JP2013224802A - シガーライタプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性の向上を図ったシガーライタプラグを提供する。
【解決手段】シガーライタプラグ1は、電源に接続される固定接点に対向して配置される可動接点11と、固定接点に対して可動接点11を接触可能及び離間可能な操作部材4を有するプラグ本体2と、固定接点及び可動接点11の接触により電源からの通電を受けて発熱する発熱部10と、操作部材4の移動方向とは交差する方向に進退動可能とされ、操作部材4と一緒にプラグ本体2内を移動するスライダ部材19と、固定接点及び可動接点11の接触により発熱部10を通電状態に切り替えるとともに、発熱部10の温度に応じてスライダ部材19を挟み込み保持する位置及び挟み込み保持を解除する位置に切り替え可能な加熱変形部材12とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シガーライタプラグに係わり、特に、各種の電気機器を作動させる電源ソケットに差し込むシガーライタプラグに関する。
自動車等の車両用シガーライタは、電熱ヒータが内蔵されたシガーライタプラグを備えている。この種の従来のシガーライタプラグは、例えば自動車のインストルメントパネル内に支持されたプラグソケットに挿抜される。このプラグソケットには、シガーライタプラグを挿抜可能なバイメタルが内蔵されたソケットボディが備えられている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1記載のシガーライタにあっては、シガーライタプラグの電熱ヒータがソケットボディのバイメタルに係合すると、電熱ヒータが通電状態に切り替えられることで発熱する。電熱ヒータが昇温すると、バイメタルが電熱ヒータの外側に湾曲して変形することで、電熱ヒータとバイメタルとの係合が解除される。電熱ヒータが赤熱状態に加熱されたシガーライタプラグをソケットボディから抜き取った後、その電熱ヒータに煙草を着火させることが可能となる。
特開2004−36995号公報
ところで、自動車等の車両における電源ソケットは、シガーライタプラグの代わりに、例えば携帯電話、クーラボックスやマップランプ等の電気機器に電源を確保するためのアクセサリソケットとして活用されてきている。かかる事情に鑑みると、シガーライタプラグをアクセサリソケットに適した仕様に対応させる必要性が増しており、アクセサリ用のシガーライタプラグとしての利便性を高める必要性がある。
本発明の目的は、利便性の向上を図ったシガーライタプラグを提供することにある。
[1]本発明は、電源に接続される固定接点に対向して配置される可動接点と、前記固定接点に対して前記可動接点を接触可能及び離間可能な操作部材を有するプラグ本体と、前記固定接点及び前記可動接点の接触により前記電源からの通電を受けて発熱する発熱部と、前記操作部材の移動方向とは交差する方向に進退動可能とされ、前記操作部材と一緒に前記プラグ本体内を移動するスライダ部材と、前記固定接点及び前記可動接点の接触により前記発熱部を通電状態に切り替えるとともに、前記発熱部の温度に応じて前記スライダ部材を挟み込み保持する位置及び挟み込み保持を解除する位置に切り替え可能な加熱変形部材とを備えたことを特徴とするシガーライタプラグにある。
[2]上記[1]記載の前記発熱部が所定の温度に達したとき、前記加熱変形部材が前記スライダ部材の挟み込み保持を解除する位置に切り替えられることで、前記操作部材の拘束を解除するように設定されたことを特徴とする。
[3]上記[1]又は[2]記載の前記発熱部は、前記可動接点の側部にオフセットして配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、シガーライタプラグとしての利便性を高めることが可能となる。
本発明の代表的な実施の形態に係る車両用シガーライタプラグの一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示す車両用シガーライタプラグの要部断面図である。 図2のIII−III線矢視の要部断面図である。 図2のIV−IV線矢視の模式図であり、(a)は非通電時におけるシガーライタプラグのバイメタルとバイメタル解除ピースとの状態を示す図、(b)は操作ボタン押圧時におけるバイメタルとバイメタル解除ピースとの状態を示す図であり、(c)は通電時におけるバイメタルとバイメタル解除ピースとの状態を示す図である。 図1に示す車両用シガーライタプラグの動作を説明するための模式図であり、(a)はプラグソケット内にシガーライタプラグを差し込む途中の状態を示す図、(b)は非通電時のシガーライタプラグの状態を示す図である。 図5A(b)の次の動作を説明するための模式図であり、通電開始時のシガーライタプラグの状態を示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(シガーライタプラグの外観構成)
図1及び図2において、全体を示す符号1は、自動車用のシガーライタプラグの一構成例を示している。このシガーライタプラグ1の外観構成は、有底筒状の収容部9を有するプラグボディ2と、そのプラグボディ2の開口端部に嵌め込み固定された把手部である筒状の操作ノブ3と、その操作ノブ3の開口端部を塞ぐ移動可能な操作部材である操作ボタン4との三部材を有しており、葉巻や紙巻煙草の着火に用いられるアクセサリ用電気式着火装置として構成されている。
このプラグボディ2は、図5A(a)に示すように、バッテリ電圧を生成する車両電源を供給するアクセサリ用のプラグソケット30へ挿入可能であり、プラグソケット30から外部へ引き抜き可能であるプラグ本体として形成されている。
このプラグボディ2の側部中間には、図1及び図2に示すように、挿抜方向に延びる板バネ片6が形成されている。プラグボディ2の側部先端には、ヒータエレメント10の収容空間に連通する煙草着火口7が形成されている。この板バネ片6の先端には、プラグソケット30の内部に位置決めするための屈曲片6aが弾性変形可能に内側へ折曲形成されている。この屈曲片6aは、プラグソケット30の図示しない窪み部に係合することでプラグボディ2の抜けを規制している。
このプラグボディ2の外周には、図1及び図2に示すように、ヒータエレメント10からの熱がプラグソケット30へ直接伝わらないようにエレメントカバー5が設けられている。このエレメントカバー5の煙草着火口7と対応する側部には、切欠口5aが設けられている。
このプラグボディ2の開口端部は、図1及び図2に示すように、操作ノブ3のピン挿入孔3aに対応するピン取付孔2aが形成されている。そのピン挿入孔3a及びピン取付孔2aには、取付ピン8が嵌め込み固定されており、操作ノブ3がプラグボディ2に固定されている。この取付ピン8と対応する操作ボタン4の側部には、取付ピン8に対して移動可能に支持案内される支持孔4aが形成されている。
このプラグボディ2の先端部には、図1及び図2に示すように、プラグソケット30の固定接点31に対して接触可能及び離間可能な可動接点11が進退自在に突出した状態で配置されている。
(シガーライタプラグの内部構成)
従来のシガーライタプラグにあっては、渦巻形状をなすヒータエレメントが可動接点の周囲に配置されていたものを、この実施の形態に係るシガーライタプラグ1は、ヒータエレメント10と可動接点11とがオフセットされた位置関係にある点に一つの主要な基本構成を有している。
この実施の形態におけるシガーライタプラグ1のもう一つの主要な基本構成は、従来のシガーライタプラグでは、プラグソケット内にバイメタルを備えていたものを、シガーライタプラグ1内に加熱変形部材であるバイメタル12を備えた点にある。
この実施の形態におけるシガーライタプラグ1の更にもう一つの主要な基本構成は、ヒータエレメント10の温度に応じて操作ボタン4を拘束する位置及び操作ボタン4の拘束を解除する位置に切り替える機構をシガーライタプラグ1の収容部9内に備えた点にある。
従って、上記のように構成されたシガーライタプラグ1の構成は、図示例に限定されるものではない。上記シガーライタプラグ1の外観形態としては、他の様々な形態を採用できることは勿論である。
(ヒータエレメントと可動接点との配置構造)
この操作ボタン4の底面には、図2に示すように、挿入方向に延びるロッド13が一体に形成されている。このロッド13の側部先端には、一対の三角形状の案内リブ13a,13aが突出して形成されている。ロッド13の先端部には、導電性材料からなる有底筒状の可動コンタクト部14が嵌め込まれている。
この可動コンタクト部14の操作ノブ3側の端縁部には、図2に示すように、ロッド移動方向に沿って延びる一対のスリット状の案内孔14a,14aが形成されている。その案内孔14aに挿入したロッド13の案内リブ13aを介して可動コンタクト部14がロッド13に沿って案内移動される。
この可動コンタクト部14の内部には、図2に示すように、接触荷重調整用バネである圧縮コイルバネ15が収容されている。可動コンタクト部14の先端面には、プラグソケット30の固定接点31に対して接離可能な可動接点11が突出して形成されている。この圧縮コイルバネ15の両端部は、ロッド13及び可動コンタクト部14のそれぞれに固定支持されており、圧縮コイルバネ15を介して可動コンタクト部14がロッド13に沿って進退可能に支持されている。
このプラグボディ2の収容部9には、図2に示すように、セラミックスの絶縁材料からなるインシュレータ16が固定されている。このインシュレータ16には、可動コンタクト部14を進退可能に保持する保持孔16aが形成されている。インシュレータ16と操作ボタン4の底面との間には、操作ボタン4を操作位置から初期位置へ復帰させる復帰コイルバネ17が介在されている。この復帰コイルバネ17の両端部は、インシュレータ16と操作ボタン4とのそれぞれに固定支持されている。
このインシュレータ16の煙草着火口7と対応する側部には、図2に示すように、渦巻状に形成された電熱ヒータからなるヒータエレメント10が実装されている。このヒータエレメント10の図示しない一方側の端子は、プラグボディ2の内周面に溶接により固定されている。ヒータエレメント10の他方側の端子10aは、図3に示すように、バイメタル機能を有する材料からなり、ヒータエレメント10に溶接により固定されるとともに、可動コンタクト部14の外周面に接触している。この一方側端子と他方側端子10aとの短絡が阻止されている。
このヒータエレメント10は、図2及び図3に示すように、可動コンタクト部14の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31との側部にオフセット配置されている。この可動接点11と固定接点31との接触により通電されることで、ヒータエレメント10は発熱するように構成されている。
このヒータエレメント10以外の部位に可動コンタクト部14の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31とを配置した構成となっているので、ヒータエレメント10の発熱部に煙草のカスが付着する場合があっても、煙草のカスが可動接点11と固定接点31とに堆積することを防止することができるとともに、端子間の接触不良を防止することができる。
(バイメタル解除ピースの構成)
この操作ボタン4の移動方向と交差する側部には、図2に示すように、プラグボディ2の収容部9側に向けて開口する案内凹状部4bが形成されている。この案内凹状部内4bには、復帰コイルバネ18を介してスライダ部材であるバイメタル解除ピース19が進退可能に配置されている。このバイメタル解除ピース19の進退方向両側部には、図2及び図4(a)に示すように、一対の係止凹部19a,19aが形成されている。この係止凹部19aは、インシュレータ16に固定されたバイメタル12に挟み込み保持される。
このバイメタル解除ピース用の復帰コイルバネ18の両端部は、図2に示すように、バイメタル解除ピース19及び案内凹状部4bの底面のそれぞれに形成されたバネ受孔19c,4c内に固定支持されている。この案内凹状部4bと対応するプラグボディ2及びエレメントカバー5の側部には、バイメタル解除ピース19を進退動させる開口2b,5bがそれぞれ形成されている。
このバイメタル解除ピース19の先端部は、図2に示すように、プラグ挿入側の先端縁部を切り欠いて先細り状のテーパ部19bに形成されている。このテーパ部19bのテーパ面は、バイメタル解除ピース19を操作ボタン4の移動方向とは交差する方向に進退動させるとともに、バイメタル解除ピース19の進退動に伴い、バイメタル解除ピース19を操作ボタン4と一緒にプラグボディ2の収容部9内を移動させる案内面として構成される。
(バイメタルの構成)
このバイメタル12は、図2及び図4(a)〜(c)に示すように、インシュレータ16に固定される取付板部12aと、その取付板部12aの両端に互いに折曲して形成された一対の通電保持端子12b,12bを有している。この通電保持端子12bは、取付板部12aよりも長い寸法に設定されている。一対の通電保持端子12bの先端部のそれぞれには、バイメタル解除ピース19の係止凹部19aに係合する弾性係合爪部12c,12cが互いに内方へ屈曲して形成されている。
このバイメタル12の通電保持端子12bは、図2及び図4(a)に示すように、バイメタル解除ピース19の係止凹部19a以外の部位に常に接触した状態に設定されており、ヒータエレメント10の外周に配置されている。この通電保持端子12bは、可動コンタクト部14の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31とが接触した際に、ヒータエレメント10を通電状態に切り替えるようになっている。このヒータエレメント10の温度が上昇するのに伴い、一対の通電保持端子12bは、ヒータエレメント10との係合を解除する方向に湾曲して変形することで互いに開くように設定されている。その結果、ヒータエレメント10とバイメタル12との係合が解除される。
(操作ボタンの拘束解除機構の構成)
このバイメタル解除ピース19の係止凹部19aは、図4(c)及び図5Bに示すように、操作ボタン4の押し込み操作によりプラグボディ2の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31とが接触した際に、バイメタル12の弾性係合爪部12cに係合状態となり、操作ボタン4を操作位置に保持するように設定されている。一方、バイメタル12の弾性係合爪部12cは、ヒータエレメント10が所定温度の加熱状態となり、バイメタル12の通電保持端子12bがヒータエレメント10との係合を解除する方向に開いた際に、バイメタル解除ピース19の係止凹部19aに対して係合解除状態となるように設定されている。
プラグボディ2内に操作ボタン4を押し込むことで、プラグボディ2の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31とが接触しなければ、バイメタル解除ピース19の係止凹部19aとバイメタル12の弾性係合爪部12cとは係合解除位置にあり、操作ボタン4を保持することはできない。従って、可動接点11と固定接点31とが接触しない範囲内で操作ボタン4を押し込み操作しても、復帰コイルバネ17のバネ力により初期位置に戻ることとなる。
以上のように構成されたバイメタル12及びバイメタル解除ピース19により可動接点11及び固定接点31の接触を保持することが可能となり、ヒータエレメント10の温度に応じて操作ボタン4を拘束する位置及び拘束を解除する位置に切り替える機構が構成される。
(プラグソケットの構成)
上記のように構成されたシガーライタプラグ1は、図5A(a)〜図5Bに示すように、バイメタルを有しない電源ソケットであるプラグソケット30に差し込んで、操作ボタン9の押し込み操作により電気的に接続されることをトリガとして、シガーライタプラグ1側に所定の電力が供給される。
このプラグソケット30は金属材料からなる。プラグソケット30は、図5A(a)に示すように、車室内の運転席前方に配置されたインストルメントパネル40の前面に配置されている。プラグソケット30は、プラグ挿入孔32aを有する筒状のソケットボディ32を備えている。そのソケットボディ32の先端部には、インストルメントパネル40の前面に露出する環筒状の取付フランジ部32bが形成されている。
このソケットボディ32の内部底面には、図5A(a)に示すように、樹脂製のインシュレータ33が取り付けられている。ソケットボディ32の外部底面には、樹脂製のベース34が取り付けられている。このインシュレータ33及びベース34のそれぞれには、ボルト挿通孔33a,34aが形成されており、そのボルト挿通孔33a,34aを介して固定接点31となるボルト(以下、「接点ボルト31」ともいう。)がソケットボディ32の底面にナット35により締付固定されている。
このベース34の外周端縁には、図5A(a)に示すように、弾性変形可能な取付爪34b,34bが突出形成されている。この取付爪34bには、コネクタハウジング36が取付孔を介して着脱可能に嵌め込み固定されている。このコネクタハウジング36の内部には、プラス端子37及びマイナス端子38がそれぞれ取り付けられている。
この接点ボルト31の頭部は、図5A(a)に示すように、ソケット接点部であり、シガーライタプラグ1における可動コンタクト部14の可動接点11に対向して配置されている。この可動コンタクト部14の可動接点11が接点ボルト31の頭部に電気的に接触する。
これにより、ヒータエレメント10の一方側端子がソケットボディ32を介してマイナス端子38に電気的に接続されるとともに、ヒータエレメント10の他方側端子10aが可動コンタクト部14及び接点ボルト31の頭部を介してコネクタハウジング36のプラス端子37に電気的に接続される。このプラス端子37及びマイナス端子38のそれぞれは、図示しないバッテリの両端にヒューズを介して電気的に接続される。
(シガーライタプラグの動作)
以下に、図4(a)〜図4(c)、及び図5A(a)〜図5Bを参照しながら、煙草着火口7を介してヒータエレメント10の発熱部により煙草を着火させるためのシガーライタプラグ1の動作を説明する。
(差し込み途中のプラグ動作)
いま、使用者が、図5A(a)に示すように、シガーライタプラグ1をソケットボディ32のプラグ挿入孔32a内に差し込むと、バイメタル解除ピース19がソケットボディ32の取付フランジ部32bに当接する。一方、バイメタル12の弾性係合爪部12cは、図4(a)に示すように、バイメタル解除ピース19に係合している。2つの復帰コイルバネ17,18、及び圧縮コイルバネ15は、自然状態に保持されたままである。
(非通電時のプラグ動作)
使用者がシガーライタプラグ1をソケットボディ32のプラグ挿入孔32a内に更に差し込むと、図5A(b)に示すように、操作ノブ3の底面がソケットボディ32の取付フランジ部32bに当接する。バイメタル解除ピース19は、テーパ部19bを介してソケットボディ32の取付フランジ部32bに押圧されるので、復帰コイルバネ18のバネ力に抗して取付フランジ部32bを乗り越えながら、操作ボタン4の案内凹状部4b内に次第に退避する。一方、バイメタル12の弾性係合爪部12cは、図4(b)に示すように、バイメタル解除ピース19の係止凹部19aに向けて徐々に移動する。
(通電開始時のプラグ動作)
操作ノブ3の底面がソケットボディ32の取付フランジ部32bに当接した後、使用者が、復帰コイルバネ17のバネ力に抗して操作ボタン4を押し込み操作すると、バイメタル解除ピース19のテーパ部19bが、図5Bに示すように、復帰コイルバネ18のバネ力に抗してプラグボディ2の開口2b、及びエレメントカバー5の開口5bを乗り越えながら、操作ボタン4の案内凹状部4b内に次第に退避する。操作ボタン4の移動により、圧縮コイルバネ15のバネ力に抗してロッド13が押し出される。可動コンタクト部14の可動接点11が、ソケットボディ32の接点ボルト31の頭部に弾性的に接触すると、可動コンタクト部14の可動接点11には、圧縮コイルバネ15のバネ力が付与されるので、圧縮コイルバネ15のバネ力に抗して接点ボルト31の頭部に弾性的に圧接する。
一方、バイメタル12の弾性係合爪部12cは、図4(c)及び図5Bに示すように、バイメタル解除ピース19の係止凹部19aに係合する。これにより、復帰コイルバネ17のバネ力に抗して操作ボタン4を操作位置に確実に保持するとともに、可動接点11と接点ボルト31の頭部との接触状態が確実に保たれる。
この可動コンタクト部14の可動接点11が、図5Bに示すように、ソケットボディ32の接点ボルト31の頭部に接触することから、ソケットボディ32からシガーライタプラグ1にバッテリの電力が供給される。バッテリからシガーライタプラグ1側に電力が供給されると、バイメタル12の通電保持端子12bがヒータエレメント10を通電状態に切り替えることで、可動接点11と接点ボルト31の頭部とを介してヒータエレメント10への通電が開始される。
(通電終了時のプラグ動作)
このヒータエレメント10の発熱部に所定温度の加熱状態が得られると、バイメタル12の通電保持端子12bがヒータエレメント10の係合を解除する方向に湾曲して変形することで、ヒータエレメント10とバイメタル12との係合が解除される。ヒータエレメント10の他方側端子10aは、バイメタル機能により可動コンタクト部14から離れる。これにより、バッテリからヒータエレメント10への電力の供給が停止する。そして、このヒータエレメント10が非通電状態となる。
バッテリからヒータエレメント10への電力の供給が停止すると、バイメタル12の弾性係合爪部12cは、バイメタル解除ピース19の係止凹部19aとの係合を解除する方向に開くので、バイメタル12による操作ボタン4の拘束が解除される。その結果、操作ボタン4は、復帰コイルバネ17のバネ力により、図5Bに示す操作位置から図5A(b)に示す初期位置へ向けて復帰することとなり、可動コンタクト部14の可動接点11とソケットボディ32の接点ボルト31の頭部とが離れる。
このとき、バイメタル解除ピース19は、復帰コイルバネ18のバネ力によりプラグボディ2の案内凹状部4bに沿って進出する。このバイメタル解除ピース19は、図5A(b)に示すように、プラグボディ2及びエレメントカバー5の開口2b,5b内に突出することとなり、バイメタル12の弾性係合爪部12cは、図4(c)に示す係合位置から図4(b)に示す係合解除位置に復帰する。一方、可動コンタクト部14は、圧縮コイルバネ15のバネ力により案内孔14aを介してロッド13の案内リブ13aに沿って退避する。これにより、可動コンタクト部14の可動接点11が初期の自然状態に復帰する。使用者がプラグソケット30からシガーライタプラグ1を引き抜くことで、バイメタル12、及びバイメタル解除ピース19は、図4(a)及び図5A(a)に示すように、初期の位置に復帰する。
以上の動作により、プラグソケット30からシガーライタプラグ1が抜き取られ、シガーライタプラグ1の煙草着火口7を介してヒータエレメント10の発熱部により煙草を着火させることが可能となる。
(実施の形態の効果)
上記のように構成されたシガーライタプラグ1を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)シガーライタプラグ1にプラグソケット30からの電力供給機能を集中させることが可能となり、シガーライタプラグ1としての利便性を高めることが可能となる。
(2)アクセサリソケットにアクセサリ用のシガーライタプラグ1として好適に用いることができる。
[変形例]
以上の説明からも明らかなように、本発明のシガーライタプラグ1を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態及び図示例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。本発明にあっては、例えば次に示すような変形例も可能である。
(1)バイメタル12に代えて、形状記憶合金等の加熱変形部材を用いることができる。
(2)バイメタル12には、例えばヒータエレメント10の発熱部への通電開始時から所定時間が経過した後の発熱状態を報知する報知部が通電制御部を介して接続された構成を採用することで、ヒータエレメント10に所定温度の加熱状態が得られたことを使用者に知らせることが可能である。この報知部としては、例えば音声、ブザー、光や画像による報知部を採用することができる。
(3)上記実施の形態及び図示例では、自動車に適用する場合について説明したが、他の車両にも上記実施の形態の場合と同様に適用可能である。
以上の説明からも明らかなように、上記実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…シガーライタプラグ、2…プラグボディ、2a…ピン取付孔、2b,5b…開口、3…操作ノブ、3a…ピン挿入孔、4…操作ボタン、4a…支持孔、4b…案内凹状部、4c,19c…バネ受孔、5…エレメントカバー、5a…切欠口、6…板バネ片、6a…屈曲片、7…煙草着火口、8…取付ピン、9…収容部、10…ヒータエレメント、10a…端子、11…可動接点、12…バイメタル、12a…取付板部、12b…通電保持端子、12c…弾性係合爪部、13…ロッド、13a…案内リブ、14…可動コンタクト部、14a…案内孔、15…圧縮コイルバネ、16,33…インシュレータ、16a…保持孔、17,18…復帰コイルバネ、19…バイメタル解除ピース、19a…係止凹部、19b…テーパ部、30…プラグソケット、31…固定接点(接点ボルト)、32…ソケットボディ、32a…プラグ挿入孔、32b…取付フランジ部、33a,34a…ボルト挿通孔、34…ベース、34b…取付爪、35…ナット、36…コネクタハウジング、37…プラス端子、38…マイナス端子、40…インストルメントパネル

Claims (3)

  1. 電源に接続される固定接点に対向して配置される可動接点と、
    前記固定接点に対して前記可動接点を接触可能及び離間可能な操作部材を有するプラグ本体と、
    前記固定接点及び前記可動接点の接触により前記電源からの通電を受けて発熱する発熱部と、
    前記操作部材の移動方向とは交差する方向に進退動可能とされ、前記操作部材と一緒に前記プラグ本体内を移動するスライダ部材と、
    前記固定接点及び前記可動接点の接触により前記発熱部を通電状態に切り替えるとともに、前記発熱部の温度に応じて前記スライダ部材を挟み込み保持する位置及び挟み込み保持を解除する位置に切り替え可能な加熱変形部材とを備えたことを特徴とするシガーライタプラグ。
  2. 前記発熱部が所定の温度に達したとき、前記加熱変形部材が前記スライダ部材の挟み込み保持を解除する位置に切り替えられることで、前記操作部材の拘束を解除するように設定されたことを特徴とする請求項1記載のシガーライタプラグ。
  3. 前記発熱部は、前記可動接点の側部にオフセットして配置されたことを特徴とする請求項1又は2記載のシガーライタプラグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110469870A (zh) * 2019-08-30 2019-11-19 温州市火烈鸟商贸有限公司 一种电点火装置

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