JP2013213618A - 室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ - Google Patents

室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2013213618A
JP2013213618A JP2012084011A JP2012084011A JP2013213618A JP 2013213618 A JP2013213618 A JP 2013213618A JP 2012084011 A JP2012084011 A JP 2012084011A JP 2012084011 A JP2012084011 A JP 2012084011A JP 2013213618 A JP2013213618 A JP 2013213618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
pipe
housing
water
pipe connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012084011A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoya Kagiyama
智也 鍵山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chofu Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Chofu Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chofu Seisakusho Co Ltd filed Critical Chofu Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2012084011A priority Critical patent/JP2013213618A/ja
Publication of JP2013213618A publication Critical patent/JP2013213618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Fluid Heaters (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

【目的】 装置の組み立てを容易にし、かつ筐体と配管接続金具及び取付板との間の隙間から冷たい外気が侵入して室外設置型ヒートポンプユニットの沸き上げ・水熱交換効率が低下してしまうことを防止できるようにする。
【構成】 筐体の開口部に取付板を介して配置された配管接続金具に対して、前記配管接続金具の取付板より外側(筐体より外側)に露出又は突出する部分を覆い、且つ、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間を外部に対して塞ぐようなサイズ及び形状に形成されて成る保温キャップを、取り付けるようにしたことを特徴とする、室外設置型ヒートポンプユニット、及びそのような保温キャップである。
【選択図】 図4

Description

本発明は給湯機などに使用される室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用の保温キャップに関する。
従来より、水を熱交換して温水を供給する給湯機が知られている。このような給湯機は、例えば、上水道を受け入れる入水部とユーザー側に温水などを供給する給湯部(出水部)と温水及び水を貯蓄する貯水タンクとから成る貯水ユニットと、前記貯水ユニットからの水をヒートポンプなどで取得される熱と熱交換させて温水として前記貯水ユニットに送るようにした室外(屋外など)に設置されるタイプのヒートポンプユニットとから構成されている。
図5は特許文献1に示す従来の給湯機に使用される室外設置型ヒートポンプユニットの筐体の上面を外した状態を示す模式図である。図5において、30は室外設置型のヒートポンプユニット、42は水と冷媒の熱とを熱交換するための水熱交換器、31は外部の貯水ユニットから水が送られてくる入水側外部配管、34は外部の貯水ユニットに前記ヒートポンプユニット30からの温水を送る出水側外部配管、32は前記入水側外部配管31からの水を前記水熱交換器42に送るための筐体内の入水側内部配管、33は前記水熱交換器42で熱交換された温水を前記出水側外部配管34に送るための筐体内の出水側内部配管、51は前記入水側外部配管31と前記入水側内部配管32を接続するための入水側接続金具、53は前記出水側外部配管34と前記出水側内部配管33を接続するための出水側接続金具である。また、23は前記水熱交換器42を支持する支持台、24は前記水熱交換器42の周囲に配置された断熱カバー、41はヒートポンプ冷媒回路を構成する圧縮機、44はヒートポンプ冷媒回路を構成する空気熱交換器であってCOなどの冷媒と大気の熱とを熱交換する空気熱交換器、45は前記空気熱交換器44に空気を送るファン、22はファンモーター、21は仕切板、20はこれらの各部品を収容する筐体である。
この従来のヒートポンプユニット30においては、前記各接続金具51,53は、次に述べる取付板25により、前記筐体20の開口部(図示せず)の中に配置されている。すなわち、前記各接続金具51,53は、いったん略平板状の取付板25の略中央に形成された各孔にそれぞれ挿入された後にこの取付板25にネジ(図示せず)などで固定され、その後、前記取付板25の外周部が、ネジ27などにより、前記筐体20の前記開口部の外周縁部又はその近傍部分に固定される。これにより、前記各接続金具51,53が、前記取付板25を介して前記筐体20に固定される。
特開2011−190981号公報 特開2009−156477号公報
前述のように、特許文献1のヒートポンプユニットにおいては、取付板25に孔が形成されており、この孔に入水側接続金具51、出水側接続金具53を取り付けた後、入水側外部配管31と入水側内部配管32、出水側外部配管34と出水側内部配管33を周囲を焦がさないように気を付けながらロウ付けする必要があるが、このような組み立て作業は容易ではなく作業性が悪かった(なお、入水側外部配管31と入水側接続金具51、及び、出水側外部配管34と出水側接続金具53を予めロウ付けしてから取付板25に組み付けることもできるが、このようにした場合でも、内部配管32,33から水熱交換器に至る配管を、周囲を焦がさない位置まで伸ばしてロウ付け箇所を新たに設けた場合、無駄に内部配管が長くなるため、コストアップと放熱ロスが増える原因となっていた。)。
これに対して、特許文献2が開示している従来の水熱交換用のヒートポンプユニットにおいては、特許文献1に示すような作業性の問題と無駄に内部配管が長くなる問題を回避して組み立てをより容易にするため、図6に示すように、予め水冷媒熱交換器と接続金具をロウ付けしたものを筐体内に組み付けるようにしているが、このような組み付けを可能にするためには、取付金具に切り欠きを設けることが必要となる。そして、このように取付金具に切り欠きを設ける場合は、組み立て後の水熱交換用ヒートポンプユニットにおいて、筐体によっても前記取付金具によっても外気と遮断できない隙間が存在することになってしまう。
前述のように、特許文献2が開示している従来の水熱交換用ヒートポンプユニットにおいては、取付金具に切り欠きを設けることが必要になる結果、この隙間を介して、戸外の冷気が筐体の内部に容易に侵入し、筐体内の内部温度、内部配管、及び熱交換器などを冷やしてしまい、ヒートポンプユニットによる沸き上げ・水熱交換効率を低下させてしまうという問題があった。また、従来の水熱交換用ヒートポンプユニットにおいては、接続金具は真鍮などの熱伝導性の高い金属製であり、接続金具の筐体の外側に露出又は突出した熱伝導性の高い部分が戸外の冷気により容易に冷却されてしまうため、ヒートポンプユニットによる沸き上げ・水熱交換効率が低下してしまうという問題があった。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、装置の組み立てを容易にし、かつ前記の筐体又は取付板から露出又は突出した配管接続金具が外気で冷やされたり、前記筐体と配管接続金具及び取付板との間の隙間から容易に筐体内に侵入した冷たい外気により筐体内の配管や金具などが冷やされてしまうことにより、室外設置型ヒートポンプユニットの沸き上げ・水熱交換効率が低下してしまうことを有効に防止することができる、室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具の保温キャップを提供することを目的とする。
このような課題を解決するための本発明による室外設置型ヒートポンプユニットは、屋外などの室外に設置され、外部の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器から送られた水を熱交換して温水にするための熱交換器を収容した室外設置型ヒートポンプユニットであって、前記熱交換器を収容し、後記の配管接続金具を配置するための開口部を備えた筐体と、前記筐体外の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための外部配管と、前記筐体内の熱交換器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための内部配管とを、それぞれ互いに接続する配管接続金具と、前記配管接続金具を自らの切り欠き内又はこの切り欠きと連通した孔内に配置した状態で自らに固定し、自らが前記筐体の開口部の少なくとも大部分を覆うように、自らの外周又はその近傍部分が前記筐体の開口部の外周縁部又はその近傍部分に固定される取付板であって、前記配管接続金具の前記内部配管と接続される内部接続口及びその周辺部分が前記筐体の内側に配置され、前記配管接続金具の前記外部配管と接続される外部接続口及びその周辺部分が前記筐体の外側に配置され突出されるように、前記配管接続金具を前記筐体の開口部に配置するための取付板と、前記配管接続金具の前記取付板よりも外側に露出又は突出する部分を覆い、且つ、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間を外部に対して塞ぐようなサイズ及び形状に形成された保温キャップと、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明による室外設置型ヒートポンプユニットにおいては、前記保温キャップは、前記露出又は突出する部分に対して2つの方向から取り付けられるような2つの保温キャップ片に分割されており、その各分割された保温キャップ片には、それぞれ、それらが互いに前記2つの方向から取り付けられたとき前記露出又は突出する部分が収容される空洞部を形成可能な凹部が形成されていることが望ましい。
また、本発明による室外設置型ヒートポンプユニットの筐体開口部に配置される配管接続金具を保温するための配管接続金具用保温キャップは、屋外などの室外に設置され、外部の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器から送られた水を熱交換して温水にするための熱交換器を収容した室外設置型ヒートポンプユニットの筐体の開口部に配置され、前記筐体外の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための外部配管と、前記筐体内の熱交換器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための内部配管とを、それぞれ互いに接続する配管接続金具を、外気に対して保温するために用いられ、前記筐体の開口部の少なくとも大部分を覆うように前記筐体に固定される取付板の切り欠き内又はこの切り欠きと連通した孔内に配置された状態で前記取付板に固定され、前記内部配管と接続される内部接続口及びその周辺部分が前記筐体の内側に配置され、前記外部配管と接続される外部接続口及びその周辺部分が前記筐体の外側に配置され突出されるように、前記取付板に固定された状態で前記筐体の開口部に配置される配管接続金具の、前記取付板よりも外側に露出又は突出する部分を保温するために取り付けられるものであり、前記露出又は突出する部分を覆い、且つ、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間を外部に対して塞ぐようなサイズ及び形状に形成されて成ることを特徴とするものである。
さらに、本発明による配管接続金具用保温キャップは、前記露出又は突出する部分に対して2つの方向から取り付けられるような2つの保温キャップ片から成り、その各保温キャップ片には、それぞれ、それらが互いに前記2つの方向から取り付けられたとき前記露出又は突出する部分が収容される空洞部を形成可能な凹部が形成されていることが望ましい。
本発明による室外設置型ヒートポンプユニットにおいては、前述のように、前記筐体の開口部に前記取付板を介して固定するように配置された前記配管接続金具に対して、前記配管接続金具の前記取付板よりも外側(筐体の外側)に露出又は突出する部分を覆い、且つ、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間を外部に対して塞ぐようなサイズ及び形状に形成された保温キャップを、取り付けるようにした。よって、本発明によれば、前記保温キャップにより、前記配管接続金具の前記露出又は突出した部分が外気で冷やされたり、前記筐体と配管接続金具及び取付板との間の隙間から容易に筐体内に侵入した冷たい外気により筐体内の配管や金具などが冷やされてしまうことにより、室外設置型ヒートポンプユニットの沸き上げ・水熱交換効率が低下してしまうことを、有効に防止できるようになる。
また、本発明による室外設置型ヒートポンプユニットの筐体の開口部に配置される配管接続金具を保温するための配管接続金具用保温キャップを使用するときは、前記保温キャップにより、前記筐体の開口部に配置される前記配管接続金具の前記取付板よりも外側(筐体の外側)に露出又は突出する部分が覆われると共に、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間が塞がれるようになる。よって、本発明によれば、前記配管接続金具の前記露出又は突出する部分が外気で冷やされたり、前記筐体と配管接続金具及び取付板との間の隙間から容易に筐体内に侵入した冷たい外気により筐体内の配管や金具などが冷やされてしまうことにより、室外設置型ヒートポンプユニットの沸き上げ・水熱交換効率が低下してしまうことを、有効に防止できるようになる。
また、特に、本発明において、前記保温キャップを、前記配管接続金具中の前記露出又は突出する部分に対して2つの方向から取り付けられるような2つの保温キャップ片により構成し、前記各保温キャップ片にそれぞれ前記露出又は突出する部分が収容される空洞部を形成可能な凹部を形成するようにしたときは、前記筐体の開口部に前記取付板を介して前記配管接続金具を固定するように配置した後に前記露出又は突出する部分に前記保温キャップを取り付けることが極めて容易に行なえるようになる。
本発明の実施例1による室外設置型の給湯機用ヒートポンプユニットを示す斜視図である。 本実施例1における筐体と接続金具と取付板の関係を示し、さらに前記接続金具の一部が前記取付板から外側(筐体外)に露出又は突出している状態を示す斜視図である。 本実施例1に係る保温キャップを構成する2つの保温キャップ片を示す斜視図である。 本実施例1において配管用の接続金具に保温キャップ又は保温キャップ片を取り付けた状態を示す斜視図である。 従来のヒートポンプユニットの筐体の上面を外した状態を示す模式図である。 従来のヒートポンプユニットの他の例を示す図である。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。
以下、本発明の実施例1による室外設置型の給湯機用ヒートポンプユニット及びこれに使用する保温キャップについて説明する。図1は本実施例1に係る室外設置型の給湯機用ヒートポンプユニットの一部を示す斜視図、図2はこの室外設置型の給湯機用ヒートポンプユニットの筐体と配管用の接続金具と取付板を示す拡大斜視図である。
図1において、1は筐体、2は前記筐体1の側面に固定されたカバー、2aは前記カバー2の一部に形成された開口部で後述する外部配管を通すための開口部である。
次に図2は図1に示す前記カバー2の内側の部分を示すもので、前記のカバー2と筐体1(図2の下側基台1a以外の筐体部分)とを取り外した状態を示す斜視図である。図2において、1aは前記筐体1の下側基台、3は筐体1内に収容されており水と冷媒の熱とを熱交換するための水熱交換器、4は前記水熱交換器3に外部からの熱交換前の水を送るための入水側内部配管、5は前記水熱交換器3からの熱交換後の温水を外部に送るための出水側内部配管、6は前記入水側内部配管4を外部の貯水タンク(図示せず)からの入水側外部配管(図示せず)と接続するための例えば真鍮製の入水側接続金具、6aは前記入水側接続金具6に形成され入水側外部配管(図示せず)の端部を接続するための入水側外部接続口、6bは配管回路を手動で開閉するための弁棒、7は前記出水側内部配管5を外部の貯水タンク(図示せず)に繋がっている出水側外部配管(図示せず)と接続するための例えば真鍮製の出水側接続金具、7aは前記出水側接続金具7に形成され前記出水側外部配管(図示せず)の端部を接続するための出水側外部接続口、7bは配管回路を手動で開閉するための弁棒、8は前記入水側接続金具6及び出水側接続金具7がネジ9a,9bなどにより取り付けられる金属製の取付板である。
図2に示すように、前記取付板8は、ネジ10により前記下側基台1aに取付け固定されている。また、前記取付板8は、前記筐体1の側面に形成された開口部(図示せず)に対向するように配置され、その状態で、前記筐体1に固定される。具体的には、前記取付板8は、その4隅にそれぞれ形成された各孔11と、前記筐体1の開口部の外周縁部の前記各孔11に対応する各位置に形成された各孔(図示せず)とが例えばネジなどにより互いに締結されることにより、前記筐体1に対して、前記筐体1の開口部の大部分を塞ぐように、固定される。
また、図2に示すように、前記取付板8には、その略中央に2つの孔(図2では前記各接続金具6,7の存在により見えない)が形成されており、前記各接続金具6,7の一部(前記各内部配管4,5と接続される部分)がこれらの2つの孔にそれぞれ挿通されている。また、前記取付板8には、これらの2つの孔と前記取付板8の図示右側端部とを繋ぐ切り欠き8a,8bが、図示左右方向に延びるように、それぞれ形成されている。
前記取付板8に前記2つの切り欠き8a,8bを形成した理由は次のとおりである。すなわち、本実施例1において、入水側内部配管4、入水側接続金具6、出水側内部配管5、及び出水側接続金具7を筐体1に取り付ける際には、取り付け作業の容易化のため、入水側内部配管4と入水側接続金具6、及び、出水側内部配管5と出水側接続金具7をそれぞれロウ付けし一体化したものを取付板8に組み込むようにしているが、このような組み込みを行うためには、前記2つの切り欠き8a,8bが必要となるからである。なお、取付板8は筐体1外面と図示してない外部配管との距離をあけるため外面に張り出しているが、これにより外部配管への保温作業がしやすくなっている。
ところで、前述のように入水側内部配管4と入水側接続金具6、及び、出水側内部配管5と出水側接続金具7をそれぞれロウ付けし一体化したものを取付板8に組み込むために前記取付板8に切り欠き8a,8bが形成される結果、前記各接続金具6,7が取り付けられた前記取付板8が前記筐体1に固定された状態においては、必ず前記切り欠き8a,8bが前記筐体1の開口部の一部と対向することになる。その結果、前記筐体1の開口部の一部に隙間が生じてしまい、この隙間から外気が容易に筐体1内に侵入してしまうという問題が生じてしまう。
このような問題に対処するため、本実施例1においては、新たに、図3及び図4に示すような保温キャップ12を、この室外設置型の給湯機用ヒートポンプユニットに備えるようにした。図3は本実施例1に係る保温キャップ12を構成する2つの保温キャップ片13,14を説明するための斜視図、図4はこの各保温キャップ片13,14が本実施例1の前記各接続金具6,7の前記取付板8から外側に露出又は突出する突出部分(図2参照)に取り付けられた状態を示す斜視図で、図4(a)は下方の入水側接続金具6の前記突出部分にのみ図3の2つの保温キャップ片13,14が取り付けられた段階を示す図、図4(b)は上記(a)の段階からさらに進んで上方の出水側接続金具7の突出部分の下半分だけに保温キャップ片13が取り付けられた段階を示す図、図4(c)は上記(b)の段階からさらに進んで上方の出水側接続金具7の突出部分の上半分にも保温キャップ片14が取り付けられた段階を示す図である。
図3において、13,14は、前記各接続金具6,7の前記取付板8より外側(筐体1より外側)に露出又は突出している突出部分(図2参照)をその上方向及び下方向からそれぞれ覆うように、互いに重ね合わせられるように接続されることにより、一つの保温キャップ12を構成するものである。前記各保温キャップ片13,14は、例えば発泡スチロールなどの発泡材により形成されている。
図3及び図4において、13a,14aは、前記各保温キャップ片13,14が前記突出部分を覆うように互いに接続されたとき、前記各接続金具6,7(図2参照)の本体が収容される空洞部が形成されるように、前記接続時に互いに対向する面の略中央部分に形成された凹部である。また、13b,14bは、前記各保温キャップ片13,14が前記突出部分を覆うように互いに接続されたとき、前記各外部接続口6a,7aが挿通される(図4参照)開口部が形成されるように、前記接続時に互いに対向する端部に形成された切り欠き部である。また、13c,14cは、前記各保温キャップ片13,14が前記突出部分を覆うように互いに接続されたとき、前記各内部配管4,5が挿通される開口部が形成されるように、前記接続時に互いに対向する端部に形成された切り欠き部である。また、13d,14dは、前記各保温キャップ片13,14が前記突出部分を覆うように互いに接続されたとき、前記各手動用弁棒6b,7bが挿通される(図4参照)開口部が形成されるように、前記接続時に互いに対向する端部に形成された切り欠き部である。
また、図3及び図4において、13e,14eは、前記各保温キャップ片13,14が互いに重ね合わせられたとき互いの接続状態を保持できるように、互いに摩擦力が生じるように嵌め合わせ状態とする(図3の矢印α参照)ための突部及び凹部である。また、13f,14fも、前記各保温キャップ片13,14が互いに重ね合わせられたとき互いの接続状態を保持できるように、互いに摩擦力が生じるように嵌め合わせ状態とする(図3の矢印β参照)ための突部及び凹部である。
本実施例1では、前記各保温キャップ片13,14は、それらが前記突出部分(前記接続金具6,7の、前記取付板8から外側に露出又は突出している部分)を覆うように互いに接続されるときは、図3の矢印B及び矢印Cの方向にそれぞれ移動することにより、前記取付板8に対向又は接触するように配置される(図4参照)。そして、本実施例1では、前記各保温キャップ片13,14は、その前記取付板8に対向又は接触する対向面(図3の矢印B,C側の面)が、前記接続金具6,7の前記取付板8と対向する仮想の切断面の約2〜5倍以上の大きな面積となるように、形成されている
したがって、本実施例1においては、前記各保温キャップ片13,14が互いに接続されたときは、図4(b)などに示されるように、前記各保温キャップ片13,14が、前記突出部分を覆うだけでなく、前記取付板8の切り欠き8a,8b(図2参照)と筐体1の開口部とが対向することにより生じている隙間をも塞ぐようになる。すなわち、本実施例1において前記各保温キャップ片13,14が互いに接続されたときは、前記隙間は、前記各保温キャップ片13,14の前記取付板8の前記切り欠き8a,8b側に対向する突出片13g,14gなどにより外部と遮断される(図4参照)。
よって、本実施例1によれば、前記保温キャップ12を備えることにより、前記接続金具6,7中の前記突出部分が保温されるだけでなく、前記筐体1の開口部と前記取付板8の切り欠き8a,8bとが対向することにより生じる隙間、及びその他の隙間が塞がれるので、前記隙間から冷たい外気が筐体内に侵入して室外設置型ヒートポンプユニットの沸き上げ・水熱交換効率が低下してしまうことを防止できるようになる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は前記実施例として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能である。例えば、前記実施例1においては、前記各保温キャップ片13,14を発泡スチロールなどの発泡材により成形するようにしたが、本発明ではこれに限られるものではなく、他の様々な断熱性・保温性の高い素材により成形することが可能である。また、前記実施例1においては、空気を熱源としてこれから取り出した熱を利用して水を熱交換する給湯機用ヒートポンプユニットを例に説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば地熱などのような様々な熱源からの熱を利用して水などの流体を熱交換する室外設置型ヒートポンプユニットにも適用可能である。また、前記実施例1においては、貯水タンクからの水を熱交換するために使用される室外設置型ヒートポンプユニットに本発明を適用した例について説明したが、本発明は、例えば暖房用放熱器(ファンコイルユニットに限らず床暖房用放熱器などをも含む)からの水を熱交換するために使用される室外設置型ヒートポンプユニットなどにも適用できることは勿論である。
1 筐体
1a 下側基台
2 カバー
3 水熱交換器
4 入水側内部配管
5 出水側内部配管
6 入水側接続金具
6a 入水側外部接続口
7 出水側接続金具
7a 出水側外部接続口
8 取付板
8a,8b 切り欠き
9a,9b,10 ネジ
11 孔
12 保温キャップ
13,14 保温キャップ片
13g,14g 突出片

Claims (4)

  1. 屋外などの室外に設置され、外部の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器から送られた水を熱交換して温水にするための熱交換器を収容した室外設置型ヒートポンプユニットであって、
    前記熱交換器を収容し、後記の配管接続金具を配置するための開口部を備えた筐体と、
    前記筐体外の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための外部配管と、前記筐体内の熱交換器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための内部配管とを、それぞれ互いに接続する配管接続金具と、
    前記配管接続金具を自らの切り欠き内又はこの切り欠きと連通した孔内に配置した状態で自らに固定し、自らが前記筐体の開口部の少なくとも大部分を覆うように、自らの外周又はその近傍部分が前記筐体の開口部の外周縁部又はその近傍部分に固定される取付板であって、前記配管接続金具の前記内部配管と接続される内部接続口及びその周辺部分が前記筐体の内側に配置され、前記配管接続金具の前記外部配管と接続される外部接続口及びその周辺部分が前記筐体の外側に配置され突出されるように、前記配管接続金具を前記筐体の開口部に配置するための取付板と、
    前記配管接続金具の前記取付板よりも外側に露出又は突出する部分を覆い、且つ、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間を外部に対して塞ぐようなサイズ及び形状に形成された保温キャップと、
    を備えたことを特徴とする室外設置型ヒートポンプユニット。
  2. 請求項1において、前記保温キャップは、前記露出又は突出する部分に対して2つの方向から取り付けられるような2つの保温キャップ片に分割されており、その各分割された保温キャップ片には、それぞれ、それらが互いに前記2つの方向から取り付けられたとき前記露出又は突出する部分が収容される空洞部を形成可能な凹部が形成されている、ことを特徴とする室外設置型ヒートポンプユニット。
  3. 室外設置型ヒートポンプユニットの筐体開口部に配置される配管接続金具を保温するための配管接続金具用保温キャップであって、
    屋外などの室外に設置され、外部の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器から送られた水を熱交換して温水にするための熱交換器を収容した室外設置型ヒートポンプユニットの筐体の開口部に配置され、前記筐体外の貯水タンク及び/又は暖房用放熱器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための外部配管と、前記筐体内の熱交換器との間で熱交換前の水及び熱交換後の温水をそれぞれ移動させるための内部配管とを、それぞれ互いに接続する配管接続金具を、外気に対して保温するために用いられ、
    前記筐体の開口部の少なくとも大部分を覆うように前記筐体に固定される取付板の切り欠き内又はこの切り欠きと連通した孔内に配置された状態で前記取付板に固定され、前記内部配管と接続される内部接続口及びその周辺部分が前記筐体の内側に配置され、前記外部配管と接続される外部接続口及びその周辺部分が前記筐体の外側に配置され突出されるように、前記取付板に固定された状態で前記筐体の開口部に配置される配管接続金具の、前記取付板よりも外側に露出又は突出する部分を保温するために、前記露出又は突出する部分に取り付けられ、
    前記露出又は突出する部分を覆い、且つ、前記筐体の前記配管接続金具が配置される開口部の一部から成る隙間であって前記露出又は突出する部分の近傍の隙間を外部に対して塞ぐようなサイズ及び形状に形成されて成ることを特徴とする、配管接続金具用保温キャップ。
  4. 請求項3の配管接続金具用保温キャップであって、
    前記露出又は突出する部分に対して2つの方向から取り付けられるような2つの保温キャップ片から成り、前記各保温キャップ片には、それぞれ、それらが互いに前記2つの方向から取り付けられたとき前記露出又は突出する部分が収容される空洞部を形成可能な凹部が形成されていることを特徴とする、配管接続金具用保温キャップ。
JP2012084011A 2012-04-02 2012-04-02 室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ Pending JP2013213618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012084011A JP2013213618A (ja) 2012-04-02 2012-04-02 室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012084011A JP2013213618A (ja) 2012-04-02 2012-04-02 室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013213618A true JP2013213618A (ja) 2013-10-17

Family

ID=49587059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012084011A Pending JP2013213618A (ja) 2012-04-02 2012-04-02 室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013213618A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017096544A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 株式会社コロナ ヒートポンプ装置
JPWO2016181451A1 (ja) * 2015-05-11 2017-08-31 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016181451A1 (ja) * 2015-05-11 2017-08-31 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
JP2017096544A (ja) * 2015-11-20 2017-06-01 株式会社コロナ ヒートポンプ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4211786B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4745269B2 (ja) 貯湯式給湯機の貯湯タンクユニット
RU2541434C2 (ru) Внутренний блок кондиционера воздуха
JP2007085656A (ja) 貯湯式給湯機
JP6128331B2 (ja) 温水暖房装置
WO2004106811A1 (fr) Conditionneur d'air monobloc
JP2011094925A (ja) 貯湯タンクユニット
JP2013213618A (ja) 室外設置型ヒートポンプユニット及びその配管接続金具用保温キャップ
JP2011149580A (ja) 貯湯タンク
CN214726539U (zh) 一种3d打印机恒温隔热机壳
JP2007212062A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP2014016112A (ja) ヒートポンプ温水暖房装置
JP2012184865A (ja) 給湯システム
JP2012247162A (ja) ヒートポンプ温水暖房装置
JP5246041B2 (ja) 温水暖房装置
JP5594156B2 (ja) 床暖房ユニット
JP7257799B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP2009257661A (ja) 温水暖房装置
JP5786135B2 (ja) ヒートポンプ温水暖房装置
KR101602230B1 (ko) 교환시에 설치가 용이한 보일러에 연결되는 난방 분배기
JP2006349321A (ja) 貯湯タンク
JP2019148363A (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP6500207B2 (ja) 貯湯タンクユニットおよびそれを備えた給湯装置
JP5348731B2 (ja) 冷凍機ユニット
KR101367178B1 (ko) 열손실 최적형 공기조화기