する回収ガスの合計流量の最大値と最小値は、無次元の相対値で表すと最小値が4、最大値が5.2であり、回収ガス流量がゼロになることはなかった。
本比較例では、実施例1と同一形状、同一寸法で同一吸着剤を充填した2つの吸着塔A、Bを用い、脱着工程は分割することなく1回の時間は100秒とした。他は実施例1と同様の条件で第1比較例に従い吸着工程と脱着工程を繰り返すことで、208リットル/hr(標準状態換算)の流量で回収ガスを発生させたところ、回収ガスの二酸化炭素純度は80vol%、回収率は純分換算で95%であった。そして、脱着工程を実行する1つの吸着塔から流出する回収ガスの流量の最大値と最小値は、無次元の相対値で表すと最小値が0、最大値が10であり、回収ガス流量がゼロになることがあった。
吸着塔A、B、C、Dは、呼び径65A(内径70mm)、長さ500mmの円管により構成される円筒状容器とし、内部に吸着剤としてNa−X型ゼオライト(東ソー(株)製ゼオラムF−9HA)を2.0リットル充填した。
二酸化炭素35vol%、窒素65vol%の組成となるように二酸化炭素と窒素を混合したガスを、混合ガスとして回収ガス発生装置X1へ500リットル/hr(標準状態換算)の流量で供給した。
各吸着塔A、B、C、D内において、吸着工程における最高圧力は100kPa(ゲージ圧)、脱着工程における最低圧力は−95kPa(ゲージ圧)とした。吸着工程(昇圧工程含む)の1回の時間は100秒とした。洗浄工程も100秒とし、10kPa(ゲージ圧)の圧力で平均流量が60リットル/hr(標準状態換算)の流量で行った。脱着工程は第1単位脱着工程と第2単位脱着工程とに2分割し、単位脱着工程それぞれの1回の時間は100秒とした。
第3実施形態に従い吸着工程、洗浄工程、脱着工程を繰り返すことで、125リットル/hr(標準状態換算)の流量で回収ガスを発生させたところ、回収ガスの二酸化炭素純度は98vol%、回収率は純分換算で70%であった。そして、同時に単位脱着工程を実行する2つの吸着塔から流出する回収ガスの合計流量の最大値と最小値は、無次元の相対値で表すと最小値が2.1、最大値が4.5であり、回収ガス流量がゼロになることはなかった。
本実施例では、実施例3の吸着塔A、B、C、Dと同一形状、同一寸法で同一吸着剤を充填した吸着塔Eを追加し、脱着工程を第1単位脱着工程と第2単位脱着工程と第3単位脱着工程に3分割し、単位脱着工程それぞれの1回の時間を100秒とした。他は実施例3と同様の条件で第4実施形態に従い吸着工程、洗浄工程、脱着工程を繰り返すことで、125リットル/hr(標準状態換算)の流量で回収ガスを発生させたところ、回収ガスの二酸化炭素純度は98vol%、回収率は純分換算で70%であった。そして、同時に単位脱着工程を実行する3つの吸着塔から流出する回収ガスの合計流量の最大値と最小値は、無次元の相対値で表すと最小値が3.0、最大値が3.7であり、回収ガス流量がゼロになることはなかった。
本比較例では、実施例3と同一形状、同一寸法で同一吸着剤を充填した3つの吸着塔A、B、Cを用い、脱着工程は分割することなく1回の時間は100秒とした。他は実施例3と同様の条件で第2比較例に従い吸着工程、洗浄工程、脱着工程を繰り返すことで、125リットル/hr(標準状態換算)の流量で回収ガスを発生させたところ、回収ガスの二酸化炭素純度は98vol%、回収率は純分換算で70%であった。そして、脱着工程を実行する1つの吸着塔から流出する回収ガスの流量の最大値と最小値は、無次元の相対値で表すと最小値が0、最大値が8.2であり、回収ガス流量がゼロになることがあった。
例えば、回収成分を一酸化炭素、二酸化炭素以外としてもよい。
また、上記実施形態では一の脱着工程における分割された複数の単位脱着工程それぞれを、互いに異なる真空ポンプを用いて実行したが、一の脱着工程における分割された複数の単位脱着工程それぞれを、同一の真空ポンプを用いて実行してもよい。例えば図1の構成において、各吸着塔A、B、Cにおいて、昇圧・吸着工程の後に第1および第2の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行し、次に、昇圧・吸着工程の後に第1および第2の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10aによって実行することを繰り返す。詳述すると、吸着塔Aで第1の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行する時は、吸着塔Cで第2の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10bによって実行し、吸着塔Bで昇圧・吸着工程を実行する。次に、吸着塔Aで第2の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行する時は、吸着塔Bで第1の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10bによって実行し、吸着塔Cで昇圧・吸着工程を実行する。次に、吸着塔Bで第2の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10bによって実行する時は、吸着塔Cで第1の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行し、吸着塔Aで昇圧・吸着工程を実行する。次に、吸着塔Cで第2の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行する時は、吸着塔Aで第1の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10bによって実行し、吸着塔Bで昇圧・吸着工程を実行する。次に、吸着塔Aで第2の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10bによって実行する時は、吸着塔Bで第1の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行し、吸着塔Cで昇圧・吸着工程を実行する。次に、吸着塔Bで第2の単位脱着工程を第1の真空ポンプ10aによって実行する時は、吸着塔Cで第1の単位脱着工程を第2の真空ポンプ10bによって実行し、吸着塔Aで昇圧・吸着工程を実行する。これを繰り返すように供給用開閉手段5、排出用開閉手段9、回収用開閉手段12の開閉順序を設定する。すなわち、第1、第3実施形態においては、一つの脱着工程において第1単位脱着工程を実行する真空ポンプにより第2単位脱着工程を実行するようにしてもよく、また、第2、第4実施形態においては、一つの脱着工程において第1単位脱着工程を実行する真空ポンプにより第2、第3単位脱着工程を実行するようにしてもよい。
Claims (9)
- 混合ガスに含まれる回収成分に対して吸着選択性を有する吸着剤を、少なくとも3つの吸着塔に収納し、
前記吸着塔それぞれにおいて、加圧下で前記混合ガスの一部を前記吸着剤に吸着させる吸着工程と、吸着された前記混合ガスの一部を減圧下で前記吸着剤から脱着させる脱着工程とを交互に繰り返し、
前記吸着剤からの脱着ガスを、前記回収成分を前記混合ガスよりも高濃度に含む回収ガスとして、前記脱着工程が実行されている前記吸着塔から流出させる際に、
前記脱着工程を脱着開始時点からの実行順に分割された複数の単位脱着工程として、前記単位脱着工程を少なくとも何れか2つの吸着塔において同時に実行し、
同時に実行する前記単位脱着工程それぞれの脱着開始時点からの実行順が互いに異なるように、前記吸着塔それぞれにおける脱着開始時点を相異ならせ、
前記単位脱着工程を実行している前記吸着塔それぞれの内部を、互いに連通することがないように独立して減圧することを特徴とする回収ガスの発生流量平準化方法。 - 前記単位脱着工程を少なくとも何れか2つの吸着塔において同時に実行している間に、残りの少なくとも1つの吸着塔において内圧を上昇させる昇圧工程と前記吸着工程を実行する請求項1に記載の回収ガスの発生流量平準化方法。
- 前記吸着塔の数を3とし、
前記脱着工程を、脱着開始時点からの実行順が1番目の第1単位脱着工程と、2番目の第2単位脱着工程とに2分割し、
前記吸着塔の中の何れか1つにおける前記第1単位脱着工程と、前記吸着塔の中の別の何れか1つにおける前記第2単位脱着工程を、同時に実行し、
前記吸着塔の中の何れか2つにおいて前記第1単位脱着工程と前記第2単位脱着工程を実行している間に、前記吸着塔の中の残りの1つにおいて内圧を上昇させる昇圧工程と前記吸着工程を実行する請求項1に記載の回収ガスの発生流量平準化方法。 - 前記吸着塔の数を4とし、
前記脱着工程を、脱着開始時点からの実行順が1番目の第1単位脱着工程と、2番目の第2単位脱着工程と、3番目の第3単位脱着工程とに3分割し、
前記吸着塔の中の何れか1つにおける前記第1単位脱着工程と、前記吸着塔の中の別の何れか1つにおける前記第2単位脱着工程と、前記吸着塔の中のさらに別の何れか1つにおける前記第3単位脱着工程を、同時に実行し、
前記吸着塔の中の何れか3つにおいて前記第1単位脱着工程と前記第2単位脱着工程と前記第3単位脱着工程を実行している間に、前記吸着塔の中の残りの1つにおいて内圧を上昇させる昇圧工程と前記吸着工程を実行する請求項1に記載の回収ガスの発生流量平準化方法。 - 前記吸着塔の数を4とし、
前記脱着工程を、脱着開始時点からの実行順が1番目の第1単位脱着工程と、2番目の第2単位脱着工程とに2分割し、
前記吸着塔の中の何れか1つにおける前記第1単位脱着工程と、前記吸着塔の中の別の何れか1つにおける前記第2単位脱着工程を、同時に実行し、
前記吸着塔の中の何れか2つにおいて前記第1単位脱着工程と前記第2単位脱着工程を実行している間に、前記吸着塔の中の残りの2つの中の一方において内圧を上昇させる昇圧工程と前記吸着工程を実行すると共に、残りの2つの中の他方において前記脱着ガスの一部を洗浄ガスとして導入することにより、前記吸着剤に吸着されなかったガスを流出させる洗浄工程を実行する請求項1に記載の回収ガスの発生流量平準化方法。 - 前記吸着塔の数を5とし、
前記脱着工程を、脱着開始時点からの実行順が1番目の第1単位脱着工程と、2番目の第2単位脱着工程と、3番目の第3単位脱着工程とに3分割し、
前記吸着塔の中の何れか1つにおける前記第1単位脱着工程と、前記吸着塔の中の別の何れか1つにおける前記第2単位脱着工程と、前記吸着塔の中のさらに別の何れか1つにおける前記第3単位脱着工程を、同時に実行し、
前記吸着塔の中の何れか3つにおいて前記第1単位脱着工程と前記第2単位脱着工程と前記第3単位脱着工程を実行している間に、前記吸着塔の中の残りの2つの中の一方において内圧を上昇させる昇圧工程と前記吸着工程を実行し、残りの2つの中の他方において前記脱着ガスの一部を洗浄ガスとして導入することにより、前記吸着剤に吸着されなかったガスを流出させる洗浄工程を実行する請求項1に記載の回収ガスの発生流量平準化方法。 - 前記回収成分が二酸化炭素または一酸化炭素である請求項1〜6の中の何れか1項に記載の回収ガスの発生流量平準化方法。
- 圧力変動吸着法を利用して混合ガスから分離した回収成分を含む回収ガスを発生させる装置であって、
少なくとも3つの吸着塔と、
前記回収成分に対し吸着選択性を有すると共に前記吸着塔それぞれに収納される吸着剤と、
前記吸着塔の内部を減圧するために用いられる少なくとも2つの減圧装置と、
前記吸着塔それぞれに、加圧された前記混合ガスを導く少なくとも3つの混合ガス流路と、
前記混合ガス流路それぞれを個別に開閉可能な供給用開閉手段と、
前記減圧装置それぞれに、前記吸着塔それぞれから流出する前記回収ガスを導く少なくとも6つの回収ガス流路と、
前記回収ガス流路それぞれを個別に開閉可能な回収用開閉手段と、
前記吸着剤により吸着されなかったガスを吸着オフガスとして前記吸着塔それぞれから排出する少なくとも3つの吸着オフガス流路と、
前記吸着オフガス流路それぞれを個別に開閉可能な排出用開閉手段と、
前記吸着塔それぞれにおいて、加圧下で前記混合ガスの一部を前記吸着剤に吸着させる吸着工程と、吸着された前記混合ガスの一部を減圧下で前記吸着剤から脱着させる脱着工程とを交互に繰り返すように、前記供給用開閉手段、前記回収用開閉手段、および前記排出用開閉手段を開閉させる制御装置とを備え、
前記制御装置による前記供給用開閉手段、前記回収用開閉手段、および前記排出用開閉手段の開閉順序は、前記脱着工程を脱着開始時点からの実行順に分割された複数の単位脱着工程として、前記単位脱着工程が少なくとも何れか2つの吸着塔において同時に実行され、且つ、同時に実行する前記単位脱着工程それぞれの脱着開始時点からの実行順が互いに異なるように、前記吸着塔それぞれにおける脱着開始時点が相異なるものとされ、且つ、前記単位脱着工程を実行している前記吸着塔それぞれの内部が、互いに連通することがないように独立して減圧されるように設定され、
前記吸着剤からの脱着ガスを、前記回収成分を前記混合ガスよりも高濃度に含む回収ガスとして、前記脱着工程が実行されている前記吸着塔から流出させることを特徴とする回収ガス発生装置。 - 圧力変動吸着法を利用して混合ガスから分離した回収成分を含む回収ガスを発生させる装置であって、
少なくとも4つの吸着塔と、
前記回収成分に対し吸着選択性を有すると共に前記吸着塔それぞれに収納される吸着剤と、
前記吸着塔の内部を減圧するために用いられる少なくとも2つの減圧装置と、
前記吸着塔それぞれに、加圧された前記混合ガスを導く少なくとも4つの混合ガス流路と、
前記混合ガス流路それぞれを個別に開閉可能な供給用開閉手段と、
前記減圧装置それぞれに、前記吸着塔それぞれから流出する前記回収ガスを導く少なくとも8つの回収ガス流路と、
前記回収ガス流路それぞれを個別に開閉可能な回収用開閉手段と、
前記吸着剤により吸着されなかったガスを吸着オフガスとして前記吸着塔それぞれから排出する少なくとも4つの吸着オフガス流路と、
前記吸着オフガス流路それぞれを個別に開閉可能な排出用開閉手段と、
前記吸着塔から流出する前記吸着剤からの脱着ガスの一部を洗浄ガスとして、前記吸着塔それぞれに還流させる少なくとも4つの洗浄ガス流路と、
前記洗浄ガスを前記吸着塔に導入するために加圧する加圧手段と、
前記洗浄ガス流路それぞれを個別に開閉可能な洗浄用開閉手段と、
前記吸着剤により吸着されなかったガスと前記洗浄ガスの一部とを洗浄オフガスとして、前記吸着塔それぞれから排出する少なくとも4つの洗浄オフガス流路と、
前記洗浄オフガス流路それぞれを個別に開閉可能な洗浄オフガス用開閉手段と、
前記吸着塔それぞれにおいて、加圧下で前記混合ガスの一部を前記吸着剤に吸着させる吸着工程と、吸着された前記混合ガスの一部を減圧下で前記吸着剤から脱着させる脱着工程とを交互に繰り返すと共に、前記吸着工程と前記脱着工程の間において前記洗浄ガスの導入により前記吸着剤に吸着されなかったガスを流出させる洗浄工程を実行するように、前記供給用開閉手段、前記回収用開閉手段、前記排出用開閉手段、前記洗浄用開閉手段、および前記洗浄オフガス用開閉手段を開閉させる制御装置とを備え、
前記制御装置による前記供給用開閉手段、前記回収用開閉手段、前記排出用開閉手段、前記洗浄用開閉手段、および前記洗浄オフガス用開閉手段の開閉順序は、前記脱着工程を脱着開始時点からの実行順に分割された複数の単位脱着工程として、前記単位脱着工程が少なくとも何れか2つの吸着塔において同時に実行され、且つ、同時に実行する前記単位脱着工程それぞれの脱着開始時点からの実行順が互いに異なるように、前記吸着塔それぞれにおける脱着開始時点が相異なるものとされ、且つ、前記単位脱着工程を実行している前記吸着塔それぞれの内部が、互いに連通することがないように独立して減圧されるように設定され、
前記吸着剤からの脱着ガスを、前記回収成分を前記混合ガスよりも高濃度に含む回収ガスとして、前記脱着工程が実行されている前記吸着塔から流出させることを特徴とする回収ガス発生装置。
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