JP2015204003A - 画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】データ通信量を増加させることなく共有対象画像のデータ欠損を防止すると共に、共有対象画像の表示に対するリアルタイム性を向上させる画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】本発明の画像処理システムは、画像を表示可能な情報処理装置および画像処理装置を備える。情報処理装置は、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を個別に送信すると共に、個別に送信した複数の重畳画像情報を応答要求式の通信プロトコルで一括して送信する。画像処理装置は、情報処理装置が送信した重畳画像情報を受信する度に、重畳画像情報によって構成される重畳画像を表示装置に表示する。【選択図】図2
Description
本発明は、任意の画像を表示可能な画像処理システムに関し、より詳細には、複数の装置間で表示画像を共有する画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法およびプログラムに関する。
従来、企業や教育機関、行政機関等で開かれる会議などにおいて、表示装置に背景画像を表示させ、その上にユーザが描画した描画画像や入力装置を用いて入力した文字を重畳して表示する電子黒板が利用されている。このような電子黒板にユーザPCから背景画像や描画画像等の表示画像を提供して表示画像を共有する場合、共有対象の画像を電子黒板にリアルタイムで表示する通信技術が提案されている。
このような通信技術の一例として、特許文献1は、ユーザが行うストローク毎にストロークデータを送信して、受信側の描画通信装置で表示する描画通信方式を開示する。特許文献1が開示する描画通信方式では、送信側の描画通信装置からストロークデータを受信すると、受信側の描画通信装置は、ストロークデータ毎に誤り判別を行うと共に、当該ストロークデータを表示する。ストロークデータに誤りが有る場合には、受信側の描画通信装置は、送信側の描画通信装置にストロークデータの再送を要求する。再送されたストロークデータに誤りが無い場合、受信側の描画通信装置は、表示されたストロークデータを消去し、再送されたストロークデータを表示する。
しかしながら、特許文献1が開示する描画通信方式では、一連の描画動作が終了した時点でストロークデータを送信するため、ユーザが送信側の描画通信装置で描画しているストロークデータが、受信側の描画通信装置で即座に表示されず、リアルタイム性に欠けるという問題があった。
本発明は上述した課題を解決するものであり、データ通信量を増加させることなく共有対象画像のデータ欠損を防止すると共に、共有対象画像の表示に対するリアルタイム性を向上させる画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理システムは、画像を表示可能な情報処理装置および画像処理装置を備える。情報処理装置は、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を個別に送信すると共に、個別に送信した複数の重畳画像情報を応答要求式の通信プロトコルで一括して送信する。画像処理装置は、情報処理装置が送信した重畳画像情報を受信する度に、重畳画像情報によって構成される重畳画像を表示装置に表示する。
本発明の画像処理システムは、データ通信量を増加させることなく共有対象画像のデータ欠損を防止すると共に、共有対象画像の表示に対するリアルタイム性を向上させることができる。
図1は、本発明の画像処理システムの一実施形態を示す図である。画像処理システム100は、電子黒板110と、ユーザPC120a,120bとを含み、これらの装置がネットワーク130を介して接続される。ネットワーク130は、LANやインターネット等の種々のネットワークによって構成することができる。
電子黒板110は、任意の画像を表示可能な画像処理装置である。電子黒板110は、ユーザPC120a,120bが提供する背景画像や背景画像に重畳される重畳画像等の画像を表示部112に表示すると共に、ユーザPC120a,120bが提供する画像を他拠点のユーザPCに送信する。また、電子黒板110は、ユーザの指示に基づいて重畳画像を生成して表示部112に表示すると共に、当該重畳画像をユーザPC120a,120bに提供する。表示部112は、種々の画像を表示する表示装置であり、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置で構成することができる。
電子黒板110は、プロセッサと、ROMと、RAMと、ハードディスク装置(HDD)とを備えている。プロセッサは、CPUやMPU等の演算処理装置である。ROMは、初期プログラム等のデータが保存される不揮発性メモリである。RAMは、DRAMやSRAM等の揮発性メモリで構成される主記憶装置であり、プログラムの実行空間を提供する。HDDは、本発明のプログラム等のデータが保存される不揮発性メモリである。プロセッサは、種々のOSの管理下で本発明のプログラムをHDDから読み出し、RAMに展開して実行することにより、後述する機能を電子黒板110上で実現する。
ユーザPC120a,120bは、任意の画像を表示可能な情報処理装置である。ユーザPC120a,120bは、表示部122に表示されている画像を電子黒板110および他拠点のユーザPCに送信する。ユーザPC120a,120bは、所定のレート(例えば、毎秒30フレーム等)で背景画像を送信することができる。また、ユーザPC120a,120bは、背景画像が変化したタイミングで背景画像を送信することができる。
また、ユーザPC120a,120bは、ユーザの指示に基づいて重畳画像を生成して表示部122に表示すると共に、電子黒板110や他拠点のユーザPCに当該重畳画像を送信する。表示部122は、種々の画像を表示する表示装置であり、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置で構成することができる。
ユーザPC120a,120bは、プロセッサと、ROMと、RAMと、ハードディスク装置(HDD)とを備えている。プロセッサは、CPUやMPU等の演算処理装置である。ROMは、初期プログラム等のデータが保存される不揮発性メモリである。RAMは、DRAMやSRAM等の揮発性メモリで構成される主記憶装置であり、プログラムの実行空間を提供する。HDDは、本発明のプログラム等のデータが保存される不揮発性メモリである。プロセッサは、種々のOSの管理下で本発明のプログラムをHDDから読み出し、RAMに展開して実行することにより、後述する機能をユーザPC120a,120b上で実現する。
図1に示す実施形態では、ユーザPC120a,120bは、インターネットやLAN等のネットワークを介して電子黒板110とデータ通信を行うが、他の実施形態では、インターネットやLAN等のネットワークを介さずに電子黒板110と直接的にデータ通信を行ってもよい。また、本実施形態では、ユーザPC120a,120bとしてノート型PCを採用するが、他の実施形態では、タブレット型PCやスマートフォン等の情報処理装置を採用することができる。さらに、本実施形態では、2台のユーザPCが使用されるが、他の実施形態では、1台または3台以上のユーザPCを使用することができる。
図2は、ユーザPCおよび電子黒板の機能構成を示す図である。以下、図2を参照して、ユーザPC120aおよび電子黒板110の機能構成について説明する。なお、ユーザPC120bの機能構成は、ユーザPC120aと同様であるため、説明を省略する。
ユーザPC120aは、接触検出部200と、重畳画像情報処理部201と、重畳画像情報記憶部202と、表示制御部203と、再表示情報生成部204と、再表示情報記憶部205と、背景画像提供部206と、背景画像記憶部207と、送信部208とを有する。
接触検出部200は、表示部122に対するユーザの接触を検出する手段である。本実施形態では、接触検出部200として、タッチパネル等の座標検出装置を採用することができる。接触検出部200は、ユーザが表示部122に接触すると、接触が開始した旨を示す接触開始イベントを発行する。また、接触検出部200は、ユーザが接触している表示部122上の位置を示す座標情報を重畳画像情報処理部201に提供する。さらに、接触検出部200は、ユーザが表示部122の接触を止めると、接触が終了した旨を示す接触終了イベントを発行する。
重畳画像情報処理部201は、背景画像に重畳して表示部122に表示される重畳画像を構成する重畳画像情報を処理する手段である。重畳画像は、例えば、ユーザの描画動作に応じて表示部122に描画される描画画像や、ユーザがキーボート等の入力装置を用いて入力した文字、数字および記号を表す画像である。
重畳画像として描画画像を使用する実施形態では、重畳画像情報処理部201は、接触開始イベントが発生してから接触終了イベントが発生するまでの一連の描画動作の識別情報(以下、「描画動作ID」とする。)と、当該一連の描画動作中に接触検出部200が検出した座標情報とを関連付けて、重畳画像情報として重畳画像情報記憶部202に保存する。
重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態では、重畳画像情報処理部201は、入力操作を識別する識別情報(以下、「入力操作ID」とする。)と、当該入力操作によって入力された文字、数字または記号の識別情報と、これらの文字、数字または記号の表示位置を示す座標情報とを関連付けて、重畳画像情報として重畳画像情報記憶部202に保存する。本実施形態では、入力装置に対する1の入力操作(例えば、キーボードキーの1回の押下等)毎に入力操作IDを生成する。他の実施形態では、所定時間内に行われる複数の入力操作を1の入力操作とし、これらの入力操作に対して同一の入力操作IDを割り当てることもできる。
表示制御部203は、表示部122を制御して、背景画像や重畳画像等の種々の画像を表示部122に表示する手段である。表示制御部203は、ユーザの指示に基づいて、OSやアプリケーション等が提供するデスクトップ画面や種々のGUI等の背景画像を表示部122に表示すると共に、これらの背景画像を背景画像記憶部212に保存する。
また、表示制御部203は、重畳画像情報を使用して、重畳画像を表示部122に表示する。具体的には、表示制御部203は、重畳画像情報に含まれる座標情報が示す表示部122の画素の色を背景色と異なる色に変更することにより、重畳画像を表示部122に表示する。
再表示情報生成部204は、他拠点の電子黒板110およびユーザPC120aに提供する再表示用の重畳画像情報(以下、「再表示情報」とする。)を生成する手段である。重畳画像として描画画像を使用する実施形態では、再表示情報生成部204は、直前の一連の描画動作を示す描画動作IDに関連付けられている総ての座標情報を重畳画像情報記憶部202から取得し、当該描画動作IDおよび座標情報を再表示情報として、再表示情報記憶部205に保存する。再表示情報生成部204は、一連の描画動作が終了する度に、再表示情報を生成して再表示情報記憶部205に保存する。
重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態では、再表示情報生成部204は、直前の入力操作を示す入力操作IDに関連付けられている総ての文字、数字または記号の識別情報および座標情報を重畳画像情報記憶部202から取得し、当該入力操作IDと、文字、数字または記号の識別情報と、座標情報とを再表示情報として、再表示情報記憶部205に保存する。再表示情報生成部204は、入力操作が終了する度に、再表示情報を生成して再表示情報記憶部205に保存する。
背景画像提供部206は、電子黒板110および他拠点のユーザPCに背景画像を提供する手段である。背景画像提供部206は、表示部112に表示されている背景画像を背景画像記憶部212から取得し、送信部208に背景画像を送信させる。
背景画像提供部206は、再表示情報が再表示情報記憶部205に保存されている場合は、確認応答を要求するTCP(Transmission Control Protocol)等の応答要求式の通信プロトコルに基づいて、背景画像と共に再表示情報を送信部208に送信させる。
背景画像提供部206は、定期的に再表示情報を送信することができる。例えば、背景画像提供部206は、ユーザが指定した時間毎や表示部112の表示画像の更新時に再表示情報を送信することができる。
また、背景画像提供部206は、ユーザの操作時に再表示情報を送信することができる。例えば、ユーザによる表示部112の表示画像の更新指示があったときや、ユーザによる再表示情報の送信指示があったときに、背景画像提供部206は、再表示情報を送信することができる。
さらに、背景画像提供部206は、ネットワーク130の通信状態に応じて再表示情報を送信することができる。例えば、背景画像提供部206は、ネットワーク130のデータ通信量が比較的少ないタイミングで再表示情報を送信することができる。
背景画像提供部206は、再表示情報の送信先から否定応答(NACK)を受信した場合は、背景画像提供部206は、再度、同一の再表示情報を送信する。一方、再表示情報の送信先から肯定応答(ACK)を受信した場合は、背景画像提供部206は、再表示情報記憶部205に保存されている再表示情報を削除する。
送信部208は、背景画像や重畳画像情報、再表示情報等の種々の情報を、ネットワーク130を介して電子黒板110や他拠点のユーザPC120bに送信する手段である。送信部208は、確認応答を要求しないUDP(User Datagram Protocol)等の非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、表示部122に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を個別に送信する。また、送信部208は、応答要求式の通信プロトコルに基づいて、個別に送信された複数の重畳画像情報を一括して送信する。
電子黒板110は、受信部210と、重畳画像情報記憶部211と、背景画像記憶部212と、表示制御部213と、誤り検出部214と、送信部215とを有する。
受信部210は、ネットワーク130を介して他拠点から種々の情報を受信する手段である。受信部210は、重畳画像情報または再表示情報を受信すると、重畳画像情報または再表示情報を重畳画像情報記憶部211に保存する。また、受信部210は、背景画像を受信すると、背景画像を背景画像記憶部212に保存する。
表示制御部213は、表示部112を制御して、他拠点が提供する背景画像や重畳画像を表示部112に表示する手段である。表示制御部213は、他拠点から背景画像を受信すると、当該背景画像を表示部112に表示する。
また、表示制御部213は、他拠点から重畳画像情報を受信すると、当該重畳画像情報を使用して重畳画像を表示部112に表示する。具体的には、表示制御部213は、重畳画像情報に含まれる座標情報が示す表示部112の画素の色を背景色と異なる色に変更することにより、重畳画像を表示部112に表示する。
さらに、表示制御部213は、他拠点から再表示情報を受信すると、当該重畳画像情報を使用して重畳画像を表示部112に再表示する。重畳画像として描画画像を使用する実施形態では、表示制御部213は、再表示情報に含まれる描画動作IDに関連付けられている描画画像を表示部112から削除し、再表示情報に含まれる座標情報が示す画素の色を背景色と異なる色に変更することにより、描画画像を表示部112に表示する。
重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態では、表示制御部213は、再表示情報に含まれる入力操作IDに関連付けられている文字や数字、記号を表示部112から削除し、再表示情報に含まれる座標情報が示す表示部112上の位置に、再表示情報に含まれる文字や数字または記号の識別情報が示す文字や数字または記号を表示する。
誤り検出部214は、他拠点から受信したデータの誤り検出を行う手段である。誤り検出部214は、他拠点から受信した再表示情報や背景画像について誤り検出を実行する。誤り検出部214は、送信部215に対し、誤り検出の結果である肯定応答(ACK)や否定応答(NACK)を、確認応答要求元のユーザPC120a,120bに送信させる。
送信部215は、ネットワーク130を介してユーザPC120a,120bに種々の情報を送信する手段である。送信部215は、誤り検出部214の指示に基づいて、確認応答要求元のユーザPC120a,120bに確認応答を送信する。
図2は、ユーザPCが背景画像および重畳画像を提供する実施形態の機能構成を示すが、電子黒板110が重畳画像を提供する実施形態では、電子黒板110が、上述した接触検出部200、重畳画像情報処理部201、表示制御部203、再表示情報生成部204および送信部208の機能を有すると共に、ユーザPC120a,120bが、上述した受信部210、表示制御部213、誤り検出部214および送信部215の機能を有することができる。
図3は、画像処理システム100が実行する処理を示すシーケンス図である。以下、図3を参照して、重畳画像として描画画像を使用する実施形態において、ユーザPC120aの背景画像および重畳画像を共有する場合に実行する処理について説明する。なお、重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態についても、画像処理システム100は同様の処理を実行する。
ユーザがユーザPC120aの表示部122に接触して描画画像の生成を指示すると、ユーザPC120aは、描画動作IDを生成し、表示部122上の接触位置を示す座標情報と描画動作IDとを関連付けて重畳画像情報記憶部202に保存する。
次いで、ユーザPC120aは、当該座標情報を用いて描画画像を表示部122に表示する。そして、ユーザPC120aは、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、電子黒板110に重畳画像情報を個別に送信する。
一方、電子黒板110は、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、ユーザPC120aから重畳画像情報を受信すると、当該重畳画像情報を用いて描画画像を電子黒板110の表示部112に表示し、重畳画像情報を重畳画像情報記憶部211に保存する。ユーザPC120aおよび電子黒板110は、ユーザが一連の描画動作を終了するまで、上述した処理を反復して実行する。
ユーザによる一連の描画動作が終了すると、ユーザPC120aは、直前の描画動作を示す描画動作IDと、当該描画動作IDに関連付けられている総ての座標情報とを重畳画像情報記憶部202から取得し、再表示情報として再表示情報記憶部205に生成する。
ユーザPC120aは、表示部122に表示されている背景画像を背景画像記憶部207から取得すると共に、再表示情報記憶部205から再表示情報を取得する。そして、ユーザPC120aは、再表示情報を背景画像に付加し、応答要求式の通信プロトコルに基づいて、再表示情報を背景画像と共に電子黒板110に送信する。
一方、電子黒板110は、応答要求式の通信プロトコルに基づいて、ユーザPC120aから再表示情報が付加された背景画像を受信すると、受信データに対して誤り検出処理を実行する。
誤り検出処理で受信データの誤りが検出されない場合、電子黒板110は、背景画像および再表示情報を用いて、背景画像および描画画像を表示部112に表示し、確認応答として肯定応答(ACK)をユーザPC120aに送信する。一方、誤り検出処理で受信データの誤りが検出された場合、電子黒板110は、背景画像および描画画像を表示せず、確認応答として否定応答(NACK)をユーザPC120aに送信する。
上述したように、ユーザPC120aは、ユーザが描画を指示する度に重畳画像情報を個別に送信し、電子黒板110が当該重畳画像情報を用いて重畳画像を表示するため、共有対象画像の表示に対するリアルタイム性を向上させることができる。また、ユーザPC120aは、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて重畳画像情報を個別に送信するため、電子黒板110が複数の重畳画像情報を個別に受信したときに、確認応答を送信する必要がなく、確認応答の送信によるデータ通信量の増加を防止することができる。さらに、ユーザPC120aは、一連の描画動作が終了したときに、応答要求式の通信プロトコルに基づいて、当該描画動作によって表示すべき重畳画像情報を送信するため、共有対象画像のデータ欠損を防止することができる。
図4は、ユーザPC120aが実行する処理の一実施形態を示すフローチャートである。以下、図4を参照して、重畳画像として描画画像を使用する実施形態において、ユーザがユーザPC120aに描画を指示した場合に実行される処理について説明する。なお、重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態についても、ユーザPC120aは同様の処理を実行する。
図4の処理は、ステップS400でユーザPC120aの接触検出部200が、ユーザの描画動作に起因して座標情報を検出することにより開始する。ステップS401では、重畳画像情報処理部201が、当該描画動作を識別する描画動作IDを生成する。ステップS402では、重畳画像情報処理部201は、接触検出部200が受信した1の座標情報を、当該描画動作IDと関連付けて重畳画像情報記憶部202に保存する。ステップS403では、表示制御部203が、当該座標情報を用いて描画画像を表示部122に表示する。ステップS404では、送信部208が、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、当該描画動作IDおよび当該1の座標情報で構成される重畳画像情報を電子黒板110に送信する。
ステップS405では、重畳画像情報処理部201は、接触検出部200から別の座標情報を受信したか否か判断する。別の座標情報を受信した場合は(yes)、ステップS402に処理を戻し、当該座標情報について、ステップS402〜S404の処理を実行する。一方、別の座標情報を受信しない場合は(no)、ステップS406に処理が分岐する。
ステップS406では、重畳画像情報処理部201は、ユーザによる一連の描画動作が終了したか否か判断する。本実施形態では、重畳画像情報処理部201は、接触終了イベントを検知することにより、一連の描画動作が終了したと判断することができる。
一連の描画動作が終了していない場合(no)、ステップS405に処理が戻る。一方、一連の描画動作が終了した場合は(yes)、ステップS407に処理が分岐する。ステップS407では、再表示情報生成部204が、ステップS406で終了したと判断した一連の描画動作に関する再表示情報を再表示情報記憶部205に保存し、ステップS408で処理が終了する。
図5は、ユーザPC120aが実行する処理の別の実施形態を示すフローチャートである。以下、図5を参照して、重畳画像として描画画像を使用する実施形態において、ユーザPC120aが電子黒板110に背景画像を送信する場合に実行する処理について説明する。なお、重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態についても、ユーザPC120aは同様の処理を実行する。
図5の処理は、ステップS500から開始し、ステップS501で背景画像提供部206が、表示部112に表示されている背景画像を背景画像記憶部207から取得する。ステップS502では、背景画像提供部206は、再表示情報が再表示情報記憶部205に保存されているか否か判断する。再表示情報が保存されていない場合(no)、ステップS503に処理が分岐する。ステップS503では、送信部208が、応答要求式の通信プロトコルに基づいて、背景画像を電子黒板110に送信し、ステップS507で処理が終了する。
本実施形態では、背景画像のみを電子黒板110に送信する場合、応答要求式の通信プロトコルに基づいて背景画像を送信するが、他の実施形態では、非応答要求式の通信プロトコルに基づいて背景画像を送信してもよい。
一方、再表示情報が再表示情報記憶部205に保存されている場合(yes)、ステップS504に処理が分岐する。ステップS504では、背景画像提供部206は、再表示情報記憶部205から再表示情報を取得する。ステップS505では、背景画像提供部206は、再表示情報を背景画像に付加する。ステップS506では、背景画像提供部206は、送信部208に対し、応答要求式の通信プロトコルに基づいて、再表示情報が付加された背景画像を電子黒板110に送信させ、ステップS507で処理が終了する。
図6は、電子黒板110が実行する処理の一実施形態を示すフローチャートである。以下、図6を参照して、重畳画像として描画画像を使用する実施形態において、電子黒板110がユーザPC120aから重畳画像情報、再表示情報または背景画像を受信した場合に実行する処理について説明する。なお、重畳画像として文字や数字、記号を使用する実施形態についても、電子黒板110は同様の処理を実行する。
図6の処理は、ステップS600から開始し、ステップS601で電子黒板110の表示制御部213が、ユーザPC120aから背景画像を受信したか否か判断する。背景画像を受信した場合は(yes)、ステップS602に処理が分岐する。ステップS602では、表示制御部213は、当該背景画像を表示部112に表示する。一方、背景画像を受信していない場合は(no)、ステップS603に処理が分岐する。
ステップS603では、表示制御部213は、ユーザPC120aから再表示情報を受信したか否か判断する。再表示情報を受信していない場合は(no)、ステップS604に処理が分岐する。ステップS604では、表示制御部213は、ユーザPC120aから重畳画像情報を受信したか否か判断する。重畳画像情報を受信していない場合は(no)、ステップS613で処理が終了する。一方、重畳画像情報を受信した場合は(yes)、ステップS605に処理が分岐する。
ステップS605では、表示制御部213は、重畳画像情報を用いて重畳画像を表示部112に表示する。ステップS606では、表示制御部213は、重畳画像情報に含まれる描画動作IDおよび座標情報を関連付けて重畳画像情報記憶部211に保存し、ステップS613で処理が終了する。
一方、ステップS603で再表示情報を受信した場合は(yes)、ステップS607に処理が分岐する。ステップS607では、誤り検出部214が、受信データに対して誤り検出処理を実行する。ステップS608では、誤り検出部214は、誤り検出処理の結果を用いて、受信データに誤りが有るか否か判断する。受信データに誤りが有る場合は(yes)、ステップS609に処理が分岐する。ステップS609では、送信部215が、ユーザPC120aに否定応答(NACK)を送信し、ステップS613で処理が終了する。
一方、受信データに誤りが無い場合は(no)、ステップS610に処理が分岐する。ステップS610では、表示制御部213は、重畳画像情報記憶部211を参照し、ユーザPCから受信した再表示情報に含まれる描画動作IDと同一の描画動作IDと関連付けられている描画画像を表示部112から消去する。ステップS611では、表示制御部213は、再表示情報を用いて描画画像を表示部112に表示する。ステップS612では、送信部215が、ユーザPC120aに肯定応答(ACK)を送信し、ステップS613で処理が終了する。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の構成要素を変更若しくは削除し、または本実施形態の構成要素を他の構成要素を追加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。いずれの態様においても本発明の作用効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…画像処理システム、110…電子黒板、120a,120b…ユーザPC、130…ネットワーク
Claims (10)
- 画像を表示可能な情報処理装置および画像処理装置を備える画像処理システムであって、
前記情報処理装置は、
非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、前記情報処理装置の表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を個別に送信する第1の送信手段と、
応答要求式の通信プロトコルに基づいて、前記第1の送信手段が送信した複数の重畳画像情報を一括して送信する第2の送信手段とを備え、
前記画像処理装置は、
前記情報処理装置が送信した重畳画像情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が重畳画像情報を受信する度に、前記重畳画像情報によって構成される重畳画像を、前記画像処理装置の表示装置に表示する表示制御手段とを備える、画像処理システム。 - 前記表示制御手段は、
前記情報処理装置から複数の重畳画像情報を一括して受信した場合、前記第1の送信手段が個別に送信した重畳画像情報によって構成される重畳画像を表示装置から消去し、前記第2の送信手段が一括して送信した複数の重畳画像情報によって構成される重畳画像を表示装置に表示する、請求項1に記載の画像処理システム。 - 前記第2の送信手段は、
前記複数の重畳画像情報を、前記情報処理装置の表示装置に表示されている背景画像と共に送信することを特徴とする、請求項1または2に記載の画像処理システム。 - 画像を表示可能な情報処理装置であって、
非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、前記情報処理装置の表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を個別に送信する第1の送信手段と、
応答要求式の通信プロトコルに基づいて、前記第1の送信手段が送信した複数の重畳画像情報を一括して送信する第2の送信手段と
を備える、情報処理装置。 - 前記第2の送信手段は、
前記複数の重畳画像情報を、前記情報処理装置の表示装置に表示されている背景画像と共に送信することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理装置。 - 画像を表示可能な画像処理装置であって、
情報処理装置の表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が重畳画像情報を受信する度に、前記重畳画像情報によって構成される重畳画像を、前記画像処理装置の表示装置に表示する表示制御手段と
を備える、画像処理装置。 - 画像を表示可能な情報処理装置が実行する方法であって、前記方法は、
非応答要求式の通信プロトコルに基づいて、前記情報処理装置の表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を個別に送信するステップと、
応答要求式の通信プロトコルに基づいて、前記個別に送信するステップで送信された複数の重畳画像情報を一括して送信するステップと
を含む、方法。 - 前記一括して送信するステップは、
前記複数の重畳画像情報を、前記情報処理装置の表示装置に表示されている背景画像と共に送信するステップを含む、請求項7に記載の方法。 - 画像を表示可能な画像処理装置が実行する方法であって、前記方法は、
情報処理装置の表示装置に表示されている重畳画像を構成する重畳画像情報を受信するステップと、
重畳画像情報を受信する度に、前記重畳画像情報によって構成される重畳画像を、前記画像処理装置の表示装置に表示するステップと
を含む、方法。 - 請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法を装置に実行させるためのプログラム。
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JP2014083475A JP2015204003A (ja) | 2014-04-15 | 2014-04-15 | 画像処理システム、情報処理装置、画像処理装置、方法およびプログラム |
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CN110032265A (zh) * | 2017-12-27 | 2019-07-19 | 精工爱普生株式会社 | 图像显示装置的控制方法、图像显示系统及图像显示装置 |
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2014
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