JP2013223230A - 車両用通信装置 - Google Patents

車両用通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013223230A
JP2013223230A JP2012095697A JP2012095697A JP2013223230A JP 2013223230 A JP2013223230 A JP 2013223230A JP 2012095697 A JP2012095697 A JP 2012095697A JP 2012095697 A JP2012095697 A JP 2012095697A JP 2013223230 A JP2013223230 A JP 2013223230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
transmission frame
frame
transmitted
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012095697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5831815B2 (ja
Inventor
Akira Suzuki
彰 鈴木
Hideya Nagatomo
英冶 長友
Tomohisa Kishigami
友久 岸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012095697A priority Critical patent/JP5831815B2/ja
Publication of JP2013223230A publication Critical patent/JP2013223230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5831815B2 publication Critical patent/JP5831815B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • Y02B60/50

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】通信フレーム送信時の消費電力を抑制し、通信バス間での相互干渉やラジオノイズの発生を低減可能な車両用通信装置を提供する。
【解決手段】複数の通信ネットワークが接続され、各通信ネットワークからの通信フレームの受信を検知する受信フレーム検知部と、受信を検知した受信フレームの内容に基づいて、送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、生成した送信フレームを送信するとともに、複数の送信フレームが生成され、それら送信フレームを異なる通信ネットワークへ送信するとき、これら送信フレームのうちの一方を他方とは異なる位相で送信する送信フレーム位相制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信ネットワーク間を接続して通信フレームの受信処理および送信処理を行なう車両用通信装置に関する。
車両内のECU(電子制御ユニット)間のシリアル通信では、例えば、マルチマスタの通信プロトコルとして、CAN(Controller Area Network:コントローラ・エリア・ネットワーク)プロトコルが用いられている。このようなマルチマスタの通信プロトコルは、通信ノードの増減が簡単にできる等システムの柔軟性が高いため、車両分野に止まらず、FA(Factory Automation)、船舶、医療機器といった分野の通信プロトコルとしても有望視されている。
また、CANに代表されるマルチマスタ方式のネットワークに接続されたデータ処理モジュールにおいて、メッセージバッファに送信要求メッセージが全くない状態からメッセージが送信されるまでの時間を短縮する方法も考案されている。(特許文献1参照)。
特開2006−186569号公報
「やさしいCAN −CANの基礎−」,ベクター・ジャパン株式会社のWEBサイト(http://www.vector.com/vj_can_de_gzaru_jp.html),平成24年4月13日検索 「知っておきたいLINの基礎知識 その1 (2/3)」,アイティメディア株式会社のWEBサイト(http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1009/10/news104_2.html),平成24年4月13日検索
例えば、車両においては、車内ネットワークに接続するECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)が増加し、ネットワークの通信バスの負荷が増大している。そこで、CANを複数のネットワークに分割して、これらネットワークを、相互のネットワーク間で必要なデータのみを中継する車両用通信装置(「ゲートウェイ装置」ともいう)に接続し、通信バスの負荷を低減している。
図2に、CANの通信フレームの構成例を模式的に示す。CANの通信プロトコル等については、非特許文献1に記載されているので、ここでの詳細な説明は割愛する。CANでは、SOF(Start Of Frame、スタートビットともいう)の後に、送信ノードから制御パラメータ等のデータを送信するデータ・フレーム、他のノードに対してデータの送信を要求するリモート・フレーム、他のノードに対するエラーの通知をするエラー・フレーム、受信ノードが受信処理未了時に出力するオーバーロード・フレームが順次出力される。図2のb0〜b78は、データ・フレームに含まれる識別子フィールドの一部(ビットデータ)を表している。
また、ドミナントは通信フレームの論理値が「0」の状態を示し、電圧レベルはグランドに相当する。リセッシブは通信フレームの論理値が「1」の状態を示し、電圧レベルはバッテリ電圧に相当する。図2の中段部に実際のデータの出力状態を示し、下段部には、中段部のSOFとビットデータb0を拡大したものを示している。SOF送出時、すなわち、電圧レベルがリセッシブからドミナントに変化したとき(立下り時)、回路構成上、電圧レベルは鋭く下降し、ドミナントの定格値(グランド)よりも低くなってから定格値に戻り、以降は定格値で安定する。同様に、電圧レベルがドミナントからリセッシブに変化したとき(立上り時)も、電圧レベルは鋭く上昇し、ドミナントの定格値(バッテリ電圧)よりも高くなってから定格値に戻り、以降は定格値で安定する(LIN波形の詳細についても同様,非特許文献1参照)。
この、電圧レベルが定格値を下回る、あるいは上回る期間(T11,T12,T11=T12となることもある)は、電流値も定格より大きくなり(いわゆる、突入電流)、車両用通信装置の電源の負荷も増大する。
このため、各通信バスで通信フレームの送信タイミング(すなわち、SOFあるいはビットデータの送信タイミング)を同じにすると、車両用通信装置の電源は、(突入電流により発生する電力)×(通信バスの本数)を供給可能としなければならず、電源の大型化ひいては装置のコスト上昇につながる。さらに、突入電流により、通信バス間での相互干渉やラジオノイズの発生が懸念される。
上記問題点を背景として、本発明の課題は、通信フレーム送信時の消費電力を抑制し、通信バス間での相互干渉やラジオノイズの発生を低減可能な車両用通信装置を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するための車両用通信装置は、車両内の複数の通信ネットワークが接続され、各通信ネットワークからの通信フレームの受信を検知する受信フレーム検知部と、受信を検知した受信フレームの内容に基づいて、送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、生成した送信フレームを送信するとともに、複数の送信フレームが生成され、それらを異なる通信ネットワークへ送信するとき、これら送信フレームのうちの一方を他方とは異なる位相で送信する送信フレーム位相制御部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、突入電流の発生タイミングを全通信バスで同じにならないようにすることができ、通信フレーム送信時の消費電力を抑制するとともに、通信バス間での相互干渉やラジオノイズの発生を低減可能となる。
車両用通信装置の構成例を示す図。 通信フレームの構成例を示す図。 位相制御処理を説明するフロー図。 位相制御処理の別例を説明する図。 図3および図4の位相制御における、各通信フレームの送信タイミングを示す図。 位相制御処理の別例を説明する図。
以下、本発明の車両用通信装置について、図面を用いて説明する。図1のように、車両用通信装置1には、2以上の車内通信ネットワーク(40、50)、車外通信ネットワーク60が接続されている。
車内通信ネットワーク40、50は、通信方式として例えばCANを用いる。他に、LIN(Local Interconnect Network)、MOST(Media Oriented Systems Transport,登録商標)を用いてもよい。なお、LINの通信プロトコル等については、非特許文献2に記載されており、CANと同様の課題を有している。
また、車内通信ネットワーク40の通信バス45に接続されるECU(41、42)として、例えば、ABS(Anti-lock Brake System) ECU、車両の旋回挙動を安定化させるためのVSC(Vehicle Stability Control) ECU、エンジン制御を行うエンジンECUのような走行制御系ECUが挙げられる。
また、車内通信ネットワーク50の通信バス55に接続されるECU(51、52)として、例えば、エアコンECU、シートの位置あるいは高さを調整するためのシートECU、窓の開閉制御を行うパワーウインドウECU用、電動ミラーの格納/展開等を行う電動ミラーECU、ドアロック装置の解錠/施錠を行うドアロックECUの、車両のボディー系のシステムが挙げられる。
上述の他に、通信方式として例えばMOSTを用い、オーディオ装置あるいはナビゲーション装置のような情報系機器が接続された車内通信ネットワークを接続してもよい。このように、車両の機能毎に車内通信ネットワークが構成されている。
車外通信ネットワーク60は、例えば、インターネット等の通信回線を含み、情報サーバ61が接続されている。車両から車外通信ネットワーク60を介して、この情報サーバ61にアクセスし、交通情報、気象情報、地域情報、動画あるいは音楽ファイル等の各種データの送受信を行うことができる。
車両用通信装置1は、通信制御部10、通信制御部10に接続され、例えば、CAN→LIN、LIN→CANのように、通信プロトコルを変換するプロトコル変換部20(複数の通信プロトコルを扱う場合,本発明の送信フレーム生成部に相当)を備えている。通信制御部10は、受信フレーム検知部11、送信フレーム位相制御部12を備えている。
通信制御部10、プロトコル変換部20は、CPU、各種メモリ等を含んで、1つあるいは複数のICあるいはASIC等としてハードウエア的に構成されていてもよいし、その一部および全部がソフトウエア的にメモリ上に構築されていてもよい。
受信フレーム検知部11は、各通信ネットワークからの通信フレーム(「受信フレーム」ともいう)を検知し、検知した通信フレームを受信する。受信フレーム検知部11は、各通信ネットワークに対応する受信ポート(Rx(1),…,Rx(N))、通信インターフェース回路(図示せず)、受信フレームを格納するための受信バッファ11aを含んでいる。なお、車内通信ネットワーク40からの受信フレームを受信する受信ポートは、Rx(1)(通信バス45に接続)、車内通信ネットワーク50からの受信フレームを受信する受信ポートは、Rx(2)(通信バス55に接続)、に割り当てられている。
送信フレーム位相制御部12は、必要があれば、プロトコル変換部20で受信フレームのプロコル変換を実行させ、その後、通信フレームの受信状態に応じて、車内ネットワークに送信する通信フレーム(「送信フレーム」ともいう)の位相制御を行う。位相制御の詳細については後述する。送信フレーム位相制御部12は、各通信ネットワークに対応する送信ポート(Tx(1),…,Tx(N))、通信インターフェース回路(図示せず)、位相制御を行うための演算回路(図示せず)、送信フレームを格納するための送信バッファ12aを含んでいる。なお、送信フレーム位相制御部12は、本発明の送信フレーム生成部を兼ねている。
なお、車内通信ネットワークの通信プロトコルは、少なくとも、送信フレーム位相制御部12からの送信側が同じであればよい。
また、車内通信ネットワーク40への送信フレームを送信する送信ポートは、Tx(1)(通信バス45に接続)、車内通信ネットワーク50への送信フレームを送信する送信ポートは、Tx(2)(通信バス55に接続)、に割り当てられている。
図3を用いて、送信フレーム位相制御部12において実行される、位相制御処理について説明する。これは、複数の通信バスに対して送信可能かつ未送信の通信フレームがあるときの位相制御である。つまり、未送信の送信フレームが複数あり、そのそれぞれを異なる通信ネットワークへ送信するとき、送信フレーム位相制御部は、それぞれの送信フレームの基となった受信フレームに含まれる転送優先度情報を参照し、転送優先度のより高い送信フレームを先に送信し、残余の送信フレームを、先に送信した送信フレームと異なる位相で送信するものである。本構成により、送信フレームの送信順序を適切に設定でき、他の送信フレームとの相互干渉ややラジオノイズの発生を低減可能となる。
なお、優先度情報は、以下のうちの少なくとも1つを用いる。
・受信フレームに含まれている識別子。識別子の内容が転送優先度に対応付けられている。
・受信フレームを受信してから所定時間以内に転送を完了しなければならないことを示すデータ転送期限情報。データ転送期限の早いものほど、転送優先度が高い。
・受信フレームに含まれている転送先。転送先が転送優先度に対応付けられている。
・受信フレームに含まれているデータ(センサデータ、ECUの状態情報など)。異常を示すデータほど、転送優先度が高い。
まず、現在、車内通信ネットワーク40、50のいずれかの通信バスに送信する送信フレームがあるか否か(すなわち、送信バッファ12aにデータがあるか否か)を調べる。
送信フレームがあるとき(S11:Yes)、受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知したか否かを調べる。受信フレーム検知部11に含まれる受信バッファ11aの内容を確認してもよい。
受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知したとき(S12:Yes)、受信バッファ11aからデータを読み出し、必要に応じてプロトコル変換を行い、送信フレーム(以降、第2送信フレームと称する)を作成し、送信バッファ12aに記憶する。続いて、既にある送信フレーム(以降、第1送信フレームと称する)と第2送信フレームとの転送優先度を判定する(S13)。そして、転送優先度のより高い送信フレームを先に送信する(S14)。
次に、現在送信中の送信フレームに対して、所定タイミング遅らせて、他の通信バスへの送信フレームを送信する(S15)。例えば、第2送信フレームの転送優先度が第1送信フレームよりも高いとき、第2送信フレームを先に送信する。そして、第2送信フレームに対して、所定タイミング(あるいは、所定位相)遅らせて、第1送信フレームを送信する。
一方、受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知しないとき(S12:No)、既に作成されている送信フレームを送信する(S16)。
図4を用いて、位相制御処理の別例について説明する。これは、送信フレームを送信中に、別の通信バスに対して送信する通信フレームを受信したときの位相制御である。つまり、送信フレーム生成部が送信フレームを生成したとき、送信フレーム位相制御部が、生成された送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信フレームを送信中であるときに、送信フレーム位相制御部は、生成された送信フレームを、既に送信中の送信フレームとは異なる位相で送信するものである。本構成により、既に送信中の送信フレームとの相互干渉ややラジオノイズの発生を低減可能となる。
まず、現在、車内通信ネットワーク40、50のいずれかの通信バスに送信フレームを送信中であるか否かを調べる。送信フレームを送信中のとき、(S31:Yes)、受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知したか否かを調べる。受信フレーム検知部11に含まれる受信バッファ11aの内容を確認してもよい。
受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知したとき(S32:Yes)、受信バッファからデータを読み出し、必要に応じてプロトコル変換を行い、送信フレームを作成し送信バッファ12aに記憶する。そして、現在送信中の送信フレームに対して、所定タイミング遅らせて、別の通信バスへの送信フレームを送信する(S33)。
一方、受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知しないとき(S32:No)、現在の送信フレームの送信を続行する(S34)。
図5に、図3および図4の位相制御における、各通信フレームの送信タイミングを示す。図5の車内通信ネットワーク40の送信ポートであるTx(1)、および車内通信ネットワーク50の送信ポートであるTx(2)の関係が、図3の位相制御処理に相当する。
車内通信ネットワーク40への送信フレーム(未送信)があるときに、車内通信ネットワーク50宛の受信フレームを受信したとする。このとき、車内通信ネットワーク40への送信フレームの転送優先度が、車内通信ネットワーク50への送信フレームの転送優先度よりも高いと判定され、まず、車内通信ネットワーク40へ送信フレーム(第1送信フレーム)を送信する。すなわち、Tx(1)にSOFを出力する。
次に、Tx(1)にSOFが出力されてから(すなわち、Tx(1)の状態が、リセッシブからドミナントに変化してから)所定タイミング遅らせて(すなわち、時間T2経過後)、車内通信ネットワーク50へ送信フレーム(第2送信フレーム)を送信する。すなわち、Tx(2)にSOFを出力する。
SOF,ビットデータ,STPの出力時間はそれぞれTであるので、これ以降、Tx(2)からは、Tx(1)から時間T2だけ遅れてデータが送出される。
時間T2は、図2のT11,T12の大きいものよりも大きく、Tよりも小さい。すなわち、既に送信中の送信フレーム(第1送信フレーム)のビットデータを出力してから、次のビットデータを出力するまでの間(Tより小)であり、より望ましくは、既に送信中の送信フレームのビットデータを送信してから、そのビットデータの信号レベルの変動が所定値を下回ったことが推定される時間であればよい。
上述の構成は、送信フレーム位相制御部は、先に送信する送信フレームの先頭を表すビットデータを送信してから、そのビットデータの信号レベルの変動が所定値を下回ったことが推定される時間が経過した後に、既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームの先頭を表すビットデータを送信するものである。これにより、突入電流の発生タイミングをずらすことができ、電力消費量を低減できる。
図5のTx(2)およびTx(3)の関係が、図4の位相制御処理に相当する。例えば、車内通信ネットワーク50への送信フレームを送信中(SOFは出力済)に、別の車内通信ネットワーク宛の受信フレームを受信したとする。このとき、例えば、ビットデータb1を出力後、時間T2だけ遅らせて、別の車内通信ネットワーク宛の送信フレームを送信する。すなわち、Tx(3)にSOFを出力する。
この場合、Tx(3)からのSOFの出力タイミングは、Tx(2)からの送信フレームの送信状態により変化するので、ビットデータb1の送出タイミングが基準となる他に、Tx(2)からのSOF送出タイミング、あるいはSTP送出タイミングが基準となることもある。
図3の位相制御処理においても、第2送信フレームの送信タイミングは、第1送信フレームのSOF送出タイミングを基準とする他に、任意のビットデータ(b0〜b8のいずれか)の送出タイミング、あるいはSTP送出タイミングを基準としてもよい。
図5の構成は、送信フレームは、ビットデータを含み、送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームを、既に送信中の送信フレームのビットデータの送信タイミングから予め定められた時間だけ遅らせて送信するものである。
より具体的には、送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームのビットデータを送信してから次のビットデータを送信する間に、既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームのビットデータを送信するものである。
さらに具体的には、送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームのビットデータを送信してから、そのビットデータの信号レベルの変動が所定値を下回ったことが推定される時間が経過した後に、既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームのビットデータを送信するものである。これらの構成により、既に送信中の送信フレームとの相互干渉やラジオノイズの発生を低減可能となる。
図6を用いて、位相制御処理の別例について説明する。これは、図3および図4において、第2送信フレームの送信タイミングを第1送信フレームの送信終了後としたものである。まず、現在、車内通信ネットワーク40、50のいずれかの通信バスに送信フレームを送信中であるか、あるいは、送信フレームがあるかを調べる。
送信フレームを送信中のとき、あるいは送信フレームがあるとき(S51:Yes)、受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知したか否かを調べる。
受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知したとき(S52:Yes)、受信バッファ11aからデータを読み出し、必要に応じてプロトコル変換を行い、送信フレームを作成し送信バッファ12aに記憶する。そして、送信フレームの送信が終了した後に、別の通信バス宛の送信フレームを送信する(S53)。
一方、受信フレーム検知部11が、別の通信バス宛の受信フレームを検知しないとき(S52:No)、現在の送信フレームの送信を続行する(S54)。
図6の構成は、送信フレームは、ビットデータを含み、送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームを、既に送信中の送信フレームの送信終了後に送信するものである。本構成により、既に送信中の送信フレームとの相互干渉ややラジオノイズの発生を低減可能となる。
車両以外にも、複数の通信ネットワークが接続された車両用通信装置に適用可能である。
1 車両用通信装置
10 通信制御部
11 受信フレーム検知部
12 送信フレーム位相制御部(送信フレーム生成部)
20 プロトコル変換部(送信フレーム生成部)
40,50 車内通信ネットワーク
60 車外通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 車両内の複数の通信ネットワークが接続され、
    前記各通信ネットワークからの通信フレームの受信を検知する受信フレーム検知部と、
    前記受信を検知した受信フレームの内容に基づいて、送信フレームを生成する送信フレーム生成部と、
    前記生成した送信フレームを送信するとともに、複数の送信フレームが生成され、それらを異なる通信ネットワークへ送信するとき、これら送信フレームのうちの一方を他方とは異なる位相で送信する送信フレーム位相制御部と、
    を備えることを特徴とする車両用通信装置。
  2. 前記送信フレーム生成部が前記送信フレームを生成したとき、前記送信フレーム位相制御部が、前記生成された送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信フレームを送信中であるときに、
    前記送信フレーム位相制御部は、前記生成された送信フレームを、既に送信中の送信フレームとは異なる位相で送信する請求項1に記載の車両用通信装置。
  3. 未送信の送信フレームが複数あり、そのそれぞれを異なる通信ネットワークへ送信するとき、
    前記送信フレーム位相制御部は、それぞれの送信フレームの基となった受信フレームに含まれる転送優先度情報を参照し、前記転送優先度のより高い送信フレームを先に送信し、残余の送信フレームを、先に送信した送信フレームと異なる位相で送信する請求項1または請求項2に記載の車両用通信装置。
  4. 前記送信フレームは、ビットデータを含み、
    前記送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームを、既に送信中の送信フレームのビットデータの送信タイミングから予め定められた時間だけ遅らせて送信する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用通信装置。
  5. 前記送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームのビットデータを送信してから次のビットデータを送信する間に、前記既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームのビットデータを送信する請求項4に記載の車両用通信装置。
  6. 前記送信フレーム位相制御部は、既に送信中の送信フレームのビットデータを送信してから、そのビットデータの信号レベルの変動が所定値を下回ったことが推定される時間が経過した後に、前記既に送信中の送信フレームの送信対象とは異なる通信ネットワークへ送信する送信フレームのビットデータを送信する請求項4または請求項5に記載の車両用通信装置。
JP2012095697A 2012-04-19 2012-04-19 車両用通信装置 Active JP5831815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012095697A JP5831815B2 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 車両用通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012095697A JP5831815B2 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 車両用通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013223230A true JP2013223230A (ja) 2013-10-28
JP5831815B2 JP5831815B2 (ja) 2015-12-09

Family

ID=49593881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012095697A Active JP5831815B2 (ja) 2012-04-19 2012-04-19 車両用通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5831815B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7494782B2 (ja) 2021-04-02 2024-06-04 トヨタ自動車株式会社 搬送システム及び搬送方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07297691A (ja) * 1994-04-26 1995-11-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 遅延発生装置、デ−タ処理システム及びデ−タ伝送システム
JP2002271425A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Oki Electric Ind Co Ltd 信号伝送方法
JP2006333438A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Fujitsu Ten Ltd ゲートウェイ装置及びルーティング方法
JP2008042690A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 中継接続ユニット
JP2010213272A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Robert Bosch Gmbh 電流信号を受け取る受信装置、受信装置を備えた回路装置、及びバスシステムを介して電流信号を伝送する方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07297691A (ja) * 1994-04-26 1995-11-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 遅延発生装置、デ−タ処理システム及びデ−タ伝送システム
JP2002271425A (ja) * 2001-03-09 2002-09-20 Oki Electric Ind Co Ltd 信号伝送方法
JP2006333438A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Fujitsu Ten Ltd ゲートウェイ装置及びルーティング方法
JP2008042690A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 中継接続ユニット
JP2010213272A (ja) * 2009-03-06 2010-09-24 Robert Bosch Gmbh 電流信号を受け取る受信装置、受信装置を備えた回路装置、及びバスシステムを介して電流信号を伝送する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5831815B2 (ja) 2015-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107528684B (zh) 基于以太网的车载网络中的第一通信节点及其操作方法
JP5744795B2 (ja) CANとModbusとの相互通信を支援するゲートウェイ装置の通信方法及びこれを利用したゲートウェイ装置
US11088874B2 (en) Vehicle and in-vehicle message transmission method
JP5434512B2 (ja) 車載通信システム、ゲートウェイ装置
JP5811897B2 (ja) ゲートウエイ装置
KR101526413B1 (ko) 트랜시버 ic 및 그 동작 방법
JP2007038904A (ja) 車載ゲートウェイ装置及び同装置におけるメッセージ中継方法
US11611452B2 (en) Gateway for data communication in a vehicle
JP2015080045A (ja) 車載診断システム
JP2007336267A (ja) 車載通信システム
CN110650175A (zh) 在车辆网络中使用多个域同步通信节点的方法和装置
US11190332B2 (en) Operation method of communication node for time synchronization in vehicle network
JP2006191337A (ja) バス間のメッセージ転送を行うゲートウエイ装置及びそれを使用したネットワークシステム
KR102431489B1 (ko) 차량 네트워크에서 다중 도메인을 활용한 통신 노드의 동기화 방법 및 장치
JP5831815B2 (ja) 車両用通信装置
US20180145848A1 (en) Method and apparatus for reproducing contents based on presentation time in automotive network
Camek et al. An automotive Side-View system based on Ethernet and IP
JP2006340099A (ja) ゲートウェイ装置
US20240152607A1 (en) Detection device, detection method and detection program
JP5359507B2 (ja) 入出力装置及び制御システム
KR20180057503A (ko) 차량 네트워크에서 시간 동기화를 위한 통신 노드의 동작 방법
JP2018131015A (ja) 電子制御装置
KR101481132B1 (ko) 차량용 네트워크에서의 데이터 출력 시간 동기화 장치 및 방법
JP2019009678A (ja) 車載通信ネットワークシステム
KR102250450B1 (ko) 네트워크에서 오류 검출을 위한 통신 노드의 동작 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151015

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5831815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250