JP2013220596A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成部を移動させることにより生じうる画質の低下を抑えることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】回転部材210の回転に伴い画像形成ユニット220が環状の移動経路に沿って移動する際、インク吐出装置223の長手方向における一端部を先頭としてインク吐出装置223の長手方向における他端部を後端としてインク吐出装置223が移動する。また、インク吐出装置223は、環状の移動経路に沿うように移動を行う。また、回転部材210の回転中心から画像形成ユニット220に向かう直線Lと、インク吐出装置223の長手方向(インク吐出装置223が延びる方向)とが交差(直交)するように、各画像形成ユニット220は配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、缶体に画像を形成する画像形成装置に関する。
装置の本体側に固定され缶体に対して画像を形成する複数のデジタルプリントヘッドと、缶体の搬送を行うとともにデジタルプリントヘッドの対向位置にて缶体を回転させる駆動機構とを備えた印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2007/0089619号
缶体への画像の形成は、例えば、缶体を移動させるとともにこの缶体に画像を形成する画像形成部を缶体と供に移動させ、缶体を移動させている最中に行うことができる。ところで、このように画像形成部を移動させる場合、画像形成部に対して外力が作用するようになり、画像形成が安定してなされず、形成される画像の質の低下を招くおそれがある。
本発明の目的は、画像形成部を移動させることにより生じうる画質の低下を抑えることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明が適用される画像形成装置は、缶体を保持するとともに当該缶体の外面に画像を形成する画像形成機構と、缶体を保持した前記画像形成機構を予め定められた箇所を中心として周回移動させ予め定められた環状の移動経路に沿って移動させる移動手段と、を備え、前記画像形成機構には、一方向に延びるように設けられ前記缶体の外面に向けてインクを吐出し当該外面に画像を形成する画像形成部が設けられ、前記移動手段は、前記画像形成部の前記一方向における一端部を先頭として当該画像形成部の当該一方向における他端部を後端として当該画像形成部が前記環状の移動経路に沿って移動するように前記画像形成機構を移動させることを特徴とする画像形成装置である。
ここで、前記画像形成機構は、複数設けられ、前記移動手段は、複数の前記画像形成機構を前記環状の移動経路に沿って移動させることを特徴とすることができる。
また、前記画像形成部は、前記缶体よりも上方に配置され、下方に位置する当該缶体の外面に向けてインクを吐出することを特徴とすることができる。
さらに、前記画像形成機構は、端部を有した挿入部材を前記缶体の内部に当該端部側から挿入することで当該缶体の保持を行い、前記挿入部材は、前記画像形成部による前記缶体への画像形成がなされる際、寝た状態で配置され、当該缶体の保持を行う際、上方および下方のいずれか一方を前記端部が向くように配置されることを特徴とすることができる。
他の観点から捉えると、本発明が適用される画像形成装置は、予め定められた回転中心を中心として回転する回転部材と、前記回転部材に取り付けられ、当該回転部材の回転に伴い周回移動を行うとともに缶体を保持し、当該缶体の外面に画像を形成する画像形成機構と、を備え、前記画像形成機構には、一方向に延びるように設けられ前記缶体の外面に向けてインクを吐出し当該外面に画像を形成する画像形成部が設けられ、前記回転部材の前記回転中心から当該回転部材に取り付けられた前記画像形成機構に向かう直線が延びる方向と、前記画像形成部が延びる方向である前記一方向とが交差するように、当該画像形成機構が配置されていることを特徴とする画像形成装置である。
ここで、前記回転中心から前記画像形成機構に向かう前記直線が延びる方向と前記一方向とが直交するように、当該画像形成機構が配置されていることを特徴とすることができる。
また、前記画像形成部は、水平方向に沿うように配置されていることを特徴とすることができる。
本発明によれば、画像形成部を移動させることにより生じうる画質の低下を抑えることができる画像形成装置を提供することができる。
缶体に印刷を行う印刷機を上方から眺めた場合の図である。 缶体移動機構を上方から眺めた場合の図である。 画像形成ユニットを説明するための図である。 回転機構によって接続部材が回転した後の状態を示した図である。 缶体搬送機構を上方から眺めた場合の図である。 缶体搬送機構の動作を説明するための図である。 図1の矢印VII方向から印刷機を眺めた場合の図である。 保持部材の周辺の構造を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、缶体に印刷を行う印刷機1を上方から眺めた場合の図である。
画像形成装置の一例としてのこの印刷機1は、デジタルの画像情報に基づき缶体10に画像を形成する印刷機である。ここで、印刷機1には、不図示の缶体製造工程にて製造された缶体10を順次搬送する缶体搬送機構100、缶体搬送機構100により搬送されてきた缶体10を保持するとともに缶体10の外周面に対する画像の形成を行いながらこの缶体10を移動させる缶体移動機構200、缶体移動機構200によって画像が形成された缶体10を搬送する第1搬送装置910が設けられている。
また、印刷機1には、第1搬送装置910により搬送されてきた缶体10を下流側へさらに搬送する第2搬送装置920、第2搬送装置920により搬送されてきた缶体10を下流側へさらに搬送する第3搬送装置930、第3搬送装置930により搬送されてきた缶体10を下流側へさらに搬送する第4搬送装置940が設けられている。また、この印刷機1には、印刷機1に設けられた各装置、各機構部の制御を行う制御部900が設けられている。なお、第4搬送装置940よりも缶体10の搬送方向における下流側には、缶体10に形成された画像および缶体10に塗布された塗料をこの缶体10に焼き付ける焼き付け装置(不図示)が設けられている。
図2は、缶体移動機構200を上方から眺めた場合の図である。
画像形成機構の一例としての缶体移動機構200には、円盤状に形成され且つ不図示のモータにより図中反時計回り方向に回転する回転部材210が設けられている。また、缶体移動機構200には、この回転部材210の外周縁に取り付けられ、缶体搬送機構100により搬送されてきた缶体10の外周面に対して画像を形成する画像形成ユニット220が複数設けられている。ここで、画像形成ユニット220の各々は、缶体搬送機構100により搬送されてきた缶体10を保持しながらこの缶体10と供に移動し、移動を行っている最中に、缶体10への画像形成を行う。また、画像形成ユニット220の各々は、回転部材210の回転中心を中心に周回移動を行うとともに環状の移動経路に沿って移動を行いながら缶体10への画像形成を行う。
ここで、移動手段の一部として機能する回転部材210は、その回転軸が鉛直方向に沿うように配置されている。付言すると、回転部材210は、画像形成ユニット220が装着された装着面が水平方向に沿うように配置されている。なお、回転部材210の配置態様はこのような態様に限定されず、例えば、回転軸が水平方向に沿うように回転部材210を設けることもできる。なお、本実施形態のように、回転軸が鉛直方向に沿うように回転部材210を配置した場合、各画像形成ユニット220に作用する重力の作用方向が変化しないようになる。
ここで、画像形成ユニット220は、上記のとおり、回転部材210の外周縁に取り付けられている。また、画像形成ユニット220は、複数(本実施形態では8個)設けられるとともに、回転部材210の外周縁に沿って並んで配置されている。さらに、複数設けられた画像形成ユニット220の各々は、回転部材210の周方向において、等間隔で配置されている。
ここで、画像形成ユニット220による缶体10への画像形成がなされる際には、まず、図2にて示す搬入領域にて缶体10の受け取りが行われる。その後、回転部材210の回転に伴い缶体10が図中反時計回り方向に移動するとともに、この移動を行っている最中に、缶体10の外周面への画像形成が行われる。付言すると、図2に示す印刷領域にて缶体10への画像形成が行われる。そして、缶体10への画像形成が終了すると、図2にて示す排出領域において、缶体10の排出が行われる。その後、この缶体10は、第1搬送装置910(図1参照)によりさらに下流側へ搬送される。
ここで、図3(画像形成ユニット220を説明するための図)を参照し、画像形成ユニット220について詳細に説明する。なお、同図(A)は、画像形成ユニット220を上方から眺めた場合の図であり、同図(B)は、同図(A)における矢印IIIB方向から画像形成ユニット220を眺めた場合の図であり、同図(C)は、同図(B)における矢印IIIC方向から画像形成ユニット220を眺めた場合の図である。
ここで、画像形成ユニット220の各々には、図3(A)〜(C)に示すように、鉛直方向に沿って配置されるとともにその下端部が回転部材210(図2参照)に固定される第1固定板280が設けられている。また、画像形成ユニット220の各々には、図3(A)、(C)に示すように、鉛直方向に沿って配置されるとともに第1固定板280に対し直交する関係で配置され且つこの第1固定板280に対して固定された第2固定板281が設けられている。
また、画像形成ユニット220の各々には、図3(B)に示すように、第2固定板281から突出するように設けられるとともに略水平に配置され且つこの第2固定板281により支持された支持部材282が設けられている。さらに、缶体10に挿入され缶体10を保持する保持部材(マンドレル)222と、保持部材222と支持部材282とを接続する接続部材283が設けられている。
ここで、挿入部材の一例としての保持部材222は、円筒状に形成されている。また、保持部材222は、図3(B)にて示しているように、一端部222Aおよび他端部222Bを有している。なお、本実施形態では、缶体10に保持部材222が挿入される際、保持部材222の一端部222Aを先頭として缶体10への保持部材222の挿入が行われる。また、本実施形態では、接続部材283および支持部材282の両者を貫通するように設けられ、接続部材283を支持部材282に固定するシャフト284が設けられている。
ここで、本実施形態では、シャフト284を中心として接続部材283が回転するようになっている。また、本実施形態では、図示は省略するが、この接続部材283を、シャフト284を中心に回転させる回転機構が設けられている。
また、本実施形態の画像形成ユニット220では、図3(A)に示すようにサーボモータM3が設けられている。ここで、このサーボモータM3は、接続部材283をシャフト284を中心に回転させる。なお、このサーボモータM3は、図3(A)に示すように、第2固定板281により支持されている。また、このサーボモータM3は、第2固定板281を挟み保持部材222が設けられている側とは反対側に設けられている。
なお、上記回転機構は、例えば、第2固定板281背面に付設されたサーボモータM3と、支持部材282の内部に収められこのサーボモータM3により駆動するウォーム(不図示)と、接続部材283側に設けられウォームと噛み合うように設けられたウォームホイル(不図示)とにより構成することができる。
図4は、回転機構によって接続部材283が回転した後の状態を示した図である。第2固定板281背面に付設された上記サーボモータM3が回転されると、支持部材282の内部に収められた上記ウォームの回転が行われる。そして、ウォームが回転すると、接続部材283側に設けられたウォームホイルが回転するようになる。そして、この場合、同図(A)、(B)に示すように、シャフト284を中心に接続部材283が回転するようになる。そしてこの回転が行われると、同図に示すように、保持部材222が垂れ下がる状態となり、保持部材222の先端が下方を向く状態となる。
なお、保持部材222がこのように垂れ下がる構成の場合、図7(図1の矢印VII方向から印刷機1を眺めた場合の図)に示すように、缶体移動機構200の下方に、缶体搬送機構100および第1搬送装置910を設けることができるようになる。付言すると、缶体移動機構200と缶体搬送機構100とを重ねることができるようになり、また、缶体移動機構200と第1搬送装置910とを重ねることができるようになる。そしてこの場合、印刷機1の占有面積を小さくすることができるようになる。
なお、同様に、本実施形態では、第2搬送装置920に設けられた保持部材922A(図7参照)も、その先端が下方を向くように移動可能に設けられているとともに、その先端が上方を向くように移動可能に設けられている。これにより、第2搬送装置920と第1搬送装置910とを重ねることができるようになり、また、第2搬送装置920と第3搬送装置930とを重ねることができるようになる。そしてこの場合、上記と同様、印刷機1の占有面積を小さくすることができるようになる。
なお、本実施形態では、図7に示すように、画像形成ユニット220に設けられた保持部材222が下方にのみ垂れ下がり、保持部材222の下方から缶体10が供給され、保持部材222の下方に向けて缶体10が移動し缶体10が取り外される構成となっている。ところでこのような構成に限られず、保持部材222の先端を上方に向け、保持部材222の上方から缶体10が供給され、保持部材222の上方に向けて缶体10を移動させ缶体10を取り外す構成とすることもできる。また、例えば、保持部材222に缶体10を供給する際には保持部材222の先端を上方および下方のいずれか一方に向け、保持部材222から缶体10が取り外される際にはこの一方とは反対の方向に保持部材222の先端を向ける構成とすることもできる。
図3を再度参照し、画像形成ユニット220について更に説明する。
本実施形態の画像形成ユニット220では、接続部材283にサーボモータ(不図示)が付設され、また前記サーボモータの回転軸は保持部材222に連結されていて、前記サーボモータにより、保持部材222は周方向に回転する。
ここで、本実施形態では、保持部材222が、円筒状に形成された缶体10の一方端に形成された開口を通じて缶体10が挿入される。なお、缶体10の他方端は塞がれている。また、本実施形態では、保持部材222は中空に形成されているとともに、保持部材222には通気口(不図示)が形成されている。そして、本実施形態では、この通気口を通して保持部材222(缶体10)の内側を真空吸引することにより、保持部材222が缶体10を保持するようになっている。これにより、缶体10の保持部材222に対する移動が規制される。なお、本実施形態では、吸引によって缶体10の移動を規制しているが、不図示の部材を缶体10に対し押し付けるなど、機械的な構成によって缶体10の移動を規制することもできる。
また、本実施形態の画像形成ユニット220では、保持部材222の周囲に、保持部材222によって保持されている缶体10の外周面に対してインクを吐出するインク吐出装置(インクジェットヘッド)223が複数設けられている。付言すると、本実施形態では、保持部材222の周囲に、いわゆるインクジェット方式によって缶体10に対して画像を形成するインク吐出装置223が複数設けられている。なお、本実施形態では、1つの画像形成ユニット220に、4つのインク吐出装置223が設けられており、最大で4色のインクを使用できるようになっている。
ここで、画像形成部の一例としてのインク吐出装置223の各々には、互いに異なる色のインクが収容されている。また、インク吐出装置223の各々は、保持部材222の軸方向(缶体10の軸方向)に沿って配置されるとともに、図3(A)に示すように長尺状に形成されている。また、インク吐出装置223の各々は、長手方向における一方の端部が第2固定板281により支持された状態となっている。さらに、インク吐出装置223の各々は、図3(C)に示すように、保持部材222の中心部を中心として放射状に配置されている。
また、本実施形態では、図3(C)に示すとおり、インク吐出装置223が、保持部材222の上方に配置されている。このように、保持部材222の上方にインク吐出装置223が設けられる場合、インク吐出装置223のインク吐出ヘッド(インク吐出口)223A(図3(B)参照)が、下方を向くようになり、インク吐出ヘッド223Aに塵などが付着しにくくなる。
また、本実施形態のように、保持部材222の上方にインク吐出装置223を設け下方に向けてインクを吐出させる場合、インク吐出装置223から吐出されたインクがインク吐出装置223に戻ることが抑制され、インク吐出装置223が汚れにくくなる。そしてこの場合、ヘッドクリーニングの回数を減らすことができるようになり、メンテナンス性が向上する。
また、上記では説明を省略したが、本実施形態では、図2に示すように、円盤状に形成された回転部材210の外周縁に接する接線に沿うように、保持部材222およびインク吐出装置223の各々が配置されている。また、本実施形態では、各インク吐出装置223に設けられた複数のインク吐出ヘッド223A(図3(B)参照)は、インク吐出装置223の長手方向に沿って一列に並ぶように配置されている。さらに説明すると、上記接線が延びる方向に沿ってインク吐出ヘッド223Aが並ぶように各インク吐出装置223は配置されている。さらに説明すると、本実施形態では、回転部材210に付随して画像形成ユニット220が回転するときの移動軌跡となる円の接線方向に沿うように、保持部材222およびインク吐出装置223が配置されている。
また、画像形成ユニット220には、図3(A)、(B)に示すように、インク吐出装置223の各々に供給されるインクを収容するインク収容部286が設けられている。なお、本実施形態では、図3(B)に示すように、インク吐出装置223よりも下方にインク収容部286が設けられている。ここで、インク吐出装置223よりも上方にインク収容部286が設けられている場合、インク吐出装置223に供給されているインクに加わる圧力が高くなりやすい。そしてこの場合、インク吐出ヘッド223Aからのインクの漏れ出しが生じるおそれがある。このため本実施形態では、上記のように、インク吐出装置223よりも下方にインク収容部286を設けている。なお、図示は省略するが、インク収容部286よりも容量の大きい第2インク収容部を更に設け、この第2インク収容部からインク収容部286へインクを供給する構成とすることもできる。
また、上記では説明を省略したが、本実施形態では、図3(B)などにも示すように、インク吐出装置223が寝た状態(水平状態)で配置されている。ここで、インク吐出装置223を立てた状態で配置した場合、インク吐出装置223に設けられた複数のインク吐出ヘッド223Aの各々に対してインクが供給される際の圧力がインク吐出ヘッド223A毎に異なることが起こりうる。付言すると、下方に位置するインク吐出ヘッド223Aに対してインクが供給される際の圧力が大きくなり、上方に位置するインク吐出ヘッド223Aに対してインクが供給される際の圧力が小さくなることが起こりうる。そして、この場合、下方に位置するインク吐出ヘッド223Aに対し、上方に位置するインク吐出ヘッド223Aでは、インクが供給されにくくなり、反対に、下方に位置するインク吐出ヘッド223Aでは、上方に位置するインク吐出ヘッド223Aより、インクの供給圧力が強くなるため、インクが漏れ出る恐れがある。また、このような場合、インクの吐出量がインク吐出ヘッド223A毎に異なることが起こるようになる。一方で本実施形態のように、インク吐出装置223を寝かした状態で配置した場合、このような不具合が生じにくくなる。
次に、缶体搬送機構100について詳細に説明する。
図5は、缶体搬送機構100を上方から眺めた場合の図であり、図6は、缶体搬送機構100の動作を説明するための図である。
図5に示すように、缶体搬送機構100は、複数個の缶体10を一列に並べた状態で順次搬送する第1搬送部121と、この第1搬送部121により搬送されてきた缶体10を個別に搬送する第2搬送部122とを備えている。
ここで、第1搬送部121では、缶体10の移動経路の両側方に案内部材110が設けられており、この案内部材110により缶体10が案内されることで缶体10が一列に並べられた状態で搬送される。
また、第2搬送部122には、第1搬送部121から缶体10を1つ受け取りこの缶体10を搬送する搬送部材125が複数設けられている。また、第2搬送部122には、円環状に形成され、複数の搬送部材125を保持しながら図中時計回り方向に回転する回転部材126が設けられている。
ここで、搬送部材125の各々は、回転部材126の外周面側に位置する側面に(外側に位置する側面に)、この側面から突出した突出部125Aを有している。ここで、搬送部材125の各々は、この突出部125Aの側面で缶体10を支持することで、この缶体10を回転部材126の回転方向における下流側に向けて搬送する。
なお、突出部125Aのうち缶体10を支持する支持面(突出部125Aのうち缶体10が接触する接触面)には、突出部125Aの内部側に凹む凹みが形成されており、この凹みに缶体10が入り込むことで、搬送部材125からの缶体10の脱落が起きないようになっている。また、缶体10を支持するこの支持面には、通気孔が設けられており、搬送部材125によって缶体10が搬送される際、この通気孔を通じて缶体10が吸引されるようになっている。
また、本実施形態では、回転部材126の径方向に沿って搬送部材125が移動できるようになっている。より具体的に説明すると、回転部材126には、回転部材126の外周面側から内周面側に向かうように形成された貫通孔126Aが形成されている。そして、本実施形態では、この貫通孔126Aの内部に搬送部材125が収納されるとともに、この貫通孔126Aの内壁に案内されながら搬送部材125が移動する構成となっている。なお、この貫通孔126Aは、回転部材126の周方向において60°おきに配置され、合計で6個設けられている。また、本実施形態では、6個設けられたこの貫通孔126Aの各々に、搬送部材125が収容されている。
また、本実施形態では、環状に形成された回転部材126の内側に、搬送部材125の案内を行う案内部材127が設けられている。ここで、この案内部材127は、外周縁が円形に形成されるとともに、外周縁の一部が内側に凹んでいる。これにより、案内部材127には、外周縁の一部に凹部127Aが形成されている。なお、案内部材127の外周縁は、円弧を描くように形成されるとともに、凹部127Aが形成されている部分においても円弧を描くように形成されている。
また、本実施形態では、搬送部材125の各々に、ロール状の回転部材125Bが取り付けられている。また、本実施形態では、不図示の付勢部材により搬送部材125が案内部材127に向けて押圧され、回転部材125Bが案内部材127の外周縁に押し付けられた構成となっている。ここで、この回転部材125Bは、案内部材127と搬送部材125との間にて生じる摩擦力を低減させる役割を有している。
図6を参照し、缶体搬送機構100の動作を説明する。
本実施形態では、まず、同図(A)に示すように、第1搬送部121により搬送されてきた缶体10のうちの最も下流側に位置する1つの缶体10が、搬送部材125の突出部125Aによって支持される。その後、同図(B)、(C)に示すように、この缶体10は、回転部材126の時計回り方向の回転に伴って下流側へと移動する。その後、この缶体10は、缶体移動機構200(図1参照)に達し、缶体移動機構200に設けられた画像形成ユニット220により保持されるようになる。
なお、搬送部材125による1つ目の缶体10の搬送が開始されると、図6(B)、(C)に示すように、2つ目の缶体10が第2搬送部122へと供給される。そして、この2つ目の缶体10は、1つ目の缶体10の搬送を行っている上記搬送部材125の上流側に位置するもう1つの搬送部材125により支持されるようになる。その後、第2搬送部122へ3つ目以降の缶体10が順次供給され、これらの缶体10は、順次接近してくる搬送部材125により支持され下流側へと搬送される。
次に、図1および図7を参照し、図1にて示した第1搬送装置910〜第4搬送装置940について説明する。
第1搬送装置910は、図7に示すように、缶体移動機構200より下方に配置されている。また、第1搬送装置910は、複数の吸引部材911を備えている。ここで、この複数の吸引部材911は、図1に示すように、予め定められた経路(円弧を描く経路)に沿って循環移動を行っている。付言すると、図中時計回り方向への移動を行っている。
ここで、本実施形態では、画像形成ユニット220に設けられた保持部材222(図3参照)に形成される通気口から真空吸着されることによって缶体10が保持部材222により保持されるようになっている。そして、本実施形態では、この缶体10が第1搬送装置910の上方に達すると、上記通気口を通じ圧縮空気を保持部材222の内部に供給する。
これにより、真空が破壊されるとともに、圧縮空気により缶体10の底部に圧力がかかり、缶体10は、図7における矢印7Aに示す方向(下方向)に向かって移動する。その後、この缶体10の下方で待機している吸引部材911がこの缶体10を吸引することで吸引部材911による缶体10の保持が行われる。その後、この吸引部材911は、図1にて示した経路に沿って移動し第2搬送装置920まで到達する。
なお、本実施形態では、図1に示すように、吸引部材911が缶体移動機構200の下方を移動する際、吸引部材911は、画像形成ユニット220に設けられた保持部材222の移動経路に沿って移動を行う。これにより、保持部材222から吸引部材911への缶体10の受け渡しがより確実に行われるようになる。ここで、保持部材222の移動経路に沿って吸引部材911が移動しない場合、保持部材222と吸引部材911の接点は2箇所のみとなり、缶体10の受渡しが困難となるおそれがある。これに対し、本実施形態では、吸引部材911の移動軌跡と保持部材222の移動軌跡とが一致するようになっており、缶体10の受渡しがより確実に行われるようになる。
なお、同様の理由により、吸引部材911は、第2搬送装置920の下方を通過する際、第2搬送装置920に設けられた保持ユニット922の移動経路に沿って移動を行う(図1、図7参照)。また、図1に示すように、第3搬送装置930に設けられた吸引部材932も、第2搬送装置920の上方を通過する際、第2搬送装置920に設けられた保持ユニット922の移動経路に沿って移動を行う。また、第3搬送装置930に設けられた吸引部材932は、第4搬送装置940の上方を通過する際、第4搬送装置940に設けられたピン942の移動経路に沿って移動を行う。
また、缶体搬送機構100に設けられた搬送部材125(図1参照)も、缶体移動機構200の下方を移動する際、画像形成ユニット220に設けられた保持部材222の移動経路に沿って移動を行う。なお、保持部材222の移動経路に沿った搬送部材125の移動は、案内部材127(図5参照)に形成された凹部127A内に回転部材125Bが入り込むことで実現される。
次に、第2搬送装置920について説明する。
第2搬送装置920には、図1に示すように、反時計回り方向に回転を行う回転板921と、この回転板921の外周縁に取り付けられ第1搬送装置910により搬送されてきた缶体10を保持する複数の保持ユニット922とが設けられている。
ここで、保持ユニット922の各々は、回転板921の周方向において予め定められた一定の間隔をおいて配置されている。また、保持ユニット922の各々には、図7に示すように、円筒状に形成され缶体10の内部に挿入されることでこの缶体10を保持する保持部材922A、この保持部材922Aの一端側を支持するとともにこの一端側を回転中心として保持部材922Aを回転させる回転機構922Bが設けられている。また、保持部材922Aを周方向に回転させるサーボモータ(不図示)が設けられている。
回転機構922Bは、画像形成ユニット220における接続部材283(図3(B)参照)を回転させる回転機構と同様、モータ(不図示)と、このモータにより駆動するウォーム(不図示)と、保持部材922A側に設けられウォームと噛み合うウォームホイル(不図示)とにより構成することができる。また、本実施形態では、保持部材922Aが周方向に回転可能に設けられているとともに、この保持部材922Aを周方向に回転させるサーボモータ(不図示)が設けられている。
また、第2搬送装置920には、図1に示すように、赤外線ヒータなどにより構成され保持ユニット922により保持されている缶体10を加熱する加熱装置923が設けられている。さらに、回転板921の回転方向において加熱装置923の下流側には、缶体10の外周面に塗料を塗布し保護層を形成する塗料塗布装置924が設けられている。なお、塗料塗布装置924は、回転するロール状部材を備えており、このロール状部材を缶体10の外周面に接触させ缶体10への塗料の塗布を行う。
ここで、缶体10への画像形成は、熱により硬化するインクを用いて行うこともできるし、紫外線硬化型のインクを用いて行うこともできる。この場合は、加熱装置923に換えて紫外線を照射するランプが設置される。なお、缶体10への塗料の塗布(保護層の形成)は、画像形成ユニット220に設けられた複数のインク吐出装置223のうち、缶体10の回転方向において最も下流側に位置するインク吐出装置223から缶体10に対して塗料を吐出することでも行うこともできる。また、この塗料の乾燥も、画像形成ユニット220の各々に赤外線ヒータを設け、各画像形成ユニット220にて行うことができる。
次に、第3搬送装置930について説明する。
第3搬送装置930は、図7に示すように、第2搬送装置920の上方に配置されている。また、第3搬送装置930には、第1搬送装置910と同様に、缶体10の底部を吸引して缶体10を保持する吸引部材932が複数設けられている。また、第3搬送装置930には、吸引部材932の上方に配置されこの吸引部材932を支持する支持部材931が設けられている。ここで、本実施形態では、第2搬送装置920によって搬送されてきた缶体10の底部が吸引部材932によりまず支持される。その後、この吸引部材932が第4搬送装置940の上方まで移動する。そして、吸引部材932による吸引が解除されることで、缶体10が下方に落下し、缶体10が第4搬送装置940へと受け渡される。
次に、第4搬送装置940について説明する。
第4搬送装置940は、図7に示すように、第3搬送装置930の下方に配置されている。また、第4搬送装置940は、図1に示すように、図中反時計回り方向に周回移動を行うチェーン941と、チェーン941に取り付けられた複数のピン942とを備えている。ここで、第3搬送装置930から第4搬送装置940への缶体10の受け渡しは、第3搬送装置930から落下した缶体10の内部にピン942が挿入されることで行われる。なお、本実施形態では、この第4搬送装置940によって、缶体10は不図示の焼き付け装置(工程)へ搬送され、この焼き付け装置では、缶体10の外周面上のインクや塗料の焼き付けが行われる。
次に、図7を参照し、本実施形態にて行われる画像形成の一連の動作について説明する。
本実施形態では、まず、缶体搬送機構100によって、缶体移動機構200の下方に缶体10が搬送される。ここで、このとき、缶体10の上方には、一端部222Aが下方を向いた状態の保持部材222が待機している。その後、保持部材222の通気口を通じて保持部材222の内部の空気が排出され、これに伴い、缶体10が保持部材222により吸引される。そしてこの吸引により、缶体10の内部に保持部材222が挿入された状態となる。
その後、缶体移動機構200の画像形成ユニット220に設けられた回転機構が駆動され、保持部材222が寝た状態となり、同図の符号7Bに示すように、保持部材222により保持されている缶体10が水平状態となる。次いで、サーボモータの駆動が開始され、缶体10が周方向に回転する。なお、上記では説明を省略したが、図8(保持部材222の周辺の構造を示した図)に示すように、第2固定板281(図3(A)参照)に付設されたサーボモータM3の軸にウォーム291が取り付けられていて、ウォーム291の回転によりウォームホイル292が回転し、ウォームホイル292に支持された接続部材283がシャフト284を回転中心として回転する。接続部材283には、保持部材222を周方向に回転させるためのサーボモータ293が付設されている。また、サーボモータ293の軸294は中空軸となっていて、その一端には保持部材222が連結され、また、保持部材222には通気口が形成され、通気口から吸引することにより保持部材222が缶体10を保持するようになっている。また、本図には記載しないが、サーボモータ293の軸294の他端にはベアリングを内蔵した回転可能な配管が接続され、電磁真空弁を介して真空ポンプもしくはブロワへ接続される。これにより、保持部材222の回転の有無を問わず、真空ポンプなどからの吸引負圧は必要に応じ電磁真空弁を介し、サーボモータ293の軸294に設けられた穴を通して保持部材222の通気口に通じ、保持部材222に缶体10を保持させる吸引負圧を発生させることができる。また、電磁真空弁を切り替えるとき、大気圧もしくは圧縮空気を供給することにより、即座に吸引負圧を破壊することが出来るようになる。
図7を再度参照し説明をさらに続ける。
缶体10が水平状態となった後、本実施形態では、4つのインク吐出装置223の各々からインクが吐出される。そして、缶体10が360°回転すると、インクの吐出が停止される。これにより、缶体10の外周面に画像が形成された状態となる。
その後、画像形成ユニット220に設けられた回転機構が再び駆動され、同図の符号7Cに示すように、保持部材222により保持されている缶体10が下方を向いた状態となる。付言すると、缶体10の底部が下方を向くように缶体10が配置される。その後、通気口を通じて保持部材222の内部に空気が供給されるとともに、第1搬送装置910に設けられた吸引部材911による吸引が開始される。これにより、矢印7Aに示すように、缶体10は図中下方に向かって移動し吸引部材911により保持されるようになる。
その後、缶体10は、吸引部材911の移動に伴い第2搬送装置920の下方に到達する。ここで、このとき、図7の符号7Dに示すように、缶体10の上方には、軸心が上下方向に沿う状態の保持部材922Aが待機している。その後、通気口を通じて保持部材922Aの内部の空気が排出されるとともに、吸引部材911による缶体10の吸引が解除される。これにより、保持部材922Aに向かって缶体10が移動し、缶体10の内部に保持部材922Aが挿入されるようになる。
その後、保持部材922Aは、第3搬送装置930に向かって移動するとともに、不図示のサーボモータにより駆動され周方向への回転を行う。また、保持部材922Aを回転させる回転機構922Bが駆動され、保持部材922Aは水平に寝た状態となる。これにより缶体10も、水平に寝た状態となる。その後、加熱装置923(図1参照)による缶体10の加熱が行われ、缶体10の外周面に付着したインクが硬化する。次いで、塗料塗布装置924(図1参照)によって、缶体10の外周面に塗料が塗布され缶体10の表面に保護層が形成される。
その後、保持部材922Aを回転させる回転機構922Bが再び駆動され、符号7Eに示すように、缶体10の底部が上方を向くように保持部材922Aは配置される。次いで、保持部材922Aに形成された通気孔を通じて保持部材922Aの内部に空気が供給され、缶体10が図中上方に向かって移動する。その一方で、この缶体10の上方には吸引部材932が待機している。
そして、缶体10は、この吸引部材932により保持されるとともに、第4搬送装置940に向かって移動する。そして、第4搬送装置940の上方に缶体10が達すると、吸引部材932による缶体10の吸引が終了し、缶体10は下方に落下する。その後、この缶体10は、ピン942により支持されたうえで焼き付け工程まで搬送される。なお、ピン942を上下方向に移動するように設け、缶体10の落下が行われる際にピン942を缶体10のより近くに配置しておくこともできる。また、同様に、第1搬送装置910に設けられた吸引部材911、第3搬送装置930に設けられた吸引部材932も上下方向に移動するように設けることができる。
ここで本実施形態では、図2を用いて説明したように、円盤状に形成された回転部材210の外周縁に接する接線に沿うように、保持部材222およびインク吐出装置223が配置されている。付言すると、本実施形態では、回転部材210の回転に伴い画像形成ユニット220が環状の移動経路に沿って移動する際、インク吐出装置223の長手方向における一端部を先頭としてインク吐出装置223の長手方向における他端部を後端としてインク吐出装置223が移動する。さらに、インク吐出装置223は、上記環状の移動経路に沿うように移動を行う。
さらに説明すると、図2に示すように、回転部材210の回転中心から画像形成ユニット220に向かう直線Lと、インク吐出装置223の長手方向(インク吐出装置223が延びる方向)とが交差(直交)するように、各画像形成ユニット220は配置されている。そして、本実施形態のこの構成の場合、缶体10へ吐出されるインクの量が缶体10の長手方向において異なることが抑制されるようになる。
ここで例えば、保持部材222およびインク吐出装置223が、回転部材210の径方向に沿って配置されている場合、インク吐出装置223に作用する遠心力がインク吐出装置223の部位毎に異なるようになる。具体的には、インク吐出装置223のうちの回転部材210の中心から離れた部位(以下、「外側部位」と称する)においては作用する遠心力が大きくなり、インク吐出装置223のうちの回転部材210の中心に近い部位(以下、「中心側部位」)では作用する遠心力が小さくなる。
ところでこの場合、外側部位と中心側部位とでインクの出方が変わりやすくなり、缶体10へ吐出されるインクの量が缶体10の長手方向において異なりやすくなる。その一方で、本実施形態の構成では、インク吐出装置223の部位毎に遠心力が異なることが生じにくくなり、缶体10へ吐出されるインクの量が缶体10の長手方向において異なることが生じにくくなる。
1…印刷機、10…缶体、200…缶体移動機構、210…回転部材、222…保持部材、223…インク吐出装置

Claims (7)

  1. 缶体を保持するとともに当該缶体の外面に画像を形成する画像形成機構と、
    缶体を保持した前記画像形成機構を予め定められた箇所を中心として周回移動させ予め定められた環状の移動経路に沿って移動させる移動手段と、
    を備え、
    前記画像形成機構には、一方向に延びるように設けられ前記缶体の外面に向けてインクを吐出し当該外面に画像を形成する画像形成部が設けられ、
    前記移動手段は、前記画像形成部の前記一方向における一端部を先頭として当該画像形成部の当該一方向における他端部を後端として当該画像形成部が前記環状の移動経路に沿って移動するように前記画像形成機構を移動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成機構は、複数設けられ、
    前記移動手段は、複数の前記画像形成機構を前記環状の移動経路に沿って移動させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、前記缶体よりも上方に配置され、下方に位置する当該缶体の外面に向けてインクを吐出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成機構は、端部を有した挿入部材を前記缶体の内部に当該端部側から挿入することで当該缶体の保持を行い、
    前記挿入部材は、前記画像形成部による前記缶体への画像形成がなされる際、寝た状態で配置され、当該缶体の保持を行う際、上方および下方のいずれか一方を前記端部が向くように配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 予め定められた回転中心を中心として回転する回転部材と、
    前記回転部材に取り付けられ、当該回転部材の回転に伴い周回移動を行うとともに缶体を保持し、当該缶体の外面に画像を形成する画像形成機構と、
    を備え、
    前記画像形成機構には、一方向に延びるように設けられ前記缶体の外面に向けてインクを吐出し当該外面に画像を形成する画像形成部が設けられ、
    前記回転部材の前記回転中心から当該回転部材に取り付けられた前記画像形成機構に向かう直線が延びる方向と、前記画像形成部が延びる方向である前記一方向とが交差するように、当該画像形成機構が配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記回転中心から前記画像形成機構に向かう前記直線が延びる方向と前記一方向とが直交するように、当該画像形成機構が配置されていることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成部は、水平方向に沿うように配置されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
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