JPH09214936A - ネットワーク動画像配信システム - Google Patents

ネットワーク動画像配信システム

Info

Publication number
JPH09214936A
JPH09214936A JP8019580A JP1958096A JPH09214936A JP H09214936 A JPH09214936 A JP H09214936A JP 8019580 A JP8019580 A JP 8019580A JP 1958096 A JP1958096 A JP 1958096A JP H09214936 A JPH09214936 A JP H09214936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
client
moving image
data
server
data packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8019580A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shinsenji
浩史 秦泉寺
Tetsuo Tajiri
哲男 田尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP8019580A priority Critical patent/JPH09214936A/ja
Priority to CA002196622A priority patent/CA2196622C/en
Priority to US08/795,937 priority patent/US6032189A/en
Priority to EP97400252A priority patent/EP0789471B1/en
Priority to DE69733441T priority patent/DE69733441T2/de
Publication of JPH09214936A publication Critical patent/JPH09214936A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外的内的要因により影響される環境下で、状
況に適応しながら動画像配信サービスを中断させる事無
く運用できる動画像配信システムを実現する。 【解決手段】 サーバ1、ネットワーク3の状況を伝送
処理遅延検出部25によりデータの到着状況を見て、又
クライアント2の状況を復号処理遅延検出部24により
復号の進捗を監視して、クライアント2が集中的に把握
する。クライアント2は、サーバ1に復号に必要なサイ
ズの動画像データを逐次要求し、サーバ1は大きなデー
タも分割して転送する。動画像データの復号処理がシス
テムの状況に応じて遅延する場合、既定値までの遅延を
許容する。クライアント2は、遅延が既定値を超え増加
した場合にはサーバ1から受信しバッファに蓄積した未
処理の動画像データをクリアし、サーバ1に遅延解消可
能な時間からの新たな動画像データを要求し復号を開始
することで、遅延を解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散管理されたサ
ーバ、クライアント、ネットワークで構成されるシステ
ムに於いて、品質の良い動画像の配信を可能にするネッ
トワーク動画像配信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリアネットワーク(以降LA
Nと記す)の普及、計算機の性能の向上、ディスク装置
の大容量化と低価格化により、サーバ・クライアント型
のデータベースシステムが広く普及しはじめている。こ
のデータベースシステムでは、サーバ側にデータベース
を構築し、クライアント側は必要に応じてサーバに情報
を問い合わせる。
【0003】近年のデータベースシステムでは、テキス
トベースの情報だけではなく、音声情報や動画像情報の
ようなデータも扱わなければならなくなっている。特に
動画像データは、事前に圧縮符号化され蓄積されている
ものの、他のメディアに比べてデータのサイズも大きい
ので、ファイル転送のような一度クライアントにデータ
をすべて転送し再生を始めるといった手段はあまり現実
的ではない。このため、クライアントが実時間で映像を
復号ならびに再生を行うのに必要なデータをサーバから
連続的に供給する方式が一般的に用いられている。サー
バ側がデータの供給レートの制御を行い、クライアント
はデータをただ受け取り再生をするだけでよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動画像
の配信を行う従来のデータベースシステムにおける配信
サービスの方式によって安定した動画像配信サービスを
行うには、複数のクライアントに安定したデータの供給
を保証する高性能のサーバ、データを転送する際に他の
トラフィックに影響を受けることのない伝送帯域の保証
されたネットワーク、ならびに供給されたデータを取り
こぼしなく再生する均質な性能を持ったクライアントに
よるシステムの構成が必要となる。これらは、他の外的
な要因を考慮せず理想的なシステム環境の上において実
現されることを前提としている。しかし、効率性や経済
性の観点からも、動画像配信サービスを既存の環境下で
実現することが望まれている。
【0005】既存の環境下とは、サーバ、ネットワー
ク、クライアントのそれぞれに対して定義される。サー
バは、既存のネットワークに接続された汎用的な計算機
を想定し、動画像配信サービス以外の用途でも使用でき
る。ネットワークは、動画像配信以外の用途でも利用さ
れ、動画像転送時の帯域保証はされないものとする。ま
た、複数のネットワークが相互接続された環境下で、サ
ーバからクライアントまでの経路に複数のネットワーク
を経由するような状況も想定する。クライアント側は、
既存のPC(パーソナルコンピュータ)/WS(ワーク
ステーション)等で、専用の動画像符号化データの復号
ハードウェアを持ったクライアントから、内外の処理状
況によりCPU、メモリ等のリソースが時々変化する等
の影響を受け易いソフトウェアベースのクライアントま
でを想定する。
【0006】本発明は、以上のような、外的内的要因に
よって影響を受ける環境下において、その状況に適応し
ながら動画像配信サービスを中断させる事無く運用され
るネットワーク動画像配信システムの実現を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、サーバ側に蓄
積している圧縮符号化した動画像データをネットワーク
を介してクライアントに実時間で配信するネットワーク
動画像配信システムであって、サーバ側には、クライア
ントからの要求により指定された動画像データの番組を
選択してクライアントに送出する手段を有し、クライア
ント側には、該サーバに所望の動画像データの番組を要
求する手段を有するネットワーク動画像配信システムに
おいて、サーバ側には、動画像データの送出に当たって
動画像データをデータパケットに分割し該データパケッ
ト内に該データパケットの時間インデックスを付加して
送出する手段と、クライアントから通知されたデータパ
ケットの時間インデックスを判定して該判定の条件に合
致した場合に、送信すべきデータパケットを選択してク
ライアントに送出する手段と、を有し、クライアント側
には、該サーバからのデータパケットを受信して該デー
タパケットに含まれる時間インデックスより伝送遅延を
算出する手段と、該サーバから受信したデータパケット
がクライアント内部で処理されるまでの処理遅延を算出
する手段と、該算出された伝送遅延および処理遅延を判
定し遅延調整の為の最適なデータパケットの時間インデ
ックスを算出し該サーバに通知する手段と、を有するこ
とを特徴とするネットワーク動画像配信システムを、上
記の目的を達成するための手段とする。
【0008】上記のネットワーク動画像配信システムで
は、サーバ側において、データパケットの送出に当たっ
て該データパケット内に該データパケットの時間インデ
ックスを付加して送出する手段は、該時間インデックス
とともに該データパケット内にフレーム内符号化データ
が含まれるか否かの識別子を付加して送出し、クライア
ントから通知されたデータパケットの時間インデックス
を判定して該判定の条件に合致した場合に、送信すべき
データパケットを選択してクライアントに送出する手段
は、該時間インデックスとともにクライアントから通知
された識別子を判定して、該判定の条件に合致した場合
に、送信すべきデータパケットを選択してクライアント
に送出するものとし、クライアント側において、時間イ
ンデックスを算出し該サーバに通知する手段は、該時間
インデックスとともにフレーム内符号化データを要求す
る識別子を送出するものとするのが、フレーム内符号化
モードで符号化したデータの挿入で、復号した動画に乱
れをなくし、レスポンスを早くする点で好適である。
【0009】さらに、以上のネットワーク動画像配信シ
ステムにおいて、サーバ側には、クライアントからの要
求により該クライアントからの要求で指定された複数個
のパケットを連続して該クライアントに送信する手段を
有し、クライアント側には、フレーム内符号化で符号化
されている映像フレームの動画像データが分割され配置
されているデータパケット数を復号時に算出し予測する
手段と、サーバに複数のデータパケットの送信を要求す
る手段と、伝送遅延、処理遅延及び動画像データの復号
器に於いてフレーム内符号化動画像データまたはフレー
ム間符号化動画像データの復号モードを識別し復号器の
停止及び遅延調整の判定を行う手段と、を有する構成と
するのが、ネットワークの伝送帯域が低い場合、伝送遅
延が大きい場合に、処理遅延を解消する上で好適であ
る。
【0010】本発明では、システムそれぞれの状況を検
出する手段を有して、サーバ、ネットワーク、クライア
ントの状況に応じてその処理を適応させながら実行を行
う。既存のシステムの多くが、サーバ側より動画像デー
タの転送レートが制御されているが、本発明では、転送
レートの制御ならびに状況の検出をクライアント主導で
行う。サーバ、ネットワークの状況はデータの到着状況
を見ることによって、またクライアントの状況について
は復号の進捗を監視することによって、クライアントが
集中的に把握する。クライアントは、サーバに復号に必
要なサイズの動画像データを逐次要求し、サーバは大き
なデータも細かくパケットに分割して転送する。動画像
データの復号については、システムのそれぞれの状況に
応じて処理が遅延する可能性があるが、遅延を解消する
には、例えば、既定値までの遅延を許容し、遅延が既定
値を超え増加した場合は、クライアントはサーバから受
信済みで一時バッファに蓄積され処理していない動画像
データをクリアするとともに、サーバに遅延を解消でき
る時間からの新たな動画像データを要求し復号を開始す
る。ここで、動画像の符号化方式としてフレーム間符号
化を行う方式を用いている場合には、周期的にフレーム
内符号化モードで符号化したデータを挿入することによ
り、復号した動画に乱れをなくし、レスポンスを早くす
ることが可能となる。以上のように、システムそれぞれ
の状況を検出し、その状況に応じてその処理を適応させ
ながら実行することにより、現在多く利用されている分
散管理されたサーバ、ネットワーク、クライアントから
なるシステムに於いて、良好な動画像の配信サービスを
実現する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
を用いて詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態例を説明
するシステム構成図である。本実施形態例では、ISD
Nテレビ電話等で使われているH.261画像符号化方
式を用いたシステム例を示す。本システムは、図1に示
すようなLANの集合体として構築されるインターネッ
ト等のネットワーク3上で、サーバ1と複数のクライア
ント2により実現される。サーバ1ならびにクライアン
ト2は、それぞれが接続されているネットワーク3を介
して相互接続を行う。
【0013】図2に、本実施形態例におけるデータの伝
送形態を示す。H.261符号化方式は、フレーム間差
分を用いた符号化方式である。クライアント2に配信す
る動画像データには、図2(a)に示すように符号化時
に符号化器に指示を出し、フレーム内符号化モードで符
号化した映像フレームを周期的に挿入する。以降、この
フレーム内符号化モードで符号化した映像フレームをリ
フレッシュ処理データと呼ぶ。図2(a)の4は、動画
像データの中に周期的に挿入されたリフレッシュ処理デ
ータの先頭を示す。H.261による符号化データは、
ビット列として表されるので、ネットワーク3上のデー
タの転送処理を容易にするため、図2(b)に示すよう
にデータのビットストリームをネットワーク上に転送す
る適当な大きさのパケット5に分割し、図2(c)に示
すようにパケット6内にヘッダ7を付加して、そのパケ
ットデータ6の集合体を単一の動画像データとしてサー
バ1が保持する。
【0014】蓄積サービスの場合は、ファイルとしてパ
ケットデータ6の集合体を保持しておき、実時間の配信
の場合は最新のデータからあらかじめ設定しておいた時
間過去にさかのぼった範囲のパケットデータ6の集合体
を保持する。
【0015】個々のパケットデータのヘッダ7には、そ
のパケットに含まれるビットストリームが直前までのビ
ットストリームの復号が遅延等の影響を受けず正常に行
われた状況での復号処理開始時間によって表される時間
インデックス71と、パケット内にフレーム内符号化デ
ータが含まれているかどうかの識別子72が含まれてい
る。
【0016】図3に、本実施形態例におけるサーバとク
ライアントの構成をブロック図で示す。サーバ1側は、
動画像データ蓄積処理部11、リフレッシュ処理データ
検出部12、およびサーバ側パケット送出処理部13を
有する。一方、クライアント2側は、動画像表示処理部
21、復号処理部22、パケット要求及び受信処理部2
3、復号処理遅延検出部24、および伝送処理遅延検出
部25を有する。そして、サーバ1側のサーバ側パケッ
ト送出処理部13と、クライアント2側のパケット要求
及び受信処理部23が、ネットワーク3に接続されてい
る。
【0017】このような図3の構成をもとに本実施形態
例の動作を説明する。
【0018】まず、パケット要求及び受信処理部23が
ネットワーク3を介してサーバ側パケット送出処理部1
3と接続を行ない、最初に要求する動画像データのコン
テンツ名を指定する。次に、クライアント2側のパケッ
ト要求及び受信処理部23はサーバ側パケット送出処理
部13に対して最初に出現するリフレッシュ処理データ
からパケット単位でデータの転送を要求し、データの復
号を開始する。パケット要求及び受信処理部23にて受
信されたパケットは、パケット要求及び受信処理部23
内の受信バッファに蓄積され、復号処理部22が順次読
み出して処理を行う。また、クライアント2側において
は、サーバ側パケット送出処理部13により送られた最
初の動画像データのパケット受信と同時に復号処理遅延
検出部24および伝送処理遅延検出部25において伝送
および復号の処理経過時間の計測を始める。
【0019】伝送処理遅延検出部25は、新しいパケッ
トを受け取る時点で、転送開始時の最初の第1パケット
到着時間からの処理経過時間を計測する。伝送処理遅延
検出部25において計測されたそのパケットの処理経過
時間は、到着パケットに記録されているパケット内のデ
ータストリームの時間インデックス71と比較する。
【0020】復号処理遅延検出部24は、パケット要求
及び受信処理部23から受け取ったパケットに含まれる
映像データの復号処理が終了する時点で、パケット要求
及び受信処理部23の受信バッファから転送開始時の最
初の第1パケットを読み出した時間からの処理経過時間
を計測する。復号処理遅延検出部24において計測され
た処理経過時間は、パケット要求及び受信処理部23か
ら読み出す次のパケット内のデータストリームの時間イ
ンデックス71と比較する。
【0021】復号処理遅延検出部24ならびに伝送処理
遅延検出部25で行われる処理遅延検出は、以下の同様
の手続きで行われる。図5にその概念図を示す。
【0022】処理経過時間が時間インデックス71より
小さい場合、処理開始時間になるまで復号処理部22お
よびパケット要求及び受信処理部23の処理を中断す
る。図5(a)に示すように、1パケットあたりの伝送
ならびに復号処理の時間111が1パケットあたりの処
理時間110以下で処理される場合がこの場合にあた
る。
【0023】図5(b)に示すように、1パケットあた
りの伝送ならびに復号処理時間112が処理時間110
を上回ることにより処理経過時間が処理開始時間より大
きかった場合、その差分113の大きさによって2通り
動作を行う。
【0024】クライアント側において処理遅延許容値を
設定し、差分113が許容値より小さい場合にはそのま
ま復号処理部22およびパケット要求及び受信処理部2
3の処理を継続する。
【0025】差分113が許容値よりも大きい場合に
は、復号処理部22の処理を中断し、パケット要求及び
受信処理部23にすでに到着しているパケットをクリア
した後、サーバ側パケット送出処理部12に次の送信待
ちパケットの後に出現するリフレッシュ処理データを要
求する。リフレッシュ処理データ要求時に、復号処理遅
延検出部24ならびに伝送処理遅延検出部25で算出さ
れた差分113の値もあわせてサーバ1に通知する。サ
ーバ1側では、クライアント2からのリフレッシュ処理
データ要求に対して、リフレッシュ処理データ検出部1
3において次の送信予定パケットの時間インデックス7
1から送られてきた差分値より後の時刻に出現するリフ
レッシュ処理データを含んだパケットを検出し、そのパ
ケットから送信する。クライアント2側は、要求に応じ
たリフレッシュ処理データを受け取ると、パケット要求
及び受信処理部23は引き続きそのパケットに連続する
パケットを要求し、復号処理部22はそのパケットに記
録されている開始時間まで復号処理を中断することによ
って遅延を解消し、開始時間が来たところで復号処理を
再開する。
【0026】次に、本発明の第2の実施形態例について
説明する。
【0027】本実施形態例は、サーバとクライアント間
のネットワークが動画像データを要求する伝送帯域を大
幅に下回る場合や複数のネットワークを経由し伝送遅延
が大きい場合に有効となる実施形態例である。図4に本
実施形態例における伝送処理の概念図を示す。
【0028】本システムでは、処理遅延を解消する手段
としてリフレッシュ処理データを用いている。H.26
1の符号化方式を用いた動画像データでは、リフレッシ
ュ処理データ自身は他のデータに比べ大きなサイズとな
り、図4(b)に示すようにネットワーク上を伝送され
るパケット104の最大サイズと比較しても大きくな
り、複数パケットにまたがる105のような場合があ
る。処理遅延を解消するためには、リフレッシュ処理デ
ータをすべて受信し復号して表示しなければならない
が、複数パケットが必要な場合には、図4(a)のよう
に1個の要求パケット101に対して1個のデータパケ
ット102を転送するのは効率が悪い。特に、伝送帯域
が低い場合や伝送遅延が大きい場合は、要求パケットの
送信時間103に含まれてくる処理遅延は無視できな
い。そこで、クライアントはサーバに対して1回の要求
で複数のパケットを要求する手段を用いる。
【0029】まず、クライアント側ではサーバに接続し
最初のリフレッシュ処理データを受信する際は、パケッ
ト単位で要求を行う。この時に、1回の要求に対してパ
ケットが到着するまでの時間を計測し、1パケットあた
りの伝送時間が1パケットに含まれる動画像データの処
理時間を上回っていないか確認する。また、リフレッシ
ュ処理データがいくつのパケットにまたがっていたかも
確認する。
【0030】1パケットの伝送時間が1パケットの処理
時間に対して十分に小さい場合は、ネットワーク上の伝
送帯域は確保されていると判断し、トラフィックの分散
を図るためにもパケットの複数要求は行わず、図4
(b)の要求パケット106とデータパケット107の
ように毎回伝送を行う。
【0031】1パケットの伝送時間が1パケットの処理
時間を超えるような状況においては、再同期を行うため
に新たにリフレッシュ処理データを要求する際に、最初
のリフレッシュ処理データ要求の際に確認したパケット
の個数をもとに複数パケットの要求を図4(c)の10
8の様に行う。この場合サーバは、1度の指示で指示さ
れた個数のパケットを109に示すように連続的に伝送
する。クライアント側は、連続的に送られる動画像パケ
ットを受信バッファ内に蓄積する。蓄積された受信バッ
ファ内の動画像パケットは、到達したものから復号処理
にまわされる。
【0032】伝送遅延が確保できない場合は、第1の実
施形態例で設定した処理遅延許容値の範囲ではリフレッ
シュ処理データを処理できない可能性があるため、許容
値を超えた場合においてもリフレッシュ処理データの処
理が完了していない場合には再同期の抑制を行う機能を
持つ。許容値を超えてリフレッシュ処理データを処理し
た場合は、処理が完了した時点で再び再同期を行う。そ
の他の処理については、第1の実施形態例の手順に従う
ものとする。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークを介しての動画像配信に際し、分散管理さ
れたサーバ、ネットワーク、クライアントそれぞれの場
所で生ずる負荷の状況に適応的に動作し、能力の範囲で
最善の動画像再生を行うことができる。本発明において
は、制御の主体がクライアント側にあるためサーバ側の
負荷を軽減し、同時アクセスクライアント数の上限を引
き上げることができ、ネットワーク上に不要なパケット
の送出を抑えることもできる。クライアント側がソフト
ウェアを用いた復号を行う場合や、動画像データの配信
に必要とされる伝送帯域の保証されないようなネットワ
ーク上で特に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示すシステム構成図
【図2】(a),(b),(c)は上記実施形態例にお
けるデータパケットの伝送形態を説明する図
【図3】上記実施形態例におけるサーバとクライアント
のブロック構成図
【図4】(a)は1個の要求パケットに対し1個のデー
タパケットを転送する場合の伝送処理を説明する図、
(b)は要求パケットとデータパケットを交互に送る時
の伝送処理の概念図、(c)は要求パケットの後で複数
のパケットを一括して送る時の伝送処理の概念図
【図5】(a)は1パケットあたりの伝送ならびに復号
処理時間がパケットあたりの処理時間より小さい場合の
伝送処理の概念図、(b)は1パケットあたりの伝送な
らびに復号処理時間がパケットあたりの処理時間より大
きい場合の伝送処理の概念図
【符号の説明】
1…サーバ 11…動画像データ蓄積処理部 12…リフレッシュ処理データ検出部 13…サーバ側パケット送出処理部 2…クライアント 21…動画像表示処理部 22…復号処理部 23…パケット要求及び受信処理部 24…復号処理遅延検出部 25…伝送処理遅延検出部 3…ネットワーク 4…リフレッシュデータの先頭 5、6…パケット 7…ヘッダ 71…時間インデックス 72…識別子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバ側に蓄積している圧縮符号化した
    動画像データをネットワークを介してクライアントに実
    時間で配信するネットワーク動画像配信システムであっ
    て、 サーバ側には、クライアントからの要求により指定され
    た動画像データの番組を選択してクライアントに送出す
    る手段を有し、クライアント側には、該サーバに所望の
    動画像データの番組を要求する手段を有するネットワー
    ク動画像配信システムにおいて、 サーバ側には、 動画像データの送出に当たって動画像データをデータパ
    ケットに分割し該データパケット内に該データパケット
    の時間インデックスを付加して送出する手段と、 クライアントから通知されたデータパケットの時間イン
    デックスを判定して該判定の条件に合致した場合に、送
    信すべきデータパケットを選択してクライアントに送出
    する手段と、を有し、 クライアント側には、 該サーバからのデータパケットを受信して該データパケ
    ットに含まれる時間インデックスより伝送遅延を算出す
    る手段と、 該サーバから受信したデータパケットがクライアント内
    部で処理されるまでの処理遅延を算出する手段と、 該算出された伝送遅延および処理遅延を判定し遅延調整
    の為の最適なデータパケットの時間インデックスを算出
    し該サーバに通知する手段と、を有することを特徴とす
    るネットワーク動画像配信システム。
  2. 【請求項2】 サーバ側において、 データパケットの送出に当たって該データパケット内に
    該データパケットの時間インデックスを付加して送出す
    る手段は、該時間インデックスとともに該データパケッ
    ト内にフレーム内符号化データが含まれるか否かの識別
    子を付加して送出し、 クライアントから通知されたデータパケットの時間イン
    デックスを判定して該判定の条件に合致した場合に、送
    信すべきデータパケットを選択してクライアントに送出
    する手段は、該時間インデックスとともにクライアント
    から通知された識別子を判定して、該判定の条件に合致
    した場合に、送信すべきデータパケットを選択してクラ
    イアントに送出し、 クライアント側において、 時間インデックスを算出し該サーバに通知する手段は、
    該時間インデックスとともにフレーム内符号化データを
    要求する識別子を送出することを特徴とする請求項1記
    載のネットワーク動画像配信システム。
  3. 【請求項3】 サーバ側には、クライアントからの要求
    により該クライアントからの要求で指定された複数個の
    パケットを連続して該クライアントに送信する手段を有
    し、 クライアント側には、 フレーム内符号化で符号化されている映像フレームの動
    画像データが分割され配置されているデータパケット数
    を復号時に算出し予測する手段と、サーバに複数のデー
    タパケットの送信を要求する手段と、 伝送遅延、処理遅延及び動画像データの復号器に於いて
    フレーム内符号化動画像データまたはフレーム間符号化
    動画像データの復号モードを識別し復号器の停止及び遅
    延調整の判定を行う手段と、を有することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のネットワーク動画像配信
    システム。
JP8019580A 1996-02-06 1996-02-06 ネットワーク動画像配信システム Pending JPH09214936A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019580A JPH09214936A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 ネットワーク動画像配信システム
CA002196622A CA2196622C (en) 1996-02-06 1997-02-03 Network data distribution system
US08/795,937 US6032189A (en) 1996-02-06 1997-02-05 Network data distribution system
EP97400252A EP0789471B1 (en) 1996-02-06 1997-02-05 Network data distribution system
DE69733441T DE69733441T2 (de) 1996-02-06 1997-02-05 Netzwerk-Daten-Verteilungssystem

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019580A JPH09214936A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 ネットワーク動画像配信システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002225475A Division JP3730942B2 (ja) 2002-08-02 2002-08-02 ネットワーク動画像配信システム及びこのシステムにおけるクライアント装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09214936A true JPH09214936A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12003216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8019580A Pending JPH09214936A (ja) 1996-02-06 1996-02-06 ネットワーク動画像配信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09214936A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003235023A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Lsi Systems:Kk データ供給装置、データ供給方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
US6894727B2 (en) 2000-09-12 2005-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Picture transmission apparatus, a picture transmission method and a recording medium, and a picture transmission program
WO2005122578A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 映像受信装置
US7711244B2 (en) 2001-10-29 2010-05-04 Panasonic Corporation Video/audio synchronizing apparatus
JP2016012797A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 富士通株式会社 描画システム、情報処理装置、端末装置、描画制御プログラム、描画プログラム、及び描画制御方法
JP2017055215A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 船井電機株式会社 情報機器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6894727B2 (en) 2000-09-12 2005-05-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Picture transmission apparatus, a picture transmission method and a recording medium, and a picture transmission program
US7711244B2 (en) 2001-10-29 2010-05-04 Panasonic Corporation Video/audio synchronizing apparatus
JP2003235023A (ja) * 2002-02-12 2003-08-22 Lsi Systems:Kk データ供給装置、データ供給方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
WO2005122578A1 (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 映像受信装置
JP2016012797A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 富士通株式会社 描画システム、情報処理装置、端末装置、描画制御プログラム、描画プログラム、及び描画制御方法
JP2017055215A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 船井電機株式会社 情報機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6032189A (en) Network data distribution system
US7051110B2 (en) Data reception/playback method and apparatus and data transmission method and apparatus for providing playback control functions
JP3193947B2 (ja) データ送信システム及びデータ送信方法
US7984179B1 (en) Adaptive media transport management for continuous media stream over LAN/WAN environment
EP1825672B1 (en) Method and apparatus for controlling a video surveillance display
US20120250762A1 (en) System and method for implementation of dynamic encoding rates for mobile devices
JPH06237451A (ja) 動画通信方式および端末装置
US20170142029A1 (en) Method for data rate adaption in online media services, electronic device, and non-transitory computer-readable storage medium
CN111093083B (zh) 数据传输方法及装置
JP2020507235A (ja) データバッファリング方法、ネットワーク機器、及び記憶媒体
US8839330B2 (en) Moving-picture image data-distribution method
JPH10336626A (ja) 映像データの転送方法および転送装置
CN102439935A (zh) 媒体适配的方法和装置
CN109862400B (zh) 一种流媒体传输方法、装置及其系统
JPH09214936A (ja) ネットワーク動画像配信システム
KR19980081099A (ko) 화상 전송 장치 및 화상 전송 방법
EP3843415A1 (en) Video image-based media stream bandwidth reduction
JP3730942B2 (ja) ネットワーク動画像配信システム及びこのシステムにおけるクライアント装置
CN102111330A (zh) 双通道视频监控系统的数据传输方法
JP3931642B2 (ja) ストリーム配信システム、ストリーム送信装置、及び、中継装置
JP3512716B2 (ja) 連続a/vデータの転送システム及び転送方法
JP3535672B2 (ja) 映像データ伝送装置及び映像データ伝送方法
WO2018012591A1 (ja) アプリケーション層マルチキャスト配信方法
JP2001136205A (ja) マルチキャストシステム、クライアント端末、送出装置
JPH10108160A (ja) データ配信システム