JP2013224357A - Co2固定化方法およびco2固定化装置 - Google Patents

Co2固定化方法およびco2固定化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】植物由来のCOを、保管が容易な炭化物として固定化可能なCO固定化方法およびCO固定化装置を提供することを課題とする。
【解決手段】CO固定化方法は、植物性の被炭化物90を、ロータリーキルン式の炭化炉2を用いて、所定の炭化温度で炭化させ、炭化物91としてCOを固定化し、乾留ガス92を生成することを特徴とする。CO固定化方法によると、植物性の被炭化物90から、炭化物91と、乾留ガス92と、を得ることができる。このため、炭化物91としてCOを固定化することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、炭化物としてCO(二酸化炭素)を固定化するCO固定化方法およびCO固定化装置に関する。
近年、地球温暖化は加速の一途を辿っている。このため、COの削減が、国際的に急務となっている。植物は、COを吸収し、O(酸素)を放出する。このため、植物を増やすと、COを削減することができる。
特開2005−162542号公報
しかしながら、世界的に見ると、植物は減少する傾向にある。例えば、森を切り開いて農地を確保する場合、大量の木材が伐採される。伐採された木材を燃やすと、二酸化炭素が発生してしまう。一方、伐採された木材をそのまま保管すると、広大な保管スペースが必要になる。
この点、特許文献1には、畜糞の乾燥物を炭化させることにより、炭化物と乾留ガスとを製造する製造設備が開示されている。同文献記載の製造設備によると、蓄糞を再資源化することができる。
本発明のCO固定化方法およびCO固定化装置は、上記課題に鑑みて完成されたものである。本発明は、植物由来のCOを、保管が容易な炭化物として固定化可能なCO固定化方法およびCO固定化装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明のCO固定化方法は、植物性の被炭化物を、ロータリーキルン式の炭化炉を用いて、所定の炭化温度で炭化させ、炭化物としてCOを固定化し、乾留ガスを生成することを特徴とする。
本発明のCO固定化方法によると、植物性の被炭化物から、炭化物と、乾留ガスと、を得ることができる。このため、炭化物としてCOを固定化することができる。言い換えると、炭化物という固体の形態で、COを保持することができる。このため、植物性の被炭化物からCO(気体)が発生するのを抑制することができる。また、被炭化物と比較して炭化物は、重量が軽い。このため、保管が容易である。また、炭化物と同時に生成される乾留ガスを、熱源として利用することができる。
(1−1)好ましくは、上記(1)の構成において、前記炭化温度は、前記乾留ガスの引火温度以上である構成とする方がよい。本構成によると、生成した乾留ガスを、加熱することなく、あるいは少し加熱するだけで、熱源として利用することができる。なお、生成した乾留ガスは、本構成の炭化炉の熱源や、当該炭化炉に近接する設備の熱源として利用されることが好ましい。その理由は、乾留ガスの温度が低下しにくいからである。また、乾留ガスから液状のタールが生成しにくいからである。
(2)好ましくは、上記(1)の構成において、示差熱熱重量同時測定装置にて、窒素雰囲気で、1400℃まで、昇温速度10℃/分の条件で、前記被炭化物を加熱した場合、初期重量の40%が減少した時点の温度を40%重量減少温度として、前記炭化温度は、該40%重量減少温度以上に設定される構成とする方がよい。
乾留ガスの生成量は、被炭化物の重量の減少量に対応している。また、乾留ガスの生成速度(生成量/加熱時間)は、被炭化物の重量減少速度(重量減少率/加熱時間)に対応している。後述するように、本発明者が熱重量減少測定実験を行ったところ、被炭化物の加熱前の重量を100%として、最初の40%が減少するまでの時間は、比較的短かった。すなわち、乾留ガスの生成速度が大きかった。一方、重量減少率が40%以上になってから、最終的な飽和重量に到達するまでの時間は、比較的長かった。すなわち、乾留ガスの生成速度が小さかった。
このように、温度が40%重量減少温度未満の場合、乾留ガスの生成速度は大きいものの(生成効率は高いものの)、充分な量の乾留ガスを確保しにくい。また、温度が40%重量減少温度以上の場合、乾留ガスの生成速度は小さいものの(生成効率は低いものの)、充分な量の乾留ガスを確保しやすい。この点に鑑み、本構成においては、炭化温度を、40%重量減少温度以上に設定している。本構成によると、短時間で充分な量の乾留ガスを生成することができる。
(3)好ましくは、上記(1)または(2)の構成において、前記被炭化物は、竹である構成とする方がよい。竹は、生長が早く、環境に強く、また密生しやすい。このため、山間部などにおいては、竹林からはみ出した竹が農地に進出してしまうことや、竹林が農作物に必要な日光を遮ってしまうことなどが、問題になっている。このような竹害を防ぐため、竹は伐採される場合が多い。しかしながら、伐採された竹を燃やすと、大量のCOが発生してしまう。一方、伐採された竹を保管すると、広大な保管スペースが必要になる。
この点、本構成によると、竹から炭化物と乾留ガスとを生成することができる。このため、炭化物として大量のCOを固定化することができる。また、伐採された竹自体と比較して炭化物は、重量が軽い。このため、保管が容易である。また、炭化物と同時に生成される乾留ガスを、熱源として利用することができる。
(3−1)好ましくは、上記(3)の構成において、前記炭化温度は、320℃以上である構成とする方がよい。竹の場合、上記(2)の構成における40%重量減少温度は、320℃である。本構成によると、短時間で充分な量の乾留ガスを生成することができる。
(3−2)好ましくは、上記(3)の構成において、前記炭化温度は、550℃以上850℃以下である構成とする方がよい。炭化温度を550℃以上としたのは、乾留ガスの引火温度が550℃だからである。炭化温度を850℃以下としたのは、炭化温度を過剰に高くすると、炭化炉からの熱放射による熱損失が大きくなるからである。さらに好ましくは、炭化温度を600℃以下にする方がよい。こうすると、さらに熱損失を抑制することができる。
(4)好ましくは、上記(1)ないし(3)のいずれかの構成において、前記乾留ガスは、前記炭化炉の熱源として用いられる構成とする方がよい。本構成によると、乾留ガスの搬送に伴う熱損失を、抑制することができる。また、乾留ガスから液状のタールが生成しにくい。また、炭化炉の熱源として、乾留ガス以外の熱源を100%用いる場合と比較して、炭化炉の加熱コストを削減することができる。
(4−1)好ましくは、上記(4)の構成において、前記炭化炉の操業時間のうち、一部は、前記乾留ガスのみが該炭化炉の前記熱源として用いられる構成とする方がよい。本構成によると、さらに炭化炉の加熱コストを削減することができる。
(5)好ましくは、上記(4)の構成において、前記乾留ガスを燃焼させた排ガスは、前記炭化炉以外の設備の熱源として用いられる構成とする方がよい。本構成によると、排ガスのエネルギを、炭化炉以外の設備の熱源として利用することができる。
(6)上記課題を解決するため、本発明のCO固定化装置は、上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のCO固定化方法に用いられるCO固定化装置であって、前記炭化炉は、略水平方向に配置され自身の軸周りに回転可能であって、前記被炭化物が通過する炭化室を内部に有する筒状の炉心管と、該炉心管の径方向外側に配置され、該炭化室内部の該被炭化物を、該炭化室外部から加熱する加熱部と、該炭化室に該被炭化物を供給する供給部と、加熱により該被炭化物から発生する前記乾留ガスを、該炭化室から排出するガス排出部と、加熱により該被炭化物から発生する前記炭化物を、該炭化室から排出する炭化物排出部と、を備えることを特徴とする。本発明のCO固定化装置によると、連続的に炭化物、乾留ガスを生成することができる。また、本発明のCO固定化装置によると、大量に被炭化物を処理することができる。
(6−1)好ましくは、上記(6)の構成において、前記供給部は、短手方向に並置され、各々、自身の軸周りに回転可能な一対のスクリューと、一対の該スクリューが収容される管体と、を有する二軸式のスクリューフィーダを有する構成とする方がよい。本構成によると、粉状の被炭化物を用いる場合であっても、被炭化物が供給部に詰まりにくい。
(6−2)好ましくは、上記(6−1)の構成において、前記管体に付着物が付着するのを抑制するガス供給部を備える構成とする方がよい。本構成によると、被炭化物、炭化物、タールなどが、管体に付着しにくい。このため、供給部から炭化室に被炭化物を供給しやすい。
(7)好ましくは、上記(6)の構成において、前記加熱部は、内部に加熱室を有し、前記ガス排出部は、前記炭化室と該加熱室とを連通する構成とする方がよい。本構成によると、ガス排出部を介して、乾留ガスを炭化室から加熱室に導出することができる。
本発明によると、植物由来のCOを、保管が容易な炭化物として固定化可能なCO固定化方法およびCO固定化装置を提供することができる。
本発明のCO固定化装置の一実施形態であるCO固定化装置の透過斜視図である。 同CO固定化装置の長手方向断面図である。 図2のIII−III方向断面図である。 熱重量減少測定実験の結果を示すグラフである。
以下、本発明のCO固定化方法およびCO固定化装置の実施の形態について説明する。
<CO固定化装置>
まず、本実施形態のCO固定化装置について説明する。図1に、本実施形態のCO固定化装置の透過斜視図を示す。図2に、同CO固定化装置の長手方向断面図を示す。図3に、図2のIII−III方向断面図を示す。
図1〜図3に示すように、CO固定化装置1は、炭化炉2とベース3とバーナ用ガス供給部40と、バーナ用空気供給部41と、空気供給部43と、排気部44と、を備えている。
ベース3は、架台30と、前後二対のローラ31と、を備えている。前後二対のローラ31は、架台30の上面に配置されている。炭化炉2は、ロータリーキルンである。炭化炉2は、炉心管20と、加熱部21と、供給部22と、ガス排出部23と、炭化物排出部24と、ガス供給部25と、一対のタイヤ26と、を備えている。
加熱部21は、架台30の上面であって、前方の一対のローラ31と、後方の一対のローラ31と、の間に配置されている。加熱部21は、加熱室210と、六つのバーナ211と、六つの吹出管212と、外壁213と、断熱材214と、排気管215と、温度センサ216と、酸素濃度センサ217と、を備えている。外壁213は、長方形箱状を呈している。断熱材214は、外壁213の内側に積層されている。加熱室210は、断熱材214の内側に区画されている。六つのバーナ211は、三つずつに分かれて、加熱部21の左右両壁の下部分に配置されている。六つの吹出管212は、三つずつに分かれて、加熱部21の左右両壁の上部分に配置されている。排気管215は、加熱部21の上壁に配置されている。温度センサ216は、熱電対である。温度センサ216は、加熱部21の上壁に配置されている。酸素濃度センサ217は、加熱部21の上壁に配置されている。
炉心管20は、鋼製であって直管状を呈している。炉心管20は、略水平に配置されている。炉心管20は、前方(上流側)から後方(下流側)に向かって下がる方向に、傾斜している。炉心管20は、加熱部21を前後方向(軸方向)に貫通している。炉心管20の内部には、炭化室200が配置されている。炭化室200は、加熱室210の径方向内側に配置されている。
一対のタイヤ26は、炉心管20の前端部と後端部とに環装されている。前方のタイヤ26は、前方の一対のローラ31に、転動可能に載置されている。後方のタイヤ26は、後方の一対のローラ31に、転動可能に載置されている。このため、炉心管20は、自身の軸周りに回転可能である。
供給部22は、二軸式のスクリューフィーダ220と、ホッパ222と、カバー223と、を備えている。カバー223は、鋼製であって、炉心管20の前端部を覆っている。スクリューフィーダ220は、左右一対のスクリュー220aと、管体220bと、を備えている。管体220bは、鋼製であって前後方向に延在している。管体220bは、カバー223を貫通している。一対のスクリュー220aは、管体220bの内部に配置されている。一対のスクリュー220aは、各々、鋼製であって前後方向に延在している。一対のスクリュー220aは、互いの螺旋方向が反対になるように、左右方向に並置されている。ホッパ222は、管体220bの前端部に、上方から連結されている。
ガス排出部23は、四つの連通管230を備えている。四つの連通管230は、各々、鋼製であって、軸方向と径方向とに延在する、L字状を呈している。四つの連通管230は、炉心管20の側周壁に配置されている。四つの連通管230は、各々、炭化室200と加熱室210とを連通している。
炭化物排出部24は、シュート240と、カバー243と、を備えている。カバー243は、鋼製であって、炉心管20の後端部を覆っている。シュート240は、カバー243の下方に連なっている。
ガス供給部25は、鋼製であって直管状を呈している。ガス供給部25は、スクリューフィーダ220の管体220bの下方に並置されている。ガス供給部25は、カバー223を貫通している。
バーナ用空気供給部41は、配管410と、バルブ411と、吐出ブロワ412と、制御部413と、を備えている。配管410は、吐出ブロワ412と、六つのバーナ211と、を連結している。バルブ411は、吐出ブロワ412と、六つのバーナ211と、の間に介装されている。制御部413は、バルブ411の開度を制御している。
バーナ用ガス供給部40は、配管400と、均圧バルブ401と、を備えている。配管400は、配管410の下流端に接続されている。燃料ガス(プロパンガス)は、配管400を介して、六つのバーナ211に供給される。均圧バルブ401は、配管400の途中に介装されている。均圧バルブ401の開度は、配管410の空気の流量により、変化する。
空気供給部43は、配管430と、バルブ431と、吐出ブロワ432と、制御部433と、を備えている。配管430は、吐出ブロワ432と、六つの吹出管212と、を連結している。バルブ431は、吐出ブロワ412と、六つの吹出管212と、の間に介装されている。制御部433は、バルブ431の開度を制御している。
排気部44は、配管440と、吸引ブロワ442と、集塵機443と、を備えている。配管440は、排気管215と、吸引ブロワ442と、を連結している。集塵機443は、サイクロンフィルタである。集塵機443は、排気管215と、吸引ブロワ442と、の間に介装されている。
<CO固定化方法>
次に、本実施形態のCO固定化方法について説明する。まず、バーナ用空気供給部41から、六つのバーナ211に、空気を供給する。並びに、バーナ用ガス供給部40から、六つのバーナ211に、燃料ガスを供給する。空気と燃料ガスとは、空気比(m値)=1.2で、バーナ211に供給される。空気の流量は、制御部413がバルブ411を開閉制御することにより、設定される。燃料ガスの流量は、空気の流量に応じて、均圧バルブ401の開度が変化することにより、設定される。そして、六つのバーナ211により、加熱室210を加熱する。また、排気部44から、排気ガスを外部に排出する。
次に、スクリューフィーダ220を駆動する。すなわち、一対のスクリュー220aを、各々、モータ(図略)により、自身の軸周りに回転させる。なお、一対のスクリュー220aの回転方向は、互いに反対方向である。また、炉心管20を回転させる。すなわち、炉心管20を、モータ(図略)により、自身の軸周りに回転させる。また、ガス供給部25から、炉心管20の内部に、窒素ガスを供給する。
それから、ホッパ222から、スクリューフィーダ220に、被炭化物90を供給する。被炭化物90は、竹を細かく裁断して形成された、竹チップ(竹の細片)である。被炭化物90は、スクリューフィーダ220により、炉心管20の内部に投入される。投入された被炭化物90は、炉心管20の回転により揺動しながら、炉心管20の傾斜により前方から後方に向かって移動する。被炭化物90は、炭化室200を通過する。炭化室200は、加熱室210の径方向内側に配置されている。このため、炭化室200は、加熱室210により、600℃に加熱され、温度保持されている。炭化室200を通過する際、被炭化物90は炭化する。このため、固体(被炭化物90と同様の形状)の炭化物91が生成する。並びに、気体の乾留ガス92が生成する。炭化物91は、シュート240から排出される。
一方、乾留ガス92は、四つの連通管230を介して、炭化室200から加熱室210に移動する。乾留ガス92には、メタンガス、エタンガスなどの炭化水素ガスが含まれている。このため、乾留ガス92は、可燃性を有している。加熱室210に移動した乾留ガス92の温度は、引火温度(=550℃)を超えている。このため、乾留ガス92は加熱室210において燃焼する。このように、乾留ガス92は、被炭化物90を加熱する際の熱源として利用される。
ここで、炭化室200の温度は、燃料ガスの燃焼による熱量と、乾留ガス92の燃焼による熱量と、により確保されている。乾留ガス92の生成量が多くなると、その分燃料ガスの流量(バーナ211の燃焼量)を、減らすことができる。例えば、バーナ211を消火することができる。
加熱室210の温度は、バーナ211の燃焼量、吹出管212の空気供給量により、調整される。バーナ211の燃焼量を多くすると、加熱室210の温度を上げることができる。バーナ211の燃焼量を少なくすると、加熱室210の温度を下げることができる。温度センサ216から出力される温度に基づいて、制御部413がバルブ411の開度を調整することにより、バーナ211の燃焼量を調整する。
加熱室210が、乾留ガス92を燃焼させるのに充分な酸素濃度を確保している場合(加熱室210の酸素濃度は、酸素濃度センサ217により監視されている)、吹出管212の空気供給量を多くすると、加熱室210の温度を下げることができる。吹出管212の空気供給量を少なくすると、加熱室210の温度を上げることができる。温度センサ216から出力される温度に基づいて、制御部433がバルブ431の開度を調整することにより、吹出管212の空気供給量を調整する。
加熱室210が、乾留ガス92を燃焼させるのに充分な酸素濃度を確保していない場合、吹出管212の空気供給量を多くすると、加熱室210の温度を上げることができる。吹出管212の空気供給量を少なくすると、加熱室210の温度を下げることができる。
乾留ガス92の燃焼により、排ガス93が生成される。排ガス93は、集塵機443を経由して、吸引ブロワ442から、外部に排出される。排出された排ガス93は、炭化炉2に近接する設備の熱源として利用される。
ところで、被炭化物90を加熱すると、液状のタールが発生する。タールが発生すると、被炭化物90が、スクリューフィーダ220の管体220bに、付着しやすくなる。しかしながら、管体220bの下方には、ガス供給部25が配置されている。ガス供給部25から炉心管20の内部には、窒素ガスが吹き込まれている。窒素ガスは、管体220b付近に気流を形成する。このため、被炭化物90が管体220bに付着しにくい。
<作用効果>
次に、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1の作用効果について説明する。本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、植物性の被炭化物90から、炭化物91と、乾留ガス92と、を得ることができる。このため、炭化物91としてCOを固定化することができる。言い換えると、炭化物91という固体の形態で、COを保持することができる。このため、植物性の被炭化物90からCO(気体)が発生するのを抑制することができる。また、被炭化物90と比較して炭化物91は、重量が軽い。このため、保管が容易である。また、炭化物91と同時に生成される乾留ガス92を、熱源として利用することができる。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、炭化室200の温度(炭化温度)を、被炭化物90の40%重量減少温度である、320℃以上に設定している。このため、短時間で充分な量の乾留ガス92を生成することができる。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、炭化室200の温度(炭化温度)を、被炭化物90の引火温度である、550℃以上に設定している。このため、生成した乾留ガス92を、加熱することなく、あるいは少し加熱するだけで、熱源として利用することができる。また、乾留ガス92から液状のタールが生成しにくい。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、炭化室200の温度を、600℃に設定している。このため、熱放射による熱損失を、抑制することができる。
また、竹は、竹害を防ぐため、伐採される場合が多い。このため、伐採された竹を燃やすと、大量のCOが発生してしまう。この点、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、被炭化物90として竹を用いている。このため、炭化物91として大量のCOを固定化することができる。また、伐採された竹自体と比較して炭化物91は、重量が軽い。このため、保管が容易である。また、炭化物91と同時に生成される乾留ガス92を、熱源として利用することができる。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、乾留ガス92が、炭化室200の熱源として用いられる。このため、乾留ガス92の搬送に伴う熱損失を、抑制することができる。また、乾留ガス92から液状のタールが生成しにくい。また、炭化室200の熱源として、燃料ガスだけを用いる場合と比較して、炭化室200の加熱コストを削減することができる。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、排ガス93は、炭化炉2に近接する設備の熱源として利用される。このため、当該設備の加熱コストを削減することができる。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、連続的に炭化物91、乾留ガス92を生成することができる。また、大量に被炭化物90を処理することができる。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、二軸式のスクリューフィーダ220を用いている。このため、被炭化物90が供給部22に詰まりにくい。
また、本実施形態のCO固定化方法およびCO固定化装置1によると、ガス供給部25が配置されている。このため、被炭化物90、炭化物91、タールなどが、管体220bに付着しにくい。したがって、供給部22から炭化室200に被炭化物90を供給しやすい。
<その他>
以上、本発明のCO固定化方法およびCO固定化装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、炭化炉2に隣接して、乾燥炉(例えば、含水廃棄物用のロータリーキルン)を配置してもよい。そして、当該乾燥炉の熱源として、乾留ガス92および排ガス93のうち、少なくとも一方を利用してもよい。こうすると、乾燥炉の加熱コストを削減することができる。また、炭化炉からの伝熱により、乾燥炉を加熱することができる。この点においても、乾燥炉の加熱コストを削減することができる。また、炭化炉2で生成した乾留ガス92の温度が低下しにくい。このため、乾留ガス92から、液状のタールが生成しにくい。したがって、炭化炉2と乾燥炉とを繋ぐ配管が詰まりにくい。
また、加熱部21に隣接して、加熱部21に連通するガス処理部を配置してもよい。ガス処理部は、加熱部21同様に、バーナ211、吹出管212を備えている。こうすると、乾留ガス92を、ガス処理部で燃焼させることができる。このため、例えば炭化炉2の操業開始時や操業終了時などに、ガス処理部で乾留ガス92を燃焼させることにより、排ガス93を生成することができる。したがって、可燃性の乾留ガス92がそのまま外部に排出されるのを、抑制することができる。
バーナ211、吹出管212の配置場所、配置数は特に限定しない。また、燃料ガスの種類は特に限定しない。例えば、メタンガス、エタンガスなどの炭化水素ガスを用いることができる。また、m値は特に限定しない。例えば、m値を、1以上1.4以下に設定すればよい。温度センサ216、酸素濃度センサ217の配置場所、配置数は特に限定しない。例えば、排気管215に配置してもよい。
また、被炭化物90の種類は特に限定しない。例えば、木、草、芝生、海草、紙などを用いることができる。また、被炭化物90の形状は特に限定しない。例えば、板状、棒状、帯状、繊維状、塊状などであってもよい。また、被炭化物90を予め粉砕してから、炭化炉2に投入してもよい。
ベース3の架台30の上面に対する、炉心管20の傾斜角度は特に限定しない。例えば、炉心管20に真上から投光した場合に架台30の上面に投影される炉心管20の影の前後方向長さを100%として、炉心管20の上端と下端との高低差を1%以上5%以下に設定すればよい。
示差熱天秤(TG8120 株式会社リガク製)を用いて、上記被炭化物90(竹)に対して、熱重量減少測定実験を行った。なお、当該示差熱天秤は、本発明の「示差熱熱重量同時測定装置」の概念に含まれる。
実験は、窒素雰囲気で、5.34mgの被炭化物90を1400℃まで、10℃/分の昇温速度で、昇温させることにより行った。なお、示差熱分析(DTA)の基準物質は、アルミナ(Al)である。
表1、表2に、熱重量減少測定実験の結果を示す。図4に、熱重量減少測定実験の結果をグラフで示す。なお、図4は、表1、表2に対応している。
Figure 2013224357
Figure 2013224357
表1、表2中、「Time」は測定時間を、「Temp.」は温度を、「TG」は重量減少量を、「Weight loss」は重量減少率を、それぞれ示している。「DTA」は、示差熱分析における、被炭化物90と、基準物質と、の温度差を起電力で示している。「DTG」は、重量減少率を温度で微分した値である。
表1、表2、図4に示すDTGは、任意の温度帯において、どのくらい重量減少が起こっているかを示している。図4に示すDTG曲線が下に凸になっているほど、より重量が減少している温度帯ということになる。
表1に二重枠で囲んで示すように、また図4に矢印で示すように、温度320℃までに、被炭化物90の重量は、加熱前の重量を100%として、40%減少した。また、図4に示すように、200℃以上400℃未満において、重量減少速度が大きかった。
被炭化物90の重量の減少量は、乾留ガス92の生成量に対応している。被炭化物90の重量減少速度は、乾留ガス92の生成速度に対応している。この実験から、温度が320℃未満の場合、乾留ガス92の生成速度は大きいものの(生成効率は高いものの)、充分な量の乾留ガスを確保しにくいことが判った。また、温度が320℃以上の場合、乾留ガス92の生成速度は小さいものの(生成効率は低いものの)、充分な量の乾留ガスを確保しやすいことが判った。
1:CO固定化装置、2:炭化炉、3:ベース。
20:炉心管、21:加熱部、22:供給部、23:ガス排出部、24:炭化物排出部、25:ガス供給部、26:タイヤ、30:架台、31:ローラ、40:バーナ用ガス供給部、41:バーナ用空気供給部、43:空気供給部、44:排気部、90:被炭化物、91:炭化物、92:乾留ガス、93:排ガス。
200:炭化室、210:加熱室、211:バーナ、212:吹出管、213:外壁、214:断熱材、215:排気管、216:温度センサ、217:酸素濃度センサ、220:スクリューフィーダ、220a:スクリュー、220b:管体、222:ホッパ、223:カバー、230:連通管、240:シュート、243:カバー、400:配管、401:均圧バルブ、410:配管、411:バルブ、412:吐出ブロワ、413:制御部、430:配管、431:バルブ、432:吐出ブロワ、433:制御部、440:配管、442:吸引ブロワ、443:集塵機。

Claims (7)

  1. 植物性の被炭化物を、ロータリーキルン式の炭化炉を用いて、所定の炭化温度で炭化させ、炭化物としてCOを固定化し、乾留ガスを生成するCO固定化方法。
  2. 示差熱熱重量同時測定装置にて、窒素雰囲気で、1400℃まで、昇温速度10℃/分の条件で、前記被炭化物を加熱した場合、初期重量の40%が減少した時点の温度を40%重量減少温度として、
    前記炭化温度は、該40%重量減少温度以上に設定される請求項1に記載のCO固定化方法。
  3. 前記被炭化物は、竹である請求項1または請求項2に記載のCO固定化方法。
  4. 前記乾留ガスは、前記炭化炉の熱源として用いられる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のCO固定化方法。
  5. 前記乾留ガスを燃焼させた排ガスは、前記炭化炉以外の設備の熱源として用いられる請求項4に記載のCO固定化方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のCO固定化方法に用いられるCO固定化装置であって、
    前記炭化炉は、
    略水平方向に配置され自身の軸周りに回転可能であって、前記被炭化物が通過する炭化室を内部に有する筒状の炉心管と、
    該炉心管の径方向外側に配置され、該炭化室内部の該被炭化物を、該炭化室外部から加熱する加熱部と、
    該炭化室に該被炭化物を供給する供給部と、
    加熱により該被炭化物から発生する前記乾留ガスを、該炭化室から排出するガス排出部と、
    加熱により該被炭化物から発生する前記炭化物を、該炭化室から排出する炭化物排出部と、
    を備えるCO固定化装置。
  7. 前記加熱部は、内部に加熱室を有し、
    前記ガス排出部は、前記炭化室と該加熱室とを連通する請求項6に記載のCO固定化装置。
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