JP2013215925A - 空気入りタイヤの製造方法及びビード製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】環状のビードコア2の外周にビードフィラー3を配置して1対のビード4を形成するビード形成工程と、1対のビード4間に筒状のカーカス5を配置し、カーカス5の両端部を1対のビード4の各ビードフィラー3の内側からビードコア2を回ってビードフィラー3の外側に折り返してカーカス5を1対のビード4に一体に貼り付ける成型工程とを備える。ビードフィラー3側面にビードコア2の接線に対して傾斜して延びる溝9を設け、溝9の半径方向内側の先端をビードコア2に至らしめる。
【選択図】図3
Description
しかし、この切り込みはビードコアの長手方向(径方向)に沿って設けられているため、ゴムのはみ出しは防止されるが、切り込み内に一旦入り込んだエアは排出することができないため、ビードフィラー内に残留し、品質が低下する。
しかし、この方法は、ビードフィラーの粘着性が低下するため、ビードフィラーとカーカスなどの他の部材との貼り合わせが困難となるうえ、閉じ込められたエアが分散されても、排出されずに残留するため、品質が低下する。
環状のビードコアの外周にビードフィラーを配置して1対のビードを形成するビード形成工程と、前記1対のビード間に筒状のカーカスを配置し、前記カーカスの両端部を前記1対のビード部の各ビードフィラーの内側から前記ビードコアを回って前記ビードフィラーの外側に折り返して前記カーカスを前記1対のビードに一体に貼り付ける成型工程と、を備える空気入りタイヤの製造方法において、
前記ビードフィラー側面に前記ビードコアの接線に対して傾斜して延びる溝を設け、前記溝の半径方向内側の先端を前記ビードコアに至らしめる。
ため、ビードフィラーとカーカスの間に巻き込まれた空気を溝に通してビードコアのワイヤ間の空間に排出し、エア入りを防止することができる。
成型工程やその後の加硫工程でビードフィラーがどちらの方向に倒れ込んでも、巻き込まれたエアを排出することができる。
環状のビードコアの外周にビードフィラーを配置して1対のビードを形成するビード形成工程と、
前記1対のビード間に筒状のカーカスを配置し、前記カーカスの両端部を前記1対のビード部の各ビードフィラーの内側から前記ビードコアを回って前記ビードフィラーの外側に折り返して前記カーカスを前記1対のビードに一体に貼り付ける成型工程と、
を備える空気入りタイヤのビード製造装置において、
前記ビード成形工程に、前記ビードコアに巻き付けられる前記ビードフィラー側面に前記ビードコアの接線に対して傾斜して延びる溝を形成する溝形成装置を設ける。
前記溝形成装置は、前記ビードコアに供給される前記ビードフィラーを挟持する1対のローラからなり、前記ローラの外周面に前記溝を形成する突起を形成する。
この溝形成装置により、ビードフィラー側面に溝を簡単に形成することができる。
従来品として、ビードフィラーに溝がないものを用意した。
比較例1として、ビードコアの接線方向に平行(角度0°)に溝を配置したもの、比較例2として、ビードコアの接線方向に平行(角度0°)に溝を配置するとともに、溝幅を大きくしたものを準備した。
また、実施例1−4として、溝をビードコアの接線方向に対してそれぞれ15°、30°、45°、60°傾斜させるとともに、ビードフィラーの高さ分だけ延ばしたものを用意した。
さらに、実施例5として、溝をビードコアの接線方向に対して45°傾斜させるとともに、ビードフィラーの中腹からビードコアまで延ばしたものを用意した。
また、いずれも、溝の断面形状は、図4(a)に示すV字形とした。
タイヤサイズは、195/65R15とした。
溝の角度が0°の比較例1,2では、従来品に比べてエア入りが減少したが、ベアーが発生し、操縦安定性も低下した。
溝の角度を15−60°とした実施例1−4のうち、溝の角度が15°の実施例1は従来品よりもエア入りが減少したが、ベアー発生が見られ、溝の角度が60°の実施例4はベアー発生は無かったがエア入りが多少見られた。溝の角度が30,45°の実施例2,3はエア入りが無く、ベアーの発生も少なかった。したがって、溝の角度は30〜45°が望ましいことが分かった。
また、溝の角度が45°で、溝の位置をフィラーの中腹からコマまでとした実施例5は、エア入り発生もなく、ベアー発生もなく、操縦安定性も良かった。
2 ビードコア
3 ビードフィラー
4 ビード
5 カーカス
9 溝
10 搬送ローラ
11 成型円板
12 突起
13 突起
Claims (12)
- 環状のビードコアの外周にビードフィラーを配置して1対のビードを形成するビード形成工程と、前記1対のビード間に筒状のカーカスを配置し、前記カーカスの両端部を前記1対のビード部の各ビードフィラーの内側から前記ビードコアを回って前記ビードフィラーの外側に折り返して前記カーカスを前記1対のビードに一体に貼り付ける成型工程と、を備える空気入りタイヤの製造方法において、
前記ビードフィラー側面に前記ビードコアの接線に対して傾斜して延びる溝を設け、前記溝の半径方向内側の先端を前記ビードコアに至らしめることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - 前記溝の延びる方向を屈曲させたことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝の半径方向外側の先端は前記ビードフィラーの中腹まで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝は前記ビードコアに向かうにつれて溝幅を広くしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝は前記溝の両壁が底に向かって接近する形状の断面を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝は前記ビードフィラーの周方向に等間隔に形成したことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝は前記ビードフィラーの内側の側面に設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝は前記ビードフィラーの外側の側面に設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記溝は前記ビードフィラーの両側の側面に設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 環状のビードコアの外周にビードフィラーを配置して1対のビードを形成するビード形成工程と、
前記1対のビード間に筒状のカーカスを配置し、前記カーカスの両端部を前記1対のビード部の各ビードフィラーの内側から前記ビードコアを回って前記ビードフィラーの外側に折り返して前記カーカスを前記1対のビードに一体に貼り付ける成型工程と、
を備える空気入りタイヤのビード製造装置において、
前記ビード成形工程に、前記ビードコアに巻き付けられる前記ビードフィラー側面に前記ビードコアの接線に対して傾斜して延びる溝を形成する溝形成装置を設けたことを特徴とする空気入りタイヤのビード製造装置。 - 前記溝形成装置は、前記ビードコアに巻き付けられる前記ビードフィラーを挟持する1対の円盤からなり、前記円盤の内側に前記溝を形成する突起を形成してなることを特徴とする請求項10に記載の空気入りタイヤのビード製造装置。
- 前記溝形成装置は、前記ビードコアに供給される前記ビードフィラーを挟持する1対のローラからなり、前記ローラの外周面に前記溝を形成する突起を形成してなることを特徴とする請求項10に記載の空気入りタイヤのビード製造装置。
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JPH0655659A (ja) * | 1992-08-04 | 1994-03-01 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ用ゴムコンタ及びこの空気入りタイヤ用ゴムコンタの製造方法 |
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