JP2013219608A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 撮像画像の検出したオブジェクトの同定状態に基づいて、他の装置の識別子取得処理を制御することを目的とする。
【解決手段】 第1の撮像画像に対して第1の特徴情報を用いた前記特定処理を行う第1の特定処理と、第2の撮像画像に対して前記第1の特徴情報を用いた前記特定処理を行う第2の特定処理とを行い、第2の特定処理の結果に応じて、他の装置の識別子の取得を行わないように制御する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像画像からオブジェクトを特定する情報処理装置に関する。
近年、カメラ等で撮影した撮像画像に、撮像画像中の物体の属性情報を合成して表示するAR(Augmented Reality:拡張現実)技術がある。例えば、GPS(Global Positioning System)による位置情報に基づいて、撮像画像中の物体の属性情報を合成して表示する。
また、被写体人物が有する携帯端末から取得した識別に用いる特徴情報に基づいて、撮影画像中の被写体人物を特定し、特定した人物の属性情報をサーバから取得して、撮像画像中の特定した被写体の近傍に情報を表示する技術が提案されている(特許文献1)。
このような携帯端末から情報を収集する技術として、特許文献2では、ネットワークカメラに備えられたタグリーダーが、被写体の所有するタグから被写体が持つオブジェクト情報を収集する方法を開示している。特許文献2においてタグリーダーは、ユーザからの情報収集指示をトリガにしてタグ情報収集を開始する。また、特許文献3では、RF(Radio frequency)タグを持つ被写体が指向性アンテナのエリアを通過する際、画角が指向性アンテナエリアと連動したカメラにて撮影を行う技術を開示している。特許文献2では撮影画像にRFタグの所有者である被写体が存在することを示す情報を付与する。
特開2002−305717 特開2006−031419 特開2007−228195
しかしながら、従来技術では携帯端末から情報を収集する際の通信資源の有効活用や処理負荷の低減に関しては考慮されておらず、改善の余地がある。例えば、従来技術は通信可能な範囲に存在する携帯端末から既に情報を収集済みであるか否かを考慮せず、情報収集処理を行っている。このように既に情報を取得済である携帯端末と再度情報を取得するための通信を行うとすると、不要な通信帯域や不要な電力を消費してしまい効率が悪い。
本願発明は、撮像画像から検出したオブジェクトの特定に応じて、他の装置の識別子を取得しないように制御することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、
他の装置の識別子を取得する識別子取得手段と、
撮像画像から所定のオブジェクトを検出する検出手段と、
取得した記識別子に基づいて、前記所定のオブジェクトを特定するための特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
前記検出手段により検出された前記所定のオブジェクトを前記特徴情報に基づいて、特定するための特定処理を行う手段であり、第1の撮像画像に対して第1の特徴情報を用いた前記特定処理を行う第1の特定処理と、第2の撮像画像に対して前記第1の特徴情報を用いた前記特定処理を行う第2の特定処理とを行う特定手段と、
前記第2の特定処理の結果に応じて、前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行わないように制御する制御手段を有することを特徴とする情報処理装置を提供する。
本願発明によれば、撮像画像から検出したオブジェクトの特定に応じて、他の装置の識別子を取得しないように制御するので、不要な通信帯域や不要な電力を消費してしまうことが低減される。
ARシステムの構成を示す図である。 サーバ109が管理するデータベースに保持される情報の一例を示す図である。 カメラ101の機能構成を示すブロック図である。 携帯電話の構成を示す図である。 ARシステムの装置間のメッセージシーケンスの一例を示す図である。 識別情報(識別子)の一例を示す図である。 特定処理のフローチャートである。 判定処理のフローチャートである。 オブジェクトテーブルの一例を示す図である。 オブジェクトテーブルの他の一例を示す図である。 プローブリクエストフレームの一例を示す図である。 カメラ101の表示画面例を示す図である。 カメラ101のハードウェア構成を示す図である。 カメラ101の全体の動作を示すフローチャートである。
[実施例1]
本実施例は、カメラにて撮影を行った画像中に、被写体の属性情報を付加して表示するカメラ装置を例として説明する。以下は、添付図面に従って本発明に係る各実施例を説明する。図1は本実施例におけるARシステムの構成を示す図である。カメラ101は、デジタル画像を撮像する情報処理装置である。
カメラ101は、他の端末装置から受信した該端末装置を一意に識別可能な識別情報(識別子)に関連付けられた属性情報をサーバ109から取得し、取得した属性情報と撮像画像とを合成して表示部に表示させる。また、カメラ101は、撮像画像から識別情報に関連付けられた特徴情報に基づいて、オブジェクトを特定する。そして、特定したオブジェクトと属性情報と関連付けて合成して表示部に表示させる。
また、カメラ101はIEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信機能を有する。図1においてカメラ101の所有者は図示していない。また、カメラ101の撮影範囲には人物102、104、人物106が存在するものとする。
携帯電話103、105、107は定期的あるいは他端末の要求に応じて端末を一意に識別可能な識別子を識別情報として発信する端末装置である。なお、識別情報として、端末装置のユーザを一意に識別するための情報であってもよいし、ユーザの特徴情報や属性情報そのものであっても構わない。携帯電話103、105、107はIEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信機能を有する。識別情報はIEEE802.11に則ったフレームの一要素として付与され、送信されるものとする。
携帯電話103、105、107の発信する識別情報の一例に図6に示す。識別情報により端末の所有者を一意に識別することが可能である。識別情報は、端末装置を一意に識別可能な識別子として、例えば、MACアドレスや端末装置の所有者のユーザIDとする。なお、携帯電話103、105、107の所有者は人物102、104、106である。
サーバ109はネットワーク108を介して、カメラ101から受信した識別情報に対応付けられた特徴情報と属性情報とをデータベースから検索し、カメラ101に送信する。サーバ109が管理するデータベースに保持される情報の一例を図2に示す。データベースには、端末装置を一意に識別するための識別子として識別情報、属性情報として端末装置の所有者の名前、コメント、特徴情報とを夫々関連付けている保持している。
特徴情報は、識別情報に対応付けられたオブジェクトを撮像画像から検出して、特定するための情報である。本実施例においては、画像処理によるオブジェクト特定処理を行うためのリファレンス画像を特徴情報とする。なお、特徴情報としては、画像データに限られず、オブジェクト特定処理に用いるに任意の特徴情報であってよい。本実施例では、特徴情報として人物102、104,106の顔画像がデータベースに格納されているとする。
続いて、カメラ101の構成について説明する。図13は、カメラ101のハードウェア構成を示す図である。1301は装置全体を示す。1302は、記憶部1303に記憶される制御プログラムを実行することにより装置全体を制御する制御部である。1303は制御部1302が実行する制御プログラムと、各種情報を記憶する記憶部である。後述する各種動作は、記憶部1303に記憶された制御プログラムを制御部1302が実行することにより行われる。1304はIEEE802.11シリーズに準拠した無線LAN通信を行うための無線部である。1305は各種表示を行う表示部でありLCDやLEDのように視覚で認知可能な情報の出力、あるいはスピーカなどの音出力が可能な機能を有する。1306は、レンズを介して入射した被写体光を画像として撮像する撮像部である。1307はアンテナ制御部、そして1308はアンテナである。1309は、ユーザが各種入力を行うための入力部である。1310は、3軸方向の加速度を取得する加速度センサおよび位置情報を取得するGPSセンサ等のセンサ部である。
図3は、カメラ101の制御部1302が情報の演算加工および各ハードウェアを制御して実現する機能構成を示すブロック図である。なお、図3に示す各機能構成の一部乃至全てがハードウェアとして実現されても構わない。無線通信制御部301は他の無線装置との間で無線信号の送受信を行うためにアンテナ1308や無線部1304を制御して無線通信を制御する。
シャッターボタン302は撮影を開始するためのボタンで、ユーザがシャッターボタン302を押すことで撮像部1306が動作を開始する。また、シャッターボタン302はユーザから半押しの入力を検知すると撮像準備動作を開始する。撮像機能部303は撮像部1306(レンズやRGBセンサ)を制御して、画像データを作成する。表示制御部304は、表示部1305に撮像画像や各種情報を表示させる表示制御を行う。
識別情報取得部305は、無線通信制御部301により受信した通信可能な範囲に存在する端末装置の識別情報を取得する。特徴情報取得部306は、識別情報取得部305により取得した識別情報をもとにしてサーバ109に問い合わせを行い、識別情報に関連付けられた特徴情報をサーバ109から取得する。属性情報取得部307は、識別情報取得部305が取得した識別情報をもとにしてサーバ109に問い合わせを行い、識別情報に関連付けられた属性情報をサーバ109から取得する。
特定部308は、撮像画像データ上から、特徴情報により特定されるオブジェクトを検出する。測定部309は、センサ部1310かの出力情報に基づいてカメラ101の動き情報を取得し、カメラ101の動きを測定する。合成部310は、特定部308で特定されたオブジェクトの近傍または任意の場所に、属性情報取得部307で取得した特定されたオブジェクトに関連付けられた属性情報を合成し、合成画像データを作成する。
検出部311は撮像機能部303から得られた画像データから公知のオブジェクト検出技術を用いて、所定のオブジェクトを検出する。ここで、所定のオブジェクトとは例えば人間の顔である。また、検出部311は、画像からエッジ情報の抽出、パターマッチングなどの画像処理により、撮影画像から背景と任意のオブジェクトを分離し識別する。
記憶制御部312は記憶部1303における情報の入出力を制御する。自動取得部313は動画撮影時等、シャッターボタン302を押していない状況でも自動で識別情報取得部305を動作させる。自動取得部313は所定周期毎(例えば、5秒毎)、またはカメラ101の所定の閾値以上の動きがあったかによって識別情報の取得要求を通知する。または、撮像部1306が取得した定期的に取得する画像(以後、スル―画像と呼ぶ)に所定の閾値以上の変化量が生じたかによって識別情報の取得要求を通知する。なお、自動取得部313の取得要求はカメラ101の電源投入後まだ識別情報を一度も取得してない場合は、識別情報取得部305に通知し、2回目以降は判定部314に通知する。判定部314は識別情報取得部305による識別子取得処理を実行させるか否か判定する。ここでスル―画像とは、所定のフレームレートにより逐次撮影される画像のことである。また、スル―画像は、メモリーカード等の記憶媒体への記録を目的とするものではなく、被写体の様子をユーザに認識させるための動画像ということができる。
続いて、携帯電話103、105、107の構成について説明する。各携帯電話はCPUを有し、後述する各構成は、CPUが制御プログラムを実行し、情報の演算や加工、各ハードウェアの制御を行うことで実現される。図4において無線通信制御部401は無線LANで他の無線装置との間で無線信号の送受信を行うためのアンテナや回路を制御する。識別情報発信部402は無線通信制御部401を制御することで、保持する識別情報(識別子)を定期的、もしくは他の装置からの要求に応じて報知する。識別情報発信部402は、識別情報(識別子)をIEEE802.11に則ったビーコン・フレームのInformation Elementの一要素として付与し、送信する。携帯電話制御部403は、携帯電話として動作するためのアンテナや回路を制御することで携帯電話通信網と接続し、他の装置と通信を行う。
以上の構成を有する本実施例におけるシステムにおける動作を説明する。図14にカメラ101の全体の動作を示すフローチャートを示す。図14に示すフローチャートは制御部1302が記憶部1303から読み出した制御プログラムを実行することにより実現される。カメラ101に電源が入れられると処理が開始される。カメラ101は、撮像準備の指示であるシャッターボタン302の押下(半押し)の検出または自動取得部313の初回の取得要求を識別情報取得部305に通知したかを判定する(S1401)。シャッターボタン302の押下の検出または自動取得部313の初回の識別子取得要求を識別情報取得部305に通知を検出すると、識別情報取得部305は通信可能な範囲の端末装置の識別情報取得する(S1402)。ここで、識別情報取得部305は、プローブリクエストフレーム(探索要求)を送信するよう無線通信制御部301を制御し、通信可能な範囲の端末装置からの応答(プロ―ブレスポンス)に含まれる識別情報を取得する。
ここで、図11に本実施例におけるプローブリクエストフレームを説明する。プローブリクエストフレーム1101はIEEE802.11シリーズにおいて規定されているコントロールパケットであるプローブリクエストフレームを用いている。1102はフレームにおけるデータ領域であり、任意の情報を付加することができる。なお、プローブリクエストフレームは通信可能な範囲に存在する端末装置に識別子をカメラ101に送信する要求する送信要求(識別子要求)メッセージということもできる。
続いて、特徴情報取得部306と属性情報取得部307は取得した識別情報に対応付けられた特徴情報、属性情報を取得するためにサーバ109に問い合わせを行う。サーバ109は、カメラ101から問い合わせを受信すると、問い合わせに含まれる識別情報をもとにデータベースから該識別情報に関連付けられた属性情報と特徴情報とを取得し、カメラ101に送信する。特徴情報取得部306と属性情報取得部307は、サーバ109から送信された特徴情報、属性情報を取得する(S1403)。そして、記憶制御部312は、識別情報、特徴情報、属性情報を関連付けて記憶部1303に記憶する。このように、カメラ101は、取得した識別情報、特徴情報、属性情報を所持しておく。
検出部311は撮像機能部303により撮像されたスル―画像から所定のオブジェクトを検出する(S1404)。ここで、所定のオブジェクトは例えば人間の顔であり、検出部311は周期的に撮像機能部303により撮像されるスル―画像から人間の顔の領域を検出する。また、後述するオブジェクトテーブルに検出したオブジェクトに関する情報を入力する。特定部308は、所定のオブジェクトから特徴情報に基づいた特定処理を行う(S1405)。
ここで、S1405における特定処理の詳細を図7に示す。特定処理は取得した特徴情報に基づいて、検出部311により検出した所定のオブジェクトが特徴情報に基づいたオブジェクトであるか否かを判定する。即ち、画像中の顔から人物を特定するための処理である。特定部308は、検出部311が検出した所定のオブジェクトの画像情報の特徴を算出する(S701)。ここで、S701で算出する所定のオブジェクトの特徴は、後述するオブジェクトテーブルのオブジェクトナンバーが「1」に該当するオブジェクトである。そして特定部308は、S701で算出したオブジェクトの特徴と取得した特徴情報とを比較する。特定部308は、S703の比較により算出したオブジェクトの特徴と取得した特徴情報との相関が閾値を上回るかを判定し、個人を特定できるかを判定する(S703)。検出部311が検出したオブジェクトから特徴情報に基づいて、個人を特定できた場合はS704に、検出部311が検出したオブジェクトから特徴情報に基づいて、個人が特定できない場合はS705に処理を進める。オブジェクト特定成功の場合は、特定部308は、その後オブジェクトテーブル更新(S704)を行う。ここで、特定部308が更新するオブジェクトテーブルについて図9を用いて説明を行う。
オブジェクトテーブルとは、撮影画像中から検出した所定のオブジェクトの特定状態を分類するためのテーブルである。オブジェクトテーブル901には、撮影画像から検出部311によって検出した所定のオブジェクトごとに該オブジェクトを識別するためのオブジェクトナンバー902が付与され、格納される。各検出された所定のオブジェクトが特定部308により取得した特徴情報に基づいたオブジェクトであるかが特定できた場合は該当するオブジェクトテーブルの識別子欄903に対応する識別情報を格納する。特定できていない場合は識別子欄903には情報を格納しない。
また、オブジェクトテーブル901には、検出部311が検出した各オブジェクトに対応する画像上の領域(画像サイズ)が特定部308による特定処理を行うのに十分であるかを判定した結果が格納される。オブジェクトテーブル901のサイズ判定結果905にオブジェクトに対応する画像上の領域が特定処理を行うのに十分である場合はOK、また特定処理を行うのに不十分である場合はNGが夫々格納される。また、オブジェクトテーブル更新(S707)では特定できた被写体に関してオブジェクトテーブル901の該当するオブジェクトNoの識別子欄903に対して該当する識別子を格納する。また、オブジェクト特定失敗判定906欄は特定部308による特定処理の結果を格納する。特定処理に成功した場合はOK、失敗した場合はNGの情報を格納する。オブジェクト種別907は、検出されたオブジェクトの種別が格納され、例えば、「人物」、「犬」、「車」などが格納される。
識別可能判定904には、各オブジェクトが特定可能な状態にあるかの判定結果が格納される。識別可能な状態とは、サイズ判定905が「OK」、オブジェクト種別907が「人物」の状態をいう。識別可能判定904には、識別可能な状態であればOK、識別可能な状態でなければNGが夫々格納される。
以上説明したオブジェクトテーブルを更新するまたはS703においてオブジェクト特定に失敗したと判定した場合、特定部308は、検出した所定のオブジェクトに対して全て処理を行ったかを判定する。検出した所定のオブジェクトに対して全て処理を行った場合は特定処理を終了する。検出した所定のオブジェクトに対して全て処理を行っていない場合は、次のオブジェクトナンバーの所定のオブジェクトの特徴を算出して(S706)、S702に戻る。
図14に戻り、合成部310は、特定部308により特定されたオブジェクトと関連付けてその近傍に属性情報(名前とコメント)とスルー画像とを合成する。表示制御部304は該合成画像を表示するよう制御する(S1406)。なお、特定部308により特定されたオブジェクトとは、該オブジェクトに関連付けて情報が表示されているオブジェクトということができる。なお、属性情報は、オブジェクト追尾処理などを用いて特定できたオブジェクトが検出され続けている間は、複数のスル―画像において表示され続けるよう構成して良い。
続いて、カメラ101は、シャッターボタン302の全押しが検出されたかを判定する(S1407)。シャッターボタン302の全押しが検出された場合、記憶制御部312は、合成画像を記憶する(S1408)。そして、カメラ101は処理を終了するかを、例えばユーザの電源オフの指示の検出、動作モード切替え(画像閲覧モードへの切替え等)の指示の検出に基づいて判定する(S1409)。処理を終了しない場合やS1407においてシャッターボタン302の全押しが検出されない場合はS1410に処理を進める。なお、S1409の処理は、割りこみ処理として任意のタイミングで行われて良い。
S1410において、カメラ101は、再度シャッターボタン302の押下(半押し)の検出または自動取得部313が識別子取得要求を通知したかを判定する。再度シャッターボタン302の押下(半押し)の検出または自動取得部313が識別子取得要求を通知されない場合はS1407に処理を戻し、検出された場合はS1411に処理を進める。なお、自動取得部313は、S1402の処理が既に行われている場合は取得要求を判定部314に識別子取得要を通知する。判定部314は、不要な識別情報収集を行わないように撮像画像中のオブジェクトの特定状況に基づいて識別情報を取得するか否かを判定する(S1411)。S1411における判定処理を図8に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
図8において、測定部309は、前回特定部308による特定処理が行われてから現在までのカメラ101の動き量を取得し、判定部314に通知する(S801)。判定部314は、あらかじめ設定された閾値以上、カメラの移動量があるか否かを判定する(S802)。閾値以上の動きを検出した場合、撮像機能部303が取得する撮像画像の撮像範囲は変わり、被写体が変わっているとして識別情報を取得すると判定する(S803)。これは、移動量が多いカメラには新規の被写体が撮影される可能性が高いことから、新規の被写体(オブジェクト)を特定するために周囲の端末装置の識別情報をもれなく取得するためである。なお、判定部314はS801の処理中の単位時間当たりの動き量に基づいて、識別情報を取得するか否かを判定する構成としてもよい。また、撮像機能部303により周期的に撮像された撮像画像の画像情報の差分(変化量)に基づいて、撮像範囲が変わったかを判定し、識別情報を取得するかを判定する構成としてもよい。
カメラ101の動き量があらかじめ設定された閾値以下である場合、S804に処理を進める。検出部311は、上述したS1404と同様に最新に撮像されたスルー画像から所定のオブジェクトの検出処理を行う。検出部311は、新規に検出されたオブジェクトテーブル901に追加、検出されなくなったオブジェクトの削除などオブジェクトテーブル901を更新する。
特定部308は、上述したS1404と同様に既に記憶制御部312が記憶し、所持している特徴情報に基づいて、特定処理を実行し、特定処理の結果を反映させるようにオブジェクトテーブルを更新する(S805)。判定部314は、更新されたオブジェクトテーブルに基づいて、識別可能状態であるオブジェクトが全て特定部308により特定されているかを判定する(S806)。判定部314は、オブジェクトテーブル901の各オブジェクトの識別可能判定904を参照し、識別可能判定OKオブジェクトに対して識別子903が既に格納されているかを確認する。すなわち全ての識別可能なオブジェクトが特定済みの状態であるかを判定する。判定部314は識別可能なオブジェクトのうち一つでも特定できていない場合、特定できていないオブジェクトに対応する識別情報を取得するため、識別情報を取得すると判定する(S803)。また、判定部314は、すべての識別可能なオブジェクトが識別できている状態の場合、新たに識別情報を取得したとしても取得した識別情報に対応するオブジェクトは特定できないため、識別情報取得は不要として識別情報を取得しないと判定する(S807)。
なお、上述の例では、検出した識別可能なオブジェクトのうち一つでも特定できていない場合は、識別情報を新たに取得すると判定する構成としたが、これに限られるものではない。例えば、特定処理の結果が所定の条件を満たしているか否かに応じて、識別子を取得するか否かを決定してよい。所定の条件の具体例としては、特定できた(特定できなかった)オブジェクトの数に基づいてよい。また、所定の条件は特定できたオブジェクトの画像上の領域に基づいて、識別情報を新たに取得するかの判定を行ってもよい。
特定できたオブジェクトの数が所定の値(例えば、5)より大きい場合は、それ以上新たにオブジェクトを特定できたとしても新たに情報を表示できる画像上のスペースがなくなるため識別情報を新たに取得しないと判定してよい。また、検出したオブジェクトの数に対する特定できたオブジェクト(特定できなかったオブジェクト)の割合に基づいて識別情報を取得しないように制御してもよい。例えば、検出したオブジェクトのうち80%を上回る割合で、オブジェクトを特定できた場合、装置の電力や通信資源の有効活用を目的として識別情報を新たに取得しないと判定してよい。また、特定できたオブジェクトの画像上の領域が所定の値(例えば、撮像画像全領域の50%以上)を上回る場合は、新たにオブジェクトを特定できたとしても新たに情報を表示できる画像上のスペースがなくなるため識別情報を新たに取得しないと判定してよい。即ち、検出したオブジェクトのうち一部が特定できていない場合でも新たに識別情報を取得しないように制御してもよい。
以上の判定処理が終了すると図14に戻り、判定部314の判定結果が識別情報を取得しないと判定された場合はS1413に、識別情報を取得すると判定した場合はS1414に夫々処理を進める(S1412)。無線通信制御部301は、判定部314による判定結果を受けて識別情報を取得しないように制御する(S1413)。そして、特定したオブジェクトに対応する属性情報を表示すべくS1406に処理を戻す。S1413では無線通信制御部301は、識別情報を周囲の端末に対して要求しないようにプローブリクエストフレームを送信しないよう制御する。また、無線通信制御部301は、端末装置が周期的に識別子を報知している信号を受信しないように無線部1304の受信回路を起動させないように制御する。このようにカメラ101の撮像範囲に存在する端末装置の識別情報に対応するオブジェクトを全て特定済みである場合は、不要な識別情報を送信するよう周囲の端末装置に要求しない。したがって、周囲の端末装置が要求に応答して識別子を送信する際の不必要な通信資源の使用を低減できるので通信資源を有効活用することができる。また、端末装置が周期的に識別子を報知している信号を受信しないように無線部1304の受信回路を起動させないように制御するのでカメラ101の省電力に寄与することができる。
一方、識別情報を取得すると判定した場合識別情報取得部305は、通信可能な範囲の未取得の端末装置の識別情報を取得するため、プローブリクエストフレームを同報送信するように無線通信制御部301を制御する。(S1414)。このとき、無線通信制御部301は、既に取得している識別情報を有する端末装置に対してはこのプローブリクエストフレームに応答しないように指示する情報を含めてプローブリクエストフレームを生成する。即ち、無線通信制御部301は既に取得している識別子を有する他の装置から再度識別子を取得しないように制御する。例えば、図11にあるようにプローブリクエストフレームの領域1102に既に取得済みの識別情報(識別子)を含めて送信する。端末装置は、受信したプローブリクエスト内に自端末の識別情報が含まれていた場合、該フレームに対する応答メッセージ(プローブレスポンス)を返さない。このように、既に取得済みの識別情報を有する端末装置に対しては再度識別情報を送信させないように制御するので不必要な通信資源の使用を低減できる。
続いて、特徴情報取得部306と属性情報取得部307はS1403と同様に取得した識別情報に対応付けられた特徴情報、属性情報をサーバ109から取得し、記憶する(S1415)。続いて、カメラ101がS1411(図8の判定処理)において動き量に基づいて識別情報を取得すると判定した場合とそうでない場合と処理を切替える(S1416)。動き量に基づいて識別情報を取得すると判定した場合は新たな撮像範囲より撮像されたオブジェクトを検出し、特定するためにS1413に処理を戻す。一方、撮像画像中の識別可能なオブジェクトが全て特定済みでないとして、識別情報を取得すると判定した場合は、S1417に処理を進める。S1417において、特定部308は、オブジェクトテーブルを参照して未特定のオブジェクトに対して、新たなに取得した特徴情報に基づく特定処理を行う。そして、S1406に戻り合成部310は、特定部308により特定されたオブジェクトと関連付けてその近傍に属性情報とスルー画像とを合成し、表示制御部304は該合成画像を表示するよう制御する(S1406)。
続いて、本実施例におけるシステムの動作を説明する。以降の説明では図1にあるように、人物102、104、106の存在する空間において、カメラ101が撮影を行った際のオブジェクト特定およびオブジェクトに紐付いた属性情報を合成するまでのシーケンスを図5を用いて説明する。図5は本実施例におけるARシステムの装置間のメッセージシーケンスの一例を示す図である。
まず、カメラ101のシャッターボタン302を押す、または自動取得部313が識別情報取得部305を駆動させることによって、識別情報を通信可能な範囲に存在する端末装置に要求する(S500、S1401、S1402)。カメラ101と通信可能な範囲に存在する携帯電話107はカメラ101からの要求に応答して、識別情報をカメラ101に送信する(S501)。なお、携帯電話105および携帯電話103はこの時点でカメラ101とからの識別情報要求を受信できない距離に存在するので識別情報を送信しない。
カメラ101は携帯電話107から受信した識別情報に基づいてサーバ109に特徴情報、属性情報を要求する。サーバ109は、受信した携帯電話107の識別情報に関連付けられている特徴情報、属性情報をカメラ101に送信する(S503、S1403)。カメラ101は、現在の撮像画像から所定のオブジェクトを検出し、検出したオブジェクトに携帯電話107の識別情報に関連付けられた特徴情報によって特定されるオブジェクトが存在するか判定する(S504、S1404、S1405)。カメラ101は、携帯電話107の識別情報に対応するオブジェクトをスル―画像から特定できたので該オブジェクトと属性情報を対応づけて表示する(S505,S1406)。
S505におけるカメラ101の表示画面例を図12(a)に示す。図12(a)において1500はスル―画像(第1の撮像画像)を表示した表示画面である。1501は携帯電話107の識別情報に対応付けられた特徴情報に基づいて特定されたオブジェクトであって、人物106である。1502は、携帯電話107の識別情報に対応付けられた属性情報であり、特定されたオブジェクト1501に対応付けられて表示されている。なお、携帯電話105および携帯電話103の人物102、104は、この時点でカメラ101の撮像範囲に存在していないため撮像されていない。
その後、各携帯電話の所有者である人物102、104、106は移動する(S506)。カメラ101は、カメラ101のシャッターボタン302を再度押す、または自動取得部313が識別情報取得部305の駆動によって、判定処理を開始する(S507、S1408,S1409)。判定処理開始時点におけるスル―画像(第2の撮像画像)の表示例を図12(b)に、判定処理において更新されたオブジェクトテーブル作成されたオブジェクトテーブルを図9に夫々示す。図12(b)において、1503は表示画面である。1501はS504において特定されたオブジェクトである人物106である。1504は、新たに検出されたオブジェクトであって、携帯電話103の所有者である人物102である。1505は、新たに検出されたオブジェクトであって、携帯電話105の所有者である人物104である。なお、図12(b)において、オブジェクト1501(人物106)には、属性情報が表示されていないが、オブジェクト追尾処理を用いて、特定したオブジェクトに対して属性情報が表示され続けるようにしてよい。
図9のオブジェクトテーブルにおいて、人物102はオブジェクトナンバー902が「1」、人物104は「2」、人物106は「3」として夫々検出されたとする。そして、判定処理では、表示画面1500におけるスル―画像に対して行われた特定処理に用いた特徴情報により、表示画面1503に対して特定処理を実行する。ここで、オブジェクトナンバー「3」である人物106についてはS503において取得し、既に所持している特徴情報により表示画面1503において表示されるスル―画像においても特定可能である。
したがって、オブジェクトナンバー「3」については識別子903の欄が格納される。しかしながら、オブジェクトナンバー「1」およびオブジェクトナンバー「2」については現在保持している特徴情報では特定できないため識別子903については空欄である。また、オブジェクトナンバー「1」のオブジェクト1504は人物として検出されかつ画像上のサイズも特定処理を行う上で十分なので識別可能判定において「OK」が入力される。一方、オブジェクトナンバー「2」のオブジェクト1504は人物として検出されたが画像上のサイズも特定処理を行う上で十分なサイズがないと判定されたため識別可能判定において「NG」が入力される。ここで、検出されたオブジェクトのうち少なくとも1つが識別可能判定「OK」であり、識別子903が入力されていないオブジェクトがあるため判定処理の判定結果は識別情報を取得すると判定される(S803)。即ち、検出されたオブジェクトのうち少なくとも1つが未特定のオブジェクトが存在するため、判定処理の判定結果は識別情報を取得すると判定される。
カメラ101は、S507における識別情報を取得するとの判定に応じて、通信可能な範囲に存在する未取得の識別情報を取得するための処理を行う。具体的には無線通信制御部301により図11に示すようなプローブリクエストフレームをブロードキャスト(同報送信)で送信する(S508)。図11に図示するようにデータ部に取得済み識別子を複数格納することで、取得済み識別子を報知する機能を持たせている。ここで取得済み識別子は複数持たせてもよい。また、複数のプローブリクエストに分けて取得済み識別子を報知させてもよい。プローブリクエストフレームにはカメラ101が既に取得済みの識別子であるは図6で表される携帯電話107の識別子00:00:85:00:00:03が付与されて送出される。携帯電話107は受信したプローブリクエスト内に自端末の識別子を認めるため、プローブレスポンスを返さない。
携帯電話103、105は図6で表される識別情報を付与したプローブ・レスポンス・フレームでそれぞれ応答する(S509)。カメラ101はプローブ・レスポンス・フレームを受信すると、携帯電話103、105の識別情報を得ることができる。そして、カメラ101は識別情報取得部305によって識別情報を得ると、次に特徴情報取得部306と属性情報取得部307を用いて、その識別情報を発信する人物の顔の特徴情報および属性情報、すなわち人物の情報をサーバ109に問い合わせる(S510)。このとき、該問い合わせに対して取得した識別情報を付与することで、どの人物の情報を得たいのかがサーバ109で判別することができる。
サーバ109は人物情報の要求を受信すると、受信した識別情報をもとにデータベースから該識別情報に関連付けられた属性情報と特徴情報とを検索し、カメラ101に送信する(S511)。そして、カメラ101は取得した特徴情報に基づいて、未特定の各オブジェクトに対して特定処理を実行する。そして、新たに取得したオブジェクトの特定が成功(S705)した場合、オブジェクトテーブルの更新を行う。ここで更新されたオブジェクトテーブルを図10に説明する。
図10では、新たに取得した特徴情報に基づいた特定処理によって、オブジェクトナンバー「1」のオブジェクト1504は特定され、識別子が割り当てられた状態となっている。カメラ101はこれらの処理を行った後にサーバ109から取得した特定されたオブジェクトに対応する属性情報を画像データに合成し、表示制御部304は表示部1305に合成画像を表示する(S513)。S513において表示される表示画面の一例を図12(c)に示す。1506は表示画面であり、1507はオブジェクト1504(人物102)の属性情報である。図12(c)に示す通り属性情報を表示することができる。
そして、さらにカメラ101はシャッターボタン302を押下の検出、または自動取得部313の通知によって、判定処理を開始する(S514)。図12(d)はS514の判定処理が開始された際の表示画面例である。なお、図12(d)において、オブジェクト1501(人物106)とオブジェクト1504には、属性情報が表示されていないが、オブジェクト追尾処理を用いて、特定したオブジェクトに関連付けて複数のスル―画像に属性情報が表示され続けるようにしてよい。
前回特定処理を行った図12(b)に示した表示画面例におけるスル―画像と被写体(オブジェクト)の位置関係に変化はないためオブジェクトテーブルは図10と変わらない。また、カメラの動き量も所定値以下であるとする。そして、所持している特徴情報(撮像画像(図12(b))に対して実行した特定処理に用いた特徴情報)を用いて特定処理を実行する。すると、カメラ101の識別可能判定が「OK」になっているオブジェクトすべてに識別子が入力され、特定できている状態であるため、判定処理の結果として識別情報を取得しないと判定する。そして、カメラ101は識別情報を取得しないための処理を行う(S515)。識別情報を取得しないための処理とはカメラ101は識別情報を周囲の端末に対して要求しない。また、端末装置が識別情報を定期的に報知する信号(例えばビーコン)を受信する受信処理を実行しない。そして、カメラ101は特定されているオブジェクトの属性情報を撮像機能部303から得られた画像データに合成画像し、表示制御部304は合成画像を表示する(S516)。
以上説明したように本実施例によれば、撮像したオブジェクトを特定して、特定したオブジェクトに対応する情報を合成して表示するARシステムにおいて、撮像画像における検出したオブジェクトの同定状態によって識別情報の取得処理の実行可否を判定する。したがって、識別情報収集が不要な場合に識別情報収集を行わず、不要な通信資源の使用を低減することができる。特に、例えば識別情報を送信する端末装置が多数いる環境では顕著な通信資源の有効活用を奏することできる。また、不要な情報収集処理を行わないのでカメラ101は消費電力を削減させることができる。
本実施例における情報処理装置は、他の装置の識別子を取得し、撮像画像から所定のオブジェクトを検出す。そして、取得した識別子に基づいて、所定のオブジェクトを特定するための特徴情報を取得する。第1の撮像画像に対して第1の特徴情報を用いた第1の特定処理と、第2の撮像画像に対して第1の特定処理に用いた第1の特徴情報により特定処理を行う。そして、第2の特定処理の結果に応じて、識別子の取得を行わないように制御する。
(その他の実施形態)
その他の構成として、本発明は静止画によらず動画像において人物を特定し、属性情報を表示してもよい。その場合、動画像の各フレームを静止画として連続して処理することで実現してもよい。
識別情報の発信や取得などに関わる通信は、IEEE802.11に則った無線LANの通信に限らず、Bluetoothやパッシブ/アクティブ型のRFIDなどでよい。無線LANとパッシブ型RFIDなど複数の無線通信インタフェースで同時に、識別情報に関する通信を行ってもよい。特徴情報検索をサーバに取得要求を行うモデルを記述しているが、これによらず自端末内での特徴情報検索の方法をとってもよい。
また、ミリ波などの指向性のある無線方式を利用して識別情報の発信、取得をしてもよい。実施例では各識別子は人物に紐づけられていたが、人物である必要はなく、動物や自動車、またはやある特定の物体などに紐づけられていてもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
101 カメラ
102、104、106 人物
103、105、107 携帯電話
108 ネットワーク
109 サーバ

Claims (14)

  1. 他の装置の識別子を取得する識別子取得手段と、
    撮像画像から所定のオブジェクトを検出する検出手段と、
    取得した前記識別子に基づいて、前記所定のオブジェクトを特定するための特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
    前記検出手段により検出された前記所定のオブジェクトを前記特徴情報に基づいて、特定するための特定処理を行う手段であり、第1の撮像画像に対して第1の特徴情報を用いた前記特定処理を行う第1の特定処理と、第2の撮像画像に対して前記第1の特徴情報を用いた前記特定処理を行う第2の特定処理とを行う特定手段と、
    前記第2の特定処理の結果に応じて、前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行わないように制御する制御手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第2の特定処理において、検出された一部の前記所定のオブジェクトが特定できない場合、前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行うよう制御することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記特定手段は、特定されていない前記一部の所定のオブジェクトを特定するために、新たに取得した前記識別子に対応する前記特徴情報に基づいて、前記特定処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の特定処理において、検出された全ての前記所定のオブジェクトが特定できた場合、前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行わないよう制御することを特徴とする請求項1乃至3何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の特定処理において、検出された一部の前記所定のオブジェクトが特定されていない場合であって、前記第2の特定処理の結果が所定の条件を満たす場合には、前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行わないよう制御することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定の条件は、特定できた前記所定のオブジェクトのサイズまたは数に基づくことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行わないように他の装置に識別子を要求するメッセージを送信しないように制御することを特徴とする請求項1乃至6何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御手段は前記識別子取得手段による前記識別子の取得を行わないように他の装置から送信される前記識別子を受信しないように制御することを特徴とする請求項1乃至7何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置の動きを測定する測定手段とを更に有し、
    前記識別子取得手段は、前記測定手段により測定された動きが所定の値を上回る場合は、他の装置の識別子を取得することを特徴とする請求項1乃至8何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記識別子取得手段は、既に取得している識別子を有する他の装置から再度識別子を取得しないようにすることを特徴とする請求項1乃至9何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記識別子取得手段は、既に取得している識別子を有する他の装置に対して応答しないよう指示するメッセージを含めた識別子取得要求を同報送信することを特徴とする請求項1乃至10何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記特定手段により特定した所定のオブジェクトに関連付けて所定の情報を表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項1乃至11何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置の制御方法であって、
    他の装置の識別子を取得する識別子取得工程と、
    撮像画像から所定のオブジェクトを検出する検出工程と、
    取得した前記識別子に基づいて、前記所定のオブジェクトを特定するための特徴情報を取得する特徴情報取得工程と、
    第1の撮像画像から前記検出工程において検出された前記所定のオブジェクトを第1の特徴情報に基づいて特定するための第1の特定処理を行う第1の特定工程と、
    第2の撮像画像から前記検出工程において検出された前記所定のオブジェクトを前記第1の特徴情報に基づいて特定するための第2の特定処理を行う第2の特定工程と、
    前記第2の特定処理の結果に応じて、前記識別子取得工程を行わないように制御する制御工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. コンピュータを請求項1乃至12いずれか一項の記載の情報処理装置として動作させるためのプログラム。
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