JP2013221141A - インクジェット捺染用インクセット及び捺染方法 - Google Patents

インクジェット捺染用インクセット及び捺染方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は捺染品質やインクの吐出安定性に優れ、テキスタイル用として高い摩擦堅牢性を備えたインクジェット用インクを提供することにある。
【解決手段】カラーインクと、オーバーコート液と、を備えるインクジェット用インクセットであって、前記カラーインクは、色材を含み、前記オーバーコート液は、ポリエステル樹脂を含み、かつ、色材を実質的に含まない、インクジェット用インクセット。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェット捺染用インクセット、およびこれを用いた捺染方法に関するものである。
インクジェット方式を用いたデジタル捺染は、スクリーン捺染に対して工程の簡素化や小ロット対応が容易であり、低エネルギー低コストで捺染製品を提供できる技術である。
テキスタイル向けインクジェット用インクとしては染料インクが主流であるが、布帛の前処理や捺染後の加熱、後処理が簡略化できる顔料インクは、インクジェット方式によるデジタル捺染の特長をより際立たせるものである。
しかし、顔料インクは印刷媒体の表面近傍に顔料粒子が残存することで高い発色性を実現する特性上、耐擦性能が低くなる傾向がある。特に、捺染用途では捺染部の摺動による色落ちや色移りを抑制する高い摩擦堅牢性が要求されている。これらの性能は、インク中の顔料濃度の低減により、見かけ上改善することが可能であるが、捺染部の発色が低下する現象を招く。即ち、テキスタイル向けインクジェット用顔料インクにおいては、発色性に代表される捺染品質と、摩擦堅牢性との両立が大きな課題となっている。
このような課題を解決するために、特許文献1では、水を含むインクジェット用インクと、皮膜伸度が100%〜400%である樹脂としてアクリル系樹脂又はウレタン樹脂を含むオーバーコート剤と、を備える捺染インクジェット用インクセットが提案されている。
特開2010−150453号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクセットでは、十分な耐擦性が得られない場合があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係るインクジェット捺染用インクセットは、カラーインクと、オーバーコート液と、を備えるインクジェット捺染用インクセットであって、前記カラーインクは、色材を含み、前記オーバーコート液は、ポリエステル樹脂を含み、かつ、色材を実質的に含まないことを特徴とする。
[適用例2]
上記適用例に記載のインクジェット捺染用インクセットにおいて、前記カラーインクは、さらにポリウレタン樹脂又は前記ポリエステル樹脂の少なくとも一方を含むことが好ましい。
[適用例3]
前記ポリエステル樹脂は、ガラス転移温度Tgが0℃以下のものであり、かつ、重量平均分子量が10,000以上のものである、適用例1又は2に記載のインクジェット捺染用インクセット。
[適用例4]
前記ポリエステル樹脂の含有量は、インクの総質量に対して、5〜20質量%である、適用例1〜3のいずれか一例に記載のインクジェット捺染用インクセット。
[適用例5]
前記オーバーコート液は、さらに滑剤を含む、適用例1〜4のいずれか一例に記載のインクジェット捺染用インクセット。
[適用例6]
前記滑剤は、ポリエチレンワックスである、適用例5に記載のインクジェット捺染用インクセット。
[適用例7]
前記色材は、カーボンブラックである、適用例1〜6のいずれか一例に記載のインクジェット捺染用インクセット。
[適用例8]
適用例1〜7のいずれか一例に記載のインクジェット捺染用インクセットを用いた捺染方法。
以下、本発明の一実施形態に係るインクジェット捺染用インクセット、および捺染方法ついて説明する。
本発明のインクジェット捺染用インクセット(以下、「インクセット」とも言う。)は、インクジェット捺染用カラーインク(以下、「カラーインク」または「インク」とも言う。)と、インクジェット捺染用オーバーコート液(以下、「オーバーコート」または「コート液」とも言う。)と、を備える。
1.カラーインク
以下、本実施形態に係るカラーインクに含まれる各成分について説明する。
1.1.顔料
本実施形態に係るカラーインクは、色材を含む。色材として用いる顔料は、黒色インク用として、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類が特に好ましいが、銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料を用いることもできる。
カラーインク用の顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1(ファストイエローG)、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83(ジスアゾイエローHR)、93、94、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、138、153、155、180、185、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22(ブリリアントファーストスカーレット)、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ba))、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3(パーマネントレッド2B(Sr))、48:4(パーマネントレッド2B(Mn))、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、83、88、101(べんがら)、104、105、106、108(カドミウムレッド)、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、202、206、209、219、C.I.ピグメントバイオレット19、23、C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36等が使用できる。
また、白色顔料として、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化アンチモン、高分子微粒子や中空微粒子などを、光輝性顔料として、アルミニウム、金、銀、白金などを用いることができる。
1.2.水
本実施形態に係るカラーインクは、溶媒として水を含む。水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、又は超純水の何れも好ましく用いることができる。また、これらの水を、紫外線照射又は過酸化水素添加等により滅菌処理したものを用いると、カビやバクテリアの発生が抑制されるため、さらに好ましい。
1.3.有機溶媒
本実施形態に係るインクには、必要に応じて種々の有機溶媒を添加することができる。これら有機溶媒の用途としては、インクやコート液の布帛への浸透を促進するもの、乾燥性を向上させるもの、インクジェットヘッドのノズル内の液面の乾燥を抑制するもの、などが挙げられる。
例えば、布帛への浸透性を向上させ、またノズルの目詰まりを抑制する機能が期待できる有機溶媒として、メタノール、エタノール、ブタノール、プロパノール、イソプロパノール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、1−メチル−1−メトキシブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−iso−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル等のグリコールエーテル類、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルスルホキシド、ソルビット、ソルビタン、アセチン、ジアセチン、トリアセチン、スルホラン、およびこれらの混合物が挙げられる。
1.4.界面活性剤
本実施形態に係るカラーインクには、必要に応じて界面活性剤を添加することができる。これら界面活性剤の用途としては、インクおよびコート液を捺染した際のにじみ低減による捺染品質の向上である。
界面活性剤は特に限定されないが、アセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤又はポロシシロキサン系界面活性剤の少なくとも1種を用いることができる。
アセチレングリコール系界面活性剤及びアセチレンアルコール系界面活性剤としては2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールおよび2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオールのアルキレンオキシド付加物、2,4−ジメチル−5−デシン−4−オールおよび2,4−ジメチル−5−デシン−4−オールのアルキレンオキシド付加物から選ばれた1種以上を用いることが好ましい。これらは市販の、オルフィン(登録商標)104シリーズ或いはオルフィンE1010(エアプロダクツ社)、サーフィノール(登録商標)465或いはサーフィノール61(日信化学社)として入手できる。
また、ポリシロキサン系界面活性剤としては、BYK−347、BYK−348(ビックケミージャパン社(BYK Japan KK)製商品名)などが挙げられる。
1.5.定着樹脂
本実施形態に係るカラーインクは、定着樹脂を含んでいても良く、例えば、(メタ)アクリル酸、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体系樹脂、(メタ)アクリル酸エステル、アクリロニトリル、シアノアクリレート、アクリルアミド、オレフィン、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルアルコール、ビニルエーテル、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、ビニルカルバゾール、ビニルイミダゾール、及び塩化ビニリデンの単独重合体又は共重合体、フッ素樹脂、天然樹脂、ポリウレタン樹脂及びポリエステル樹脂が挙げられる。中でも、ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂の少なくとも1種を含むことが好ましい。
<ポリウレタン樹脂>
ポリウレタン樹脂としては、主鎖中にウレタン結合を含有する高分子であれば特に限定されず、例えば、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物との反応で得られるものであり、アニオン性基を有することがインク中における分散性の観点から好ましい。アニオン性基としては、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基、リン酸基等が挙げられ、好ましくは、カルボキシル基、スルホン酸基である。
ポリウレタン樹脂を構成するポリオール成分としては、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、メチル−1,5−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール等のアルキレンジオールや脂環式ジオールのほか、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポリオール類、ポリエステルポリカーボネートポリオール類、ポリカーボネートポリオール類が挙げられる。ポリオールは混合して使用されてもよい。
ポリウレタン樹脂を構成するポリイソシアネート成分としては、芳香族、脂肪族および脂環族の公知ジイソシアネート類の1種または2種以上の混合物を用いることができる。ジイソシアネート類の具体例としては、トリレンジジイソシアネート、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジメチルジイソシアネート、リジンジイソシアネート、水添4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート、水添トリレンジジイソシアネート、ダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート、およびこれらのアダクト体、ビウレット体、イソシアヌレート体などが挙げられる。
ポリウレタン樹脂エマルジョンの市販品として、以下に限定されないが、例えば、サンキュアー2710(日本ルーブリゾール社(The Lubrizol Corporation)製商品名)、パーマリンUA−150(三洋化成工業社(Sanyo Chemical Industries, Ltd.)製商品名)、スーパーフレックス 460,470,610,700(以上、第一工業製薬社(Dai-ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd.)製商品名)、NeoRez R−9660,R−9637,R−940(以上、楠本化成社(Kusumoto Chemicals,Ltd.)製商品名)、アデカボンタイター HUX−380,290K(以上、アデカ(Adeka)社製商品名)、タケラック(登録商標) W−605,W−635,WS−6021(以上、三井化学社(Mitsui Chemicals, Inc.)商品名)、ポリエーテル(大成ファインケミカル社(TAISEI FINECHEMICAL CO,.LTD)商品名、Tg=20℃)が好ましく挙げられる。
ポリウレタン樹脂は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリエステル樹脂としては、「2.1.ポリエステル樹脂」で後述するものが好ましく用いられる。
インクに含まれる定着樹脂の含有量としては、例えば、インク組成物の総質量(100質量%)に対して1.0〜20.0質量%とすることができる。
1.6.滑剤
本実施形態に係るカラーインクは、滑剤を含んでいても良い。滑剤としては、「2.2.滑剤」で後述するものが好ましく用いられる。滑剤を含むことにより、耐擦性に優れた捺染物を得ることができる。
1.7.その他の成分
さらに、本実施形態に係るインクおよびコート液には、その他に必要に応じて上記した以外の成分を含むことができ、例えば、pH調整剤、pH緩衝剤、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、防腐・防カビ剤等を添加することができる。
2.オーバーコート液
以下、本実施形態に係るオーバーコート液に含まれる各成分について説明する。なお、オーバーコート液は、カラーインクに含まれる成分として例示した成分を含有してもよく、カラーインクで説明した成分については、その説明を省略する。
本実施形態のオーバーコート液は、ポリエステル樹脂と、水とを含み、色材を実質的に含まない。「色剤を実質的に含まない」とは、コート液中に着色剤を全く含有しないか、あるいはコート液に含まれる着色剤が0.1質量%未満であることを意味する。
2.1.ポリエステル樹脂
ポリエステル樹脂としては、主鎖中にウレタン結合を含有する高分子であれば特に限定されず、例えば、酸成分とアルコール成分との反応で得られるものであり、アニオン性基を有することがインク中における分散性の観点から好ましい。アニオン性基としては、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸基、リン酸基等が挙げられ、好ましくは、カルボキシル基、スルホン酸基である。
ポリエステル樹脂の酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、無水コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン二酸、水添ダイマー酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、ダイマー酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、2,5−ノルボルネンジカルボン酸及びその無水物、テトラヒドロフタル酸及びその無水物等が挙げられる。
ポリエステル樹脂のアルコール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−エチル−2−ブチルプロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、2,2−ビス(4−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパンのようにビスフェノール類の2つのフェノール性水酸基にエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドをそれぞれ1〜数モル付加して得られるグリコール類等が挙げられる。
また、ポリエステル樹脂のガラス転移温度Tgは、捺染物の耐擦性の観点から、0℃以下であることが好ましい。また、ポリエステル樹脂の重量平均分子量(Mw)は、捺染物の耐擦性の観点から、10,000以上であることが好ましい。
なお、本明細書におけるTgは、JIS K 7121に基づき、DSC曲線等の熱分析手法により求めることができる。また、本明細書における重量平均分子量(Mw)は、日立製作所社(Hitachi, Ltd.)製L7100システムのゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、ポリスチレン換算の重量平均分子量として測定することができる。
また、ポリエステル樹脂の酸価は、5〜80mgKOH/gであるのが好ましい。前記範囲とすることで、耐擦性に優れるとともに、ポリエステル樹脂がコート液中で安定に分散することができる。
ポリエステル樹脂の市販品としては、エリーテルKA−5034,KA−5071S,KZA−1734,KZA−6034,KZA−1449,KZA−0134,KZA−3556,KZT−8803,KZT−8701,KZT−9204,KZT−8904,KZT−0507(以上、ユニチカ社製)、セポルジョンES(住友精化社製)、バイオナールMD1100,MD1200,MD1220,MD1245,MD1250,MD1335,MD1400,MD1480,MD1500,MD1930,MD1985(以上、東洋紡社製)が挙げられる。
ポリエステル樹脂は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
オーバーコート液に用いるポリエステル樹脂の含有量は、オーバーコート液の総質量に対して、5〜30質量%とすることが好ましく、前記範囲とすることで摩擦堅牢性に優れたものとなる。
2.2.滑剤
本実施形態に係るオーバーコート液は、滑剤を含んでいても良い。滑剤を含むことにより、耐擦性に優れた捺染物を得ることができる。滑剤としては、ワックスを用いることが好ましく、ワックスエマルジョンとして用いることが耐擦性の観点からより好ましい。
ワックスの具体例としては、カルナバワックス、キャンデリワックス、みつろう、ライスワックス、ラノリン等の植物、動物系ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物系ワックス、カーボンワックス、へキストワックス、ポリオレフィンワックス、ステアリン酸アミド等の合成ワックス類、αオレフィン・無水マレイン酸共重合体等の天然・合成ワックスエマルジョンや配合ワックス等が単独または複数種を混合して使用できる。
好ましいワックスとしては、ポリオレフィンワックス、特にポリエチレンワックスであり、より好ましくは、ポリオレフィンワックスのエマルジョン、特にポリエチレンワックスのエマルジョンである。
ワックスは市販されているものを利用することも可能であり、その具体例としては、ノプコートPEM17(サンノプコ社製、ポリエチレンワックス)、ケミパールW4005(三井化学社製、ポリエチレンワックス)、AQUACER513(ビックケミージャパン社製、ポリエチレンワックス)、AQUACER515(ビックケミージャパン社製、ポリエチレンワックス)等を挙げることができる。
3.布帛
本実施形態に係るインクおよびコート液を用いて捺染する布帛は、「布地」や「衣類その他の服飾品」等を指す。
「布地」には、綿、絹、羊毛等の天然繊維やナイロン等の化学繊維、或いはこれらを混合した複合繊維の織物、編物、不織布等が含まれ、ロール状に巻かれた長尺のものと、所定の長さに切断されたものの両方が含まれる。
また、「衣類その他の服飾品」には、縫製後のTシャツ、ハンカチ、スカーフ、タオル、手提げ袋、布製のバッグ、カーテン、シーツ、ベッドカバー等のファニチャーの類の他、縫製前の状態のパーツとして存在する裁断前後の布地等も含まれる。
4.インクジェット捺染方法
本実施形態の捺染にはインクジェット捺染方式を用いる。インクジェット捺染方法は、インクおよびコート液の液滴を吐出し、布帛に付着させて捺染を行なうものである。液滴を吐出する方法としては、例えば電歪素子を用いる方法、加熱による気泡を用いる方法などが挙げられる。
本実施形態に係るインクジェット捺染方法は、カラーインクを布帛に付着させるインク付着工程と、前記インク付着工程の後に、オーバーコート液を布帛に付着させるコート液付着工程と、を有する。
したがって、カラーインクのインクジェット捺染を行った後に、同一又は別途用意したインクジェットプリンタでオーバーコート液を布帛に付着させることができる。
また、上記の付着順序には、カラーインクの液滴と、オーバーコート液の液滴とを、実質的に同時に布帛に付着させるものも含まれる。ここで、“実質的に同時”とは、プリンターの同一のヘッド内で、異なるノズル列から、同一駆動内で印刷することを意味する。
したがって、同一ヘッドの最後部にコート液を配し、単方向印刷にて捺染を行うことで、簡便にオーバーコートを実施することができる。
本実施形態に係るインクジェット捺染方法によれば、カラーインク上にコート液が被覆されることで、より高い摩擦堅牢度を得ることができる。
5.実施例
以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変更は可能である。
5.1.顔料分散液の調製
また、ブラック顔料分散液を以下のようにして調製した。カーボンブラックであるモナーク880(キャボット社製)を用いた。攪拌機、温度計、還流管、及び滴下ロートを備えた反応容器を窒素置換した後、ベンジルアクリレート20質量部、2−エチルヘキシルアクリレート5質量部、ブチルアクリレート15質量部、ラウリルアクリレート10質量部、アクリル酸2質量部、t―ドデシルメルカプタン0.3質量部を混合した。この混合液を70℃で加熱し、別に用意したベンジルアクリレート150質量部、アクリル酸15質量部、ブチルアクリレート50質量部、t−ドデシルメルカプタン1質量部、メチルエチルケトン20質量部、及びアゾビスイソバレロニトリル1質量部を滴下ロートに入れて、4時間かけて反応容器に滴下しながら分散ポリマーを重合反応させた。次に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して40質量%濃度の分散ポリマー溶液を作製した。
上記分散ポリマー溶液40質量部と、カーボンブラックであるモナーク880(キャボット社製)30質量部、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100質量部、及びメチルエチルケトン30質量部と、を混合し、ホモジナイザーで30分攪拌した。その後、イオン交換水を300質量部添加して、さらに1時間攪拌した。その後、ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部とを留去し、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムで中和してpH9に調整してから0.3μmのメンブレンフィルターでろ過した。このようにして、顔料固形分(カーボンブラック)が15質量%であるブラック顔料分散液を調製した。
5.2.インク及びオーバーコート液の調製
表1及び表2に示す材料を、表1及び表2に示す含有量にて、それぞれ混合・攪拌した後、プレフィルター(グラスファイバーフィルター/AP25)と5μmのメンブレンフィルターにてろ過を行い、インク1〜3及びコート液1〜9を調製した。
なお、表1及び表2中、「定着樹脂濃度」は「インク中の定着樹脂の固形分濃度(質量%)」を表し、「滑剤濃度」は「インク中の滑剤の固形分濃度(質量%)」を表す。また、表1及び表2中で使用した材料は以下の通りである。
・ポリウレタン樹脂(三洋化成工業株式会社製商品名:パーマリン UA-150、固形分濃度:30質量%)
・アクリル系樹脂(日本ゼオン株式会社製商品名:Nipol LX-854E、固形分濃度:45質量%)
・ポリエステル樹脂1(ユニチカ株式会社製商品名:エリーテル KZT−0507、固形分濃度:30質量%、Tg:−27℃、Mw:17,000)
・ポリエステル樹脂2(ユニチカ株式会社製商品名:エリーテル KZA−1449、固形分濃度:30質量%、Tg:41℃、Mw:7,000)
・ポリエステル樹脂3(ユニチカ株式会社製商品名:エリーテル KZT−8803、固形分濃度:30質量%、Tg:65℃、Mw:13,000)
・ポリエチレンワックス(ビックケミージャパン株式会社製商品名:AQUACER515、ポリエチレンワックスエマルジョン、固形分濃度:35質量%)
・TMP(トリメチロールプロパン)
・グリセリン
・TEG(テトラエチレングリコール)
・1,2−HD(1,2−ヘキサンジオール)
・TEA(トリエタノールアミン)
・オルフィンE1010(日信化学工業株式会社製商品名、アセチレングリコール系界面活性剤)
・サーフィノール104PG50(日信化学工業株式会社製商品名、アセチレングリコール系界面活性剤)
・EDTA水溶液(固形分濃度:2質量%)
・KOH水溶液(固形分:5質量%)
Figure 2013221141
Figure 2013221141
6.評価試験
6.1.摩擦堅牢度試験(評価試験1)
表3に示すインクセット1〜12を用い、インクジェットプリンター(PX−G930、セイコーエプソン社)を使用して、綿布にインクとコート液を重ねてベタ捺染したサンプルを作製した。この際、印刷条件を単方向印刷の3パス重ね印刷とし、イエロー列にブラックインクを、マゼンタ列にコート液を充填し、同プリンターに装着して捺染した。即ち、この設定では、捺染箇所にはインクが先に捺染され、次いでコート液が重ねて捺染された後、これらの動作が更に2回反復される設定となる。このサンプルをテスター産業株式会社の学振式摩擦堅牢性試験機AB−301Sを用いて荷重200gで200回擦る摩擦堅牢性試験を行なった。インクのはがれ具合を確認する日本工業規格(JIS)JIS L0849に準拠して、乾燥(Dry)と湿潤(Wet)の2水準で評価した。
なお、評価基準は以下の通りである。結果を表3に示す。
(乾燥)
◎:Dry_5級
○:Dry_4/5級
△:Dry_4級
×:Dry_3/4級以下
(湿潤)
◎:Wet_4級以上
○:Wet_3/4級
△:Wet_3級
×:Wet_2/3級以下
6.2.(評価試験2)
実施例1〜実施例8および比較例1〜比較例7のコート液について、インクジェットプリンター(PX−G930、セイコーエプソン社)を使用して、全ノズルよりオーバーコート液が吐出していることを確認した後、インクカートリッジは挿したまま、ホームポジション外の位置(ヘッドがプリンターに備えたキャップの位置からずれており、ヘッドにキャップがされていない状態)で40℃の環境下に3日間放置した。
放置後、再び全ノズルよりオーバーコート液の吐出が可能となるまでに必要とされたクリーニングの回数を計測し、ノズル目詰まり回復性を評価した。
なお、評価基準は以下の通りである。結果を表3に示す。
◎:3回以下のクリーニングで全ノズルから吐出が可能となった場合。
○:4回以上6回以下のクリーニングで全ノズルから吐出が可能となった場合。
△:7回以上10回以下のクリーニングで全ノズルから吐出が可能となった場合。
×:10回以上のクリーニングによっても目詰まりしたノズルがあった場合。
Figure 2013221141

Claims (8)

  1. カラーインクと、オーバーコート液と、を備えるインクジェット捺染用インクセットであって、
    前記カラーインクは、色材を含み、
    前記オーバーコート液は、ポリエステル樹脂を含み、かつ、色材を実質的に含まない、インクジェット捺染用インクセット。
  2. 前記カラーインクは、さらに前記ポリウレタン樹脂又はポリエステル樹脂の少なくとも一方を含む、請求項1に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  3. 前記ポリエステル樹脂は、ガラス転移温度Tgが0℃以下のものであり、かつ、重量平均分子量が10,000以上のものである、請求項1又は2に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  4. 前記ポリエステル樹脂の含有量は、インクの総質量に対して、5〜20質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  5. 前記オーバーコート液は、さらに滑剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  6. 前記滑剤は、ポリエチレンワックスである、請求項5に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  7. 前記色材は、カーボンブラックである、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インクセット。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット捺染用インクセットを用いた捺染方法。
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