JP2013225198A - 自動取引装置、及び自動取引方法 - Google Patents

自動取引装置、及び自動取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、利用者の注意をより引き付けて取引媒体の取り忘れを防止することができる自動発券装置10、及び自動発券方法を提供することを目的とする。
【解決手段】取引にかかる利用者の入力操作を許容する操作・表示部20と、利用者の入力操作に基づいて、切符を排出可能に準備する給紙印字部83と、排出可能に準備された切符を排出する発券本体部82とを備えた自動発券装置10、及び自動発券方法であって、給紙印字部83が稼動中であることを、給紙印字部83の稼動中を示す動作音で報知するサブスピーカー85を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば排出した取引媒体を利用者が取り忘れることを防止するような自動取引装置、及び自動取引方法に関する。
従来、利用者との取引を行うATMや自動発券装置などの自動取引装置は、利用者との取引にかかる一連の動作で貨幣、顧客カード、あるいはチケットなど複数の取引媒体の出し入れを行っている。一方、利用者は、主目的の取引媒体を受け取ると、他の取引媒体の取り忘れることがある。
そこで、排出した取引媒体を利用者が取り忘れることを防止する自動取引装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の媒体取り忘れ防止装置は、紙幣などの取引媒体を排出する各排出口にフリッカを配置し、取引媒体の排出時にフリッカを全て点灯し、排出した取引媒体が抜き取られると、抜き取られた排出口のフリッカを消灯することで、予め排出される取引媒体を認識させて抜き取り忘れを防止するとされている。
また、特許文献2に記載の自動取引装置は、ガイダンス音などを流すメインスピーカーとは別の誘導スピーカーをカード部や紙幣部の近傍に備え、カード部や紙幣部を使用する際に、誘導スピーカーからガイダンス音を流すことで、操作者の注意を引いて取引媒体の抜き取り忘れを防止するとされている。
ところが、自動取引装置は、金融機関、商業施設、あるいは公共交通機関などに設置されていることが多いため、人混みによる騒音や構内アナウンスなどによって、ガイダンス音などの音声案内を利用者が聞き取り難いだけでなく、利用者の注意が散漫になり易い。
このため、特許文献1に記載の媒体取り忘れ防止装置におけるフリッカや、特許文献2に記載の自動取引装置における誘導スピーカーでは、利用者の注意を十分引き付けられず、取引媒体の抜き取り忘れを防止できないという問題があった。
特開平9−204556号公報 特開2010−182010号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、利用者の注意をより引き付けて取引媒体の取り忘れを防止することができる自動取引装置、及び自動取引方法を提供することを目的とする。
この発明は、取引にかかる利用者の入力操作を許容する操作手段と、前記利用者の入力操作に基づいて、少なくとも1つの取引媒体を排出可能に準備する媒体準備手段と、排出可能に準備された前記取引媒体を排出する媒体排出手段とを備えた自動取引装置、及び自動取引方法であって、前記媒体準備手段が稼動中であることを、前記媒体準備手段の稼動中を示す動作音で報知する稼動中報知手段を備えたことを特徴とする。
本発明により、利用者の注意をより引き付けて取引媒体の取り忘れを防止できる自動取引装置、及び自動取引方法を提供することができる。
自動発券装置における正面視を示す正面図。 自動発券装置における内部構成を示すブロック図。 本体制御部が実行する発券処理における動作を示すフローチャート。 本体制御部が実行する発券処理における動作を示すフローチャート。 実施例2における自動発券装置の内部構成を示すブロック図。 実施例2における発券処理の動作を示すフローチャート。 実施例2における発券処理の動作を示すフローチャート。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、本実施例で用いる自動発券装置10(自動取引装置)について、図1及び図2を用いて説明する。
なお、図1は自動発券装置10における正面からの正面図を示し、図2は自動発券装置10における内部構成のブロック図を示している。
自動発券装置10は、公共交通機関などに設置されて、利用者が所望する切符(取引媒体)を発券する装置であって、利用者の操作を受け付ける機能と、貨幣(取引媒体)を入出金する機能と、利用者が所望する切符を発券する機能とを有している。
具体的には、自動発券装置10は、図1及び図2に示すように、本体制御部11、操作・表示部20(操作手段)、メインスピーカー21(排出報知手段)、テンキー部22(操作手段)、回線接続部23、硬貨入金部30、紙幣入出金部40、硬貨出金部50、識別収納部60、カード機構部70、及び発券機構部80で構成している。
本体制御部11は、CPU、及びメモリ等のハード構成と、プログラム、及びデータ等のソフト構成とで構成され、利用者が自動発券装置10を操作して所望する切符を購入する取引操作などの各種処理機能と、所定のバスを介して接続された各部の動作を制御する制御機能とを有している。
操作・表示部20は、図1に示すように、自動発券装置10の上部に配置されたタッチパネルで構成し、利用者の操作を受け付ける機能と、各種情報を表示する機能とを有している。
メインスピーカー21は、図1に示すように、操作・表示部20の左側に配置され、各種操作や排出にかかる音声案内を出力する機能を有している。
テンキー部22は、図1に示すように、自動発券装置10の右下近傍に配置され、後述するカード機構部70に挿入されたクレジットカードの暗証番号の入力などを受け付ける機能を有している。
回線接続部23は、通信回線(図示省略)を介して接続したホストコンピュータ(図示省略)と各種情報の授受を行う機能を有している。
硬貨入金部30は、図1に示すように、テンキー部22の上方、かつ操作・表示部20の右下に配置され、利用者による硬貨の投入を受け付ける機能を有している。
紙幣入出金部40は、図1及び図2に示すように、紙幣制御部41、紙幣本体部42(媒体排出手段)、サブスピーカー43(稼動中報知手段)、及びフリッカランプ44(排出報知手段)で構成している。
紙幣制御部41は、所定のバスを介して接続された紙幣入出金部40の各部の動作を制御する制御機能と、所定のバスを介して接続された本体制御部11と各種情報の授受を行う機能とを有している。
紙幣本体部42は、操作・表示部20の略中央直下に配置されるとともに、搬送ローラー(図示省略)、及び駆動モーター(図示省略)などで構成し、利用者による紙幣の投入を受け付ける機能と、利用者に返却する紙幣を排出する機能とを有している。
サブスピーカー43は、紙幣本体部42の上方に配置され、後述するマイク65が集音した動作音を出力する機能を有している。
フリッカランプ44は、紙幣本体部42の上縁に配置されるとともに、LEDランプなどで構成し、紙幣を排出する際に点灯して利用者に紙幣の排出を通知する機能を有している。
硬貨出金部50は、図1及び図2に示すように、硬貨制御部51、硬貨本体部52(媒体排出手段)、サブスピーカー53(稼動中報知手段)、及びフリッカランプ54(排出報知手段)で構成している。
硬貨制御部51は、所定のバスを介して接続された硬貨出金部50の各部の動作を制御する制御機能と、所定のバスを介して接続された本体制御部11と各種情報の授受を行う機能とを有している。
硬貨本体部52は、紙幣入出金部40の紙幣本体部42の下方に配置されるとともに、搬送ベルト(図示省略)、及び駆動モーター(図示省略)などで構成し、利用者に返金する硬貨を排出する機能を有している。
サブスピーカー53は、硬貨本体部52の上方に配置され、後述するマイク65が集音した動作音を出力する機能を有している。
フリッカランプ54は、硬貨本体部52の上縁に配置されるとともに、LEDランプなどで構成し、硬貨を排出する際に点灯して利用者に硬貨の排出を通知する機能を有している。
識別収納部60は、自動発券装置10の内部に配置されるとともに、図2に示すように、識別収納制御部61、貨幣識別部62、金種別収納部63(媒体準備手段)、搬送部64(媒体準備手段)、及びマイク65(集音手段)で構成している。
識別収納制御部61は、所定のバスを介して接続された識別収納部60の各部の動作を制御する制御機能と、所定のバスを介して接続された本体制御部11と各種情報の授受を行う機能とを有している。
貨幣識別部62は、イメージセンサー(図示省略)などで構成し、硬貨入金部30及び紙幣入出金部40に投入された貨幣の金種及び真偽を識別する機能を有している。
金種別収納部63は、複数の収納部(図示省略)で構成し、貨幣識別部62で識別した金種に基づいて、投入された貨幣を金種毎に収納する機能を有している。
搬送部64は、貨幣を搬送する搬送ベルト(図示省略)、及び搬送ベルトを駆動する駆動モーター(図示省略)などで構成し、硬貨入金部30及び紙幣入出金部40に投入された貨幣を貨幣識別部62を介して金種別収納部63に搬送する機能と、利用者に返却する貨幣を金種別収納部63から紙幣入出金部40、あるいは硬貨出金部50に適宜搬送する機能とを有している。
マイク65は、金種別収納部63及び搬送部64の近傍に配置され、金種別収納部63及び搬送部64の稼動に伴う動作音を集音する機能を有している。
カード機構部70は、図1及び図2に示すように、カード制御部71、カード識別部72(媒体準備手段及び媒体排出手段)、マイク73(集音手段)、サブスピーカー74(稼動中報知手段)、及びフリッカランプ75(排出報知手段)で構成している。
カード制御部71は、所定のバスを介して接続されたカード機構部70の各部の動作を制御する制御機能と、所定のバスを介して接続された本体制御部11と各種情報の授受を行う機能とを有している。
カード識別部72は、操作・表示部20の左下に配置されるとともに、クレジットカード(取引媒体)のカード情報を読み取るICリーダー(図示省略)や磁気ヘッド(図示省略)、搬送ローラー(図示省略)、及び駆動モーター(図示省略)などで構成し、利用者によるクレジットカードの挿入を受け付ける機能と、挿入されたクレジットカードのカード情報を読み取って真偽を識別する機能と、クレジットカードを排出する機能とを有している。
マイク73は、カード識別部72の近傍に配置され、カード識別部72の稼動に伴う動作音を集音する機能を有している。
サブスピーカー74は、カード識別部72の上方に配置され、マイク73が集音した動作音を出力する機能を有している。
フリッカランプ75は、カード識別部72の上縁に配置されるとともに、LEDランプなどで構成し、クレジットカードを排出する際に点灯して利用者にクレジットカードの排出を通知する機能を有している。
発券機構部80は、図1及び図2に示すように、発券制御部81、発券本体部82(媒体排出手段)、給紙印字部83(媒体準備手段)、マイク84(集音手段)、サブスピーカー85(稼動中報知手段)、及びフリッカランプ86(排出報知手段)で構成している。
発券制御部81は、所定のバスを介して接続された発券機構部80の各部の動作を制御する制御機能と、所定のバスを介して接続された本体制御部11と各種情報の授受を行う機能とを有している。
発券本体部82は、カード機構部70の下方に配置されるとともに、搬送ローラー(図示省略)、及び駆動モーター(図示省略)などで構成し、給紙印字部83で印字した切符及び領収書(取引媒体)を排出する機能を有している。
給紙印字部83は、給紙ユニット(図示省略)、プリンタ(図示省略)、搬送ローラー(図示省略)などで構成し、切符及び領収書の用紙を給紙する機能と、給紙された切符及び領収書の用紙に印字する機能と、印字した切符及び領収書を発券本体部82に搬送する機能とを有している。
マイク84は、給紙印字部83の近傍に配置して、給紙印字部83の稼動に伴う動作音を集音する機能を有している。
サブスピーカー85は、発券本体部82の上方に配置され、マイク84が集音した動作音を出力する機能を有している。
フリッカランプ86は、発券本体部82の上縁に配置されるとともに、LEDランプなどで構成し、切符及び領収書を排出する際に点灯して利用者に切符及び領収書の排出を通知する機能を有している。
以上のような構成の自動発券装置10において、本体制御部11が実行する発券処理について図3及び図4を用いて詳しく説明する。
なお、図3及び図4は本体制御部11が実行する発券処理における動作のフローチャートを示している。
本体制御部11が発券処理を開始すると、図3に示すように、本体制御部11は、切符選択受付け処理を実行する(ステップS101)。具体的には、本体制御部11の指示により、操作・表示部20は、切符購入画面(図示省略)を表示する。
この切符購入画面には、操作の案内メッセージを表示するとともに、料金が表示された購入ボタンや購入する切符の枚数を選択する枚数ボタンなどを表示している。
切符購入画面の操作案内にしたがって、利用者が所望する切符の購入ボタンを押下すると、本体制御部11は、精算処理を実行する(ステップS102)。具体的には、本体制御部11の指示により、操作・表示部20は、利用者に対して貨幣の投入、あるいはクレジットカードの挿入を促す精算画面(図示省略)を表示する。
この精算画面には、硬貨入金部30、あるいは紙幣本体部42への貨幣の投入、もしくはカード識別部72へのクレジットカードの挿入を促す案内メッセージを表示している。
そして、精算画面の案内メッセージにしたがって、利用者が貨幣を投入、あるいはクレジットカードを挿入すると、本体制御部11は、利用者が選択押下した切符の精算を行う。なお、カード機構部70にクレジットカードを挿入した場合、本体制御部11は、クレジットカードの認証、及び切符の清算などの取引処理を、回線接続部23を介してホストコンピュータと行う。
その後、本体制御部11は、クレジットカードで精算したか否かを判定する(ステップS103)。クレジットカードで精算したと判定すると(ステップS103:Yes)、本体制御部11の指示により、カード機構部70のカード制御部71は、マイク73、及びサブスピーカー74の電源をオンにする(ステップS104)。
そして、本体制御部11は、カード識別部72にクレジットカードの排出を準備させるクレジットカード排出準備処理を実行する(ステップS105)。具体的には、カード制御部71の指示により、カード識別部72は、搬送ローラーなどを稼動させて、クレジットカードを外部に排出可能にして待機する。
この際、マイク73は、カード識別部72が稼動中に発する駆動モーターや搬送ローラーなどの動作音を集音し、クレジットカードの排出が完了するまでカード制御部71を介してサブスピーカー74に出力する。
加えて、本体制御部11は、フリッカランプ点灯処理を実行する(ステップS106)。具体的には、本体制御部11の指示により、カード制御部71は、フリッカランプ75を点灯する。
クレジットカードの排出準備が整うと、本体制御部11は、クレジットカードの排出をカード識別部72にさせるクレジットカード排出処理を実行する(ステップS107)。具体的には、カード制御部71の指示により、カード識別部72は、クレジットカードを外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、カード識別部72からクレジットカードが排出されることを音声案内する。
その後、本体制御部11は、クレジットカードが利用者によってカード識別72から抜き取られたか否かを判定する(ステップS108)。クレジットカードが抜き取られていなければ(ステップS108:No)、本体制御部11は、利用者によってクレジットカードが抜き取られるまで処理を待機する。
一方、クレジットカードが抜き取られると(ステップS108:Yes)、本体制御部11は、メインスピーカー21を介した音声案内を終了するとともに、カード制御部71にフリッカランプ75を消灯させる(ステップS109)。
加えて、本体制御部11の指示により、カード制御部71は、マイク73及びサブスピーカー74の電源をオフにする(ステップS110)。
ステップS103において、クレジットカードで精算していないと判定すると(ステップS103:No)、本体制御部11は、現金で精算されたと判断して、お釣りがあるか否かを判定する(ステップS111)。
お釣りがあれば(ステップS111:Yes)、本体制御部11は、マイク及びサブスピーカーの電源をオンにする(ステップS112)。具体的には、本体制御部11の指示により、識別収納部60の識別収納制御部61がマイク65の電源をオンにし、紙幣制御部41がサブスピーカー43の電源をオンにし、硬貨制御部51がサブスピーカー53の電源をオンにする。
さらに、本体制御部11は、金種別収納部63及び搬送部64にお釣りの排出を準備させる返金準備処理を実行する(ステップS113)。具体的には、識別収納制御部61の指示により、金種別収納部63は、返金する貨幣を搬送部64へ搬出する。そして、搬送部64は、搬出された貨幣のうち紙幣を紙幣本体部42に搬送し、硬貨を硬貨本体部52に搬送する。
この際、マイク65は、金種別収納部63及び搬送部64が稼動中に発する流下する貨幣、搬送ベルト、あるいは駆動モーターなどの動作音を集音する。そして、お釣りが紙幣だけの場合、マイク65は、紙幣の排出が完了するまで紙幣制御部41を介してサブスピーカー43に動作音を出力する。また、お釣りが硬貨だけの場合、本体制御部11の指示により、マイク65は、硬貨の排出が完了するまで硬貨制御部51を介してサブスピーカー53に動作音を出力する。さらにまた、お釣りが紙幣と硬貨の場合、マイク65は、貨幣の排出が完了するまで、紙幣制御部41及び硬貨制御部51を介してサブスピーカー43及びサブスピーカー53に動作音を出力する。
加えて、本体制御部11は、フリッカランプ点灯処理を実行する(ステップS114)。具体的には、本体制御部11の指示により、紙幣制御部41及び硬貨制御部51は、返却する貨幣に応じてそれぞれが制御しているフリッカランプ44及びフリッカランプ54を点灯する。
お釣りの排出準備が整うと、本体制御部11は、紙幣本体部42、あるいは硬貨本体部52にお釣りを排出させる貨幣排出処理を実行する(ステップS115)。具体的には、紙幣制御部41の指示により、紙幣本体部42は、搬送された紙幣を外部に排出し、硬貨制御部51の指示により、硬貨本体部52は、搬送された硬貨を外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、紙幣本体部42及び硬貨本体部52からお釣りが排出されることを音声案内する。
その後、本体制御部11は、排出した貨幣が利用者によって抜き取られたか否かを判定する(ステップS116)。排出した貨幣が抜き取られていなければ(ステップS116:No)、本体制御部11は、貨幣が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、排出した貨幣が抜き取られると(ステップS116:Yes)、本体制御部11は、メインスピーカー21を介した音声案内を終了するとともに、紙幣制御部41にフリッカランプ44を消灯させ、硬貨制御部51にフリッカランプ54を消灯させる(ステップS117)。
加えて、本体制御部11の指示により、識別収納制御部61がマイク65の電源をオフにし、紙幣制御部41がサブスピーカー43の電源をオフにし、硬貨制御部51がサブスピーカー53の電源をオフにする(ステップS118)。
ステップS111においてお釣りがない場合(ステップS111:No)、ステップS112からS118を経てお釣りの返却が完了する、あるいはステップS104からS110を経てクレジットカードの返却が完了すると、図4に示すように、本体制御部11の指示により、発券機構部80の発券制御部81は、マイク84及びサブスピーカー85の電源をオンにする(ステップS119)。
その後、本体制御部11は、給紙印字部83に切符の印字をさせる切符印字処理を実行する(ステップS120)。具体的には、発券制御部81の指示により、給紙印字部83は、切符の用紙を給紙するとともに、給紙した切符の用紙に所定の取引内容を印字する。印字を完了すると、給紙印字部83は、印字した切符を発券本体部82に搬送する。
この際、マイク84は、給紙印字部83が稼動中に発する給紙動作音、印字動作音、あるいは搬送動作音などの動作音を集音し、切符の排出が完了するまで発券制御部81を介してサブスピーカー85に動作音を出力する。
加えて、本体制御部11は、フリッカランプ点灯処理を実行する(ステップS121)。具体的には、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、フリッカランプ86を点灯する。
切符の排出準備が完了すると、本体制御部11は、発券本体部82に切符を排出させる切符排出処理を実行する(ステップS122)。具体的には、発券制御部81の指示により、発券本体部82は、搬送ローラーなどを駆動して、印字した切符を外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、発券本体部82から切符が排出されることを音声案内する。
そして、本体制御部11は、発券本体部82から利用者によって切符が抜き取られたか否かを判定する(ステップS123)。切符が抜き取られていなければ(ステップS123:No)、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、切符が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、切符が抜き取られると(ステップS123:Yes)、本体制御部11は、メインスピーカー21を介した音声案内を終了するとともに、発券制御部81にフリッカランプ86を消灯させる(ステップS124)。
その後、本体制御部11は、給紙印字部83に領収書の印字をさせる領収書印字処理を実行する(ステップS125)。具体的には、発券制御部81の指示により、給紙印字部83は、領収書の用紙を給紙するとともに、給紙した領収書の用紙に所定の取引内容を印字する。給紙印字部83は、領収書の印字が完了すると、印字した領収書を発券本体部82に搬送する。
この際、マイク84は、給紙動作音、印字動作音、あるいは搬送動作音など給紙印字部83が稼動中に発する動作音を集音し、領収書の排出が完了するまで発券制御部81を介してサブスピーカー85に動作音を出力する。
加えて、本体制御部11は、フリッカランプ点灯処理を実行する(ステップS126)。具体的には、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、フリッカランプ86を点灯する。
領収書の排出準備が整うと、本体制御部11は、発券本体部82に領収書を排出させる領収書排出処理を実行する(ステップS127)。具体的には、発券制御部81の指示により、発券本体部82は、搬送ローラーなどを駆動して、給紙印字部83から搬送された領収書を外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、発券本体部82から領収書が排出されることを音声案内する。
その後、本体制御部11は、排出した領収書が利用者によって抜き取られたか否かを判定する(ステップS128)。領収書が抜き取られていなければ(ステップS128:No)、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、領収書が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、領収書が抜き取られると(ステップS128:Yes)、本体制御部11は、メインスピーカー21を介した音声案内を終了するとともに、発券制御部81にフリッカランプ86を消灯させる(ステップS129)。
加えて、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、マイク84及びサブスピーカー85の電源をオフにする(ステップS130)。その後、本体制御部11は、発券処理を終了する。
以上のような動作を実現する自動発券装置10、及び自動発券方法は、利用者の注意をより引き付けてクレジットカード、貨幣、切符、及び領収書などの取引媒体の取り忘れを防止することができる。
具体的には、金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83の動作音を各サブスピーカーから出力することにより、金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83が稼動中であることを意図的に報知することができる。
これにより、利用者は、クレジットカード、貨幣、切符、及び領収書などの取引媒体が排出されることを予見することができる。このため、自動発券装置10は、クレジットカード、貨幣、切符、及び領収書を全部排出する前に、利用者がその場を立ち去ることを防止できる。
さらに、金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83が稼動中に発する動作音で報知することにより、自動発券装置10は、雑踏の中でも利用者の注意を向けさせることができる。
具体的には、駅構内のように人の声や構内アナウンスなどの周囲の音とは異質な動作音によって、利用者に違和感を与えて、自動発券装置10が稼動中であることに気付き易くすることができる。このため、利用者の注意を自動発券装置10に向けさせることができる。
つまり、金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83が稼動中であることを、これらの動作音で意図的に報知することで、自動発券装置10は、雑踏の中であっても利用者の注意をより引き付けるとともに、利用者にクレジットカード、貨幣、切符、及び領収書などの取引媒体の排出を予見させることができる。これにより、自動発券装置10は、取引媒体の取り忘れを防止することができる。
従って、自動発券装置10、及び自動発券方法は、稼動中であることを動作音で報知することで、利用者の注意をより引き付けて取引媒体の取り忘れを防止することができる。
また、マイク65、73、及び84で動作音を集音することにより、金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83の稼動に連動したリアルな動作音で報知することができる。これにより、利用者は、排出される取引媒体を動作音でより確実に予見することができる。
さらに、自動発券装置10、取引媒体、あるいは金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83に応じた様々な動作音を予め用意することを不要にできる。
加えて、マイク65、73、及び84で動作音を集音することにより、動作音を取引媒体や稼動時の状況によって異ならせることができ、単調な動作音になることを防止できる。例えば、識別収納部60のマイク65が集音した硬貨の流下する動作音は、金種別収納部63や搬送部64が稼動するたびに異なる調子の音となり、単調な音になることを防止できる。これにより、自動発券装置10は、利用者が動作音に慣れて、注意を引き付けられなくなることを防止できる。
従って、自動発券装置10は、金種別収納部63、搬送部64、カード識別部72、及び給紙印字部83が稼動中に発する音を、マイク65、73、及び84で集音することで、動作音が単調になることを防止するとともに、より確実に稼動中であることを報知することができる。
また、サブスピーカー43、53、74、及び85をそれぞれ紙幣本体部42、硬貨本体部52、カード識別部72、及び発券本体部82の近傍に配置したことにより、利用者の注意を自動発券装置10ではなく、自動発券装置10の特定の部位、すなわち取引媒体が排出される紙幣本体部42、硬貨本体部52、カード識別部72、あるいは発券本体部82に向けさせることができる。これにより、利用者の視線を紙幣本体部42、硬貨本体部52、カード識別部72、あるいは発券本体部82に向けさせることができ、取引媒体の取り忘れをより確実に防止できる。
従って、自動発券装置10は、取引媒体が排出される紙幣本体部42、硬貨本体部52、カード識別部72、あるいは発券本体部82に利用者の注意を向けさせることで、取引媒体の取り忘れを防止することができる。
また、メインスピーカー21による音声案内、及びフリッカランプ44、54、75、86の点灯により、取引媒体の排出を報知することができる。これにより、自動発券装置10に向けられた利用者の注意をさらに引き付けることができる。
このため、自動発券装置10は、利用者が取引媒体を取り忘れることをより確実に防止することができる。
従って、自動発券装置10は、取引媒体の排出を報知することで、取引媒体の取り忘れを確実に防止することができる。
なお、上述の実施例1において、クレジットカード、貨幣、切符、あるいは領収書が抜き取られるまで次の処理を待機したが、これに限定せず、1つの取引媒体を排出すると、次の取引媒体の排出準備処理、及び排出処理を行ってもよい。ただし、各フリッカランプは、取引媒体が抜き取られるまで点灯したままとする。
次に、上述の実施例1に対して発券機構部80の構成が異なる自動発券装置10について図5を用いて説明する。
なお、図5は実施例2における自動発券装置10の内部構成のブロック図を示している。
また、上述の実施例1と同じ構成は同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例2における自動発券装置10の発券機構部80は、図5に示すように、発券制御部81、発券本体部82、給紙印字部83、マイク84、サブスピーカー85、フリッカランプ86、及び音量変更部87(音量変更手段)で構成している。
発券制御部81、発券本体部82、給紙印字部83、マイク84、及びフリッカランプ86は、上述の実施例1と同じ構成のため、その詳細な説明を省略する。
音量変更部87は、マイク84が集音した動作音の音量を変更して、サブスピーカー85に出力する機能を有している。さらに、音量変更部87には、サブスピーカー85に出力する音量を予め音量1設定87a、音量2設定87b、音量3設定87c・・・音量N設定87dとして設定している。
この音量1設定87aは、排出する取引媒体が1枚だけの場合に使用される、あるいは複数枚の取引媒体のうち1枚目の取引媒体に使用される音量として、最も小さい音量に設定されている。
音量2設定87bは、複数枚の取引媒体のうち2枚目の取引媒体に使用される音量として、音量1設定87aより大きな音量に設定されている。
音量3設定87cは、複数枚の取引媒体のうち3枚目の取引媒体に使用される音量として、音量2設定87bより大きな音量に設定されている。
音量N設定87dは、複数枚の取引媒体のうちN枚目の取引媒体に使用される音量として、最も大きな音量に設定されている。
サブスピーカー85は、音量変更部87と所定のバスを介して接続し、音量変更部87で変更された音量の動作音を出力する機能を有している。
以上のような構成の自動発券装置10において、利用者が複数枚の切符を一度に購入する場合、本体制御部11が実行する発券処理について図6及び図7を用いて詳しく説明する。
なお、図6及び図7は実施例2における発券処理の動作のフローチャートを示している。
本体制御部11が発券処理を開始すると、図6に示すように、本体制御部11は、切符選択受付け処理を実行する(ステップS201)。この切符選択受付け処理は、実施例1における図3のステップS101と同一の処理動作のため、その詳細な説明を省略する。
利用者が切符購入画面の操作案内にしたがって所望する枚数の枚数ボタン、及び購入ボタンを押下すると、本体制御部11は、精算処理を実行する(ステップS202)。この精算処理は、実施例1における図3のステップS102と同一の処理動作のため、その詳細な説明を省略する。
その後、本体制御部11は、クレジットカードで精算したか否かを判定する(ステップS203)。クレジットカードで精算したと判定すると(ステップS203:Yes)、本体制御部11は、クレジットカード返却処理を実行する(ステップS204)。このクレジットカード返却処理は、実施例1における図3のステップS104からステップS110と同一の処理動作のため、その詳細な説明を省略する。
一方、クレジットカードで精算していないと判定すると(ステップS203:No)、本体制御部11は、現金で精算されたと判断して、お釣りがあるか否かを判定する(ステップS205)。
お釣りがあれば(ステップS205:Yes)、本体制御部11は、返金処理を実行する(ステップS206)。この返金処理は、実施例1におけるステップS112からステップS118と同一の処理動作のため、その詳細な説明を省略する。
ステップS205においてお釣りがない場合(ステップS205:No)、ステップS204においてクレジットカードの返却が完了する、もしくはステップS206においてお釣りの返却が完了すると、本体制御部11は、サブスピーカー85に出力する動作音の音量を音量変更部87に設定させる(ステップS207)。
具体的には、発券制御部81の指示により、音量変更部87は、サブスピーカー85に出力する動作音の音量を音量1設定87aに設定する。加えて、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、マイク84及びサブスピーカー85の電源をオンにする(ステップS208)。
その後、本体制御部11は、利用者が所望する1枚目の切符の印字を給紙印字部83にさせる切符印字処理を実行する(ステップS209)。具体的には、発券制御部81の指示により、給紙印字部83は、切符の用紙を給紙するとともに、給紙した切符の用紙に所定の取引内容を印字する。給紙印字部83は、印字を完了すると、印字した1枚目の切符を発券本体部82に搬送する。
この際、マイク84は、給紙印字部83が稼動中に発する動作音を集音し、1枚目の切符の排出が完了するまで、発券制御部81を介して音量変更部87に出力する。音量変更部87は、音量1設定87aに基づいて動作音の音量を変更してサブスピーカー85に出力する。
加えて、本体制御部11は、フリッカランプ点灯処理を実行する(ステップS210)。具体的には、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、フリッカランプ86を点灯する。
1枚目の切符の排出準備が完了すると、本体制御部11は、発券本体部82に1枚目の切符を排出させる切符排出処理を実行する(ステップS211)。具体的には、発券制御部81の指示により、発券本体部82は、搬送ローラーなどを駆動して、1枚目の切符を外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、発券本体部82から1枚目の切符が排出されることを音声案内する。
そして、本体制御部11は、発券本体部82から利用者によって1枚目の切符が抜き取られたか否かを判定する(ステップS212)。1枚目の切符が抜き取られていなければ(ステップS212:No)、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、1枚目の切符が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、1枚目の切符が抜き取られると(ステップS212:Yes)、図7に示すように、発券制御部81の指示により、音量変更部87は、サブスピーカー85に出力する動作音の音量を音量2設定87bに設定する(ステップS213)。
その後、本体制御部11は、利用者が所望する2枚目の切符の印字を給紙印字部83にさせる切符印字処理を実行する(ステップS214)。具体的には、発券制御部81の指示により、給紙印字部83は、切符の用紙を給紙するとともに、給紙した切符の用紙に所定の取引内容を印字する。給紙印字部83は、印字を完了すると、印字した2枚目の切符を発券本体部82に搬送する。
この際、マイク84は、給紙印字部83が稼動中に発する動作音を集音し、2枚目の切符の排出が完了するまで、発券制御部81を介して音量変更部87に出力する。音量変更部87は、音量2設定87bに基づいて動作音の音量を変更してサブスピーカー85に出力する。
2枚目の切符の排出準備が完了すると、本体制御部11は、発券本体部82に切符を排出させる切符排出処理を実行する(ステップS215)。具体的には、発券制御部81の指示により、発券本体部82は、搬送ローラーなどを駆動して、印字された2枚目の切符を外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、発券本体部82から2枚目の切符が排出されることを音声案内する。
そして、本体制御部11は、発券本体部82から利用者によって2枚目の切符が抜き取られたか否かを判定する(ステップS216)。2枚目の切符が抜き取られていなければ(ステップS216:No)、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、切符が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、2枚目の切符が抜き取られると(ステップS216:Yes)、発券制御部81の指示により、音量変更部87は、サブスピーカー85に出力する動作音の音量を音量3設定87cに設定する(ステップS217)。
その後、本体制御部11は、利用者が所望する3枚目の切符の印字を給紙印字部83にさせる切符印字処理を実行する(ステップS218)。具体的には、発券制御部81の指示により、給紙印字部83は、切符の用紙を給紙するとともに、給紙した切符の用紙に所定の取引内容を印字する。給紙印字部83は、印字を完了すると、印字した3枚目の切符を発券本体部82に搬送する。
この際、マイク84は、給紙印字部83が稼動中に発する動作音を集音し、3枚目の切符の排出が完了するまで、発券制御部81を介して音量変更部87に出力する。音量変更部87は、音量3設定87cに基づいて動作音の音量を変更してサブスピーカー85に出力する。
3枚目の切符の印字が完了すると、本体制御部11は、発券本体部82に切符を排出させる切符排出処理を実行する(ステップS219)。具体的には、発券制御部81の指示により、発券本体部82は、搬送ローラーなどを駆動して、印字された3枚目の切符を外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、発券本体部82から3枚目の切符が排出されることを音声案内する。
そして、本体制御部11は、発券本体部82から利用者によって3枚目の切符が抜き取られたか否かを判定する(ステップS220)。3枚目の切符が抜き取られていなければ(ステップS220:No)、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、切符が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、3枚目の切符が抜き取られると(ステップS220:Yes)、本体制御部11は、メインスピーカー21を介した音声案内を終了するとともに、発券制御部81にフリッカランプ86を消灯させる(ステップS221)。
さらに、発券制御部81の指示により、音量変更部87は、サブスピーカー85に出力する動作音の音量を音量N設定87dに変更する(ステップS222)。
その後、本体制御部11は、給紙印字部83に領収書の印字をさせる領収書印字処理を実行する(ステップS223)。具体的には、発券制御部81の指示により、給紙印字部83は、領収書の用紙を給紙するとともに、給紙した領収書の用紙に所定の取引内容を印字する。給紙印字部83は、領収書の印字が完了すると、印字した領収書を発券本体部82に搬送する。
この際、マイク84は、給紙印字部83が稼動中に発する動作音を集音し、領収書の排出が完了するまで、発券制御部81を介して音量変更部87に出力する。音量変更部87は、音量N設定87dに基づいて動作音の音量を変更してサブスピーカー85に出力する。
加えて、本体制御部11は、フリッカランプ点灯処理を実行する(ステップS224)。具体的には、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、フリッカランプ86を点灯する。
領収書の排出準備が整うと、本体制御部11は、発券本体部82に領収書を排出させる領収書排出処理を実行する(ステップS225)。具体的には、発券制御部81の指示により、発券本体部82は、搬送された領収書を給紙印字部83から外部に排出する。この際、本体制御部11の指示により、メインスピーカー21は、発券本体部82から領収書が排出されることを音声案内する。
そして、本体制御部11は、排出した領収書が利用者によって抜き取られたか否かを判定する(ステップS226)。領収書が抜き取られていなければ(ステップS226:No)、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、領収書が抜き取られるまで処理を待機する。
一方、領収書が抜き取られると(ステップS226:Yes)、本体制御部11は、メインスピーカー21を介した音声案内を終了するとともに、発券制御部81にフリッカランプ86を消灯させる(ステップS227)。
加えて、本体制御部11の指示により、発券制御部81は、マイク84及びサブスピーカー85の電源をオフにする(ステップS228)。その後、本体制御部11は、発券処理を終了する。
以上のような動作を実現する自動発券装置10、及び自動発券方法は、利用者の注意をより引き付けて取引媒体の取り忘れを防止することができる。
具体的には、音量変更部87により、自動発券装置10の設置場所に応じて利用者が聞き取り易い音量の動作音で報知することができる。さらに、意図的に動作音の音量を変更することで、各部の動作音を適切な音量で報知することができる。
例えば、給紙印刷部83が稼動中に発する音が小さい場合であっても、給紙印刷部83が稼動中であることを適切な音量の動作音で報知することができ、利用者の注意を確実に引き付けることができる。
加えて、複数枚の切符を排出する際、切符を排出するごとに、動作音の音量を段階的に上げて変化をつけることで、利用者の注意を引き付けた状態を維持することができる。
従って、自動発券装置10は、排出する取引媒体ごとに音量を変更することで、利用者の注意を確実に引き付けて、取引媒体の抜き取り忘れを防止することができる。
なお、上述の実施例2において、音量変更部87は、マイク84が集音した動作音の音量が変更可能であれば、適宜の構成としてもよい。例えば、複数の可変抵抗で予め複数の音量を設定し、発券制御部81の指示によって可変抵抗を切り替える構成であってもよい。あるいは、ソフトウェアによる音量変更のいずれであってもよい。
また、音量変更部87に予め複数の音量を設定したが、これに限定せず、予め最も小さい音量と最も大きい音量とを設定しておき、排出する取引媒体の枚数に応じて音量が段階的に大きくなるよう分割して設定にしてもよい。
また、切符を排出するごとに音量が段階的に大きくなるよう変更したが、これに限定せず、音量1設定87a、音量2設定87b、音量3設定87c、あるいは音量N設定87dを適宜に用いてもよい。
また、予め設定した音量1設定87aなどに基づいて動作音の音量を変更したが、これに限定せず、サブスピーカー85から出力される動作音の音量を一定にするように音量変更部87を構成してもよい。これにより、給紙印字部83における動作音の音量のバラツキを抑えて、サブスピーカー85から出力することができる。このため、利用者が常に聞き取り易い音量で報知することができ、利用者の注意を確実に引き付けることができる。
また、音量変更部87を発券機構部80に備えたが、これに限定せず、紙幣入出金部40、硬貨出金部50、及びカード機構部70に備えてもよい。この際、クレジットカード、あるいはお釣りの排出から領収書を排出する間において、取引媒体を排出するごとに動作音の音量を段階的に変更するようにしてもよい。
また、複数枚の切符を排出する間フリッカランプ86を点灯したが、これに限定せず、切符を排出するごとに点灯、消灯を繰り返してもよい。
また、クレジットカード、貨幣、切符、あるいは領収書が抜き取られるまで次の処理を待機したが、これに限定せず、1つの取引媒体を排出すると、次の取引媒体の排出準備処理、及び排出処理を行ってもよい。
また、上述の実施例1及び実施例2において、自動発券装置10を用いて説明したが、これに限定せず、利用者との取引にかかる一連の動作で貨幣や顧客カード、あるいはチケットなどの取引媒体を排出する自動取引装置であれば、ATM、両替機、あるいは駐車料金精算機などであってもよい。
また、マイク65、マイク73、あるいはマイク84で集音した動作音で報知したが、これに限定せず、予め録音した、もしくは作成した動作音で報知する構成であってもよい。
また、マイク65、73、及び84で集音する動作音は、駆動モーター等の動作音や流下する貨幣の音など、排出準備に伴い各部が稼動中に発する動作音であれば適宜の動作音でよい。
また、自動発券装置10に対して1つのマイクで構成してもよい。あるいは、カード機構部70、発券機構部80など内部に複数のマイクを備えてもよい。
また、マイク65、73、及び84で集音した動作音を、サブスピーカー43、53、74、及び85から出力したが、これに限定せず、1つのサブスピーカー、あるいはメインスピーカー21から出力する構成であってもよい。なお、メインスピーカー21から動作音を出力する場合、実施例2の音量変更部87は、発券機構部80の発券制御部81ではなく、所定のバスを介して自動発券装置10の本体制御部11と接続した構成とする。
また、紙幣本体部42、硬貨本体部52、カード識別部72、及び発券本体部82が稼動している際の動作音も集音して各サブスピーカー、あるいはメインスピーカー21から出力してもよい。
また、フリッカランプ44、54、75、及び86を点灯させる構成としたが、これに限定せず、所定の間隔で点滅させてもよい。
10…自動発券装置
20…操作・表示部
21…メインスピーカー
22…テンキー部
42…紙幣本体部
43…サブスピーカー
44…フリッカランプ
52…硬貨本体部
53…サブスピーカー
54…フリッカランプ
63…金種別収納部
64…搬送部
65…マイク
72…カード識別部
73…マイク
74…サブスピーカー
75…フリッカランプ
82…発券本体部
83…給紙印字部
84…マイク
85…サブスピーカー
86…フリッカランプ
87…音量変更部

Claims (6)

  1. 取引にかかる利用者の入力操作を許容する操作手段と、
    前記利用者の入力操作に基づいて、少なくとも1つの取引媒体を排出可能に準備する媒体準備手段と、
    排出可能に準備された前記取引媒体を排出する媒体排出手段とを備えた自動取引装置であって、
    前記媒体準備手段が稼動中であることを、前記媒体準備手段の稼動中を示す動作音で報知する稼動中報知手段を備えた
    自動取引装置。
  2. 前記媒体準備手段における稼動中の音を、前記動作音として集音する集音手段を備えた
    請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 排出される前記取引媒体に応じて、前記動作音の音量を変更する音量変更手段を備えた
    請求項1または2に記載の自動取引装置。
  4. 前記稼動中報知手段を、前記媒体排出手段の近傍に配置した
    請求項1から3のいずれか1つに記載の自動取引装置。
  5. 前記取引媒体の排出を報知する排出報知手段を備えた
    請求項1から4のいずれか1つに記載の自動取引装置。
  6. 取引にかかる利用者の入力操作を許容する操作手段と、前記利用者の入力操作に基づいて、少なくとも1つの取引媒体を排出可能に準備する媒体準備手段と、排出可能に準備された前記取引媒体を排出する媒体排出手段とを備えた装置を用いた自動取引方法であって、
    稼動中報知手段により、前記媒体準備手段が稼動中であることを、前記媒体準備手段の稼動中を示す動作音で報知する
    自動取引方法。
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