JP2013225111A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着するために多くの熱量が必要な記録媒体から、多くの熱量が必要でない記録媒体へ印刷を切り替える場合において、汎用性があり、印刷品質や生産性をできる限り低下させることのない画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体Pとトナー像に熱と圧力を加えて記録媒体にトナー像を定着する定着装置15を備えた画像形成装置は、定着装置の定着温度を検知する定着温度検知手段27と、定着温度検知手段で検知した定着温度を、第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際に、定着装置に搬送される通過するシート状の冷却媒体PAと、当該冷却媒体を通過させることによる温度低下情報が記憶された記憶手段32と、記憶手段に記憶された温度低下情報に基づき、冷却媒体の通過枚数を算出し、同算出枚数の冷却媒体を定着装置に搬送するように制御する制御手段30を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着温度を制御可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、用紙などの記録媒体に現像剤であるトナーで形成されたトナー像を転写し、この転写されたトナー像を定着装置が備えた熱と圧力を加える定着ニップを通過させることで、記録媒体に定着している。
画像形成装置では、記録媒体として紙種・紙厚など様々なものが使用されるが、これら紙種・紙厚よって最適な定着条件は異なっている。定着するために多くの熱量が必要な記録媒体から、多くの熱量が必要でない記録媒体へ印刷を切り替える場合、定着する熱量を少なくするために、定着ニップを形成する定着部材の温度が低下するまで待つ、定着速度を速くして記録媒体に与える定着熱量を抑える、あるいは定着装置に用紙を通紙するといった制御が行われる。例えば、特許文献1には、両面印刷用搬送により用紙を定着装置に通紙して定着温度を所定の温度まで低下させる内容が開示されている。
プロダクションプリンティング分野では、生産性と共に印刷品質が求められる。定着部材の温度が低下するまで待つという制御内容では、定着部材の温度が低下するまでに多くの時間を要してしまい、生産性が大きく低下してしまう。また、定着速度を速くして定着熱量を抑えるという制御では、定着ニップでの圧接時間が低下するため、定着性が落ち、印刷品質が低下するという問題があった。
特許文献1では、定着速度を落として定着温度を低下させることや、定着ローラの温度が低下するまで待つことをしないので、生産性を落とさないという利点はあるが、両面印刷用搬送により用紙を定着装置に通紙して定着温度を所定の温度まで低下させているので、両面印刷機能を備えていなければ定着温度を低下することができず、汎用性を求める場合、改善の余地がある。
本発明は、定着するために多くの熱量が必要な記録媒体から、多くの熱量が必要でない記録媒体へ印刷を切り替える場合において、汎用性があり、印刷品質や生産性をできる限り低下させることのない画像形成装置を提供することを、その目的とする。
本発明に係る、記録媒体とトナー像に熱と圧力を加えて記録媒体にトナー像を定着する定着装置を備えた画像形成装置では、定着装置の定着温度を検知する定着温度検知手段と、定着温度検知手段で検知した定着温度を、第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際に、定着装置に搬送されて通過するシート状の冷却媒体と、当該冷却媒体を通過させることによる温度低下情報が記憶された記憶手段と、記憶手段に記憶された温度低下情報に基づき、冷却媒体の通過枚数を算出し、同算出枚数の冷却媒体を定着装置に搬送するように制御する制御手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、定着するために多くの熱量が必要な記録媒体が定着装置を通過した後に、定着温度を第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際に、シート状の冷却媒体を定着装置に搬送して通過させるので、定着するために多くの熱量が必要な記録媒体から、多くの熱量が必要でない記録媒体へ印刷を切り替える場合において、冷却媒体によって定着温度を吸収して定着温度を低下させことができる。このため、印刷速度や定着温度を自然放熱により低下させる場合よりも、印刷品質を落とすことなく、生産性の低下も抑えることができる。
また、冷却媒体を通過させることによる温度低下情報が記憶された記憶手段に記憶された温度低下情報に基づき、冷却媒体の通過枚数を算出し、同算出枚数の冷却媒体を定着装置の定着ニップに搬送するので、従来のように両面印刷用搬送により用紙を定着装置に通過させる必要がないので、両面印刷機能のない汎用的な装置においても定着温度を効率よく低下させることができる。
本発明に係る画像形成装置の一形態を示す要部構成図。 定着装置の一形態と、その制御系の構成を示す拡大図。 前の記録媒体と次の記録媒体の紙厚による定着温度の温度低下側の違いを示すデータテーブル示す図。 冷却媒体1枚通紙当たりの紙厚による低下温度のデータテーブルを示す図。 定着ローラの温度を第1の設定温度から第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際の、従来の定着温度の制御内容を示すフローチャート。 定着ローラの温度を第1の設定温度から第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際の、本発明における定着温度の制御内容を示すフローチャート。 図4のデータテーブルの自動更新の制御内容を示すフローチャート。 図4のデータテーブルの手動更新の制御内容を示すフローチャート。 ニップ幅調整手段を備えた定着装置の一形態と、その制御系の構成を示す拡大図。 ニップ幅調整手段によるニップ幅調整の制御内容を示すフローチャート。
本発明は、定着するために多くの熱量が必要な記録媒体から、多くの熱量が必要でない記録媒体へ印刷を切り替える場合に際して、以下の特徴を有する。要するに、定着するために多くの熱量が必要な記録媒体が定着装置の定着ニップを通過した後に、ユーザーからの印刷指示ではない記録媒体を冷却媒体として通紙することで、当該冷却媒体に熱量を移して、定着ニップでの定着温度を強制的に低下させることが特徴になっている。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1に示す、本発明にかかる画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて4色フルカラーの画像を形成するものであり、特に多数枚の記録媒体となる用紙を連続的に搬送して高速で印刷を行うプロダクション用途に適した画像形成装置である。この画像形成装置は、中間転写体となり、複数のローラに巻き掛けられ、図中矢印B方向に向かって走行する転写ベルト10に沿って配置された4つの画像形成ユニット1a,1b,1c,1dと、制御手段30を備えている。
画像形成ユニット1aは、像担持体となる感光体ドラム2aと、帯電手段3aと、露光手段4aと、現像手段5aと、転写手段6aと、クリーニング手段7aとを備えて構成されている。画像形成ユニット1b〜1dも、画像形成ユニット1aと同様に、感光体ドラム2b〜2d、帯電手段3b〜3d、露光手段4b〜4d、現像手段5b〜5d、転写手段6b〜6d、クリーニング手段7b〜7dを備えて構成されている。画像形成ユニット1a〜1dは、例えば、画像形成ユニット1aがイエロー、画像形成ユニット1bがマゼンタ、画像形成ユニット1cがシアン、画像形成ユニット1dがブラック、とそれぞれ異なる色の画像を形成する。
感光体ドラム2aは、画像形成時に図中矢印A方向に回転を始め、画像形成動作が終了するまで回転を続ける。感光体ドラム2aが回転を開始すると、帯電手段3aに帯電用の帯電バイアスが印加され、感光体ドラム2aの表面に負の電荷が均一に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム2aの表面に、露光手段4aから画像データに応じてレーザ光が照射され、感光体ドラム2aに画像データに応じた静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム2aの回転により静電潜像が形成された部分が現像手段5aと対向する位置に到達すると、現像手段5aから負電荷に帯電した現像剤となるイエローのトナーが静電潜像へと引き付けられ、静電潜像がトナーにより現像されて感光体ドラム2a上にトナー像が形成される。
感光体ドラム2a上に形成されたトナー像は、転写ベルト10を挟んで感光体ドラム2aと対向配置された転写手段6aと対向する位置に到達すると、転写手段6aに印加された1次転写用の転写バイアスの作用によって転写ベルト10側に引きつけられ、図中矢印B方向に走行移動している転写ベルト10上に転写(一次転写)される。転写ベルト10に転写されずに感光体ドラム2a上に残留したトナーは、クリーニング手段7aにより清掃される。
画像形成ユニット1aに続いて画像形成ユニット1bでも同様に画像形成動作が行われ、感光体ドラム2b上に形成されたマゼンタのトナー像が、転写手段6bに印加された転写バイアスの作用により転写ベルト10上に転写(一次転写)される。このとき、感光体ドラム2b上に形成されたトナー像が転写手段6bと対向する位置に到達するタイミングが、感光体ドラム2aから転写ベルト10上に転写されたトナー像が転写ベルト10の移動により転写手段6bの位置に到達するタイミングに合うように、例えば制御手段30で制御されることで、感光体ドラム2aから転写されたトナー像と感光体ドラム2bから転写されたトナー像とが転写ベルト10上で重ね合わされる。
同様に、画像形成ユニット1cの感光体ドラム2c上に形成されたシアンのトナー像と、画像形成ユニット1dの感光体ドラム2d上に形成されたブラックのトナー像が、順次転写ベルト10上に転写されることにより、転写ベルト10上にはフルカラーのトナー像が形成されることになる。
本実施の形態にかかる画像形成装置において、記録媒体となる用紙Pの搬送経路には、用紙Pを給紙する給紙部11と、レジスト部12と、2次転写手段13と、搬送ベルト14と、定着装置15とが設けられている。給紙部11は、複数の給紙トレイ11A、11Bを備えていて、各給紙トレイ11A、11Bにそれぞれ異なる用紙Pが収納されている。給紙部11としては給紙トレイ11A、11Bに限定されるものではなく、図示しない手差しトレイを画像形成装置が備えている場合には、この手差しトレイも給紙部11に含まれる。
予めユーザーにより印刷サイズとして指定されたサイズ、あるいは画像形成装置の制御手段30が図示しないセンサによって自動的に複写原稿のサイズを検知し、同サイズの用紙Pが収納された、例えば給紙トレイ11Aから給紙された用紙Pは、図中矢印H方向に搬送され、レジスト部12にて一旦待機する。そして、転写ベルト10上に形成されたフルカラーのトナー像が転写ベルト10の移動により2次転写手段13と対向する位置に到達するタイミングで、レジスト部12にて一旦待機した用紙Pが2次転写手段13の位置に送り出されることにより、2次転写手段13に印加された転写バイアスの作用によって転写ベルト10上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙P上に転写(二次転写)される。用紙Pに転写されずに転写ベルト10上に残留したトナーは、ベルト清掃機構8によって清掃される。
フルカラーのトナー像が転写された用紙Pは、搬送ベルト14により定着装置15へと搬送される。そして、定着装置15によって、用紙P上に転写されたフルカラーのトナー像が用紙Pに定着される。なお、定着装置15の上流側には、定着装置15に搬送される用紙Pの温度を検知する記録媒体温度検知手段となる用紙温度センサ16が、その検知面を搬送経路に臨むようにして配置されている。
トナー像が定着された用紙Pは、図中矢印L1で示す経路を通って、図示しない排紙トレイ上に排出される。また、本形態に係る画像形成装置は、反転排紙や両面印刷を行う機能を備えている。このため、反転排紙や両面印刷を行う場合、トナー像が形成された用紙Pが図中矢印L2で示す経路を通って反転ローラ17に一旦引き込まれ、反転ローラ17が逆転することによって、反転した状態で送り出される。そして、反転排紙の場合には、反転した用紙Pが図中矢印L3で示す経路、経路L1を通って図示しない排紙トレイ上に排出される。また、両面印刷の場合には、反転した用紙Pが図中矢印L4で示す経路を通ってレジスト部12に戻され、裏面への二次転写および定着が行われて、経路L1から排紙トレイ上に排出される。
図2は、定着装置15と、その制御系の構成を示す拡大図である。この定着装置15は、定着部材として定着ベルト21を用いたベルト定着方式の定着装置であり、定着ベルト21のほか、加熱ローラ22、定着ローラ23、テンションローラ24、加圧ローラ25等を備えている。加圧ローラ25と定着ベルト21は接触していて、両者の接触部を定着ニップNとしている。
定着部材としての定着ベルト21は、樹脂材料からなるベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。定着ベルト21の弾性層は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト21の離型層は、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト21の表層に離型層を設けることにより、トナー像Iに対する離型性(剥離性)が担保されることになる。定着ベルト21は、2つのローラ部材(加熱ローラ22、定着ローラ23)に張架・支持されている。テンションローラ24は、2つのローラ部材に張架された定着ベルト21に一定のテンションを与える役割を持つ。
加熱ローラ22は、金属材料からなる薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には熱源となるヒータ26が固定して設けられている。ヒータ26は、ハロゲンヒータやカーボンヒータであって、その両端部が定着装置15の側板に固定されている。加熱ローラ22は、その両端軸部が定着装置15の側板に軸受を介して回転自在に取り付けられている。ヒータ26は、電源部(交流電源)31から出力制御された電力が供給されることで発熱するように構成されている。加熱ローラ22は、このヒータ26からの輻射熱によって加熱される。定着ベルト21は、加熱ローラ22によって加熱され、その表面から定着ニップNで用紙P上のトナー像Iに熱が加えられる。ヒータ26の出力制御は、定着装置15の定着温度となる定着ベルト21の表面温度を検知する定着温度検知手段となるサーモパイル等の定着ベルト温度センサ27によるベルト表面温度の検知結果が制御手段30に入力され、制御手段30により電源部31の出力制御が成されることで実行される。
制御手段30は、CPU、記憶手段となるROM32、RAM、タイマーを備えた周知のコンピュータで構成されている。ROM32内には、図3、図4に示すデータテーブル33,34が書き換え可能に記憶されている。制御手段30には、ROM32に記憶された温度低下情報を変更する変更手段35と、シート状の冷却媒体となる冷却用紙PAを通紙して定着温度を制御するか否かを設定する設定手段36が接続されている。変更手段35は、後述する温度検知機能を備えた冷却媒体PBから読み取った、定着装置15への通過前と通過後の温度差情報に基づいてROM32のデータテーブルの内容を手動で更新するものである。本形態において、制御手段30は、画像形成装置の全体制御を行うとともに、定着温度の制御を行なう。
定着温度の制御とは、ヒータ26に対する通電制御と、定着温度を第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低温の第2の設定温度に低下させる際に、給紙部11を制御して、印刷に使用していない用紙Pを冷却媒体として給紙する制御と、定着ニップを変更する制御である。
図3は、図2に示した前の用紙P(1)と次の用紙P(2)の紙厚による定着温度の温度低下側の違いを示すデータテーブル33である。この定着装置15では、紙厚によって定着温度を変化させている。図3では紙厚1から紙厚5に向かうに従い紙厚が厚くなっている。紙厚が厚い場合、定着させるために多くの熱量が必要となるため、定着温度を高く設定している。そのため前の用紙P(1)の紙厚が厚く、次の用紙P(2)の紙厚が薄い場合に、定着温度を低下させる必要がある。例えば、前の用紙P(1)が紙厚5であり、次の用紙P(2)が紙厚1の場合には、−20℃定着温度を低下させる必要がある。つまり、第1の設定温度とは前の用紙P(1)に対する定着温度であり、第2の設定温度とは、次の用紙P(2)に対する定着温度となる。
図4は、定着ベルト温度センサ27で検知した定着温度を、第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際に、定着装置15に搬送されて通過するシート状の冷却媒体となる冷却用紙PAの1枚通紙当たりの紙厚による低下温度のデータテーブル34を示す。このデータテーブル34は、定着温度を低下させるために通紙する冷却用紙PA(図1参照)の、1枚通紙当たりの定着の低下温度を示すものである。
ここで、冷却用紙PAについて説明する。本形態において冷却用紙PAとは、画像印刷に指定されていない記録媒体(用紙P)である。例えば図1の給紙トレイ11Aに収納されている用紙Pが、ユーザーまたは制御手段30によって自動で印刷用に指定された用紙の場合、図1の給紙トレイ11Bに収納された用紙が冷却用紙PAとして機能する。またA4サイズの用紙Pが印刷用に指定されている場合には、A4以外のサイズの用紙や、A4サイズであっても、厚さの異なるA4サイズの用紙が冷却用紙PAとなる。
データテーブル34の特性としては、紙厚が厚いほど用紙Pの熱容量が大きいため、定着低下温度は大きくなる。そのため、定着温度を第1の設定温度から第1の設定温度よりも低温の第2の設定温度に低下させる際に、前の用紙P(1)が定着装置15を通過した後に、制御手段30が、通紙可能(搬送可能)な最も厚い用紙Pを冷却用紙PAとして選択し、給紙部11を制御して当該用紙Pを次の用紙P(2)の搬送前に搬送することで、生産性の低下を抑えることができる。ここでは、紙厚5を選択すると、定着低下温度が最も大きくなる。つまり、前の用紙P(1)が定着装置15を通過してから次の用紙P(2)の給紙前の間に、冷却用紙PAを定着装置15の定着ニップNを通過させることで、冷却用紙PAによって定着温度を吸収して定着温度を低下させことができる。このため、印刷速度や定着温度を自然放熱により低下させる場合よりも、印刷品質を落とすことなく、生産性の低下も抑えることができる。
また、用紙Pの通紙方向(搬送方向)への長さが長いほど、単位時間当たりの定着低下温度は大きくなる。そのため、定着温度を第1の設定温度から第1の設定温度よりも低温の第2の設定温度に低下させる際に、前の用紙P(1)が定着装置15を通過した後に、制御手段30が、搬送可能な最も長い用紙を冷却用紙P1として選択して搬送することで、生産性の低下をより抑えることができる。また、本形態においては、定着温度を低下するに際し、両面印刷搬送により冷却用紙PAを搬送しないので、片面印刷しかできない画像形成装置にも適用することができ、汎用性を高くすることができる。
冷却用紙PAとして、先の用紙P(1)の通紙後に定着装置15に搬送するとともに、次に通紙される用紙P(2)の幅以上のものを選択して搬送するようにしてもよい。例えば、次に通紙される用紙P(2)がB5サイズの場合、冷却用紙PAとしてA4サイズの用紙Pを搬送して定着装置15を通過させることで、次の印刷で必要な定着幅を確保することができるので好ましい。これら冷却用紙PAの選択は、制御手段30で選択して給紙して搬送すればよい。
なお図4に示すデータテーブル34として、片面印刷用、両面印刷用、紙種別、用紙長別などのパラメータ毎に、制御手段30のROM32に少なくとも1つ、より好ましくは任意の2つ以上のパラメータ毎に複数記憶させることで、パラメータに応じた温度低下情報をROM32が備えることになる。このため、前の用紙P(1)が定着装置15を通過してから、次の用紙P(2)が給紙されるまでの間に、定着温度を第2の設定温度まで低下させるための、冷却用紙PAの通紙枚数をより最適に導き出すことができる。
冷却用紙PAは、印刷用の用紙Pでもよいが、冷却専用の媒体でも良い。また、定着装置15に搬送され、同定着装置15を通過、排紙トレイに排紙された冷却媒体P1を、例えばユーザーが給紙トレイ11Aまたは給紙トレイ11B、あるいは手差しトレイを備えている場合には、この手差しトレイにセットして再使用してもよい。このように一度使用した冷却用紙PAを再使用することで、新たな用紙Pを冷却用紙PAとして使用しなくてよいので、冷却用紙PAの消費を節約することができる。
冷却用紙PAの専用のものとしては、用紙Pよりも熱伝導率の高い、或いは熱容量の大きいものであり、例えば樹脂シートなどのシート状の媒体が候補として挙げられる。このような樹脂シートを冷却用紙PAとして用いると、1枚あたりの定着低下温度が大きくなるため、用紙Pを冷却媒体として使う場合よりも、前の用紙P(1)が定着装置15を通過してから、次の用紙P(2)が給紙されるまでの間に、定着温度を第2の設定温度まで低下させるための冷却用紙PAの通紙枚数をより少なくすることができ、より生産性の低下を抑えることができる。
冷却用紙PAの専用のものとしては、温度計測機能を備えたシート状の媒体であってもよい。このような媒体としては、サーモシートと称する、受熱する温度によってシート表面の色が変化する、すなわち、色の変化で温度の検知が行える市販のものが挙げられる。
図5は、定着ベルト21の温度を第1の設定温度から第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際の、従来の定着温度の制御内容を示すフローチャートである。
図5のステップS1では、前の用紙P(1)と次の用紙P(2)の定着温度が同じ否かを判断し、定着温度が同じ場合には定着温度の切り替えは行わず、定着温度が異なる場合はステップS2に進んで定着温度の切り替えの制御に入る。
ステップS2において前の用紙P(1)の通紙を実施すると、ステップS3において前の用紙P(1)が定着ニップNを通過したら、次の用紙P(2)の定着温度に設定する。ステップS4では、次の用紙P(2)の定着温度に到達するまで印刷を待機し、次の用紙P(2)の定着温度に到達したらステップS5に進んで、次の用紙P(2)の通紙を実施していた。
これに対し、図6は、定着ベルト21の温度を第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際の、制御内容のフローチャートを示す。本形態において、この制御は制御手段30によって実行される。
図6のステップS11において、前の用紙P(1)と次の用紙P(2)の定着温度が同じ場合は定着温度の切り替えは行なわず、定着温度が異なる(用紙P(2)の定着温度が用紙P(1)の定着温度より低い)場合はステップS12に進んで定着温度の切り替えの制御に入る。ステップS12では、冷却用紙PAを通紙する設定が設定手段36によって設定されているか否かを判断し、設定されていなければ、図5の通常の制御処理を行い、設定がある場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、冷却用紙PAが片面印刷の設定か否かを判定し、片面印刷の設定であればステップS14に進んで冷却用紙PAを片面印刷する。片面印刷は両面印刷よりも早く定着ニップN(定着ベルト21)の温度を下げることができる。一方、ステップS13において、片面印刷設定がなければステップS15に進んで両面印刷の設定であるものとして冷却用紙PAを両面印刷とする。両面印刷は1枚の冷却媒体PAを、2度、定着ニップNを通過させることになるので、片面印刷よりも使用枚数を少なくできる。
ステップS16では、冷却用紙PAの用紙幅が次の用紙P(2)の用紙幅以上であるか否かを判断し、次の用紙P(2)の用紙幅以上でない場合には図5の制御処理を行い、次の用紙P(2)の用紙幅以上であればステップS17に進む。ステップS17では、図3に示したデータテーブル33から定着において低下させる温度を算出する。
ステップS18では、ステップS17で算出した低下させる温度に該当する冷却用紙枚数を図4に示したデータテーブル34から算出する。ステップS19では、前の用紙P(1)の通紙を実施し、ステップS20において、算出した枚数の冷却用紙PAの通紙を実施し、冷却用紙PAを搬送して定着ニップN(定着装置15)を通過させ、ステップS21において、次の用紙P(2)の通紙を実施する。用紙Pと冷却用紙PAの搬送経路は図1を参照のこと。
図7は、図4に示したデータテーブル34の自動更新を実行するための制御内容を示すフローチャートであり、制御手段30によって実行される。
図7のステップ31からステップS40では、図6で説明したステップS11〜S20の内容が実施される。ステップS40の実施後、制御手段30は、ステップS41において、定着ベルト温度センサ27で定着温度を測定する。ステップS42では、前の用紙P(1)の定着温度と冷却用紙PA通紙後の定着温度の差分と、冷却用紙PAの通紙枚数から、冷却用紙1枚通紙あたりの低下温度を算出する。ステップS43では、算出した値に基づき図4のデータテーブル34を更新し、ステップS44において、次の用紙P(2)の通紙を実施する。つまり、この制御では、図7に示すフローチャートによって、冷却用紙PAの定着装置15への通過前と通過後の温度差と、冷却用紙PAの通過枚数から、ROM32の情報を自動で更新する変更手段が構成されることになる。
このように、図4に示したデータテーブル34の情報を実際の用紙Pや冷却用紙PAを通紙したときの温度差と冷却用紙PAの通過枚数から自動更新することで、データテーブル34の情報を手動で更新する手間が不要となり、ユーザーの利便性が向上するとともに、より現実に近いデータに基づいて定着温度を制御することができるので、より最適な冷却用紙PAの通紙枚数を導き出すことができる。
なお、冷却用紙PAとして定着装置15の定着ベルト21の周長と同程度の長さの用紙を用いる場合、冷却用紙1枚通紙あたりの低下温度をより正確に算出することができ、より最適な通紙枚数を導き出すことができる。
図8は、図4のデータテーブル34の手動更新を実行するための制御内容を示すフローチャートであり、制御手段30によって実行される。この制御は図2の変更手段35をユーザーが操作することで変更される。
図8のステップS50では、冷却媒体として温度検知機能のついた冷却媒体PB(図1参照)を選択する。この選択は変更手段35を操作して選択してもよいし、温度検知機能付の冷却媒体PBを選択する選択手段を制御手段30と信号線を介して接続してもよい。ステップS51〜ステップS61では、図6のステップS11〜S21を実施する。ステップS62では、通紙済の温度検知機能付の冷却媒体PBから1枚通紙あたりの低下温度を、例えばユーザーが冷却媒体PBに表示される色から読み取り、ステップS63において、この読み取った冷却媒体PBの1枚当たりの温度情報を、変更手段35を用いて図4のデータテーブル34を手動で変更する。
このように、図4のデータテーブル34の情報を現場で更新可能にすることで、画像形成装置の設置環境に合わせた情報に基づき、冷却媒体1枚通紙あたりの低下温度を算出することができ、より現実の環境にマッチした最適な冷却媒体の通紙枚数を導き出すことができる。
本形態では、冷却用紙PAを通紙して定着温度を制御するか否かを、設定手段36で設定し、冷却用紙PAを通紙して定着温度を制御することが設定されている場合には、冷却用紙PAによる定着温度の制御を任意で行うようにしているが、このような形成に限定されるものではない。例えば、設定手段36を備えないで、前の用紙P(1)と次の用紙P(2)との用紙サイズや厚さや紙種情報から、第1の設定温度よりも第2の設定温度が低いと制御手段30で推定するようにし、自動的に制御手段30が冷却用紙PAを選択して定着装置15へ搬送するような制御形態であっても構わない。
今回の追加部分
次に定着ニップを変更する形態について図9、図10を用いて説明する。
図9に示す定着装置150は、ニップ幅調整手段18を備えている点が図2に示した定着装置15と異なる点となる。このため、図2の定着装置15と同一の構成部材には、同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。この定着装置150は、図1に示す画像形成装置に定着手段15に代えて設置することにする。
図9において、定着装置150は、加圧ローラ25が定着ベルト22を介して定着ローラ23に圧接して定着ニップNを形成している。定着装置150はニップ幅調整手段18を備えている。加圧ローラ25は、定着ローラ23に対してニップ幅調整手段18によって進退自在に支持されている。
ニップ幅調整手段18は、軸方向に一対の揺動アーム18aを備え、加圧ローラ25の両端軸受け25Aが、これら揺動アーム18aに回転自在な状態でそれぞれ支持されている。図9では、一方の揺動アーム18aのみを示す。各揺動アーム18aは、その一端に配置された揺動アーム回転軸18bを中心に揺動可能に支持されている。各揺動アーム18aの他端には、加圧ローラ25の回転中心よりも揺動アーム回転軸18bから遠ざかる部位にベアリング18cがそれぞれ固定されている。各揺動アーム18aの下方には、回転軸18d1が中心からずれて配置された偏芯カム18dが、各ベアリング18cに当接するようにそれぞれ配設されている。各偏芯カム18dは、駆動手段となるニップ幅調整モータ19によって回転軸18d1が回転駆動されることで、回転軸18d1と一体回転する。偏芯カム18dには遮蔽板18eが備えられ、偏芯カム位置検出手段18fで遮蔽板18eの位置を検出することで偏芯カム18dの基準位置を検出している。この基準位置とは、通常印刷時における定着ニップNの幅(以下「ニップ幅」と記す)Wを得られる位置である。
ニップ幅調整モータ19と偏芯カム位置検出手段18fは、制御手段30と信号線を介して接続されている。制御手段30は、偏芯カム位置検出手段18fから偏芯カム18dの位置状を得るとともに、ニップ幅調整モータ19の起動と停止、回転駆動角(駆動時間)等を制御する。
各偏芯カム18dは、揺動アーム18aの他端にそれぞれ接続された付勢手段としての揺動アームスプリング18gの張力によって常に各ベアリング18cに接触した状態に保持されている。各偏芯カム18dが矢印E1方向に回転すると各ベアリング18cは矢印F1の方向、すなわち、圧接方向に移動するため、加圧ローラ25は、矢印G1方向に移動し、ニップ幅Wは増加する。ニップ幅Wを増加させることで、多くの熱量を冷却用紙PAに移せるため、厚紙やコート紙等の定着性を確保することができる。
一方、偏芯カム18dが矢印E2方向に回転するとベアリング18cは矢印F2の方向に移動するため、加圧ローラ25は、矢印G2の方向、すなわち減圧方向に移動し、ニップ幅Wは減少する。ニップ幅Wを減少させることで多くの熱量を冷却用紙PAに移さないため、薄紙等のカールを防ぐことができる。
図10は、ニップ幅Wの制御に関するフローチャートであり、制御手段30によって実行される。
図10において、ステップS71〜S79までは、図6で説明したステップS11〜S19の内容が実施される。ステップS80では、ニップ幅増加処理を実行する。ここでは、上述したようにニップ幅調整モータ19を所定量回転駆動して偏芯カム18dを矢印E1方向に回転させることで加圧ローラ25を加圧方向G1へと押し上げてニップ幅Wを増加するようにニップ幅調整モータ19を制御する。ニップ幅調整モータ19の所定量とは、所望の増加したニップ幅Wを得られるモータ回転角(駆動時間)で、予め制御手段30内に設定されている。これにより、シート状の冷却媒体PAが定着装置15を通過する際、定着装置15から冷却媒体PAへより多くの熱量を移すことができ、より少ない枚数で定着温度を低下させることができるようになる。
ステップS81では、搬送手段となるレジスト部12の作動を制御して冷却用紙PAを停止させずに、算出した枚数の冷却用紙P1の通紙を実施する。これにより、通常の印刷時よりも冷却媒体同士の紙間を狭くすることができ、より短時間で定着温度を低下させることができる。レジスト部12への制御形態としては、通常の印刷時よりもレジスト部12で冷却用紙P1を待機する時間を短くするように、制御してもよい。
ステップS82では、ニップ幅減少処理を実行する。ここでは、上述したようにニップ幅調整モータ19をニップ幅拡大処理と逆方向に駆動して偏芯カム18dを矢印E2方向に回転させる。この回転により加圧ローラ25は減圧方向G2へと下がりニップ幅Wが減少する。ここではニップ幅Wをニップ幅増加処理以前の幅にするようにニップ幅調整モータ19を制御する。具体的には、制御手段30は、偏芯カム位置検出手段18fで遮蔽板18eの位置を検出すると、ニップ幅調整モータ19の作動を停止する。
ステップS83では、次の用紙P(2)の通紙を実施する。用紙Pと冷却用紙PAの搬送経路は図1を参照のこと。
このように、定着ベルト21の温度を第1の設定温度から第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替えるに際し、ニップ幅Wを用紙のサイズや種類に応じて変更することで、用紙や冷却媒体PAに伝わる熱量を制御して容易に切り替えることができる。
本発明の適用例としては、反転排紙や両面印刷を行う上述の画像形成装置に限定されるものでしなく、単に用紙Pの片面に印刷を行い排紙トレイに排出する画像形成装置であっても構わない。
上記形態では、定着装置としてベルト定着方式の定着装置を例示したが、図2、図9に示す定着装置15の構成からテンションローラ24と定着ベルト21と加熱ローラ22を取り除き、定着ローラ23と加圧ローラ25とを互いに対向して配置し、互いの外周面を圧接状態として定着ニップNとし、定着ローラ23にヒータ26を内蔵したローラ方式の定着装置であっても、本発明の内容を適用することで、本発明と同様の効果を得ることができる。
P 記録媒体
PA、PB シート状の冷却媒体
15、150 定着装置
18 ニップ幅調整手段
21 定着ベルト
22、23 複数のローラ
23 定着ローラ
25 加圧ローラ
27 定着温度検知手段
30 制御手段
32 記憶手段
35 変更手段
P(1) 先の記録媒体
P(2) 次の記録媒体
特開2008−191453号公報

Claims (15)

  1. 記録媒体とトナー像に熱と圧力を加えて前記記録媒体に前記トナー像を定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
    前記定着装置の定着温度を検知する定着温度検知手段と、
    前記定着温度検知手段で検知した定着温度を、第1の設定温度から、第1の設定温度よりも低い第2の設定温度に切り替える際に、前記定着装置に搬送されて通過するシート状の冷却媒体と、
    当該冷却媒体を通過させることによる温度低下情報が記憶された記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された温度低下情報に基づき、前記冷却媒体の通過枚数を算出し、同算出枚数の冷却媒体を前記定着装置に搬送するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶手段に記憶された温度低下情報を変更する変更手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記冷却媒体は、温度検知機能を備えていて、
    前記変更手段は、前記温度検知機能による、前記冷却媒体の、前記定着装置への通過前と通過後の温度差に基づき、前記記憶手段の温度低下情報を手動で更新するものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記変更手段は、前記冷却媒体の定着装置への通過前と通過後の温度差と、前記定着装置への前記冷却媒体の通過枚数に基づいて、前記記憶手段の温度低下情報を自動で更新するものであることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記記憶手段に記憶された温度低下情報は、片面印刷時、両面印刷時、紙種別または記録媒体長さのうちの少なくとも1つのパラメータ毎に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、先の記録媒体の通紙後に、前記冷却媒体を前記定着装置に搬送するとともに、搬送する冷却媒体を、次に通紙される記録媒体の幅以上のものを選択して搬送することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記冷却媒体は、その厚さが異なるものを複数備え、
    前記制御手段は、前記複数の厚さの異なる冷却媒体において、搬送可能な最も厚い冷却媒体を選択して搬送することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記冷却媒体は、前記記録媒体よりも熱伝導率の高い、或いは熱容量の大きい媒体であることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記冷却媒体は、その長さの異なるものを複数備え、
    前記制御手段は、前記複数の長さの異なる冷却媒体において、搬送可能な最も長い冷却媒体を選択して搬送することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記定着装置に搬送され、同定着装置を通過した冷却媒体を再使用することを特徴とする請求項1ないし9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記定着装置は、互いに対向して配置され、互いの外周面が圧接状態となる定着ローラと加圧ローラ、または互いに対向して配置され、互いの外周面が圧接状態となる複数のローラ部材に巻き掛けられたベルト部材と加圧ローラを備え、
    前記冷却媒体は、前記定着ローラの全周または前記ベルト部材の周長と同じ長さを有していることを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記冷却媒体は、画像印刷に指定されていない記録媒体であることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記記録媒体とトナー像に熱と圧力を加える定着ニップの幅を、前記冷却媒体が前記定着装置を通過する際、通常の印刷時よりも広くするニップ幅調整手段を有することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、前記冷却媒体を複数枚搬送する際、通常の印刷時よりも冷却媒体同士の間隔が狭くなるように、前記冷却媒体の搬送タイミングを制御することを特徴とする請求項1乃至13の何れか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記冷却媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記制御手段は、前記冷却媒体の搬送タイミングを制御する際に、通常の印刷時よりも前記搬送手段で待機する時間を短くする、又は待機させないように前記搬送手段の作動を制御することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
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