JP2013220463A - 金属板の締結構造,締結方法,締結具,金属板締結体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】垂直穴14とテーパー穴16が連続した形状の穴12を有する下板10に、上板20をパンチでプレスし、該上板20を前記穴12に流入させてかしめ部22を形成する。その際、前記上板20に形成されるパンチ穴24の径D3が、前記垂直穴14の径D1よりも小さく、かつ、パンチ穴24の深さH3が、上板20の厚みH2よりも深くなるような構成とする。これにより、前記かしめ部22は、前記垂直穴14からテーパー穴16の側面に沿うように横に広がり、下板10に確実に締結する。また、金属板締結体30を形成するための締結具は、下板10を受けるダイと、上板20をプレスするパンチを対向配置したもので、前記ダイには、前記垂直穴14に嵌り、上下方向にシフト可能であって、前記パンチと連動するアンビルが設けられる。
【選択図】図1
Description
(1)垂直穴14とテーパー穴16が連続した形状の穴12を有する下板10に、上板20をパンチ90でプレスし、該上板20を前記穴12に流入させてかしめ部22を形成する。その際、前記上板20に形成されるパンチ穴24の径D3が、前記垂直穴14の径D1よりも小さく、かつ、パンチ穴24の深さH3が、上板20の厚みH2よりも深くなるよう構成する。これにより、前記かしめ部22が、前記垂直穴14からテーパー穴16の側面に沿うように横に広がるため、強い締結効果が得られる。
(2)前記穴12が、垂直穴14とテーパー穴16からなるため、前記垂直穴14の周囲において下板10の強度が低下することがなく、下板10の変形による抜けやめくれ上がりを防止することができる。また、突状部がないため、省スペース化や設計の自由度の向上が可能となる。
(4)下板10と上板20を締結するための締結具50のダイ60に、前記垂直穴14に嵌まり、かつ、前記穴12から抜けない範囲内で、前記ダイ60のシリンダ62内を上下にシフトするアンビル70を設けたので、加工時の位置決めが容易である。
(5)前記アンビル70が、前記ダイ60に対向配置されたパンチ90と連動してシフト可能であるため、垂直穴14及びテーパー穴16と、パンチ90との間に、上板20の金属が流入するための空間80を徐々に形成する。従って、テーパー穴16に沿ったかしめ部22を確実に形成することができる。
(6)締結自体は、ダイ60とパンチ90によるプレス工程のみで完了するため、締結作業を効率良く行うことができる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。例えば、前記実施例1では、垂直穴14にテーパー穴16を連続形成することとしたが、これも一例であり、図1(C)に示す変形例のように、穴12´そのものがテーパー状であってもよい。前記穴12´は、第2の金属板20側の径が小さく、反対側の主面10Aへ向けて径が拡大しており、前記パンチ穴24は、前記穴12´の小径側よりも径が小さく、その深さは、第2の金属板20の厚みよりも深くなるように形成される。本例では、上述した実施例1の穴12と比べて垂直穴14がないため、締結強度は若干低下するものの、穴12´の加工が容易であり、強度を必要としない締結であれば、十分に効果を発揮することができる。この場合に利用される締結具50の構造は、基本的には実施例1と同様である。
(3)前記実施例で示した締結工程も一例であり、同様の効果を奏するように、適宜変更可能である。
(4)前記実施例で示した締結具50も一例であり、同様の作用・効果を奏する範囲内で、適宜設計変更可能である。
10A:主面
12,12´:穴
14,15:垂直穴
16:テーパー穴(拡径部)
20:上板(第2の金属板)
22:かしめ部
22A:底面
22B:周縁
24:パンチ穴
24A:底面
30:金属板締結体
32:締結構造
50:締結具
60:ダイ
62:シリンダ
64,68:中空部
66:先端部
68:中空部
70:アンビル
70A,70C:縮径部
70B:本体部
72:先端
74:段差面
76:底部
78:バネ
80:空間
90:パンチ
92:先端部
Claims (11)
- 第1の金属板に形成された穴に、第2の金属板をパンチでプレスして流入させたかしめ部を有する金属板の締結構造であって、
前記穴は、前記第2の金属板と締結する側に、前記第1の金属板の主面に対して垂直な面によって形成された垂直穴と、該垂直穴よりも径が大きく、前記第1の金属板の他方の主面側で開口した拡径部とが連続した形状であって、
前記第2の金属板に形成されるパンチ穴の径が、前記垂直穴の径よりも小さく、かつ、該パンチ穴の深さが、前記第2の金属板の厚みよりも深くなるように形成されており、
前記かしめ部が、前記垂直穴から拡径部の側面に沿って形成され、かつ、前記拡径部から突出しないことを特徴とする金属板の締結構造。 - 前記拡径部が、前記垂直穴から、前記第1の金属板の他方の主面に向けて径が拡大したテーパー穴であることを特徴とする請求項1記載の金属板の締結構造。
- 第1の金属穴に形成された穴に、第2の金属穴をパンチでプレスして流入させたかしめ部を有する金属板の締結構造であって、
前記穴は、前記第2の金属板と締結する側の主面から、前記第1の金属板の他方の主面側に向けて径が拡大したテーパー状であって、
前記第2の金属板に形成されるパンチ穴の径が、前記穴の小径側の径よりも小さく、かつ、前記パンチ穴の深さが、前記第2の金属板の厚みよりも深くなるように形成されており、
前記かしめ部が、前記穴のテーパー状の側面に沿って形成され、かつ、該穴から突出しないことを特徴とする金属板の締結構造。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の金属板の締結構造を有することを特徴とする金属板締結体。
- 第1の金属板に、該第1の金属板の主面に対して垂直な面によって形成された垂直穴と、該垂直穴よりも径が大きく、前記第1の金属板の他方の主面側で開口した拡径部とが連続した形状の穴を形成する工程と、
前記垂直穴に沿ってシフト可能なアンビルを有するダイの上に、前記第1の金属板を前記拡径部がダイ側を向くように配置して、前記垂直穴に前記アンビルを嵌め、該第1の金属板上に、締結対象の第2の金属板を配置する工程と、
前記ダイに対向配置され、かつ、前記垂直穴よりも径が小さいパンチによって、前記第2の金属板を前記第1の金属板に向けてプレスし、該第2の金属板の厚みよりも深いパンチ穴を形成するとともに、前記パンチと連動して、前記アンビルをシフトさせる工程,
を含んでおり、
前記プレスする工程によって、前記第2の金属板を、前記垂直穴及び拡径部の側面に沿って流入させ、前記拡径部から突出しないかしめ部を形成したことを特徴とする金属板の締結方法。 - 前記拡径部が、前記垂直穴から、前記第1の金属板の他方の主面に向けて径が拡大したテーパー穴であることを特徴とする請求項5記載の金属板の締結方法。
- 第1の金属板に、一方の主面から他方の主面にかけて径が拡大するように形成されたテーパー状の穴を形成する工程と、
前記穴の貫通方向に沿ってシフト可能なアンビルを有するダイの上に、前記第1の金属板を、前記穴の大径側がダイ側を向くように配置して、前記穴に前記アンビルを嵌め、該第1の金属板上に、締結対象の第2の金属板を配置する工程と、
前記ダイに対向配置され、かつ、前記穴の小径側よりも径が小さいパンチによって、前記第2の金属板を前記第1の金属板に向けてプレスして、該第2の金属板の厚みよりも深いパンチ穴を形成するとともに、前記パンチと連動して、前記アンビルをシフトさせる工程,
を含んでおり、前記プレスする工程によって、第2の金属板を、前記穴のテーパー状の側面に沿って流入させ、前記穴から突出しないかしめ部を形成したことを特徴とする金属板の締結方法。 - 請求項5〜7のいずれか一項に記載の金属板の締結方法によって第1の金属板と第2の金属板が締結されたことを特徴とする金属締結体。
- ダイと、該ダイに対向配置されたパンチからなる金属板の締結具であって、
前記ダイは、
主面に対して垂直な面からなる垂直穴と、該垂直穴よりも径が大きく他方の主面側で開口した拡径部とが連続した形状の穴を有する第1の金属板の前記拡径部側を受けるとともに、前記垂直穴に沿ってシフト可能なアンビルを有しており、
前記パンチは、
前記垂直穴よりも径が小さく、前記第1の金属板への締結対象の第2の金属板の厚みを超えて前記穴に進入するストロークが可能であって、
前記アンビルが、前記拡径部から抜けない範囲内で、前記パンチのストロークに連動してシフトすることで、前記垂直穴及び拡径部と前記パンチの外周面との間に、前記第2の金属板が、前記垂直穴を超えて拡径部に流入可能な空間を形成することを特徴とする金属板の締結具。 - 前記拡径部が、前記垂直穴から、前記第1の金属板の他方の主面に向けて径が拡大したテーパー穴であることを特徴とする請求項9記載の金属板の締結具。
- ダイと、該ダイに対向配置されたパンチからなる金属板の締結具であって、
前記ダイは、
一方の主面から他方の主面にかけて径が拡大したテーパー状の穴を有する第1の金属板の大径側を受けるとともに、前記穴の貫通方向に沿ってシフト可能なアンビルを有しており、
前記パンチは、
前記穴の小径側よりも径が小さく、前記第1の金属板の締結対象の第2の金属板の厚みを超えて前記穴に進入するストロークが可能であって、
前記アンビルが、前記穴から抜けない範囲内で、前記パンチのストロークに連動してシフトすることで、前記穴と前記パンチの外周面との間に、前記第2の金属板が流入可能な空間を形成することを特徴とする金属板の締結具。
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JP2012095286A JP2013220463A (ja) | 2012-04-19 | 2012-04-19 | 金属板の締結構造,締結方法,締結具,金属板締結体 |
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