JP3512716B2 - 連続a/vデータの転送システム及び転送方法 - Google Patents

連続a/vデータの転送システム及び転送方法

Info

Publication number
JP3512716B2
JP3512716B2 JP2000227612A JP2000227612A JP3512716B2 JP 3512716 B2 JP3512716 B2 JP 3512716B2 JP 2000227612 A JP2000227612 A JP 2000227612A JP 2000227612 A JP2000227612 A JP 2000227612A JP 3512716 B2 JP3512716 B2 JP 3512716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
size
unit size
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000227612A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002044144A (ja
Inventor
淳一 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solutions Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solutions Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solutions Innovators Ltd filed Critical NEC Solutions Innovators Ltd
Priority to JP2000227612A priority Critical patent/JP3512716B2/ja
Publication of JP2002044144A publication Critical patent/JP2002044144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3512716B2 publication Critical patent/JP3512716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークを通じ
A/Vデータを転送するシステム及び転送方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】連続A/Vデータ転送の一例として、V
OD(Video On Demand)システムがあ
る。
【0003】図12に従来のVODシステムを示す。V
ODシステムはビデオデータ再生装置7と、ビデオデー
タ送信装置8と、記録媒体3と、出力装置4から構成さ
れている。記録媒体3には予めビデオデータが記録され
ている。
【0004】ビデオデータ再生装置7と、ビデオデータ
送信装置8は、データが転送されるネットワーク5によ
り接続されている。
【0005】ネットワーク5は、VOD専用の十分に高
速化されたネットワークではなく、VODと無関係の、
他のウェブ通信、電子メールデータ等も交信されるイン
ターネットであったり、或いはイーサネット(登録商
標)等をメディアとするLAN(LocalArea
Network)である。
【0006】ビデオデータ再生装置7は、ビデオ再生表
示手段711と、ビデオデータ受信手段712とを備え
るビデオデータ再生プログラム71と、データ通信機構
72とを備える。
【0007】ビデオデータ送信装置8は、ビデオデータ
読み込み手段811と、ビデオデータ送信手段812と
を備えるビデオデータ送出プログラム81と、データ通
信機構82とを備える。
【0008】データ送信機構72、82は、例えばUD
P(User Datagram−Protocol)
等のトランスポート層以下の通信機構である。
【0009】又このUDPでは、A/Vデータを一定の
周期で連続転送する(アイソクロナス転送する)ことを
重視し、データ受信でビット落ち等の誤りを検出しても
再送は行わない。
【0010】この様な構成を有する従来のVODシステ
ムは次の様に動作する。即ち、ビデオデータ送信プログ
ラム81は、ビデオデータをビデオデータ読み込み手段
811により記録媒体3から読み込み、ビデオデータ送
信手段812により、一定のサイズのビデオデータを送
信する。
【0011】ビデオデータ送信プログラム81は、最後
のビデオデータの送信が完了する迄これを繰り返す。
【0012】データ通信機構82は、送信されたビデオ
データを、ネットワーク5へ送出する。このときネット
ワーク5には一度に転送する最大データサイズに制限が
あり、データ通信機構82は、要求された送信データの
サイズが前述の最大転送サイズよりも大きい場合に、送
信要求データを最大転送サイズ以下となるように分割
し、ネットワーク5へ送出する。
【0013】データ通信機構72は、ネットワーク5か
ら到着したデータを受信する。このときデータ通信機構
82が送信データを分割していた場合、データ通信機構
72は、分割データを全て受信したところで、送信デー
タに復元する。復元されたデータは、ビデオデータ受信
手段712へ渡される。渡されたビデオデータは、ビデ
オ再生表示手段711へ渡され再生が行われ、出力装置
4上へ表示される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
には、次の様な問題点があった。即ち、送信要求データ
サイズが大きい場合に、データの欠落が発生すると、欠
落したデータのサイズ以上に上位層における実質的なデ
ータの到着率が悪化するということである。
【0015】その理由は、ビデオデータ送信手段812
がデータ通信機構82へ、ネットワーク5の最大転送サ
イズよりも大きいサイズのデータ送信を要求した場合、
データ通信機構82は、送信データの分割を行い、ネッ
トワーク5へ分割したデータを送出するが、このとき、
分割データがネットワーク5上で1つでも欠落すると、
データ通信機構72でのデータ復元が行えない。
【0016】従って、ネットワーク5上での最大転送サ
イズ単位のデータ欠落が、ビデオデータ送信装置8とビ
デオデータ再生装置7の間では、ビデオデータ送信手段
812の送信サイズ単位の欠落となり、分割数が多い
程、即ち送信要求サイズが大きい程、1つの分割ブロッ
クの欠落に対する損失データ量が多くなる為である。
【0017】又、この問題を回避する為に、固定的にビ
デオデータ送信の単位サイズを小さくしてしまうと、高
ビットレートのビデオデータを送信する際に、ビデオデ
ータ送信装置8が高負荷になってしまうという別の問題
が生ずることになる。
【0018】即ち、ビデオデータは、その再生に間に合
わせるために、単位時間あたりの再生に必要なデータ量
を送信し続けなければならない。この単位時間に必要な
データ量は、おおよそ各コンテンツで定義されたビデオ
データのビットレートにより求めることができる。
【0019】ビデオデータ送信手段812がビデオデー
タ送信の単位サイズが小さいと、単位時間当たりの送信
回数が多くなり、ビデオデータのヘッダー情報、通信の
為のヘッダー情報が増加する分オーバーヘッドが増大
し、ビデオデータ送信装置8が高負荷になってしまう。
【0020】以上VODシステムのビデオデータの配信
について説明したが、同様なことがディジタル化された
音データをネットワークを通じ配信するシステムについ
ても言える。
【0021】本発明は、ディジタル化されたA/Vデー
タ(音声データ、映像データ、或いは音声と映像が多重
化されたデータ)をネットワークを通じ再生装置に転送
するシステムにおいて、再生装置で、順次送られるA/
Vデータの連続性を判定し、A/Vデータの欠落頻度が
所定値を超えた場合、送信側にA/Vデータの送信単位
サイズの変更を要求し、送信装置で送信単位サイズを小
さくし、上位層で見たデータ到着率を改善し再生される
映像、音声の質を維持できるA/Vデータの転送システ
ム及び転送方法を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の連続
A/Vデータの転送システムは、A/Vデータ送信装置
とA/Vデータ再生装置とがネットワーク接続されたA
/Vデータの転送システムであって、前記A/Vデータ
送信装置は、記録媒体から、同一コンテンツについて、
ビットレートは同じであるが送信単位サイズ及び再生単
位サイズの異なる複数通りのA/Vデータを、A/Vデ
ータバッファに読み込むA/Vデータ読込手段と、複数
通りの内から送信単位サイズを決め、これとA/Vデー
タに定義されたビットレートに従い、間隔を決め、送信
単位サイズに対応するA/VデータをA/Vデータバッ
ファから読み出し、送信側データ通信機構に送信し、別
の送信単位サイズを指示されるとこれと前記ビットレー
トに従って間隔を変更し、指示された送信単位サイズの
A/VデータをA/Vデータバッファから読み出し送信
側データ通信機構に送信するA/Vデータ送信手段と、
前記A/Vデータ再生装置からの変更要求によりA/V
データの送信単位サイズを変更しそれをA/Vデータ送
信手段に指示する送信サイズ制御手段と、前記A/Vデ
ータ送信手段よりA/Vデータを受け、 そのサイズがネットワーク上のデータ転送単位サイズの
最大値を超えていれば前記最大の転送単位サイズ以下に
分割し、A/Vデータ再生装置に送出する送信側データ
通信機構とを備え、前記A/Vデータ再生装置は、ネッ
トワークより受信したデータが前記分割されたデータで
あればこれらを揃え、受信A/Vデータとする受信側デ
ータ通信機構と、前記受信A/Vデータの順序情報を解
読し、その連続性を判定し、連続する受信A/Vデータ
を所定間隔で、A/Vデータ再生手段に渡すA/Vデー
タ受信手段と、前記連続性の判定結果を統計的に保持し
不連続頻度を算出し、不連続頻度が予め設定された値を
超えるとA/Vデータ送信サイズ変更要求を前記A/V
データ送信装置へ送出するA/Vデータ受信状況監視手
段と、前記受信A/Vデータを再生単位として再生する
A/Vデータ再生手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】本発明による第2の連続A/Vデータの転
送システムは、A/Vデータ送信装置と複数のA/Vデ
ータ再生装置とがネットワーク接続されたA/Vデータ
の転送システムであって、前記A/Vデータ送信装置の
前記A/Vデータ読込手段が、複数のA/Vデータバッ
ファ及び読込制御情報エリアを有し、前記A/Vデータ
送信手段が複数の送信制御情報エリアを有し、前記複数
のA/Vデータ再生装置のそれぞれに指定されたA/V
データを送信し、前記送信サイズ制御手段が、前記複数
のA/Vデータ再生装置のそれぞれよりA/Vデータ送
信サイズ変更要求を受付け、前記送信制御情報エリア
の、変更要求の有ったA/Vデータ再生装置に対応する
エントリのA/Vデータ送信単位サイズを更新すること
を特徴とする。
【0024】本発明による第3の連続A/Vデータの転
送システムは、前記記録媒体に同一コンテンツについて
送信単位サイズの異なる複数通りのA/Vデータを、対
応するデータ番号のA/Vデータ同士が隣接する様に記
録しておき、前記A/Vデータ読込手段はこれらのA/
Vデータをバッファに前記記録順にロードし、前記A/
Vデータ送信手段は、前記送信サイズ制御手段より送信
単位サイズの変更指示を受けると、前記バッファからの
A/Vデータ読出アドレスを制御することで、A/Vデ
ータとしての連続性を保ちつつA/Vデータの送信単位
サイズを切り替えることを特徴とする。
【0025】本発明による第1の連続A/Vデータの転
送方法は、A/Vデータ送信装置とA/Vデータ再生装
置とがネットワーク接続されたA/Vデータの転送方法
であって、前記A/Vデータ送信装置は、記録媒体か
ら、同一コンテンツについて、ビットレートは同じであ
るが、送信単位サイズ及び再生単位サイズの異なる複数
通りのA/Vデータを、A/Vデータバッファに読み込
むA/Vデータ読込手順と、複数通りの内から送信単位
サイズを決め、これとA/Vデータに定義されたビット
レートに従い、間隔を決め、送信単位サイズに対応する
A/VデータをA/Vデータバッファから読み出し、送
信側データ通信手順に送信し、別の送信単位サイズを指
示されるとこれと前記ビットレートに従って間隔を変更
し、指示された送信単位サイズのA/VデータをA/V
データバッファから読み出し送信側データ通信手順に
信するA/Vデータ送信手順と、前記A/Vデータ再生
装置からの変更要求によりA/Vデータの送信単位サイ
ズを変更しそれをA/Vデータ送信手順に指示する送信
サイズ制御手順と、前記A/Vデータ送信手順よりA/
Vデータを受け、そのサイズがネットワーク上のデータ
転送単位サイズの最大値を超えていれば前記最大の転送
単位サイズ以下に分割し、A/Vデータ再生装置に送出
する送信側データ通信手順とを備え、前記A/Vデータ
再生装置は、ネットワークより受信したデータが前記分
割されたデータであればこれらを揃え、受信A/Vデー
タとする受信側データ通信手順と、前記受信A/Vデー
タの順序情報を解読し、その連続性を判定し、連続する
受信A/Vデータを所定間隔で、A/Vデータ再生手順
に渡すA/Vデータ受信手順と、前記連続性の判定結果
を統計的に保持し不連続頻度を算出し、不連続頻度が予
め設定された値を超えるとA/Vデータ送信サイズ変更
要求を前記A/Vデータ送信装置へ送出するA/Vデー
タ受信状況監視手順と、前記受信A/Vデータを再生単
位として再生するA/Vデータ再生手順とを備えたこと
を特徴とする。
【0026】本発明による第2の連続A/Vデータの転
送方法は、A/Vデータ送信装置と複数のA/Vデータ
再生装置とがネットワーク接続されたA/Vデータの転
送方法であって、前記A/Vデータ送信装置の前記A/
Vデータ読込手順が、複数のA/Vデータバッファ及び
読込制御情報エリアを有し、前記A/Vデータ送信手順
が複数の送信制御情報エリアを有し、前記複数のA/V
データ再生装置のそれぞれに指定されたA/Vデータを
送信し、前記送信サイズ制御手順が、前記複数のA/V
データ再生装置のそれぞれよりA/Vデータ送信サイズ
変更要求を受付け、前記送信制御情報エリアの、変更要
求の有ったA/Vデータ再生装置に対応するエントリの
A/Vデータ送信単位サイズを更新することを特徴とす
る。
【0027】本発明による第3の連続A/Vデータの転
送方法は、前記記録媒体に同一コンテンツについて送信
単位サイズの異なる複数通りのA/Vデータを、対応す
るデータ番号のA/Vデータ同士が隣接する様に記録し
ておき、前記A/Vデータ読込手順はこれらのA/Vデ
ータをバッファに前記記録順にロードし、前記A/Vデ
ータ送信手順は、前記送信サイズ制御手順より送信単位
サイズの変更指示を受けると、前記バッファからのA/
Vデータ読出アドレスを制御することで、A/Vデータ
としての連続性を保ちつつA/Vデータの送信単位サイ
ズを切り替えることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1を参照する
と、本実施形態のA/Vデータ転送システムは、プログ
ラム制御により動作するA/Vデータ再生装置1と、プ
ログラム制御により動作するA/Vデータ送信装置2
と、情報を記録する記憶媒体3と、ディスプレイ装置等
の出力装置4とから構成されている。
【0029】記録媒体3には、予めA/Vデータが記録
されている。A/Vデータ再生装置1と、A/Vデータ
送信装置2は、データが転送されるネットワーク5によ
り接続されている。
【0030】A/Vデータ送信装置2は、A/Vデータ
送出プログラム21と、データ通信機構22とを備え
る。
【0031】A/Vデータ送出プログラム21は、記録
媒体3からA/Vデータを読み込むA/Vデータ読み込
み手段211と、読み込んだA/Vデータを一定のサイ
ズで送信するA/Vデータ送信手段212と、A/Vデ
ータの送信サイズを調整するA/Vデータ送信サイズ制
御手段213とを備える。
【0032】A/Vデータ送信サイズ制御手段213
は、A/Vデータ再生装置1からの、A/Vデータ送信
サイズ変更要求を受信し、要求内容を解析し、A/Vデ
ータ送信手段212へ送信サイズの変更を指示する。
【0033】データ通信機構22は、A/Vデータ送信
プログラム21が行うデータ送受信の要求を、実際にネ
ットワーク5に対して実施するトランスポート層以下の
通信機構である。
【0034】具体的には、A/Vデータ送信手段212
から送信されたA/Vデータをネットワーク5へ送出
し、またA/Vデータ送信サイズ変更要求をネットワー
ク5から受信しA/Vデータ送信サイズ制御手段213
へ渡す。
【0035】ネットワーク5には、一度に転送する最大
データ転送サイズに制限があり、データ送信手段212
が送信したA/Vデータのサイズが、この最大転送サイ
ズを越えている場合、データ通信機構22は、送信デー
タを最大転送サイズ単位に分割して、ネットワーク5へ
送出する。
【0036】A/Vデータ再生装置1は、A/Vデータ
再生プログラム11と、データ通信機構12とを備え
る。
【0037】A/Vデータ再生プログラム11は、A/
Vデータを再生してディスプレイ或いはスピーカ等の出
力装置4に出力するA/Vデータ再生手段111と、A
/Vデータを受信するA/Vデータ受信手段112と、
A/Vデータ受信手段112のA/Vデータ受信状況を
監視し、データ受信状況が悪化した場合に、A/Vデー
タの送信サイズを小さくする様にA/Vデータ送信サイ
ズ変更要求をA/Vデータ送信装置2へ送信する、A/
Vデータ受信状況監視手段113とを備える。
【0038】データ通信機構12は、A/Vデータ再生
プログラム11が行うデータ送受信の要求を、実際にネ
ットワーク5に対して実施するトランスポート層以下の
通信機構である。
【0039】具体的には、A/Vデータ受信状況監視手
段113から送信されたA/Vデータ送信サイズ変更要
求をネットワーク5へ送出し、またA/Vデータをネッ
トワーク5から受信しA/Vデータ受信手段112へ渡
す。
【0040】ネットワーク5から受信したA/Vデータ
が、データ通信機構22によって分割された分割データ
の1つの場合は、分割された全ての分割データを受信後
揃え、元の送信データに復元した後、A/Vデータ受信
手段112へ渡す。
【0041】次に、本実施形態の動作について図面を参
照して説明する。図1及び図2〜図5のフローチャート
を参照して本実施形態の動作について詳細に説明する。
【0042】図2を参照し、A/Vデータ送信プログラ
ム21の動作、手順について説明する。A/Vデータ送
信プログラム21は、送信するA/Vデータのビットレ
ートを元に、A/Vデータ送信手段212の送信単位サ
イズを決定する(図2のステップA1)。
【0043】送信単位サイズが大きいほど、送信回数が
少なくなり、送信処理に必要なオーバーヘッドが少なく
て済む。よって、送信単位サイズは可能な範囲での最大
の値を使用する。
【0044】A/Vデータ送信プログラム21はA/V
データを、A/Vデータ読み込み手段211によって記
録媒体3から読み込み(ステップA2)、A/Vデータ
送信手段212によってデータがEOD(End Of
Data)コードか判定し(ステップA3)、EOD
でなければ送信単位サイズのA/Vデータを送信する
(ステップA4)。
【0045】以降A/Vデータの送信は、A/Vデータ
の読み込みがEOD(エンド・オブ・データ)となるま
で繰り返す。この繰り返しの中で、A/Vデータ送信サ
イズ制御手段213が、A/Vデータ送信サイズ変更要
求を受信したか判定し(ステップA5)、受信時は、以
後のA/Vデータ送信単位サイズを要求されたサイズに
変更する(ステップA6)。
【0046】A/Vデータは、その再生に間に合わせる
為に、単位時間あたりの再生に必要なデータ量を送信し
続けなければならない。この単位時間に必要なデータ量
は、おおよそA/Vデータのビットレートにより求める
ことができる。ステップA6にて送信単位サイズを小さ
く変更した場合、それ以前のデータ送信間隔のままで
は、単位時間あたりに送信するA/Vデータの総量は少
なくなってしまい、単位時間に必要なデータ量を送信す
ることができなくなってしまう。
【0047】このため、A/Vデータ送信単位サイズを
変更する際には、データ送信間隔も合わせて変更し、単
位時間に必要なデータ量を送信できる様にする。
【0048】送信されたA/Vデータは、データ通信機
構22によりネットワーク5へ送出され、ネットワーク
5を経由して、A/Vデータ再生装置1へ到着する。到
着したA/Vデータは、データ通信機構12により受信
され、A/Vデータ受信手段112へ渡される。
【0049】図3を参照し、A/Vデータ再生プログラ
ム11の動作、手順を説明する。A/Vデータ再生プロ
グラム11は、A/Vデータ受信手段112により受信
したA/VデータをA/Vデータ再生手段111により
再生し、出力装置4へ渡す(図3のステップB1及びB
2)。
【0050】A/Vデータ再生プログラム11は、最終
A/Vデータを受信する迄A/Vデータの受信および再
生を繰り返す(ステップB7)。
【0051】この繰り返しの間、A/Vデータ受信手段
112は、データ内コマ番号、或いはタイムスタンプ情
報により、受信したA/Vデータが前回受信したA/V
データと連続しているか判定し、判定結果をA/Vデー
タ受信状況監視手段113に通知する(ステップB
3)。
【0052】A/Vデータ受信状況監視手段113は、
通知された判定結果を統計的に保持し、受信データが連
続でない場合は、その頻度を算出する(ステップB
4)。
【0053】算出された結果から受信A/Vデータが不
連続となる頻度が所定の値を超えたか判断し(ステップ
B5)、超えた場合A/Vデータ送信サイズを小さくす
る様、A/Vデータ送信サイズ変更要求を、A/Vデー
タ送信装置2へ送信する(ステップB6)。
【0054】図4を参照し、データ通信機構22の動作
を説明する。A/Vデータ送信手段212から送信され
たA/Vデータは、データ通信機構22で、送信サイズ
がネットワーク5の最大転送サイズよりも大きいかを判
定する(ステップC1)。
【0055】送信サイズが前述の最大転送サイズよりも
大きい場合は、送信データを最大転送サイズに分割し
(ステップC2)、分割データ単位で順次ネットワーク
5へ送出する(ステップC3)。
【0056】又、前述の送信サイズが、前述の最大転送
サイズ以下の場合は、送信データをそのままネットワー
ク5へ送出する(ステップC4)。
【0057】図5を参照し、データ通信機構12の動作
を説明する。A/VデータがA/Vデータ再生装置1へ
到着すると、データ通信機構12は、ネットワーク5か
ら到着したデータを受信し(ステップD1)、データの
ヘッダーよりこのデータが分割されたものかを判別する
(ステップD2)。
【0058】分割されたデータの場合は、全ての後続の
分割データを読み込み、元のデータに復元するために、
受信中データとして保持しておく(ステップD3)。
【0059】後続のデータが到着すると、そのデータを
読み込み(ステップD4)、このデータが、受信中デー
タの続きであるかを判別する(ステップD5)。続きで
ある場合は、受信中データの続きとして保持しておく
(ステップD6)。この操作は全ての分割データが揃う
まで繰り返される(ステップD7)。全ての分割データ
が揃うと、元のデータに復元し(ステップD8)、A/
Vデータ受信手段112へ受信データとして渡す(ステ
ップD10)。
【0060】一方、ステップD5で、読み込んだデータ
が受信中データの続きでないと判定した場合、ネットワ
ーク5にて転送データの欠落が発生したため、現在受信
中データの復元ができないと判断し、受信中データとし
て保持してあるデータを破棄する(ステップD9)。
【0061】このとき今回読み込んだデータは、新たに
読み込んだデータとしてステップD2に戻る。また、ス
テップD2で分割データでない場合には、読み込んだデ
ータをA/Vデータ受信手段112へ受信データとして
渡す(ステップD10)。
【0062】次に、具体例を用いて説明する。例えば、
図2のステップA1で決定したA/Vデータ送信サイズ
が16Kバイト、ネットワーク5の最大転送サイズが1
Kバイトの場合、データ通信機構22は、送信A/Vデ
ータを16個に分割し、ネットワーク5へ送出する(図
4のステップC2およびC3)。
【0063】ネットワーク5のデータ転送品質が31/
32(約96.9%)となった場合、A/Vデータ再生
装置1に到着できない分割データが1/16の割合で発
生することになり、データ通信機構12が復元できるデ
ータは、図6に示す通り、送信A/Vデータの1/2と
なる。
【0064】A/Vデータ受信状況監視手段113は、
この状況をデータ不連続が多発していると判断し、送信
サイズを1/2とするようA/Vデータ送信サイズ変更
要求を、A/Vデータ送信装置2へ送信する(図3のス
テップB5およびB6)。
【0065】A/Vデータ送信サイズ変更要求を受信し
たA/Vデータ送信サイズ制御手段213は、要求され
た通り、A/Vデータの送信単位サイズを1/2にする
ようA/Vデータ送信手段212へ指示する(図2のス
テップA5およびA6)。
【0066】これ以後、A/Vデータ送信手段212が
送信する単位サイズは8Kバイトに変更される。又同時
にデータ送信間隔を、今までの1/2に変更する。
【0067】送信単位サイズが8Kバイトの場合、デー
タ通信機構12が復元できるデータは、図7に示す通
り、送信A/Vデータの3/4となる。更に送信サイズ
を1/2の4Kバイトにした場合、データ通信機構12
が復元できるデータは送信A/Vデータの7/8とな
り、送信サイズを2Kバイトにした場合は、同様に送信
A/Vデータの15/16が復元可能となる。
【0068】但し送信サイズを2Kバイトとした場合、
最初の16Kバイトと比べると、単位時間あたりの送信
回数が8倍になっており、単位時間内に発生する送信処
理に必要なオーバーヘッドが8倍となる。つまり送信サ
イズを小さくすると、A/Vデータ送信装置2の負荷が
高くなっていく。この為送信サイズの縮小は、A/Vデ
ータ送信装置2の負荷が許容範囲に収まっている間だけ
行う。
【0069】ここで、送信単位サイズ16Kバイト、8
KバイトのA/Vデータの例を説明する。図8(A)は
300ドット*200ラインの動画像を12コマ/秒で
扱い、動画像をMPEG(Moving Pictur
e Coding Experts Group)圧縮
した映像(ビデオ)データである。
【0070】12コマをグループA0〜A3にグループ
化し、A0グループではコマ#0の画像は輝度信号Y、
色差信号U、VについてDCT(離散的コサイン変
換)、量子化、ハフマン符合化により圧縮し、コマ#1
についてはブロック単位のコマ#0からの動きベクトル
とし、コマ#2についてはブロック単位のコマ#1から
の動きベクトルとして圧縮し、これらを合わせデリミ
タ、再生上の制御情報も付加しGP−A0データとす
る。GP−A1〜GP−A3についても同様に圧縮され
ている。
【0071】各グループのサイズはおおよそ16Kバイ
トであり、A/Vデータ再生装置1では、このグループ
を単位に再生する。尚、図中の括弧内の数字は秒を単位
とした時刻(タイムスタンプ)を示している。
【0072】図8(B)は、同一の動画像データについ
て単位サイズを1/2にしたものである。即ち各コマを
300ドット*100ラインとし、24コマ/秒とし、
同様に3コマ毎にグループ化したものである。GP−B
0〜GP−B7の各グループのサイズはおおよそ8Kバ
イトあり、A/Vデータ再生装置1ではこのグループを
単位に再生する。
【0073】次に、A/Vデータ送信プログラム21
が、送信単位サイズをA/Vデータ再生装置1の要求に
より、切り替える動作、及び方法を具体例で説明する。
図9に示す様に記録媒体3のコンテンツは、同一コンテ
ンツについて単位サイズを16Kバイトとするデータと
単位サイズを8Kバイトするデータが、GP−A0の次
にGP−B0、GP−B1の様にデータ番号、あるいは
タイムスタンプが対応するデータが隣接するようにマー
ジされた形式で記録されている。
【0074】A/Vデータ読込手段211はバッファ2
112の指定ブロックに記録された形式で読み込む。又
バッファ制御情報として、バッファ読出ポインタ211
1−1が設けられており、通常は送信単位サイズが16
Kバイトであり、A/Vデータ送信手段212はバッフ
ァ読出ポインタのSZ、SUBのビットを”00”に固
定し、GP番号の部分をインクリメントしながらバッフ
ァ2112よりGP−A0、GP−A1、・・を順次読
出し送信する。
【0075】A/Vデータ送信サイズ制御手段213よ
り、送信単位サイズを8Kバイトにするよう指示される
とバッファ読出ポインタのSZを”1”に書き換え、S
UBを毎回反転させ、更にSUBが”1”であればGP
番号をインクリメントしバッファ2112よりGP−B
0、GP−B1、・・を順次読出し送信することで送信
単位サイズを切り替える。
【0076】次に、本発明の第2実施形態について図面
を参照して説明する。図10は本実施形態のA/Vデー
タ転送システムの全体構成を示したブロック図である。
本実施形態のA/Vデータ転送システムは、図1に示さ
れたシステムと較べ、A/Vデータ送信装置2AがN台
のA/Vデータ再生装置1−1〜1−Nに対応出来る点
で異なる。
【0077】A/Vデータ再生装置1−I(I:1〜
N)は、それぞれが独立してA/Vデータの再生を行
う。すなわちA/Vデータ送信装置2Aは、A/Vデー
タ再生装置1−I毎に別々のA/Vデータを送信する。
【0078】A/Vデータ読込手段211Aは、メモリ
上にそれぞれN個のエントリーからなるバッファ211
2Aと、読込制御情報エリア2111Aを有す。バッフ
ァ2112Aの各エントリは2個のブロックに分割さ
れ、各ブロックには記録媒体3より連続する多数コマの
A/Vデータが交互に読み込まれ、ダブルバッファとな
っている。
【0079】又、A/Vデータ送信手段212Aは、メ
モリ上にN個のエントリーからなる送信制御情報エリア
2121と、周期テーブル2122を有す。読込制御情
報エリア2111Aの1エントリ、バッファ2112A
の1エントリ、送信制御情報エリア2121の1エント
リの組が1台のA/Vデータ再生装置1−Iに対応して
いる。
【0080】読込制御情報エリア2111Aの各エント
リには、動作中フラグ、対応するコンテンツの記憶媒体
3上の読出アドレス、バッファ2112Aの対応エント
リの書込ブロック指定、エントリ内書込ポインタ、読出
ポインタを有す。
【0081】又、送信制御情報エリア2121の各エン
トリには、相手のA/Vデータ再生装置1−IのIPア
ドレス、動作中フラグ、サービス中のA/Vデータのビ
ットレート、送信サイズ、送信済みの最新のコマ番号或
いはタイムスタンプ情報を有している。周期テーブル2
122はA/Vデータの送信周期(間隔)を2〜3グル
ープに分けて各グループのバッファ2112Aのエント
リ番号を保持している。
【0082】本実施形態の動作、及び手順を図面を参照
して詳細に説明する。図11において、送信先のA/V
データ再生装置1が1つの場合は、A/Vデータ送信プ
ログラム21の動作は、図2のA1〜A6までと同一と
なるが、複数のA/Vデータ再生装置1−IにA/Vデ
ータを送信する場合、A/Vデータ送信プログラム21
Aは、それぞれのA/Vデータ再生装置1−Iが要求し
再生するA/Vデータを、対応する装置へ送信する。
【0083】A/Vデータ読込手段211Aは、動作中
フラグがオンしている読込制御情報エリア2111Aの
各エントリについて、順次書込用の情報を参照、更新し
ながら記憶媒体3のA/Vデータを対応するバッファエ
ントリに読み込む。(ステップE2)。
【0084】A/Vデータ送信手段212Aは、周期テ
ーブル2122に定義された周期で各A/Vデータ再生
装置への送信動作を行う。読込制御情報エリア2111
Aの各エントリの読出用の情報を参照更新しながらA/
Vデータを単位サイズ分バッファ2112Aの対応エン
トリより読出し、送信制御情報エリア2121の対応エ
ントリの情報を参照し、ヘッダー情報を付加し対応する
A/Vデータ再生装置1−Iへ送信する(ステップE
4)。
【0085】例えば、送信周期が通常と、その1/2の
2グループとすると、数ミリ秒の基本時計(タイマー割
込)を契機として通常周期グループと1/2のグループ
について各エントリの送信を行い、次の基本サイクルで
は1/2のグループについてのみ各エントリの送信を行
い待機ないし新規処理をするという様にし各A/Vデー
タ再生装置1−IへのA/Vデータ送信レートを一定に
保つ。
【0086】A/Vデータの送信は、送信中の全てのA
/Vデータの読み込みがEODとなる迄繰り返す(ステ
ップE3)。
【0087】この繰り返しの中で、あるA/Vデータ再
生装置1−IからA/Vデータ送信サイズ変更要求を受
信した場合は、送信制御情報エリア2121の、前記要
求のあったA/Vデータ再生装置1−Iに対応するエン
トリの送信単位サイズを要求されたサイズに変更し、こ
の変更に対応して周期テーブル2122も更新する(ス
テップE5およびE6)。例えば、エントリiの送信単
位サイズが通常サイズの1/2に変更されると、エント
リiは周期テーブル2122の通常周期のグループから
通常の1/2周期のグループに移す。
【0088】又送信単位サイズの変更は、読込制御情報
エリア2111Aの対応エントリのバッファ読み出しポ
インタにも即座に反映される。
【0089】A/Vデータの読み込みおよび送信の繰り
返しの中で、新規にA/Vデータの再生を行うA/Vデ
ータ再生装置1−Iが追加されると(ステップE7)、
新たに送信するA/Vデータのビットレートを元に、新
たに送信するA/Vデータの送信単位サイズを決定し
(ステップE1)、読み込みおよび送信対象のA/Vデ
ータに加える(動作中フラグをオンにし、周期テーブル
2122の該当グループに追加される)。
【0090】上記第1及び第2の実施形態では、A/V
データ送信装置2、2Aの主要部をA/Vデータ送信プ
ログラム21、21Aとして説明したがこれらは、プロ
グラムに限定されるものではなくハードウェアデバイス
で実現してもよい。又、A/Vデータ再生装置1につい
ても、同様にA/Vデータ再生プログラム11の機能を
ハードウェアデバイスで実現してもよい。
【0091】
【発明の効果】本発明による連続A/Vデータ転送シス
テム及び転送方法は、データ受信側で受信状況を監視
し、受信状況が悪化したときに、A/Vデータ送信単位
サイズを小さくすることで、A/Vデータ受信手段、手
順への欠落データ量を小さくするため、ネットワークで
のデータ損失による復元率低下を最小限とする効果を有
す。
【0092】又、通常はA/Vデータの送信単位サイズ
を大きくしておき、送信回数を少なくすることでオーバ
ーヘッドを抑えておき、データの受信状況が悪化した場
合にのみ、送信サイズを小さくすることで、必要な時に
のみデータ送信の負荷が高くなるためデータ送信による
負荷をできるだけ低く抑えることができる効果も有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のA/Vデータ転送シス
テムの全体構成を示すブロック図。
【図2】図1のA/Vデータ送信プログラム21の動
作、手順を示すフローチャート。
【図3】図1のA/Vデータ再生プログラム11の動
作、手順を示すフローチャート。
【図4】図1のデータ通信機構22の動作を示すフロー
チャート。
【図5】図1のデータ通信機構12の動作を示すフロー
チャート。
【図6】ネットワーク5のデータ転送品質が96.9%
でA/Vデータの送信単位サイズを16Kバイトとする
場合のデータ復元率を示す図。
【図7】ネットワーク5のデータ転送品質が96.9%
でA/Vデータの送信単位サイズを8Kバイトとする場
合のデータ復元率を示す図。
【図8】単位サイズが16Kバイト、8KバイトのA/
Vデータの例を示す図。
【図9】図1のA/Vデータ送信プログラム21が送信
単位サイズを切り替える具体例を示す図。
【図10】本発明の第2実施形態のA/Vデータ転送シ
ステムの全体構成を示すブロック図。
【図11】図10のA/Vデータ送信プログラム21A
の動作、手順を示すフローチャート。
【図12】従来のVODシステムの全体構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1、1−1、・・1−N A/Vデータ再生装置 11 A/Vデータ再生プログラム 111 A/Vデータ再生手段 112 A/Vデータ受信手段 113 A/Vデータ受信状況監視手段 12 データ通信機構 2、2A A/Vデータ送信装置 21、21A A/Vデータ送信プログラム 211、211A A/Vデータ読込手段 2111、2111A 読込制御情報エリア 2112、2112A バッファ 212、212A A/Vデータ送信手段 2121 送信制御情報エリア 2122 周期テーブル 213 A/Vデータ送信サイズ制御手段 22 データ通信機構 3 記憶媒体 4 出力装置 5 ネットワーク

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A/Vデータ送信装置とA/Vデータ再
    生装置とがネットワーク接続されたA/Vデータの転送
    システムであって、前記A/Vデータ送信装置は、記録
    媒体から、同一コンテンツについて、ビットレートは同
    じであるが送信単位サイズ及び再生単位サイズの異なる
    複数通りのA/Vデータを、A/Vデータバッファに読
    み込むA/Vデータ読込手段と、複数通りの内から送信
    単位サイズを決め、これとA/Vデータに定義されたビ
    ットレートに従い、間隔を決め、送信単位サイズに対応
    するA/VデータをA/Vデータバッファから読み出
    し、送信側データ通信機構に送信し、別の送信単位サイ
    ズを指示されるとこれと前記ビットレートに従って間隔
    を変更し、指示された送信単位サイズのA/Vデータを
    A/Vデータバッファから読み出し送信側データ通信機
    構に送信するA/Vデータ送信手段と、前記A/Vデー
    タ再生装置からの変更要求によりA/Vデータの送信単
    位サイズを変更しそれをA/Vデータ送信手段に指示す
    る送信サイズ制御手段と、前記A/Vデータ送信手段よ
    りA/Vデータを受け、そのサイズがネットワーク上の
    データ転送単位サイズの最大値を超えていれば前記最大
    の転送単位サイズ以下に分割し、A/Vデータ再生装置
    に送出する送信側データ通信機構とを備え、前記A/V
    データ再生装置は、ネットワークより受信したデータが
    前記分割されたデータであればこれらを揃え、受信A/
    Vデータとする受信側データ通信機構と、前記受信A/
    Vデータの順序情報を解読し、その連続性を判定し、連
    続する受信A/Vデータを所定間隔で、A/Vデータ再
    生手段に渡すA/Vデータ受信手段と、前記連続性の判
    定結果を統計的に保持し不連続頻度を算出し、不連続頻
    度が予め設定された値を超えるとA/Vデータ送信サイ
    ズ変更要求を前記A/Vデータ送信装置へ送出するA/
    Vデータ受信状況監視手段と、前記受信A/Vデータを
    再生単位として再生するA/Vデータ再生手段とを備え
    たことを特徴とする連続A/Vデータの転送システム。
  2. 【請求項2】 A/Vデータ送信装置と複数のA/Vデ
    ータ再生装置とがネットワーク接続されたA/Vデータ
    の転送システムであって、前記A/Vデータ送信装置の
    前記A/Vデータ読込手段が、複数のA/Vデータバッ
    ファ及び読込制御情報エリアを有し、前記A/Vデータ
    送信手段が複数の送信制御情報エリアを有し、前記複数
    のA/Vデータ再生装置のそれぞれに指定されたA/V
    データを送信し、前記送信サイズ制御手段が、前記複数
    のA/Vデータ再生装置のそれぞれよりA/Vデータ送
    信サイズ変更要求を受付け、前記送信制御情報エリア
    の、変更要求の有ったA/Vデータ再生装置に対応する
    エントリのA/Vデータ送信単位サイズを更新すること
    を特徴とする請求項1記載の連続A/Vデータの転送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体に同一コンテンツについて
    送信単位サイズの異なる複数通りのA/Vデータを、対
    応するデータ番号のA/Vデータ同士が隣接する様に記
    録しておき、前記A/Vデータ読込手段はこれらのA/
    Vデータをバッファに前記記録順にロードし、前記A/
    Vデータ送信手段は、前記送信サイズ制御手段より送信
    単位サイズの変更指示を受けると、前記バッファからの
    A/Vデータ読出アドレスを制御することで、A/Vデ
    ータとしての連続性を保ちつつA/Vデータの送信単位
    サイズを切り替えることを特徴とする請求項1、又は2
    記載の連続A/Vデータの転送システム。
  4. 【請求項4】 A/Vデータ送信装置とA/Vデータ再
    生装置とがネットワーク接続されたA/Vデータの転送
    方法であって、前記A/Vデータ送信装置は、記録媒体
    ら、同一コンテンツについて、ビットレートは同じで
    あるが、送信単位サイズ及び再生単位サイズの異なる複
    数通りのA/Vデータを、A/Vデータバッファに読
    込むA/Vデータ読込手順と、複数通りの内から送信単
    位サイズを決め、これとA/Vデータに定義されたビッ
    トレートに従い、間隔を決め、送信単位サイズに対応す
    るA/VデータをA/Vデータバッファから読み出し、
    送信側データ通信手順に送信し、別の送信単位サイズを
    指示されるとこれと前記ビットレートに従って間隔を変
    更し、指示された送信単位サイズのA/VデータをA/
    Vデータバッファから読み出し送信側データ通信手順に
    送信するA/Vデータ送信手順と、前記A/Vデータ再
    生装置からの変更要求によりA/Vデータの送信単位サ
    イズを変更しそれをA/Vデータ送信手順に指示する送
    信サイズ制御手順と、前記A/Vデータ送信手順よりA
    /Vデータを受け、そのサイズがネットワーク上のデー
    タ転送単位サイズの最大値を超えていれば前記最大の転
    送単位サイズ以下に分割し、A/Vデータ再生装置に送
    出する送信側データ通信手順とを備え、前記A/Vデー
    タ再生装置は、 ネットワークより受信したデータが前記分割されたデー
    タであればこれらを揃え、受信A/Vデータとする受信
    側データ通信手順と、前記受信A/Vデータの順序情報
    を解読し、 その連続性を判定し、連続する受信A/Vデータを所定
    間隔で、A/Vデータ再生手順に渡すA/Vデータ受信
    手順と、前記連続性の判定結果を統計的に保持し不連続
    頻度を算出し、不連続頻度が予め設定された値を超える
    とA/Vデータ送信サイズ変更要求を前記A/Vデータ
    送信装置へ送出するA/Vデータ受信状況監視手順と、
    前記受信A/Vデータを再生単位として再生するA/V
    データ再生手順とを備えたことを特徴とする連続A/V
    データの転送方法。
  5. 【請求項5】 A/Vデータ送信装置と複数のA/Vデ
    ータ再生装置とがネットワーク接続されたA/Vデータ
    の転送方法であって、前記A/Vデータ送信装置の前記
    A/Vデータ読込手順が、複数のA/Vデータバッファ
    及び読込制御情報エリアを有し、前記A/Vデータ送信
    手順が複数の送信制御情報エリアを有し、前記複数のA
    /Vデータ再生装置のそれぞれに指定されたA/Vデー
    タを送信し、前記送信サイズ制御手順が、前記複数のA
    /Vデータ再生装置のそれぞれよりA/Vデータ送信サ
    イズ変更要求を受付け、前記送信制御情報エリアの、変
    更要求の有ったA/Vデータ再生装置に対応するエント
    リのA/Vデータ送信単位サイズを更新することを特徴
    とする請求項4記載の連続A/Vデータの転送方法。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体に同一コンテンツについて
    送信単位サイズの異なる複数通りのA/Vデータを、対
    応するデータ番号のA/Vデータ同士が隣接する様に記
    録しておき、前記A/Vデータ読込手順はこれらのA/
    Vデータをバッファに前記記録順にロードし、前記A/
    Vデータ送信手順は、前記送信サイズ制御手順より送信
    単位サイズの変更指示を受けると、前記バッファからの
    A/Vデータ読出アドレスを制御することで、A/Vデ
    ータとしての連続性を保ちつつA/Vデータの送信単位
    サイズを切り替えることを特徴とする請求項4、又は5
    記載の連続A/Vデータの転送方法。
JP2000227612A 2000-07-27 2000-07-27 連続a/vデータの転送システム及び転送方法 Expired - Fee Related JP3512716B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227612A JP3512716B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 連続a/vデータの転送システム及び転送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000227612A JP3512716B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 連続a/vデータの転送システム及び転送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002044144A JP2002044144A (ja) 2002-02-08
JP3512716B2 true JP3512716B2 (ja) 2004-03-31

Family

ID=18721031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000227612A Expired - Fee Related JP3512716B2 (ja) 2000-07-27 2000-07-27 連続a/vデータの転送システム及び転送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3512716B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4183586B2 (ja) * 2003-09-12 2008-11-19 三洋電機株式会社 映像表示装置
JP4546114B2 (ja) * 2004-03-04 2010-09-15 Necインフロンティア株式会社 音声パケット転送方法及びそれに用いる端末
JP4564782B2 (ja) * 2004-05-21 2010-10-20 日本放送協会 データ受信装置およびデータ受信プログラム
JP4598627B2 (ja) * 2005-08-24 2010-12-15 富士通株式会社 コンテンツ編集装置及びその再生装置
JP4972980B2 (ja) * 2006-04-14 2012-07-11 富士通株式会社 データ通信プログラム、データ通信方法および携帯端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002044144A (ja) 2002-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3658087B2 (ja) 端末装置及び端末装置の制御方法
JP4949591B2 (ja) ビデオ誤り回復方法
US7051110B2 (en) Data reception/playback method and apparatus and data transmission method and apparatus for providing playback control functions
JP5026167B2 (ja) ストリーム伝送サーバおよびストリーム伝送システム
EP0868086B1 (en) Video decoder
KR20090124993A (ko) 송신 장치, 송신 방법 및 수신 장치
JPH0998430A (ja) 動画像データ格納方式および動画像データ復号方式
JP2009512265A (ja) ネットワーク上の動画データ伝送制御システムとその方法
JPH10336626A (ja) 映像データの転送方法および転送装置
KR100511034B1 (ko) 화상전송장치및화상전송방법
JP2003209807A (ja) 動画再生方法及び装置
JP3512716B2 (ja) 連続a/vデータの転送システム及び転送方法
US7558323B2 (en) Video data transmission method for changing transmission data amounts in accordance with a transmission speed and a transmission system therefor
US5608450A (en) Video conferencing system with fast packet loss recovery
JP2002149316A (ja) データ送信装置、データ受信装置、およびデータ送信方法、並びにプログラム記憶媒体
JP2000295597A (ja) メディアデータ受信および送信装置
JP2004289295A (ja) データ処理システム、データ処理装置及びデータ処理方法
US6947447B1 (en) Image communication apparatus, image communication method and recording medium which stores the sound and image
JP3323057B2 (ja) 符号化装置、復号化装置及び伝送システム
JP4255685B2 (ja) 画像伝送方法および画像伝送装置
JP3730942B2 (ja) ネットワーク動画像配信システム及びこのシステムにおけるクライアント装置
JPH09214936A (ja) ネットワーク動画像配信システム
JPH1141608A (ja) 画像伝送装置および画像符号化方法および画像符号化装置
JP4892541B2 (ja) 画像伝送方法および画像伝送システム
WO2018012591A1 (ja) アプリケーション層マルチキャスト配信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20031224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040107

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees