JP2011083981A - 両面印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動経路上に用紙を貯留する両面印刷装置において、ジャム発生後に移動経路上の用紙を取り除き易くし、且つ取り除いた後に移動経路を装置に対して高精度に再現する。
【解決手段】両面印刷装置1が、用紙P1の一面に印刷する第1印刷部3と、用紙P2の他面に印刷する第2印刷部8と、第1の基準部材13を備えた本体11と、一面印刷後の用紙P2を受け取って搬入位置まで搬入する用紙搬入部5と、搬入された用紙P2の下端部P2L同士が所定隙間を空けた状態で搬出位置まで搬送する用紙搬送部6と、本体11と分離可能に連結され、搬出位置の用紙を第2印刷部8へ向けて搬出する用紙搬出部7とを備え、用紙搬出部7が、搬入位置と搬出位置との間が所定距離だけ拡大するように、本体11から分離し、第1の基準部材13に基づいて本体11に対する上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがされて本体11と連結する。
【選択図】図6
【解決手段】両面印刷装置1が、用紙P1の一面に印刷する第1印刷部3と、用紙P2の他面に印刷する第2印刷部8と、第1の基準部材13を備えた本体11と、一面印刷後の用紙P2を受け取って搬入位置まで搬入する用紙搬入部5と、搬入された用紙P2の下端部P2L同士が所定隙間を空けた状態で搬出位置まで搬送する用紙搬送部6と、本体11と分離可能に連結され、搬出位置の用紙を第2印刷部8へ向けて搬出する用紙搬出部7とを備え、用紙搬出部7が、搬入位置と搬出位置との間が所定距離だけ拡大するように、本体11から分離し、第1の基準部材13に基づいて本体11に対する上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがされて本体11と連結する。
【選択図】図6
Description
本発明は、用紙の一面および他面に印刷を行う両面印刷装置に関する。より詳しくは、一面に印刷した用紙を所定時間貯留して他面に印刷する両面印刷装置に関する。
近年、環境問題の観点等から印刷に使用する用紙の使用量を低減することが望まれており、用紙の一面および他面に印刷を行う両面印刷が盛んである。この両面印刷装置の一例として、原紙を外周面に巻装した円筒状の第1ドラムと第2ドラムを隣接して配設し、第1ドラムで用紙の一面に印刷し、一面が印刷された用紙を搬送して第2ドラムで用紙の他面に印刷する両面孔版印刷装置が知られている。
このような両面印刷装置の場合、一面に印刷されたインクが十分に乾く前に、他面印刷のための搬送や、他面印刷を行うことによって用紙が汚れる虞がある。
特許文献1には、第1ドラムへ1次給紙して用紙の一面を印刷し、一面が印刷された用紙を貯留部に2次給紙して所定時間貯留し、その後に搬送して第2ドラムへ3次給紙する両面印刷装置が提案されている。
このような両面印刷装置においては、単面印刷装置や、単面二色印刷装置に比較して用紙を貯留する分だけ移動経路が長くなり、何らかの原因で移動経路上で用紙詰まり(以下、ジャム)が発生する可能性がある。一旦、ジャムが発生すると、復帰するために、作業者が移動経路上に貯留された用紙を全て取り除くことが必要となる場合がある。
このため作業者が移動経路上に貯留された用紙を取り除き易くするために、移動経路上に作業スペースを確保する機構を設けることが考えられる。しかしながら、このような機構を設けた場合、用紙を取り除いた後、再度のジャムの発生を防止するために、移動経路を装置に対して高精度に再現する必要がある。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、ジャム発生後に移動経路上の用紙を取り除き易くし、且つ用紙を取り除いた後に移動経路を装置に対して高精度に再現する両面印刷装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の両面印刷装置は、用紙の一面に印刷する第1印刷部と、用紙の他面に印刷する第2印刷部と、第1の基準部材を備えた本体と、第1印刷部で一面が印刷され、送り出された各用紙を受け取って搬入位置まで順次搬入する用紙搬入部と、搬入位置まで搬入された各用紙を各用紙の下端部同士が所定隙間を空けた状態で搬出位置まで順次搬送する用紙搬送部と、本体と分離可能に連結され、搬出位置の用紙を第2印刷部へ向けて順次搬出する用紙搬出部とを備えた両面印刷装置であって、用紙搬出部が、搬入位置と搬出位置との間が所定距離だけ拡大するように、本体から分離するものであり、本体に連結された状態においては、第1の基準部材に基づいて本体に対する上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがされているものであること特徴とする。
ここで、上記「下端部」とは、用紙の下端近傍の部分を意味し、具体的に、下端から上端方向に用紙全長の20パーセント程度の位置までの部分を意味する。上記「本体に対する」とは、本体の位置を基準とすることを意味する。上記「本体に対する上下方向、左右方向および奥行方向」とは、本体正面において上下、左右および垂直な各方向の意味であり、本体正面とは、第1印刷部、第2印刷部、用紙搬入部、用紙搬送部および用紙搬出部を同一面で観察できる面を意味する。
また、本発明の両面印刷装置は、用紙搬入部が、本体と分離可能に連結されるものであり、この本体に連結された状態においては、第1の基準部材に基づいて本体に対する上下方向および左右方向の位置決めがされているものであってもよい。
また、本発明の両面印刷装置は、用紙搬出部が、第2の基準部材を備え、用紙搬入部が、本体に連結された状態においては、第2の基準部材に基づいて用紙搬出部に対する奥行方向の位置決めがされているものであってもよい。ここで、「用紙搬出部に対する」とは、用紙搬出部の位置を基準とすることを意味する。
本発明によれば、両面印刷装置が、用紙の一面に印刷する第1印刷部と、用紙の他面に印刷する第2印刷部と、第1の基準部材を備えた本体と、第1印刷部で一面が印刷され、送り出された各用紙を受け取って搬入位置まで順次搬入する用紙搬入部と、搬入位置まで搬入された各用紙を各用紙の下端部同士が所定隙間を空けた状態で搬出位置まで順次搬送する用紙搬送部と、本体と分離可能に連結され、搬出位置の用紙を第2印刷部へ向けて順次搬出する用紙搬出部とを備え、用紙搬出部が、搬入位置と搬出位置との間が所定距離だけ拡大するように、本体から分離するとともに、第1の基準部材に基づいて本体に対する上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがされるように、本体と連結することにより、両面印刷装置内でジャムが発生し、移動経路上で貯留されている用紙を取り除く必要が生じた場合であっても、用紙搬出部を本体から分離させることで、搬入位置と搬出位置との間を拡大させて、移動経路上で貯留されている用紙の取り除きを容易にする。また、用紙搬出部が、第1の基準部材に基づいて本体に対して上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがされるように、本体と連結されるため、用紙を取り除いた後に移動経路を本体に対して高精度に再現できる。
以下、本発明の両面印刷装置の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の両面印刷装置の実施形態である両面印刷装置1の構成図を示す。
両面印刷装置1は、両面孔版印刷装置であり、未印刷の用紙P1を給紙して一面に印刷し、一面印刷後の用紙P2を装置内で貯留し、再給紙して他面に印刷し、他面印刷後の用紙P3を排紙するものである。
両面印刷装置1は、図1に示す通り、未印刷の用紙P1を給紙する給紙部2と、この給紙部2から給紙された用紙P1の一面に印刷する第1印刷部3と、この第1印刷部3で一面に印刷された用紙P2を反転させる反転部4と、この反転部4で反転された用紙P2を受け取り、所定の搬入位置まで搬入する用紙搬入部5と、搬入位置の用紙P2を所定の搬出位置まで搬送する用紙搬送部6と、搬出位置にある用紙P2を再給紙のために搬出する用紙搬出部7と、搬出されて用紙P2を再給紙して他面に印刷する第2印刷部8と、この第2印刷部8で他面に印刷された用紙P3を排紙する排紙部9とから構成される。
また、用紙P2は、反転部4から用紙搬入部5、用紙搬送部6および用紙搬出部7を経て第2印刷部8に向けての移動経路を移動し、用紙搬入部5、用紙搬送部6および用紙搬出部7の各移動経路上で貯留される。
両面印刷装置1は、本体11と、本体11を載置する架台12とからなる。本体11には、給紙部2、第1印刷部3、反転部4、第2印刷部8および排紙部9が備えられており、架台12には、用紙搬入部5、用紙搬送部6および用紙搬出部7が備えられている。
本体11と架台12とは分離可能に連結されているため、ユーザーは本体11側のみを利用することで、単面印刷装置または単面二色印刷装置として使用することが可能である。
また、詳細については後述するが、架台12に備えられている用紙搬入部5および用紙搬出部7は、図1に示す通り、上部において本体11と分離可能に連結するものである。
用紙搬出部7は、架台12に設けられた支軸12a、12d、用紙搬出部7側に設けられた支軸12b、12eとの間にリンク12c、12fを介して架台12に備えられ、リンク12cが不図示のスプリングによって図中の矢印B方向に付勢されていることにより、上部が本体11と連結している。
給紙部2は、未印刷の用紙P1を第1印刷部3に給紙するものである。
給紙部2の構成について説明する。給紙部2は、本体11の側面に設けられ、用紙P1を積載する給紙台21と、この給紙台21から用紙P1を一枚ずつ取り出す給紙ローラ22と、紙捌きローラ23と、用紙P1を第1印刷部3に送り込むタイミングローラ対24と、奥行方向に対して用紙P1の位置決めをする給紙フェンス25とから構成されている。ここで、奥行方向とは、紙面に対して直交する方向である。
給紙部2の動作について説明する。給紙部2は、給紙台21に積載された用紙P1が第1印刷部3に対して用紙P1の奥行方向の位置が所定位置となるように、給紙フェンス25によって予め奥行方向の位置決めを行う。予め奥行方向の位置決めがされた用紙P1は、給紙ローラ22および紙捌きローラ23によって取り出され、所定のタイミングで第1印刷部3へ供給される。
第1印刷部3は、用紙P1の一面に印刷するものである。
第1印刷部3の構成について説明する。第1印刷部3は、第1版胴31を備えている。この第1版胴31は、インク透過性の周壁31aを有し、図示しない駆動手段により図中矢印A方向に回転駆動される。
第1版胴31の内部には、周壁31aの内周面に接するインク供給ローラ32と、このインク供給ローラ32へインクを所定量供給するドクターローラ33と、インクが充填されたインクボトル34が設けられている。
また、第1版胴31の外周面には、不図示のクランプによって原紙Mが巻装されている。第1版胴31の下方には、プレスローラ35が設けられ、このプレスローラ35が第1版胴31と近接離間するように、図中B方向に移動することで、用紙P1を所定の押圧力で挟持して印刷する。第1版胴31の右下方には、第1印刷部3で一面が印刷された用紙P2を原紙Mから分離させる分離爪36が設けられている。
第1印刷部3の動作について説明する。第1印刷部3は、原紙Mが供給されると、この原紙Mが第1版胴31の回転にともない、第1版胴31の外周面に巻装され、不図示のクランプにより保持される。その後、第1版胴31を所定の周速で回転駆動させるともに、用紙P1を予め設定された押圧力で押圧できる位置にプレスローラ35を移動させる。
給紙部2から所定のタイミングで用紙P1が送り込まれると、第1版胴31とプレスローラ35とで用紙P1を挟持搬送し、原紙Mに用紙P1を押圧して印刷する。一面が印刷された用紙P2は、分離爪36によって原紙Mから分離される。
反転部4は、印刷された一面が下方となるように、用紙P2を反転するものである。
反転部4の構成について説明する。反転部4は、円弧状の軌跡に沿って配設された4個のプーリ41と、この4個のプーリ41の外周に架け渡されてプーリ41の回転にともなって移動する搬送ベルト42と、吸着ファン43とを備えている。
反転部4の動作について説明する。反転部4は、第1印刷部3で印刷された用紙P2を吸着ファン43で吸引しつつ、用紙P2をプーリ41の回転にともなって搬送ベルト42上を円弧状の軌道に沿って用紙搬入部5へ搬送する。用紙P2が円弧状の軌跡で移動することにより、印刷された用紙の一面が下方となる。
用紙搬入部5は、本体11と分離可能に連結し、反転部4から送り出された用紙P2を受け取り、所定の搬入位置へ搬入するとともに、用紙P2に印刷された一面を内側にして湾曲するカールを付与するものである。図2は、両面印刷装置1の一部構成図である。
用紙搬入部5は、斜め上方に傾いて位置する覆板5aと、覆板5aの内面を搬入時に用紙P2がその上を移動する搬入面5bとし、用紙P2を搬入面5b上で移動させ搬入位置まで搬入する搬入手段51と、搬入された用紙P2に対して印刷された一面を内側にして湾曲するカールを付与するカール付与手段52とを備えている。
搬入手段51は、反転部4から送り出された用紙P2を受け取り、搬入位置まで搬入面5b上を移動させて搬入するものである。ここで、搬入位置とは、搬入された用紙P2が移動できる搬入面5b上の最も下方な位置である。
搬入手段51の構成について説明する。搬入手段51は、図2に示す通り、覆板5aに固定されて略密閉状態のハウジング511と、ハウジング511内で所定間隔を空けて配置された一対のプーリ512と、一対のプーリ512に掛け渡され、不図示の駆動手段によるプーリ512の回転にともなって移動する環状ベルト513とを備えている。
覆板5aには、環状ベルト513が露出するようにスロットが形成され、一対のプーリ512は、露出する環状ベルト513の面が搬入面5bと略平坦となるように、ハウジング511内で配置されている。図3は、両面印刷装置1の一部斜視図である。環状ベルト513には、図3に示す通り、複数の貫通孔513aが形成されている。なお、図3は理解を容易にするため、ハウジング511を図示していない。
再び図2を参照する。搬入手段51は、回転軸514a回りに回転することによって搬入面5bから突出可能な強制剥離爪514と、ハウジング511外に配置され、ハウジング511内の空気を排出してハウジング511内を負圧状態にさせる吸気ファン515と、ハウジング511と吸気ファン515との間に設けられ、吸気ファン515による吸気を制御する吸気シャッター516と、負圧状態となったハウジング511内に外気を供給して大気圧に戻す給気シャッター517を備えている。
搬入手段51の動作について説明する。予め吸気ファン515を回転させておき、所定のタイミングで吸気シャッター516を開き、給気シャッター517を閉じてハウジング511内の空気を排出して負圧状態にする。負圧状態にあるハウジング511内には、搬入面5bに露出する環状ベルト513の貫通孔513aから外気が流入し、貫通孔513aに吸引力を発生させる。
反転部4から搬入手段51に搬入された用紙P2は、貫通孔513aから環状ベルト513に向けて吸引される。不図示の駆動手段がプーリ512を駆動させることにより、一面が印刷された用紙P2が、露出された環状ベルト513と略平坦な搬入面5b上を移動する。
用紙P2が搬入面5b上の搬入位置まで搬入されると、吸気シャッター516を閉じて給気シャッター517を開き、ハウジング511内を大気圧に戻し、その後、強制剥離爪514を回転軸514a回りに回転させて搬入面5b上に突出させることにより、搬入面5b上の用紙P2を剥離する。なお、吸気ファン515は常時駆動しているものとする。
再び図3を参照する。カール付与手段52は、用紙搬入部5に搬入された用紙P2に印刷された一面を内側にして湾曲するカールを付与するものである。
カール付与手段52の構成について説明する。カール付与手段52は、図3に示す通り、搬入手段51の両側で搬入面5b上に立設された不図示の取付板によって両端を固定された支点軸521と、この支点軸521を中心にして矢印C方向に回転可能に取り付けられた支持板522と、支持板522から斜め下方に羽根状に延出したガイド板523とを備えている。
カール付与手段52の動作について説明する。カール付与手段52は、用紙P2が用紙搬入部5に搬入される前に予めガイド板523が搬入面5bに対して斜め下方を向くように、支点軸521を中心にして支持板522およびガイド板523を回転させる。
これにより、搬入面5b上を移動して搬入された用紙P2の左右部が、搬入面5bからガイド板523上に移り、この用紙P2の左右部が、搬入面5b上を移動する用紙P2の中央部よりも斜め下方に移動し、用紙P2が搬入位置まで搬入されると、用紙P2には印刷された一面を内側にして湾曲するカールが付与される。
カールが付与されることより、用紙P2に腰付けがなされ、搬入手段51によって剥離された後であっても、用紙P2は再び搬入面5b側に戻ることを防ぐ性質を有することになる。
再び図2を参照する。用紙搬送部6は、搬入位置まで搬入された用紙P2の下端部P2Lを順次保持し、この下端部P2L同士が互いに所定隙間を空けた状態で各用紙P2を搬入位置から搬出位置に移動させるものである。ここで、搬出位置とは、搬送された用紙P2が移動できる後述する用紙搬出部7の搬出面7c上の最も下方な位置である。用紙P2の下端部P2Lとは、用紙P2の下端近傍であり、具体的に、下端から上端方向に用紙P2の全長の20パーセント程度の位置までの部分である。
用紙搬送部6の構成について説明する。用紙搬送部6は、図2に示す通り、一方が搬入面5b近傍に配置され、他方が搬出面7c近傍に配置された一対のプーリ61と、この一対のプーリ61の外周に掛け渡されて、不図示の駆動手段によるプーリ61の回転にともなって移動する環状ベルト62とを備えている。
環状ベルト62の全外周面には、複数のプレート63が互いに所定間隔を空けて略垂直に立設している。この各プレート63は、隣接するプレート63に向けて延びる弾性変形可能な爪片64を有している。
用紙搬送部6の動作について説明する。用紙搬送部6は、用紙P2が搬入位置まで搬入される毎の所定タイミングで間欠的に動作する。用紙P2が搬入面5b上を移動すると、用紙P2の下端部P2Lがプレート63間の凹部65に一枚ずつ挿入され、用紙P2が環状ベルト62に当接する。
搬入位置は、前述の通り、用紙搬入部5に搬入された用紙P2が移動できる搬入面5b上の最も下方な位置であり、本実施形態では、用紙P2の下端部P2Pが凹部65に挿入され、用紙P2が環状ベルト62に当接する位置である。
搬入面5b近傍では、搬入面5b側のプレート63がプーリ61の周方向を向き、搬出面7c側のプレート63が環状ベルト62に対して略垂直を向くため、凹部65の寸法が広がり、用紙P2の下端部P2Lをプレート63間の凹部65に挿入できる。
用紙P2が搬入された後、不図示の駆動手段が所定のタイミングでプーリ61を間欠的に回転させることにより、搬入面5bの近傍で凹部65に用紙P2が挿入された搬入面5b側のプレート63が搬出面5b側へ移動して環状ベルト62に対して略垂直となる。これにより、凹部65の寸法が狭くなり、搬出面5b側の爪片64が下端部P2Lに当接して弾性変形することで下端部P2Lが、搬入面5b側のプレート63と搬出面7c側の爪片64とによって保持される。
用紙搬送部6は、不図示の駆動手段が所定のタイミングでプーリ61を間欠的に回転させて搬入位置に搬入された用紙P2を順次保持し、各下端部P2L同士が所定隙間を空けた状態で搬入面5bから搬出面7cへ間欠的に順次移動させ、この移動時間によって、用紙P2の印刷された一面を乾燥させる。
プーリ61がさらに間欠的に回転し、搬出面7c側のプレート63が搬出面7c近傍まで移動すると、搬出面7c側のプレート63がプーリ61の周方向を向き、再び凹部65の寸法が広くなり、用紙P2の下端部P2Lの保持が順次解除される。搬出位置は、前述の通り、搬送された用紙P2が移動できる搬出面7c上の最も下方な位置であり、本実施形態では、用紙P2の下端部P2Lの保持が解除された後、搬出面7cに移動した位置である。
用紙搬出部7は、本体11と分離可能に連結され、搬入位置まで搬入された用紙P2の上端部P2Uを剥離させ、上端部P2Uが再び搬入面5b上に戻らないように規制するとともに、用紙P2を第2印刷部8へ向けて搬出するものである。
用紙搬出部7は、覆板5aの下側で傾いて位置する支持板7aと、この支持板7aの両側から搬入面5bに向けて延びる側板7bと、搬入位置まで搬入された用紙P2の上端部P2Uを搬入面5bから剥離させ、上端部P2Uが再び搬入面5bに戻らないように規制する剥離手段71と、支持板7aの内面を搬出時に用紙P2がその上を移動する搬出面7cとし、搬出面7c上の用紙P2を第2印刷部8へ向けて搬出する搬出手段72とを備えている。
側板7bの内面は用紙P2の搬入面5bから搬出面7cへの移動を導く案内面となる。また、搬入面5bの上端と搬出面7cの上端との距離が、搬入面5bの下端と搬出面7cの下端との距離よりも短くなるように、支持板7aおよび覆板5aは配置されている。すなわち図2に示すように、支持板7aおよび覆板5aは略八の字状の配置となる。
図4は剥離手段71の構成図である。剥離手段71は、搬入位置まで搬入された用紙P2の上端部P2Uを搬入面5bから剥離させ、上端部P2Uが再び搬入面5bに戻らないように規制するものである。
剥離手段71の構成について説明する。剥離手段71は、搬出面7c側の上方に配置される駆動軸711と、略半円状であって略半円の中心で駆動軸711に固定されるカム712と、カム712の円周近傍でカム712に対して回転自在に連結された可動ガイド713と、可動ガイド713に形成されたスロット713aに挿入され、可動ガイド713の軌道を導く第1ガイド軸714とを備えている。なお、第1ガイド軸714は、後述する搬出手段72のピックアップローラ対728の一方の回転軸と連結している。
また、剥離手段71は、搬入面5b側の上方に配置される回転軸715と、回転軸715に固定支持された剥離爪716と、回転軸715に固定され、不図示のバネにより図中矢印A方向に付勢されているレバー717と、一方がレバー717と回転自在に連結し、他方がカム712の外周面712aに当接するリンク718と、リンク718に形成されたスロット718aに挿入され、リンク718の軌道を導く第2ガイド軸719とを備えている。
剥離手段71の動作について説明する。剥離手段71は、用紙P2が搬入位置まで搬入されると略同時に不図示の駆動手段によって駆動軸711を図中矢印B方向に回転させる。駆動軸711の回転にともなってカム712が回転し、カム712と回転自在に連結された可動ガイド713が、スロット713aに挿入された第1ガイド軸714に軌道を導かれて移動する。
カム712の回転によってカム712の外周面712aとリンク718が当接することにより、リンク718が第2ガイド軸719に軌道を導かれて図中矢印C方向に移動する。リンク718の移動にともなってレバー717が付勢方向に逆らって回転軸715回りに回転する。回転軸715の回転によって、剥離爪716が回転軸715回りに図中矢印D方向に回転する。すなわち剥離手段71は、駆動軸711の回転に同期させて可動ガイド713および剥離爪716を動作させる。
回転軸715の回転にともない、剥離爪716が搬入面5b上に突出することにより、用紙P2の上端部P2Uが搬入面5bから剥離される。可動ガイド713が、略搬出方向に移動した後に、搬入面5b近傍の上方で且つ略搬入方向に移動することにより、可動ガイド713は、剥離爪716によって剥離されて下方へ移動する上端部P2Uとの衝突を回避して搬入面5bと用紙P2の上端部P2Uとの間に入る。これにより、用紙P2の厚みや、カール付与による腰付けや、気流によって用紙P2の上端部P2Uが再び搬入面5bに戻ることが規制される。
用紙P2の上端部P2Uが再び搬入面5bに戻ることを規制することで、次に搬入される用紙P2と搬出面7cに戻る用紙P2の上端部P2Uとの衝突が回避できる。さらに回転軸715が回転することにより、剥離爪716が再び搬入面5b側に移動を開始し、搬入面5b近傍まで上方に移動した可動ガイド713が、搬出面7c側の下方へ移動する。この時、可動ガイド713が用紙P2の上端部P2Uを強制的に搬出面7c側へ移動させる。
再び図2を参照する。搬出手段72は、搬出面7c上の用紙P2を第2印刷部8へ向けて搬出するものである。
搬出手段72は、ハウジング721が支持板7aに固定されている点、搬出面7cから用紙P2を強制剥離させる必要がないため、剥離爪を有さない点および搬出面7c上を移動する用紙P2をピックアップするピックアップローラ対728を有する点において搬入手段51と相違するが、他の構成は搬入手段51と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
搬出手段72は、搬出面7c上の用紙P2を搬出面7c上で移動させ、移動する用紙P2をピックアップローラ対728でピックアップして搬出する。用紙P2を搬出面7c上に移動させる動作は、搬入手段51と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
再び図1を参照する。第2印刷部8は、貯留された用紙P2の他面に印刷するものである。第2印刷部8は、用紙搬出部7から搬出された用紙P2を所定のタイミングで給紙するタイミングローラ対8aを有する点において第1印刷部3と相違するが、その他の点は同様であり、その詳細な説明は省略する。
排紙部9は他面が印刷された用紙P3を排紙するものである。
排紙部9の構成について説明する。排紙部9は、第2印刷部8によって他面が印刷された用紙P3を搬送する排紙搬送手段91と、本体11の側方に設けられ、用紙P3を積載する排紙台92とから構成される。排紙搬送手段91は、駆動ローラ91aと、従動ローラ91bと、搬送ベルト91cと、吸着ファン91dとから構成される。
排紙部9の動作について説明する。排紙部9は、第2印刷部8によって他面が印刷された用紙P3が搬送ベルト91c上に供給されると、吸着ファン91dにより用紙P3を吸着搬送して排紙台92に積載する。
この両面印刷装置1の全体動作について説明する。給紙部2が未印刷の用紙P1を第1印刷部3に給紙し、第1印刷部3が用紙P1の一面に印刷する。反転部4が、印刷された用紙P2の一面が下方となるように、用紙P2を反転させて用紙搬入部5へ搬送する。
用紙搬入部5では、搬入手段51が用紙P2の一面を下方にして搬入位置まで吸引して搬入する。この時、カール付与手段52によって用紙P2には、印刷された一面を内側にして湾曲するカールが付与される。
搬入位置まで搬入された用紙P2の下端部P2Lは、用紙搬送部7によって保持されるとともに、搬出面7c側に下端部P2L同士が所定隙間を空けた状態で搬送され、用紙P2の上端部P2Uは、用紙搬出部7の剥離手段71によって搬入面5bから剥離されるともに、再び搬入面5bに戻らないように規制される。
用紙搬出部7の搬出手段72が、搬出面7c上の用紙P2を第2印刷部8へ向けて搬出し、第2印刷部8が、所定のタイミングで再給紙された用紙P2の他面に印刷し、排紙部9が他面を印刷された用紙P3を排紙する。具体的に、両面印刷装置1は、1分間に100枚程度のサイクルで用紙P1の一面および他面を印刷することができる。
次に用紙搬出部7の本体11との連結状態、分離動作、分離状態および連結動作について説明する。図5は、用紙搬出部7の本体11との分離および連結を示す図である。図5の上図は、用紙搬出部7の本体11と連結状態を示す図、図5の下図は、用紙搬出部7の本体11からの分離状態を示す図、図5の中図は、用紙搬出部7の連結動作および分離動作を示す図である。なお、図5は、理解を容易にするために、本体11について、その上部の図示を省略し、架台12について、用紙搬送部6の図示を省略している。
まず、用紙搬出部7の架台12への設置構造について説明する。用紙搬出部7は、前述の通り、架台12に支軸12a、12d、用紙搬出部7に支軸12b、12eを設け、各支軸間をリンク12c、12fを介して架台12に備えられている。すなわち用紙搬出部7は、リンク12c、用紙搬出部7およびリンク12fとで構成される四節リンク機構の中間リンクのように可動する。リンク12c、12fは、各支軸との結合部に各支軸が奥行方向に摺動可能となる不図示のスライドブッシュを備えている。この不図示のスライドブッシュによって用紙搬出部7が奥行方向の位置修正が可能となる。なお、上記リンク機構は奥行方向反対側の側面にも設けられている。
次に、用紙搬出部7の本体11との連結状態について説明する。リンク12cが不図示のスプリング機構によって図中矢印A方向に示す上方に付勢されていることにより、用紙搬出部7は、図5の上図が示すように、斜め上方に傾いた姿勢でその上部を本体11と連結する。この状態が用紙搬出部7の本体11との連結状態である。詳細については後述するが、用紙搬出部7は、本体11に備えられた第1の基準部材13により、連結状態を維持するとともに、本体11の位置に対して上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがなされている。ここで、上下方向、左右方向および奥行方向とは、紙面に対して上下、左右および紙面に対して垂直の各方向を意味する。
次に、用紙搬出部7の本体11からの分離動作について説明する。不図示のスプリング機構によるリンク12cへの付勢を解除することにより、用紙搬出部7は、リンク12c、用紙搬出部7およびリンク12fからなる四節リンク機構の中間リンクとして、図5の中図に示すように、連結状態の姿勢から下降する。この動作が用紙搬出部7の本体11からの分離動作である。
次に、用紙搬出部7の本体11との分離状態について説明する。用紙搬出部7は、分離動作によって支軸12aを上方、支軸12bを下方としてリンク12cが略垂直となる姿勢まで下降して停止する。この状態が用紙搬出部7の分離状態である。分離状態にある用紙搬出部7は、連結状態と比較して搬入面5bと搬出面7cとの間の距離が所定距離だけ拡大する。
次に、用紙搬出部7の本体11への連結動作について説明する。再び不図示のスプリング機構によってリンク12cを付勢することにより、用紙搬出部7は、リンク12c、用紙搬出部7およびリンク12fからなる四節リンク機構の中リンクとして、図5の中図に示すように、分離状態の姿勢から上昇する。この動作が用紙搬出部7の本体11への連結動作である。また、本体11はガイド部材14を備え、このガイド部材14のガイドローラ14aが連結動作中の用紙搬出部7の側面に当接させて、用紙搬出部7の奥行方向の位置を案内する。
用紙搬出部7の本体11への位置決めについて説明する。図6は、連結動作での第1の基準部材13の構成図、図7は、連結状態での第1の基準部材の構成図を示す。
第1の基準部材13は、図6および図7の示す通り、本体11に固定されているベースプレート13aと、ベースプレート13aに固定されて奥行方向に突出する位置決め軸13bと、ベースプレート13aに固定されたブラケット13cとから構成されている。このブラケット13cには、長孔13dが形成されている。
図6および図7には図示していないが、第1の基準部材13は、用紙搬出部7の反対側の側面近傍にも設けられている。反対側の第1の基準部材13は、ブラケット13cを有していない。
用紙搬出部7は、搬出面7cの両側から延出するプレートに窪み7dと、同様に搬出面7cから突出する位置決めピン7eを備えている。連結動作により上昇する用紙搬出部7の両側の窪み7dが位置決め軸13bに当接することより、用紙搬出部7の上昇が停止して用紙搬出部7の姿勢が固定される。すなわち用紙搬出部7は位置決め軸13bに基づいて用紙搬出部7の本体11に対する左右方向の位置決めがされる。
長孔13dは、奥行方向の寸法が短く、左右方向および/または上下方向の寸法が長いものであり、奥行方向の寸法は、位置決めピン7eの径寸法に対して、0.01〜0.3mm程度のクリアランスで形成されている。連結動作で位置決めピン7eがブラケット13cの長孔13dに挿入されることにより、用紙搬出部7の本体11に対する奥行方向の位置決めがされる。
次に用紙搬入部5の本体11との連結について説明する。用紙搬入部5は、搬入面5bの両側から延出するプレートに窪み5cと、搬入面5b上に固定されたブラケット5dをとを備えている。ブラケット5dには、長孔5eが形成されている。
用紙搬入部5は、窪み5cを位置決め軸13bに当接させることにより、用紙搬出部7と同様に、本体11に対して上下方向および左右方向の位置決めがされる。なお、用紙搬入部5の下部は不図示の固定手段により架台12に固定されている。
用紙搬出部7は、搬出面7c上で位置決めピン7eの反対側に第2の基準部材7fを備えている。第2の基準部材7fは、位置決めピン7eと同様に搬出面7cから突出するピン形状である。
長孔5eは、奥行方向の寸法が短く、左右方向および/または上下方向の寸法が長いものであり、奥行方向の寸法は、第2の基準部材7fの径寸法に対して、0.01〜0.3mm程度のクリアランスで形成されている。用紙搬出部7の連結動作により第2の基準部材7fがブラケット5dの長孔5eに挿入されることにより、用紙搬入部5の本体11に対する奥行方向の位置決めがされる。
以上述べた通り、両面印刷装置1は、用紙P2の一面に印刷する第1印刷部3と、用紙P2の他面に印刷する第2印刷部8と、第1の基準部材13とを備えた本体11と、第1印刷部3で一面が印刷され、送り出された各用紙P2を受け取って搬出面5b上を移動させて順次搬入する用紙搬入部5と、搬入された各用紙P2を各用紙P2の下端部P2L同士が所定隙間を空けた状態で搬入面5b上から搬出面7c上へ順次搬送する用紙搬送部6と、本体11と分離可能に連結され、搬出面7c上の用紙P2を第2印刷部8へ向けて順次搬出する用紙搬出部7とを備えており、この用紙搬出部7が、搬入面5bと搬出面7cとの間が所定距離だけ拡大するように、本体11から分離することにより、両面印刷装置1内でジャムが発生した場合であっても、作業者が搬入面5bと搬出面7cとの間に貯留された用紙P2を容易に取り除くことができる。また、用紙搬出部7が、第1の基準部材13に基づいて本体11に対して上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがなされるように、本体11と連結されるため、搬出面7cから第2印刷部8への移動経路を本体11に対して高精度に再現できる。
また、両面印刷装置1は、用紙搬入部5が、本体11と分離可能に連結されるものであり、用紙搬入部5を分離することで搬入面5bと搬出面7cとの間の距離をより拡大でき、作業者が搬入面5bと搬出面7cとの間に貯留された用紙P2をさらに容易に取り除くことができる。また、用紙搬入部5が、第1の基準部材13に基づいて本体11に対して上下方向および左右方向の位置決めがされるように、本体11と連結されるため、反転部4から搬入面5bへの移動経路を本体11に対して高精度に再現できる。
また、両面印刷装置1は、用紙搬出部7が第2の基準部材7fを備え、用紙搬入部5が、第2の基準部材7fに基づいて用紙搬出部7に対する奥行方向の位置決めがされるように、本体と連結することにより、剥離手段71のように部品の一部、例えばリンク718等を用紙搬入部5側に備え、他の部品、例えばカム712等を用紙搬出部7側に備えているような機構を有する場合、すなわち用紙搬入部5と用紙搬出部7との位置関係が重要となる場合であっても、連結によってカム712の外周面712aがリンク718と奥行方向にずれてしまい、動作ができなくなることを回避できる。
なお、両面印刷装置1を両面孔版印刷装置として説明したが、特にこれに限定されるものではなく、インクジェットプリンタ等であっても構わない。
P1、P2 用紙
P2L 下端部
1 両面印刷装置
3 第1印刷部
5 用紙搬入部
6 用紙搬送部
7 用紙搬出部
7f 第2の基準部材
8 第2印刷部
11 本体
13 第1の基準部材
P2L 下端部
1 両面印刷装置
3 第1印刷部
5 用紙搬入部
6 用紙搬送部
7 用紙搬出部
7f 第2の基準部材
8 第2印刷部
11 本体
13 第1の基準部材
Claims (3)
- 用紙の一面に印刷する第1印刷部と、用紙の他面に印刷する第2印刷部と、第1の基準部材とを備えた本体と、
前記第1印刷部で前記一面が印刷され、送り出された各用紙を受け取って搬入位置まで順次搬入する用紙搬入部と、
前記搬入位置まで搬入された各用紙を各用紙の下端部同士が所定隙間を空けた状態で搬出位置まで順次搬送する用紙搬送部と、
前記本体と分離可能に連結され、搬出位置の用紙を前記第2印刷部へ向けて順次搬出する用紙搬出部とを備えた両面印刷装置であって、
前記用紙搬出部が、前記搬入位置と前記搬出位置との間が所定距離だけ拡大するように、前記本体から分離するものであり、前記本体に連結された状態においては、前記第1の基準部材に基づいて前記本体に対する上下方向、左右方向および奥行方向の位置決めがされているものであること特徴とする両面印刷装置。 - 前記用紙搬入部が、前記本体と分離可能に連結されるものであり、該本体に連結された状態においては、前記第1の基準部材に基づいて前記本体に対する上下方向および左右方向の位置決めがされているものであることを特徴とする請求項1に記載の両面印刷装置。
- 前記用紙搬出部が、第2の基準部材を備え、
前記用紙搬入部が、前記本体に連結された状態においては、前記第2の基準部材に基づいて前記用紙搬出部に対する奥行方向の位置決めがされているものであることを特徴とする請求項2に記載の両面印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009238896A JP2011083981A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 両面印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009238896A JP2011083981A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 両面印刷装置 |
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JP2011083981A true JP2011083981A (ja) | 2011-04-28 |
Family
ID=44077302
Family Applications (1)
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JP2009238896A Withdrawn JP2011083981A (ja) | 2009-10-16 | 2009-10-16 | 両面印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011083981A (ja) |
-
2009
- 2009-10-16 JP JP2009238896A patent/JP2011083981A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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