JP2013215105A - 動物飼育用安全キャビネット - Google Patents

動物飼育用安全キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP2013215105A
JP2013215105A JP2012085972A JP2012085972A JP2013215105A JP 2013215105 A JP2013215105 A JP 2013215105A JP 2012085972 A JP2012085972 A JP 2012085972A JP 2012085972 A JP2012085972 A JP 2012085972A JP 2013215105 A JP2013215105 A JP 2013215105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
small window
safety cabinet
opening
animal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012085972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5860334B2 (ja
Inventor
Keiichi Ono
恵一 小野
Keiichi Honma
圭一 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2012085972A priority Critical patent/JP5860334B2/ja
Priority to MYPI2014701782A priority patent/MY171102A/en
Priority to SG11201403518QA priority patent/SG11201403518QA/en
Priority to PCT/JP2012/082520 priority patent/WO2013150684A1/ja
Publication of JP2013215105A publication Critical patent/JP2013215105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5860334B2 publication Critical patent/JP5860334B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K1/00Housing animals; Equipment therefor
    • A01K1/02Pigsties; Dog-kennels; Rabbit-hutches or the like
    • A01K1/03Housing for domestic or laboratory animals
    • A01K1/031Cages for laboratory animals; Cages for measuring metabolism of animals
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L1/00Enclosures; Chambers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B08CLEANING
    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
    • B08B15/00Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area
    • B08B15/02Preventing escape of dirt or fumes from the area where they are produced; Collecting or removing dirt or fumes from that area using chambers or hoods covering the area
    • B08B15/023Fume cabinets or cupboards, e.g. for laboratories
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers
    • F24F13/12Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of sliding members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
    • F24F3/16Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by purification, e.g. by filtering; by sterilisation; by ozonisation
    • F24F3/163Clean air work stations, i.e. selected areas within a space which filtered air is passed

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Housing For Livestock And Birds (AREA)

Abstract

【課題】風量制御装置を用いずに、動物を飼育する作業空間に吸い込まれる空気の流路を切り替えることが可能な、動物飼育用安全キャビネットを提供する。
【解決手段】送風手段により第一の空気清浄手段を通して、作業空間から装置外へ空気を排出する動物飼育用安全キャビネットにおいて、作業空間に対する空気の流れを、作業空間に給気を供給する第二の空気清浄手段と、給餌のための開口部を形成する開閉可能な小窓を並列に配置し、前記小窓が閉じているときは、第二の空気清浄手段から空気を吸い込み、小窓が開いているときは、この小窓の開口部より空気を吸い込むようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、感染症の研究、医薬品の開発のために装置内で特定の病原体を感染させた感染動物を飼育する動物飼育用安全キャビネットに関する。
動物飼育用安全キャビネットは、装置の作業空間内で病原体に感染した動物を飼育するため、飼育動物に給餌する際、動物を飼育している作業空間の前面に形成した前面シャッターを開け、その開口部より給餌などを行う。前面シャッター部に形成した開口部から空気を動物飼育用安全キャビネット内に吸い込むことにより、開口部にエアバリアを発生させ、作業空間内の感染物質が動物飼育用安全キャビネット外へ漏れ出ることを防止している。この開口部に発生させるエアバリアは、平均風速0.5m/s以上を維持し、作業空間と動物飼育用安全キャビネット外の環境を隔離している。前面シャッター部の開口部から吸い込んだ空気は、動物飼育用安全キャビネット内を通り、動物飼育用安全キャビネット内に配置した排気用HEPAフィルタにより、塵埃と作業空間内の感染物質を除去し、空気のみ動物飼育用安全キャビネット外に排出する。この排気される空気は、動物飼育用安全キャビネットの排気口に接続したダクトを通し、動物飼育用安全キャビネットを設置した部屋の外に排気される。
従来技術による動物飼育用安全キャビネットを、特許第4502222号に示す。作業空間内に動物飼育用のケージを配置し、前面シャッター下部に形成される作業開口部より、飼育動物に給餌などを施している。作業開口部に形成される吸い込み気流エアバリアにより、動物に感染している感染物質が、動物飼育用安全キャビネットから漏れ出ないように工夫している。
特許第4502222号
前記従来技術の動物飼育用安全キャビネットは、特許第4502222号に示すように、作業空間内に動物飼育用ケージを配置している。気流の構成は、前面シャッター下部に形成した作業開口部から吸い込まれた空気が作業空間内に入り、作業空間の下面に形成した前面吸い込み口より吸い込まれ、作業空間の背面を通り、送風機に吸い込まれる。送風機に吸い込まれた空気の一部は、作業空間上部に設置されたHEPAフィルタにより塵埃及び感染物質を除去され、清浄空気のみ作業空間に供給される。他の空気の一部は、排気用HEPAフィルタにより塵埃及び感染物質を除去され、清浄空気として安全キャビネット外に放出される。作業開口部から吸い込まれる風量と、動物飼育用安全キャビネットから排気される風量は同一の量である。
このように、作業開口部から吸い込まれる空気により、作業空間と動物飼育用安全キャビネット外の空間を隔離するエアバリアを形成する。この隔離性能は、日本工業規格JIS K3800に記載する気流バランス性能「作業者の安全性」試験性能が必要である。この「作業者の安全性」試験性能を維持するには、作業開口部から流入する空気の平均流入風速は、0.5m/s以上を確保する必要がある。作業空間の幅方向に形成した前面シャッターの下方に、作業開口部が形成さるため、作業開口部から流入する風量は、作業空間の幅寸法×作業開口高さ×0.5m/s以上の風量となる。一般に作業開口高さは、給餌作業が可能で、かつ、エアバリアによる隔離性能を確保することが可能な寸法200mmから250mm程度が多い。作業開口寸法200mm、作業空間の幅寸法が1mの場合、1m×0.2m×0.5m/s×60秒=6m/min以上の風量が必要となる。作業開口部から流入する風量は、作業空間の幅寸法が大きくなるに比例して、風量も大きくなる。作業開口部から流入する風量は、動物飼育用安全キャビネットから排気される風量に等しく、動物飼育用安全キャビネットの排気を、動物飼育用安全キャビネットを設置した部屋ではなく、ダクトを接続して屋外に排気した場合、排気量が室内空調の負荷となる。
しかし、給餌を行わない飼育時は、作業開口部を開ける必要がないため、前面シャッターを閉めて、動物の飼育を行う。前面シャッターを閉めるという事は、作業開口部から流入する風量が小さくなるため、動物飼育用安全キャビネットの排気風量も小さくすることが出来る。
このように、従来技術の動物飼育用安全キャビネットでは、給餌作業時と飼育時で、安動物飼育用安全キャビネットの排気風量を制御する必要がある。
また、従来技術の動物飼育用安全キャビネットは、給餌作業時の排気風量が大きいため、空調負荷が大きくなる傾向にある。
以上の従来技術の課題に基づいて、本発明の目的は、感染動物を飼育した場合の、作業空間と安全キャビネット外の隔離性能を維持する風量を最小限にするとともに、給餌作業時と飼育時の風量変更の制御を必要としない、動物飼育用安全キャビネットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は以下のように装置を構成したものである。
本発明の動物飼育用安全キャビネットは、送風手段により第一の空気清浄手段を通して、作業空間から装置外へ空気を排出する排気系と、前記作業空間前面に形成する前面扉を有する動物飼育用安全キャビネットにおいて、第二の空気清浄手段を通じて前記作業空間に空気を供給する給気系と、前記作業空間に形成する開閉可能な小窓を有し、前記送風手段は、第一と第二の空気清浄手段に直列に空気の流れを形成し、前記小窓が閉じているときは、第二の空気清浄手段から空気を吸い込み、前記小窓が開いているときは、この小窓の開口部より空気を吸い込むようしたものである。
また、本発明の動物飼育用安全キャビネットは、前記送風手段により第一と第二の空気清浄手段を、直列に空気の流れを形成したものである。
また、本発明の動物飼育用安全キャビネットは、前記小窓を形成する作業空間の壁面または前面扉を二重に形成し、前記二重の壁面の作業空間側に前記小窓の開口面積より大きな開口部を形成したものである。
また、本発明の動物飼育用安全キャビネットは、前記第二の空気清浄手段に第二の送風手段により空気を供給するものである。
また、本発明の動物飼育用安全キャビネットは、前記小窓を開けることにより、当該小窓開口部に発生する小窓開口部吸い込み気流の平気流入風速0.5m/s以上を確保するものである。
本発明の動物飼育用安全キャビネットは、小窓を閉めた通常の飼育状態では、作業空間のマイナス圧により第二の空気清浄手段から動物飼育用安全キャビネット外の空気が吸い込まれる。一方、小窓を開けて給餌作業を行う状態では、第二の空気清浄手段の圧力損失よりも、小窓開口部の圧力損失のほうが低いため、空気は第二の空気清浄手段ではなく、小窓開口部から吸い込まれ、小窓開口部吸い込み気流が発生する。この現象は、圧力損失の差だけで発生するため、送風機の風量制御は必要としないため、少ない風量で作業空間3内の感染物質が小窓開口部から漏れ出ることを防止するとともに、送風機の風量は一定のままで、作業空間に空気が吸い込まれる場所を変えるだけであるので、排気ダクトを含めた排気系のシステム全体を比較的安価に構成することが可能となる。また、感染動物の飼育において、給餌のため開口部が必要な給餌作業時も、開口部が不要な飼育時も、同一の排気風量にて感染防止のための作業空間内と外の隔離性能を維持することができる。
本発明の第1実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面図構造図である。 本発明の第1実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面構造図及び外観図である。 本発明の第1実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの小窓を開閉した状態の断面構造図である。 本発明の第2実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面構造図及び外観図である。 本発明の第2実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの小窓を開閉した状態の断面構造図である。 本発明の第3実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面構造図及び外観図である。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6により説明する。
図1は、本発明の実施例1の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面図構造図である。
図2は、本発明の実施例1の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面構造図及び外観図である。
飼育用安全キャビネット1の気流の構成は、第二の空気清浄手段12bから吸い込まれた吸い込み空気13は、動物飼育用安全キャビネット1外の塵埃を除去され、整流板16を通り、作業台内吹き出し空気15となり、作業空間3に供給される。この作業空間3内で感染動物20を飼育する。作業空間3内に流れ込んだ気流(吹き出し空気15)は、前面吸い込み口17と背面吸い込み口18に別れて吸い込まれ、背面流路19を通り、第一の空気清浄手段12aで塵埃と感染物質10を除去され、送風機5aに吸い込まれ、排気空気9として動物飼育用安全キャビネット1から排気される。ここで、第一の空気清浄手段12aは、感染物質10などの微細な物質を除去するためHEPAフィルタなどが用いられる。第二の空気清浄手段12bは、飼育動物20が存在する空間3へ供給される空気のため、飼育する動物の用途により、粗塵のみを除去する不織布フィルタを使用する場合と、微細な塵埃を除去するHEPAフィルタを使用する場合に分かれる。
実施例1の形態(図1乃至3)では、送風機5aにより第二の空気清浄手段12bから第一の空気清浄手段12aまでの空気の流れを構成しているため、空気は全て吸い込む形となり、作業空間3内はマイナス圧になる。作業空間3がマイナス圧のため作業空間3内の感染物質10は動物飼育用安全キャビネット1の外に漏れ出ることは無い。
本実施例1の装置の構成は、作業空間3下面の作業台2に動物ケージ23を配置し、動物ケージ23内で飼育動物20を飼育する。作業台2の下方にはドレン26が有り、ドレン26上にトレイ25を配置し、トレイ25上に汚物シート24を配置する。これにより、飼育動物20が排泄した汚物21は、汚物シート24上に落下し、汚物シート24を回収することで、ドレン26内部の清掃が可能となる。汚物シート24を回収する方法は、トレイ回収カバー27を開き、トレイ25を引き出し、トレイ25と一緒に汚物シート24を回収するため、汚物21を回収する際に、汚物21に直接触れることは無い。
トレイ25回収時は、トレイ回収カバー27を開けた開口部に、ビニルバッグ(図示せず)を仕込むことにより、ビニルバッグの上から汚物21が乗っているトレイ25を包み込んで回収することが可能となる。いわゆるバッグイン・バッグアウト方式の回収である。
汚物シート24を用いない場合は、ドレン26に給水可能なよう給水口(図示せず)を設け、液体を流すことにより汚物をドレン26に設けた排水口(図示せず)に流し、回収する。このように液体で流し取ることにより、汚物21に直接触れることなく、汚物を回収することができる。
作業空間3の正面には、前面扉4を形成している。前面扉4は蝶番28aにより本体ケース1aに取り付いているため、開閉が可能である。前面扉4を開閉することにより、動物ケージ23を作業空間3から出し入れする。一旦、飼育用に動物飼育用安全キャビネット1内に飼育動物20を入れた場合、飼育動物20を動物飼育用安全キャビネット1から出し入れする頻度は、給餌作業を行う頻度より非常に少ない頻度である。
そこで、前面扉4の一部に開口部を形成し、その開口部に小窓6を形成している。小窓6は、蝶番28bにより前面扉4に取り付け、開閉を可能にしている。動物飼育用安全キャビネット1を複数台並べて動物飼育する場合、動物にアクセスする箇所が正面に限られる。このため、作業空間3正面に配置した前面扉4に小窓6を配置した方が、動物飼育用安全キャビネット1の配置としては効率的になる。しかし、小窓6の内側が作業空間3に近接しているのであれば、小窓6は、例えば、正面の前面扉4上ではない動物飼育用安全キャビネット1の側面に形成してもよい。
動物飼育用安全キャビネット1において、HEPAフィルタなどの第一の空気清浄手段12aを交換する場合、カバー33を空けて第一の空気清浄手段12aを交換する必要がある。この交換作業は、第一の空気清浄手段12aが目詰まりし、空気が流れにくくなった場合と、破損等により塵埃を除去することが出来なくなった場合であるので、非常に稀なケースである。
図3は、本発明の実施例1の形態を示す動物飼育用安全キャビネット1の小窓6を開閉した状態の断面構造図である。
つまり、図3(a)は小窓6を閉めた状態、図3(b)は小窓6を開けて、飼育動物20に水や餌を与える場合を示す。
このような実施例1の動物飼育用安全キャビネット1において、小窓6を閉めた通常の飼育状態図3(a)では、作業空間3のマイナス圧により第二の空気清浄手段12bから動物飼育用安全キャビネット1外の空気を吸い込む。また、小窓6を開けて給餌作業を行う状態図3(b)では、第二の空気清浄手段12bの圧力損失よりも、小窓開口部7の圧力損失の方が低いため、小窓6が開けられた場合に、外の空気は、第二の空気清浄手段12bから吸い込まれるのではなく、小窓開口部7から吸い込まれる。このとき、前述の作業台内吹き出し空気15流はなくなり、小窓開口部吸い込み気流14が発生する。この現象は、両者の圧力損失の差だけで発生するため、送風機5aの風量制御は必要としない。
このように、小窓6を開けることにより、小窓開口部7に小窓開口部吸い込み気流14が発生する。この際、エアバリア確保のため、小窓開口部吸い込み気流14の平気流入風速0.5m/s以上を確保し、小窓開口部7を0.2m×0.3mとした場合、0.2m×0.3m×0.5m/s×60秒=1.8m/min以上の風量が必要となる。この値は、従来例の6m/minの1/3以下の風量である。このように少ない風量で作業空間3内の感染物質10が小窓開口部7から漏れ出ることを防止するとともに、送風機5aの風量は一定のままで、作業空間3に空気が吸い込まれる場所を変えるだけであるので、排気ダクトを含めた排気系のシステム全体を比較的安価に構成することが可能となる。
このように本実施例1においては、簡単な構成により、平均流入風速0.5m/s以上を確保することにより、日本工業規格JIS K3800に記載する気流バランス性能「作業者の安全性」試験性能を確保し、感染物質10が動物飼育用安全キャビネット1から漏れ出ないことが可能となる。
さらに、給餌作業時だけではなく、トレイ回収カバー27を開けたときの、汚物21から発生する感染物質10のエアロゾルや、感染物質10を含む乾燥汚物21が、動物飼育用安全キャビネット1から漏れ出ることの防止を考慮する場合は、トレイ回収カバー27を開けた部分の開口面積を考慮し、小窓開口部7とトレイ回収カバー27を開けた部分の面積の大きい開口部で、平均流入風速0.5m/s以上を確保できる排気風量にて運転することにより、小窓6を開けた場合は、小窓開口部7にエアバリアが発生し、トレイ回収カバー27を開けた場合は、トレイ回収カバー27を開けた部分にエアバリアが発生し、感染物質10の動物飼育用安全キャビネット1からの漏洩を防止することが可能となる。
図4は、本発明の実施例2の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面構造図及び外観図である。
実施例2の動物飼育用安全キャビネット1では、前面扉を二重扉29としている。二重扉29は、内窓30aと外窓30bで形成し、内窓30aと外窓30bの間に二重扉内空間32を形成している。内窓30aには内窓開口部31を形成し、二重扉内空間32を作業空間3に繋げている。
図5は、本発明の第2実施の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの小窓を開閉した状態の断面構造図である。
図5(a)は小窓6を閉めた状態、図5(b)は小窓6を開けて、飼育動物20に水や餌を与える場合を示す。
図3同様、小窓6を閉めた通常の飼育状態図5(a)では、作業空間3のマイナス圧により第二の空気清浄手段12bから動物飼育用安全キャビネット1外の空気を吸い込む。小窓6を開けた給餌作業を行う状態図5(b)では、第二の空気清浄手段12bの圧力損失より、小窓開口部7の圧力損失のほうが低いため、空気は第二の空気清浄手段12bではなく、小窓開口部7から空気が吸い込まれる。このとき、作業台内吹き出し空気15の気流はなくなり、小窓開口部吸い込み気流14が発生する。この現象は、第二の空気清浄手段12bと小窓開口部7との圧力損失の差だけで発生する現象にであるので、送風機5aの制御は必要しない。
図3と異なることは、二重扉29には二重扉内空間32が有り、内窓30aには、小窓開口部7と内窓開口部31を形成している点である。飼育動物20に対しては、小窓開口部7を通して、水及び餌を供給する。
実施例2の動物飼育用安全キャビネット1では、小窓開口部7より内窓開口部31の開口面積を大きく形成する。これにより二重扉内空間32内の空気は、小窓開口部7から外に出るより、ドレン26内に内窓開口部31から出やすくなる。この構成により、小窓開口部吸い込み気流14は、直接、小窓開口部7から作業空間3に入り込む前に、二重扉内空間32を通り、内窓開口部31から飼育動物20の下方のドレン26、背面流路19、第一の空気清浄手段12aを通り、送風機5aから動物飼育用安全キャビネット1外へ排出される。
この気流構成により、動物飼育用安全キャビネット1外の塵埃を含んだ空気が、直接、小窓開口部7から作業空間3内に入り込む可能性が少なくなるため、飼育動物20に対して、動物飼育用安全キャビネット1外の周囲環境の塵埃を考慮する必要がある場合に有効である。
図6は、本発明の実施例3の形態を示す動物飼育用安全キャビネットの断面構造図及び外観図である。
実施例1、2の形態では、送風機5aを第一の空気清浄手段12a側のみに配置していたが、実施例3の形態では、第二の空気清浄手段12b側にも第二の送風機5bを配置している。
これは、第二の空気清浄手段12bの圧力損失が大きい場合や、送風機5aの1台では第一の空気清浄手段12aと第二の空気清浄手段12bの2重に構成する空気清浄手段の圧力損失を補えない場合に有効である。但し、第二の送風機5bを運転しても作業空間3内の圧力はマイナス圧で運転する必要がある。
以上の各実施の形態により感染動物の飼育において、給餌のため開口部が必要な給餌作業時も、開口部が不要な飼育時も、同一の排気風量にて感染防止のための作業空間内外の隔離性能を維持ことが可能となる。
1 動物飼育用安全キャビネット
1a 本体ケース
2 作業台
3 作業空間
4 前面扉
5a 送風機
5b 第二の送風機
6 小窓
7 小窓開口部
8 排気口
9 排気空気
10 感染物質
11 流入気流
12a 第一の空気清浄手段
12b 第二の空気清浄手段
13 吸い込み空気
14 小窓開口部吸い込み気流
15 作業室内吹き出し空気
16 整流板
17 前面吸い込み口
18 背面吸い込み口
19 背面流路
20 飼育動物
21 汚物
22 作業者
23 動物ケージ
24 汚物シート
25 トレイ
26 ドレン
27 トレイ回収カバー
28a 蝶番a
28b 蝶番b
29 二重扉
30a 内窓
30b 外窓
31 内窓開口部
32 二重扉内空間
33 カバー
34 吸い込み口

Claims (5)

  1. 送風手段により第一の空気清浄手段を通して、作業空間から装置外へ空気を排出する排気系と、前記作業空間前面に形成する前面扉を有する動物飼育用安全キャビネットにおいて、第二の空気清浄手段を通じて前記作業空間に空気を供給する給気系と、前記前面扉を含む作業空間の1壁面に形成する開閉可能な小窓を有し、
    前記送風手段は、第一と第二の空気清浄手段に直列に空気の流れを形成し、前記小窓が閉じているときは、第二の空気清浄手段から空気を吸い込み、小窓が開いているときは、この小窓の開口部より空気を吸い込むことを特徴とする、動物飼育用安全キャビネット。
  2. 前記送風手段により第一と第二の空気清浄手段を、直列に空気の流れを形成することを特徴とする請求項1の記載の動物飼育用安全キャビネット。
  3. 前記小窓を形成する作業空間の壁面または前面扉を二重に形成し、前記二重の壁面の作業空間側に、小窓の開口面積より大きな開口部を有することを特徴とする請求項1または2記載の動物飼育用安全キャビネット。
  4. 前記第二の空気清浄手段に第二の送風手段により空気を供給することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の動物飼育用安全キャビネット。
  5. 前記小窓を開けることにより、当該小窓開口部に発生する小窓開口部吸い込み気流の平気流入風速0.5m/s以上を確保することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の動物飼育用安全キャビネット。
JP2012085972A 2012-04-05 2012-04-05 動物飼育用安全キャビネット Active JP5860334B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085972A JP5860334B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 動物飼育用安全キャビネット
MYPI2014701782A MY171102A (en) 2012-04-05 2012-12-14 Safety cabinet for keeping animal
SG11201403518QA SG11201403518QA (en) 2012-04-05 2012-12-14 Safety cabinet for keeping animal
PCT/JP2012/082520 WO2013150684A1 (ja) 2012-04-05 2012-12-14 動物飼育用安全キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012085972A JP5860334B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 動物飼育用安全キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013215105A true JP2013215105A (ja) 2013-10-24
JP5860334B2 JP5860334B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49300196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012085972A Active JP5860334B2 (ja) 2012-04-05 2012-04-05 動物飼育用安全キャビネット

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5860334B2 (ja)
MY (1) MY171102A (ja)
SG (1) SG11201403518QA (ja)
WO (1) WO2013150684A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108151222A (zh) * 2016-12-05 2018-06-12 王楚平 补风式排气柜
JP2022054552A (ja) * 2020-09-28 2022-04-07 株式会社日立産機システム 安全キャビネット

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104984972B (zh) * 2015-06-29 2017-09-15 安徽育安实验室装备有限公司 一种实验室用通风柜
EP4234677A4 (en) * 2020-10-26 2024-10-23 Shimadzu Corp ANALYSIS DEVICE
US12097537B2 (en) * 2021-04-23 2024-09-24 Vitalis Extraction Technology Inc. Solvent containment and process interlocking system
WO2024023907A1 (ja) * 2022-07-26 2024-02-01 株式会社日立産機システム 安全作業装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138600U (ja) * 1989-04-21 1990-11-19
JPH04349832A (ja) * 1991-05-27 1992-12-04 Takamasa Iwaki 実験動物自動飼育装置     
JPH05184255A (ja) * 1992-01-09 1993-07-27 Hitachi Ltd 動物飼育装置
JPH10150877A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Tokyo Menitsukusu:Kk ペットその他動物等の収容箱
WO2003050453A1 (en) * 2001-11-07 2003-06-19 Lab Products, Inc Work station having an air flow controller
JP2009118777A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Airtech Japan Ltd 安全キャビネット及び安全キャビネットにおける汚物処理方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02138600U (ja) * 1989-04-21 1990-11-19
JPH04349832A (ja) * 1991-05-27 1992-12-04 Takamasa Iwaki 実験動物自動飼育装置     
JPH05184255A (ja) * 1992-01-09 1993-07-27 Hitachi Ltd 動物飼育装置
JPH10150877A (ja) * 1996-11-22 1998-06-09 Tokyo Menitsukusu:Kk ペットその他動物等の収容箱
WO2003050453A1 (en) * 2001-11-07 2003-06-19 Lab Products, Inc Work station having an air flow controller
JP2009118777A (ja) * 2007-11-15 2009-06-04 Airtech Japan Ltd 安全キャビネット及び安全キャビネットにおける汚物処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108151222A (zh) * 2016-12-05 2018-06-12 王楚平 补风式排气柜
JP2022054552A (ja) * 2020-09-28 2022-04-07 株式会社日立産機システム 安全キャビネット
JP7341968B2 (ja) 2020-09-28 2023-09-11 株式会社日立産機システム 安全キャビネット

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013150684A1 (ja) 2013-10-10
JP5860334B2 (ja) 2016-02-16
MY171102A (en) 2019-09-25
SG11201403518QA (en) 2014-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5860334B2 (ja) 動物飼育用安全キャビネット
TWI289645B (en) Clean bench
JP6228040B2 (ja) 排気の循環利用型安全キャビネット及び排気の循環利用型安全キャビネットを備えるクリーンルームの空気循環システム
JP5873413B2 (ja) 安全キャビネット
JP6302744B2 (ja) コンタミネーション防止可能な安全キャビネット
KR101006820B1 (ko) 공기 청정기
JP2014134367A (ja) 換気システム
JPWO2017126310A1 (ja) クリーンエア装置
TW201700051A (zh) 主動式半循環吸塵器
JP2012026692A (ja) 空気清浄装置
JP2016049470A (ja) 集塵ユニット
JP5466446B2 (ja) 花粉除去システム及びユニット建物
CN203216594U (zh) 单向流称量台
JP4961404B2 (ja) 実験動物飼育用ラック装置
JP2010139128A (ja) メンテナンス性を高めた換気装置及び同換気装置に使用するフィルターユニット
KR20120098420A (ko) 백 필터형 탈취장치
JP4087170B2 (ja) 空気清浄装置
KR200436110Y1 (ko) 집진장치가 구비된 테이블
JP7569760B2 (ja) 安全キャビネット
JP2010071483A (ja) 隔離エリアへの前室設備
JP2012066208A (ja) 空気清浄機
JP5583108B2 (ja) 飼育装置及び粉塵の捕集方法
CN208097027U (zh) 一种手术室用的空气消毒装置
JP2000253769A (ja) 動物用塵埃飛散防止型可動作業台
JP2010236722A (ja) 空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5860334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150