JP2013219615A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続して撮影された画像について特定の被写体を順次検出する被写体追尾機能を有する撮像装置およびその制御方法において、誤検出の影響を受けづらい被写体追尾機能を実現する。
【解決手段】 被写体の追尾中、追尾の信頼度を判定する。検出された顔がテンプレート画像に設定されている場合(S112)、追尾の信頼度が予め定められた複数回連続して低いと判定される(S113)までは、テンプレート画像を変更しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は撮像装置およびその制御方法に関し、特に被写体追尾機能を持つ撮像装置およびその制御方法に関する。
従来、固体撮像素子を搭載したカメラにおいて、ライブビュー画像のような動画像のあるフレームから任意の被写体を検出し、後続するフレームでその被写体を追尾する機能が実用化されている。このような被写体追尾機能を有するカメラでは、画像中における被写体の位置を検出することによって、被写体に対して適切な自動焦点調節や自動露出演算を行うことが可能である。例えば、人物の顔を検出して追尾対象とすることで、検出した顔に合焦させ続けるカメラが製品化されている。また、被写体追尾中に被写体を見失った場合、追尾対象を再設定して追尾を再開するものも存在する。
例えば特許文献1には、画像中に人物の顔が検出されれば、検出された顔の中で最も大きい顔を追尾対象として自動的に選択するカメラが開示されている。
また、特許文献2には、顔検出動作後に追尾対象を設定して追尾動作を開始し、追尾対象を見失った場合は、顔検出動作を再度実行して追尾対象を再設定する機能を持ったカメラが開示されている。
また、特許文献1、特許文献2とも、顔が検出されなかった場合は、設定されている自動焦点検出領域内の被写体を追尾対象としている。
特開2011−27847号公報 特開2009−124565号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示された従来技術では、顔の誤検出についての対処がなされていないため、誤検出された領域を顔の検出領域として追尾対象としてしまう可能性がある。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、連続して撮影された画像について特定の被写体を順次検出する被写体追尾機能を有する撮像装置およびその制御方法において、誤検出の影響を受けづらい被写体追尾機能を実現することを目的とする。
上述の目的は、画像中に含まれる顔を検出する顔検出手段と、撮影によって得られた画像から、テンプレート画像と類似した領域を検出する被写体検出手段と、連続して撮影された画像について、被写体検出手段によって領域を順次検出することにより、テンプレート画像に設定された被写体を追尾する機能を実現する制御手段と、を有する撮像装置であって、制御手段は、被写体の追尾中、被写体検出手段による検出の信頼度を判定し、テンプレート画像に顔検出手段が検出した顔が設定されている場合、被写体検出手段による検出の信頼度が予め定められた複数回連続して低いと判定されるまでは、テンプレート画像を変更しないことを特徴とする撮像装置によって達成される。
本発明によれば、連続して撮影された画像について特定の被写体を順次検出する被写体追尾機能を有する撮像装置およびその制御方法において、誤検出の影響を受けづらい被写体追尾機能を実現することができる。
本発明の実施形態に関る撮像装置における、顔検出結果と追尾の信頼性に基づく追尾モードの遷移制御の例を示す図 本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタル一眼レフカメラの側断面図 本発明の実施形態に係るデジタル一眼レフカメラの機能構成例を示すブロック図 図2のAF制御部、システム制御部、およびAE制御部の処理手順と相互関係を説明するための図 図2のAF制御部、システム制御部、およびAE制御部の処理手順と相互関係を説明するための図 本発明の実施形態に関る撮像装置における、被写体追尾中の光学ファインダー像の例を示す図 本発明の実施形態に関る撮像装置における、テンプレート画像生成処理動作を説明するためのフローチャート 本発明の実施形態に関る撮像装置における、顔検出領域と測光領域との関係例を示す図
以下、添付図面を参照して、本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタル一眼レフカメラ(DSLR)の主要な構成部品の配置例を示す側断面図である。DSLRは、本体201と本体201の前面に装着される撮影レンズ202を有する。撮影レンズ202は交換可能であり、また本体201と撮影レンズ202は、不図示のレンズマウントにより機械的および電気的に接続される。撮影レンズ202の中には、フォーカシングレンズ213と絞り214があり、レンズマウント接点群215を介した、本体201による電気的な制御に従って動作する。
メインミラー203はハーフミラーであり、背面にはサブミラー204が設けられている。図示した、ミラーアップされていない状態では、撮影レンズ202からの光束の一部を反射して上方のファインダー光学系へ入射させ、透過光をサブミラー204で反射して下方のAF装置205へ入射させる。露光時などミラーアップされた状態では、光路から退避する。
AF装置205は位相差検出方式のAFセンサである。撮影レンズ202の二次結像面を、AF装置205が有する焦点検出ラインセンサ上に形成することによって、撮影レンズ202のデフォーカス量と焦点方向を検出し、検出結果をもとにフォーカシングレンズ213を駆動して自動焦点調節を行う。位相差検出方式による合焦制御については公知であり、本発明とは直接関係しないため、AF装置205の詳細な構成や合焦制御についての説明は省略する。
ピント板206はファインダー光学系としての撮影レンズ202の予定結像面に配置された透過型の液晶ディスプレイであり、撮影レンズ202が形成する視野の光学像に、測距点などの情報を重畳表示する。ユーザは、アイピース209からファインダー光路変更用のペンタプリズム207を通じてピント板206を観察することにより、撮影される視野や測距点を確認することができる。
AE装置208は、被写体の明るさを観測するため、複数画素を持つAEセンサで光学ファインダー像を測光画像データに変換する。AEセンサは画素数を除いて撮像素子211と同様の構成であってよいが、主に被写体輝度の検出に用いられるためAEセンサと呼ぶ。測光画像データは、R、G、およびB成分を有する。AE装置208は、生成された測光画像データを用いて、被写体の明るさ検出と露出演算、被写体追尾および顔検出を行う。
撮像素子211はCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどであり、光電変換素子を有する画素が複数配列されている。メインミラー203およびサブミラー204を撮影光路から退避させ、フォーカルプレーンシャッター210を開くことにより、撮像素子211が露光され、被写体光学像が撮影される。
ディスプレイ212は例えば液晶ディスプレイ(LCD)であり、ライブビュー画像を表示して電子ビューファインダーとして用いたり、各種の設定値、撮影情報、装置情報、GUI画面、撮影済み画像などの表示に用いたりする。
図3は、本実施形態のDSLRの機能的な構成例を示すブロック図である。なお、図2と同じ構成要素については、同一符号を付してある。
操作部301は、ユーザが本体201や撮影レンズ202に取り付けられたボタン、スイッチ、ダイヤル、接続機器等を介して行った操作を検知し、操作内容に応じた信号をシステム制御部306に出力する。操作部301は、レリーズボタンの押下量によってSW1信号とSW2信号を送信する。具体的には、レリーズボタンが半分程度押下されるとSW1信号を、レリーズボタンがさらに所定量押されるとSW2信号を、それぞれシステム制御部306に出力する。なお、SW1信号が出力されるレリーズボタンの押下状態を「半押し」、SW2信号が出力されるレリーズボタンの押下状態を「全押し」と呼ぶ。また、レリーズボタンの半押し状態が維持されている状態を「SW1保持状態」と呼び、全押し状態が維持されている状態を「SW2保持状態」と呼ぶ。また、操作部301は、レリーズボタンの押下量がSW1信号を送信するに満たない状態になるとSW1解除信号を、SW2信号を送信するに満たない状態になるとSW2解除信号を、それぞれシステム制御部306に出力する。
上述の通り、AF装置205は位相差検出方式による自動焦点検出および、焦点検出結果に基づく、フォーカシングレンズ213の合焦位置への駆動(自動焦点調節)を行う。AF装置205は、AF制御部304および測距センサ305で構成される。測距センサ305は例えば図6(a)に示す61点の測距点配置に対応するラインセンサで構成され、サブミラー204を介して入射される光を電気信号に変換し、各測距点に対して一対の像信号をAF制御部304に出力する。AF制御部304は、測距センサ305から出力された一対の像信号の位相差に基づいて、図6(a)に示す各測距点のデフォーカス量を計算し、合焦させる測距点を1つ選択する。そして、各測距点のデフォーカス量をデータとして持つデフォーカスマップと、選択した測距点の位置情報をシステム制御部306に出力する。システム制御部306は、選択測距点位置およびデフォーカスマップに基づいて焦点調節演算を行い、選択された測距点に合焦するようにフォーカシングレンズ213の位置を制御する。
AE装置208は自動露出演算および被写体追尾を行う。AE装置208はAE制御部302および測光センサ303で構成される。AE制御部302は測光センサ303から連続し読み出した測光画像データに基づいて自動露出演算を行い、結果をシステム制御部306に出力する。システム制御部306はAE制御部302から出力された自動露出演算の結果に基づいて、絞り214の値(開口の大きさ)を制御し、本体201に入射する光量を調節する。
また、SW1保持状態および連写中において、AE制御部302は測光センサ303で連続して撮影された測光画像データを用いて被写体を順次検出することにより、被写体の追尾を実現し、検出した被写体の位置情報をシステム制御部306に出力する。システム制御部306はAE制御部302から出力された被写体の位置情報をAF制御部304に出力する。
AF制御部304は、システム制御部306から出力された被写体の位置もしくはその近傍にある測距点のデフォーカス量を計算し、計算結果をあらかじめ設定された閾値と比較する。比較の結果デフォーカス量が閾値以下であれば、システム制御部306に出力する選択測距点位置データを、AF制御部304が各測距点におけるデフォーカス量に基づいて選択した測距点から、被写体またはその近傍にある測距点に更新する。
システム制御部306は、操作部301からSW2信号が出力されると、メインミラー203(およびサブミラー204)をアップし、光路から退避させる。そして、フォーカルプレーンシャッター210を駆動し、撮像素子211を自動露出演算の結果に基づく時間、露光する。露光時間が終了すると、システム制御部306は、メインミラー203(およびサブミラー204)をダウンさせる。
撮像素子211は露光時間中に撮影レンズ202を通して入射する光を各画素で電気信号に変換して画像データを生成し、システム制御部306へ出力する。システム制御部306は撮像素子211から出力された画像データに対して所定の画像処理などを適用し、ディスプレイ212で表示させたり、画像記憶装置307へ書き込んだりする。
続いて、本実施形態におけるDSLRの動作について説明する。
図4および図5は、AF制御部304、システム制御部306、AE制御部302の動作シーケンスを示す図であり、図4がSW1保持状態における動作シーケンスを、図5がSW2保持状態の動作シーケンスを示している。なお、図4および図5は各制御部における処理の手順や動作のタイミングを示すことを目的としたものであり、異なる制御部が行う処理はもちろん、同一の制御部が行う処理であっても、処理ブロックの大きさ(高さ)と処理時間の長さとはなんら関連性を有さない。
S441は、レリーズボタンが半押しされ、操作部301からシステム制御部306へSW1信号が出力されたタイミングを示している。SW1信号の入力を受けたシステム制御部306はAF制御部304へAF開始信号D01を出力し、AE制御部302へAE開始信号D02を出力する。
SW1保持状態においてAE制御部302は、S401からS406の処理を画像の1フレーム(コマ)対する処理の1単位として繰り返し実行する。同様にAF制御部304は、S421からS425の処理を画像の1フレーム(コマ)対する処理の1単位として繰り返し実行する。ただし、AE制御部302、AF制御部304とも、システム制御部306から出力される開始信号(AF開始信号およびAE開始信号)の受信に応じて1単位の処理を開始する。また、1単位の処理に含まれる被写体追尾処理(S403)および測距点再選択処理(S424)は、AE制御部302およびAF制御部304が処理を開始した最初のフレームでは実行されず、2フレーム目以降に実行される。これは、最初のフレームでは追尾対象が確定していないためである。
まず、AE制御部302で行うS401からS406の処理について説明する。
S401でAE制御部302は、システム制御部306からAE開始信号D02を受信すると、測光センサ303の蓄積(測光センサ303による撮影)を行う。この蓄積(撮影)動作は、AF開始信号D01をシステム制御部306から受信したAF制御部304による測距センサ305の蓄積動作と同時に開始される。そのため、測距センサ305および測光センサ303で得られる像信号は同じタイミングで撮影されたものとなる。
S402でAE制御部302は、測光センサ303から測光画像データを読み出し、RGBの色情報を持つ検出対象画像のデータを生成する。
S403でAE制御部302は、検出対象画像中における追尾対象の位置(被写体座標)を検出する被写体追尾処理を行う。具体的には、AE制御部302は、過去に実行した追尾テンプレート生成処理(S406)で生成されたテンプレート画像を追尾対象画像とし、S402で生成した検出対象画像とテンプレートマッチングを行う。テンプレートマッチングとは、画像の輝度情報や色情報に基づいて相関性を評価することで、検出対象画像中に含まれる、テンプレート画像と同一または類似した画像領域を検出する手法である。
また、AE制御部302は、テンプレート画像と、検出対象画像で追尾対象であると検出された領域の画像との相関量に基づき、追尾の信頼度を算出する。相関が高いほど高い信頼性が算出される。そして、AE制御部302は、被写体追尾処理結果として、追尾対象位置と追尾信頼度のデータD03をシステム制御部306に出力する。このデータは、システム制御部306を通じてAF制御部304にデータD04として送られる。
S404でAE制御部302は、S402で生成した検出対象画像に基づいて露出演算を行い、演算結果を露出演算データD06としてシステム制御部306に出力する。このとき、AE制御部302は、1フレーム前の画像に対する顔検出処理(S405)で顔が検出されていれば、同じく1フレーム前の検出対象画像における、検出された顔の領域の輝度情報に基づいて、顔が適正露出で撮影できるよう、露出演算結果を補正する。本実施形態では、検出された顔のうち選択測距点に近いものから最大5つを選択し、顔領域の輝度の平均値から撮影条件を決定するための被写体輝度値(BV値)を計算する。
S405でAE制御部302は、S402で読み出した画像データに対して顔検出処理を行い、顔の検出位置(顔領域の代表座標)を出力する。顔が複数検出された場合には、後述する選択測距点データD08と顔の検出位置に基づいて、選択測距点に最も近い顔を選択し、追尾対象の候補とする。
S406でAE制御部302は、後述する選択測距点データD08および顔検出処理S405の結果に基づいて、追尾テンプレートの生成または更新を行う。この処理の詳細については後述する。
以上がAE制御部302の処理である。ただし、上述の通り、追尾テンプレートが生成されていない場合(たとえば1フレーム目)には、S403における被写体追尾処理は行わない。
続いて、AF制御部304がS421からS425で行う処理について説明する。
S421でAF制御部304は、システム制御部306から出力されるAF開始信号D01を受信すると、測距センサ305による電荷蓄積(撮影)を開始させる。
S422でAF制御部304は、測距センサ305から像信号を読み出す。
S423でAF制御部304は、S422で読み出した像信号に基づいて焦点検出演算を行い、測距点についての焦点状態(デフォーカス量)を算出する。なお、SW1信号が出力され初めて1フレーム目では、予めユーザ設定などによって選択されている測距点、2フレーム目以降は直前のフレームで選択された測距点とその周辺の測距点について焦点検出を行う。
S424でAF制御部304は、AE制御部がS403で行った被写体検出処理の結果である追尾対象位置および追尾信頼度のデータD04を、システム制御部306から受信する。そして、追尾対象位置および追尾信頼度に基づいて測距点を再選択する。まずAF制御部304は、選択可能な測距点のうち、追尾対象位置(検出された被写体位置)に最も近い測距点とその上下左右の計5つの測距点についてデフォーカス量を計算する。そして、AF制御部304は、計算された最小デフォーカス量が所定値以下であれば、最小デフォーカス量が計算された1つの測距点を、S423で選択した測距点と置き換えて新たな選択測距点とする。
一方、5つの測距点のデフォーカス量がいずれも所定値よりも大きい場合、AF制御部304は、S423で選択した測距点を変更しない。このように、追尾対象位置に最も近い測距点だけでなく、その周辺の測距点も再選択の候補とすることで、追尾対象位置に最も近い測距点のコントラストが低くデフォーカス量を計算できなかった場合にも、主被写体の焦点検出が可能となる。
選択測距点が確定すると、AF制御部304は選択測距点位置と対応するデフォーカス量の情報を含むデータD05をシステム制御部306に出力する。これにより、システム制御部による焦点調節が開始される(S442)。
S425でAF制御部304は、選択可能な測距点全てについて焦点状態(デフォーカス量)を計算してデフォーカスマップを更新し、更新したデフォーカスマップをデータD07としてシステム制御部306に出力する。
システム制御部306は、データD05で受信した選択測距点位置およびデータD07で受信したデフォーカスマップを、データD08でAE制御部302に出力する。なお、選択測距点位置は具体的な測距点の位置を表す情報であってもいいが、測距点ごとの位置に関する情報が別途利用できる場合には、測距点番号など、測距点を特定できる情報であってもよい。
全測距点に対するデフォーカス量の計算は処理に時間がかかるため、システム制御部306がS442で行う焦点調節処理を、デフォーカスマップの更新処理の完了を待って行うようにすると、レスポンスが悪化してしまう。そこで、選択測距点に焦点調節するために必要な情報をS423でシステム制御部306にまず出力し、焦点調節処理を行うようにすることで、焦点調節のレスポンス低下を抑制し、その後、デフォーカスマップを改めてシステム制御部306に供給している。
以上がAF制御部304の処理である。ただし1フレーム目については、AE制御部302が被写体追尾処理S403をスキップし、追尾対象位置データD04を出力しないため、AF制御部304は測距点再選択処理S424をスキップする。この時は、AF制御部304が焦点検出演算と測距点選択処理S423で選択した測距点を選択測距点とし、データD05としてシステム制御部306に出力する。
最後に、システム制御部306の処理について説明する。
S442でシステム制御部306は、AF制御部304からデータD05で受信した、選択測距点位置とデフォーカス量の情報に基づいてフォーカシングレンズ213を駆動し、選択測距点に合焦するように焦点調節を行う。
またシステム制御部306は、AE制御部302とAF制御部304の動作開始タイミングを同期させたり、AE制御部302とAF制御部304との間でデータを中継したりする。
このようなシステム制御部306の動作は、具体的には、以下の通りである。
測光センサ303と測距センサ305の蓄積動作を同期させるため、処理のAF開始信号D01、AE開始信号D02を同時に出力する。
追尾対象位置と追尾信頼度データD03をAE制御部302より受信し、所定のタイミングで追尾対象位置データD04としてAF制御部304へ出力する。
AF制御部304より選択測距点位置の情報をデータD05で、また全測距点分のデフォーカスマップをデータD07で受信し、これらを所定のタイミングでデータD08としてAE制御部302へ出力する。
図5は、レリーズボタンが全押しされ、SW2信号の出力が開始されてからの、連続撮影(連写撮影)時における、AF制御部304、システム制御部306、AE制御部302の動作シーケンスを示す図である。
図4と同様、図5も各制御部における処理の手順や動作のタイミングを示すことを目的としたものであり、異なる制御部が行う処理はもちろん、同一の制御部が行う処理であっても、処理ブロックの大きさ(高さ)と処理時間の長さとはなんら関連性を有さない。また、図5において図4と同じ番号を付した処理は図4で説明した処理と同じであることを示し、重複する説明は省略する。
S501でシステム制御部306は、操作部301からSW2信号が出力されたことを検出すると、ミラーアップ動作(S502)、本撮影動作(S503)、およびミラーダウン動作(S504)の一連の動作を開始する。各処理の詳細は後述する。
また、システム制御部306は、AF制御部304にレリーズ開始信号D09、AE制御部302にレリーズ開始信号D10をそれぞれ出力する。レリーズ開始信号D09およびD10を受信したAF制御部304およびAE制御部302は、その時点で行っていた処理を中断する。システム制御部はS504のミラーダウン動作を完了すると、AF制御部304へAF開始信号D01を出力し、AE制御部302へAE開始信号D02を出力する。
AF開始信号D01を受信したAF制御部304はS421からS425の処理を実行し、AE開始信号D02を受信したAE制御部302はS401からS406の処理を実行する。SW2保持状態の間、システム制御部306は各コマのミラーダウン動作S502が完了したタイミングで、AF制御部304へAF開始信号D01を出力し、AE制御部302へAE開始信号D02を出力する。
次に、S502〜S504の処理の詳細を説明する。
S502でシステム制御部306は、メインミラー203およびサブミラー204をアップさせ、光路から退避させる。また、システム制御部306は、AE制御部302から直近にデータD06として受信した露出演算結果に基づいて絞り214を駆動し、絞りの口径調節を行う。
S503でシステム制御部306は、露出演算結果に基づいておよびフォーカルプレーンシャッター210を駆動し、撮像素子211を露出演算結果に基づく時間露光する。
S504でシステム制御部306は、メインミラー203およびサブミラー204をダウンさせる。
撮像素子211は露光時間中に撮影レンズ202を通して各画素に入射する光により発生する電荷を蓄積して電気信号に変換して画像データを生成し、システム制御部306へ出力する。システム制御部306は撮像素子211から出力された画像データに対して所定の画像処理などを適用し、ディスプレイ212で表示させたり、画像記憶装置307へ書き込んだりする。
SW2状態が継続される限り、システム制御部306はS442からS504の処理を1単位として繰り返し、連続撮影を実現する。
続いて、S406でAE制御部302が行う追尾テンプレート生成処理の動作手順について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
S701でAE制御部302は、顔追尾開始判定フラグをFalseに設定する。このフラグは、S708でテンプレート画像を更新するかどうかの判定に用いられる。
S702でAE制御部302は、現在のフレームがSW1信号の出力開始から1コマ目かどうか判定する。1コマ目ならテンプレート画像は生成されていないため、AE制御部302はS711で、測光画像の選択測距点領域をテンプレート画像として抽出し、追尾テンプレート生成処理を終了する。
一方、S702において、2コマ目以降と判定されれば、S703でAE制御部302は、現在のテンプレート画像が顔検出領域に基づいて生成されたものかどうかを判定する。テンプレート画像が顔検出領域に基づいて生成されたものでなければ、AE制御部302はS707で顔追尾開始判定フラグをTrueに設定し、S708へ処理を進める。テンプレート画像が顔検出領域で生成されたものであれば、AE制御部302は処理をS704に進める。
これは、テンプレート画像が顔検出領域に基づいて生成されている場合(すなわち、顔である場合)、追尾処理中に新たに顔が検出されても、テンプレート画像の更新を行わないようにするためである。これにより、検出対象の顔が途中で変化してしまうことを抑制している。
S704でAE制御部302は、最後にテンプレート画像を生成してからの経過時間が所定時間以上かどうかを判定する。ここでは、経過時間を、撮影されたコマ(フレーム)数によって判定しているが、タイマなどを用いて経過時間を測定してもよい。AE制御部302は経過時間が所定時間以上ならS705へ、所定時間未満ならS708へ処理を進める。なお、SW1保持状態においてはライブビュー画像(動画像)が撮影されているため「フレーム」数(記録用の動画撮影時も同様)であり、SW2保持状態においては連写されている静止画の「コマ」数となる。一般に、動画撮影時のフレームレートと連写時の撮影間隔とが異なる場合、フレーム数とコマ数が同じでも経過時間は異なるため、必要であれば実時間に換算してもよい。いずれにせよ、ここでの判定は、テンプレート画像を更新した方が良いかどうかを経過時間によって判定することを目的とし、具体的な手法には依存しない。以下では便宜上、動画フレームおよび静止画のコマをまとめて「コマ」という。
S705でAE制御部302は、直近の所定数のコマにおける追尾の信頼度が所定値以下であるかどうかを判定する。直近の所定数コマ全てで追尾の信頼度が所定値以下であった場合、AE制御部302は追尾対象を見失ったと判断し、S706で顔追尾開始判定フラグをTrueに設定してS708へ処理を進める。追尾の信頼度が所定値を超えるコマがある場合、AE制御部302はなにもせずに処理をS708に進める。
S708でAE制御部302は、S701、S706、S707で設定された顔追尾開始判定フラグがTrueであればS709へ処理を進め、Falseであれば追尾テンプレート生成処理を終了する。
S709でAE制御部302は、現在のコマおよび一つ前のコマにおける顔検出処理S405で顔が連続して検出されたかどうかを判定する。連続して顔が検出されていれば、AE制御部302はS710でテンプレート画像に測光画像の顔検出領域の画像を設定(更新)し、追尾テンプレート生成処理S406を終了する。いずれかのコマで顔が検出されていなければ、AE制御部302はテンプレート画像を設定(更新)せずに追尾テンプレート生成処理S406を終了する。
以上が、追尾テンプレート生成処理S406で行われる処理の説明である。
なお、S705の動作により、追尾信頼度の低い状態が所定数コマ続くまでは、顔検出位置でのテンプレート画像の更新を行わないことで、例えば背景の通行人などの主被写体以外の顔に追尾対象を変更してしまうことを防ぐことができる。また、主被写体が障害物の裏に隠れたり、向きを変えたりして一時的に検出されなくなった場合でも、所定数コマはテンプレート画像を保持し続けるので、主被写体が再び検出されるようになった場合に追尾を再開することができる。
一方、追尾信頼度の低い状態が所定数コマ続いた場合には追尾対象を見失ったと判断し、S709の動作により、新しく検出された顔を直ちに次の追尾対象としてテンプレート画像に設定するため、追尾対象を自動的に変更することができる。
続いて、図1、図6、図8を参照して、本実施形態における被写体追尾処理の結果と追尾テンプレート生成処理の動作との関係についてさらに説明する。
図1は、SW1保持状態でAE制御部302が実施する、顔検出結果と追尾の信頼性に基づく追尾モードの遷移制御の例を示す図である。本実施形態において、被写体追尾処理および追尾テンプレート生成処理には、追尾対象となる被写体によって3つの追尾モードが存在する。顔追尾モード106、AF追尾モード107、追尾OFFモード108である。
顔追尾モード106は、顔が検出された領域を中心とする画像領域をテンプレート画像に設定して追尾を行うモードである。AF追尾モード107は、AFが選択した測距点を中心とする画像領域をテンプレート画像として追尾を行うモードである。追尾OFFモード108は、追尾処理を行わないモードである。
図1において、レリーズ動作101はレリーズボタンの状態を表す。レリーズボタンの半押しによりSW1信号の出力が検知されたタイミングを、”SW1 ON”として示している。
AEのコマ番号102は、AE制御部302がAE開始信号D02を最初に受信して動作を開始してから経過したコマ数を表す。
追尾信頼度103は、S404の被写体追尾処理で計算された被写体追尾結果の信頼性を模式的に示している。ある閾値を境に信頼度が高いと判定された場合を○、低いと判定された場合を×で示している。追尾信頼度103の計算方法については後述する。
顔検出結果104は、S405の顔検出処理で少なくとも1つは顔が検出されたかどうかを示す。1つ以上検出されれば○、1つも検出されなければ×としている。
S110〜S115は追尾対象のモードの変化に関係するコマを示している。
S110は、AE制御部302が動作開始してから最初のコマである。この時点では追尾テンプレート生成処理が一度も実行されておらず、追尾用のテンプレート画像が生成されていない。そのため、追尾OFFモード108の状態が維持され追尾処理は行われない。
S111は、次のコマ(番号2)の状態を示す。最初のコマで実行された図4のセンサ読み出し処理(S402)で生成された測光画像から、追尾テンプレート生成処理(S406)で生成されたテンプレート画像を用いて被写体追尾が開始される。このコマにおいては顔が検出されていないため、AF追尾モード107へ移行する。この場合、追尾対象は選択測距点の位置に存在する被写体となる。このように、顔が検出されない場合でも任意の被写体を追尾することが可能である。
S110のコマで生成されたテンプレート画像を用いたAF追尾モードにおける光学ファインダー像の例を図6(a)に模式的に示す。上述の通り、図6(a)に示す矩形は設定可能な測距点を示す枠(測距枠)であり、点線の矩形は表示されない。
図6(a)で太い実線で示したユーザ選択測距点611は、レリーズボタンが半押しされた時点でユーザによって選択されている測距点である。レリーズボタンが半押しされ、図4のAF開始信号D01を受信したAF制御部304は、図4の測距点選択処理(S423)において、ユーザ選択測距点611を選択測距点とする。
ユーザ選択測距点611の下に示される実線の測距枠は、選択測距点の上下左右にある測距点のうち、デフォーカス量の差が既定の閾値以下の測距点を示す。
実線で示される測距枠は、図2に示すピント板206に表示されるため、ユーザはファインダーを通して、選択測距点および、選択測距点とデフォーカス量の差が小さい周囲の測距点を確認することができる。点線で示す測距枠はピント板206には表示されない。
図4の追尾テンプレート生成処理S406は、ユーザ選択測距点611の位置を追尾対象としてS111から追尾を開始する。
S112は、4コマ目の状態を示す。顔検出結果104が3コマ目と4コマ目で連続して○となっており、2回連続で顔が検出されている。このような場合、AE制御部302は図4の追尾テンプレート生成処理(S406)において、テンプレート画像を、顔の検出領域を切り出した画像に更新する。
2回連続で検出された顔でなければ追尾対象としないのは、図4の顔検出処理(S405)で顔を誤検出した場合に、誤検出された領域を追尾対象とする確率を小さくするためである。顔として誤検出されてしまう物体よりも、本物の顔の方が検出率は高くなるため、連続検出の回数を増やせば増やすほど、誤検出された物体を追尾対象とする確率は小さくなる。ただし、連続検出の条件を増やすと、本物の顔を追尾対象に設定するまでの時間が長くなるため、ここでは経験的に2回に設定している。
顔の検出領域を新たな追尾対象としたため、顔追尾モード106へ移行する。
これにより、SW1保持状態および連写中(SW2保持状態)において顔が検出された場合、ユーザが手動で測距点を設定しなおさなくても、自動的に顔に合焦されるようになる。
S112での追尾対象時の光学ファインダー像の変化を図6(b)、図6(c)に模式的に示す。図1の例では2コマ目までは顔が検出されていないため、図6(b)のようにS110(1コマ目)で設定されたテンプレート画像601を用いて追尾を行っており、測距点も人物の胴体部分を選択したままである。
4コマ目のS112では、3コマ目、4コマ目で連続して検出された顔がテンプレート画像に設定されているため、図6(c)のように、新たなテンプレート画像602を用いて顔が追尾されている。その結果、測距点も顔へ移動し、顔にピントが合った画像が撮影できるようになる。
S113は、6コマ目を示し、5コマ目で×であった顔検出結果104が○となっている。しかし、S112で検出された顔の人物と同一人物とは限らない。顔が新たに検出されるたびにテンプレート画像を更新していたのでは、追尾対象となる人物が頻繁に切り替わってしまう恐れがある。
特に、測光センサで撮影した画像で顔検出する場合、測光センサで得られる画像には測距枠の表示が含まれるため、図6(d)に示すような場合、測距枠の表示によって追尾中の人物の顔を検出できず、追尾対象とは別の人物の顔だけが検出される場合がある。
これは、図2に示したように、AE装置208は、透過型の表示装置であるピント板206に投影あるいは表示されている視野の画像に基づいて顔を検出するからである。つまり、測距枠の表示が透過型の表示装置であるピント板206に行われるため、AE装置208が観察する画像では、追尾対象となっている主被写体の一部が測距枠に隠れて見えづらくなってしまう場合がある。
ピント板206上に表示される測距枠は1コマ前の選択測距点であり、追尾対象となっている顔は1コマ前の選択測距点の近傍にある可能性が高い。そのため、AE装置208による顔検出処理において、追尾対象となっている顔は測距枠の影響を受ける可能性が高く、追尾対象でない顔は追尾対象の顔よりも測距枠の影響を受ける可能性が低くなる。従って、選択測距枠の表示を含んだ視野を観察するAE装置208で顔検出する場合、顔追尾中は追尾対象の顔が測距枠表示に隠れて検出できず、他の顔だけが検出されるという状況が発生しやすくなる。
また、選択測距枠の表示有無とは無関係に、顔でない部分を顔と誤検出する可能性がある。追尾する対象を誤った場合、ユーザの望む被写体とは異なる被写体に合焦され続けてしまう。
そこで、本実施形態では、顔追尾モード106の場合、テンプレート画像は更新しない。具体的には、追尾テンプレート生成処理(S406)において、顔検出処理(S405)の結果を参照しなくする。これにより、最初にテンプレート画像に設定された人物の顔を追尾し続けることが可能となる。
一方で、顔検出機能を有効に利用するため、図4の露出演算処理(S404)では、検出された顔のうち選択測距点に近いものから最大5つを選択し、それらの平均値から撮影条件の決定に用いる被写体輝度値(BV値)を計算する。そして、このBV値に基づいて撮影条件を決定することにより、複数の顔に対して適切な露出を設定することができる。
例えば、図8のように、2人の人物を主被写体とし、背景が明るい空であるシーンでの撮影を考える。このようなシーンでは、測光領域1201全体の測光情報(輝度値)に基づいて露出演算を行うと、BV値は明るい背景を反映したものとなるため、主被写体については露出不足となる撮影条件が決定されてしまうであろう。このような状況において、顔検出領域1202に基づいてBV値を求めることで、主被写体の顔が適正露出で撮影される撮影条件を決定することができる。なお、顔検出領域に基づくBV値だけに依存して撮影条件を決める以外に、測光領域1201に基づくBV値を、顔検出領域1202に基づくBV値との差が少なくなるように補正するように構成してもよい。
このように、露出演算に顔領域の情報を利用するため、図4の追尾テンプレート生成処理が顔検出結果を参照しない場合でも、顔検出処理は各コマに対して実行する。
S112で検出した顔を追尾し続ける様子を、図6(d)に示す。S113では、S112で生成されたテンプレート画像602を用いて追尾を行う。
S114は13コマ目の状態を示す。S114では、11コマ目から続けて3コマ、追尾の信頼度が低い(×)。このように、追尾の信頼度が閾値を下回る状態が所定数コマ(ここでは3コマ)連続で続いた場合、AE制御部302は被写体追尾処理(S403)において追尾対象を見失ったと判断し、追尾OFFモード108へ移行する。ただし、図1に示すように、現在のコマ(13コマ目)と1つ前のコマ(12コマ目)においていずれも(2回連続で)顔が検出されている場合、AE制御部302は、検出されている顔を新たに追尾対象として設定する。そして、顔追尾モード106に再度移行する(S115)。
このように、所定コマ数連続(複数回連続)して追尾の信頼性が低く、追尾対象を見失ったと判断される場合、現在のコマを含めて処理コマ数連続して顔が検出されていれば、検出対象を現在検出されている顔に変更する。このため、実質的に追尾OFFモード108に移行することなく、追尾対象を変えて顔追尾モードが継続される。
一方、追尾対象を見失ったと判断される場合に、顔が所定コマ数連続(複数回連続)して検出されていない場合には、現在のコマで顔が検出されていても検出されている顔を新たな追尾対象としない。そのため、誤検出やたまたま視野に入った人物を追尾対象としてしまう可能性を抑制し、顔の誤検出や意図しない人物の登場といった、追尾動作を誤らせやすい要因に対しても頑健な被写体追尾を行うことができる。
顔が検出されておらず、AE制御部302が被写体追尾を行わない間、AF制御部304は焦点検出演算と測距点選択処理(S423)の結果に従って主被写体(選択する測距点)を決定する。追尾の信頼度が低い状態が所定コマ数続いた場合、ユーザが望む追尾対象を正しく追尾できていない可能性が高い。そのため、AF制御部304の測距点再選択処理(S424)に悪影響を与えかねないため、AE制御部302は追尾OFFモードに移行して被写体追尾処理を一時的に停止する。この場合、AE制御部302はテンプレート画像を消去して1コマ目からと同様に追尾モードを遷移させるか、顔が所定コマ数連続(複数回連続)して検出された時点でテンプレート画像を新たな顔で変更して顔追尾モードを再開させることができる。
このように、本実施形態によれば、被写体追尾機能を有する撮像装置において、顔が検出されていない場合には、自動焦点検出装置が選択した測距点に基づいて生成したテンプレート画像を用いて被写体追尾を行う。そのため、人物以外の被写体について追尾が可能である。また、顔が検出されていない状態から顔が所定コマ数連続して検出されると、検出された顔に基づいて生成したテンプレート画像を用いて被写体追尾を行うため、同一人物が連続して検出されると自動的にその人物(顔)を追尾することができる。
さらに、人物(顔)の追尾中は、追尾の信頼性が所定コマ数連続して低いと判定されなければ、顔が検出されていてもテンプレート画像を変更しない。そのため、追尾中の顔が一時的に隠れて、復帰した場合には、同じ顔を追尾し続けることができ、追尾対象の顔が頻繁に切り替わることを抑制した安定した追尾が可能である。さらに、人物(顔)の追尾中に、追尾の信頼性が所定連続コマ数連続して低いと判定された場合であって、顔が所定コマ数連続して検出されていない場合には、追尾動作を中止する。そのため、意図しない被写体に対して連続的に焦点調節が行われることを防止できる。また、人物(顔)の追尾中に、追尾の信頼性が所定連続コマ数連続して低いと判定された場合であって、顔が所定コマ数連続して検出されている場合には、検出されている顔に基づいてテンプレート画像を更新する。これにより、追尾対象を見失った場合には、現在安定して検出されている顔の追尾に自動的かつ速やかに切り替えることができる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明を例示的な実施形態について説明したが、本発明の範囲は実施形態に説明した特定の構成に限定されず、特許請求の範囲に規定された範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (7)

  1. 画像中に含まれる顔を検出する顔検出手段と、
    撮影によって得られた画像から、テンプレート画像と類似した領域を検出する被写体検出手段と、
    連続して撮影された画像について、前記被写体検出手段によって前記領域を順次検出することにより、前記テンプレート画像に設定された被写体を追尾する機能を実現する制御手段と、を有する撮像装置であって、
    前記制御手段は、前記被写体の追尾中、前記被写体検出手段による検出の信頼度を判定し、前記テンプレート画像に前記顔検出手段が検出した顔が設定されている場合、前記被写体検出手段による検出の信頼度が予め定められた複数回連続して低いと判定されるまでは、前記テンプレート画像を変更しないことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記被写体の追尾中、前記テンプレート画像に前記顔検出手段が検出した顔が設定されている場合、前記被写体検出手段による検出の信頼度が予め定められた複数回連続して低いと判定された場合、予め定められた複数回連続して前記顔検出手段によって顔が検出されていれば、該検出されている顔を前記テンプレート画像に設定して被写体の追尾を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記被写体の追尾中、前記テンプレート画像に前記顔検出手段が検出した顔が設定されている場合、前記被写体検出手段による検出の信頼度が予め定められた複数回連続して低いと判定され、かつ予め定められた複数回連続して前記顔検出手段によって顔が検出されていない場合、前記テンプレート画像を用いた被写体の追尾を一時的に中止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 複数の測距点について焦点状態を検出し、前記焦点状態に基づいて、合焦させる測距点を選択する焦点検出手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記テンプレート画像が設定されていない場合、前記焦点検出手段が選択した測距点に基づいて前記テンプレート画像を設定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記焦点検出手段は、前記被写体検出手段により被写体が検出されている場合は、前記検出された被写体の位置に基づいて前記合焦させる測距点を選択することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記顔検出手段が、前記複数の測距点のうち、少なくとも前記合焦させる測距点を表示する透過型の表示装置を通じて観察される視野の画像に基づいて前記顔の検出を行う構成を有することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の撮像装置。
  7. 画像中に含まれる顔を検出する顔検出手段と、撮影によって得られた画像から、テンプレート画像と類似した領域を検出する被写体検出手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    制御手段が、連続して撮影された画像について、前記被写体検出手段によって前記領域を順次検出することにより、前記テンプレート画像に設定された被写体を追尾する機能を実現する制御工程を有し、
    前記制御工程において前記制御手段は、前記被写体の追尾中、前記被写体検出手段による検出の信頼度を判定し、前記テンプレート画像に前記顔検出手段が検出した顔が設定されている場合、前記被写体検出手段による検出の信頼度が予め定められた複数回連続して低いと判定されるまでは、前記テンプレート画像を変更しないことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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