JP2013222698A - 燃料電池 - Google Patents

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将平 豊田
Shuji Sato
修二 佐藤
Akihiro Matsui
旭紘 松井
Yuji Asano
裕次 浅野
Tatsu Okano
竜 岡野
Hiroto Chiba
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Abstract

【課題】反応ガス流路とバッファ部との境界部位での反応ガスの滞留や偏流を良好に抑制することができ、前記反応ガス流路全体に前記反応ガスを均一且つ円滑に供給することを可能にする。
【解決手段】燃料電池を構成する第1セパレータ14には、電極面に沿って酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路26と、前記酸化剤ガス流路26に前記酸化剤ガスを導入する酸化剤ガス入口連通孔20aとが形成される。一方、電解質膜・電極構造体の外周部を構成する樹脂枠部材42には、酸化剤ガス入口連通孔20aと酸化剤ガス流路26とを連結する入口ガイド流路46aを構成する入口側樹脂凸部44aが形成される。そして、酸化剤ガス流路26を構成する凸部26aの凸状端部26tfと、入口側樹脂凸部44aの凹状端部44atとは、互いに嵌め合う嵌め合い部位48aを構成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔と、前記電極面外に設けられ、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連結するバッファ部とが形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、イオン交換樹脂からなる固体高分子電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持した発電セル(単位セル)を備えている。この種の燃料電池では、通常、数十〜数百の発電セルが積層されて、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
燃料電池では、積層されている各発電セルのアノード電極及びカソード電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するため、所謂、内部マニホールドを構成する場合が多い。
内部マニホールドは、発電セルの積層方向に貫通して設けられる反応ガス入口連通孔(燃料ガス入口連通孔、酸化剤ガス入口連通孔)及び反応ガス出口連通孔(燃料ガス出口連通孔、酸化剤ガス出口連通孔)を備えている。反応ガス入口連通孔は、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(燃料ガス流路、酸化剤ガス流路)の入口側に連通する一方、反応ガス出口連通孔は、前記反応ガス流路の出口側に連通している。
この場合、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔は、開口面積が比較的小さい。従って、反応ガス流路における反応ガスの流れを円滑に行うため、反応ガス入口連通孔及び反応ガス出口連通孔の近傍には、前記反応ガスを分散させるバッファ部が必要になっている。
例えば、特許文献1に開示されている燃料電池セパレータは、図16に示すように、対角位置に入口マニホールド1a及び出口マニホールド1bが設けられるとともに、セパレータ面内には、ガス流路2が形成されている。
ガス流路2は、入口マニホールド1a及び出口マニホールド1bの通路幅より幅広に形成された流路幅を有し且つ流路を複数に分割するリブ3aを設ける主流路部3と、前記入口マニホールド1a及び前記出口マニホールド1bと前記主流路部3との間に配置される配流部(バッファ部)4及び合流部(バッファ部)5とを備えている。
配流部4は、流路を複数に分割するリブ4aを設けるとともに、前記リブ4aの端部と主流路3のリブ3aとの間には、隙間4bが形成されている。合流部5は、流路を複数に分割するリブ5aを設けるとともに、前記リブ5aの端部と主流路3のリブ3aとの間には、隙間5bが形成されている。
特開2006−172924号公報
上記の特許文献1では、発電部に設けられている主流路部3は、反応ガスを発電面全面に良好に流通させる機能を有する一方、配流部4及び合流部5は、前記反応ガスの流配制御や排水制御を行う機能を有している。
しかしながら、リブ4aの端部と主流路3のリブ3aとの間には、隙間4bが形成されるとともに、リブ5aの端部と前記リブ3aとの間には、隙間5bが形成されている。このため、特に合流部5に生成水が存在する際に、反応ガスが隙間4bや隙間5bをバイパスすることにより、前記反応ガスの流れが主流路3の一部に偏ったりして、該反応ガスの流配性が著しく低下するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、反応ガス流路とバッファ部との境界部位での反応ガスの滞留や偏流を良好に抑制することができ、前記反応ガス流路全体に前記反応ガスを均一且つ円滑に供給することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔と、前記電極面外に設けられ、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連結するバッファ部とが形成される燃料電池に関するものである。
この燃料電池では、反応ガス流路は、セパレータに成形されるセパレータ凸部間に形成される一方、電解質膜・電極構造体又は前記セパレータの外周部には、反応ガス連通孔が形成される枠部材が設けられている。枠部材には、枠部材凸部を形成することにより、前記枠部材凸部間に、バッファ部を構成するガイド流路が形成されている。そして、セパレータ凸部の枠部材凸部に対向する端部と、前記枠部材凸部の前記セパレータ凸部に対向する端部とは、互いに嵌め合う嵌め合い部位を構成している。
また、この燃料電池では、セパレータ凸部と枠部材凸部とは、反応ガスの流れ方向に交差する方向に重なり部位を有することが好ましい。
本発明によれば、反応ガス流路を構成するセパレータ凸部と、バッファ部のガイド流路を構成する枠部材凸部とは、嵌め合い部位を構成している。このため、ガイド流路と反応ガス流路との間には、隙間が形成されることがなく、反応ガスの滞留や偏流を確実に抑制することができる。また、製造上、僅かな隙間が存在していても、嵌合によって合わせ面の長さが長くなり、反応ガスが流通し難くなる。従って、反応ガス流路全体に反応ガスを均一且つ円滑に供給することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの一部分解概略斜視図である。 前記発電セルの、図1中、II−II線断面図である。 前記発電セルを構成する第1セパレータの一部拡大正面図である。 前記第1セパレータ及び電解質膜・電極構造体の、図3中、IV−IV線断面図である。 前記発電セルを構成する第2セパレータの正面説明図である。 前記発電セルを構成する電解質膜・電極構造体の一方の面の説明図である。 前記電解質膜・電極構造体の他方の面の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する発電セルの一部分解概略斜視図である。 前記発電セルを構成する第1セパレータの正面説明図である。 前記発電セルを構成する第2セパレータの正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する嵌め合い部位の他の構成の説明図である。 嵌め合い部位の別の構成の説明図である。 嵌め合い部位のさらに他の構成の説明図である。 嵌め合い部位のさらに別の構成の説明図である。 嵌め合い部位のさらにまた別の構成の説明図である。 特許文献1に開示されている燃料電池セパレータの説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10は、複数の発電セル12を水平方向(矢印A方向)又は重力方向(矢印C方向)に積層して構成され、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用される。
発電セル12は、第1セパレータ14及び第2セパレータ16間に電解質膜・電極構造体(MEA)18を挟持する。発電セル12の長辺方向(図1中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)20a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)24bが設けられる。
発電セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔(反応ガス連通孔)24a、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔22b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(反応ガス連通孔)20bが設けられる。
第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状を有する。なお、第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、金属セパレータに代えて、カーボンセパレータ等を使用してもよい。
第1セパレータ14の電解質膜・電極構造体18に向かう面14aには、酸化剤ガス入口連通孔20aと酸化剤ガス出口連通孔20bとを連通する酸化剤ガス流路(反応ガス流路)26が形成される。酸化剤ガス流路26は、矢印B方向に蛇行して矢印C方向に延在する複数の凸部(セパレータ凸部)26a間に形成されるサーペンタイン流路を構成する。なお、酸化剤ガス流路26は、蛇行することなく、矢印B方向に延在する直線流路で構成してもよい。
図3に示すように、各凸部26aは、酸化剤ガス入口連通孔20a側に対向する先端部に、前記酸化剤ガス入口連通孔20aに向かって鋭角状に突出する凸状端部26tfが形成される。各凸部26aは、酸化剤ガス出口連通孔20b側に対向する後端部に、前記酸化剤ガス出口連通孔20bから離間する方向に鋭角状に切れ込む凹状端部26tbが形成される。
凸状端部26tfの先端角度θ゜は、好適には、30゜〜60゜の角度範囲に設定されることが好ましい。なお、先端角度θ゜は、レイアウト制約、成形性、抑制したいバイパス量等を考慮して設定する必要がある。凹状端部26tbの先端開き角度θ゜も同様である。また、先端角度θ゜と先端開き角度θ゜とは、同一角度でもよく、あるいは、異なる角度でもよい。
図1及び図2に示すように、第1セパレータ14の面14bには、冷却媒体入口連通孔22aと冷却媒体出口連通孔22bとを連通する冷却媒体流路28の一部が形成される。冷却媒体流路28は、酸化剤ガス流路26の裏面形状と後述する燃料ガス流路30の裏面形状とが重なり合って構成される。
図5に示すように、第2セパレータ16の電解質膜・電極構造体18に向かう面16aには、燃料ガス入口連通孔24aと燃料ガス出口連通孔24bとを連通する燃料ガス流路30が形成される。燃料ガス流路30は、矢印B方向に蛇行しながら矢印C方向に延在する複数の凸部(セパレータ凸部)30a間に形成されるサーペンタイン流路を構成する。なお、燃料ガス流路30は、直線状流路であってもよい。
各凸部30aは、燃料ガス入口連通孔24a側に対向する先端部に、前記燃料ガス入口連通孔24aに向かって鋭角状に突出する凸状端部30tfが形成される。各凸部30aは、燃料ガス出口連通孔24b側に対向する後端部に、前記燃料ガス出口連通孔24bから離間して鋭角状に切れ込む凹状端部30tbが形成される。
第1セパレータ14の両方の面14a、14bには、第1シール部材32が一体成形される。第2セパレータ16の両方の面16a、16bには、第2シール部材34が一体成形される。第1シール部材32及び第2シール部材34は、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコンゴム、フロロシリコンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン、又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有する材料を使用する。
第1シール部材32は、面14aで酸化剤ガス入口連通孔20a、酸化剤ガス出口連通孔20b及び酸化剤ガス流路26を囲繞して、これらを連通させる。第2シール部材34は、図4に示すように、面16aで燃料ガス入口連通孔24a、燃料ガス出口連通孔24b及び燃料ガス流路30を囲繞して、これらを連通させる。第2シール部材34は、図1に示すように、面16bで冷却媒体入口連通孔22a、冷却媒体出口連通孔22b及び冷却媒体流路28を囲繞して、これらを連通させる。
図2に示すように、電解質膜・電極構造体18は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜36と、前記固体高分子電解質膜36を挟持するカソード電極38及びアノード電極40とを備える。カソード電極38及びアノード電極40は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜36の両面に形成される。
固体高分子電解質膜36は、カソード電極38及びアノード電極40と同一の表面積、又はこれらよりも大きな表面積に設定される。固体高分子電解質膜36の外周端縁部には、例えば、電気絶縁性を有する樹脂製の枠部材である樹脂枠部材42が、例えば、射出成形等により一体成形される。なお、樹脂枠部材42は、別体に構成されて接合により一体化されてもよい。樹脂材としては、例えば、汎用プラスチックの他、エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチック等が採用される。また、枠部材としては、樹脂枠部材42に代えて、セラミックス、ガラス、金属の他、カーボン材料で構成してもよい。
図1及び図6に示すように、電解質膜・電極構造体18を構成する樹脂枠部材42には、酸化剤ガス入口連通孔20a、冷却媒体入口連通孔22a、燃料ガス入口連通孔24a、酸化剤ガス出口連通孔20b、冷却媒体出口連通孔22b及び燃料ガス出口連通孔24bが形成される。
図6に示すように、樹脂枠部材42のカソード電極38を設ける面42aには、酸化剤ガス入口連通孔20aに一端が連通する複数本の入口側樹脂凸部(枠部材凸部)44aと、酸化剤ガス出口連通孔20bに一端が連通する複数本の出口側樹脂凸部(枠部材凸部)44bとが設けられる。
入口側樹脂凸部44a間には、入口バッファ部を構成する入口ガイド流路46aが形成される。出口側樹脂凸部44b間には、出口バッファ部を構成する出口ガイド流路46bが形成される。入口側樹脂凸部44aは、凸部26aと同一の幅寸法に設定され、出口側樹脂凸部44bは、凸部26aと同一の幅寸法に設定される。
各入口側樹脂凸部44aは、先端部が平坦であり、カソード電極38側の端部に、前記カソード電極38から離間する方向に鋭角状に切れ込む凹状端部44atが形成される。各出口側樹脂凸部44bは、先端部が平坦であり、カソード電極38側の端部に、前記カソード電極38に向かって鋭角状に突出する凸状端部44btが形成される。
図3に示すように、各入口側樹脂凸部44aは、酸化剤ガス流路26を形成する凸部26aと同数に且つ前記凸部26aの先端と直線上に配置される。入口側樹脂凸部44aの凹状端部44atと、凸部26aの凸状端部26tfとは、互いに嵌合して嵌め合い部位48aが構成される(図3及び図4参照)。
嵌め合い部位48aでは、凹状端部44atと凸状端部26tfとは、隙間なく(または、僅かに隙間が形成され)、しかも段差なく平滑な連結部位を構成する。入口側樹脂凸部44aの凹状端部44atと、凸部26aの凸状端部26tfとは、酸化剤ガスの流れ方向に交差する方向に、より具体的には、前記流れ方向と鋭角に交差する方向に、重なり部位を有する。
各出口側樹脂凸部44bは、酸化剤ガス流路26を形成する凸部26aと同数に且つ前記凸部26aの後端と直線上に配置される。出口側樹脂凸部44bの凸状端部44btと、凸部26aの凹状端部26tbとは、互いに嵌合して嵌め合い部位48bが構成される。嵌め合い部位48bでは、凸状端部44btと凹状端部26tbとは、隙間なく(または、僅かに隙間が形成され)、しかも段差なく平滑な連結部位を構成する。出口側樹脂凸部44bの凸状端部44btと、凸部26aの凹状端部26tbとは、酸化剤ガスの流れ方向に交差する方向に、より具体的には、前記流れ方向と鋭角に交差する方向に、重なり部位を有する。
図7に示すように、樹脂枠部材42のアノード電極40を設ける面42bには、燃料ガス入口連通孔24aに一端が連通する複数本の入口側樹脂凸部(枠部材凸部)50aと、燃料ガス出口連通孔24bに一端が連通する複数本の出口側樹脂凸部(枠部材凸部)50bとが設けられる。
入口側樹脂凸部50a間には、入口バッファ部を構成する入口ガイド流路52aが形成される。出口側樹脂凸部50b間には、出口バッファ部を構成する出口ガイド流路52bが形成される。入口側樹脂凸部50aは、凸部30aと同一の幅寸法に設定され、出口側樹脂凸部50bは、凸部30aと同一の幅寸法に設定される。
各入口側樹脂凸部50aは、先端部が平坦であり、アノード電極40側の端部に、前記アノード電極40から離間する方向に鋭角状に切れ込む凹状端部50atが形成される。各出口側樹脂凸部50bは、先端部が平坦であり、アノード電極40側の端部に、前記アノード電極40に向かって鋭角状に突出する凸状端部50btが形成される。
各入口側樹脂凸部50aは、燃料ガス流路30を形成する凸部30aと同数に且つ前記凸部30aの先端と直線上に配置される。入口側樹脂凸部50aの凹状端部50atと、凸部30aの凸状端部30tfとは、互いに嵌合して嵌め合い部位54aが構成される。
嵌め合い部位54aでは、凹状端部50atと凸状端部30tfとは、隙間なく(または、僅かに隙間が形成され)、しかも段差なく平滑な連結部位を構成する。入口側樹脂凸部50aの凹状端部50atと、凸部30aの凸状端部30tfとは、燃料ガスの流れ方向に交差する方向に、より具体的には、前記流れ方向と鋭角に交差する方向に、重なり部位を有する。
各出口側樹脂凸部50bは、燃料ガス流路30を形成する凸部30aと同数に且つ前記凸部30aの後端と直線上に配置される。出口側樹脂凸部50bの凸状端部50btと、凸部30aの凹状端部30tbとは、互いに嵌合して嵌め合い部位54bが構成される。
嵌め合い部位54bでは、凸状端部50btと凹状端部30tbとは、隙間なく(または、僅かに隙間が形成され)、しかも段差なく平滑な連結部位を構成する。出口側樹脂凸部50bの凸状端部50btと、凸部30aの凹状端部30tbとは、燃料ガスの流れ方向に交差する方向に、より具体的には、前記流れ方向と鋭角に交差する方向に、重なり部位を有する。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔20aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔22aに純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。
このため、酸化剤ガスは、図6に示すように、酸化剤ガス入口連通孔20aから電解質膜・電極構造体18を構成する樹脂枠部材42に形成された入口ガイド流路46aに導入される。さらに、酸化剤ガスは、図1及び図3に示すように、入口ガイド流路46aから第1セパレータ14の酸化剤ガス流路26に供給される。この酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路26に沿って矢印B方向に蛇行しながら矢印C方向に移動し、電解質膜・電極構造体18のカソード電極38に供給される(図1及び図2参照)。
一方、燃料ガスは、図1及び図7に示すように、燃料ガス入口連通孔24aから電解質膜・電極構造体18を構成する樹脂枠部材42に形成された入口ガイド流路52aに導入される。さらに、燃料ガスは、図5に示すように、入口ガイド流路52aから第2セパレータ16の燃料ガス流路30に沿って矢印B方向に蛇行しながら矢印C方向に移動し、電解質膜・電極構造体18のアノード電極40に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体18では、カソード電極38に供給される酸化剤ガスと、アノード電極40に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体18のカソード電極38に供給されて消費された酸化剤ガスは、樹脂枠部材42の出口ガイド流路46bから酸化剤ガス出口連通孔20bに排出される(図6参照)。また、電解質膜・電極構造体18のアノード電極40に供給されて消費された燃料ガスは、樹脂枠部材42の出口ガイド流路52bを通って燃料ガス出口連通孔24bに排出される(図7参照)。
一方、冷却媒体入口連通孔22aに供給された冷却媒体は、図1に示すように、第1セパレータ14と第2セパレータ16との間に形成された冷却媒体流路28に導入された後、矢印B方向に流通する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体18を冷却した後、冷却媒体出口連通孔22bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、図3に示すように、金属セパレータである第1セパレータ14の面14aには、酸化剤ガス流路26を構成する複数の凸部26aがプレス成形により金属凸部として成形されている。一方、図6に示すように、電解質膜・電極構造体18を構成する樹脂枠部材42には、入口バッファ部を構成する入口ガイド流路46aと出口バッファ部を構成する出口ガイド流路46bとが、入口側樹脂凸部44aと出口側樹脂凸部44bとに形成されている。
そして、図3に示すように、各凸部26aの凸状端部26tfと入口側樹脂凸部44aの凹状端部44atとは、互いに嵌合して嵌め合い部位48aを構成している。さらに、各凸部26aの凹状端部26tbと出口側樹脂凸部44bの凸状端部44btとは、互いに嵌合して嵌め合い部位48bを構成している。従って、固体高分子電解質膜36を第1セパレータ14及び第2セパレータ16で挟持し、発電セル12が構成される際には、嵌め合い部位48a、48bが構成されている。
その際、嵌め合い部位48aでは、凹状端部44atと凸状端部26tfとは、隙間なく、しかも、段差なく平滑に連結部位を構成している。このため、入口ガイド流路46aと酸化剤ガス流路26との間には、隙間が形成されることがなく、酸化剤ガスの滞留や偏流を確実に抑制することができる。これにより、酸化剤ガス流路26全体に、酸化剤ガスを均一且つ円滑に供給することが可能になるという効果が得られる。
さらに、第1の実施形態では、嵌め合い部位48a、48bがV字状を有しており、隣接する流路間を繋ぐバイパス流路長が長尺化している。従って、バイパスに必要な圧損が大きくなり、隣接する流路間への酸化剤ガスのバイパス量を有効に削減することができる。
しかも、嵌め合い部位48a、48bは、酸化剤ガスの流れ方向に沿って外方に拡開するV字形状を有している。このため、酸化剤ガスの摩擦抵抗を低減することができ、前記酸化剤ガスの滞留を一層確実に抑制することが可能になる。
なお、燃料ガス流路30側においても、入口ガイド流路52a及び出口ガイド流路52bとの連結部位に嵌め合い部位54a、54bが設けられている。従って、上記の酸化剤ガス流路26側と同様の効果が得られる。
図8に示すように、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池60は、複数の発電セル62を水平方向又は重力方向に積層して構成される。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
発電セル62は、第1セパレータ64及び第2セパレータ66間に、電解質膜・電極構造体(MEA)68を挟持する。第1セパレータ64は、金属プレート70と、前記金属プレート70の外周を周回して一体化される樹脂枠部材72とを有する。第2セパレータ66は、金属プレート74と、前記金属プレート74の外周を周回して一体化される樹脂枠部材76とを有する。
金属プレート70は、薄板金属を波形状にプレス加工して構成されており、サーペンタイン流路である酸化剤ガス流路26が形成される(図8及び図9参照)。
図9に示すように、樹脂枠部材72には、酸化剤ガス流路26が設けられる面64aに、酸化剤ガス入口連通孔20aと前記酸化剤ガス流路26とを連結する入口ガイド流路46aが、複数本の入口側樹脂凸部44a間に形成される。入口側樹脂凸部44aの凹状端部44atと凸部26aの凸状端部26tfとにより、嵌め合い部位48aが構成される。
面64aには、酸化剤ガス出口連通孔20bと酸化剤ガス流路26とを連結する出口ガイド流路46bが複数本の出口側樹脂凸部44b間に形成される。出口側樹脂凸部44bの凸状端部44btと凸部26aの凹状端部26tbとにより、嵌め合い部位48bが構成される。
図10に示すように、金属プレート74は、薄板金属を波形状にプレス加工することにより、サーペンタイン流路である燃料ガス流路30が形成される。
樹脂枠部材76の燃料ガス流路30側の面66aには、燃料ガス入口連通孔24aと前記燃料ガス流路30とを連結する入口ガイド流路52aが、複数本の入口側樹脂凸部50a間に形成される。面66aには、燃料ガス出口連通孔24bと燃料ガス流路30とを連結する出口ガイド流路52bが、複数本の出口側樹脂凸部50b間に形成される。
入口側樹脂凸部50aの凹状端部50atと凸部30aの凸状端部30tfとにより、嵌め合い部位54aが構成される。出口側樹脂凸部50bの凸状端部50btと凸部30aの凹状端部30tbとにより、嵌め合い部位54bが構成される。
図8に示すように、電解質膜・電極構造体68は、固体高分子電解質膜36の両側に、カソード電極38とアノード電極40とが設けられるとともに、前記固体高分子電解質膜36が大きな表面積を有し、樹脂枠部材を用いていない。
固体高分子電解質膜36には、酸化剤ガス入口連通孔20a、冷却媒体入口連通孔22a、燃料ガス出口連通孔24b、燃料ガス入口連通孔24a、冷却媒体出口連通孔22b及び酸化剤ガス出口連通孔20bが形成される。
このように構成される第2の実施形態では、図9に示すように、酸化剤ガス流路26の両端と酸化剤ガス入口連通孔20a及び酸化剤ガス出口連通孔20bとを連結する入口ガイド流路46a及び出口ガイド流路46bには、嵌め合い部位48a、48bが設けられている。従って、入口ガイド流路46a及び出口ガイド流路46bと酸化剤ガス流路26との間には、隙間が形成されることがなく、前記酸化剤ガス流路26全体に酸化剤ガスを均一且つ円滑に供給することが可能になる。
同様に、図10に示すように、燃料ガス流路30と入口ガイド流路52a及び出口ガイド流路52bとの間には、嵌め合い部位54a、54bが設けられている。これにより、隙間が形成されることがなく、燃料ガス流路30全体に燃料ガスを均一且つ円滑に供給することが可能になる。
なお、第1及び第2の実施形態では、例えば、酸化剤ガス流路26の入口側に、図3に示すように、各凸部26aと同数の入口側樹脂凸部44aが設けられているが、これに限定されるものではない。
例えば、図11に示すように、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池を構成する嵌め合い部位80は、反応ガス流路を形成する凸部82に対し、樹脂凸部84は、1つ置きに配置されている。樹脂凸部84は、凸部82と同一の幅寸法に設定される。このように構成される第3の実施形態では、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
さらにまた、第1〜第3の実施形態では、それぞれの嵌め合い形状がV字型形状を有しているが、これに限定されるものではない。図12に示すように、嵌め合い部位90は、凹状端部92と凸状端部94とがそれぞれ円弧状(半径R)に構成される。
図13に示す嵌め合い部位100では、凹状端部102及び凸状端部104が底面及び頂部が平坦な略山形状を有している。図14に示す嵌め合い部位110は、凹状端部112及び凸状端部114が鋸歯状に構成されている。図15に示す嵌め合い部位120は、互いに平行に傾斜する傾斜端部122及び傾斜端部124を設ける。なお、嵌め合い部位は、上記以外の種々の形状にも設定可能である。
10、60…燃料電池 12、62…発電セル
14、16、64、66…セパレータ 18、68…電解質膜・電極構造体
20a…酸化剤ガス入口連通孔 20b…酸化剤ガス出口連通孔
22a…冷却媒体入口連通孔 22b…冷却媒体出口連通孔
24a…燃料ガス入口連通孔 24b…燃料ガス出口連通孔
26…酸化剤ガス流路 26a、30a、82…凸部
26tb、30tb、44at、50at、92、102、112…凹状端部
26tf、30tf、44bt、50bt、94、104、114…凸状端部
28…冷却媒体流路 30…燃料ガス流路
32、34…シール部材 36…固体高分子電解質膜
38…カソード電極 40…アノード電極
42、72、76…樹脂枠部材 44a、50a…入口側樹脂凸部
44b、50b…出口側樹脂凸部 46a、52a…入口ガイド流路
46b、52b…出口ガイド流路
48a、48b、54a、54b、80、90、100、110、120…嵌め合い部位
70、74…金属プレート

Claims (2)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路と、前記反応ガスを前記電解質膜・電極構造体と前記セパレータとの積層方向に流通させる反応ガス連通孔と、前記電極面外に設けられ、前記反応ガス流路と前記反応ガス連通孔とを連結するバッファ部とが形成される燃料電池であって、
    前記反応ガス流路は、前記セパレータに成形されるセパレータ凸部間に形成される一方、
    前記電解質膜・電極構造体又は前記セパレータの外周部には、前記反応ガス連通孔が形成される枠部材が設けられ、前記枠部材には、枠部材凸部を形成することにより、前記枠部材凸部間に、前記バッファ部を構成するガイド流路が形成されるとともに、
    前記セパレータ凸部の前記枠部材凸部に対向する端部と、前記枠部材凸部の前記セパレータ凸部に対向する端部とは、互いに嵌め合う嵌め合い部位を構成することを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータ凸部と前記枠部材凸部とは、前記反応ガスの流れ方向に交差する方向に重なり部位を有することを特徴とする燃料電池。
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