JPH0528348A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

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JPH0528348A
JPH0528348A JP20226691A JP20226691A JPH0528348A JP H0528348 A JPH0528348 A JP H0528348A JP 20226691 A JP20226691 A JP 20226691A JP 20226691 A JP20226691 A JP 20226691A JP H0528348 A JPH0528348 A JP H0528348A
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Ichiro Yokoyama
一郎 横山
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和彦 津村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顧客の媒体の取り忘れを防止できる自動取引
装置を提供する。 【構成】 自動取引装置の顧客操作部の前にいる顧客が
近くにいるか否か検知する近接センサ16からの出力を
監視して、各種挿入排出口からの媒体排出時に、媒体の
顧客による受け取りを認識しない段階で、顧客が顧客操
作部の近くにいないと共通制御部12が認識すると、音
声合成部15からスピーカ13を介して出力される媒体
の受け取りを促す誘導音声の音量を、段階的に拡大する
音量調節制御部14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顧客誘導用音声発生装
置の内蔵された自動取引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顧客誘導用音声発生装置は、顧客
自身が一定のデータを入力することによって所定の取引
を行える自動取引装置等に内蔵されている。これは、取
引における一連の処理で顧客自身が行う操作を、例えば
出金取引ならば、カードを挿入するステップ、暗証番号
を入力するステップ、現金を受け取るステップ等所定の
ステップに分割し、この各ステップに対応した操作を誘
導するための音声を合成する音声合成装置と、この音声
合成装置で合成した音声の出力先であるスピーカを備
え、各ステップに対応した誘導音声をスピーカから出力
するように制御して、顧客がスムースに操作を行えるよ
うに誘導するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
誘導音声であると、各種媒体(カード,通帳,紙幣およ
び硬貨)を顧客に対して排出する際に、一度「〜をお取
り下さい」と文言を出力するだけであり、音声による各
種媒体の取り忘れに対しての配慮はないという問題があ
った。本発明は、以上述べたような問題点を解決するた
めになされたもので、顧客の移動を検出して媒体を取る
旨の誘導音声を複数回、かつ音量を拡大しながら出力す
ることで、媒体の取り忘れを防止できる自動取引装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、カード,通帳,紙幣および硬貨等取引に
使用される各種媒体に所定の処理を施すカード処理機,
通帳記帳機,紙幣入出金機および硬貨入出金機とを備え
るとともに、顧客自身が操作を行う際の操作誘導の手段
として、取引における一連の処理の内、顧客自身が行う
操作を所定のステップに分割し、この各ステップに対応
した操作を誘導するための音声を合成する音声合成部
と、この音声合成部で合成した音声の出力先であるスピ
ーカとを少なくとも備えた自動取引装置において、前記
カード処理機,通帳記帳機、紙幣入出金機および硬貨入
出金機とにそれぞれ対応して設けられ、顧客による媒体
類の挿入および顧客に対しての排出が行われる挿入排出
口と、顧客が取引選択,取引金額および暗証番号の入力
等を行う入力装置とを少なくとも有する顧客操作部と、
この顧客操作部の前にいる顧客が、顧客操作部の近くに
いるか否か検知する近接センサと、顧客操作部に設けら
れた前記各挿入排出口から、顧客に対して排出された媒
体が受け取られたか否かを検知する検知装置と、上記構
成要素を制御する共通制御部と、近接センサからの出力
を監視して、各種挿入排出口からの媒体排出時に、媒体
の受け取りを認識しない段階で、顧客が顧客操作部の近
くにいないと共通制御部が認識すると、音声合成部から
スピーカを介して出力される誘導音声の音量を拡大する
音量調節制御部とを備えたものである。
【0005】
【作用】上述した構成を有する本発明は、取引中、現
金,カード等各種媒体を排出する段階になると、通常の
音量の誘導音声で「〜をお取り下さい」と文言を出力す
るとともに、顧客が排出した媒体を受け取ったか判断す
る。顧客が媒体を受け取っていないと判断すると、顧客
が装置の近くにいるか否か判断し、近くにいないと判断
すると音量を段階的に上げて誘導音声を出力して、顧客
に対して注意を促す。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例を示す自動取引装置の制御ブロッ
ク図、図2は自動取引装置の外観斜視図である。まず、
図2を用いて、自動取引装置の外観から見た概要を説明
する。図において、1は自動取引装置で取扱い可能な業
務を表示する取扱い業務表示部、2は通帳を用いる取引
の場合に通帳の挿入、および処理の完了した通帳の排出
が行われる通帳挿入排出口である。
【0007】3はカードを用いる取引の場合にカードの
挿入、および処理の完了したカードの排出が行われるカ
ード挿入排出口、4は顧客番号,取引金額等を入力する
キーと、操作誘導を視覚的に行う操作誘導表示を行う画
面からなるタッチパネルである。5は入金硬貨の投入、
および出金硬貨の排出を行う硬貨入出金口、6は入金紙
幣の投入、および出金紙幣の排出を行う紙幣入出金口、
7は装置の前にいる顧客の位置を検知する後述する近接
センサの窓口である。なお、ここでは図示しないが、顧
客に対して音声による操作誘導を行うための、誘導音声
の出力先であるスピーカが設けられている。
【0008】次に、図1において、8はカード挿入排出
口3から挿入されたカード上のデータの読み取りおよび
カード上へのデータの書き込みと、カード上のエンボス
データを読み取ってレシートおよびジャーナル等に印字
して、上述したような処理が終了したカードをカード挿
入排出口3から排出するカード処理機、9は硬貨入出金
口5から投入された硬貨の真偽および金種鑑別を行った
後、装置内部に硬貨を保管するとともに、タッチパネル
4により指定された出金金額の内、硬貨で出金する分を
硬貨入出金口5へ排出する硬貨入出金機である。
【0009】10は紙幣入出金口6から投入された紙幣
の真偽および金種鑑別を行った後、装置内部に紙幣を保
管するとともに、タッチパネル4により指定された出金
金額の内、紙幣で出金する分を紙幣入出金口6へ排出す
る紙幣入出金機である。11は通帳挿入排出口2から挿
入された通帳に、日付,取引金額,残高等を印字して、
上述したような処理の終了した通帳を通帳挿入排出口2
から排出する通帳記帳機、12はタッチパネル4により
顧客が選んだ業務に応じて、処理ステップ毎に上述した
ような各構成機器の動作を制御するとともに、オンライ
ンでセンタとのデータの送受信を制御する共通制御部で
ある。
【0010】13は音声を発生するスピーカ、14はス
ピーカ13から発生する音声の音量を調節する音量調節
制御部で、本実施例では、段階的に3種類の音量で出力
がなされるように設定されている。15はスピーカ13
から発生する音声を合成する音声合成部、16は近接セ
ンサの窓口7より、装置前に存在する顧客の位置を検知
する近接センサである。なお、ここでは図示しないが、
カード処理機8、硬貨入出金機9、紙幣入出金機10お
よび通帳記帳機11から、カード挿入排出口3、通帳挿
入排出口2、硬貨入出金口5および紙幣入出金口6を介
して顧客に排出されるカード、通帳、硬貨および紙幣
を、顧客が受け取ったか否かを検知するセンサが設けら
れている。
【0011】図3、図4および図5は、自動取引装置に
おける入金取引時の一連の流れを示すフローチャートで
あり、以下に入金取引の概要を説明する。なお、本フロ
ーチャートではカードを用いて紙幣による入金取引を行
うこととしており、Sは処理ステップを表す。入金取引
が選択されてカードがカード挿入排出口3から挿入され
ると、該カードをカード処理機8に取り込んで情報の読
み取りが行われる。情報の読み取りが正常に行われたと
判断すると、紙幣入出金口6のシャッタを開放するとと
もに、顧客に対し紙幣の挿入を促すメッセージが出力さ
れる。顧客が紙幣を挿入したと判断すると、紙幣入出金
口6のシャッターを閉じ、挿入された紙幣を紙幣入出金
機10に取り込む(S100〜S104)。
【0012】紙幣入出金機10に取り込まれた紙幣は、
鑑別,計数が行われ、計数の結果入金限度額を超えた紙
幣は、紙幣入出金機10から紙幣入出金口6へ排出さ
れ、シャッタを開放して顧客に返却する。また、入金に
適さないと判断された不良紙幣も、紙幣入出金機10か
ら紙幣入出金口6へ排出され、シャッタを開放して顧客
に返却する(S105)。入金に適すると判断された紙
幣の合計金額をタッチパネル4に表示して、入金取引を
進行するか中止するか選択を促す入金確認メッセージを
出力する。取引の中止が選択されると、紙幣入出金機1
0に取り込んだ紙幣を紙幣入出金口6へ排出し、紙幣の
受け取りを促すメッセージを出力する。紙幣の受け取り
を促すメッセージを出力して10秒経過しても紙幣が受
け取られていないと判断すると、この紙幣を再度取り込
んで保管する等のエラー処理が実行される(S106〜
S108)。
【0013】入金確認メッセージを出力して、10秒経
過しても入金取引を進行するか中止するかの選択がなさ
れていないと判断すると、更なる預け入れを促すメッセ
ージを出力する。そして、更なる預け入れを促すメッセ
ージを出力して、10秒経過しても入金取引を進行する
か中止するかの選択がなされていないと判断すると、取
り込んだ紙幣を保管する等のエラー処理が実行される
(S109,S110)。前記S106もしくはS10
9で取引の進行が選択されると、レシートに日付,口座
番号等の印字を行なった後、センタとの間で通信を行
い、取引が成立すると判断されると、紙幣入出金機10
に取り込んだ入金に適すると鑑別された紙幣を正規に収
納し、レシートに入金金額等を印字する(S111〜S
115)。
【0014】そしてカードに必要な情報の書き込みを行
い、カード処理機8からレシートとともにカード挿入排
出口3に排出して、顧客に対し受け取りを促すメッセー
ジを出力する。顧客によりカードおよびレシートが受け
取られたと判断すると、取引は終了し、次の取引が開始
されるのを待つ状態に移行する。カードの受け取りを促
すメッセージを出力して、10秒経過してもカードおよ
びレシートが受け取られていないと判断すると、このカ
ードおよびレシートは取り忘れられたものと判断し、再
度カード挿入排出口3からカード処理機8に取り込んで
保管するとともに、金融機関側で各種取引情報を保管し
ている電子ジャーナルに必要な情報を書き込んで取引を
中止し、次の取引が開始されるのを待つ(S116〜S
119)。
【0015】前記S113で、センタとの通信で取引が
成立しないと判断すると、レシートに必要な情報を印字
して、カードおよびレシートと紙幣入出金機10に取り
込んで入金に適すると鑑別された紙幣を排出し、以下前
記S106に移行する(S120〜S122)。前記S
101において、情報の読み取り時に正常に情報の読み
取りが行われないと判断すると、カードが無効カードで
あるか否か判断する。カードが無効であると判断される
と、挿入されたカードが無効カードである旨を示すメッ
セージを出力する。正常に情報の読み取りが行われない
カードが無効カードでないと判断された場合、S107
で取引が中止されて排出された紙幣が顧客に受け取られ
たと判断された場合、そして、カードが無効カードであ
ると判断されて、無効カードである旨を示すメッセージ
が出力されたら、カード処理機8に取り込んだカードを
カード挿入排出口3に排出し、顧客に対しカードを受け
取るよう促すメッセージを出力する(S123,S12
4)。
【0016】顧客によりカードが受け取られたと判断す
ると、取引は終了し、次の取引が開始されるのを待つ状
態に移行する。S124において、カードがカード挿入
排出口3から排出されてから、10秒経過しても受け取
られていないと判断すると、このカードは取り忘れられ
たものと判断し、再度カード挿入排出口3からカード処
理機8に取り込んで保管するとともに、電子ジャーナル
に必要な情報を書き込んで取引を中止し、次の取引が開
始されるのを待つ(S125,S126)。
【0017】図6、図7および図8は支払取引の一連の
流れを示すフローチャートであり、以下に支払取引の概
略を説明する。なお、ここでは、カードを用いて紙幣の
支払が行われるものとする。支払取引が選択されてカー
ドがカード挿入排出口3から挿入されると、該カードを
カード処理機8に取り込んで情報の読み取りが行われ
る。情報の読み取りが正常に行われたと判断すると、顧
客に対し暗証番号の入力を促すメッセージが出力され
る。これを受けて顧客が暗証番号を入力すると、その正
当性が判断され、正当であると判断されると、顧客に対
し支払金額の入力を促すメッセージが出力され、顧客に
よりタッチパネル4から支払金額の入力がなされる。
【0018】ここで、入力された暗証番号が正当でない
と判断されると、再度暗証番号の入力を促すメッセージ
を出力し、3回連続で入力された暗証番号が正当でない
と判断された場合、または、前記情報の読み取り時に正
常に情報の読み取りが行われないと判断すると、カード
に所定の情報の書き込みを行って、カードが無効カード
であるか否か判断する。カードが無効であると判断され
ると、挿入されたカードが無効カードである旨を示すメ
ッセージを出力する。カードが無効カードでないと判断
された場合、暗証番号の入力を促すメッセージを出力し
た後、10秒経過しても暗証番号の入力がなされていな
い場合、支払金額の入力を促すメッセージを出力した
後、10秒経過しても支払金額の入力がなされていない
場合、そして、カードが無効カードであると判断され
て、無効カードである旨を示すメッセージが出力された
ら、カード処理機8に取り込んだカードをカード挿入排
出口3に排出し、顧客に対しカードを受け取るよう促す
メッセージを出力する。
【0019】顧客によりカードが受け取られたと判断す
ると、取引は終了し、次の取引が開始されるのを待つ状
態に移行する。カードがカード挿入排出口3から排出さ
れてから、10秒経過しても受け取られていないと判断
すると、このカードは取り忘れられたものと判断し、再
度カード挿入排出口3からカード処理機8に取り込んで
保管するとともに、電子ジャーナルに必要な情報を書き
込んで取引を中止し、次の取引が開始されるのを待つ
(S201〜S205)。S201において、タッパネ
ル4から支払金額が入力されると、レシートに日付、口
座番号等の印字を行うとともに、電子ジャーナルを編集
する(S206,207)。
【0020】そして、図示しないセンタとの間で通信を
行い、取引が成立すると判断されると、紙幣入出金機1
0内で顧客により指定された金額の紙幣の繰り出し,計
数が行われ、レシートに支払金額等の印字を行い、カー
ドに必要な情報を書き込む(S208〜S211)。情
報の書き込み、印字の完了したカードおよびレシート、
計数が完了して顧客の指定した金額の揃った紙幣は、カ
ード挿入排出口3および紙幣入出金口6に排出され、顧
客に対しカード,レシートおよび紙幣を受け取るように
促すメッセージが出力される(S212,S213)。
【0021】カードおよび紙幣,レシートが受け取られ
たと判断すると、取引は終了し、次の取引が開始される
のを待つ状態に移行する。紙幣を受け取るようにメッセ
ージが出力されて、10秒経過しても紙幣が受け取られ
ていないと判断すると、この紙幣は取り忘れられたもの
と判断し、再度紙幣入出金口6から紙幣入出金機10に
取り込んで保管するとともに、電子ジャーナルに必要な
情報を書き込んで取引を中止し、次の取引が開始される
のを待つ状態に移行する(S214〜S217)。前記
S208で、センタとの通信で取引が成立しないと判断
すると、レシートに必要な情報を印字して、カードおよ
びレシートを排出し、顧客に対し受け取りを促すメッセ
ージを出力する(S218〜S220)。
【0022】前記S214で排出されたカードの受け取
りを促すメッセージが出力されて、10秒経過してもカ
ードが受け取られていないと判断すると、紙幣は受け取
られているか判断し、紙幣が受け取られていないと判断
すると、紙幣を紙幣入出金口6から紙幣入出金機10に
取り込む。次いでカードをカード挿入排出口3からカー
ド処理機8に取り込み、電子ジャーナルに必要な情報を
書き込んで取引を中止し、次の取引が開始されるのを待
つ状態に移行する(S221〜S225)。
【0023】図9は、本発明の一実施例の作用を示すフ
ローチャートである。上述したような入金,支払取引
で、例えば入金取引時の処理ステップ106,107の
ように、紙幣,硬貨等の現金や、出金取引時の処理ステ
ップ212のように、カード,通帳等の取引媒体を顧客
に渡す段階において、まず、通帳は通帳挿入排出口2か
ら、カードはカード挿入排出口3から顧客が手で装置か
ら引き抜ける位置まで排出されるとともに、それらの受
け取りを促すメッセージとして、タッチパネル4には通
帳もしくはカードを取るように促す文言が表示され、さ
らに、あらかじめ定められている誘導音声の中から通帳
もしくはカードを取るように促す文言が選択され、スピ
ーカ13から顧客に対して出力される。また、紙幣は紙
幣入出金口6に、硬貨は硬貨入出金口5に送られ、外部
と装置内を遮断しているシャッタが開かれる。同時に、
タッチパネル4には紙幣もしくは硬貨を取るように促す
文言が表示され、さらに、あらかじめ定められている誘
導音声の中から紙幣もしくは現金を取るように促す文言
が選択され、スピーカ13から顧客に対して出力され
る。
【0024】そして、共通制御部12は媒体が受け取ら
れたかを判断する(S301)。S301で媒体が受け
取られたと判断すると、さらに排出する媒体がある場合
は該媒体の排出を行い、取引が終了する時は装置内部で
紙幣を収納する等の処理を行う。ここで、媒体が排出さ
れてから顧客がこれを受け取るまでの猶予時間が設けて
あり、S301で媒体が受け取られていないと判断する
と、前記猶予時間、本実施例では10秒経過しているか
判断する(S302)。S302で媒体が受け取られて
いない段階で10秒経過していると判断すると、顧客が
媒体を取り忘れたものと判断し、該媒体を装置内に取り
込んで保管するための処理等が実行される。S302で
媒体が受け取られていない段階で10秒経過していない
と判断すると、近接センサ16の出力を監視して、顧客
が装置に近くにいるかどうか判断する(S303)。
【0025】S303で顧客が装置の近くにいると判断
すると、S301に戻り、媒体が受け取られたかを判断
する。S303で顧客が装置の近くにいないと判断する
と、音量調節制御部14を介し誘導音声の音量を1段階
上げて(S304)、媒体を取るようにメッセージをス
ピーカ13から出力する(S305)。S305で、顧
客が装置の近くにいないことで音量を上げて媒体を取る
ようにメッセージを出力した後、共通制御部12は再度
近接センサ16の出力を監視して、顧客が近くにいるか
どうか判断する(S306)。S306で顧客が装置の
近くにいないと判断すると、媒体が受け取られていない
段階で10秒経過しているか判断する(S307)。S
307で媒体が受け取られていない段階で10秒経過し
ていると判断すると、顧客が媒体を取り忘れたものと判
断し、音量調節制御部14を介し誘導音声の音量を元の
音量に戻し(S308)、媒体を装置内に取り込んで保
管するための処理等が実行される。
【0026】S307で媒体が受け取られていない段階
で10秒経過していないと判断すると、S304に戻り
音量調節制御部14を介し誘導音声の音量をさらに1段
階上げて、媒体を取るようにメッセージをスピーカ13
から出力する(S305)。なお、本実施例においては
猶予時間を10秒と設定したことに基づいて、誘導音声
の音量を順次3段階に切り換えられように設定してあ
り、3回音量を切り換えて誘導音声を出力するような場
合で、おおよそ10秒経過するようになっている。前記
S306で、顧客が装置の近くにいると判断すると、音
量調節制御部14を介して誘導音声の音量を元の音量に
戻し(S309)、S301に戻り、媒体が受け取られ
たかを判断する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、カー
ド,通帳,紙幣および硬貨等取引に使用される各種媒体
に所定の処理を施すカード処理機,通帳記帳機,紙幣入
出金機および硬貨入出金機とを備えるとともに、顧客自
身が操作を行う際の操作誘導の手段として、取引におけ
る一連の処理の内、顧客自身が行う操作を所定のステッ
プに分割し、この各ステップに対応した操作を誘導する
ための音声を合成する音声合成部と、この音声合成部で
合成した音声の出力先であるスピーカとを少なくとも備
えた自動取引装置において、前記カード処理機,通帳記
帳機、紙幣入出金機および硬貨入出金機とにそれぞれ対
応して設けられ、顧客による媒体類の挿入および顧客に
対しての排出が行われる挿入排出口と、顧客が取引選
択,取引金額および暗証番号の入力等を行う入力装置と
を少なくとも有する顧客操作部と、この顧客操作部の前
にいる顧客が、顧客操作部の近くにいるか否か検知する
近接センサと、顧客操作部に設けられた前記各挿入排出
口から、顧客に対して排出された媒体が受け取られたか
否かを検知する検知装置と、上記構成要素を制御する共
通制御部と、近接センサからの出力を監視して、各種挿
入排出口からの媒体排出時に、媒体の受け取りを認識し
ない段階で、顧客が顧客操作部の近くにいないと共通制
御部が認識すると、音声合成部からスピーカを介して出
力される誘導音声の音量を拡大する音量調節制御部とを
備えることとしたものである。したがって、顧客が媒体
を受け取っていない段階で、顧客が装置の近くにいない
と判断すると、音量を上げて誘導音声を出力し、顧客に
対して注意を促すので、カード,現金等各種媒体の取り
忘れを防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動取引装置の制御ブ
ロック図である。
【図2】自動取引装置の外観斜視図である。
【図3】入金取引の流れを示すフローチャートである。
【図4】入金取引の流れを示すフローチャートである。
【図5】入金取引の流れを示すフローチャートである。
【図6】支払取引の流れを示すフローチャートである。
【図7】支払取引の流れを示すフローチャートである。
【図8】支払取引の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例の作用を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
12 共通制御部 13 スピーカ 14 音量調節制御部 15 音声合成部 16 近接センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 カード,通帳,紙幣および硬貨等取引に
    使用される各種媒体に所定の処理を施すカード処理機,
    通帳記帳機,紙幣入出金機および硬貨入出金機とを備え
    るとともに、 顧客自身が操作を行う際の操作誘導の手段として、取引
    における一連の処理の内、顧客自身が行う操作を所定の
    ステップに分割し、この各ステップに対応した操作を誘
    導するための音声を合成する音声合成部と、この音声合
    成部で合成した音声の出力先であるスピーカとを少なく
    とも備えた自動取引装置において、 前記カード処理機,通帳記帳機、紙幣入出金機および硬
    貨入出金機とにそれぞれ対応して設けられ、顧客による
    媒体類の挿入および顧客に対しての排出が行われる挿入
    排出口と、顧客が取引選択,取引金額および暗証番号の
    入力等を行う入力装置とを少なくとも有する顧客操作部
    と、 この顧客操作部の前にいる顧客が、顧客操作部の近くに
    いるか否か検知する近接センサと、 顧客操作部に設けられた前記各挿入排出口から、顧客に
    対して排出された媒体が受け取られたか否かを検知する
    検知装置と、 上記構成要素を制御する共通制御部と、 近接センサからの出力を監視して、各種挿入排出口から
    の媒体排出時に、媒体の受け取りを認識しない段階で、
    顧客が顧客操作部の近くにいないと共通制御部が認識す
    ると、音声合成部からスピーカを介して出力される誘導
    音声の音量を拡大する音量調節制御部とを備えたことを
    特徴とする自動取引装置。
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