JP2013214852A - 光ファイバ伝送システム及び光ファイバ伝送方法 - Google Patents

光ファイバ伝送システム及び光ファイバ伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することを目的とする。
【解決手段】本発明は、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有し、4個の光伝搬モードを有し、同一波長の4種の光信号が伝搬される光ファイバ4と、光ファイバ4を光伝搬方向に略4等分する位置に配置され、4個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換することにより、4種の各光信号が4個の各光伝搬モードで伝搬される距離を略等しくするモード変換器9A−1、9A−2、9A−3と、を備えることを特徴とする光ファイバ伝送システムである。
【選択図】図4

Description

本発明は、伝送容量を拡大する光ファイバ伝送システム及び光ファイバ伝送方法に関する。
光ファイバ通信システムでは、光ファイバ中で発生する非線形効果やファイバヒューズが問題となり、伝送の大容量化が制限されている。これらの制限を緩和するためには、光ファイバに導波する光の密度を低減する必要があり、非特許文献1、2に示すように大コア光ファイバが検討されている。
しかし、曲げ損失低減及び単一モード動作領域の拡大は実効断面積の拡大と互いにトレードオフの関係にあり、所定の条件下における実効断面積の拡大量には限界があるという課題があった。そこで、無線での大容量化技術であるMulti−input multi−output(MIMO)技術を光ファイバ伝送に適用する試みが行われている(例えば、非特許文献3、4)。光MIMO技術は伝送媒体として多モード光ファイバを用い、伝送容量を拡大できるとともに、先に述べた大コア光ファイバで制限要因であった単一モード動作条件が不要になるため、さらなる大コア化が可能であることも特徴である。
光MIMOを用いた光ファイバ伝送では、モード間の群遅延差が大きくなると、信号の復元に必要なデジタル処理が複雑になり、伝送距離が十数kmに制限されている。そこで、モード間の群遅延差を補償する光ファイバ伝送路が提案されている(例えば、非特許文献5)。つまり、高次モードの群遅延から基本モードの群遅延を減算した群遅延差が正である正群遅延差多モード光ファイバと、高次モードの群遅延から基本モードの群遅延を減算した群遅延差が負である負群遅延差多モード光ファイバが、混在している。そして、正群遅延差多モード光ファイバにおける正の群遅延差及び負群遅延差多モード光ファイバにおける負の群遅延差が打ち消し合い、全体における群遅延差が補償される。
T. Matsui, et al., "Applicability of Photonic Crystal Fiber With Uniform Air−Hole Structure to High−Speed and Wide−Band Transmission Over Conventional Telecommunication Bands," J. Lightwave Technol. 27, 5410−5416, 2009. K.Mukasa, K.Imamura, R.Sugizaki and T.Yagi, "Comparisons of merits on wide−band transmission systems between using extremely improved solid SMFs with Aeff of 160 μm2 and loss of 0.175dB/km and using large−Aeff holey fibers enabling transmission over 600 nm bandwidth, the Proceedings of OFC2008,OthR1,Feb.2008. Akhil R. Shah, Rick C. J. Hsu, Alireza Tarighat, Ali H. Sayed, and Bahram Jalali, "Coherent Optical MIMO (COMIMO)," J. Lightwave Technol. 23, 2410− (2005). B. C. Thomsen, "MIMO Enabled 40 Gb/s Transmission Using Mode Division Multiplexing in Multimode Fiber," in Optical Fiber Communication Conference, OSA Technical Digest (CD) (Optical Society of America, 2010), paper OThM6. 丸山他、2モード一括伝送用光ファイバ設計に関する一検討、電子情報通信学会 ソサイエティ大会B−10−22、2011. M. Taylor, " Coherent Detection for Fiber Optic Communications Using Digital Signal Processing," in Optical Amplifiers and Their Applications/Coherent Optical Technologies and Applications, Technical Digest (CD) (Optical Society of America, 2006), paper CThB1. S.Savin,M.J.F.Digonnet,G.S.Kino and H.J.Shaw,"Tunable mechanically induced long−period fiber gratings," Opt.Lett.25,710−712 (2000).
しかし、非特許文献5では、正群遅延差多モード光ファイバ及び負群遅延差多モード光ファイバのように、少なくとも2種の光ファイバが必要である。よって、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮しながら、異なる種類の光ファイバの長さの比率を調整する必要がある。そして、異なる種類の光ファイバの接続点において、モード変換が意図せず発生する可能性があるため、モード分散が正しく補償されない可能性がある。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することを目的とする。
本発明の光ファイバは、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有する。そして、光ファイバの途中において、複数の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換する。ここで、各光信号が各光伝搬モードで伝搬される距離を略等しくする。よって、各光信号の平均群速度が略等しくなり、各光信号の群遅延差が補償される。
具体的には、本発明は、同一波長のN種(Nは2以上の自然数)の光信号を送信する光送信機と、前記光送信機からの前記N種の光信号をそれぞれ異なる光伝搬モードに変換して合波する合波器と、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有し、P個(PはN以上の自然数)の光伝搬モードを有し、前記P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードで前記合波器からの前記N種の光信号が伝搬される光ファイバと、前記光ファイバの途中に配置され、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することにより、前記N種の各光信号が前記N個の各光伝搬モードで伝搬される距離を略等しくするモード変換器と、前記光ファイバからの前記N個の光伝搬モードで伝搬された前記N種の光信号をM種(MはN以上の自然数)の光信号に分波する分波器と、前記分波器からの前記M種の光信号を受信する光受信機と、前記光受信機からの前記M種の光信号を前記N種の光信号に合成することにより、前記N個の光伝搬モードの相互間の群遅延を補償する等化器と、を備えることを特徴とする光ファイバ伝送システムである。
また、本発明は、同一波長のN種(Nは2以上の自然数)の光信号を送信し、送信された前記N種の光信号をそれぞれ異なる光伝搬モードに変換して合波し、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有し、P個(PはN以上の自然数)の光伝搬モードを有し、前記P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードで合波された前記N種の光信号が伝搬される光ファイバの途中において、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが変換されることにより、前記N種の各光信号が前記N個の各光伝搬モードで伝搬される距離が略等しくなり、前記N個の光伝搬モードで伝搬された光信号をM種(MはN以上の自然数)の光信号に分波し、分波された前記M種の光信号を受信し、受信された前記M種の光信号を前記N種の光信号に合成することにより、前記N個の光伝搬モードの相互間の群遅延を補償することを特徴とする光ファイバ伝送方法である。
この構成によれば、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することができる。
また、本発明は、前記モード変換器は、(N−1)個の分割モード変換器からなり、各分割モード変換器は、前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する位置に配置され、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換することを特徴とする光ファイバ伝送システムである。
また、本発明は、前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する各位置において、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが排他的に変換されることを特徴とする光ファイバ伝送方法である。
この構成によれば、P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードを利用するときには、分割モード変換器を(N−1)個配置すれば足りる。P個の光伝搬モードのうち全ての光伝搬モードを利用するときには、分割モード変換器を(P−1)個配置すれば足りる。
また、本発明は、Nは、偶数及び奇数のうちいずれかであり、各分割モード変換器は、(N−1)個の微細分割モード変換器からなり、各微細分割モード変換器は、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することを特徴とする光ファイバ伝送システムである。
また、本発明は、Nは、偶数及び奇数のうちいずれかであり、前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する各位置において、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが変換されることを(N−1)回繰り返すことを特徴とする光ファイバ伝送方法である。
この構成によれば、P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードを利用するときには、Nが偶数及び奇数のうちいずれかであれば、微細分割モード変換器を(N−1)×(N−1)個配置すれば足りる。P個の光伝搬モードのうち全ての光伝搬モードを利用するときには、Pが偶数及び奇数のうちいずれかであれば、微細分割モード変換器を(P−1)×(P−1)個配置すれば足りる。
また、本発明は、Nは、偶数であり、各分割モード変換器は、N/2個の微細分割モード変換器からなり、各微細分割モード変換器は、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することを特徴とする光ファイバ伝送システムである。
また、本発明は、Nは、偶数であり、前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する各位置において、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが変換されることをN/2回繰り返すことを特徴とする光ファイバ伝送方法である。
この構成によれば、P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードを利用するときには、Nが偶数であれば、微細分割モード変換器をN/2×(N−1)個配置すれば足りる。P個の光伝搬モードのうち全ての光伝搬モードを利用するときには、Pが偶数であれば、微細分割モード変換器をP/2×(P−1)個配置すれば足りる。
本発明は、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することができる。
FIR等化器を利用して複数のモードの間の群遅延差を補償する、光ファイバ伝送システムの構成を示す図である。 FIR等化器の構成を示す図である。 タップ係数を更新するための適応等化アルゴリズムを示す図である。 実施形態1の光ファイバの構成を示す図である。 実施形態1の分割モード変換器の概要を示す図である。 実施形態1の分割モード変換器の構成を示す図である。 実施形態2の分割モード変換器の構成を示す図である。 実施形態2の分割モード変換器の構成を示す図である。 実施形態2の光ファイバの構成を示す図である。 実施形態2の光ファイバの構成を示す図である。 実施形態1、2の微細分割モード変換器の必要個数を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(FIR等化器を利用する群遅延差補償)
FIR等化器を利用して複数のモードの間の群遅延差を補償する、光ファイバ伝送システムの構成を図1に示す。光ファイバ伝送システムは、送信機1−1、1−2、・・・、1−N、受信機2−1、2−2、・・・、2−M、合波器3、光ファイバ4、分波器5及びFIR等化器6から構成される。
N個の送信機1−1、1−2、・・・、1−N、マルチモードの光ファイバ4及びM個の受信機2−1、2−2、・・・、2−Mを利用して、N入力M出力のMIMO伝送を行なうことができ、同一波長のN種の光信号の並列伝送を行なうことができる。
送信機1−1、1−2、・・・、1−Nは、それぞれ光信号x(n)、x(n)、・・・、x(n)を送信する。ここで、Nは2以上の自然数であり、光信号x(n)、x(n)、・・・、x(n)はn番目のシンボルとして送信される光信号である。
受信機2−1、2−2、・・・、2−Mは、それぞれ光信号y(n)、y(n)、・・・、y(n)を受信する。ここで、MはN以上の自然数であり、光信号y(n)、y(n)、・・・、y(n)はn番目のシンボルとして受信される光信号である。
合波器3は、送信機1−1、1−2、・・・、1−Nが送信した光信号を合波する。光ファイバ4は、合波器3が合波した光信号を伝搬し、P個の伝搬モードを有する。ここで、PはN以上の自然数である。分波器5は、光ファイバ4が伝搬した光信号を受信機2−1、2−2、・・・、2−Mに分波する。
FIR等化器6は、受信機2−1、2−2、・・・、2−Mがそれぞれ受信した光信号y(n)、y(n)、・・・、y(n)について、遅延時間を調整する遅延素子並びに振幅及び位相を調整する振幅位相調整器からなるFIRフィルタを利用して、群遅延差を補償する。そして、FIR等化器6は、光信号u(n)、u(n)、・・・、u(n)を復元する。ここで、光信号u(n)、u(n)、・・・、u(n)は、n番目のシンボルとして復元される光信号である。
受信信号y(n)、y(n)、・・・、y(n)は、複数のモードの間の群遅延差を包含する可能性がある。復元信号u(n)、u(n)、・・・、u(n)は、複数のモードの間の群遅延差を補償されていることが望ましく、それぞれ送信信号x(n)、x(n)、・・・、x(n)と一致していることが望ましい。
FIR等化器の構成を図2に示す。FIR等化器6は、FIRフィルタ61−1、61−2、・・・、61−M及び合波器62から構成される。復元信号u(n)、u(n)、・・・、u(n)を生成する構成はそれぞれ同様であるため、図2では復元信号u(n)を生成する構成についてのみ説明する。
FIRフィルタ61−1、61−2、・・・、61−Mは、それぞれ受信信号y(n)、y(n)、・・・、y(n)を入力し、それぞれ光信号z(n)、z(n)、・・・、z(n)を生成する。合波器62は、光信号z(n)、z(n)、・・・、z(n)を合波し、復元信号u(n)を生成する。
FIRフィルタ61−1、61−2、・・・、61−Mは、それぞれ1番目からL番目までのタップから構成される。1番目からL番目までのタップは、それぞれ遅延素子(図2ではτで示す)及び振幅位相調整器(図2ではwで示す)から構成される。遅延素子は、遅延時間を調整し、振幅位相調整器は、振幅及び位相を調整する。図2では、直接形のFIRフィルタを利用しているが、転置形のFIRフィルタを利用してもよい。
受信信号y(n)についてのi番目のタップにおいて、遅延素子での遅延時間をτとし、振幅位相調整器でのタップ係数をw(i)とする。遅延時間τ及びタップ係数w(i)を調整することにより、光ファイバ4中で発生する目的外の送信機からの混信、モード分散、波長分散、偏波モード分散などによる信号劣化を補償することができる。局発光源、90°ハイブリッド、バランスレシーバ、アナログデジタルコンバータを利用することにより、受信信号y(n)、y(n)、・・・、y(n)の電界の振幅及び位相の情報を取得することができる(例えば、非特許文献6参照)。
タップ係数を更新する適応等化アルゴリズムを図3に示す。送信信号xは、前段にトレーニングシンボルx(1)、・・・、x(Ntraining)を有し、後段にデータ部x(Ntraining+1)、・・・、x(Nall)を有する。ここで、Ntraining>Lである必要がある。FIR等化器6は、データ部x(Ntraining+1)、・・・、x(Nall)を未知とするが、トレーニングシンボルx(1)、・・・、x(Ntraining)は既知とするため、以下のようにタップ係数を更新することができる。
まず、トレーニングシンボルを受信中であり、n≦Ntrainingであるときについて説明する。FIR等化器6は、既に設定されたタップ係数を利用することにより、受信信号y(n)を復元信号u(n)に変換する。減算器8は、復元信号u(n)及び既知のトレーニング信号x(n)の差分を生成することにより、誤差信号e(n)を生成する。適応等化アルゴリズム7は、誤差信号e(n)を小さくするように、タップ係数を更新する。この処理を、すべてのトレーニングシンボルについて繰り返す。
次に、データ部を受信中であり、n≧Ntraining+1であるときについて説明する。タップ係数の設定は、トレーニングシンボルの受信中に完了している。FIR等化器6は、既に設定されたタップ係数を利用することにより、受信信号y(n)を復元信号u(n)に変換する。この処理を、すべてのデータ部について繰り返す。
なお、適応等化アルゴリズムには、非特許文献2に記載のLeast mean square(LMS)アルゴリズムやRecursive least square(RLS)アルゴリズムを利用することができる。
FIR等化器6は、光ファイバ4中で発生する線形歪を補償することができ、タップの遅延量・係数を適切に設定することで、光ファイバ4中で発生する他送信機1からの混信、モード分散、波長分散、偏波分散による信号劣化を補償することができる。ただし、モード分散による信号劣化を補償する場合、基本モード及び高次モードの群遅延差が大きくなると、信号劣化の補償に必要な計算量が膨大になるため、基本モード及び高次モードの群遅延差を小さくする必要がある。
(実施形態1)
実施形態1の光ファイバの構成を図4に示す。光ファイバ4は、光ファイバ4−1、4−2、4−3、4−4及び分割モード変換器9A−1、9A−2、9A−3から構成される。光伝搬モードの個数はP=4であり、光信号の種類数はN=4である。光伝搬モードは、LP01モード、LP11モード、LP21モード及びLP02モードである。光信号は、通信パスT、T、T、Tである。
光ファイバ4−1、4−2、4−3、4−4は、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有する。ここで、「略一様な」とは、作製精度の範囲内の一様性を意味する。光ファイバ4−1、4−2、4−3、4−4は、略同様な長さを有する。ここで、「略同様な」とは、FIR等化器6のデジタル処理が低減される程度に同様であることを意味する(後述)。
分割モード変換器9A−1、9A−2、9A−3は、光ファイバ4を光伝搬方向に略4等分する位置に配置され、4個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換する。ここで、「略4等分」とは、FIR等化器6のデジタル処理が低減される程度に等分であることを意味する(後述)。
合波器3及び分割モード変換器9A−1の間の光ファイバ4−1では、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬される。
分割モード変換器9A−1では、LP01モードはLP11モードに変換され、LP11モードはLP21モードに変換され、LP21モードはLP02モードに変換され、LP02モードはLP01モードに変換され、排他的なかつ循環的な変換が行われる。分割モード変換器9A−1及び分割モード変換器9A−2の間の光ファイバ4−2では、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬される。
分割モード変換器9A−2では、LP11モードはLP21モードに変換され、LP21モードはLP02モードに変換され、LP02モードはLP01モードに変換され、LP01モードはLP11モードに変換され、排他的なかつ循環的な変換が行われる。分割モード変換器9A−2及び分割モード変換器9A−3の間の光ファイバ4−3では、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬される。
分割モード変換器9A−3では、LP21モードはLP02モードに変換され、LP02モードはLP01モードに変換され、LP01モードはLP11モードに変換され、LP11モードはLP21モードに変換され、排他的なかつ循環的な変換が行われる。分割モード変換器9A−3及び分波器5の間の光ファイバ4−4では、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬される。
つまり、各通信パスが各光伝搬モードで伝搬される距離は略等しくなる。よって、光ファイバ4全体における各通信パスの平均群速度が略等しくなり、光ファイバ4全体で見れば各通信パスの群遅延差が補償される。ここで、「略等しい」とは、FIR等化器6のデジタル処理が低減される程度に等しいことを意味する。
実施形態1の分割モード変換器の概要を図5に示す。光伝搬モードの個数はP=2であり、光信号の種類数はN=2である。第1モード及び第2モードは、相互に異なるモードであれば、どのようなモードであってもよい。分割モード変換器9Aでは、第1モードは第2モードに変換され、第2モードは第1モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9Aより上流では、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬される。分割モード変換器9Aより下流では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬される。
分割モード変換器9Aは、長周期ファイバブラッググレーティング(Long Period Fiber Bragg Grating:LPG)を用いることで実現できる。非特許文献7に示されるように、使用波長λにおいて第1モード及び第2モードの間で光伝搬モードを変換するためには、LPGの周期的な屈折率変化の間隔Λを、Λ=λ/|n−n|のように設定する。ここで、nは使用波長λにおける第1モードの実効屈折率を示し、nは使用波長λにおける第2モードの実効屈折率を示す。
LPGの周期的な屈折率変化の間隔Λは、使用する光ファイバ4の構造パラメータ、使用する波長λ、変換するモード次数によって決定される。使用する波長λを決定後、光ファイバ4の構造パラメータから数値解析を行ない、第1モードの実効屈折率n及び第2モードの実効屈折率nを算出し、計算により得られたn及びnをΛの表式に代入し、必要なLPGの周期的な屈折率変化の間隔Λを決定する。
実施形態1の分割モード変換器の構成を図6に示す。分割モード変換器9Aは、微細分割モード変換器9A(1)、9A(2)、9A(3)、・・・、9A(P−1)から構成される。光伝搬モードの個数はPであり、光信号の種類数はN=Pである。第1モードから第Pモードは、相互に異なるモードであれば、どのようなモードであってもよい。隣接する微細分割モード変換器9A(n)は、相互間で近接して配置される。「近接して」とは、分割モード変換器9A内部の光ファイバの長さが光ファイバ4全体の光ファイバの長さより十分に短いため、分割モード変換器9A内部における各光伝搬モード間の群遅延差が無視することができる程度に小さいことを意味する。
微細分割モード変換器9A(1)より上流では、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9A(1)では、第1モードは第2モードに変換され、第2モードは第1モードに変換される。微細分割モード変換器9A(1)及び微細分割モード変換器9A(2)の間では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9A(2)では、第1モードは第3モードに変換され、第3モードは第1モードに変換される。微細分割モード変換器9A(2)及び微細分割モード変換器9A(3)の間では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9A(3)では、第1モードは第4モードに変換され、第4モードは第1モードに変換される。微細分割モード変換器9A(3)及び微細分割モード変換器9A(4)の間では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9A(4)から微細分割モード変換器9A(P−2)では、上記の微細分割モード変換器9A(n)と同様な処理が行なわれる。
微細分割モード変換器9A(P−1)では、第1モードは第Pモードに変換され、第Pモードは第1モードに変換される。微細分割モード変換器9A(P−1)の下流では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、通信パスTは第5モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第1モードで伝搬される。
図6の説明をまとめると、分割モード変換器9Aは、微細分割モード変換器9A(1)、9A(2)、9A(3)、・・・、9A(P−1)を利用して、第1モードから第Pモードの各光伝搬モード間において、排他的なかつ循環的な変換を行なう。
このように、光ファイバ4は、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有する。P個の光伝搬モードのうち、全ての光伝搬モードを利用する。(P−1)個の各分割モード変換器9Aは、光ファイバ4を光伝搬方向に略P等分する位置に配置され、P個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換する。各分割モード変換器9Aは、(P−1)個の微細分割モード変換器9A(n)からなり、各微細分割モード変換器9A(n)は、P個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換する。
よって、各通信パスが各光伝搬モードで伝搬される距離は略等しくなる。すると、光ファイバ4全体における各通信パスの平均群速度が略等しくなり、光ファイバ4全体で見れば各通信パスの群遅延差が補償される。よって、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することができる。さらに、分割モード変換器9Aを(P−1)個配置すれば足り、微細分割モード変換器9A(n)を(P−1)×(P−1)個配置すれば足りる。
実施形態1の以上の説明では、P個の光伝搬モードのうち、全ての光伝搬モードを利用する。ここで、実施形態1の変形例として、P個の光伝搬モードのうち、P個より少ないN個の光伝搬モードを利用してもよい。つまり、(N−1)個の各分割モード変換器9Aが、光ファイバ4を光伝搬方向に略N等分する位置に配置され、N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換すればよい。そして、各分割モード変換器9Aが、(N−1)個の微細分割モード変換器9A(n)からなり、各微細分割モード変換器9A(n)が、N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換すればよい。よって、分割モード変換器9Aを(N−1)個配置すれば足り、微細分割モード変換器9A(n)を(N−1)×(N−1)個配置すれば足りる。
(実施形態2)
実施形態1では、光伝搬モードの個数Pは、偶数及び奇数のうちいずれであってもよい。実施形態2では、光伝搬モードの個数Pは、偶数及び奇数のうち偶数のみに限られるが、実施形態2では実施形態1より、微細分割モード変換器の個数を少なくできる。
実施形態2の分割モード変換器の構成を図7及び図8に示す。光伝搬モードの個数はPであり、光信号の種類数はN=Pである。第1モードから第Pモードは、相互に異なるモードであれば、どのようなモードであってもよい。隣接する微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)は、相互間で近接して配置される。
まず、図7の分割モード変換器9Bについて説明する。分割モード変換器9Bは、微細分割モード変換器9B(1)、9B(2)、・・・、9B(P/2)から構成される。
微細分割モード変換器9B(1)より上流では、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9B(1)では、第1モードは第2モードに変換され、第2モードは第1モードに変換される。微細分割モード変換器9B(1)及び微細分割モード変換器9B(2)の間では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9B(2)では、第3モードは第4モードに変換され、第4モードは第3モードに変換される。微細分割モード変換器9B(2)及び微細分割モード変換器9B(3)の間では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9B(3)から微細分割モード変換器9B(P/2−1)では、上記の微細分割モード変換器9B(n)と同様な処理が行なわれる。
微細分割モード変換器9B(P/2)では、第(P−1)モードは第Pモードに変換され、第Pモードは第(P−1)モードに変換される。微細分割モード変換器9B(P/2)より下流では、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第(P−1)モードで伝搬される。
図7の説明をまとめると、分割モード変換器9Bは、微細分割モード変換器9B(1)、9B(2)、・・・、9B(P/2)を利用して、第1モードから第Pモードの各光伝搬モード間において、排他的な変換を行なう。各微細分割モード変換器9B(n)は、第(2n−1)モード及び第2nモードの間において、モード変換を行なう。
次に、図8の分割モード変換器9Cについて説明する。分割モード変換器9Cは、微細分割モード変換器9C(1)、9C(2)、・・・、9C(P/2)から構成される。
微細分割モード変換器9C(1)より上流では、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9C(1)では、第2モードは第3モードに変換され、第3モードは第2モードに変換される。微細分割モード変換器9C(1)及び微細分割モード変換器9C(2)の間では、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第4モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9C(2)では、第4モードは第5モードに変換され、第5モードは第4モードに変換される。微細分割モード変換器9C(2)及び微細分割モード変換器9C(3)の間では、通信パスTは第1モードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第5モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第Pモードで伝搬される。
微細分割モード変換器9C(3)から微細分割モード変換器9C(P/2−1)では、上記の微細分割モード変換器9C(n)と同様な処理が行なわれる。
微細分割モード変換器9C(P/2)では、第Pモードは第1モードに変換され、第1モードは第Pモードに変換される。微細分割モード変換器9C(P/2)より下流では、通信パスTは第Pモードで伝搬され、通信パスTは第3モードで伝搬され、通信パスTは第2モードで伝搬され、通信パスTは第5モードで伝搬され、・・・、通信パスTは第1モードで伝搬される。
図8の説明をまとめると、分割モード変換器9Cは、微細分割モード変換器9C(1)、9C(2)、・・・、9C(P/2)を利用して、第1モードから第Pモードの各光伝搬モード間において、排他的な変換を行なう。微細分割モード変換器9C(n)は、1≦n≦P/2−1であるときには、第2nモード及び第(2n+1)モードの間において、モード変換を行なう。微細分割モード変換器9C(n)は、n=P/2であるときには、第Pモード及び第1モードの間において、モード変換を行なう。
実施形態2の光ファイバの構成を図9及び図10に示す。光伝搬モードの個数はP=4であり、光信号の種類数はN=4である。光伝搬モードは、LP01モード、LP11モード、LP21モード及びLP02モードである。光信号は、通信パスT、T、T、Tである。
まず、図9の光ファイバ4を説明する。光ファイバ4は、光ファイバ4−1、4−2、4−3、4−4及び分割モード変換器9B−1、9C−2、9B−3から構成される。上流から下流へと、図7の分割モード変換器9B、図8の分割モード変換器9C、図7の分割モード変換器9Bの順序で、分割モード変換器が配置される。
合波器3及び分割モード変換器9B−1の間の光ファイバ4−1では、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬される。
分割モード変換器9B−1では、LP01モードは第1モードに相当し、LP11モードは第2モードに相当し、LP21モードは第3モードに相当し、LP02モードは第4モードに相当する。LP01モードはLP11モードに変換され、LP11モードはLP01モードに変換され、LP21モードはLP02モードに変換され、LP02モードはLP21モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9B−1及び分割モード変換器9C−2の間の光ファイバ4−2では、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬される。
分割モード変換器9C−2では、LP11モードは第1モードに相当し、LP01モードは第2モードに相当し、LP02モードは第3モードに相当し、LP21モードは第4モードに相当する。LP11モードはLP21モードに変換され、LP01モードはLP02モードに変換され、LP02モードはLP01モードに変換され、LP21モードはLP11モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9C−2及び分割モード変換器9B−3の間の光ファイバ4−3では、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬される。
分割モード変換器9B−3では、LP21モードは第1モードに相当し、LP02モードは第2モードに相当し、LP01モードは第3モードに相当し、LP11モードは第4モードに相当する。LP21モードはLP02モードに変換され、LP02モードはLP21モードに変換され、LP01モードはLP11モードに変換され、LP11モードはLP01モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9B−3及び分波器5の間の光ファイバ4−4では、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬される。
次に、図10の光ファイバ4を説明する。光ファイバ4は、光ファイバ4−1、4−2、4−3、4−4及び分割モード変換器9C−1、9B−2、9C−3から構成される。上流から下流へと、図8の分割モード変換器9C、図7の分割モード変換器9B、図8の分割モード変換器9Cの順序で、分割モード変換器が配置される。
合波器3及び分割モード変換器9C−1の間の光ファイバ4−1では、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬される。
分割モード変換器9C−1では、LP01モードは第1モードに相当し、LP11モードは第2モードに相当し、LP21モードは第3モードに相当し、LP02モードは第4モードに相当する。LP01モードはLP02モードに変換され、LP11モードはLP21モードに変換され、LP21モードはLP11モードに変換され、LP02モードはLP01モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9C−1及び分割モード変換器9B−2の間の光ファイバ4−2では、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬される。
分割モード変換器9B−2では、LP02モードは第1モードに相当し、LP21モードは第2モードに相当し、LP11モードは第3モードに相当し、LP01モードは第4モードに相当する。LP02モードはLP21モードに変換され、LP21モードはLP02モードに変換され、LP11モードはLP01モードに変換され、LP01モードはLP11モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9B−2及び分割モード変換器9C−3の間の光ファイバ4−3では、通信パスTはLP21モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP11モードで伝搬される。
分割モード変換器9C−3では、LP21モードは第1モードに相当し、LP02モードは第2モードに相当し、LP01モードは第3モードに相当し、LP11モードは第4モードに相当する。LP21モードはLP11モードに変換され、LP02モードはLP01モードに変換され、LP01モードはLP02モードに変換され、LP11モードはLP21モードに変換され、排他的な変換が行われる。分割モード変換器9C−3及び分波器5の間の光ファイバ4−4では、通信パスTはLP11モードで伝搬され、通信パスTはLP01モードで伝搬され、通信パスTはLP02モードで伝搬され、通信パスTはLP21モードで伝搬される。
このように、光ファイバ4は、光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有する。P個の光伝搬モードのうち、全ての光伝搬モードを利用する。(P−1)個の各分割モード変換器9B又は9Cは、光ファイバ4を光伝搬方向に略P等分する位置に配置され、P個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換する。各分割モード変換器9B及び9Cは、上流から下流へと、交互に配置される。各分割モード変換器9B又は9Cは、P/2個の微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)からなり、各微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)は、P個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換する。
よって、各通信パスが各光伝搬モードで伝搬される距離は略等しくなる。すると、光ファイバ4全体における各通信パスの平均群速度が略等しくなり、光ファイバ4全体で見れば各通信パスの群遅延差が補償される。よって、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することができる。さらに、分割モード変換器9B又は9Cを(P−1)個配置すれば足り、微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)をP/2×(P−1)個配置すれば足りる。
実施形態1、2の微細分割モード変換器の必要個数を図11に示す。実施形態1では、光伝搬モードの個数Pは、偶数及び奇数のうちいずれであってもよく、微細分割モード変換器9A(n)の必要個数は、(P−1)×(P−1)個である。実施形態2では、光伝搬モードの個数Pは、偶数及び奇数のうち偶数のみに限られるが、微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)の必要個数は、P/2×(P−1)個である。
光伝搬モードの個数Pが偶数であるときには、実施形態2では実施形態1より、微細分割モード変換器の必要個数を少なくできることが分かる。
実施形態2の以上の説明では、P個の光伝搬モードのうち、全ての光伝搬モードを利用する。ここで、実施形態2の変形例として、P個の光伝搬モードのうち、P個より少ないN個の光伝搬モードを利用してもよい。つまり、(N−1)個の各分割モード変換器9B又は9Cが、光ファイバ4を光伝搬方向に略N等分する位置に配置され、N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換すればよい。そして、各分割モード変換器9B又は9Cが、N/2個の微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)からなり、各微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)が、N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換すればよい。よって、分割モード変換器9B又は9Cを(N−1)個配置すれば足り、微細分割モード変換器9B(n)又は9C(n)をN/2×(N−1)個配置すれば足りる。利用する光伝搬モードの個数Nが偶数であるときには、実施形態2では実施形態1より、微細分割モード変換器の必要個数を少なくできることが分かる。
(変形例)
実施形態1及び実施形態2では、(P−1)個の各分割モード変換器は、光ファイバ4を光伝搬方向に略P等分する位置に配置され、P個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換することにより、N種の各光信号がP個の各光伝搬モードで伝搬される距離を略等しくする。
変形例では、実施形態1及び実施形態2を一般化して、モード変換器は、光ファイバ4の途中に配置され、P個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することにより、N種の各光信号がP個の各光伝搬モードで伝搬される距離を略等しくする。モード変換器は、単数の又は複数の分割モード変換器からなる。
変形例の具体例として、4個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的にかつ循環的に変換する、図4に示したような分割モード変換器を利用する。合波器3から距離dの位置に1個目の分割モード変換器を配置する。1個目の分割モード変換器から距離dの位置に2個目の分割モード変換器を配置する。2個目の分割モード変換器から距離dの位置に3個目の分割モード変換器を配置する。3個目の分割モード変換器から距離dの位置に4個目の分割モード変換器を配置する。4個目の分割モード変換器から距離dの位置に5個目の分割モード変換器を配置する。5個目の分割モード変換器から距離dの位置に6個目の分割モード変換器を配置する。6個目の分割モード変換器から距離dの位置に7個目の分割モード変換器を配置する。7個目の分割モード変換器から距離dの位置に分波器5を配置する。距離d及び距離dは、等しくてもよく、異なっていてもよい。4種の各通信パスが4種の各光伝搬モードで伝搬される距離はd+dであり略等しくなるが、分割モード変換器の必要個数は多くなる。
実施形態1及び実施形態2では、微細分割モード変換器は、P個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換する。変形例では、微細分割モード変換器は、P個の光伝搬モードのうち3個以上の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換する。例えば、LPGの周期的な屈折率変化の間隔Λをチャープさせる。よって、微細分割モード変換器の内部構造は複雑になるが、微細分割モード変換器の必要個数は低減できる。
光ファイバ4で伝搬される各通信パスと、各送信機で送信される各光信号は、1対1に対応していてもよい。或いは、光ファイバ4で伝搬される各通信パスと、各送信機で送信される各光信号は、1対1に対応していなくてもよい。例えば、光ファイバ4で伝搬される一つの通信パスに、複数の送信機でそれぞれ送信される複数の光信号が混ざっていてもよい。図1の説明では、N個の送信機がそれぞれ光信号を送信し、M個の受信機がそれぞれ光信号を受信する。変形例では、任意数(例えば1個)の送信機がN種の光信号を送信してもよく、任意数(例えば1個)の受信機がM種の光信号を送信してもよい。
本発明に係る光ファイバ伝送システム及び光ファイバ伝送方法は、光MIMOを用いた光ファイバ伝送において、異なる種類の光ファイバを必要としないことにより、異なる種類の光ファイバの作製誤差を考慮せずかつモード変換が意図せず発生する可能性を除外して、容易にかつ確実にモード分散を補償することができる。
1−1、1−2、・・・、1−N:送信機
2−1、2−2、・・・、2−M:受信機
3:合波器
4、4−1、4−2、4−3、4−4:光ファイバ
5:分波器
6:FIR等化器
7:適応等化アルゴリズム
8:減算器
9A、9A−1、9A−2、9A−3:分割モード変換器
9A(1)、9A(2)、9A(3)、・・・、9A(P−1):微細分割モード変換器
9B、9B−1、9B−2、9B−3:分割モード変換器
9B(1)、9B(2)、・・・、9B(P/2):微細分割モード変換器
9C、9C−1、9C−2、9C−3:分割モード変換器
9C(1)、9C(2)、・・・、9C(P/2):微細分割モード変換器
61−1、61−2、・・・、61−M:FIRフィルタ
62:合波器

Claims (8)

  1. 同一波長のN種(Nは2以上の自然数)の光信号を送信する光送信機と、
    前記光送信機からの前記N種の光信号をそれぞれ異なる光伝搬モードに変換して合波する合波器と、
    光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有し、P個(PはN以上の自然数)の光伝搬モードを有し、前記P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードで前記合波器からの前記N種の光信号が伝搬される光ファイバと、
    前記光ファイバの途中に配置され、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することにより、前記N種の各光信号が前記N個の各光伝搬モードで伝搬される距離を略等しくするモード変換器と、
    前記光ファイバからの前記N個の光伝搬モードで伝搬された前記N種の光信号をM種(MはN以上の自然数)の光信号に分波する分波器と、
    前記分波器からの前記M種の光信号を受信する光受信機と、
    前記光受信機からの前記M種の光信号を前記N種の光信号に合成することにより、前記N個の光伝搬モードの相互間の群遅延を補償する等化器と、
    を備えることを特徴とする光ファイバ伝送システム。
  2. 前記モード変換器は、(N−1)個の分割モード変換器からなり、
    各分割モード変換器は、前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する位置に配置され、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを排他的に変換することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ伝送システム。
  3. Nは、偶数及び奇数のうちいずれかであり、
    各分割モード変換器は、(N−1)個の微細分割モード変換器からなり、
    各微細分割モード変換器は、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ伝送システム。
  4. Nは、偶数であり、
    各分割モード変換器は、N/2個の微細分割モード変換器からなり、
    各微細分割モード変換器は、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードを変換することを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ伝送システム。
  5. 同一波長のN種(Nは2以上の自然数)の光信号を送信し、
    送信された前記N種の光信号をそれぞれ異なる光伝搬モードに変換して合波し、
    光伝搬方向に略一様な屈折率分布を有し、P個(PはN以上の自然数)の光伝搬モードを有し、前記P個の光伝搬モードのうちN個の光伝搬モードで合波された前記N種の光信号が伝搬される光ファイバの途中において、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが変換されることにより、前記N種の各光信号が前記N個の各光伝搬モードで伝搬される距離が略等しくなり、
    前記N個の光伝搬モードで伝搬された光信号をM種(MはN以上の自然数)の光信号に分波し、
    分波された前記M種の光信号を受信し、
    受信された前記M種の光信号を前記N種の光信号に合成することにより、前記N個の光伝搬モードの相互間の群遅延を補償することを特徴とする光ファイバ伝送方法。
  6. 前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する各位置において、前記N個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが排他的に変換されることを特徴とする請求項5に記載の光ファイバ伝送方法。
  7. Nは、偶数及び奇数のうちいずれかであり、
    前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する各位置において、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが変換されることを(N−1)回繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ伝送方法。
  8. Nは、偶数であり、
    前記光ファイバを光伝搬方向に略N等分する各位置において、前記N個の光伝搬モードのうち2個の光伝搬モードの相互間で光信号の入力前と出力後で光伝搬モードが変換されることをN/2回繰り返すことを特徴とする請求項6に記載の光ファイバ伝送方法。
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