JP2013223298A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通常時には、第1の運転状態と第2の運転状態との間でモータの運転状態を切り替えることができる。第1の運転状態では、第1および第2のコイル群16A,16Bのすべてを使用することにより、低回転および高トルクが得られる。第2の運転状態では、第1のコイル群16Aのみを使用するので、第1の運転状態に比べて、高回転および低トルクが得られる。また、第1の駆動回路41の異常が検出される場合には第2の駆動回路42を使用して、逆に第2の駆動回路42の異常が検出される場合には第1の駆動回路41を使用してモータを駆動させることが可能となる。
【選択図】図3
Description
<3>そこで、上記回転電機において、第1のインバータのオープン故障時には、制御回路は、第1のインバータを通じて第1のコイル群を第2のコイル群に対して電気的に切り離すとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群の各相コイルを短絡させることにより第2のコイル群の各相コイルからなるスター結線を形成したうえで第2のインバータを通じて第2のコイル群に給電する。
<機械的な構成>
まず、モータの機械的な構成を説明する。図2に示すように、モータ11は、ケース12の内周面に固定される円筒状のステータ13、およびステータ13に挿通された円柱状のロータ14を備えている。
つぎに、モータの電気的な構成を説明する。図1に示すように、モータ11は、前述した第1および第2のコイル群16A,16Bに加えて、第1の駆動回路41、第2の駆動回路42、スイッチ回路43、および制御回路44を備えている。
(b)第1のコイル群16Aのみ使用する。
また、制御回路44は、インバータ回路51,61の各FETのオープン故障および短絡故障などの異常を検出する検出部44aを有している。制御回路44は、検出部44aを介して第1および第2のコイル群16A,16Bにおける各相コイルの相電流、あるいはインバータ回路51,61における各FET間の電圧を監視する。そして制御回路44は、これら相電流あるいはFET間の電圧が各FETのスイッチングに応じた変化をしない場合に、オープン故障あるいは短絡故障が発生している旨判定する。
つぎに、第1および第2のコイル群16A,16Bにおける各コイルの接続方法について説明する。
つぎに、各コイル16と、第1および第2の駆動回路41,42ならびにスイッチ回路43との接続方法について説明する。
つぎに、前述のように構成したモータの駆動方法を説明する。
制御回路44は、モータ11の各種用途などに応じて、あるいは異常検出の有無に応じて使用するコイル16を切り替える。
まず、通常運転時のモータ11の動作を説明する。通常運転には、2つの運転状態がある。第1の運転状態は、低回転および高トルクが要求されるときの運転状態である。第2の運転状態は、高回転および低トルクが要求されるときの運転状態である。いずれの運転状態であれ、第1の駆動回路を使用してモータ11を駆動する。使用するコイル群が異なるだけである。
第1の運転状態では、第1および第2のコイル群16A,16Bが使用される。制御回路44は、モータ11を第1の運転状態で駆動する場合には、第2の駆動回路42の各FET63をすべてオフするとともに、スイッチ回路43のFET72をオンする。
第2の運転状態では、第1のコイル群16Aのみが使用される。制御回路44は、モータ11を第2の運転状態で駆動する場合には、第2の駆動回路42のローサイド(−端子65側)の3つのFET63をそれぞれオフするとともに、ハイサイド(+端子64側)の3つのFET63をそれぞれオンし、さらにFET62をオフする。また、制御回路44は、スイッチ回路43のFET72をオフする。
つぎに、第1の駆動回路41(系統A)および第2の駆動回路42(系統B)のいずれか一方が失陥したときのモータ11の動作を説明する。当該失陥には、3つの状態がある。第1に、各FET53,63がオープン故障した状態、第2に、ハイサイドの各FET53,63が短絡故障した状態、第3に、ローサイドの各FET53,63が短絡故障した状態である。
<オープン故障>
まず、インバータ回路51の6つのFET53のうちいずれか一にオープン故障が発生した場合について説明する。
<ハイサイド短絡故障>
つぎに、インバータ回路51におけるハイサイドの3つのFET53のうちいずれか一に短絡故障が発生した場合について説明する。
<ローサイド短絡故障>
つぎに、インバータ回路51におけるローサイドの3つのFET53のうちいずれか一に短絡故障が発生した場合について説明する。
<2−2.系統B失陥時>
<オープン故障>
つぎに、インバータ回路61の6つのFET63のうちいずれか一にオープン故障が発生した場合について説明する。
つぎに、インバータ回路61におけるハイサイドの3つのFET63のうちいずれか一に短絡故障が発生した場合について説明する。
つぎに、インバータ回路61におけるローサイドの3つのFET63のうちいずれか一に短絡故障が発生した場合について説明する。
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)通常時には、第1の運転状態と第2の運転状態との間でモータ11の運転状態を切り替えることができる。第1の運転状態では、第1および第2のコイル群16A,16Bのすべてを使用することにより、低回転および高トルクが得られる。第2の運転状態では、第1のコイル群16Aのみを使用するので、第1の運転状態に比べて、高回転および低トルクが得られる。すなわち、モータ11の運転領域が拡大される。また、系統Aのインバータ回路51の異常が検出される場合には系統Bのインバータ回路61を使用して、逆に系統Bのインバータ回路61の異常が検出される場合には系統Aのインバータ回路51を使用してモータ11を駆動させることが可能となる。このため、冗長性も確保される。
なお、前記実施の形態は、次のように変更して実施してもよい。
・本例では、複数の永久磁石32aからなるロータマグネット32を採用したが、単一の円筒状磁石を採用してもよい。
<他の技術的思想>
次に、前記実施の形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
Claims (4)
- 三相各相のコイルが互いに直列に接続された第1および第2のコイル群と、第1のコイル群における第2のコイル群と反対側の端部に接続される第1のインバータと、第1および第2のコイル群の間に接続される第2のインバータと、第2のコイル群における第1のコイル群と反対側の端部に接続されて第2のコイル群の各相コイルを短絡した状態と開放した状態との間で切り替えるスイッチ回路と、第1および第2のインバータならびにスイッチ回路をそれぞれ制御する制御回路と、を備え、
制御回路は、通常時、第2のインバータおよびスイッチ回路を通じて第1および第2のコイル群からなるスター結線を形成したうえで第1のインバータを通じて第1および第2のコイル群に給電する第1の状態と、同じく第1のコイル群からなるスター結線を形成したうえで第1のインバータを通じて第1のコイル群に給電する第2の状態との間で切り替え可能とし、
第1のインバータの異常時には、第2のインバータおよびスイッチ回路を通じて第1または第2のコイル群からなるスター結線を形成したうえで第2のインバータを通じて第1または第2のコイル群に給電し、第2のインバータの異常時には、前記第1または第2の状態と同様にして第1および第2のコイル群の少なくとも一に給電する回転電機。 - 請求項1において、
第1および第2のインバータにおける高電位側の給電経路には、それぞれスイッチング素子を設け、
制御回路は、第1または第2のインバータの異常が検出されるとき、当該異常が検出された側のスイッチング素子をオフする回転電機。 - 請求項1または請求項2に記載の回転電機において、
第1および第2のインバータの異常には、第1および第2のインバータの各スイッチング素子のオープン故障および短絡故障があって、
制御回路は、
第1のインバータのオープン故障時には、第1のインバータを通じて第1のコイル群を第2のコイル群に対して電気的に切り離すとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群の各相コイルを短絡させることにより第2のコイル群の各相コイルからなるスター結線を形成したうえで第2のインバータを通じて第2のコイル群に給電し、
第1のインバータの短絡故障時には、第1のインバータを通じて第1のコイル群の各相コイルを短絡させるとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群を第1のコイル群に対して電気的に切り離すことにより第1のコイル群からなるスター結線を形成したうえで第2のインバータを通じて第1のコイル群に給電し、
第2のインバータのオープン故障時には、第2のインバータを第1および第2のコイル群に対して電気的に切り離すとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群の各相コイルを短絡させることにより第1および第2のコイル群の各相コイルからなるスター結線を形成したうえで第1のインバータを通じて第1および第2のコイル群に給電し、
第2のインバータの短絡故障時には、第2のインバータを通じて第1のコイル群の各相コイルを短絡させるとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群を電気的に開放することにより第1のコイル群の各相コイルからなるスター結線を形成したうえで、第1のインバータを通じて第1のコイル群に給電する回転電機。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の回転電機において、
制御回路は、
前記第1の状態時には、第2のインバータを第1および第2のコイル群に対して電気的に切り離すとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群の各相コイルを短絡させることにより第1および第2のコイル群の各相コイルからなるスター結線を形成し、
前記第2の状態時には、第2のインバータを通じて第1のコイル群の各相コイルを短絡させるとともにスイッチ回路を通じて第2のコイル群を電気的に開放することにより第1のコイル群の各相コイルからなるスター結線を形成する回転電機。
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