JP2013213607A - シガーライタプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】長期の耐久化を実現することを可能としたシガーライタプラグを提供する。
【解決手段】シガーライタプラグ1は、電源に接続される固定接点に対向して移動可能に配置される可動接点11と、固定接点に対して可動接点11を接触可能及び離間可能な操作部材4を有するプラグ本体2と、固定接点及び可動接点の接触により電源からの通電を受けて発熱する発熱部10と、固定接点及び可動接点の接触を保持する保持機構を駆動するソレノイド18と、電源から発熱部10及びソレノイド18への電流を制限する電流制限素子17とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シガーライタプラグに係わり、特に、各種の電気機器を作動させる電源ソケットに差し込むシガーライタプラグに関する。
自動車等の車両用シガーライタは、電熱ヒータが内蔵されたシガーライタプラグを備えている。この種の従来のシガーライタプラグは、例えば自動車のインストルメントパネル内に支持されたプラグソケットに挿抜される。このプラグソケットには、シガーライタプラグを挿抜可能なバイメタルが内蔵されたソケットボディが備えられている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1記載のシガーライタにあっては、シガーライタプラグの電熱ヒータがソケットボディのバイメタルに係合すると、電熱ヒータが通電状態に切り替えられることで発熱する。電熱ヒータが昇温すると、バイメタルが電熱ヒータの外側に湾曲して変形することで、電熱ヒータとバイメタルとの係合が解除される。電熱ヒータが赤熱状態に加熱されたシガーライタプラグをソケットボディから抜き取った後、その電熱ヒータに煙草を着火させることが可能となる。
特開2004−36995号公報
上記特許文献1に記載された従来の車両用シガーライタは、電熱ヒータとバイメタル(加熱変形部材)とを用いることで、シガーライタプラグとソケットボディとの間の電気接続を形成している。しかしながら、このバイメタルは、温度に比例した形状変化を生じるため、電熱ヒータの温度変化に応じて湾曲変形を続けることとなり、経時劣化が発生しやすいという問題点があった。
本発明の目的は、長期の耐久化を実現することを可能としたシガーライタプラグを提供することにある。
[1]本発明は、電源に接続される固定接点に対向して配置される可動接点と、前記固定接点に対して前記可動接点を接触可能及び離間可能な操作部材を有するプラグ本体と、前記固定接点及び前記可動接点の接触により前記電源からの通電を受けて発熱する発熱部と、前記固定接点及び前記可動接点の接触を保持する保持機構を駆動するソレノイドと、前記電源から前記発熱部及び前記ソレノイドへの電流を制限する電流制限素子とを備えたことを特徴とするシガーライタプラグにある。
[2]上記[1]記載の前記保持機構は、前記操作部材に取り付けられ、前記ソレノイドに接近する方向へ付勢する第1のバネ部材と、前記操作部材の対向する側の一方の面に相対移動可能とされ、前記ソレノイドへの通電により前記第1のバネ部材を介して吸引されるフランジと、前記フランジの前記一方の面とは反対側の他方の面に取り付けられ、前記ソレノイドから離間する方向に付勢する第2のバネ部材と、前記フランジの前記他方の面に取り付けられ、前記ソレノイドへの通電により前記第2のバネ部材のバネ力に抗して前記フランジの動きを前記可動接点に伝達するロッドと、により構成されており、前記第2のバネ部材のバネ力は、前記第1のバネ部材のバネ力よりも大きく設定されたことを特徴とする。
[3]上記[1]記載の前記ソレノイドへの通電時には、前記操作部材が、前記第1のバネ部材のバネ力により前記フランジから離間可能に構成されるとともに、前記ソレノイドへの非通電時には、前記第1のバネ部材及び前記第2のバネ部材のバネ力により前記フランジと一体に動作することを特徴とする。
[4]上記[1]記載の前記電流制限素子には、前記発熱部の発熱状態を報知する報知部が接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、高い耐久性を付与したシガーライタプラグが効果的に得られる。
本発明の代表的な実施の形態に係る車両用シガーライタプラグの一例を模式的に示す斜視図である。 図1に示す車両用シガーライタプラグの要部断面図である。 図1に示す車両用シガーライタプラグの回路部の一例を模式的に示す構成ブロック図である。 図1に示す車両用シガーライタプラグの動作を説明するための図であり、(a)は非通電時のシガーライタプラグの状態を模式的に示す図、(b)は通電開始時のシガーライタプラグの状態を模式的に示す図である。 図1に示す車両用シガーライタプラグの動作を説明するための図であり、通電時のシガーライタプラグの状態を模式的に示す図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。
(シガーライタプラグの外観構成)
図1及び図2において、全体を示す符号1は、自動車用のシガーライタプラグの一構成例を示している。このシガーライタプラグ1の外観構成は、有底筒状の収容部8を有するプラグボディ2と、そのプラグボディ2の開口端部に嵌め込み固定された把手部である筒状の操作ノブ3と、その操作ノブ3の開口端部を塞ぐ移動可能な操作部材である操作ボタン4との三部材を有しており、葉巻や紙巻煙草の着火に用いられるアクセサリ用電気式着火装置として構成されている。
このプラグボディ2は、図4A(a)に示すように、バッテリ電圧を生成する車両電源を供給するアクセサリ用のプラグソケット30へ挿入可能であり、プラグソケット30から外部へ引き抜き可能であるプラグ本体として形成されている。
このプラグボディ2の側部中間には、図1及び図2に示すように、挿抜方向に延びる板バネ片5が形成されている。プラグボディ2の側部先端には、ヒータエレメント10の収容空間に連通する煙草着火口6が形成されている。この板バネ片5の先端には、プラグソケット30の内部に位置決めするための屈曲片5aが弾性変形可能に内側へ折曲形成されている。この屈曲片5aは、プラグソケット30の図示しない窪み部に係合することでプラグボディ2の抜けを規制している。
このプラグボディ2の開口端部は、図1及び図2に示すように、操作ノブ3のピン挿入孔3aに対応するピン取付孔2aが形成されている。そのピン挿入孔3a及びピン取付孔2aには、取付ピン7が嵌め込み固定されており、操作ノブ3がプラグボディ2に固定されている。この取付ピン7と対応する操作ボタン4の側部には、取付ピン7に対して移動可能に支持案内される支持孔4aが形成されている。
このプラグボディ2の先端部には、図1及び図2に示すように、プラグソケット30の固定接点31に対して接触及び離間可能な可動接点11が進退自在に突出した状態で配置されている。
(シガーライタプラグの内部構成)
従来のシガーライタプラグにあっては、渦巻形状をなすヒータエレメントが可動接点の周囲に配置されていたものを、この実施の形態に係るシガーライタプラグ1は、ヒータエレメント10と可動接点11とがオフセットされた位置関係にある点に一つの主要な基本構成を有している。
この実施の形態におけるシガーライタプラグ1のもう一つの主要な基本構成は、従来のシガーライタプラグではヒータエレメントにバイメタルを係合させる機械的な電気接続であったものを、車両電源からヒータエレメント10への通電をオンオフ制御する回路部を備えた電気接続とした点にある。
この実施の形態におけるシガーライタプラグ1の更にもう一つの主要な基本構成は、バイメタルを用いることなく、シガーライタプラグ1の可動接点11及びプラグソケット30の固定接点31の接触を保持する保持機構を備えた点にある。
従って、上記のように構成されたシガーライタプラグ1の構成は、図示例に限定されるものではない。上記シガーライタプラグ1の外観形態としては、他の様々な形態を採用できることは勿論である。
(ヒータエレメントと可動接点との配置構造)
この操作ボタン4の底面には、図2に示すように、プラグボディ2の収容部8側に向けて開口するバネ受孔4bが形成されている。このバネ受孔4b内に収容された第1の復帰コイルバネ9を介してロッド12が進退可能に配置されている。
このロッド12の側部先端には、図2に示すように、一対の三角形状の案内リブ12a,12aが突出して形成されている。ロッド12の先端部には、導電性材料からなる有底筒状の可動コンタクト部13が嵌め込まれている。
この可動コンタクト部13の操作ノブ側の端縁部には、図2に示すように、ロッド移動方向に沿って延びる一対のスリット状の案内孔13a,13aが形成されている。その案内孔13aに挿入したロッド12の案内リブ12aを介して可動コンタクト部13がロッド12に沿って案内移動される。
この可動コンタクト部13の内部には、図2に示すように、接触荷重調整用バネである圧縮コイルバネ14が収容されている。可動コンタクト部13の先端面には、プラグソケット30の固定接点31に対して接離可能な可動接点11が突出して形成されている。この圧縮コイルバネ14の両端部は、ロッド12及び可動コンタクト部13のそれぞれに固定支持されており、圧縮コイルバネ14を介して可動コンタクト部13がロッド12に沿って進退可能に支持されている。
このプラグボディ2の収容部8には、図2に示すように、セラミックスの絶縁材料からなるインシュレータ15が固定されている。このインシュレータ15には、可動コンタクト部13を進退可能に保持する保持孔15aが形成されている。
このインシュレータ15の煙草着火口6と対応する側部には、図2に示すように、渦巻状に形成された電熱ヒータからなるヒータエレメント10が実装されている。このヒータエレメント10の図示しない一方側端子は、プラグボディ2の内周面に溶接により固定されている。同じく図示を省略した他方側端子は、ヒータエレメント10に溶接により固定されるとともに、可動コンタクト部13の外周面に接触している。この一方側端子と他方側端子との短絡が阻止されている。
このヒータエレメント10は、図2に示すように、可動コンタクト部13の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31との側部にオフセット配置されている。この可動接点11と固定接点31との接触により通電されることで、ヒータエレメント10は発熱するように構成されている。
このヒータエレメント10以外の部位に可動コンタクト部13の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31とを配置した構成となっているので、ヒータエレメント10の発熱部に煙草のカスが付着する場合があっても、煙草のカスが可動接点11と固定接点31とに堆積することを防止することができるとともに、端子間の接触不良を防止することができる。
(回路部の構成)
図3を参照すると、同図には、シガーライタプラグ1の回路部の一構成例がブロック図で示されている。この回路部は、図2及び図3に示すように、車載用のバッテリ40からヒータエレメント10へ流れる電流を制限する電流制限素子であるサーミスタ17と、可動コンタクト部13の可動接点11及びプラグソケット30の固定接点31の接触を保持する保持機構を駆動するソレノイド18と、サーミスタ17の発熱状態を報知部23へ報知するECU(Electronic Control Unit)24とを備えている。
このECU24は、CPU、ROM、及びRAMなどの各種の構成要素を実現する制御プログラム、制御プログラムを格納する記憶ユニット、外部接続用インターフェースを中心にハードウェアとソフトウェアとの任意の組合せにより実現される一般的なマイコンとして構成されている。
このバッテリ40は、シガーライタプラグ1に電力を供給する電源供給手段である。バッテリ40は、図2及び図3に示すように、可動コンタクト部13の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31とに接続されており、図示しない基板上の各種の電気回路及び駆動回路に必要な動作電圧を供給する。
このサーミスタ17としては、例えばPTC(Positive Temperature Coefficient)サーミスタが用いられる。このPTCサーミスタは、印加電圧の増加に伴い温度が上昇することで、抵抗値が増大する抵抗器である。
図示例による回路部においては、サーミスタ17の温度が上昇して、サーミスタ17の抵抗値が増加する性質を利用することで、抵抗値を変化させるための格別な回路を設ける必要がない。サーミスタ17の温度が上昇すると、サーミスタ17の抵抗値が増大することから、ヒータエレメント10に流れる電流は小さくなり、そのヒータエレメント10の発熱部の発熱が抑えられる。
一方、サーミスタ17の抵抗値が上昇することに伴い、ソレノイドコイル20に流れる電流が小さくなるので、電磁石の吸引力が消滅する。この吸引力が消滅すると、可動コンタクト部13の可動接点11がプラグソケット30の固定接点31から離間するので、ヒータエレメント10への通電が遮断される。
このサーミスタ17には、図3に示すように、ヒータエレメント10への通電開始時から所定時間が経過した後の発熱状態を報知するための音声報知部からなる報知部23がECU24を介して接続されている。これにより、ヒータエレメント10への通電開始から所定時間の経過後に音声によりヒータエレメント10の発熱状態を知ることができる。ここで、所定時間とは、ヒータエレメント10が煙草を着火させるのに必要な赤熱状態になる時間をいう。
(可動接点及び固定接点の接触を保持する保持機構)
このソレノイド18は、図2及び図3に示すように、操作ボタン4のバネ受孔4bに対向して配置された板状のフランジ19と、このフランジ19の動きを可動コンタクト部13の可動接点11に伝達するプランジャロッドとして形成されたロッド12と、通電によりフランジ19を吸引するソレノイドコイル20とを備えている。このフランジ19及びロッド12は、例えば軟鉄、ケイ素鋼材等の磁性材料からなる。
このソレノイドコイル20は、図2及び図3に示すように、ロッド12及びフランジ19を軸心方向に案内移動させる筒状のボビン21に巻き付けられており、そのソレノイドコイル20のヨークとなる筒状のソレノイドケース22の内部に収納されることで一体的に構成されている。このソレノイドコイル20は、可動コンタクト部13の可動接点11とプラグソケット30の固定接点31との通電により磁気吸引力を発生する電磁石を形成する。
このフランジ19の操作ボタン対向面と操作ボタン4との間には、図2及び図4A(a)に示すように、第1のバネ部材である操作ボタン復帰用の復帰コイルバネ9が圧縮状態に保持されている。フランジ19の電磁石対向面とボビン21のバネ受孔21aとの間には、第2のバネ部材であるフランジ復帰用の復帰コイルバネ16が圧縮状態に保持されている。この第2の復帰コイルバネ16のバネ力は、第1の復帰コイルバネ9のバネ力よりも大きく設定されている。
このソレノイド18への非通電時には、第1及び第2の復帰コイルバネ9,16は、フランジ19を介して操作ボタン4を初期位置と操作位置とのそれぞれの位置に弾性的に保持するとともに、フランジ19と一体に動作する機能を有する。一方、このソレノイド18への通電時には、第1の復帰コイルバネ9は、そのバネ力により、操作ボタン4をフランジ19から離間させて操作位置から初期位置に復帰させる機能を有している。
以上のように構成された第1及び第2の復帰コイルバネ9,16、ロッド12、及びフランジ19の構成部材がソレノイド18により駆動されることで、可動コンタクト部13の可動接点11及びプラグソケット30の固定接点31の接触を保持する保持機構が得られる。バネ特性の度合いを設定することにより、操作ボタン4を初期位置と操作位置とに保持する保持機構が構成される。
(プラグソケットの構成)
上記のように構成されたシガーライタプラグ1は、図4A(a)、図4A(b)及び図4Bに示すように、バイメタルを有しない電源ソケットであるプラグソケット30に差し込むことで電気的に接続され、シガーライタプラグ1の回路部に所定の電力が供給される。
このプラグソケット30は金属材料からなる。プラグソケット30は、図4A(a)に示すように、車室内の運転席前方に配置されたインストルメントパネル50の前面に配置されている。プラグソケット30は、プラグ挿入孔32aを有する筒状のソケットボディ32を備えている。そのソケットボディ32の先端部には、インストルメントパネル50の前面に露出する環筒状の取付フランジ部32bが形成されている。
このソケットボディ32の内部底面には、図4A(a)に示すように、樹脂製のインシュレータ33が取り付けられている。ソケットボディ32の外部底面には、樹脂製のベース34が取り付けられている。このインシュレータ33及びベース34のそれぞれには、ボルト挿通孔33a,34aが形成されており、そのボルト挿通孔33a,34aを介して固定接点31となるボルト(以下、「接点ボルト31」ともいう。)がソケットボディ32の底面にナット35により締付固定されている。
このベース34の外周端縁には、図4A(a)に示すように、弾性変形可能な取付爪34b,34bが突出形成されている。この取付爪34bには、コネクタハウジング36が取付孔を介して着脱可能に嵌め込み固定されている。このコネクタハウジング36の内部には、プラス端子37及びマイナス端子38がそれぞれ取り付けられている。
この接点ボルト31の頭部は、図4A(a)に示すように、ソケット接点部であり、シガーライタプラグ1における可動コンタクト部13の可動接点11に対向して配置されている。この可動コンタクト部13の可動接点11が接点ボルト31の頭部に電気的に接触する。
これにより、ヒータエレメント10の一方側端子がプラグソケット30を介してマイナス端子38に電気的に接続されるとともに、ヒータエレメント10の他方側端子が可動コンタクト部13及び接点ボルト31の頭部を介してコネクタハウジング36のプラス端子37に電気的に接続される。このプラス端子37及びマイナス端子38のそれぞれは、バッテリ40の両端に図示しないヒューズを介して電気的に接続される。
(シガーライタプラグの動作)
以下に、図4A(a)〜図4Bを参照しながら、煙草着火口6を介してヒータエレメント10の発熱部により煙草を着火させるためのシガーライタプラグの動作を説明する。
いま、使用者が、図4A(a)に示すように、シガーライタプラグ1をプラグソケット30のプラグ挿入孔32a内に差し込むと、操作ノブ3の底面がプラグソケット30の取付フランジ部32bに当接する。この状態では、可動コンタクト部13の可動接点11は、プラグソケット30の接点ボルト31の頭部に接触しない。
使用者が第2の復帰コイルバネ16のバネ力に抗して操作ボタン4を押圧操作すると、図4A(b)に示すように、フランジ19に固定されたロッド12が第2の復帰コイルバネ16のバネ力に抗して押し出されることで、可動コンタクト部13の可動接点11がプラグソケット30の接点ボルト31の頭部に接触する。第2の復帰コイルバネ16は、フランジ19により押し縮められた状態でボビン21のバネ受孔21a内に保持される。一方の第1の復帰コイルバネ9は、操作ボタン4のバネ受孔4b内に初期の圧縮状態に保持されたままである。
この可動接点11と接点ボルト31の頭部とが接触されることから、プラグソケット30からシガーライタプラグ1のECU24にバッテリ40の電力が供給される。このECU24に電力が供給されると、図4Bに示すように、ソレノイド18に通電され、ソレノイドコイル20とフランジ19との間に吸引力が働く。この吸引力が、第2の復帰コイルバネ16のバネ力に打ち勝って、フランジ19がソレノイド18に吸引される。
このフランジ19がソレノイド18に吸引されると、フランジ19は、図4Bに示すように、ボビン21のバネ受孔21a内に第2の復帰コイルバネ16を押し縮めた状態で保持する。操作ボタン4は、第1の復帰コイルバネ9のバネ力により初期位置に押し戻される。
このフランジ19の移動により、可動コンタクト部13には、圧縮コイルバネ14のバネ力が付与される。フランジ19に固定されたロッド12が押し出されることで、可動コンタクト部13は、案内孔13aを介してロッド12の案内リブ12aに沿って後退する。可動コンタクト部13の可動接点11は、圧縮コイルバネ14のバネ力に抗してプラグソケット30側に付勢された状態となり、プラグソケット30の接点ボルト31の頭部に弾性的に接触する。
この可動コンタクト部13の可動接点11は、圧縮コイルバネ14のバネ力が付与されると、圧縮コイルバネ14のバネ力に抗して接点ボルト31の頭部に弾性的に圧接するので、可動接点11と接点ボルト31の頭部との接触状態が確実に保たれる。
一方、サーミスタ17及びソレノイド18を介してヒータエレメント10に通電されることで発熱部が加熱され、ヒータエレメント10の発熱部の温度が上昇する。それに伴い、サーミスタ17の抵抗値が増大する。
このサーミスタ17の抵抗値が増大すると、ヒータエレメント10に流れる電流は小さくなり、そのヒータエレメント10の発熱部の発熱が抑えられる。サーミスタ17の抵抗値が増大することに伴い、ソレノイド18に流れる電流が小さくなり、ソレノイド18の吸引力が消滅する。
この第1の復帰コイルバネ9のバネ力は、第2の復帰コイルバネ16のバネ力よりも小さく設定されているので、ソレノイド18の吸引力が消滅すると、図4A(a)に示すように、第2の復帰コイルバネ16のバネ力が第1の復帰コイルバネ9のバネ力に打ち勝って、フランジ19が初期位置に押し戻されることとなる。シガーライタプラグ1の可動接点11は、プラグソケット30の固定接点31から離れて回路部が開状態となり、ソレノイド18への通電が停止する。その結果、ヒータエレメント10への給電が停止する。
このサーミスタ17に所定の温度が得られると、ECU24は、報知部23へ信号を送り、ヒータエレメント10に所定温度の加熱状態が得られたことを使用者に知らせる。
使用者が、プラグソケット30からシガーライタプラグ1を引き抜くと、プラグソケット30からシガーライタプラグ1が抜き取られる。以上の動作により、シガーライタプラグ1の煙草着火口6を介してヒータエレメント10の発熱部により煙草を着火させることが可能となる。
(実施の形態の効果)
以上のように構成されたシガーライタプラグ1を採用することで、上記効果に加えて以下の効果が得られる。
(1)シガーライタプラグ1とプラグソケット30との間の電気接続の耐久性が高くなり、シガーライタの信頼性が高まる。
(2)バイメタルと、バイメタル及び電熱ヒータを係合させるための係合機構などの機械的な組付構成部品が不要であり、シガーライタプラグ1とプラグソケット30との間の電気接続が機械的に複雑でないため、シガーライタプラグ1の内部構造を簡略化することができる。
(3)部品点数を削減することができるようになり、製作コストの低廉化を図ることができる。
(4)シガーライタプラグ1にプラグソケット30からの電力供給機能を集中させることが可能となり、アクセサリ用のプラグソケット30に対するシガーライタプラグとしての利便性を高めることが可能となる。
[変形例]
以上の説明からも明らかなように、本発明のシガーライタプラグ1を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態及び図示例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。本発明にあっては、例えば次に示すような変形例も可能である。
(1)上記実施の形態及び図示例では、音声による報知部23を例示したが、例えばブザー、光や画像による報知部23であってもよい。
(2)上記実施の形態及び図示例では、自動車に適用する場合について説明したが、他の車両にも上記実施の形態の場合と同様に適用可能である。
以上の説明からも明らかなように、上記実施の形態、変形例及び図示例の中で説明した特徴の組合せの全てが本発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
1…シガーライタプラグ、2…プラグボディ、2a…ピン取付孔、3…操作ノブ、3a…ピン挿入孔、4…操作ボタン、4a…支持孔、4b…バネ受孔、5…板バネ片、5a…屈曲片、6…煙草着火口、7…取付ピン、8…収容部、9…第1の復帰コイルバネ、10…ヒータエレメント、11…可動接点、12…ロッド、12a…案内リブ、13…可動コンタクト部、13a…案内孔、14…圧縮コイルバネ、15,33…インシュレータ、15a…保持孔、16…第2の復帰コイルバネ、17…サーミスタ、18…ソレノイド、19…フランジ、20…ソレノイドコイル、21…ボビン、21a…バネ受孔、22…ソレノイドケース、23…報知部、24…ECU、30…プラグソケット、31…固定接点(接点ボルト)、32…ソケットボディ、32a…プラグ挿入孔、32b…取付フランジ部、33a,34a…ボルト挿通孔、34…ベース、34b…取付爪、35…ナット、36…コネクタハウジング、37…プラス端子、38…マイナス端子、40…バッテリ、50…インストルメントパネル

Claims (4)

  1. 電源に接続される固定接点に対向して配置される可動接点と、
    前記固定接点に対して前記可動接点を接触可能及び離間可能な操作部材を有するプラグ本体と、
    前記固定接点及び前記可動接点の接触により前記電源からの通電を受けて発熱する発熱部と、
    前記固定接点及び前記可動接点の接触を保持する保持機構を駆動するソレノイドと、
    前記電源から前記発熱部及び前記ソレノイドへの電流を制限する電流制限素子と、
    を備えたことを特徴とするシガーライタプラグ。
  2. 前記保持機構は、
    前記操作部材に取り付けられ、前記ソレノイドに接近する方向へ付勢する第1のバネ部材と、
    前記操作部材の対向する側の一方の面に相対移動可能とされ、前記ソレノイドへの通電により前記第1のバネ部材を介して吸引されるフランジと、
    前記フランジの前記一方の面とは反対側の他方の面に取り付けられ、前記ソレノイドから離間する方向に付勢する第2のバネ部材と、
    前記フランジの前記他方の面に取り付けられ、前記ソレノイドへの通電により前記第2のバネ部材のバネ力に抗して前記フランジの動きを前記可動接点に伝達するロッドと、
    により構成されており、
    前記第2のバネ部材のバネ力は、前記第1のバネ部材のバネ力よりも大きく設定されたことを特徴とする請求項1記載のシガーライタプラグ。
  3. 前記ソレノイドへの通電時には、前記操作部材が、前記第1のバネ部材のバネ力により前記フランジから離間可能に構成されるとともに、前記ソレノイドへの非通電時には、前記第1のバネ部材及び前記第2のバネ部材のバネ力により前記フランジと一体に動作することを特徴とする請求項1記載のシガーライタプラグ。
  4. 前記電流制限素子には、前記発熱部の発熱状態を報知する報知部が接続されたことを特徴とする請求項1記載のシガーライタプラグ。
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