JP2013225803A - プログラム、記憶媒体及び使用帯域算出方法 - Google Patents

プログラム、記憶媒体及び使用帯域算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ送受信時に、送信側において、受信側に生じた処理の停滞原因を簡便に把握する。
【解決手段】電子機器10は、CPU100とネットワークアダプター400とを備え、CPU100において同時に複数のプログラムが実行可能であるとともに、ネットワークアダプター400によってネットワークに接続可能である。電子機器10のCPU100にて実行されるあるプログラム120は、ネットワークに接続する他の電子機器において処理される所定のデータを生成するデータ生成部122と、データ生成部122が生成した所定のデータを、ネットワークを介して他の電子機器に送信するデータ送信部123と、データ送信部123が送信する所定のデータのデータ量及び送信時間に基づいて当該プログラムによるネットワークの使用帯域を算出する自使用帯域算出部125を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、プログラム、記憶媒体及び使用帯域算出方法に関するものである。
従来、パーソナルコンピューター(PC)とプロジェクターとを含む画像転送システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のPCは、画像転送用のプログラム(アプリケーション)を保持し、当該プログラムを実行して、表示部に表示している画像をプロジェクターに転送する。
特開2011−123127号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像転送システムのように、PCからプロジェクターに画像データを転送するシステムにおいて、プロジェクター側の処理(例えば、PC上の表示画像の順次書き換えに伴う投影画像の更新処理)が停滞した場合に、簡便に処置の方針を決定できないという問題がある。
例えば、プロジェクターの処理が停滞した場合に、当該PCにおいて実行中の他のプログラム(画像転送用のプログラム以外のプログラム)によるCPUの負荷が非常に高ければ、当該他のプログラムを終了するという対応策が考えられる。一方、当該PCにおいて実行中の画像転送用のプログラムによるCPUの負荷が非常に高ければ、当該PCの増強等の検討が必要になる。
また、プロジェクターの処理が停滞した場合に、当該PCにおいて実行中の上記他のプログラムによる通信(又は、当該ネットワークを使用する他のPCによる通信)によってネットワークが混雑していれば、上記他のプログラムによる通信(又は、上記他のPCによる通信)を一時的に控えるといった対応策も考えられる。一方、当該PCにおいて実行中の画像転送用のプログラムによる通信によってネットワークが混雑していれば、当該ネットワークの増強等の検討が必要になる。
ところが、CPUの負荷ではなくネットワークの混雑が原因でプロジェクターの処理が停滞していると判断できた場合であっても、画像転送用のプログラムの通信による影響であるのか、他のプログラムの通信による影響であるのかを簡便に判断できないため、簡便に処置の方針を決定できないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、データ送受信時に、送信側において、受信側に生じた処理の停滞原因を簡便に把握することができる技術を提供する。
上記問題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、通信部を備え、前記通信部によってネットワークに接続可能である電子機器に、前記ネットワークに接続する他の電子機器において処理される所定のデータを生成するデータ生成ステップと、前記データ生成ステップにて生成した前記所定のデータを、前記ネットワークを介して前記他の電子機器に送信するデータ送信ステップとを実行させるプログラムであって、前記データ送信ステップにて送信する前記所定のデータのデータ量及び送信時間に基づいて当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域を算出する自使用帯域算出ステップを更に実行させることを特徴とする。
上記構成によれば、データを生成しネットワークを介してデータを送信するプログラム自体が、自身によるネットワークの使用帯域の数値を算出するため、データ送信側(当該プログラムを実行する電子機器、又は、当該電子機器から上記算出値を取得する他の電子機器)において、受信側に生じた処理の停滞原因を簡便に把握することができる。従って、簡便に処置の方針を決定し、適切な対応を採ることができる。
上記プログラムは、前記電子機器に、当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の算出値を取得する算出値取得ステップと、前記算出値取得ステップにて取得した当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の算出値、及び、前記自使用帯域算出ステップにて算出した当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の算出値に基づいて、使用帯域に関する表示情報を作成する表示情報作成ステップとを更に実行させるようにしてもよい。
上記構成によれば、データを生成しネットワークを介してデータを送信するプログラム自体が、ネットワークの使用帯域に関する表示情報を作成するため、より簡便に、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。また、受信側に生じた処理の停滞原因を把握する際に、ネットワークの状況を診断するソフトウェア等を別途実行させる必要がないため、ユーザーの負担を軽減させることができる。
上記プログラムにおいて、前記使用帯域に関する表示情報は、前記通信部の通信能力に対する当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の割合、及び、前記通信部の通信能力に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合をグラフ化した表示情報であってもよい。
上記構成によれば、当該プログラムを実行する電子機器全体のネットワーク使用率、当該プログラム単体のネットワーク使用率が一見して分かるため、より簡便に、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。
上記プログラムにおいて、前記使用帯域に関する表示情報は、前記通信部の通信能力に対する当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の割合、及び、当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合をグラフ化した表示情報であってもよい。
上記構成によれば、当該プログラムを実行する電子機器全体のネットワーク使用率、電子機器全体に占める当該プログラムのネットワークへの負担の割合が一見して分かるため、より簡便に、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。
上記プログラムは、前記電子機器は、同時に複数のプログラムが実行可能な処理部を備え、前記電子機器に、当該プログラムによる前記処理部への負荷の算出値を取得する算出値取得ステップと、前記算出値取得ステップにて取得した当該プログラムによる前記処理部への負荷の算出値、及び、前記自使用帯域算出ステップにて算出した当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の算出値に基づいて、前記処理部の処理能力に対する当該プログラムによる前記処理部への負荷の割合、及び、前記通信部の通信能力に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合をグラフ化した稼働状況に関する表示情報を作成する表示情報作成ステップとを更に実行させるようにしてもよい。
上記構成によれば、データを生成しネットワークを介してデータを送信するプログラム自体が作成する稼働状況に関する表示情報によって、当該プログラム単体の処理部への負荷(CPU使用率)、当該プログラム単体のネットワーク使用率が一見して分かるため、より簡便に、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。また、受信側に生じた処理の停滞原因を把握する際に、ネットワークの状況を診断するソフトウェア等を別途実行させる必要がないため、ユーザーの負担を軽減させることができる。
上記プログラムは、前記電子機器は、同時に複数のプログラムが実行可能な処理部を備え、前記電子機器に、当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の算出値、当該電子機器全体による前記処理部への負荷の算出値、当該プログラムによる前記処理部への負荷の算出値、及び、前記通信部の通信に利用される電波の電波強度の算出値を取得する算出値取得ステップと、前記算出値取得ステップにて取得した前記算出値、及び、前記自使用帯域算出ステップにて算出した当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の算出値に基づいて、稼働状況に関する表示情報を作成する表示情報作成ステップとを更に実行させるようにしてもよい。
上記構成によれば、データを生成しネットワークを介してデータを送信するプログラム自体が、より詳しい稼働状況に関する表示情報を作成するため、より簡便に、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。また、受信側に生じた処理の停滞原因を把握する際に、ネットワークの状況を診断するソフトウェア等を別途実行させる必要がないため、ユーザーの負担を軽減させることができる。
上記プログラムにおいて、前記稼働状況に関する表示情報は、前記処理部の処理能力に対する当該電子機器全体による前記処理部への負荷の割合、前記通信部の通信能力に対する当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の割合、当該電子機器全体による前記処理部への負荷に対する当該プログラムによる前記処理部への負荷の割合、当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合、及び、最大の電波強度に対する前記算出値の割合をグラフ化した表示情報であってもよい。
上記構成によれば、上述のような詳細な情報が一見して分かるため、より簡便に、かつ、正確に、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。
上記プログラムにおいて、前記表示情報作成ステップは、時系列の前記表示情報を作成するようにしてもよい。
上記構成によれば、過去の履歴を参考にして、受信側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。
上記プログラムにおいて、前記表示情報作成ステップは、稼働状況に応じたメッセージを含む前記表示情報を作成するようにしてもよい。
上記構成によれば、メッセージを参考にして、処置の方針を決定し、適切な対応を採ることができる。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である記憶媒体は、上記プログラムを記憶することを特徴とする。
上記構成によれば、上述の効果を得ることができる。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である使用帯域算出方法は、通信部を備え、前記通信部によってネットワークに接続可能である電子機器における使用帯域算出方法であって、前記ネットワークに接続する他の電子機器において処理される所定のデータを生成するデータ生成ステップと、前記データ生成ステップにて生成した前記所定のデータを、前記ネットワークを介して前記他の電子機器に送信するデータ送信ステップと、前記データ送信ステップにて送信する前記所定のデータのデータ量及び送信時間に基づいて、前記所定のデータの送信処理による前記ネットワークの使用帯域を算出する自使用帯域算出ステップとを有することを特徴とする。
上記構成によれば、上述の効果を得ることができる。
本発明の実施形態によるプログラムを実装したパーソナルコンピューターを含む画像転送システムの構成例である。 本発明の実施形態によるプログラムを実装したパーソナルコンピューターの構成例である。 ディスプレイに表示される表示画面の一例である。 本発明の実施形態によるプログラムを実装したパーソナルコンピューターの動作の一例を示すフローチャートである。 ディスプレイに表示される表示画面の他の一例である。 メッセージ記憶部に記憶される情報の一例及び表示画面の一例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態によるプログラムを実装したパーソナルコンピューター(PC)を含む画像転送システムの構成例である。画像転送システム1は、図1に示すように、本発明の実施形態によるプログラムを実装した少なくとも1台のPCを含むN(Nは自然数)台のPC(PC10−1、…、PC10−K、…PC10−N)と、ネットワーク機器20と、プロジェクター(表示装置)30とを含む。以下、本発明の実施形態によるプログラムを実装したPCをPC10と称する。
PC10は、キーボード200、マウス210、ディスプレイ300、ネットワークアダプター400を備える。PC10は、ネットワークアダプター400によって、無線ネットワーク90又は有線ネットワーク91を介して、ネットワーク機器20と通信する。
ネットワーク機器20は、例えばルーターであって、無線ネットワーク90又は有線ネットワーク91を介してデータ(例えば、画像データ)を送受信する。PC10は、ネットワーク機器20を介して、データ(例えば、画像データ)をプロジェクター30に送信する。プロジェクター30は、画像(例えば、PC10から送信された画像データによる画像)を投影面(例えば、スクリーンや壁面など)に投影する。
なお、画像転送システム1において、ネットワーク機器20−プロジェクター30間のネットワークは、無線であってもよい。また、画像転送システム1は、2台以上のネットワーク機器20を備えていてもよい。また、画像転送システム1は、PC10、ネットワーク機器20、プロジェクター30以外の電子機器を含んでいてもよく、例えば、ネットワーク機器20に接続する上記以外の電子機器(例えば、サーバー、複合機)を含んでいてもよい。
図2は、本発明の実施形態によるプログラムを実装したパーソナルコンピューターの構成例である。PC10は、図2に示すように、上述のキーボード200、マウス210、ディスプレイ300、ネットワークアダプター400に加え、CPU100、記憶部900を備える。記憶部900は、例えば、ハードディスクである。記憶部900は、例えば、OS110、アプリケーションプログラム120を記憶する。
CPU100は、PC10全体の処理を実行する。例えば、CPU100は、記憶部900から読み出されたOS110によって提供される機能(例えば、下記のOS110内の各部の機能)に基づく処理、アプリケーションプログラム120によって提供される機能(例えば、下記のアプリケーションプログラム120内の各部の機能)に基づく処理を実行する。なお、CPU100内にOS110及びアプリケーションプログラム120を図示しているが、これは、OS110及びアプリケーションプログラム120が記憶部900から読み出された状態である旨、即ち、CPU100がOS110及びアプリケーションプログラム120によって提供される機能に基づく処理を実行する旨を表している。
OS110は、図2に示すように、全使用帯域算出部111、負荷算出部112、電波強度算出部113を備える。なお詳細は後述する。また、OS110は、上記に加え、記憶部900に記憶されている複数のアプリケーションによって共通して利用される各機能(例えば、キーボード200、マウス210とのインターフェースに関係する入力制御機能、ディスプレイ300とのインターフェースに関係する出力制御機能、ネットワークアダプター400とのインターフェースに関係する通信制御機能、記憶部900へのアクセス機能)を提供する。
アプリケーションプログラム120は、記憶部900に記憶されている複数のアプリケーションプログラムの1つである。アプリケーションプログラム120は、図2に示すように、指示受付部121、データ生成部122、データ送信部123、算出値取得部124、自使用帯域算出部125、表示情報作成部126、送信実績記憶部127、算出値記憶部128、及び、表示形式記憶部129を備える。なお詳細は後述する。
なお、図2において、記憶部900に記憶されている複数のアプリケーションプログラムのうち1つのアプリケーションプログラム(アプリケーションプログラム120)をCPU100内に図示したが、PC10のCPU100は、同時に複数のアプリケーションプログラムが実行可能である。つまり、PC10は、同時に複数のプログラムが実行可能な処理部であるCPU100と、通信部であるネットワークアダプター400によってネットワークに接続可能な電子機器である。
指示受付部121は、キーボード200、マウス210を介してユーザーの指示を受け付ける。例えば、指示受付部121は、画像の転送開始/転送終了の指示、稼働状況の表示開始/表示終了の指示を受け付ける。
データ生成部122は、ネットワーク90(91)に接続する他の電子機器において処理される所定のデータを生成する。例えば、データ生成部122は、指示受付部121が画像の転送開始の指示を受け付けた場合に、ディスプレイ300に表示されている画像をキャプチャし、プロジェクター30において投影される画像データを生成する。
データ送信部123は、データ生成部122が生成したデータをネットワークアダプター400に出力することによって、ネットワーク90(91)を介して他の電子機器に送信する。例えば、データ送信部123は、データ生成部122が生成した画像データをネットワークアダプター400に出力することによって、ネットワーク90(91)を介してプロジェクター30に送信する。また、データ送信部123は、送信データのデータ量及び送信時間を送信実績記憶部127に記憶する。
自使用帯域算出部125は、データ送信部123が送信する所定のデータ(例えば、画像データ)のデータ量及び送信時間に基づいて、当該アプリケーションプログラム120によるネットワーク90(91)の使用帯域(「本アプリの使用帯域」と称する)を算出する。つまり、自使用帯域算出部125は、送信実績記憶部127に記憶されているデータ量及び送信時間に基づいて本アプリの使用帯域を算出する。具体的には、自使用帯域算出部125は、データ量を送信時間で除して本アプリの使用帯域を算出する。なお、自使用帯域算出部125は、ある瞬間における使用帯域の値を算出してもよいし、ある時間内における使用帯域の値を算出してもよい。例えば、自使用帯域算出部125は、1画面分の画像データのデータ量を、当該1画面分の画像データの送信開始から送信完了迄の時間で除して本アプリの使用帯域を算出してもよいし、1画面の一部分の画像データのデータ量を、当該一部分の画像データの送信開始から送信完了迄の時間で除して本アプリの使用帯域を算出してもよいし、複数画面分の画像データのデータ量を、最初に送信した画面の画像データの送信開始から最後に送信した画像の送信完了迄の時間で除して本アプリの使用帯域を算出してもよい。自使用帯域算出部125は、本アプリの使用帯域の算出値を算出値記憶部128に記憶する。
ここで、「使用帯域」とは、データの送受信に使用される帯域であって、具体的には、単位時間あたりに送受信されるデータ量である。例えば、PC10からプロジェクター30にデータを送信する場合には、単位時間あたりに送信されるデータ量である。なお、「使用帯域」はこの定義に限定されず、これに類する他の値であってもよい。
算出値取得部124は、当該PC10全体によるネットワークの使用帯域(「PC全体の使用帯域」と称する)の算出値を取得する。具体的には、算出値取得部124は、全使用帯域算出部111に問い合せて、全使用帯域算出部111からPC全体の使用帯域の算出値を取得する。算出値取得部124は、PC全体の使用帯域の算出値を算出値記憶部128に記憶する。
なお、全使用帯域算出部111は、例えば、ネットワークアダプター400を監視して、PC全体の使用帯域を算出し、算出値を保持しておく。全使用帯域算出部111は、算出値取得部124からの問い合わせに応じて保持している算出値を算出値取得部124に出力する。また、本アプリの使用帯域の算出値を算出する際の基準となる時間(データ量を除すときの時間)と、PC全体の使用帯域の算出値を算出する際の基準となる時間(データ量を除すときの時間)とを揃えておくことが好ましい。
また、算出値取得部124は、当該PC10全体によるCPU100への負荷(「PC全体の負荷」と称する)の算出値、及び、当該アプリケーションプログラム120よるCPU100への負荷(「本アプリの負荷」と称する)の算出値を取得する。具体的には、算出値取得部124は、負荷算出部112に問い合せて負荷算出部112からPC全体の負荷の算出値、及び、本アプリの負荷の算出値を取得する。算出値取得部124は、PC全体の負荷の算出値、本アプリの負荷の算出値を算出値記憶部128に記憶する。
なお、負荷算出部112は、例えば、CPU100を監視して、PC全体の負荷、本アプリの負荷を算出し、算出値を保持しておく。負荷算出部112は、算出値取得部124からの問い合わせに応じて保持している算出値を算出値取得部124に出力する。
また、PC10が無線ネットワーク90を利用する場合には、算出値取得部124は、ネットワークアダプター400による通信に利用される電波の電波強度の算出値を取得する。具体的には、算出値取得部124は、電波強度算出部113に問い合せて負荷算出部112から上記電波強度を取得する。算出値取得部124は、電波強度の算出値を算出値記憶部128に記憶する。
なお、電波強度算出部113は、例えば、無線ネットワーク90の電波を監視して、電波強度を算出し、算出値を保持しておく。電波強度算出部113は、算出値取得部124からの問い合わせに応じて保持している算出値を算出値取得部124に出力する。
算出値記憶部128は、算出値取得部114が取得した算出値(PC全体の負荷の算出値、PC全体の使用帯域の算出値、本アプリの負荷の算出値、電波強度の算出値)、自使用帯域算出部115が算出した算出値(本アプリの使用帯域の算出値)を記憶する。また、算出部記憶部128は、CPU100の処理能力、ネットワークアダプター400の通信能力、最大の電波強度(快適な無線通信を実現する無線強度)の各値を記憶する。
ここで、「通信能力」とは、データを送受信する能力であって、具体的には、単位時間あたりに送受信可能なデータ量である。例えば、PC10からプロジェクター30にデータを送信する場合には、単位時間あたりに送信可能なデータ量である。なお、「通信能力」はこの定義に限定されず、これに類する他の値であってもよい。
表示形式記憶部129は、稼働状況に関する表示情報を作成する際に使用する表示形式(画面レイアウト情報)を記憶する。なお、稼働状況に関する表示情報には、ネットワーク90(91)の使用帯域に関する表示情報と、CPU100の負荷の状況に関する表示情報が含まれる。
表示情報作成部126は、算出値取得部114が取得した算出値、自使用帯域算出部115が算出した算出値に基づいて稼働状況に関する表示情報を作成する。
具体的には、まず、表示情報作成部126は、算出部記憶部128に記憶されている算出値等(PC全体の負荷の算出値、PC全体の使用帯域の算出値、本アプリの負荷の算出値、電波強度の算出値、本アプリの使用帯域の算出値、CPU100の処理能力の値、ネットワークアダプター400の通信能力の値、最大の電波強度の値)に基づいて以下の指標1、指標2、指標3、指標4、指標5を計算する。
(指標1)
指標1は、CPU100の処理能力に対するPC全体の負荷の割合(PC10全体のCPU使用率)である。表示情報作成部126は、PC全体の負荷の算出値をCPU100の処理能力の値で除して指標1を算出する。
(指標2)
指標2は、ネットワークアダプター400の通信能力に対するPC全体の使用帯域の割合(PC10全体のネットワーク使用率)である。表示情報作成部126は、PC全体の使用帯域の算出値をネットワークアダプター400の通信能力の値で除して指標2を算出する。
(指標3)
指標3は、PC全体の負荷に対する本アプリの負荷の割合である。表示情報作成部126は、本アプリの負荷の算出値をPC全体の負荷の算出値で除して指標3を算出する。
(指標4)
指標4は、PC全体の使用帯域に対する本アプリの使用帯域の割合である。表示情報作成部126は、本アプリの使用帯域の算出値をPC全体の使用帯域の算出値で除して指標4を算出する。
(指標5)
指標5は、最大の電波強度に対する算出値の割合である。表示情報作成部126は、電波強度の算出値を最大の電波強度の値で除して指標5を算出する。
続いて、表示情報作成部126は、表示形式記憶部129に記憶されている表示形式(画面レイアウト情報)に従って、上述の指標1〜指標5をグラフ化した表示情報を作成する。
なお、表示情報作成部126は、今回計算した指標1〜指標5を用いて、現在の稼働状況をグラフ化した表示情報を作成してもよいし、今回迄又は前回迄の各回に計算した指標1〜指標5を用いて、稼働状況の履歴を時系列にグラフ化した表示情報を作成してもよい。
表示情報作成部126は、上述の如く作成した表示情報をディスプレイ300に出力する。図3は、ディスプレイに表示される表示画面の一例である。図3(a)及び図3(b)は、表示形式記憶部129に記憶されている、ある表示形式による表示情報に基づく表示画面の一例である。
図3(a)は、現在の稼働状況を表している。図3(a)内の文言「PC全体の負荷」は、「CPU100の処理能力に対するPC全体の負荷の割合(即ち、指標1)」を省略して記載したものである。つまり、文言「PC全体の負荷」の右端の数値「91%」は、指標1の計算値である。また、文言「PC全体の負荷」と数値「91%」の間のグラフは、指標1の計算値「91%」のおおよその大きさが一見して分かるようにグラフ化したものである。
文言「PC全体の使用帯域」は、「ネットワークアダプター400の通信能力に対するPC全体の使用帯域の割合(即ち、指標2)」を省略した記載したものである。つまり、文言「PC全体の使用帯域」の右端の数値「42%」は、指標2の計算値である。また、文言「PC全体の使用帯域」と数値「42%」の間のグラフは、指標2の計算値「42%」のおおよその大きさが一見して分かるようにグラフ化したものである。
文言「本アプリの負荷」は、「PC全体の負荷に対する本アプリの負荷の割合(即ち、指標3)」を省略して記載したものである。つまり、文言「本アプリの負荷」の右端の数値「33%」は、指標3の計算値である。また、文言「本アプリの負荷」と数値「33%」の間のグラフは、指標3の計算値「33%」のおおよその大きさが一見して分かるようにグラフ化したものである。
文言「本アプリの使用帯域」は、「PC全体の使用帯域に対する本アプリの使用帯域の割合(即ち、指標4)」を省略して記載したものである。つまり、文言「本アプリの使用帯域」の右端の数値「18%」は、指標4の計算値である。また、文言「本アプリの使用帯域」と数値「18%」の間のグラフは、指標4の計算値「18%」のおおよその大きさが一見して分かるようにグラフ化したものである。
同様に、図3(a)内の文言「電波強度」は、「最大の電波強度に対する算出値の割合(即ち、指標5)」を省略して記載したものである。つまり、文言「電波強度」の右端の数値「60%」は、指標5の計算値である。また、文言「電波強度」と数値「60%」の間のグラフは、指標5の計算値「60%」のおおよその大きさが一見して分かるようにグラフ化したものである。
図3(b)は、稼働状況の履歴を表している。図3(b)のグラフは、今回迄の各回に計算した指標1〜指標5の計算値を時系列にプロットしている。なお、図3(a)の表示内容と図3(b)の表示内容とは、画面上部のタグ「現在」「ヒストリー」によって切り替え可能である。
図4は、本発明の実施形態によるプログラムを実装したパーソナルコンピューターの動作の一例を示すフローチャートである。図4(a)のフローチャートは、例えば、指示受付部121が画像の転送開始の指示を受け付けた場合に開始する。図4(b)のフローチャートは、例えば、周期的に開始する。
図4(a)において、データ生成部122は、ディスプレイ300に表示している画像をキャプチャし、画像データを生成する(ステップS10)。データ生成部122は、生成した画像データをデータ送信部123に出力する。データ送信部123は、データ生成部122から取得した画像データを、ネットワークアダプター400を介してネットワーク90(91)上のプロジェクター30に送信する(ステップS12)。続いて、データ送信部123は、送信した画像データのデータ量及び送信時間を送信実績記憶部127に記憶する(ステップS14)。図4(a)のフローチャートは終了する。
なお、画像データの生成単位及び送信単位は特に限定しない。例えば、データ生成部122はキャプチャした1画面の全体の画像データ(1画面分の画像データ)を生成し(ステップS10)、データ送信部123は1画面分の画像データ毎に、又は、1画面分の画像データを分割して1画面の一部の画像データ毎にプロジェクター30に送信してもよい(ステップS12)。
また例えば、データ生成部122はキャプチャした1画面の一部分の画像データ(1画面の一部の画像データ)を生成し(ステップS10)、データ送信部123は1画面の一部分の画像データ毎に、又は、一部分の画像データを1画面分に纏めて1画面分の画像データ毎に、プロジェクター30に送信してもよい(ステップS12)。
また、データ量及び送信時間の記憶単位は特に限定しない。例えば、データ送信部123は、画像データを、1画面分の画像データ毎にプロジェクター30に送信する場合には、1画面分の画像データのデータ量及び送信時間を記憶してもよい。また例えば、データ送信部123は、画像データを、1画面の一部の画像データ毎にプロジェクター30に送信する場合には、1画面の一部の画像データのデータ量及び送信時間を記憶してもよい。
図4(b)において、算出値取得部124は、PC全体の使用帯域の算出値、PC全体の負荷の算出値、本アプリの負荷の算出値、電波強度の算出値を取得し(ステップS20)、算出値記憶部128に記憶する(ステップS22)。自使用帯域算出部125は、送信実績記憶部127に記憶されているデータ量及び送信時間に基づいて本アプリの使用帯域を算出し(ステップS24)、算出値記憶部128に記憶する(ステップS26)。
表示情報作成部126は、稼働状況の表示の要否を判断する(ステップS28)。表示情報作成部126は、例えば、指示受付部121による稼働状況の表示開始の指示の受付後であって稼働状況の表示終了の指示の受付前は、稼働状況の表示は必要であると判断する。
稼働状況の表示は必要であると判断した場合(ステップS28:Yes)、表示情報作成部126は、算出値記憶部128に記憶に記憶されている算出値に基づいて稼働状況に関する表示情報を作成する(ステップS30)。具体的には、表示情報作成部126は、具体的には、まず、表示情報作成部126は、算出部記憶部128に記憶されている算出値に基づいて上記指標1〜指標5を計算し、続いて、表示形式記憶部129に記憶されている表示形式に従って、上記指標1〜指標5をグラフ化した表示情報を作成する。ステップS30に続いて、表示情報作成部126は、上述の如く作成した表示情報をディスプレイ300に出力する。ディスプレイ300は、表示情報作成部126が作成した表示情報を表示する(ステップS32)。そして、図4(b)のフローチャートは終了する。
一方、稼働状況の表示は不要であると判断した場合(ステップS28:No)、ステップS30、ステップS32を飛ばして、図4(b)のフローチャートは終了する。
なお、図4(b)のフローチャートにおいて、算出値取得部124の処理(ステップS20、ステップS22)と、自使用帯域算出部125による処理(ステップS24、ステップS26)の順序を入れ替えてもよい。
以上、アプリケーションプログラム120によれば、当該アプリケーションプログラム120自体が、ネットワーク90、91の稼動状況に関する表示情報を作成するため、ユーザーは、簡便に、プロジェクター30側に生じた処理の停滞原因を把握することができる。また、稼動状況に関する表示情報を作成する迄の過程において、別のプログラム(例えば、ネットワークの状況を診断するソフトウェア、CPU負荷を表示するソフトウェア)を別途起動させる必要がないため、ユーザーの負担を軽減させることができる。
なお、上記実施形態において、PC10は、図3に示した表示画面をディスプレイ300に表示し、稼働状況に関する表示情報として指標1〜指標5を表したが、他の表示画面によって指標1〜指標5を表してもよい。また、PC10は、指標1〜指標5以外の値を稼働状況に関する表示情報として表してもよい。即ち、表示情報作成部126は、図3に示した稼働状況に関する表示情報を作成すると説明したが、図3に示した稼働状況に関する表示情報以外の稼働状況に関する表示情報を作成してもよい。
例えば、表示情報作成部126は、上記指標3に代えて又は加えて下記指標3’を計算してもよい。また、表示情報作成部126は、上記指標4に代えて又は加えて下記指標4’を計算してもよい。
(指標3’)
指標3’は、CPU100の処理能力に対する本アプリの負荷の割合(本アプリのCPU使用率)である。表示情報作成部126は、算出部記憶部128に記憶されている本アプリの負荷の算出値を、算出部記憶部128に記憶されているCPU100の処理能力の値で除して指標3’を算出する。
(指標4’)
指標4’は、ネットワークアダプター400の通信能力に対する本アプリの使用帯域の割合(本アプリのネットワーク使用率)である。表示情報作成部126は、算出部記憶部128に記憶されている本アプリの使用帯域の算出値を、ネットワークアダプター400の通信能力の値で除して指標4’を算出する。
図5は、ディスプレイに表示される表示画面の他の一例である。なお、図3内の数値と図5内の数値とは夫々異なる場面の数値であって特に関連はない。
図5(a)及び図5(b)は、表示形式記憶部129に記憶されている、ある表示形式(画面レイアウト情報)による表示情報に基づく表示画面の一例である。なお、表示形式記憶部129に複数種類の表示形式を記憶し、表示情報作成部126は、ユーザーの指示に応じて、使用する一の表示形式を選択するようにしてもよい。
図5(a)は、現在の稼働状況を表している。図5(a)の文言「CPU使用率」の下のグラフ内の「Whole System」は、「CPU100の処理能力に対するPC全体の負荷の割合(即ち、指標1)」を表している。図5(a)の文言「CPU使用率」の下のグラフ内の「This App」は、「CPU100の処理能力に対する本アプリの負荷の割合(即ち、指標3’)」を表している。図5(a)の文言「ネットワーク使用率」の下のグラフ内の「Whole System」は、「ネットワークアダプター400の通信能力に対するPC全体の使用帯域の割合(即ち、指標2)」を表している。図5(a)の文言「ネットワーク使用率」の下のグラフ内の「This App」は、「ネットワークアダプター400の通信能力に対する本アプリの使用帯域の割合(即ち、指標4’)」を表している。図5(a)の文言「ワイヤレスLANアダプター電波強度」は、「最大の電波強度に対する算出値の割合(即ち、指標5)」を表している。
図5(b)は、稼働状況の履歴を表している。図5(b)のグラフは、今回迄の各回に計算した指標1、指標2、指標3’、指標4’、指標5の計算値を時系列にプロットしている。なお、図5(a)の表示内容と図5(b)の表示内容とは、画面上部のタグ「現在」「ヒストリー」によって切り替え可能である。
また、図3、図5に示した表示画面は、ネットワーク90(91)の使用帯域に関する表示情報、CPU100の負荷の状況に関する表示情報を含む稼働状況に関する表示情報を表したものであるが、PC10は、ネットワーク90(91)の使用帯域に関する表示情報のみを表してもよい。
例えば、表示形式記憶部129は、ネットワーク90(91)の使用帯域に関する表示情報のみを表する表示形式(画面レイアウト情報)を記憶し、表示情報作成部126は、例えば、当該表示形式に従って、「ネットワークアダプター400の通信能力に対するPC全体の使用帯域の割合(即ち、指標2)」及び「ネットワークアダプター400の通信能力に対する本アプリの使用帯域の割合(即ち、指標4’)を表示する表示情報を作成してもよい。また、表示情報作成部126は、例えば、上記表示形式に従って、「ネットワークアダプター400の通信能力に対するPC全体の使用帯域の割合(即ち、指標2)」及び「PC全体の使用帯域に対する本アプリの使用帯域の割合(即ち、指標4)」を表示する表示情報を作成してもよい。
また、図3、図5に示した表示画面は、PC全体に関する情報、本アプリに関する情報を含む稼働状況に関する表示情報を表しているが、PC10は、本アプリに関する情報のみを表してもよい。
例えば、表示形式記憶部129は、本アプリに関する表示情報のみを表する表示形式(画面レイアウト情報)を記憶し、表示情報作成部126は、例えば、当該表示形式に従って、「CPU100の処理能力に対する本アプリの負荷の割合(即ち、指標3’)」及び「ネットワークアダプター400の通信能力に対する本アプリの使用帯域の割合(即ち、指標4’)を表示する表示情報を作成してもよい。また、表示情報作成部126は、例えば、当該表示形式に従って、「PC全体の負荷に対する本アプリの負荷の割合(即ち、指標3)」及び「PC全体の使用帯域に対する本アプリの使用帯域の割合(即ち、指標4)」を表示する表示情報を作成してもよい。
また、上述したように、アプリケーションプログラム120によれば、ユーザーは、簡便に、プロジェクター30側に生じた処理の停滞原因を把握することができるため、当該ユーザーが、コンピュータシステム全般の知識を有していれば、停滞原因に対する処置の方針を決定することができる。しかしながら、コンピュータシステム全般の知識を有していなければ、停滞原因に対する処置の方針を決定することができない場合がある。
従って、PC10は、稼働状況に応じたメッセージをディスプレイ300に表示するようにしてもよい。具体的には、例えば、PC10は、上記各算出値(PC全体の負荷の算出値、PC全体の使用帯域の算出値、本アプリの負荷の算出値、電波強度の算出値、本アプリの使用帯域の算出値)、又は、上記各指標(例えば、指標1、指標2、指標3、指標4、指標5、指標3’、指標4’)の値の範囲とメッセージとを記憶するメッセージ記憶部(非図示)を更に備え、表示情報作成部126は、稼働状況に応じたメッセージを含む表示情報を作成するようにしてもよい。上記場合には、表示形式記憶部129は、メッセージの表示欄を含む表示形式(画面レイアウト情報)を記憶する。
図6は、メッセージ記憶部に記憶される情報の一例及び表示画面の一例である。メッセージ記憶部は、例えば図6(a)(b)に示すように、各指標の値の組合せに対応付けてメッセージを記憶する。なお、図6(a)の「a」の値は大きくない値(例えば、60未満)の範囲(例えば、0〜50)、「b」の値は非常に大きい値(例えば、80以上)の範囲(例えば、81〜100)、「e」の値はそれほど大きくはない値(例えば、70未満)の範囲(例えば、0〜69)、「f」の値は大きくない値(例えば、60未満)の範囲(例えば、0〜50)、「g」の値はそれほど大きくはない値(例えば、70未満)の範囲(例えば、0〜60)である。つまり、図6(a)(b)の例は、『CPU100の負荷ではなく無線ネットワーク90の混雑が原因でプロジェクターの処理が停滞し、かつ、アプリケーションプログラム120の通信による影響は少ないという判断が可能な各指標の値の組み合わせ』に対応付けて「他のプログラムによってネットワークが混雑しております。他のプログラムによる通信を一時的に控えて下さい。」というメッセージを記憶している。
表示情報作成部126は、図6(a)(b)に示した情報がメッセージ記憶部に記憶されている場合に、計算した指標1の値が値「a」、計算した指標2の値が値「b」、計算した指標4の値が値「e」(又は、計算した指標4’の値が値「f」)、計算した指標5の値が値「g」であるときは、図6(c)に示すような、「他のプログラムによってネットワークが混雑しております。他のプログラムによる通信を一時的に控えて下さい。」といったメッセージを含む表示画面を表示するための表示情報を作成する。
また、上記実施形態では、アプリケーションプログラム120を実行するPC10のディスプレイ300に稼働状況に関する表示情報を表示したが、他の装置にて稼働状況に関する表示情報を表示してもよい。他の装置にて稼働状況に関する表示情報を表示する態様の場合、アプリケーションプログラム120は、表示情報作成部126及び表示形式記憶部129を備えなくてもよい。
例えば、他の装置に、アプリケーションプログラム120の表示情報作成部126及び表示形式記憶部129に相当する機能を具備させる。PC10は、稼働状況に関する表示情報を作成する際に必要となる情報(算出値取得部124が取得した算出値、自使用帯域算出部125が算出した算出値等)を算出値記憶部128に記憶する。他の装置は、ネットワーク90、91、又は、記憶媒体(USB等)を介してPC10の算出値記憶部128に記憶されている情報を取得し、PC10の表示情報作成部126と同様に、稼働状況に関する表示情報を作成し、当該他の装置の表示部に出力する。なお、CPU100の処理能力、ネットワークアダプター400の通信能力、最大の電波強度の各値は、PC10に記憶してもよいし、他の装置に記憶してもよい。
また、本発明の表示装置は、投影面に画像を投影するプロジェクターに限定されず、液晶表示パネルに画像を表示する液晶モニターまたは液晶テレビ、或いは、PDP(プラズマディスプレイパネル)に画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機、OLED(Organic Light-emitting-diode)、OEL(Organic Electro-Luminescence)等と呼ばれる有機EL表示パネルに画像を表示するモニター装置またはテレビ受像機等の自発光型の表示装置など、各種の表示装置も本発明の表示装置に含まれ、入力された画像信号に基づく画像をカラー表示することができる携帯型の表示装置も含まれる。)
以上、この発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…画像転送システム 10…パーソナルコンピューター 20…ネットワーク機器 30…プロジェクター 90…無線ネットワーク 91…有線ネットワーク 100…CPU 110…OS 111…全使用帯域算出部 112…負荷算出部 113…電波強度算出部 120…アプリケーションプログラム 121…指示受付部 122…データ生成部 123…データ送信部 124…算出値取得部 125…自使用帯域算出部 126…表示情報作成部 127…送信実績記憶部 128…算出値記憶部 129…表示形式記憶部 200…キーボード 210…マウス 300…ディスプレイ 400…ネットワークアダプター 900…記憶部

Claims (11)

  1. 通信部を備え、前記通信部によってネットワークに接続可能である電子機器に、
    前記ネットワークに接続する他の電子機器において処理される所定のデータを生成するデータ生成ステップと、
    前記データ生成ステップにて生成した前記所定のデータを、前記ネットワークを介して前記他の電子機器に送信するデータ送信ステップと
    を実行させるプログラムであって、
    前記データ送信ステップにて送信する前記所定のデータのデータ量及び送信時間に基づいて当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域を算出する自使用帯域算出ステップを
    更に実行させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記電子機器に、
    当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の算出値を取得する算出値取得ステップと、
    前記算出値取得ステップにて取得した当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の算出値、及び、前記自使用帯域算出ステップにて算出した当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の算出値に基づいて、使用帯域に関する表示情報を作成する表示情報作成ステップと
    を更に実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記使用帯域に関する表示情報は、
    前記通信部の通信能力に対する当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の割合、及び、前記通信部の通信能力に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合をグラフ化した表示情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記使用帯域に関する表示情報は、
    前記通信部の通信能力に対する当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の割合、及び、当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合をグラフ化した表示情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  5. 前記電子機器は、同時に複数のプログラムが実行可能な処理部を備え、
    前記電子機器に、
    当該プログラムによる前記処理部への負荷の算出値を取得する算出値取得ステップと、
    前記算出値取得ステップにて取得した当該プログラムによる前記処理部への負荷の算出値、及び、前記自使用帯域算出ステップにて算出した当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の算出値に基づいて、前記処理部の処理能力に対する当該プログラムによる前記処理部への負荷の割合、及び、前記通信部の通信能力に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合をグラフ化した稼動状況に関する表示情報を作成する表示情報作成ステップと
    を更に実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  6. 前記電子機器は、同時に複数のプログラムが実行可能な処理部を備え、
    前記電子機器に、
    当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の算出値、当該電子機器全体による前記処理部への負荷の算出値、当該プログラムによる前記処理部への負荷の算出値、及び、前記通信部の通信に利用される電波の電波強度の算出値を取得する算出値取得ステップと、
    前記算出値取得ステップにて取得した前記算出値、及び、前記自使用帯域算出ステップにて算出した当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の算出値に基づいて、稼働状況に関する表示情報を作成する表示情報作成ステップと
    を更に実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  7. 前記稼働状況に関する表示情報は、
    前記処理部の処理能力に対する当該電子機器全体による前記処理部への負荷の割合、前記通信部の通信能力に対する当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域の割合、当該電子機器全体による前記処理部への負荷に対する当該プログラムによる前記処理部への負荷の割合、当該電子機器全体による前記ネットワークの使用帯域に対する当該プログラムによる前記ネットワークの使用帯域の割合、及び、最大の電波強度に対する前記算出値の割合をグラフ化した表示情報である
    ことを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記表示情報作成ステップは、
    時系列の前記表示情報を作成する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項7の何れか1項に記載のプログラム。
  9. 前記表示情報作成ステップは、
    稼働状況に応じたメッセージを含む前記表示情報を作成する
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項8の何れか1項に記載のプログラム。
  10. 請求項1乃至請求項9に記載の何れか1項に記載のプログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
  11. 通信部を備え、前記通信部によってネットワークに接続可能である電子機器における使用帯域算出方法であって、
    前記ネットワークに接続する他の電子機器において処理される所定のデータを生成するデータ生成ステップと、
    前記データ生成ステップにて生成した前記所定のデータを、前記ネットワークを介して前記他の電子機器に送信するデータ送信ステップと、
    前記データ送信ステップにて送信する前記所定のデータのデータ量及び送信時間に基づいて、前記所定のデータの送信処理による前記ネットワークの使用帯域を算出する自使用帯域算出ステップとを
    有することを特徴とする使用帯域算出方法。
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