JP2013216094A - 熱転写シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基材1と、基材上に設けられた離型層2と、離型層上に剥離可能に設けられた熱溶融性インキ層3とを備える熱転写シート10であって、離型層2が、酢酸セルロースを含有している。
【選択図】図1
Description
本発明の熱転写シート10に用いられる基材1としては、耐熱性と取り扱い上支障のない機械的特性を有するものであれば従来公知の基材を適宜選択して用いることができる。このような基材として、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートを挙げることができる。これらの材料はそれぞれ単独でも使用できるが、他の材料と組合せた積層体として使用してもよい。基材1の厚さは、その強度及び耐熱性が適切になるように材料に応じて適宜設定することができ、2.5〜100μm程度が一般的である。
基材1上には、離型層2が設けられており、本発明ではこの離型層2が酢酸セルロースを含有している。酢酸セルロースを含有する離型層2によれば、熱溶融性インキ層3に含まれる熱溶融性インキを安定的に被転写体上に転写することが可能となる。具体的には、該離型層2を形成する際の乾燥温度や、塗工量に影響を受けることなく、熱溶融性インキに潰れやかすれが生じない剥離力をもって熱溶融性インキを被転写体上に転写することができる。
離型層2上には、熱溶融性インキ層3が設けられている。熱溶融性インキ層3について特に限定はなく、例えば、従来公知の着色剤、バインダーと、必要に応じて、鉱物油、植物油、ステアリン酸等の高級脂肪酸、可塑剤、熱可塑性樹脂、充填剤等の種々の添加剤を加えたものが使用される。
また、基材1として、高熱に対する耐久性が欠ける材料を用いる場合、サーマルヘッドに接する側の基材1の表面に、つまり基材1の離型層2が設けられている面と反対側の面に、サーマルヘッドの滑り性を良くし、かつスティッキングを防止するために、背面層5を設けることが好ましい。背面層5は、耐熱性のある樹脂と熱離型剤又は滑剤の働きをする物質とを基本的な構成成分とする。このような背面層を設けることによって、例えば、熱に弱いプラスチックフィルムを基材1とした熱転写シートにおいてもスティッキングが起こることなく熱溶融性インキの転写が可能である。
画像形成を行うに際し、本発明の熱転写シート10と組合せて使用可能な被転写体としては、例えば、普通紙、上質紙、トレーシングペーパー、プラスチックフィルム等を挙げることができる。また、本発明の一実施形態の熱転写シート10によれば、熱溶融性インキの再転写性に優れることから、中間転写媒体上に画像形成を行う際に特に好適に使用することができる。以下、本発明の熱転写シート10と好適に組合せて用いることができる中間転写媒体の一例について説明する。
保護層上には受容層が設けられている。この受容層上には、本発明の熱転写シート10を構成する熱溶融性インキ層3から剥離された熱溶融性インキが転写され画像が形成される。そして、画像が形成された中間転写媒体の受容層は、被転写体上に再転写され、その結果、印画物が形成される。
基材として厚さ5μmの易接着処理がされたポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の離型層用塗工液1を乾燥時0.2g/m2になるように塗布し、離型層を形成した。次いで、離型層上に、下記組成の熱溶融性インキ層用塗工液1を乾燥時0.8g/m2になるように塗布し、熱溶融性インキ層を形成することで実施例1の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 60部
(ソルバインCNL 日信化学工業( 株)製))
・カーボンブラック 40部
・トルエン 200部
・メチルエチルケトン 200部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液2に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例2の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:140) 30部
(L−20 ダイセル化学工業(株)製)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液3に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例3の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 0.343部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液4に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例4の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%) 1.029部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液5に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例5の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 4.114部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液6に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例6の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 6.857部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を乾燥時1.0g/m2となるように塗布して離型層を形成した以外はすべて実施例1と同様にして実施例7の熱転写シートを得た。
熱溶融性インキ層を乾燥時1.2g/m2となるように塗布して熱溶融性インキ層を形成した以外はすべて実施例1と同様にして実施例8の熱転写シートを得た。
離型層用塗工液1を乾燥時1.0g/m2となるように塗布して離型層を形成し、熱溶融性インキ層を乾燥時1.2g/m2となるように塗布して熱溶融性インキ層を形成した以外はすべて実施例1と同様にして実施例9の熱転写シートを得た。
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液7に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例10の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・クエン酸アセチルトリブチル 0.24部
(ATBC 旭化成ファインケム(株)製)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液8に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例11の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・クエン酸アセチルトリブチル 0.24部
(ATBC 旭化成ファインケム(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 1.714部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液9に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例12の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 30部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・クエン酸アセチルトリブチル 0.096部
(ATBC 旭化成ファインケム(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 1.714部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液10に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例13の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 64.37部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・ニトロセルロース(固形分25%,融点165℃<) 1.6部
・クエン酸アセチルトリブチル 0.57部
(ATBC 旭化成ファインケム(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 4.1部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液11に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例14の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 59.37部
(L−70 ダイセル化学工業(株)製)
・ニトロセルロース(固形分25%,融点165℃<) 3.2部
・クエン酸アセチルトリブチル 0.57部
(ATBC 旭化成ファインケム(株)製)
・ポリエチレンワックス(固形分:7%,粒子径:5μm) 4.1部
(FA−341−7 (株)岐阜セラツク製造所)
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
熱溶融性インキ層用塗工液1を下記組成の熱溶融性インキ層用塗工液2に変更し、離型層用塗工液1を上記組成の離型層用塗工液10に変更した以外はすべて実施例1と同様にして、実施例15の熱転写シートを得た。なお、熱溶融性インキ層用塗工液2を用いて形成された熱溶融性インキ層の表面からは、メラミン・ホルムアルデヒド縮合物の表面の一部が突出していることが確認された。
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 60部
(ソルバインCNL 日信化学工業(株))
・カーボンブラック 40部
・メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 1部
(エポスターS12 日本触媒(株))
・トルエン 200部
・メチルエチルケトン 200部
熱溶融性インキ層用塗工液1を上記組成の熱溶融性インキ層用塗工液2に変更し、離型層用塗工液1を上記組成の離型層用塗工液11に変更した以外はすべて実施例1と同様にして、実施例16の熱転写シートを得た。
熱溶融性インキ層用塗工液1を上記組成の熱溶融性インキ層用塗工液2に変更し、離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液12に変更した以外はすべて実施例1と同様にして実施例17の熱転写シートを得た。
・酢酸セルロース(固形分:8%,重合度:180) 64.37部
(L−70 ダイセル化学工業(株))
・ニトロセルロース(固形分:25%,融点165℃<) 1.6部
・メチルエチルケトン(MEK) 6部
・プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM) 3部
・メタノール 1部
離型層用塗工液1を下記組成の離型層用塗工液Aに変更した以外はすべて実施例1と同様にして比較例1の熱転写シートを得た。
・エポキシ基を有するシリコーン変性アクリル樹脂(固形分:50%) 40部
(セルトップ226 ダイセル化学工業(株))
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(固形分:20%,Tg=76℃,数平均分子量:30,000) 4部
(ソルバインA 日信化学工業(株))
・アルミ触媒(固形分:10%) 10部
・メチルエチルケトン(MEK) 24部
・トルエン 24部
基材として厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)を用い、該基材上に下記組成の剥離層用塗工液を乾燥状態で1.0g/m2の厚さとなるように塗工し剥離層を形成した。次いで、剥離層上に下記組成の保護層用塗工液1を、乾燥状態で10.0g/m2の厚さとなるように塗工し保護層を形成した。更に該保護層の上に下記組成の受容層用塗工液を、乾燥状態で2.0g/m2の厚さとなるように塗工し受容層を形成して中間転写媒体を得た。なお、上記の剥離層用塗工液、保護層用塗工液、受容層用塗工液は、全てグラビアコーティングにて塗工した。
・アクリル樹脂 95部
(BR−87、三菱レイヨン(株))
・ポリエステル樹脂 5部
(バイロン200、東洋紡(株))
・メチルエチルケトン(MEK) 200部
・トルエン 200部
・スチレン−アクリル系樹脂 150部
(ミューティクルPP320P 三井化学(株))
・ポリビニルアルコール 100部
(C−318 (株)DNPファインケミカル)
・水/エタノール(質量比1/2) 70部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 95部
(CNL、日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル 5部
(KP−1800U、信越化学工業(株))
・メチルエチルケトン(MEK) 200部
・トルエン 200部
実施例、及び比較例の熱転写シートと、上記で作製した中間転写媒体とを組み合わせて、昇華型再転写プリンター(CX−210 大日本印刷(株)製)を用い、温度22.5℃、湿度50%の環境下、デフォルト条件にて中間転写媒体の受容層上に、熱溶融性インキ層の転写を行い、中間転写媒体上に転写された熱溶融性インキの状態を目視で確認し、以下の評価基準に基づいて熱溶融性インキの潰れ評価を行った。評価結果を表1に示す。
○・・・2dot細線に潰れがない。
△・・・2dot細線に一部潰れがある。
×・・・2dot細線が完全に潰れている。
上記潰れ評価と同様の転写条件で、中間転写媒体上に熱溶融性インキ層の転写を行い、中間転写媒体上に転写された熱溶融性インキの状態を目視で確認し、以下の評価基準に基づいて熱溶融性インキのかすれ評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
○・・・2dot細線にかすれがない。
△・・・2dot細線に一部かすれがある。
×・・・2dot細線が完全にかすれている。
上記潰れ評価にて中間転写媒体上に転写された熱溶融性インキ層と、PVCカードとが対向するように重ね合わせ、上記潰れ評価と同様の転写条件にて、PVCカード上に、熱溶融性インキ層の再転写を行った。熱溶融性インキ層の再転写がなされたPVCカードに、メンディングテープ(ニチバン(株))18mm幅を貼着して90度剥離試験を行い、下記の基準により再転写性の評価を行った。評価結果を表1に併せて示す。
○・・・熱溶融性インキ層の剥がれが全く認められなかった。
△・・・熱溶融性インキ層に部分的な剥がれが発生した。
×・・・熱溶融性インキ層の全てが剥がれた。
実施例、及び比較例の熱転写シートと、上記で作製した中間転写媒体とを組み合わせて、昇華型再転写プリンター(CX−210 大日本印刷(株)製)を用い、温度5℃、湿度20%の環境下、デフォルト条件にて中間転写媒体の受容層上に、熱溶融性インキ層の転写を3回行った。このとき、熱溶融性インキ層と受容層とが貼り付くかを目視で確認し、下記の評価基準に基づいて貼り付き評価を行った。同様の評価を、温度22.5℃、湿度50%の環境下で行った。評価結果を表2に示す。
○・・・熱溶融性インキ層と受容層との貼り付きが発生しない。
△・・・熱溶融性インキ層と受容層との貼り付きが1回以上発生した。
×・・・熱溶融性インキ層と受容層との貼り付きが毎回発生した。
実施例、及び比較例の熱転写シートと、上記で作製した中間転写媒体とを組み合わせて、昇華型再転写プリンター(CX−210 大日本印刷(株)製)を用い、温度5℃、湿度20%の環境下、デフォルト条件にて中間転写媒体の受容層上に、熱溶融性インキ層の転写を行った。このとき、中間転写媒体上に離型層がとられているかを顕微鏡にて確認し、以下の評価基準により離型層の密着性評価を行った。同様の評価を、温度22.5℃、湿度50%の環境下でも行った。評価結果を表2に併せて示す。
○・・・中間転写媒体上に離型層がとられていない。
△・・・中間転写媒体上に離型層が若干とられることがあるが使用上問題ないレベルである。
×・・・中間転写媒体上に離型層がとられており、再転写性を阻害するレベルである。
熱溶融性インキ層の表面から微粒子の表面の一部を突出させた熱転写シート(実施例15〜17の熱転写シート)の優位性を検証すべく、ブロッキング評価を行った。
○・・・熱溶融性インキ層に剥がれがなかった。
△・・・熱溶融性インキ層に一部剥がれが生じた。
1…基材
2…離型層
3…熱溶融性インキ層
5…背面層
Claims (5)
- 基材と、基材上に設けられた離型層と、離型層上に剥離可能に設けられた熱溶融性インキ層とを備える熱転写シートであって、
前記離型層が、酢酸セルロースを含有していることを特徴とする熱転写シート。 - 前記離型層が、クエン酸エステル及び/又は融点が165℃を超えるセルロース系樹脂を含有していることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
- 前記離型層が、前記酢酸セルロースの固形分総量に対し、3質量%以上12質量%以下の範囲内でポリエチレンワックスをさらに含有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱転写シート。
- 前記酢酸セルロースの重合度が、100以上300以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の熱転写シート。
- 前記ポリエチレンワックスはその表面の一部が、前記離型層の表面から突出していることを特徴とする請求項3又は4に記載の熱転写シート。
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