JP2007188321A - 通信装置および通信方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】相手の機器またはその機器を使用しているユーザ毎にアクセスの制御を行う。
【解決手段】記憶部32は、電子機器を特定する機器特定情報と、電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶する。撮影部31は、ユーザの顔を撮影する。特定部75は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されている機器特定情報を基に、電子機器を特定する。本発明は、例えば、デジタルスチルカメラや携帯電話機などの撮影機能を有する通信装置に適用することができる。
【選択図】図2
【解決手段】記憶部32は、電子機器を特定する機器特定情報と、電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶する。撮影部31は、ユーザの顔を撮影する。特定部75は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されている機器特定情報を基に、電子機器を特定する。本発明は、例えば、デジタルスチルカメラや携帯電話機などの撮影機能を有する通信装置に適用することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信装置および通信方法、プログラム、並びに記録媒体に関し、特に、ネットワークを介して接続している相手の機器およびユーザを認証できるようにした通信装置および通信方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
近年、デジタルスチルカメラやカムコーダ(商標)、携帯電話などのモバイル機器同士がIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a,IEEE802.11b,IEEE802.11gなどに準拠した無線LAN(Local Area Network)やBluetoothなどを用いてアドホックネットワークを構成し、自分の機器に記録されている画像データを相手ユーザに公開するなどして、画像データを交換するといった用途が考えられている。
この場合、公開する相手ユーザ毎にファイルまたはフォルダの公開の可否を制御する機能が求められ、そのためには、公開する相手ユーザ毎にデータへのアクセス制御を簡単に行うことが必要となる。
データへのアクセス制御を行う方法としては、相手の機器ID(Identification)を予め登録しておき、自分が登録リストから相手の機器を選択するなどして無線LANに接続するときに、機器認証を行い、その機器毎にアクセス制御を行う方法が挙げられる。
また、ユーザ毎にアクセス制御を行う場合、相手ユーザを認証する必要がある。個人認証を行うための技術としては、例えば、指紋や静脈などを用いて行うバイオメトリックス認証(生体認証)があり、機器がその持ち主を認証する用途などに使われている。
顔画像を用いて認証を行う技術として、予め自分の顔を機器に記録しておき、操作前に自分の顔を撮影して顔画像のマッチングを行うことで、機器を使用できるようになるという方法がある。
さらに、システムにログインしたユーザが本人かどうかを判別するために、予め登録した顔画像と、今撮影した顔画像とを比較することで認証できるようにする方法もある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、無線LANに接続する機器において、1つの機器を複数のユーザが共用しているような場合(例えば、複数の人数の家族で一台の機器を使用している場合など)や、他のユーザの機器を一時的に借りて使用しているような場合には、その機器を使用しているユーザ毎にアクセス制御を行うことはできない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、相手の機器またはその機器を使用しているユーザ毎にアクセスの制御を行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面の通信装置は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶する記憶手段と、前記ユーザの顔を撮影する撮影手段と、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する特定手段とを備える。
前記記憶手段は、前記ユーザを特定するユーザ特定情報を前記顔画像に対応させて記憶し、前記特定手段は、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記ユーザ特定情報を基に、前記ユーザを特定することができる。
前記記憶手段は、暗号化方式を示す暗号化方式情報および暗号鍵を前記顔画像に対応させて記憶し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記暗号化方式情報および前記暗号鍵を用いて、前記電子機器を認証する認証手段をさらに設けることができる。
前記記憶手段は、前記ユーザに使用される前記電子機器への提供を許可するデータの範囲を示す範囲情報を前記顔画像に対応させて記憶し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記範囲情報に応じて、記録媒体からの記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御手段をさらに設けることができる。
前記記憶手段は、前記ユーザに使用される前記電子機器からの要求に応じて実行する処理を示す処理情報を前記顔画像に対応させて記憶し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記処理情報に応じて、前記処理を実行する処理実行手段をさらに設けることができる。
前記通信装置には、記憶されている前記顔画像の一覧の表示を制御する表示制御手段と、一覧として表示された前記顔画像に対するユーザの操作に応じた、表示されている前記顔画像のうち、1つの前記顔画像の選択の指示を入力する入力手段とをさらに設け、前記特定手段は、選択された前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定することができる。
前記通信装置には、前記ユーザの顔の撮影により得られた顔画像を認識する認識手段と、撮影により得られた前記顔画像の顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する判定手段と、撮影により得られた前記顔画像の顔と一致していると判定された、記憶されている前記顔画像と対応する前記機器特定情報との一覧の表示を制御する表示制御手段と、一覧として表示された前記顔画像および前記機器特定情報に対するユーザの操作に応じた、表示されている前記顔画像および前記機器特定情報のうち、1つの前記顔画像および前記機器特定情報の選択の指示を入力する入力手段とをさらに設け、前記特定手段は、選択された前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定することができる。
本発明の第1の側面の通信方法は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信方法であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶し、前記ユーザの顔を撮影し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定するステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムおよび第1の側面の記録媒体に記録されるプログラムは、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置を制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶するように記憶を制御し、前記ユーザの顔の撮影を制御し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定するステップを含む。
本発明の第2の側面の通信装置は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶する記憶手段と、前記ユーザの顔を撮影する撮影手段と、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する判定手段と、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定する特定手段とを備える。
本発明の第2の側面の通信方法は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信方法であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶し、前記ユーザの顔を撮影し、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定するステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムおよび第2の側面の記録媒体に記録されるプログラムは、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置を制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶するように記憶を制御し、前記ユーザの顔の撮影を制御し、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定するステップを含む。
本発明の第1の側面においては、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とが対応して記憶され、前記ユーザの顔が撮影され、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器が特定される。
本発明の第2の側面においては、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とが対応して記憶され、前記ユーザの顔が撮影され、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かが判定され、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報が特定される。
以上のように、本発明の第1の側面によれば、ネットワークを介して相手の機器と通信することができる。また、本発明の第1の側面によれば、相手の機器毎にアクセスの制御を行うことができる。
本発明の第2の側面によれば、ネットワークを介して相手の機器と通信することができる。また、本発明の第2の側面によれば、相手の機器およびその機器を使用しているユーザ毎にアクセスの制御を行うことができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の通信装置は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部32)と、前記ユーザの顔を撮影する撮影手段(例えば、図2の撮影部31)と、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する特定手段(例えば、図2の特定部75)とを備える。
前記記憶手段は、前記ユーザを特定するユーザ特定情報を前記顔画像に対応させて記憶し、前記特定手段は、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記ユーザ特定情報を基に、前記ユーザを特定することができる(例えば、図7のステップS34)。
前記記憶手段は、暗号化方式を示す暗号化方式情報および暗号鍵を前記顔画像に対応させて記憶し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記暗号化方式情報および前記暗号鍵を用いて、前記電子機器を認証する認証手段(例えば、図2の認証処理部76)をさらに設けることができる。
前記記憶手段は、前記ユーザに使用される前記電子機器への提供を許可するデータの範囲を示す範囲情報を前記顔画像に対応させて記憶し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記範囲情報に応じて、記録媒体からの記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御手段(例えば、図2の読み出し制御部79)をさらに設けることができる。
前記記憶手段は、前記ユーザに使用される前記電子機器からの要求に応じて実行する処理を示す処理情報を前記顔画像に対応させて記憶し、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記処理情報に応じて、前記処理を実行する処理実行手段(例えば、図2の読み出し制御部79)をさらに設けることができる。
前記通信装置には、記憶されている前記顔画像の一覧の表示を制御する表示制御手段(例えば、図2の表示制御部73)と、一覧として表示された前記顔画像に対するユーザの操作に応じた、表示されている前記顔画像のうち、1つの前記顔画像の選択の指示を入力する入力手段(例えば、図2の入力部33)とをさらに設け、前記特定手段は、選択された前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定することができる(例えば、図7のステップS34)。
前記通信装置には、前記ユーザの顔の撮影により得られた顔画像を認識する認識手段(例えば、図2の顔画像認識部91)と、撮影により得られた前記顔画像の顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する判定手段(例えば、図2の顔画像判定部92)と、撮影により得られた前記顔画像の顔と一致していると判定された、記憶されている前記顔画像と対応する前記機器特定情報との一覧の表示を制御する表示制御手段(例えば、図2の表示制御部73)と、一覧として表示された前記顔画像および前記機器特定情報に対するユーザの操作に応じた、表示されている前記顔画像および前記機器特定情報のうち、1つの前記顔画像および前記機器特定情報の選択の指示を入力する入力手段(例えば、図2の入力部33)とをさらに設け、前記特定手段は、選択された前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定することができる(例えば、図9のステップS61)。
本発明の第1の側面の通信方法は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信方法であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶し(例えば、図4のステップS15)、前記ユーザの顔を撮影し(例えば、図9のステップS52)、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する(例えば、図9のステップS57)ステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムおよび第1の側面の記録媒体に記録されるプログラムは、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置を制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶するように記憶を制御し(例えば、図4のステップS15)、前記ユーザの顔の撮影を制御し(例えば、図9のステップS52)、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する(例えば、図9のステップS57)ステップを含む。
本発明の第2の側面の通信装置は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶する記憶手段(例えば、図2の記憶部32)と、前記ユーザの顔を撮影する撮影手段(例えば、図2の撮影部31)と、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する判定手段(例えば、図2の顔画像判定部92)と、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定する特定手段(例えば、図2のID特定部93)とを備える。
本発明の第2の側面の通信方法は、ネットワークを介して電子機器と通信する通信方法であって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶し(例えば、図4のステップS15)、前記ユーザの顔を撮影し(例えば、図9のステップS52)、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し(例えば、図9のステップS55)、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定する(例えば、図9のステップS57)ステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムおよび第2の側面の記録媒体に記録されるプログラムは、ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置を制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムであって、前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶するように記憶を制御し(例えば、図4のステップS15)、前記ユーザの顔の撮影を制御し(例えば、図9のステップS52)、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し(例えば、図9のステップS55)、撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定(例えば、図9のステップS57)するステップを含む。
図1は、本発明の一実施の形態である通信機器の例を示す図である。通信機器11は、例えば、デジタルスチルカメラまたはデジタルビデオカメラなどであり、ユーザ12により使用される。通信機器13は、例えば、デジタルスチルカメラまたはデジタルビデオカメラなどであり、ユーザ14により使用される。
通信機器11と通信機器13とは、ネットワーク15を介して接続される。ネットワーク15は、無線または有線の伝送媒体を介して各種のデータを伝送し、例えば、IEEE802.11a,IEEE802.11b、若しくはIEEE802.11gなどに準拠した無線LANであるか、またはBluetoothの規格に準拠した伝送路などにより形成される。より具体的には、例えば、ネットワーク15は、無線LANにおける、アドホックネットワークとされる。
通信機器11は、電子機器の一例である通信機器13を特定する。または、通信機器11は、通信機器13およびユーザ14を特定する。
例えば、ユーザ12に操作される通信機器11は、電子機器の一例である通信機器13を認証する。通信機器11は、通信機器13が正当であると認証された場合、通信機器11に記録されているデータ(例えば、静止画像または動画像の画像データ)のうちの、所定の範囲のデータの通信機器13への提供を許可する。
図2は、通信機器11の構成の例を示すブロック図である。
通信機器11は、撮影部31、記憶部32、入力部33、モニタ34、制御部35、ネットワークインターフェイス36(以下、ネットワークI/F(Interface)36と称する)、ドライブ37、およびリムーバブルメディア38から構成される。
撮影部31は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサなどの光学的な画像を電気信号に変換する光電変換素子および光電変換素子に被写体の光学的な画像を結像させる光学系などからなり、制御部35の制御の基に、被写体の画像を電気信号である画像信号に変換する。すなわち、撮影部31は、制御部35の制御の基に、被写体を撮影する。例えば、撮影部31は、被写体であるユーザ14の顔を撮影する。
撮影部31は、撮影の結果得られる画像信号を、制御部35に供給する。
記憶部32は、ハードディスクドライブ、所定のドライブに駆動されるDVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクおよびそのドライブ、またはメモリカードなどの半導体メモリなどからなる。
記憶部32は、通信機器13などの電子機器を特定する機器特定情報と、ユーザ14などの電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像(例えば、後述するユーザ顔画像)とを対応させて記憶する。
例えば、記憶部32は、ユーザ14を特定するユーザ特定情報であるユーザIDを顔画像に対応させて記憶する。
すなわち、記憶部32は、通信機器13などの電子機器を特定する機器特定情報と、電子機器を使用するユーザ14などのユーザの顔である顔画像と、ユーザIDなどのユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶する。
さらに、記憶部32は、暗号化方式を示す暗号化方式情報および暗号鍵を、ユーザ14などのユーザの顔画像に対応させて記憶する。また、記憶部32は、ユーザ14などのユーザに使用される通信機器13などの電子機器への提供を許可するデータの範囲を示す範囲情報を顔画像に対応させて記憶する。換言すれば、記憶部32は、ユーザに使用される電子機器からの要求に応じて実行する処理を示す処理情報を顔画像に対応させて記憶する。例えば、記憶部32は、ユーザ14に使用される通信機器13への提供を許可するデータの範囲を示す範囲情報である公開レベル(後述する)をユーザの顔画像に対応させて記憶する。
記憶部32は、登録リスト51およびデータ52を記憶する。
登録リスト51は、予め記憶されているリストであって、相手である通信機器13およびユーザ14を特定するための情報からなるリストである。詳細は後述するが、具体的には、例えば、登録リスト51は、撮影されたユーザ14の顔の画像であるユーザ顔画像、ユーザ14を特定する情報であるユーザID、通信機器13を特定する情報である機器ID、通信機器13を認証するための情報である暗号化方式情報および暗号鍵、並びに通信機器13への提供を許可するデータの範囲を示す情報である公開レベルを1つのアイテムとする、複数のアイテムからなる。
データ52は、静止画像データ、動画像データなどである。例えば、データ52は撮影部31の撮影により得られた画像データ、制御部35から供給される画像を表示させるための画像データ、および制御部35に制御されてリムーバブルメディア38から読み出されたデータなどを含む。なお、データ52として、プログラムを記憶するようにしてもよい。
入力部33は、通信機器11に対する指示を入力するためにユーザ12に操作される。入力部33は、例えば、各種の操作ボタン、キーボード、マウス、リモコン、タッチパネル、マイクロフォンなどから構成され、ユーザ12からの操作を受け付け、その操作内容を示す信号(情報)を制御部35に供給する。入力部33は、詳細は後述するが、一覧として表示された顔画像に対するユーザ12の操作に応じた、表示されている顔画像のうち、1つの顔画像の選択の指示を入力する。また、入力部33は、一覧として表示された顔画像および機器特定情報に対するユーザ12の操作に応じた、表示されている顔画像および機器特定情報のうち、1つの顔画像および機器特定情報の選択の指示を入力する。
モニタ34は、LCD(Liquid Crystal Display)または有機EL(Electro Luminescence)などの表示デバイスからなり、制御部35の制御に基づいて、各種の画像を表示する。例えば、モニタ34は、制御部35から供給される、画像または登録リスト51および候補リストを表示させるための表示データに基づいて、画像または登録リスト51および候補リストを表示する。候補リストについては、後述する。
制御部35は、例えば、マイクロプロセッサなどからなり、通信機器11全体を制御する。
ネットワークI/F36は、ネットワーク15を介して、各種のデータを送受信する。
ドライブ37には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブルメディア38が適宜装着され、ドライブ37は、制御部35に制御されて、装着されているリムーバブルメディア38から読み出されたコンピュータプログラムやデータを、必要に応じて記憶部32にインストールするか記憶させる。
制御部35は、コンピュータプログラムを実行することにより、撮影制御部71、入力制御部72、表示制御部73、登録リスト管理部74、特定部75、認証処理部76、暗号化処理部77、データ通信制御部78、および読み出し制御部79を実現する。
撮影制御部71は、撮影部31を制御し、撮影部31による被写体の撮影を制御する。撮影制御部71は、撮影部31から供給される画像信号から画像データを生成し、生成した画像データを記憶部32、登録リスト管理部74、または特定部75に供給する。
入力制御部72は、入力部33を制御し、ユーザ12の操作に応じた入力部33からの、ユーザ12の指示を示す信号を取得する。例えば、入力制御部72は、ユーザ12の操作によって入力された情報であって、登録リスト51に登録する情報を示す信号を入力部33から取得し、登録リスト51に登録する情報を登録リスト管理部74に供給する。
また、例えば、入力制御部72は、モニタ34に表示される登録リスト51および候補リストに含まれるアイテムのうち、ユーザ12の操作によって選択された1つのアイテムを示す情報を入力部33から取得し、ユーザ12により選択された1つのアイテムを示す情報を、特定部75に供給する。
表示制御部73は、モニタ34の表示を制御する。例えば、表示制御部73は、モニタ34への記憶されている顔画像の一覧の一例である登録リスト51のユーザ顔画像の一覧の表示を制御する。また、表示制御部73は、記憶部32から供給される画像データを基に、画像を表示するための表示データを生成し、モニタ34に供給することで、モニタ34に画像を表示させる。
表示制御部73は、撮影により得られた顔画像の顔と一致していると判定された、記憶されている顔画像と対応する機器特定情報との一覧の表示を制御する。
また、例えば、表示制御部73は、登録リスト管理部74に読み出される登録リスト51および候補リストを表示するための表示データを生成し、モニタ34に供給することで、モニタ34に登録リスト51および候補リストを表示させる。
登録リスト管理部74は、登録リスト51を登録したり、更新したり、登録リスト51を読み出したりして、登録リスト51を管理する。すなわち、例えば、登録リスト管理部74は、登録リスト51に各種の情報を登録(格納)し、登録リスト51を記憶部32に記憶させる。登録リスト管理部74は、撮影制御部71から供給されたユーザ14の顔の画像のデータである顔画像データであるユーザ顔画像と、入力制御部72から供給されたユーザ14を特定するユーザIDと、データ通信制御部78から供給された通信機器13を特定する機器IDとをアイテムに格納して、登録リスト51に登録する。例えば、ユーザ顔画像とユーザIDと機器IDとは、同じアイテムに格納されることにより、対応付けられる。
また、登録リスト管理部74は、記憶部32から登録リスト51を読み出す。登録リスト管理部74は、記憶部32から登録リスト51を読み出し、読み出した登録リスト51のアイテムに登録されているユーザ顔画像、ユーザID、または機器IDなどの情報を、特定部75、または読み出し制御部79に供給する。
さらに、登録リスト管理部74は、特定部75から供給される、特定されたユーザIDおよび機器IDに基づいて、記憶部32から読み出した登録リスト51より抽出された、特定されたユーザIDを含むアイテムからなる候補リストを生成する。
特定部75は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像であるユーザ顔画像に対応して記憶されている機器特定情報の一例である機器IDを基に、電子機器の一例である通信機器13を特定する。または、特定部75は、撮影されたユーザの顔と、記憶されている顔画像であるユーザ顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する顔画像に対応して記憶されている機器特定情報の一例である機器IDおよびユーザ特定情報の一例であるユーザIDを特定する。
特定部75は、撮影されたユーザの顔に一致するユーザ顔画像に対応して記憶されているユーザIDを基に、ユーザを特定する。すなわち、特定部75は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されているユーザ特定情報を基に、ユーザを特定する。
特定部75は、顔画像認識部91、顔画像判定部92、およびID特定部93から構成される。
顔画像認識部91は、ユーザの顔の撮影により得られた顔画像を認識する。顔画像認識部91は、撮影制御部71から供給される、ユーザ14の顔を撮影することにより得られた画像の画像データから、顔の部分を判別し、顔画像を認識する。
顔画像判定部92は、撮影により得られた顔画像の顔と、記憶されているユーザ顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する。顔画像判定部92は、登録リスト管理部74に読み出される登録リスト51のアイテムから顔画像を抽出する。顔画像判定部92は、顔画像認識部91が認識した、撮影された顔画像と、読み出されたアイテムに登録されている顔画像とを比較し、顔画像が一致しているか否かを判定する。
また、顔画像判定部92は、顔画像認識部91が認識した、撮影された顔画像と、登録リスト管理部74に読み出される登録リスト51のアイテムに登録されている顔画像とが一致している場合、一致していると判定された顔画像が登録されているアイテムを特定する情報を、ID特定部93に供給する。
ID特定部93は、撮影されたユーザの顔と、記憶されている顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する顔画像に対応して記憶されている機器特定情報およびユーザ特定情報を特定する。すなわち、ID特定部93は、撮影されたユーザの顔と、記憶されているユーザの顔画像とが一致していると判定された場合、顔が一致するユーザ顔画像に対応して記憶されている機器IDおよびユーザIDを特定する。
ID特定部93は、入力制御部72から供給される、ユーザにより選択された1つのアイテムを示す情報に基づいて、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51より、1つのアイテムを選択する。ID特定部93は、選択された1つのアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定する。ID特定部93は、特定されたユーザIDおよび機器IDを、読み出し制御部79に供給する。また、ID特定部93は、特定したユーザIDおよび機器IDが登録されているアイテムに登録されている暗号化方式情報および暗号鍵を、認証処理部76に供給する。
また、ID特定部93は、顔画像判定部92から供給される、アイテムを特定する情報に基づいて、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51より、アイテムを特定する。すなわち、ID特定部93は、撮影されたユーザの顔と、記憶されている顔画像の顔とが一致しているユーザ顔画像のアイテムを特定する。
特定されたアイテムが登録リスト51に複数登録されている場合、ID特定部93は、特定された複数のアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定し、登録リスト管理部74に供給する。特定されたアイテムが登録リスト51に1つのみ登録されている場合、ID特定部93は、特定された1つのアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定し、読み出し制御部79に供給する。また、この場合、ID特定部93は、特定したユーザIDおよび機器IDが登録されているアイテムに登録されている暗号化方式情報および暗号鍵を、認証処理部76に供給する。
認証処理部76は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されている暗号化方式情報および暗号鍵を用いて、電子機器を認証する。認証処理部76は、暗号化処理部77、データ通信制御部78、ネットワークI/F36、およびネットワーク15を介して通信機器13と通信を行い、特定部75から供給された暗号化方式情報および暗号鍵を用いて、認証処理を行い、通信機器13を認証する。また、認証処理部76は、認証の結果を読み出し制御部79に供給する。
暗号化処理部77は、認証処理部76から供給された暗号化方式情報および暗号鍵を基に、その暗号化方式でその暗号鍵でデータを暗号化する暗号化処理を行う。暗号化処理部77は、読み出し制御部79から供給されるデータ52に対して、暗号化処理を行い、データ通信制御部78に供給する。
データ通信制御部78は、ネットワークI/F36による、ネットワーク15を介した各種のデータの送信または受信を制御する。
データ通信制御部78は、データ受信制御部94およびデータ送信制御部95より構成される。データ受信制御部94は、ネットワークI/F36の受信を制御する。データ受信制御部94は、ネットワークI/F36において受信した、アイテムに登録される情報である機器IDを、登録リスト管理部74に供給する。データ送信制御部95は、ネットワークI/F36の送信を制御する。データ送信制御部95は、暗号化処理部95から供給される暗号化されたデータをネットワークI/F36に供給する。
読み出し制御部79は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されている範囲情報の一例である公開レベルに応じて、記録媒体の一例である記憶部32からの記憶されているデータの読み出しを制御する。言い換えれば、読み出し制御部79は、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されている処理情報に応じて、処理を実行する。
例えば、読み出し制御部79は、認証処理部76から供給される認証の結果に基づいて、データの読み出しおよび送信を許可する。読み出し制御部79は、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51から、特定部75から供給されるユーザIDおよび機器IDに基づいて、対応するアイテムに登録されている公開レベルを読み出す。読み出し制御部79は、読み出した公開レベルに応じて、記憶部32からデータ52を読み出し、暗号化処理部77に供給する。
例えば、アイテムに登録されている公開レベルは、自然数とされ、データ52には、予め、自然数の公開レベルが付加されている。読み出し制御部79は、アイテムに登録されている公開レベル以下の公開レベルが付加されているデータ52を記憶部32から読み出し、暗号化処理部77に供給する。読み出し制御部79は、アイテムに登録されている公開レベルより大きい公開レベルが付加されているデータ52を記憶部32から読み出さない。
ネットワークI/F36は、データ受信制御部94の制御に基づいて、ネットワーク15を介して送信されてくる、登録リスト51のアイテムに登録される情報を受信し、受信した情報をデータ受信制御部94に供給する。
また、ネットワークI/F36は、データ送信制御部95の制御に基づいて、データ送信制御部95から供給される暗号化されたデータを、ネットワーク15を介して送信する。
図3は、図1における、通信機器11のデータ52の認証された通信機器13への提供を示す図である。図3において、ユーザ12に操作される通信機器11は、通信機器11の記憶部32に予め記憶されている登録リスト51に基づいて、電子機器の一例である通信機器13およびそのユーザであるユーザ14を認証する。通信機器11は、通信機器13が正当であると認証された場合、登録リスト51に基づいて、データ52の読み出しおよび通信機器13への送信を許可する。
ここで、図4のフローチャートを参照して、図3の通信装置11において予め記憶されている登録リスト51のアイテム登録処理について説明する。
通信装置11は、例えば、入力部33が操作され、入力制御部72が動作モードの選択の指示を取得すると処理を開始する。
ステップS11において、入力制御部72は、入力部33から供給される、動作モードを「相手ユーザ登録モード」に設定するための操作内容を示す情報である「相手ユーザ登録モード」の選択の指示を取得する。入力制御部72は、図示せぬモード設定部に、動作モードを「相手ユーザ登録モード」に切替えることを指示する。モード設定部は、入力制御部72からの指示に応じて、動作モードを「相手ユーザ登録モード」に切替える。例えば、モード設定部は、相手ユーザ登録モードを示すフラグをたてることにより、動作モードを「相手ユーザ登録モード」に設定する。
ステップS12において、撮影部31は、撮影制御部71の制御の基に、相手のユーザ14の顔を撮影する。撮影制御部71は、撮影部31から供給されたユーザ14の顔の画像信号から、ユーザ14の顔の画像のデータである顔画像データを生成し、登録リスト管理部74に供給する。
ステップS13において、通信機器11は、ネットワーク15を介して、相手の機器である通信機器13と接続する。具体的には、例えば、通信機器11と通信機器13とが、無線LANの電波が届く距離まで近づいた状態で、入力制御部72は、ユーザ12の操作によって入力された情報であって、通信機器13との接続の要求を示す情報を入力部33から取得すると、データ通信制御部78に、ネットワーク15を介した通信機器13との接続を要求する。データ通信制御部78は、ネットワーク15の接続に必要な情報であって、予め記憶している情報に基づいて、ネットワークI/F36に、ネットワーク15を介した通信機器13との接続を確立させる。
なお、例えば、通信機器11と通信機器13とは、USB(Universal Serial Bus)ケーブルなどの有線で接続するようにしてもよい。
ステップS14において、通信機器11は、相手の機器である通信機器13から、通信機器13の機器ID、暗号化方式情報、および暗号鍵を収集する。具体的には、データ受信制御部94は、ネットワークI/F36に、ネットワーク15を介して通信装置13より送信されてくる、アイテムに登録される情報である機器ID、暗号化方式情報、および暗号鍵を受信させ、受信した機器ID、暗号化方式情報、および暗号鍵を登録リスト管理部74に供給する。また、入力制御部72は、ユーザ12の操作によって入力された、ユーザ14を特定するユーザIDを示す情報を入力部33から取得し、ユーザ14を特定するユーザIDを登録リスト管理部74に供給する。
また、機器ID、暗号化方式情報、および暗号鍵は、ネットワークI/F36において受信され、登録リスト管理部74に供給されるものに限らず、例えば、メモリカードなどのリムーバブルメディア38に記憶され、リムーバブルメディア38から読み出されて、登録リスト管理部74に供給されるようにしてもよい。
さらに、ユーザIDは、ユーザ12の操作によって、ユーザ14を特定するユーザIDを示す情報が入力されることで入力部33から取得されるものに限らず、ネットワーク15を介して通信装置13より送信されてくるか、または、メモリカードなどのリムーバブルメディア38に記憶され、リムーバブルメディア38から読み出されて、登録リスト管理部74に供給されるようにしてもよい。
ステップS15において、登録リスト管理部74は、撮影制御部71から供給されたユーザ14の顔の画像のデータである顔画像データであるユーザ顔画像と、入力制御部72から供給されたユーザ14を特定するユーザIDと、データ通信制御部78から供給された通信機器13を特定する機器ID並びに暗号化方式情報および暗号鍵とを1つのアイテムに格納して、登録リスト51に登録する。登録リスト管理部74は、ユーザ顔画像、ユーザID、機器ID、暗号化方式情報、および暗号鍵を1つのアイテムに格納した登録リスト51を記憶部32に記憶させて、処理は終了する。
このように、通信装置11は、登録リスト51を記憶部32に予め記憶させることができる。
登録リスト51の1つのアイテムは、ユーザ顔画像およびユーザID、並びに機器IDごとに登録される。図5に示すように、例えば、1人のユーザ(太郎)が複数の機器(太郎のデジタルカメラおよび森村家のデジタルカメラ)を所有している場合、ユーザIDおよびユーザ顔画像は同じで機器IDが異なる複数のアイテムが登録リスト51に登録される。一方、複数のユーザ(太郎および花子)が一つの機器(太郎のデジタルカメラ)を使っている場合、ユーザIDおよびユーザ顔画像は異なるが、機器IDが同じ複数のアイテムが登録リスト51に登録される。
ユーザIDは、例えば、ユーザ14が使用するメールアドレスやそのエイリアス名など、ユーザごとに一意に決められるものであればよい。機器IDは、例えば、「機器のメーカ名+型番+製造番号」や無線LANインターフェースのMAC(Media Access Control)アドレス、URL(Uniform Resource Locator)方式で記述される「メーカ名」「型番」「製造番号」などを特定する情報など、機器ごとに一意に決められるものであればよい。
例えば、図5で示されるように、太郎であるユーザを特定する、taro@aaaa.jpであるユーザIDと、太郎であるユーザの顔の画像であるユーザ顔画像と、太郎のデジタルカメラを特定する、[00:01:02:03:04:05]である機器IDとが、1つのアイテムとされて、そのアイテムが登録リスト51に登録される。
また、花子であるユーザを特定する、hanako@bbbb.jpであるユーザIDと、花子であるユーザの顔の画像であるユーザ顔画像と、太郎のデジタルカメラを特定する、[00:01:02:03:04:05]である機器IDとが、1つのアイテムとされて、そのアイテムが登録リスト51に登録される。
さらに、太郎であるユーザを特定する、taro@aaaa.jpであるユーザIDと、太郎であるユーザの顔の画像であるユーザ顔画像と、森村家のデジタルカメラを特定する、[00:01:02:06:07:08]である機器IDとが、1つのアイテムとされて、そのアイテムが登録リスト51に登録される。
ここで、図6を参照して、通信機器11の登録リスト51における、より具体的なアイテムについて説明する。
図6に例示する登録リスト51は、複数のアイテム(アイテム1乃至アイテム3)から構成されている。それぞれのアイテムには、通信機器13およびユーザ14を特定する情報、およびその情報で特定される通信機器13およびユーザ14との通信を制御する情報が配置されている。具体的には、登録リスト51のそれぞれのアイテムには、例えば、ユーザID、ユーザ顔画像、機器ID、暗号化方式、暗号鍵、および公開レベルなどの情報が配置されている。
ユーザ顔画像は、通信機器11が、ユーザ14の顔を撮影した顔画像で、顔であることが明瞭にわかる顔の正面の画像が望ましい。
暗号化方式および暗号鍵は、相手の機器の認証や、相手の機器との通信の暗号化に用いられる情報である。暗号化方式は、相手の機器の認証と相手の機器との通信に用いる暗号化の方式を示し、暗号鍵は、その暗号化方式による暗号化または復号に用いる鍵である。暗号化方式で示される暗号化の方式には、例えば、DES(Data Encryption Standard),AES(Advanced Encryption Standard),RC4(Rivest Cipher)などの共通鍵暗号方式、RSA(R. Rivest,A. Shamir,L. Adelman),Diffie-Hellman,楕円曲線暗号などの公開鍵暗号方式がある。暗号鍵のビット長は、64ビット乃至1024ビットのいずれかとされる。
公開レベルは、相手の機器からのデータへの提供を許可する範囲を示す情報である。具体的には、例えば、公開レベルは、1乃至10の自然数とされる。10である公開レベルが設定されると、その相手は、全てのデータ52にアクセスできることになる。また、例えば、公開レベルには、アクセスできるディレクトリやファイルを特定する情報が直接記述されるようにしてもよい。公開レベルは、ユーザ12の操作によって入力される情報であって、入力制御部72により入力部33から取得され、登録リスト管理部74に供給される。
次に、図7のフローチャートを参照して、図3の通信装置11における、通信機器13に対する通信開始処理について説明する。通信開始処理開始の時点で、通信装置11と通信機器13との接続の認証は終了しているものとする。
通信装置11は、例えば、入力部33が操作され、入力制御部72が動作モードの選択の指示を取得すると処理を開始する。
ステップS31において、入力制御部72は、入力部33から供給される、動作モードを「リストから選んで接続モード」に設定するための操作内容を示す情報である「リストから選んで接続モード」の選択の指示を取得する。入力制御部72は、図示せぬモード設定部に、動作モードを「リストから選んで接続モード」に切替えることを指示する。モード設定部は、入力制御部72からの指示に応じて、動作モードを「リストから選んで接続モード」に切替える。例えば、モード設定部は、リストから選んで接続モードを示すフラグをたてることにより、動作モードを「リストから選んで接続モード」に設定する。
ステップS32において、登録リスト管理部74は、記録部32から登録リスト51を読み出す。登録リスト管理部74は、読み出した登録リスト51を表示制御部73に供給する。表示制御部73は、登録リスト管理部74に読み出された登録リスト51を表示するための表示データを生成し、モニタ34に供給する。モニタ34は、表示制御部73から供給された表示データに基づいて、登録リスト51を表示する。
ステップS33において、入力制御部72は、モニタ34に表示される登録リスト51に含まれるアイテムのうち、ユーザ12の操作によって選択された1つのアイテムを示す情報を入力部33から取得する。入力制御部72は、ユーザ12により選択された1つのアイテムを示す情報を、特定部75に供給する。
ここで、通信機器11のモニタ34に表示される登録リスト51の表示例を図8に示す。例えば、登録リスト51はアイテムごとに表示され、各アイテムにおいて、ユーザ顔画像およびアットマーク(@)により結合されたユーザIDと機器IDとが表示される。例えば、1つのアイテムは、モニタ34に重ねて設けられているタッチパネルである入力部33の、ユーザ顔画像とユーザIDと機器IDとが表示されている領域が押圧されることにより、選択される。
ステップS34において、特定部75のID特定部93は、入力制御部72から供給される、ユーザにより選択された1つのアイテムを示す情報に基づいて、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51から、ユーザ12により選択された1つのアイテムを選択する。ID特定部93は、選択された1つのアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定し、読み出し制御部79に供給する。また、ID特定部93は、特定したユーザIDおよび機器IDが登録されているアイテムに登録されている暗号化方式情報および暗号鍵を、認証処理部76に供給する。
ステップS35において、認証処理部76は、暗号化処理部77、データ通信制御部78、ネットワークI/F36、およびネットワーク15を介して接続されている通信機器13と通信を行い、特定部75のID特定部93から供給された、ユーザ12によって選択されたアイテムの暗号化方式および暗号鍵を用いて、認証処理を行い、通信機器13を認証する。
ステップS36において、認証処理部76は、認証処理の結果、通信機器13が正当であるか否かを判定し、正当であると判定した場合、読み出し制御部79に認証の結果を供給し、手続きは、ステップS37に進む。
ステップS37において、読み出し制御部79は、認証処理部76から供給される認証の結果に基づいて、データの読み出しおよび送信を許可する。読み出し制御部79は、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51から、特定部75から供給されるユーザIDおよび機器IDに基づいて、対応するアイテムに登録されている公開レベルを読み出す。読み出し制御部79は、読み出した公開レベルに応じて、記憶部32からデータ52を読み出し、暗号化処理部77に供給する。
ステップS38において、暗号化処理部77は、読み出し制御部79から供給されたデータ52に対して、暗号化処理を行い、暗号化されたデータをデータ通信制御部78に供給する。データ通信制御部78のデータ送信制御部95は、ネットワークI/F36に、暗号化処理部77から供給された暗号化されたデータを供給する。ネットワークI/F36は、データ送信制御部95の制御に基づいて、暗号化されたデータを、ネットワーク15を介して通信機器13に送信し、処理は終了する。
一方、ステップS36において、通信機器13が正当でないと判定された場合、ステップS39に進み、認証処理部76は、図示せぬエラー処理部に認証の結果を供給する。エラー処理部は、認証処理部76から供給された認証の結果に基づいて、相手が正当でないことを示す情報を生成し、表示制御部73に供給する。表示制御部73は、供給された情報を基に、相手が正当でなく、エラーであることを表示する表示データを生成し、モニタ34に供給する。モニタ34は、表示制御部73から供給された表示データに基づいて、相手が正当でなく、エラーである旨を表示し、処理は終了する。
以上のように、通信機器11は、表示された登録リスト51を用いて、相手の機器を特定し、認証することで、通信を開始することができる。
次に、図9のフローチャートを参照して、図3の通信装置11における、通信機器13に対する他の通信開始処理について説明する。通信開始処理開始の時点で、通信装置11と通信機器13との接続の認証は終了しているものとする。
通信装置11は、例えば、入力部33が操作され、入力制御部72が動作モードの選択の指示を取得すると処理を開始する。
ステップS51において、入力制御部72は、入力部33から供給される、動作モードを「カメラで映して接続モード」に設定するための操作内容を示す情報である「カメラで映して接続モード」の選択の指示を取得する。入力制御部72は、図示せぬモード設定部に、動作モードを「カメラで映して接続モード」に切替えることを指示する。モード設定部は、入力制御部72からの指示に応じて、動作モードを「カメラで映して接続モード」に切替える。例えば、モード設定部は、「カメラで映して接続モード」を示すフラグをたてることにより、動作モードを「カメラで映して接続モード」に設定する。
ステップS52において、撮影部31は、撮影制御部71の制御の基に、相手のユーザ14の顔を撮影する。撮影制御部71は、撮影部31から供給された画像信号から、画像データを生成し、特定部75に供給する。
このとき、撮影される画像は静止画像であっても動画像であってもよい。
ステップS53において、特定部75の顔画像認識部91は、撮影制御部71から供給される、ユーザ14の顔を撮影することにより得られた画像の画像データから、顔の部分を判別し、顔画像を認識する。
具体的には、例えば、顔画像認識部91は、肌色に相当する色彩の範囲の色彩を示す画素値の画素であって、予め決めた所定の数以上の相互に隣接する画素からなる領域を、顔画像の候補とする。
そして、顔画像認識部91は、平均的な顔画像を表すテンプレートと顔画像の候補とのマッチングをとり、テンプレートとマッチする顔画像の候補を顔画像とする。
ステップS54において、登録リスト管理部74は、記憶部32から登録リスト51を読み出す。顔画像判定部92は、登録リスト管理部74に読み出された登録リスト51のアイテムから顔画像を抽出する。すなわち、顔画像判定部92は、登録リスト51のアイテムから顔画像データを抽出する。
ステップS55において、顔画像判定部92は、顔画像認識部91が認識した、撮影された顔画像と、読み出されたアイテムに登録されている顔画像、すなわち、登録リスト51のアイテムの顔画像データで示される顔画像とを比較し、顔画像が一致しているか否かを判定する。
この場合、顔画像判定部92は、例えば、撮影された顔画像を所定の角度で回動させ、回動させた顔画像から、顔の対象性に基づいて、その中心線を算出するとともに、中心線らしさを求めて、中心線らしさの最も強い角度を抽出された顔画像の傾きとする。そして、顔画像判定部92は、この傾きを補正した顔画像とアイテムの顔画像データで示される顔画像とを比較することで、顔画像が一致しているか否かを判定することができる。
ステップS56において、顔画像認識部91が認識した、撮影された顔画像と、登録リスト管理部74に読み出される登録リスト51のアイテムに登録されている顔画像とが一致している場合、ステップS57に進み、顔画像判定部92は、一致していると判定された顔画像が登録されているアイテムを特定する情報を、ID特定部93に供給する。ID特定部93は、顔画像判定部92から供給される、アイテムを特定する情報に基づいて、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51より、アイテムを特定する。すなわち、ID特定部93は、撮影されたユーザの顔と、記憶されている顔画像の顔とが一致しているユーザ顔画像のアイテムを特定する。また、ID特定部93は、顔が一致するユーザ顔画像に対応して記憶されている機器IDおよびユーザIDを特定する。
ステップS58において、特定部75は、ステップS57において特定されたユーザIDを含むアイテムが登録リスト51に複数登録されているか否かを判定し、特定されたユーザIDを含むアイテムが登録リスト51に複数登録されていると判定された場合、ステップS59に進み、ID特定部93は、特定された複数のアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定し、登録リスト管理部74に供給する。登録リスト管理部74は、特定部75のID特定部93から供給される、特定されたユーザIDおよび機器IDに基づいて、記憶部32から読み出した登録リスト51より抽出された、特定されたユーザIDを含むアイテムからなる候補リストを生成する。登録リスト管理部74は、候補リストを表示制御部73に供給する。表示制御部73は、登録リスト管理部74により生成された候補リストを表示するための表示データを生成し、モニタ34に供給する。モニタ34は、候補リストを表示させるための表示データに基づいて、候補リストを表示する。
ステップS60において、入力制御部72は、モニタ34に表示される候補リストに含まれるアイテムのうち、ユーザ12の操作によって選択された1つのアイテムを示す情報を入力部33から取得し、ユーザ12により選択された1つのアイテムを示す情報を、特定部75に供給する。
例えば、ステップS59において、表示制御部73は、候補リストをアイテムごとに表示し、各アイテムにおいて、ユーザ顔画像およびアットマーク(@)により結合したユーザIDと機器IDとをモニタ34に表示させる。ステップS60において、例えば、1つのアイテムは、モニタ34に重ねて設けられているタッチパネルである入力部33の、ユーザ顔画像とユーザIDと機器IDとが表示されている領域が押圧されることにより、選択される。
ステップS61において、特定部75のID特定部93は、入力制御部72から供給される、ユーザにより選択された1つのアイテムを示す情報に基づいて、登録リスト管理部74に読み出されている登録リスト51より、1つのアイテムを選択する。ID特定部93は、選択された1つのアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定し、読み出し制御部79に供給する。また、ID特定部93は、特定されたユーザIDおよび機器IDが登録されているアイテムに登録されている暗号化方式および暗号鍵を、認証処理部76に供給する。
一方、ステップS58において、ステップS57において特定されたユーザIDを含むアイテムが登録リストに1つのみ登録されている場合、ID特定部93は、特定された1つのアイテムのユーザIDおよび機器IDを特定し、読み出し制御部79に供給する。また、ID特定部93は、特定したアイテムに登録されている暗号化方式および暗号鍵を、認証処理部76に供給し、ステップS62に進む。
ステップS62において、認証処理部76は、ステップS60において選択されたか、またはステップS57において特定された1つのアイテムの暗号化方式および暗号鍵を使って、暗号化処理部77、データ通信制御部78、ネットワークI/F36、およびネットワーク15を介して接続されている通信機器13と通信を行い、認証処理を行い、通信機器13を認証する。
ステップS63乃至S66の処理は、それぞれ、図7のフローチャートにおけるステップS36乃至S39の処理のそれぞれと同様であるのでその説明は省略する。
一方、ステップS56において、顔画像認識部91が認識した、撮影された顔画像と、登録リスト管理部74に読み出される登録リスト51のアイテムに登録されている顔画像とが一致していない場合、ステップS66に進む。
以上のように、通信機器11は、相手のユーザを撮影し、撮影したユーザの顔の顔画像と、予め登録されている顔画像とのマッチングを行うことでユーザを特定し、また、顔画像に対応する機器を特定し、相手のユーザおよび機器を認証することで、通信を開始することができる。
なお、上述した説明では、読み出し制御部79は、公開レベルに応じて、データ52の読み出しを制御するようにしたが、公開レベルに代えて、または公開レベルと共に処理を示す処理情報をアイテムに格納し、各種の処理を実行する処理部を設けて、その処理部が処理情報に応じて、通信機器13に対して、画像処理、印刷、または検索などの処理を行うようにしてもよい。すなわち、通信機器11は、データの提供に限らず、各種のサービスを通信機器13に提供するようにしてもよい。
また、上述した説明では、通信機器11が相手のユーザ14および通信機器13を特定するようにしたが、通信機器13が、ユーザ12および通信機器11を特定するようにして、通信機器11および通信機器13が、それぞれ相手の機器およびユーザを特定するようにしてもよい。
このように、ネットワークを介して電子機器と接続するようにした場合には、ネットワークを介して相手の機器と通信することができる。また、電子機器を特定する機器特定情報と、電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶し、ユーザの顔を撮影し、撮影されたユーザの顔に一致する顔の顔画像に対応して記憶されている機器特定情報を基に、電子機器を特定するようにした場合には、相手の機器毎にアクセスの制御を行うことができる。
また、電子機器を特定する機器特定情報と、電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶し、ユーザの顔を撮影し、撮影されたユーザの顔と、記憶されている顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し、撮影されたユーザの顔と、記憶されている顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する顔画像に対応して記憶されている機器特定情報およびユーザ特定情報を特定するようにした場合には、相手の機器およびその機器を使用しているユーザ毎にアクセスの制御を行うことができる。
なお、本発明は、デジタルスチルカメラまたはデジタルビデオカメラに限らず、被写体を撮影する機器であればよく、例えば、携帯電話機、携帯型のパーソナルコンピュータなどに適用できる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図2に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア38、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM(図示せず)や、記憶部32を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記憶媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースであるネットワークI/F36を介して、ネットワーク15、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛生放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
また、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 通信機器, 13 通信機器, 15 ネットワーク, 31 撮影部, 32 記憶部, 33 入力部, 34 モニタ, 35 制御部, 36 ネットワークI/F, 37 ドライブ, 38 リムーバブルメディア, 51 登録リスト, 52 データ, 71 撮影制御部, 72 入力制御部, 73 表示制御部, 74 登録リスト管理部, 75 特定部, 76 認証処理部, 77 暗号化処理部, 78 データ通信制御部, 79 読み出し制御部, 91 顔画像認識部, 92 顔画像判定部, 93 ID特定部, 94 データ受信制御部, 95 データ送信制御部
Claims (13)
- ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置において、
前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶する記憶手段と、
前記ユーザの顔を撮影する撮影手段と、
撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する特定手段と
を備える通信装置。 - 前記記憶手段は、前記ユーザを特定するユーザ特定情報を前記顔画像に対応させて記憶し、
前記特定手段は、撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記ユーザ特定情報を基に、前記ユーザを特定する
請求項1に記載の通信装置。 - 前記記憶手段は、暗号化方式を示す暗号化方式情報および暗号鍵を前記顔画像に対応させて記憶し、
撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記暗号化方式情報および前記暗号鍵を用いて、前記電子機器を認証する認証手段をさらに備える
請求項1に記載の通信装置。 - 前記記憶手段は、前記ユーザに使用される前記電子機器への提供を許可するデータの範囲を示す範囲情報を前記顔画像に対応させて記憶し、
撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記範囲情報に応じて、記録媒体からの記録されているデータの読み出しを制御する読み出し制御手段をさらに備える
請求項1に記載の通信装置。 - 前記記憶手段は、前記ユーザに使用される前記電子機器からの要求に応じて実行する処理を示す処理情報を前記顔画像に対応させて記憶し、
撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記処理情報に応じて、前記処理を実行する処理実行手段をさらに備える
請求項1に記載の通信装置。 - 記憶されている前記顔画像の一覧の表示を制御する表示制御手段と、
一覧として表示された前記顔画像に対するユーザの操作に応じた、表示されている前記顔画像のうち、1つの前記顔画像の選択の指示を入力する入力手段と
をさらに備え、
前記特定手段は、選択された前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する
請求項1に記載の通信装置。 - 前記ユーザの顔の撮影により得られた顔画像を認識する認識手段と、
撮影により得られた前記顔画像の顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する判定手段と、
撮影により得られた前記顔画像の顔と一致していると判定された、記憶されている前記顔画像と対応する前記機器特定情報との一覧の表示を制御する表示制御手段と、
一覧として表示された前記顔画像および前記機器特定情報に対するユーザの操作に応じた、表示されている前記顔画像および前記機器特定情報のうち、1つの前記顔画像および前記機器特定情報の選択の指示を入力する入力手段と
をさらに備え、
前記特定手段は、選択された前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する
請求項1に記載の通信装置。 - ネットワークを介して電子機器と通信する通信方法において、
前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶し、
前記ユーザの顔を撮影し、
撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する
ステップを含む通信方法。 - ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置を制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像とを対応させて記憶するように記憶を制御し、
前記ユーザの顔の撮影を制御し、
撮影された前記ユーザの顔に一致する顔の前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報を基に、前記電子機器を特定する
ステップを含むプログラム。 - ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置において、
前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶する記憶手段と、
前記ユーザの顔を撮影する撮影手段と、
撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定する判定手段と、
撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定する特定手段と
を備える通信装置。 - ネットワークを介して電子機器と通信する通信方法において、
前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶し、
前記ユーザの顔を撮影し、
撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し、
撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定する
ステップを含む通信方法。 - ネットワークを介して電子機器と通信する通信装置を制御する処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記電子機器を特定する機器特定情報と、前記電子機器を使用するユーザの顔の画像である顔画像と、前記ユーザを特定するユーザ特定情報とを対応させて記憶するように記憶を制御し、
前記ユーザの顔の撮影を制御し、
撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致しているか否かを判定し、
撮影された前記ユーザの顔と、記憶されている前記顔画像の顔とが一致していると判定された場合、顔が一致する前記顔画像に対応して記憶されている前記機器特定情報および前記ユーザ特定情報を特定する
ステップを含むプログラム。 - 請求項9または請求項12に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
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