JP2002045934A - 絞り突起のかしめ部が金属板の表面より突出せずに面一に形成させることのできるかしめ方法 - Google Patents

絞り突起のかしめ部が金属板の表面より突出せずに面一に形成させることのできるかしめ方法

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JP2002045934A
JP2002045934A JP2000235673A JP2000235673A JP2002045934A JP 2002045934 A JP2002045934 A JP 2002045934A JP 2000235673 A JP2000235673 A JP 2000235673A JP 2000235673 A JP2000235673 A JP 2000235673A JP 2002045934 A JP2002045934 A JP 2002045934A
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JP
Japan
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dowel
metal plate
insertion hole
hole
caulking
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JP2000235673A
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English (en)
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Seiji Okudera
清二 奥寺
Masao Maruyama
雅生 丸山
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MIYOSHI KOGYO KK
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MIYOSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 面一のかしめ方法における非合理性を改善す
る。 【解決手段】 一方の金属板5にはプレス加工にて挿通
穴6をあけると共に他方の金属板7にはポンチにて該挿
通穴に収まるダボ8を出させ、当該ダボ8を該挿通穴の
ダレ面側から挿入させて2枚の金属板5、7を重合し、
当該重合体を破断面側をダイプレート9に載せた状態に
て該ダボ8穴に対して先端に楔10a付形のポンチ10
を打ち込み、かかる鍛造成形にて該挿通穴6内への該ダ
ボ8の密充填をなすとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板を絞り突起
と挿通穴とからなるロールオーバー加工にて接合する接
合構造において、絞り突起のかしめ部を挿通穴内に収納
することによって、絞り突起のかしめ部が金属板の表面
より突出せず面一に形成させることのできるかしめ方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】金属板を絞り突起と挿通穴とからなるロ
ールオーバー加工にて接合する接合構造にあっては、該
絞り突起のかしめ部は金属表面に突出するのが一般であ
るが、絞り突起の先端かしめ部が金属板の表面より突出
して外観的に好ましくないという欠点、また、挿通穴の
ダレ面及び破断面に起因するかしめ接合の強度低下及び
強度バラツキが発生するという欠点、更にまた、金属板
に歪みが生じることにより接合される金属板と金属板と
の間に隙間が生じるので、上記接合構造を電子レンジの
加熱箱に採用した場合、電波が漏洩しやすいという問題
点に鑑み、特開昭63−122724号には、挿通穴の
絞り突起かしめ部にプレス加工(多段加工パンチによる
1工程プレス加工)による凹みを設け、該凹みに絞り突
起のかしめ部を収納するとした提案がなされている。
【0003】すなわち、図2〜3に示される如く、一方
の金属板1の挿通穴2は多段加工パンチによる1工程の
プレス加工で表面側の絞り突起かしめ部に面取り状の凹
み2aが設けられている。
【0004】他方の金属板3の絞り突起4は従来のもの
より絞り高さHを低くして絞り突起4周辺の歪みを低減
させている。
【0005】図4a、bに示す如く、絞り突起4のかし
め部4aが挿通穴2の絞り突起かしめ部に設けられてい
る凹み2aに収納されて、金属板1の表面と略面一にな
るように構成されている。
【0006】しかして、絞り突起4のかしめ部4aを挿
通穴周縁の凹み2aに収納することによって、絞り突起
4のかしめ部4aが金属板1の表面よりほとんど突出し
ないようになる。
【0007】また、挿通穴のダレ面及び破断面が圧縮成
形されることによって、かしめ接合の強度アップ及び強
度バラツキの改善が図られる。
【0008】更にまた、絞り突起4の高さHを低くでき
ることにより絞り加工が楽になり金属板3の歪みが少な
くなる、としている。
【0009】なお、上記の「ダレ面」、「破断面」と
は、図5に示される如く、一般的には、接合する一方の
金属板1にはプレス加工による挿通穴2′が設けられて
おり、この挿通穴2′はダレ面2′a、箭断面2′b、
破断面2′cより構成される。
【0010】概略としては、パンチング方向からまずダ
レ面2′aが板厚の約10%程度あり、次に箭断面2′
bが表面を比較的なめらかな円筒状で板厚の約30〜4
0%あり、最後に破断面2′cがテーパ状で表面は粗状
として板厚の約50〜60%ある。破断面2′cはテー
パ状となっているため、他方の金属板の素材が圧入され
ると食い込む形となり、良好な固定状態を得ることがで
きる、とされている。
【0011】つまり、特開昭63−122724号にあ
っては、一般的なプレス加工による挿通穴2′を採用す
ることなく、追加加工を加えた多段加工パンチによる1
工程の特殊プレス加工で、特殊形状の挿通穴2を圧縮形
成した点に特徴がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】叙上の「多段加工パン
チによる1工程のプレス加工」とは、要するに、プレス
で穴をあけた後にプレスで皿形状につぶす(圧縮成形)
ことであり、在来の穴あけのプレス加工よりも1工程余
分に手間がかかるものであり、かつ、既述の如く在来よ
りそれなりの固定効果が評価されている破断面2′cの
活用を全面的に放棄するものであり、合理性に欠ける。
【0013】なお、破断面2′cの意義は単なるテーパ
状故の楔効果のみでなく、ザラザラの粗面による係止効
果のもある。
【0014】本発明は叙上の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、余分な工程を加えること
なく、在来の穴あけプレス加工の挿通穴の特性を存分に
活用して、金属板に無理なくかしめ部の挿通穴内への収
納を達成し得る、絞り突起のかしめ部が金属板の表面よ
り突出せずに面一に形成させることのできるかしめ方法
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の絞り突起のかしめ部が金属板の表面より突
出せずに面一に形成させることのできるかしめ方法は、
一方の金属板にはプレス加工にて挿通穴をあけると共に
他方の金属板にはポンチにて該挿通穴に収まるダボを出
させ、当該ダボを該挿通穴のダレ面側から挿入させて2
枚の金属板を重合し、当該重合体を破断面側をダイプレ
ートに載せた状態にて該ダボ穴に対して先端に楔付形の
ポンチを打ち込み、かかる鍛造成形にて該挿通穴内への
該ダボの密充填をなすとしたものである。
【0016】
【作用】ダボの絞り高さは低く(挿通穴より突き出る必
要がないため)、金属板に歪みが生じない。
【0017】ダボの挿通穴内への鍛造充填は、ダイプレ
ートで破断面側を受止しつつダボ穴側からのポンチ先端
楔による押圧膨出(ロールオーバー加工でない)である
ため、破断面のテーパーと粗面とを有効に活用し得、合
理的で効果的である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の態様を図1a〜d
に基づいて説明する。
【0019】接合すべき一方の金属板5にプレス加工に
て大きめのクリアランスを確保させて挿通穴6をあける
(a)。
【0020】他方の金属板7にポンチにてダボ(絞り突
起)8を付形させる(b)。
【0021】当該ダボ8は該挿通穴6に収まれば良く、
余分に突き出る必要はない。
【0022】当該ダボ8を該挿通穴6のダレ面側から挿
入させて金属板5、7を重合する(c)。
【0023】この重合体をダボ8内を上に向かせてダイ
プレート9上に搭載し、該ダボ穴8′に対して先端に楔
10a付形のポンチ10を押し込みダボ8の鋳造成形を
行ない挿通穴6の破断面部への膨出充填を行なわせる
(d)。
【0024】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されるので、面
一のかしめを、全工程を通じて材料に無理を加えること
なく済み得、かつ、一体化において破断面の特性を存分
に活用しており、極めて簡素にして合理的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】a〜dは本発明方法の工程手順図である。
【図2】従来技術における挿通穴の説明図である。
【図3】従来技術におけるダボの説明図である。
【図4】a、bは図2、3で示した挿通穴とダボによる
かしめ工程手順図である。
【図5】通常のプレス加工による挿通穴の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ; 金属板 2、2′ ; 挿通穴 2a ; 凹み 2′a ; ダレ面 2′b ; 箭断面 2′c ; 破断面 3 ; 金属板 4 ; 突起 4a ; かしめ部 5 ; 金属板 6 ; 挿通穴 7 ; 金属板 8 ; ダボ 9 ; ダイプレート 10 ; ポンチ 10a ; 楔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の金属板にはプレス加工にて挿通穴
    をあけると共に他方の金属板にはポンチにて該挿通穴に
    収まるダボを出させ、当該ダボを該挿通穴のダレ面側か
    ら挿入させて2枚の金属板を重合し、当該重合体を破断
    面側をダイプレートに載せた状態にて該ダボ穴に対して
    先端に楔付形のポンチを打ち込み、かかる鍛造成形にて
    該挿通穴内への該ダボの密充填をなすとしたことを特徴
    とする絞り突起のかしめ部が金属板の表面より突出せず
    に面一に形成させることのできるかしめ方法。
JP2000235673A 2000-08-03 2000-08-03 絞り突起のかしめ部が金属板の表面より突出せずに面一に形成させることのできるかしめ方法 Pending JP2002045934A (ja)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040309