JP2003163916A - ストリーム配信システム、ストリーム送信装置、及び、中継装置 - Google Patents

ストリーム配信システム、ストリーム送信装置、及び、中継装置

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JP2003163916A
JP2003163916A JP2001361577A JP2001361577A JP2003163916A JP 2003163916 A JP2003163916 A JP 2003163916A JP 2001361577 A JP2001361577 A JP 2001361577A JP 2001361577 A JP2001361577 A JP 2001361577A JP 2003163916 A JP2003163916 A JP 2003163916A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリームについて、分割された部分区間単
位のデータレート及び該データレートに基づき設定され
る目標送信レートに対応して送信レートの制御を行う。
各部分区間の遅延による送信レートの揺らぎを補正し、
ネットワークの無駄な帯域の利用や確保を無くしてリソ
ースを有効活用し、また、処理する通信プロトコル数を
減らす。 【解決手段】 ストリーム送信装置は、ストリームの全
部または部分区間についてデータレートを検出する手
段、データレートを所定値分上回る目標送信レートを設
定する手段、目標送信レートをパケット内に記述する手
段、実送信レートを測定し、送信レートを目標送信レー
トに近づける調整を行う手段などを有し、また、中継装
置も、パケット内に記述されている目標送信レートを検
出し、実送信レートを測定し、送信レートを目標送信レ
ートに近づける調整を行う手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データファイルの
全体ではなく所定区間(所定量)のデータがダウンロー
ドされてバッファに読み込まれた時点で再生可能な音声
や動画などのストリームデータを配信するストリーム配
信システム、ストリーム送信装置、及び、中継装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】インターネットなどのネットワーク上に
おいて、音声や動画などのデータファイルをダウンロー
ドしながらリアルタイムに再生することは、ストリーミ
ングと呼ばれる。また、このようにデータのダウンロー
ドと再生とを同時に行うことができる形式のデータは、
ストリームデータと呼ばれる。
【0003】ストリーム形式でない音声データや動画デ
ータは、一旦ハードディスクなどの記憶装置にデータフ
ァイル全体をダウンロードされてから再生されるのが一
般的である。その場合、ユーザは、データファイル全体
がダウンロードされるまで待たなければならない。一
方、音声や動画などのストリームデータは、ダウンロー
ドと再生とを同時に行うことができるので、ユーザは、
データファイル全体がダウンロードされるまで再生を待
つ必要がない。
【0004】従来のストリーム配信方法では、受信装置
側は、送信装置側から送信されてきた音声や動画などの
ストリームデータを受信した時点で、直ちに受信したス
トリームデータをデコードして再生するのではなく、ス
トリームデータの持つデータレートを満たすような一定
量のストリームデータをバッファメモリに蓄積してか
ら、デコードして再生する。
【0005】図10に従来のストリーム配信システムの
例を示す。ストリーム配信においては、送信側におい
て、まず、配信する対象となる音声や動画などのソース
信号があり、これを所定の符号化方式でエンコードして
ストリームデータを生成する。符号化方式や圧縮品質な
どによりそのデータレートが定まる。そして、受信側か
らの要求に基づき、所定の送信レートでストリームデー
タが送信される。実際の送信レートはネットワークの状
況などにより変動する。受信側では、ストリームデータ
を受信してバッファに蓄積する。受信側のデコーダは、
ストリームの持つデータレートに応じた所定量が蓄積さ
れてから再生を開始する。
【0006】また、ストリーム配信においては、ネット
ワークの帯域を確保するためのプロトコルとしてRSV
P(Resource ReSerVation Protocol )が使用されるこ
とがある。このプロトコルは、送信装置と受信装置の間
の1つの経路上に存在する中継装置(ルータ)に対して
予め通信のための帯域を予約する機能を持つ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のストリーム配信
方法では、ネットワーク上のある回線の空いている帯域
全てを利用してストリームを転送してしまうことが起こ
ることにより、ネットワークのリソースを無駄に使用し
てしまうという問題があった。また、帯域確保専用のプ
ロトコルを用いて処理する必要があったり、その場合
に、帯域確保プロトコルは、単一ストリーム中の部分的
なデータレートの揺らぎに対応できないため、最大の部
分のデータレートで帯域を確保する必要があり、無駄に
帯域を確保してしまうという問題があった。さらには、
一時的に何らかの要因によりデータの送信が滞って送信
レートが変動した場合に、確保された帯域を超えて本来
のデータ送信レートに追いつくための処理機構が無いと
いう問題点があった。
【0008】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、ストリーム送信装置及び中継装置において
ストリームの分割された部分区間ごとのデータレート及
び該データレートに基づき設定される目標送信レートに
対応して送信レートの制御を行うことにより、上記各部
分区間の遅延による送信レートの揺らぎを補正し、ネッ
トワークの無駄な帯域の利用や確保を無くしてリソース
を有効活用し、また、処理する通信プロトコル数を減ら
すことのできるストリーム配信システム、ストリーム送
信装置、及び、中継装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、マルチメディア・ストリ
ームを配信するストリーム送信装置と、ストリームを受
信して再生する受信装置と、ストリームの伝送の中継を
行う中継装置と、がネットワークを介して接続されるス
トリーム配信システムであって、ストリーム送信装置
は、ストリームの全部または分割された部分区間につい
てのデータレートを検出するデータレート検出手段と、
ストリームの全部または分割された部分区間について、
データレートを所定値分上回る目標送信レートを設定す
る目標送信レート設定手段と、ストリームの全部または
分割された部分区間について、目標送信レートを通信プ
ロトコルのパケット内に記述する送信レート記述手段
と、ストリームの全部または分割された部分区間につい
て、実送信レートを測定し、送信レートを目標送信レー
トに近づける調整を行う第1の送信レート調整手段と、
を有し、中継装置は、パケットを参照して送受信ノード
とストリームとを特定するストリーム特定手段と、スト
リームの全部または分割された部分区間について、パケ
ット内に記述されている目標送信レートを検出し、ま
た、実送信レートを測定し、送信レートを目標送信レー
トに近づける調整を行う第2の送信レート調整手段と、
を有することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、マルチメディア・
ストリームを配信するストリーム送信装置と、ストリー
ムを受信して再生する受信装置と、ストリームの伝送の
中継を行う中継装置と、がネットワークを介して接続さ
れるストリーム配信システムにおけるストリーム送信装
置であって、ストリームの全部または分割された部分区
間についてのデータレートを検出するデータレート検出
手段と、ストリームの全部または分割された部分区間に
ついて、データレートを所定値分上回る目標送信レート
を設定する目標送信レート設定手段と、ストリームの全
部または分割された部分区間について、目標送信レート
を通信プロトコルのパケット内に記述する送信レート記
述手段と、ストリームの全部または分割された部分区間
について、実送信レートを測定し、送信レートを目標送
信レートに近づける調整を行う送信レート調整手段と、
を有することを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、送信レート調整手段は、ストリームの分割
された部分区間について、実送信レートが目標送信レー
ト未満だった場合、直後から連続するストリームの1つ
以上の部分区間について、各々の目標送信レートを超え
るレートで挽回送信することを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、送信レート調整手段は、ストリームの分割
された部分区間について、実送信レートが目標送信レー
トを超えた場合、目標送信レートに下がるまで送信を一
時停止する、または、直後から連続するストリームの1
つ以上の部分区間について各々の目標送信レート未満の
レートに抑制して送信することを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、目標送信レートのデータレートに対する倍
率の上限を定めることを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において、挽回送信の際の送信レートについて、目標
送信レートに対する倍率の上限を定めることを特徴とし
ている。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項2記載の発
明において、ストリームに対して、MACアドレスや装
置内部情報をもとに作成したGUID(グローバルユニ
ークID)を付与し、通信プロトコルのパケット内に記
述することを特徴としている。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項2記載の発
明において、送信レート記述手段は、ストリームの全部
または分割された部分区間について、目標送信レートを
通信プロトコルのパケットのヘッダ部に記述することを
特徴としている。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項2記載の発
明において、送信レート記述手段は、ストリームの全部
または分割された部分区間について、目標送信レートを
通信プロトコルのパケットのストリームデータ部に記述
することを特徴としている。
【0018】請求項10記載の発明は、マルチメディア
ストリームを配信する送信装置と、ストリームを受信し
て再生する受信装置と、ストリームの伝送の中継を行う
中継装置と、がネットワークを介して接続されるストリ
ーム配信システムにおける中継装置であって、パケット
を参照して送受信ノードとストリームとを特定するスト
リーム特定手段と、ストリームの全部または分割された
部分区間について、パケット内に記述されている目標送
信レートを検出し、また、その時点での実送信レートを
測定し、送信レートを目標送信レートに近づける調整を
行う送信レート調整手段と、を有することを特徴として
いる。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、送信レート調整手段は、ストリームの
分割された部分区間について、実送信レートが目標送信
レート未満だった場合、直後から連続するストリームの
1つ以上の部分区間について、各々の目標送信レートを
超える送信レートで挽回送信することを特徴としてい
る。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の発明において、送信レート調整手段は、ストリームの
分割部分区間について、実送信レートがが目標送信レー
トを超えた場合、目標送信レートに下がるまで送信を一
時停止する、または、直後から連続するストリームの1
つ以上の区間について各々の目標送信レート未満のレー
トに抑制して送信することを特徴としている。
【0021】請求項13記載の発明は、請求項10記載
の発明において、目標送信レートのデータレートに対す
る倍率の上限を定めることを特徴としている。
【0022】請求項14記載の発明は、請求項10記載
の発明において、挽回送信の際の送信レートについて、
目標送信レートに対する倍率の上限を定めることを特徴
としている。
【0023】請求項15記載の発明は、請求項10記載
の発明において、ストリーム特定手段は、ストリームの
全部または分割された部分区間について、目標送信レー
トを通信プロトコルのパケットのヘッダ部から検出する
ことを特徴としている。
【0024】請求項16記載の発明は、請求項10記載
の発明において、ストリーム特定手段は、ストリームの
全部または分割された部分区間について、目標送信レー
トを通信プロトコルのパケットのストリームデータ部か
ら検出することを特徴としている。
【0025】請求項17記載の発明は、請求項10記載
の発明において、ストリーム特定手段は、パケットが含
むGUID(グローバルユニークID)を検出して送受
信機器とストリームとを特定することを特徴としてい
る。
【0026】請求項18記載の発明は、請求項10記載
の発明において、ストリーム特定手段は、パケットが含
む送信元及び宛先のIPアドレス及びポート番号により
送受信機器とストリームとを特定することを特徴として
いる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の
実施の形態におけるストリーム配信システムの構成の概
要を示す図である。本システムは、インターネットなど
のネットワーク上において、ストリーム送信装置100
と、中継装置200と、ストリーム受信装置300と、
を含んで構成される。
【0028】ストリーム送信装置100は、ネットワー
クを介して、ストリーム受信装置300からの要求に応
じて音声や動画などのストリームデータを配信するサー
バコンピュータである。中継装置200は、ネットワー
ク間を接続し、データ中継を行うノードであり、インタ
ーネットではルータ(レイヤ3スイッチ)に相当する装
置である。受信装置300は、ネットワークを介して送
信装置100から音声や動画などのストリームデータを
受信するサービスを受ける側のクライアントであり、ユ
ーザの使用するPCなどである。なお、受信装置300
としては、PC以外にビデオデッキやテレビジョン受像
機、ホームサーバなどであっても良い。
【0029】ネットワークA、B、Cは、例えばEth
ernetや家庭内ネットワークなどのLANなどであ
り、中継装置やバックボーンを介して相互接続される。
また、図1では、ネットワークに単数の装置が接続され
ているが、勿論実際は複数の装置が接続される。ネット
ワークのトポロジは特に限定されない。
【0030】図2は、ストリーム送信装置100の構成
を示すブロック図である。送信装置100は、MPEG
エンコーダ11、ストリーム配信処理手段12、CPU
13、ROM14、RAM15、ネットワークI/F1
6、及びHDD(ハードディスクドライブ)17を備え
ている。
【0031】MPEGエンコーダ11は、外部からの映
像などの信号(配信に用いるソース信号)を所定のデー
タレートのMPEG−2(Moving Picture Experts Gro
up 2)ストリームにエンコードするモジュールであり、
エンコードされたストリームは、HDD17に記憶され
る。なお、ソース信号の符号化方法はMPEG−2以外
のものであっても良いが本実施例ではMPEG−2を例
に採っている。
【0032】CPU13は、送信装置の全体制御を行う
プロセッサである。ROM14は、読み出し専用メモリ
であり、本発明の処理を実現するプログラムが格納され
ている。本プログラムは、主記憶へロードされてCPU
13により実行される。RAM15は、CPU13が行
う処理において必要となる各種データを一時的に格納す
るメモリである。
【0033】ネットワークI/F(インターフェース)
16は、ストリーム送信要求のIPパケットの受信処理
を行い、また、ストリームデータのIPパケットの送信
処理を行うモジュールである。HDD17は、磁気ディ
スクにデータを読み書きする記憶装置であり、受信装置
300に対して配信されるストリームデータを保存す
る。
【0034】ストリーム配信処理部12は、RTP/U
DP/IPなどを用いたストリーム配信のメイン処理を
行うモジュールである。RTP(Real-time Transport
Protocol)は、パケットに対する同期再生のためのタイ
ムスタンプの付与などを行うプロトコルである。UDP
は、コネクションレス型プロトコルであり、ストリーム
データの送信に用いられる。IPは、ネットワーク間の
転送を処理するプロトコルである。また、ストリーム配
信処理手段12は、本発明の送信レート制御手段を含
む。送信レート制御手段は、単位ストリームについて、
全体、または、所定の部分に分割されたその部分区間
(以下「部分区間」)単位で、本発明の送信レートの制
御・調整処理を行う。本実施例では、MPEG−2を符
号化方式として使用し、MPEGストリームを構成する
GOP(Group Of Picture)単位で、実際の送信レート
を目標送信レートに近づける調整処理を行う。
【0035】ストリーム配信処理手段12は、送信レー
ト制御手段として、データレート検出部121、目標送
信レート設定部122、送信レート記述部123、及
び、送信レート調整部124を含む。
【0036】データレート検出部121は、配信対象の
ストリームについて、部分区間単位でそのデータレート
の検出を行う。検出は、ストリームやピクチャのヘッダ
部に記述されている情報などを参照することにより行
う。
【0037】目標送信レート設定部122は、ストリー
ムの部分区間単位で、上記データレート検出部121に
より検出されたデータレートを用いて目標送信レートを
設定する処理を行う。目標送信レートとは、ストリーム
の送信に余裕を持たせるために予め送信側においてデー
タレートに対して見積もるレートである。データレート
に対して所定の倍率(これを「目標送信レート倍率α」
とする)を乗じることにより目標送信レートを定める。
目標送信レート倍率αの値は、ストリーム通信に対する
ポリシー設定などの要因により変化し得る。
【0038】また、目標送信レート設定部122は、目
標送信レート倍率αについて、その上限値を予め定めて
おくことにより、ストリームに対して過大な送信レート
を設定しないようにする。
【0039】送信レート記述部123は、ストリームの
部分区間単位で、目標送信レート設定部122により設
定される目標送信レートを、使用する通信プロトコルの
パケット内に記述する処理を行う。本実施例では、スト
リーミング・ヘッダ内に目標送信レート値を記述する。
中継装置200では、対応する機能が実装されていれ
ば、パケット内に記述されたそのレート情報を参照して
送信レート調整処理を行うことができる。目標送信レー
トの記述処理としては、パケットのヘッダ部に記述する
方法と、パケットのストリームデータ部に記述する方法
とがある。
【0040】送信レート調整部124は、随時、ストリ
ームの部分区間単位での実際の送信レート(以下「実送
信レート」)を測定して目標送信レートと比較し、比較
の結果に応じた送信レートの調整処理を行う。実送信レ
ートが目標送信レートを超える場合、実送信レートが目
標送信レートになるまでパケットの送信を一時停止(待
機)したり、送信レートをダウンさせるなどの処理を行
うことにより、ストリームの送信を抑制する。また、実
送信レートが目標送信レートに満たない場合、挽回送信
として、パケットをそのまますぐに送信して送信レート
をアップさせる処理を行う。また、予め、挽回送信の送
信レートの上限値を、目標送信レートに対して所定の倍
率β(「挽回送信レート倍率」とする)を乗じた値とし
て定めておき、挽回送信の送信レートがその上限値に達
した場合は、一時送信を停止(待機)させる処理を行う
ようにしてもよい。上限値を定めておくことにより、ス
トリームに対して必要以上の送信レートのアップをしな
いようにする。
【0041】また、ストリーム配信処理部12は、スト
リームを構成する各パケットについて、送信元IPアド
レス、宛先IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポー
ト番号などの情報を記述する他、中継装置200及び受
信装置300におけるストリームの特定のために、スト
リームに対して一意に定まるGUID(グローバルユニ
ークID)を付与する処理を行っても良い。送信装置1
00は、MACアドレスや装置内部情報をもとにGUI
Dを作成し、ストリームを構成する各パケット内に記述
する。
【0042】図3は、ストリーム受信装置300の構成
を示すブロック図である。受信装置300は、MPEG
デコーダ31、ストリーム受信処理部32、CPU3
3、ROM34、RAM35、ネットワークI/F3
6、HDD37、及びディスプレイ(出力装置)38を
備えている。
【0043】MPEGデコーダ31は、ストリーム送信
装置100より配信されてバッファに一時蓄積されたM
PEGストリームをデコードし、各ストリーム及びその
部分区間の持つデータレートでディスプレイ38に出力
して再生する処理を行うモジュールである。
【0044】ストリーム受信処理部32は、ストリーム
配信サービスにおけるクライアントモジュールであり、
所定のプロトコルを用いて、ストリーム要求他のメッセ
ージの発行、ストリームデータの受信などの処理を行
う。
【0045】CPU33、ROM34、及びRAM35
などは、送信装置と同様の役割を果たす。ネットワーク
I/F36は、ストリーム配信要求のIPパケットを送
信装置に対して送信する処理を行い、また、ストリーム
データのIPパケットを受信する処理を行うモジュール
である。HDD37は、送信装置より受信するストリー
ムデータをバッファに一時蓄積する記憶装置である。
【0046】中継装置200は、送信装置100と受信
装置300との間での伝送路(ルート)上において、デ
ータの中継を行うノードであり、ストリームデータが格
納されたIPパケットを受信装置300側のネットワー
クに流す処理を行う。中継装置200は、無関係なネッ
トワークにはIPパケットを流さないことにより、ネッ
トワーク全体のトラフィックを低減させる役割を有して
いる。ストリーム配信の際には、送信装置100と受信
装置300との間でルートが設定される。
【0047】図4は、中継装置200の構成を示すブロ
ック図である。中継装置200は、ストリーム送信レー
ト調整21、CPU23、ROM24、RAM25、ネ
ットワークI/F26を備えている。CPU23、RO
M24、RAM25などは、前述の各装置と同様の役割
を果たす。ネットワークI/F26は、接続されるネッ
トワークに応じて装備され、ストリーム送信要求やスト
リームデータなどのパケットの転送処理を行う。
【0048】ストリーム送信レート調整手段21は、ス
トリームの部分区間単位で、実送信レートを目標送信レ
ートに近づける調整処理を行う。ストリーム送信レート
調整手段21は、ストリーム特定部211と、送信レー
ト調整部212とを含む。
【0049】ストリーム特定部211は、受信パケット
を参照してストリームを識別・特定する。その際、RT
P/UDP/IPの各ヘッダ、ストリーミング・ヘッ
ダ、あるいはストリームデータ部が参照される。IPヘ
ッダからは送信元IPアドレス及び宛先IPアドレス、
UDPヘッダからは送信元ポート番号及び宛先ポート番
号が識別されることにより通信が特定される。ストリー
ミング・ヘッダからはストリームの部分区間単位での目
標送信レートが識別される。さらに、送信装置100に
よってストリームに対するGUIDがパケット内に記述
されている場合は、GUIDを参照することによりスト
リームの識別・特定が可能である。
【0050】送信レート調整部212は、送信装置10
0の送信レート調整部124と同様、ストリームの部分
区間について、目標送信レートを参照するとともに、実
送信レートを測定して目標送信レートと比較し、比較の
結果に応じて送信レートを調整する処理を行う。送信レ
ート調整部212は、比較の結果、実送信レートが目標
送信レートを超えている場合は、ストリームの部分区間
について、実送信レートが目標送信レートになるまで転
送を一時停止(待機)する処理、あるいは、送信レート
をダウンさせる処理を行うことにより、ストリームの送
信を抑制する。また、比較の結果、実送信レートが目標
送信レート未満であった場合、パケットについて挽回送
信としてそのまますぐに転送を行って送信レートのアッ
プを行い、目標送信レートに追いつくよう遅れの挽回を
図る。その際、予め、目標送信レートについて所定の倍
率β(挽回送信レート倍率)を乗じて挽回送信レートの
上限値を定めておき、送信レートがその上限値に達する
場合は転送を一時停止(待機)させるように処理しても
よい。
【0051】本発明は、音声や動画などにおける各種デ
ータ形式のストリームに適用することが可能であるが、
本実施例では、図6に示すようなMPEG形式の動画の
ストリームデータを例に採っている。MPEGでは、E
S(Elementary Stream :エレメンタリストリーム)、
PS(Program Stream)、TS(Transport Stream)な
どがあり、CBR(Constant Bit Rate :一定速度)、
VBR(Variable BitRate :可変速度)をサポートし
ている。
【0052】図6に示すように、MPEGストリーム
は、順に、ストリーム、GOP、ピクチャ、パケットな
どの各レイヤから成る。ストリームは、GOP及びフレ
ーム(動画を構成する単位である静止画像=ピクチャ)
に分かれており、MPEGフレームには、Iピクチャ、
Bピクチャ、Pピクチャの3種類がある。Iピクチャ
は、フレーム内符号化されるフレームである。Pピクチ
ャは、順方向予測符号化されるフレームである。Bピク
チャは、双方向予測符号化されるフレームである。
【0053】また、GOP(Group Of Picture)は、ス
トリームの部分を構成し、ストリームデータに対するラ
ンダムアクセスを可能とするために、Iピクチャ(フレ
ーム内符号化画像)が少なくとも1枚は入った画像群構
造である。図5では、1GOPはピクチャ数として15
枚のピクチャから構成され、ほぼ0.5秒となってい
る。本実施例では、このGOP単位で送信レート制御処
理を行う。
【0054】図6において、MPEGストリームは、R
TP/UDP/IPの各パケットに分割して送信され
る。各ピクチャ(I,B,P)は、各々、1つ以上のR
TP/UDP/IPパケットに分割される。RTP/U
DP/IPパケットは、各プロトコルの定めるRTPヘ
ッダ、UDPヘッダ、IPヘッダ、及びストリーミング
ヘッダを持つ。RTPヘッダは、ペイロードタイプを7
bitで保持し、例えばMPEGエレメンタリ・ストリ
ームの場合は32である。ストリーミング・ヘッダは、
GOPデータレート、ストリーム先頭パケット・フラ
グ、及びストリーム最終パケット・フラグを含む。
【0055】本実施例では、ストリーミング・ヘッダ内
に、GOP単位の目標送信レートを設定・記述する。目
標送信レートは、下記式によって計算される。
【0056】 GOP目標送信レート=GOPデータレート*α α=1.2(※1.2以外でも良い): 目標送信レー
ト倍率 GOPデータレート=GOPデータ量/GOP時間 GOPデータ量=GOP中のピクチャヘッダを検出、総
データ量を算出 PSC(※ピクチャ層): ピクチャ開始コード TR(※ピクチャ層): ピクチャ表示順序 GOP時間=フレームレート*15(※1GOPを構成
するピクチャ数) フレームレート=FRC*(n+1)/(d+1) FRC(※シーケンス層): 画像の表示周期 FREn、FREd(※シーケンス層): フレームレ
ート拡張
【0057】なお、PSC、FRCなどの記号は、MP
EGのフォーマットに準じたものである。ストリーム先
頭フラグは、ストリームの最初のパケットのみセットさ
れる。ストリーム最終フラグは、ストリームの最後のパ
ケットのみセットされる。
【0058】図7は、本発明の実施の形態におけるスト
リーム配信システムでのストリーム送信装置100の動
作を示すフローチャートである。送信装置100におい
て、まず、受信装置300からのストリーム送信要求メ
ッセージがあるか否かが判定される(ステップS10
1)。即ち、受信装置300が発行するストリーム通信
についての各情報を格納したストリーム送信要求の受信
確認を行い、ストリーム送信要求を受信していない場
合、再び、ストリーム送信要求の受信確認を行う。
【0059】一方、ストリーム送信要求を受信した場
合、以下に述べる手順で図5に示した構造のMPEGス
トリームの各ピクチャを図6に示した構造のRTP/U
DP/IPパケットに分割して受信装置300に送信す
る処理を行う。MPEGストリームをピクチャ境界に合
わせて分割して生成される各IPパケットについて、送
信制御で使用するために以下の処理を行う。まず、初期
化処理として、目標送信レートに対応してGOP送信が
終了すべき時刻に対しての実際のGOP送信終了時刻と
の差で表されるGOP送信遅れ時間Ta2(つまり、目
標送信レートに対する遅れを表す)の値を0にセットし
(ステップS102)、直前GOP送信終了時刻Ta1
に現在の送信装置100の内部時刻をセットする(ステ
ップS103)。
【0060】データレート検出部121は、MPEG2
ストリームをスキャンしてMPEG2のシーケンス層の
FRC、FREn、FREd、ピクチャ層のPSC、T
Rなどの情報からGOPデータ量及びGOP時間を算出
し、GOPデータレートを算出する(ステップS10
4)。
【0061】目標送信レート設定部122は、GOPデ
ータレート(例えば1.0Mbps)に対して、転送に
余裕を持たせるため、所定の目標送信レート倍率αを乗
じて目標送信レートを設定する(ステップS105)。
例えば、目標送信レート=GOPデータレート*1.2
として1.2Mbpsにする。中継装置200が送信レ
ート調整に利用することを想定して、パケットのストリ
ーミングヘッダ内に上記目標送信レートの値を設定・記
述する(ステップS106)。パケットがストリームの
最終パケットである場合(ステップS107・YE
S)、最終パケットフラグをセットし(ステップS10
8)、最終パケットを送信して終了する(ステップS1
09)。
【0062】次に送信するパケットがストリームの最終
パケットでない場合(ステップS107・NO)、パケ
ットがストリームの先頭パケットである場合には(ステ
ップS110・YES)、先頭パケットフラグをセット
し(ステップS111)、ネットワークにパケットを送
信する(ステップS112)。
【0063】次に送信するパケットがストリームの先頭
パケットでない場合(ステップS110・NO)、ネッ
トワークにパケットを送信する(ステップS112)。
【0064】次に、図11に示すように、現時点でGO
Pの先頭から送信済みのデータ量を、直前GOPの送信
終了時刻Ta1またはGOP先頭送信開始時刻Ta1’
と、現在時刻と、の時間差に直前GOPについてのGO
P遅れ時間Ta2を加算した時間で除算して現時点まで
のGOP実送信レートを算出し、この実送信レートを、
対応するGOP目標送信レートと比較する(ステップS
113)。
【0065】実送信レートが目標送信レート(例えば
1.2Mbps)を超えている場合(例えば1.3bp
s)(ステップS113・YES)、送信レート調整部
124は、ストリーム部分区間についての送信レートが
目標送信レートになるまで一時停止(待機)する処理を
行う(ステップS114)。
【0066】実送信レートが目標送信レート(例えば
1.2Mbps)未満の場合(例えば1.1bps)
(ステップS113・NO)、送信レート調整部124
は、パケットについて送信を待機させることなく挽回送
信としてそのまま次パケットの送信処理に移る。その
際、挽回送信レートが所定の上限値に達しているかどう
か判断し、達した場合は、その上限値内に収まるまで送
信を一時停止(待機)する処理を行う(ステップS11
5)。
【0067】ステップS112において送信したパケッ
トがGOPの最後のパケットである場合(ステップS1
16・YES)、GOP遅れ時間を算出してTa2に設
定し(ステップS117)、前GOP終了時刻を表すT
a1への現在時刻の設定(ステップS103)に戻る。
このように制御する結果、目標送信レート以上で送信が
行割れる場合がある。GOPを目標送信レート以上で送
信した場合はGOP遅れ時間Ta2は0である。
【0068】ステップS112において送信したパケッ
トがGOPの最後のパケットでない場合(ステップS1
16・NO)、次パケットのストリーミングヘッダに対
するGOP目標送信レートの設定(ステップS106)
に戻る。
【0069】図8は、本実施例のストリーム配信システ
ムにおける中継装置の動作を示すフローチャートであ
る。まず、MPEGストリームを含むIPパケットを受
信すると、ストリーム特定部21は、受信パケット内の
RTPヘッダから、ペイロードタイプを検出し、32で
あった場合はMPEGストリームと解釈する。ストリー
ムヘッダのストリーム先頭パケットを示すフラグがセッ
トされている場合(ステップS201・YES)、UD
Pパケットヘッダから送信元ポート番号と宛先ポート番
号とを検出し、さらにIPヘッダから送信元IPアドレ
スと宛先IPアドレスとを検出し、これらの組み合わせ
により通信を識別・特定し、ばらばらに到着する各パケ
ットを一貫して制御する(ステップS202)。
【0070】ピクチャ境界に合わせて分割されたIPパ
ケットの送信制御を行うために、まず、初期化処理とし
て、GOPの目標送信レートに対する遅れを表すGOP
送信遅れ時間Tb2の値を0に設定し(ステップS20
3)、直前GOP送信終了時刻Tb1に中継装置200
の現在の内部時刻をセットする(ステップS204)。
【0071】GOPデータレート(例えば1.0Mbp
s)に対して、転送に余裕を持たせるため、所定の目標
送信レート倍率αを乗じて目標送信レートを設定する
(ステップS205)。例えば、目標送信レート=GO
Pデータレート*1.2として1.2Mbpsにする。
パケットのストリーミングヘッダ内に上記目標送信レー
トの値を記述し(ステップS206)、次パケットを転
送する(ステップS207)。
【0072】ステップS201において、受信したRT
P/UDP/IPパケットのRTPヘッダからペイロー
ドタイプを検出し、32以外の値であった場合、または
ペイロードタイプが32でストリーミングヘッダのスト
リームの先頭パケットを示すフラグがセットされていな
い場合(ステップS201・NO)、ストリーム先頭パ
ケットの検出を繰り返す(ステップS201)。
【0073】ステップS208で送信したパケットのパ
ケット最終フラグがセットされている場合(ステップS
208・YES)、当該パケットをストリームの最終パ
ケットと判断し、ストリームの送信を終了する。
【0074】ステップS208で送信したパケットのパ
ケット最終フラグがセットされていない場合(ステップ
S208・NO)、送信データ量を中継装置200内部
の現在時刻と直前GOPの送信終了時刻Tb1の差に直
前GOPのGOP遅れ時間Tb2を加えたもので除算し
て実送信レートを測定し、この実送信レートが、対応す
る目標送信レート(例えば1.2Mbps)を超える場
合(例えば1.3Mbps)(ステップS209・YE
S)、送信レートが目標送信レートになるまで転送を一
時停止する処理、あるいは、送信レートをダウンさせる
処理を行う(ステップS210)。
【0075】実送信レートが、対応する目標送信レート
(例えば1.2Mbps)未満の場合(例えば1.1M
bps)(ステップS209・NO)、転送を待機させ
ることなく次パケットの処理に移る。ステップS207
で送信したパケットについて、GOPの最後のパケット
かどうか判断し(ステップS212)、そうでない場合
は、ステップS207の次パケットの送信処理に戻る。
GOP最後のパケットである場合、当該GOPのGOP
遅れ時間を求めてTb2にセットし(ステップS21
3)、直前GOP送信終端時刻またはGOP先頭送信開
始時刻を示すTb1への現在時刻の設定(ステップS2
04)に戻る。
【0076】図9は、本実施例のストリーム配信システ
ムにおけるストリーム受信装置300の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、ストリーム受信処理手段32
は、ストリームの配信を受ける際に、送信装置100に
対し、ストリーム送信要求を発行し(ステップS30
1)、ストリーム送信装置からの応答を待ってストリー
ムを構成する複数のRTP/UDP/IPパケットの受
信を開始する(ステップS302)。バッファに受信し
たRTP/UDP/IPパケットからMPEGデータを
取り出し、MPEGデコーダ31が必要とするデータレ
ートで投与する(ステップS303)。ステップS30
3でMPEGデコーダ31に与えたMPEGデータを含
むRTP/UDP/IPパケットにストリームの最終パ
ケットを示す最終フラグがセットされていた場合(ステ
ップS304・YES)、ストリーム再生を終了する。
【0077】ステップS303でMPEGデコーダ31
に与えたMPEGデータを含むRTP/UDP/IPパ
ケットにストリームの最終パケットを示す最終フラグが
セットされていない場合(ステップS304・NO)、
MPEGデコーダ31の必要とするレートでのデータ投
与処理(ステップS303)を続ける。
【0078】なお、上述したような処理を実行するプロ
グラムは、CD−ROM、DVD(Digital Versatile
Disc)、フロッピー(登録商標)ディスク、メモリカー
ドなどの様々な記録媒体に記録された形態で提供するこ
とができる。そして、そのプログラムは、装置のコンピ
ュータの動作を制御し、プログラム制御された装置が本
発明の処理を実行する。
【0079】以上により本発明の実施の形態について説
明した。なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実
施形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々変形実施が可能である。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ネットワーク上に不必要なマルチメディア・
ストリームデータを存在させてリソースを無駄に消費す
ることを抑制し、ストリーム送信に必要なネットワーク
帯域の確保を容易にし、また、ネットワーク全体の過渡
的な混雑を緩和することができる。
【0081】また、受信装置は、ストリームについて、
必要とする全部または部分区間のデータレートでストリ
ームデータを受信することが可能となり、受信装置のリ
ソースを無駄に消費することを抑制することができる。
【0082】また、ストリームについて、分割された部
分区間単位でデータレートに対応することにより、無駄
な帯域の利用や確保を無くし、各部分の遅延による送信
レートの揺らぎを補正し、帯域確保専用プロトコルの処
理を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるストリーム配信シ
ステムの構成の概要を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるストリーム送信装
置の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるストリーム配信シ
ステムにおける受信装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における中継装置の構成を
示す図である。
【図5】MPEGストリームのピクチャ構成の例を示す
図である。
【図6】MPEGストリームのレイヤ構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態におけるストリーム送信装
置の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における中継装置の動作を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態におけるストリーム配信シ
ステムにおける受信装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】従来のストリーム配信システムの例を示す図
である。
【図11】実送信レートの算出について示す図である。
【符号の説明】
100 ストリーム送信装置 200 中継装置 300 ストリーム受信装置 13、23、33 CPU 14、24、34 ROM 15、25、35 RAM 11 MPEGエンコーダ 12 ストリーム配信処理手段 121 データレート検出部 122 目標送信レート設定部 123 送信レート記述部 124 送信レート調整部 16、26、36 ネットワークI/F 17、37 HDD 21 ストリーム送信レート調整手段 211 ストリーム特定部 212 送信レート調整部 31 MPEGデコーダ 32 ストリーム受信処理手段 38 ディスプレイ(出力装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK34 PP04 RB09 RC01 RC05 RC32 SS08 TA60 TA72 TC37 TC45 5C064 BA07 BC11 BD02 BD08 BD14 5K028 AA11 DD01 DD04 EE02 EE03 KK32 LL15

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチメディア・ストリームを配信する
    ストリーム送信装置と、前記ストリームを受信して再生
    する受信装置と、前記ストリームの伝送の中継を行う中
    継装置と、がネットワークを介して接続されるストリー
    ム配信システムであって、 前記ストリーム送信装置は、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    てのデータレートを検出するデータレート検出手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記データレートを所定値分上回る目標送信レート
    を設定する目標送信レート設定手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記目標送信レートを通信プロトコルのパケット内
    に記述する送信レート記述手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、実送信レートを測定し、送信レートを前記目標送信
    レートに近づける調整を行う第1の送信レート調整手段
    と、を有し、 前記中継装置は、 パケットを参照して送受信ノードとストリームとを特定
    するストリーム特定手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、パケット内に記述されている前記目標送信レートを
    検出し、また、実送信レートを測定し、送信レートを前
    記目標送信レートに近づける調整を行う第2の送信レー
    ト調整手段と、を有することを特徴とするストリーム配
    信システム。
  2. 【請求項2】 マルチメディア・ストリームを配信する
    ストリーム送信装置と、前記ストリームを受信して再生
    する受信装置と、前記ストリームの伝送の中継を行う中
    継装置と、がネットワークを介して接続されるストリー
    ム配信システムにおける前記ストリーム送信装置であっ
    て、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    てのデータレートを検出するデータレート検出手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記データレートを所定値分上回る目標送信レート
    を設定する目標送信レート設定手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記目標送信レートを通信プロトコルのパケット内
    に記述する送信レート記述手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、実送信レートを測定し、送信レートを前記目標送信
    レートに近づける調整を行う送信レート調整手段と、を
    有することを特徴とするストリーム送信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信レート調整手段は、 前記ストリームの分割された部分区間について、前記実
    送信レートが前記目標送信レート未満だった場合、直後
    から連続するストリームの1つ以上の部分区間につい
    て、各々の前記目標送信レートを超えるレートで挽回送
    信することを特徴とする請求項2記載のストリーム送信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記送信レート調整手段は、 前記ストリームの分割された部分区間について、前記実
    送信レートが前記目標送信レートを超えた場合、前記目
    標送信レートに下がるまで送信を一時停止する、また
    は、直後から連続するストリームの1つ以上の部分区間
    について各々の前記目標送信レート未満のレートに抑制
    して送信することを特徴とする請求項2記載のストリー
    ム送信装置。
  5. 【請求項5】 前記目標送信レートの前記データレート
    に対する倍率の上限を定めることを特徴とする請求項2
    記載のストリーム送信装置。
  6. 【請求項6】 前記挽回送信の際の送信レートについ
    て、前記目標送信レートに対する倍率の上限を定めるこ
    とを特徴とする請求項3記載のストリーム送信装置。
  7. 【請求項7】 前記ストリームに対して、MACアドレ
    スや装置内部情報をもとに作成したGUID(グローバ
    ルユニークID)を付与し、通信プロトコルのパケット
    内に記述することを特徴とする請求項2記載のストリー
    ム送信装置。
  8. 【請求項8】 前記送信レート記述手段は、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記目標送信レートを通信プロトコルのパケットの
    ヘッダ部に記述することを特徴とする請求項2記載のス
    トリーム送信装置。
  9. 【請求項9】 前記送信レート記述手段は、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記目標送信レートを通信プロトコルのパケットの
    ストリームデータ部に記述することを特徴とする請求項
    2記載のストリーム送信装置。
  10. 【請求項10】 マルチメディアストリームを配信する
    送信装置と、前記ストリームを受信して再生する受信装
    置と、前記ストリームの伝送の中継を行う中継装置と、
    がネットワークを介して接続されるストリーム配信シス
    テムにおける前記中継装置であって、 パケットを参照して送受信ノードとストリームとを特定
    するストリーム特定手段と、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、パケット内に記述されている目標送信レートを検出
    し、また、その時点での実送信レートを測定し、送信レ
    ートを前記目標送信レートに近づける調整を行う送信レ
    ート調整手段と、を有することを特徴とする中継装置。
  11. 【請求項11】 前記送信レート調整手段は、 前記ストリームの分割された部分区間について、前記実
    送信レートが前記目標送信レート未満だった場合、直後
    から連続するストリームの1つ以上の部分区間につい
    て、各々の前記目標送信レートを超える送信レートで挽
    回送信することを特徴とする請求項10記載の中継装
    置。
  12. 【請求項12】 前記送信レート調整手段は、 前記ストリームの分割部分区間について、前記実送信レ
    ートがが前記目標送信レートを超えた場合、前記目標送
    信レートに下がるまで送信を一時停止する、または、直
    後から連続するストリームの1つ以上の区間について各
    々の前記目標送信レート未満のレートに抑制して送信す
    ることを特徴とする請求項10記載の中継装置。
  13. 【請求項13】 前記目標送信レートの前記データレー
    トに対する倍率の上限を定めることを特徴とする請求項
    10記載の中継装置。
  14. 【請求項14】 前記挽回送信の際の送信レートについ
    て、前記目標送信レートに対する倍率の上限を定めるこ
    とを特徴とする請求項10記載の中継装置。
  15. 【請求項15】 前記ストリーム特定手段は、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記目標送信レートを通信プロトコルのパケットの
    ヘッダ部から検出することを特徴とする請求項10記載
    の中継装置。
  16. 【請求項16】 前記ストリーム特定手段は、 前記ストリームの全部または分割された部分区間につい
    て、前記目標送信レートを通信プロトコルのパケットの
    ストリームデータ部から検出することを特徴とする請求
    項10記載の中継装置。
  17. 【請求項17】 前記ストリーム特定手段は、 パケットが含むGUID(グローバルユニークID)を
    検出して送受信機器とストリームとを特定することを特
    徴とする中継装置。
  18. 【請求項18】 前記ストリーム特定手段は、 パケットが含む送信元及び宛先のIPアドレス及びポー
    ト番号により送受信機器とストリームとを特定すること
    を特徴とする中継装置。
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