JP2013224091A - エアバッグ装置及びエアバッグ、並びにエアバッグの折り畳み方法 - Google Patents

エアバッグ装置及びエアバッグ、並びにエアバッグの折り畳み方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エアバッグの折り畳み構造を簡易化できる、エアバッグ装置を提供する。
【解決手段】インフレータ46と、外縁部が接合されたエアバッグと50を備え、前記エアバッグ50は、前記インフレータ46からのガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有し、前記第1の外縁部は、前記第1の方向に巻かれ、且つ、前記第2の外縁部は、前記第2の方向に、前記エアバッグ50の前記インフレータ46側の外面を内側に内巻きする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアバッグの折り畳み技術に関する。
エアバッグの折り畳み技術に関する先行技術文献として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1に開示されたエアバッグの場合、第1の一対の側部が、ガス流の吹き出し方向に逆ロール式に折り畳まれ、第2の一対の側部が、ガス流の吹き出し方向と直交する方向に蛇腹式に折り畳まれている。
特開2004−106841号公報
ところで、エアバッグの折り畳み方法によっては、エアバッグの折り畳み構造が複雑化する場合がある。
そこで、本発明は、エアバッグの折り畳み構造を簡易化できる、エアバッグ装置及びエアバッグ、並びにエアバッグの折り畳み方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
インフレータと、
外縁部が接合されたエアバッグとを備え、
前記エアバッグは、
前記インフレータからのガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、
前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、
前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有し、
前記第1の外縁部は、前記第1の方向に巻かれ、且つ、前記第2の外縁部は、前記第2の方向に、前記エアバッグの前記インフレータ側の外面を内側に内巻きされた、エアバッグ装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は、
外縁部が接合されたエアバッグであって、
噴出されたガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、
前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、
前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有し、
前記第1の外縁部は、前記第1の方向に巻かれ、且つ、前記第2の外縁部は、前記第2の方向に、前記ガスを噴出するインフレータが受け入れられる側の外面を内側に内巻きされた、エアバッグを提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は、
外縁部が接合されたエアバッグの折り畳み方法であって、
前記エアバッグは、
噴出されたガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、
前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、
前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有するものであり、
前記第1の外縁部を、前記第1の方向に巻いてから、前記第2の外縁部を、前記第2の方向に、前記ガスを噴出するインフレータが受け入れられる側の外面を内側に内巻きする、エアバッグの折り畳み方法を提供するものである。
本発明によれば、エアバッグの折り畳み構造を簡易化できる。
一実施形態の運転席用エアバッグ装置の概略的な縦断面図である。 エアバッグの構成を説明するための概略的な縦断面図である。 図2のA−Aにおける概略的な縦断面図である。 エアバッグをZ方向の乗員側から見た概略的な平面視図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 エアバッグの折り畳み方法を説明するための図である。 実験で測定された寸法を説明するための図である。 寸法D1と展開時間との関係を示した図である。 寸法D2と展開時間との関係を示した図である。 寸法D2と寸法D2方向での展開速度V2との関係を示した図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である運転席用のエアバッグ装置100の概略的な縦断面図である。エアバッグ装置100は、運転者が操舵操作するためのステアリングホイールの中央部に設置される車両用乗員保護装置である。エアバッグ装置100は、例えば、リテーナ44と、インフレータ46と、エアバッグ50と、モジュールカバー48とを備えている。
リテーナ44は、インフレータ46及びエアバッグ50が取り付けられる主板面44aを有している。主板面44aの中央部には、インフレータ46の本体部46aの先端部が嵌まるインフレータ取付口44bが形成されている。
インフレータ46は、円柱又は略円柱状に形成された本体部46aを有している。本体部46aの先端部の側周面には、複数のガス噴出口46bが等間隔に設けられている。エアバッグ50を膨らませるためのガスは、主板面44aに平行な放射方向にガス噴出口46bから噴射される。また、インフレータ46は、インフレータ46の本体部46aをリテーナ44の主板面44aに固定するためのフランジ46cを有している。フランジ46cは、本体部46aの側周面に対して突出するように、ガス噴出口46bよりも後端側の後端部に形成されている。
エアバッグ50は、インフレータ46のガス噴出口46bから噴出されるガスによって膨張展開するようにバッグ状に形成された布である。エアバッグ50は、折り畳まれた状態でリテーナ44に取り付けられる。
モジュールカバー48は、膨張展開可能に折り畳まれたエアバッグ50を覆うようにリテーナ44に固定されるカバー部である。モジュールカバー48は、車両衝突時等にガスがインフレータ46から噴出されることにより膨張したエアバッグ50によって押し開かれる。モジュールカバー48と折り畳まれたエアバッグ50との間に、モジュールカバー48とは別のカバー部材が配置されてもよい。このカバー部材の具体例として、フラップ、プロテクタクロスなどが挙げられる。
図2は、エアバッグ50の構成を説明するための概略的な縦断面図である。図3は、図2のA−Aにおける概略的な縦断面図である。図2,図3は、エアバッグ50の内部空間にガスが供給されることにより、エアバッグ50が膨張している状態を簡略的に示したものである。
図4は、エアバッグ50をZ方向の乗員側から見た概略的な平面視図である。エアバッグ50は、例えば図4に示されるように、折り畳まれてない状態で円状の外周56を有するように形成されている。「円状」には、略円状、楕円状、略楕円状などの形状が含まれてよい。
エアバッグ50は、例えば図2,図3に示されるように、2枚の円状のフロントパネル50f及びリヤパネル50rを有している。エアバッグ50は、互いに重ね合わされたフロントパネル50f及びリヤパネル50rの外縁部である外周部53同士が接合されることにより形成されたバッグ構造を有している。フロントパネル50f及びリヤパネル50rの外周部53同士は、例えば縫合されている。エアバッグ装置が車両に搭載された状態では、フロントパネル50fは、乗員側に位置し、リヤパネル50rは、乗員とは反対側のインフレータ側に位置する。
リヤパネル50rには、インフレータ46の本体部46aの先端部(図1参照)が挿通可能に形成されたインフレータ受け入れ口52が形成されている。インフレータ受け入れ口52は、リヤパネル50rの中央部に設けられた孔であるとよい。インフレータ受け入れ口52からエアバッグ50の室内に挿入されたインフレータ46は、インフレータ受け入れ口52を含む平面に平行な放射方向に、エアバッグ50の室内に供給すべきガスを噴出する。
エアバッグ50は、インフレータ46からのガスを偏向する偏向部として、図2,図3に示されるように、リヤパネル50rの内面50r1側に接合された整流布90を内蔵している。整流布90は、インフレータ46から所定の方向に噴出されたガスの流れを、外周部53に向かう方向において、互いに逆向きの二方向に偏向させるシート状部材であるとよい。
整流布90は、例えば帯状部材であって、中央部92と、中央部92から互いに逆向きの二方向に延出する延出片91とを有している。延出片91の先端部91aは、中央部92がインフレータ受け入れ口52を塞がずに覆うようにリヤパネル50rの内面50r1に対して固定される。また、先端部91aは、中央部92がインフレータ受け入れ口52に対してフロントパネル50f側に膨出する弛みを有するように内面50r1に対して固定される。先端部91aは、インフレータ受け入れ口52の周縁部51に対して固定されるとよい。先端部91aは、例えば内面50r1に縫合されるとよい。
整流布90は、図3に示されるように互いに逆向きの2つの流出方向(偏向方向)C1,C2に、インフレータ46から噴出されたガスを偏向させて流出させる。流出方向C1,C2は、外周部53に向かう方向であり、インフレータ受け入れ口52を含む平面に対して平行な方向であるとよい。インフレータ46から噴出されたガスは、整流布90の流出口93から、エアバッグ50の室内空間のうち整流布90外の空間に向けて、流出方向C1,C2に放出される。流出口93は、先端部91aが内面50r1側に固定されることによって、中央部92と内面50r1との間に形成される通気口である。
一方、インフレータ46から噴出されたガスが流出方向C1,C2に対して直交するx方向に流出することは、延出片91によって妨げられる。インフレータ46から噴出されたガスが流出方向C1,C2に対して直交するz方向に流出することは、中央部92によって妨げられる。中央部92及び延出片91は、インフレータ46から噴出されたガスの噴出方向を偏向させて、その偏向後のガスを流出方向C1,C2から流出させる。
また、エアバッグ50は、図2,図3に示されるように、フロントパネル50fとリヤパネル50rの間隔が所定長以上に広がらないように規制するテザー80を内蔵してもよい。テザー80は、例えば、整流布90によって偏向された後のガスの流れを阻害しないように、整流布90の延出片91の外側に配置された帯状部材である。テザー80の中央部82は、フロントパネル50fの中央部に縫合等により接合される。また、中央部80から互いに逆向きの二方向に延出する延出片81の先端部81aは、リヤパネル50rの内面50r1側に縫合等により接合されるとよい。先端部81aは、インフレータ受け入れ口52の周縁部51に対して固定されるとよい。図示の形態は、テザー80がある場合を示しているので、整流布90の先端部91aは、テザー80の先端部81aを挟んで、周縁部51に対して固定される。
また、エアバッグ50は、押さえリング30を内蔵してもよい。押さえリング30は、インフレータ46の本体部46aの先端部が挿通可能に形成されたインフレータ受け入れ口31を有している。また、押さえリング30の下面には、スタッドボルト32がインフレータ受け入れ口31の周縁部に形成されている。テザー80の先端部81a及び整流布90の先端部91aは、押さえリング30の下面とリヤパネル50r1の内面50r1との間に挟まれる。押さえリング32は、スタッドボルト32が先端部81a,91a及びリヤパネル50rの周縁部51を貫通することによって、先端部81a,91aを周縁部51に押さえることができる。スタッドボルト32に、フラップ、プロテクタクロスなどのカバー部材が、引っ掛けられてもよい。このようなカバー部材によって、折り畳まれたエアバッグ50が広がることが防止できる。
先端部81a,91a及び周縁部51、並びにインフレータ46のフランジ46c(図1参照)を貫通したスタッドボルト32の先端部が、不図示のナットが締め込まれる。これにより、リヤパネル50rの周縁部51及びインフレータ46がリテーナ44に固定できる。
また、エアバッグ50は、図3に示されるように、流出方向C1,C2に位置する外縁部54を円状の外周部53に有している。後述のエアバッグ50の折り畳み方法によって、流出方向C1に位置する外縁部54は、流出方向C1とは逆方向(流出方向C2)に、リヤパネル50rの外面50r2を内側に内巻きされる。同様に、流出方向C2に位置する外縁部54は、流出方向C2とは逆方向(流出方向C1)に、リヤパネル50rの外面50r2を内側に内巻きされる。すなわち、ガスの流出を塞ぐように、外縁部54が巻かれて折り畳まれる。
また、エアバッグ50は、図2に示されるように、整流布90の延出片91によってガスの流出が妨げられるx軸方向に位置する外縁部55を円状の外周部53に有している。後述のエアバッグ50の折り畳み方法によって、x軸方向の一方の方向に位置する外縁部55(図上、右側)は、その一方の方向とは逆向きの他方の方向に、リヤパネル50rの外面50r2を内側に内巻きされる。同様に、その他方の方向に位置する外縁部54は(図上、左側)、その他方の方向とは逆向きの方向に、リヤパネル50rの外面50r2を内側に内巻きされる。
<エアバッグ50の折り畳み方法>
次に、図4から図14を参照して、エアバッグ50の折り畳み方法について説明する。なお、図5の符号1の矢印は、インフレータ46から噴出されたガスが整流布90によって偏向された後に流出する方向(流出方向1)を示し、図10の符号2の矢印は、インフレータ46から噴出されたガスが整流布90によって流出が妨げられる方向(非流出方向2)を示している。
最初に、図4に示されるように、エアバッグ50を円形状態にして配置する。次に、図5に示されるように、エアバッグ50の下側外縁部54を含む下半分は、フロントパネル50fの外面同士が重なるように、中心線xに平行な折り返し線61に沿って、フロントパネル50f側に折り返される。
次に、図6から図8に示されるように、この折り返された下側外縁部54は、リヤパネル50rの外面50r2同士が重なって対向するように、外面50r2を内側に内巻きされる。例えば、下側外縁部54は、リヤパネル50r2の外面50r2が谷折りになるように繰り返し折り返される。
例えば、図6において、この折り返された下側外縁部54は、中心線xに平行な折り返し線62に沿って折り返される。次に、図7,図8に示されるように、エアバッグ50の下側外縁部54を含む下半分は、中心線xと平行な折り返し線63,64に沿って、且つ、下側外縁部54を巻き込むように、折り返される。
このように繰り返し折り返されることにより、下半分側折り畳み体50aが形成される。次に、図9に示されるように、エアバッグ50の上側外縁部54を含む上半分が、上記同様に折り畳まれることにより、上半分側折り畳み体50bが形成される。このように、エアバッグ50を流出方向1に折り畳むことによって、細長い長方形状の折り畳み体50Aが形成される。
次に、図10に示されるように、折り畳み体50Aの右側外縁部55を含む右半分は、フロントパネル50fの外面同士が重なるように、中心線yに平行な折り返し線71に沿って、フロントパネル50f側に折り返される。
次に、図11から図13に示されるように、この折り返された右側外縁部55は、リヤパネル50rの外面50r2同士が重なって対向するように、外面50r2を内側に内巻きされる。例えば、右側外縁部55は、リヤパネル50r2の外面50r2が谷折りになるように繰り返し折り返される。
例えば、図11において、この折り返された右側外縁部55は、中心線yに平行な折り返し線72に沿って折り返される。次に、図12,図13に示されるように、折り畳み体50Aの右側外縁部55を含む右半分は、中心線yと平行な折り返し線73,74に沿って、且つ、右側外縁部55を巻き込むように、折り返される。
このように繰り返し折り返されることにより、右半分側折り畳み体50cが形成される。次に、図14に示されるように、折り畳み体50Aの左側外縁部55を含む左半分が、上記同様に折り畳まれることにより、左半分側折り畳み体50dが形成される。
このような折り畳み方法で折り畳まれたエアバッグ50が、図1に示されるように、モジュールカバー48により覆われることで、エアバッグ装置100が製造される。
上述のような折り畳み方法によれば、上下左右の折り畳み体50a,50b,50c,50dがいずれも巻き構造(ロール構造)で形成されるため、エアバッグ50の折り畳み構造を簡易化できる。
上下左右の折り畳み体50a,50b,50c,50dがいずれも逆巻き構造(逆ロール構造)で形成されるため、上下左右方向のエアバッグ50の展開タイミングを同じタイミングに近づけることができる。これにより、乗員に対向するフロントパネル50fの外面が平らになるように、エアバッグ50を皿状に展開できる。エアバッグ50の展開形状を皿状に近づけることができるため、ステアリングホイールと乗員の腹部との間に、エアバッグ50を介在させやすくなる。
<実施例と比較例>
次に、本発明に係るエアバッグ装置の実施例について実験した結果について説明する。その実施例に比較される比較例として、上掲の特開2004−106841号公報の図13に示された折り畳み構造を採用した。また、本比較例では、当該公報の図13の構造において、蛇腹式で折り畳まれる上下方向を、整流体からガスが流出する方向に合わせ、逆ロール式で折り畳まれる左右方向を、ガスの流出が整流体によって遮られる方向に合わせた。実施例及び比較例で得られた実験データは、すべてシングルインフレータを使って測定された。
図15は、実験で測定された寸法を説明するための図である。図15は、ステアリングホイール20を側方から見た図であって、ステアリングホイール20の中央部に設置されたエアバッグ装置からエアバッグ50が膨張展開した状態を示した図である。寸法D1は、ステアリングホイール20を含む平面内の基準線21に対して平行な方向において、エアバッグ50の展開時の最大寸法を示す。寸法D2は、基準線21から、エアバッグ50のフロントパネル50fの最も乗員側の箇所までの、エアバッグ50の展開時の最大距離を示す。
図16は、寸法D1と展開時間(展開開始からの経過時間)との関係を示した図である。図16に示されるように、本実施例は、寸法D1が600mm以下の領域で、寸法D1の方向への展開時間を比較例よりも早めることができる。これにより、乗員の腹部の拘束性が増す。例えば、展開時間12msec以内に寸法D1を465mmに到達させることができ、展開時間13msec以内に500mmに到達させることができ、展開時間14msec以内に540mmに到達させることができる。
図17は、寸法D2と展開時間との関係を示した図である。図18は、寸法D2と寸法D2方向での展開速度V2(=D2/展開時間)との関係を示した図である。図17,図18に示されるように、本実施例は、寸法D2が400mm以下の領域において、寸法D2の方向への展開時間及び展開速度を比較例よりも遅らせることができる。例えば、展開時間が10msecの時点で寸法D2を215mm以下に抑えることができ、展開時間が13msecの時点で寸法D2を255mm以下に抑えることができ、展開時間が20msecの時点で315mm以下に抑えることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、また、本発明を逸脱しない範囲内で、上述した実施形態は、組み合わせや置換などの種々の変形を加えることができる。
例えば、上述の実施形態は運転席用のエアバッグ装置であるが、本発明は、運転席以外の他の座席用エアバッグ装置に適用することもできる。
また、例えば、折り畳まれてない状態でのエアバッグの外周縁形状は、円状に限らず、方形状、略方形状などの多角形形状でもよい。また、エアバッグは、二枚のパネルを組み合わせて形成されたバッグ構造に限らず、一又は三以上のパネルを組み合わせて形成されたバッグ構造を有するものでもよい。
1 流出方向
2 非流出方向
20 ステアリングホイール
21 基準線
30 押さえリング
31 インフレータ受け入れ口
32 スタッドボルト
44 リテーナ
44a 主板面
44b インフレータ取付口
46 インフレータ
46a 本体部
46b ガス噴出口
46c フランジ
48 モジュールカバー
50 エアバッグ
50A 折り畳み体
50a 下半分側折り畳み体
50b 上半分側折り畳み体
50c 右半分側折り畳み体
50d 左半分側折り畳み体
50f フロントパネル
50r リヤパネル
50r1 内面
50r2 外面
51 周縁部
52 インフレータ受け入れ口
53 外周部
54,55 外縁部
56 外周
61,62,63,64,71,72,73,74 折り返し線
80 テザー
81 中央部
82 延出片
90 整流布(偏向部の一例)
91 延出片
92 中央部
93 流出口
100 エアバッグ装置
C1,C2 流出方向(偏向方向)

Claims (6)

  1. インフレータと、
    外縁部が接合されたエアバッグとを備え、
    前記エアバッグは、
    前記インフレータからのガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、
    前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、
    前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有し、
    前記第1の外縁部は、前記第1の方向に巻かれ、且つ、前記第2の外縁部は、前記第2の方向に、前記エアバッグの前記インフレータ側の外面を内側に内巻きされた、エアバッグ装置。
  2. 前記第1の外縁部は、前記第1の方向に、前記外面を内側に内巻きされた、請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記第2の外縁部は、前記第1の外縁部が巻かれてから内巻きされた、請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記偏向部は、前記エアバッグの前記インフレータ側の内面側に接合された、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
  5. 外縁部が接合されたエアバッグであって、
    噴出されたガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、
    前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、
    前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有し、
    前記第1の外縁部は、前記第1の方向に巻かれ、且つ、前記第2の外縁部は、前記第2の方向に、前記ガスを噴出するインフレータが受け入れられる側の外面を内側に内巻きされた、エアバッグ。
  6. 外縁部が接合されたエアバッグの折り畳み方法であって、
    前記エアバッグは、
    噴出されたガスを、前記外縁部に向かう互いに逆向きの二方向に偏向させる偏向部を内蔵するとともに、
    前記ガスが前記偏向部によって偏向される第1の方向に位置する第1の外縁部と、
    前記第1の方向に直交する第2の方向に位置する第2の外縁部とを有するものであり、
    前記第1の外縁部を、前記第1の方向に巻いてから、前記第2の外縁部を、前記第2の方向に、前記ガスを噴出するインフレータが受け入れられる側の外面を内側に内巻きする、エアバッグの折り畳み方法。
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