JP4936542B2 - 通信制御装置、通信制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
このような動画像データの送信、特にライブ映像等のリアルタイム性を必要とする動画像データの長時間にわたる送信のために、RTPと呼ばれるプロトコルを用いるのが一般的となっている。RTPは、IETFによりRFC1889及びRFC1890として定義された、音声や動画像等をリアルタイムでデータ転送するためのプロトコルである。尚、RTPは、A Transport Protocol for Real-Time Applicationsの略である。
本明細書では、例えばRTPのようなプロトコルを用いて送信する音声や動画像等のデータを、必要に応じて、ストリーム或いはストリームデータと呼ぶことにする。
このようなUDP/IP等のプロトコルを用いた通信は、リアルタイム性には優れているものの、その性質上、パケットロス等のエラーが発生しやすいという問題がある。もし、エラーが発生すれば、動画像の一部が欠落するといった現象が発生する可能性が高い。このため、様々な工夫がなされている。例えば、圧縮符号化された動画像データに対し、符号化時点でエラーの波及する範囲を限定する仕組みを組み込んだり、一度発生したエラーに対して再生表示する際の動画像の欠落を目立たなくしたりするといったことが実際に行われている。
また、通信の側面からは、より信頼性の高い通信回線が提案され、特定条件下では、エラー率はかなり低いものとなってきている。
従来、パケットロス等のエラーの発生を抑制させる技術として、次のような技術が提案されている(特許文献1を参照)。すなわち、パケットの送信タイミングを遅延させることで、非常に短い送信間隔でパケットが送出されることを抑制し、ネットワーク経路のルーター等におけるバッファのデータが溢れることによるデータ損失を少なくする技術が提案されている。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、動画像データの伝送エラーを低減することを目的とする。
以下に、図面を参照しながら、本発明の第1の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態では、通信制御装置の一例である送信装置が、通信機能を備えたネットワークカメラとしての機能を有する場合を例に挙げて説明を行う。
図1は、送信装置のシステム構成の一例を示すブロック図である。
図1において、ストリーム取得部101は、撮像部を備え、動画像データ及び音声データを含むストリームデータを送信用のデータとして取得する。尚、ストリームデータは、必ずしもこのようなものでなくてもよい。映像データ、音声データ、及びグラフィックデータの少なくとも何れか1つを含むマルチメディアデータであれば、どのようなストリームデータであってもよい。
また、ストリーム特性情報として、所定の処理単位での復号化時間又は再生時間、及び所定の処理単位毎のストリームデータのサイズを採用することができる。更に、所定の処理単位内で最も大きなフレームのサイズ、及び所定の処理単位に含まれるフレームにおける1フレーム当たりの復号化時間又は再生時間をストリーム特性情報として採用することもできる。所定の処理単位には、ストリームデータを構成する1つ以上のフレームが含まれており、例えば、後述するGOPやGOVを所定の処理単位として採用することができる。
以上のように本実施形態では、ストリーム特性情報によりデータ特性情報が実現される。
前述したように、ストリーム符号化部102は、ストリーム取得部101から入力されたストリームデータ210を符号化する。パケット化部103は、符号化されたストリームデータを、通信に適したサイズに分割し、分割したストリームデータの各々に適切なヘッダ情報を付加してパケット211を生成する。
パケット211は、バッファメモリ108へ格納され、格納されたパケット211の格納情報212は、システムコントローラ110へ伝えられる。尚、図2において、バッファメモリ108は、送信バッファとして機能し、システムコントローラ110は、バッファ管理部として機能する。
スケジューリング部104は、入力されたストリーム特性情報215及び通信特性情報213に基づいてパケット211の送信タイミングが計算される。そして、その送信タイミングの計算結果が、送信タイミング情報として送信部105に送られる。
図3は、スケジューリング部104において計算された送信タイミング情報に基づいて送信タイミングの制御を行った場合のパケット送信間隔の変化の概要の一例を示す図である。
図3において、I、P1、P2、・・・は、符号化された動画像データのフレームのタイプを示している。ここで、動画像データをパケット化して送受信を行う場合に一般的な、動画像データの圧縮符号化処理の内容について説明する。
圧縮符号化処理の代表的な方式として、MPEG−2(ISO/IEC 13818)やMPEG−4(ISO/IEC 14496)が挙げられる。これらの符号化方式に共通する圧縮形式(動画像データを構成する各フレームを圧縮する圧縮形式)として、主要な3種類の圧縮形式について説明する。
2つ目の圧縮形式は、時間軸上で前方のフレームを参照しながら、動き補償予測、マクロブロック処理等を行うものであり、前方のフレームに依存した圧縮形式である。この方式で圧縮されたフレームはPフレーム(Predicted Frame)と呼ばれる。
3つ目の圧縮形式は、Pフレームと同様に、時間軸上で隣り合ったフレームを参照しながら圧縮符号化を行うものである。ただし、Pフレームは、前方のフレームのみを参照して圧縮されたものであるのに対し、この圧縮形式では、時間軸上で前後に隣り合うフレームを参照しながら動き補償予測、マクロブロック処理等を行う。この方式で圧縮されたフレームは、Bフレーム(Bi-directional Predicted Frame)と呼ばれる。
前述したように、スケジューリング部104は、ストリーム特性情報215をストリーム特性情報取得部106及びシステムコントローラ110から取得し、通信特性情報213を通信特性情報取得部107から取得する。
スケジューリング部104における送信タイミングの計算処理で必要となるストリーム特性情報215は、パケット211の送信間隔の制御の方法によって異なり、前述したもの中から、制御の方法に応じたものが選択される。本実施形態では、より一般的な2つの方法について説明する。即ち、フレームレートを守った上で、パケット211の送信間隔をフレーム単位で制御する方法と、GOPに含まれるフレームの送信間隔をGOP単位で制御する方法との2つの方法について、図4を用いて説明する。図4は、スケジューリング部104において計算された送信タイミング情報に基づいて送信タイミングの制御を行った場合のパケットの送信間隔の変化の概要の一例を示す図である。
ここで、パケットサイズをPac_Size、フレームサイズをFrame_Size、フレームレートをFrame_Rate、とすると、図4(b)に示す「パケット211の送信間隔ΔT(B)は、以下の(1)式で表される。
ΔT(B)=1/Frame_Rate/(Frame_Size/Pac_Size) ・・・(1)
尚、ここでのパケットサイズPac_Sizeとは、パケットのヘッダ部分を除いたペイロード部分のサイズを意図している。
ΔT(C)=Tgop/(Sgop/Pgop) ・・・(2)
このパケット送信間隔ΔT(C)は、前述したパケット211の送信制御の内容からも明らかなように、送信対象のGOPを1GOP分の時間内に送信できる時間の上限値となる。
以上のように、図4(c)に示すパケットの送信間隔の少なくとも一部が、フレームレートを守ってパケットを送信する場合のパケットの送信間隔(図4(b)に示す送信間隔)よりも長くなるように、図4(c)に示すパケットの送信間隔は設定される。
図5は、ライブ映像の動画像データを送信する際に、GOP単位でパケット211の送信間隔を制御(計算)する方法の一例を説明するフローチャートである。
まず、ステップS501において、スケジューリング部104は、以下の情報を通信特性情報213、ストリーム特性情報215として、ストリーム特性情報取得部106、通信特性情報取得部107から取得する。即ち、スケジューリング部104は、ライブ映像が受信装置で表示されるまでの許容遅延時間と、送信装置と受信装置と間のRTT(Round Trip Time)と、送信装置及び受信装置の内部処理時間(符号化・復号化処理時間)とを取得する。ここでの内部処理時間には、符号化及び復号化に関する処理全般において使用する処理バッファに依存する遅延時間を含むものとする。
最大遅延時間=許容遅延時間−内部処理時間−RTT/2 ・・・(3)
ここで算出する最大遅延時間とは、次のような時間を意図している。即ち、パケット211の送信開始時刻を起点とする動画像データのフレームレートに対し、実際に各フレームをパケット化したデータを許容遅延時間内に送信装置から受信装置に到着させる上で、データの到着時間を遅延させられる最大の時間を意図している。
尚、GOP単位でパケット211の送信間隔を制御するにあたって、1GOP分の時間の遅延が許されない、又は1GOP分の符号化データを保持するバッファを持てないこと等がある。このような理由により、当該GOPを構成する全てのフレームが符号化される前にGOPの先頭のフレームをパケット化し、送信し始めなければならない場合を想定し、ステップS504においてGOPの発生符合量を予測している。
次に、ステップS506において、スケジューリング部104は、ステップS502で算出した最大遅延時間、及びステップS503〜S505で得られた情報等を用いて、パケット211の送信間隔を算出する。
ここで、ステップS506におけるパケット211の送信間隔の算出方法の一例について説明する。
A=1GOPの再生時間/(GOPの発生符合量/ペイロードサイズ) ・・・(4)
数値Aは、遅延時間を考慮せずに単純に1GOPの再生時間とパケット数とから算出した1GOPの平均パケット送信間隔である。
B=Iフレームの符合量/ペイロードサイズ ・・・(5)
数値Bは、GOPの先頭のIフレームのパケット数を示す。ただし、処理方法によっては、ステップS506の段階で、既にGOPの先頭のIフレームのパケット化が完了している場合、又はペイロードサイズが一定ではない場合等がある。このような場合、算出式を一概に指定することは難しいが、ここでは、単純な計算方法の1つとして、(4)式及び(5)式を用いた算出方法を示している。
if((A×B)≦最大遅延時間)
パケット送信間隔=A;
else
パケット送信間隔=最大遅延時間/B
以上のように、上記条件式によって算出されるパケット送信間隔は、最大遅延時間内にパケット211を送信するための上限値となる。そして、スケジューリング部104は、決定した送信間隔でパケット211を送信させるための送信指示を送信部105に対して行う。これにより、スケジューリング部104により決定された送信間隔でパケット211が受信装置に送信される。
また、図5のステップS503〜S505を、ステップS501、S502の前又は後に行うようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。例えば監視カメラ等の、ライブ映像の配信を行う場合に、再生画像の遅延を少なくするため、出来るだけ送信時間の遅延を少なくする方が望ましい場合がある。本実施形態では、この様な場合でも、通信経路の帯域幅、或いは通信経路上のルーター等のバッファを溢れさせないように、パケットの送信間隔を制御する方法の一例について説明する。このように本実施形態と前述した第1の実施とは、パケットの送信間隔を制御する際の処理の一部が主として異なる。したがって、本実施形態の説明において、前述した第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図5に付した符号と同一の符合を付すこと等によって、詳細な説明を省略する。
尚、本実施形態においても、『I,P1,P2,P3,・・・,P14』というように、先頭がIフレームで残りの14個がPフレームで構成されているGOPの構造を持つストリームデータを例に挙げて説明を行う。
この有効帯域は、実際に通信経路の計測を行って得た統計情報等から推測しても良いし、ストリームデータを受信する受信装置側から予め設定しても良い。更にその他の方法として、ストリームデータの送受信を行う中で、パケットロスやビットエラー等の伝送エラー率(エラーの発生率)等を算出し、その伝送エラー率から有効帯域を推測しても良い。このようにして通信特性情報を取得する処理は、通信特性情報取得部107で行うことができる。
本実施形態では、このパケットロスを回避するために必要な「最低限のパケットの送信間隔」を与えることで、送信レートの変動を有効帯域以下に抑え、且つ、出来るだけ遅延の少ないストリームデータの送信を実現する。
ΔT(D)>Spac/B ・・・(6)
この計算式((6)式))の不等号(>)を等号(=)にした条件を満たす送信間隔ΔT(D)でパケットを送信すると、送信レートが有効帯域に接してしまう。このため、6)式)の不等号(>)を等号(=)にした条件を満たす送信間隔ΔT(D)に対し、状況に応じたマージンを加算した値を、パケットの送信間隔ΔT(D)の下限値として設定するのが好ましい。即ち、この(6)式の条件式によって算出される最低限のパケット送信間隔ΔT(D)は、バッファ溢れ等によるパケットロスを回避するための下限値となる。
尚、本実施形態と前述した第1の実施形態とを組み合わせて、パケットの送信間隔の上限値と下限値とを設定し、設定した範囲内の送信間隔でパケットを送信するようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。本実施形態では、既に符号化・蓄積済みの動画像コンテンツを送信する場合を例に挙げて説明する。本実施形態と前述した各実施形態とは、パケットを送信する際の処理の一部が主として異なるので、本実施形態の説明において、前述した各実施形態と同一の部分については、図1〜図6に付した符号と同一の符合を付すこと等により、詳細な説明を省略する。
尚、動画像ストリームの配信には、RTPを使用することが多い。RTPで送信されるパケットにはヘッダ部分にタイムスタンプ情報が付加されている。このため、本実施形態のようにフレームレートに合わせた送信を行わなくても、受信装置側でタイムスタンプを確認することによって、正しい再生画像を表示することができる。ただし、受信装置では、表示する時間よりも早くパケットが送信装置から送られてくるので、復号化等の表示処理を開始するまで、受信したデータを保管しておくバッファが必要になる。
この場合、受信装置側での表示開始のタイミングや、受信したパケットのバッファ量によっては、パケットの到着時刻が受信装置での表示タイミングに間に合わなくなる恐れがある。よって、本実施形態では、例えば受信装置でパケットの受信を開始してから表示処理を開始するまでの時間を送信装置側から指定したり、受信装置のバッファサイズを送信装置側に通知したりする。このようにすることによって、受信装置のバッファをオーバーフロー又はアンダーフローさせないように、パケットの遅延時間を送信装置側で制御する等の方法をとる。従って、特に、コンテンツBのようなビットレートの変動を持つコンテンツの場合には、図8(b)に示すように平均レートに近い送信レートをベースにして、パケット到達時刻の遅延による再生処理の破綻を回避するように制御を行う。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。前述した各実施形態では、パケットの送信間隔を最終的にパケット単位で制御する方法を例に挙げて説明してきた。しかしながら、実際の処理を行う送信装置では、処理を行う基本的な単位となるクロックの精度が問題となる事がある。
つまり、クロック精度が良くない送信装置では、パケットの送信タイミングの細かな制御が出来ない場合がある。
このような送信装置においては、複数のパケットの送信をタイミング制御せずにまとめて連続送信する方法と、クロック精度に依存したタイミング制御を行って送信する方法とを組み合わせることによって、パケットの送信間隔の制御を実現できる。尚、以下の説明では、複数のパケットの送信をタイミング制御せずにまとめて連続送信することを、必要に応じてバースト送信と称する。
前述した本発明の実施形態における通信制御装置を構成する各手段、並びに通信制御方法の各ステップは、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
102 ストリーム符号化部
103 パケット化部
104 スケジューリング部
105 送信部
106 ストリーム特性情報取得部
107 通信特性情報取得部
108 バッファメモリ109
109 メインメモリ
110 システムコントローラ
Claims (11)
- 受信装置へ動画データのパケットを送信する通信制御装置であって、
前記受信装置へ送信する動画データを取得する取得手段と、
前記動画データを再生中の前記受信装置における前記動画データのパケットの到着時間を遅延させられる遅延時間情報を算出する算出手段と、
前記算出された遅延時間情報に応じて、所定の圧縮形式のフレームのパケットの送信間隔が、当該フレームのパケット数と前記動画データのフレームレートとに基づく送信間隔よりも長くなるように、前記動画データのパケットの送信間隔を決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された送信間隔に応じたタイミングで、前記動画データのパケットを送信する送信手段とを備えることを特徴とする通信制御装置。 - 前記算出手段は、前記動画データの撮影時刻と当該動画データの前記受信装置での再生時刻との時間差に応じた許容遅延時間、及び、前記通信制御装置と前記受信装置との間のデータの伝達時間に基づいて、前記遅延時間情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記所定の圧縮形式のフレームは、1フレーム内で圧縮符号化されたイントラフレームであることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。
- 前記決定手段は、1フレーム内で圧縮符号化されたイントラフレームのパケットの送信間隔が、当該イントラフレームのパケット数と前記動画データのフレームレートとに基づく送信間隔よりも長くなり、他のフレームを参照して圧縮符号化されたインターフレームのパケットの送信間隔が、当該インターフレームのパケット数と前記動画データのフレームレートとに基づく送信間隔よりも短くなるように、前記算出手段により算出された遅延時間情報に応じて、前記動画データのパケットの送信間隔を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信制御装置。
- 前記決定手段は、1フレーム内で圧縮符号化されたイントラフレームと、他のフレームを参照して圧縮符号化された複数のインターフレームとを含むフレームグループの各パケットの送信間隔が均等になるように、送信間隔を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信制御装置。
- 前記決定手段は、1フレーム内で圧縮符号化されたイントラフレームと、他のフレームを参照して圧縮符号化された複数のインターフレームとを含むフレームグループのデータ量と当該フレームグループの再生時間とに基づいて算出される当該フレームグループのパケットの送信間隔で当該フレームグループのパケットを送信した場合に、前記イントラフレームのパケットの送信を前記通信制御装置で遅延させる時間が前記遅延時間情報に示される時間を超えない場合、当該送信間隔を前記フレームグループのパケットの送信間隔として決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信制御装置。
- 前記決定手段は、前記通信制御装置と前記受信装置との間の通信経路の有効帯域に関する情報に基づいて算出される、前記動画データのパケットの送信間隔の下限値以上の送信間隔で送信されるように、前記動画データのパケットの送信間隔を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
- 前記受信装置へ送信する動画データを予め記録する記録手段を有し、
前記決定手段は、前記記録手段に記録された動画データのうち、第1の期間の動画データのビットレートが前記記録手段に記録された動画データの平均ビットレートよりも低く、前記第1の期間よりも後の第2の期間の動画データのビットレートが前記平均ビットレートよりも高い場合、前記第1の期間の動画データ及び第2の期間の動画データのビットレートが前記平均ビットレートの場合よりも、前記第2の期間の動画データを早いタイミングで送信するように、前記動画データのパケットの送信間隔を決定することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。 - 前記決定手段は、前記決定したパケットの送信間隔と、前記通信制御装置のクロックの精度とに基づいて、クロックタイミングで連続して送信するパケットを決定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信制御装置。
- 受信装置へ動画データのパケットを送信する通信制御装置が行う通信制御方法であって、
前記受信装置へ送信する動画データを取得する取得ステップと、
前記動画データを再生中の前記受信装置における前記動画データのパケットの到着時間を遅延させられる遅延時間情報を算出する算出ステップと、
前記算出された遅延時間情報に応じて、所定の圧縮形式のフレームのパケットの送信間隔が、当該フレームのパケット数と前記動画データのフレームレートとに基づく送信間隔よりも長くなるように、前記動画データのパケットの送信間隔を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定された送信間隔に応じたタイミングで、前記動画データのパケットを送信する送信ステップとを備えることを特徴とする通信制御方法。 - 受信装置へ動画データのパケットを送信するコンピュータに、
前記受信装置へ送信する動画データを取得する取得ステップと、
前記動画データを再生中の前記受信装置における前記動画データのパケットの到着時間を遅延させられる遅延時間情報を算出する算出ステップと、
前記算出された遅延時間情報に応じて、所定の圧縮形式のフレームのパケットの送信間隔が、当該フレームのパケット数と前記動画データのフレームレートとに基づく送信間隔よりも長くなるように、前記動画データのパケットの送信間隔を決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定された送信間隔に応じたタイミングで、前記動画データのパケット送信する送信ステップとを実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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