JP2013212512A - 超音波接合用チップ - Google Patents

超音波接合用チップ Download PDF

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三樹 森
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隆博 相澤
Eiki Kashiwazaki
永記 柏崎
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彩 渡瀬
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Abstract

【課題】 貼りつきを抑制する超音波接合用チップを提供する。
【解決手段】 取り付け部5aと、一方の端部が前記取り付け部5aと連続して形成され
、略L字形状の振動伝達部5bと、前記振動伝達部5bの他方の端部と連続して形成され
、前記取り付け部5aに加わる荷重方向Kに対して偏心するように設けられている当接部
5cと、を有し、前記当接部5cの荷重方向K側の端部である第1端部T1と、前記第1
端部T1と対向する側の端部である第2端部T2は曲面を有しており、前記第1端部T1
の曲率をR1、前記第2端部T2の曲率をR2とした場合、R1<R2となるように形成
されていることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、超音波接合用チップに関する。
超音波接合装置は、一般的に対象物に対して超音波接合を行うためのチップを当接する
際、荷重方向上にそれぞれが配置されるようにし、超音波接合を行う。しかし、チップと
対象物に対して荷重方向上にそれぞれを配置して接続を行うことが困難な場合があるため
、その場合は、荷重方向に対して対象物に当接する接触部が偏心したチップを用いること
がある。
特開2005−177812号公報
従来の荷重方向と対象物と当接する接触部が偏心したチップを用いて超音波接合を行っ
た場合、特に拘束されている対象物を接合する場合、接触部の端部が対象物に対して応力
が過剰に加わってしまうため、変形が大きくなり、チップが対象物に貼りついてしまうと
いう課題がでてきた。
そこで本発明では、貼りつきを抑制する超音波接合用チップの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の超音波接合用チップは、取り付け部と、一方の
端部が取り付け部と連続して形成され、略L字形状の振動伝達部と、振動伝達部の他方の
端部と連続して形成され、取り付け部に加わる荷重方向に対して偏心するように設けられ
ている当接部と、を有し、当接部の荷重方向側の端部である第1端部と、第1端部と対向
する側の端部である第2端部は曲面を有しており、第1端部の曲率をR1、第2端部の曲
率をR2とした場合、R1<R2となるように形成されていることを特徴としている。
実施形態に係る超音波接合装置を示す図。 実施形態に係る超音波接合装用チップを示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のチップを方向Hから見た要部拡大断面図。 超音波接合用チップ形状と応力の関係を示すシミュレーション図。 他の実施形態に係る超音波接合用チップを示す要部拡大断面図。 実施形態に係る超音波接合用チップにより接合する対象物を示す斜視図。 実施形態に係る超音波接合用チップにより対象物を接合する方法を示す断面図。 実施形態に係る超音波接合用チップにより対象物を接合する他の方法を示す斜視図。
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ
符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る超音波接合装置を示す図である。また、図2は実施形態に係る
超音波接合装置のチップを示すブロック図であり、図2(a)は断面図、図2(b)は(
a)のチップを方向Hから見た要部拡大断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る超音波接合装置1は、ホーン3と、加圧部4と、
チップ5と、アンビル6と、台座7とから構成されている。
ホーン3は、超音波振動を発生させる振動子2が設けられており、端部がテーパ形状と
なるように形成されている。なお、本実施形態では端部がテーパ形状となるように形成さ
れているが、これに限られることはなく例えば柱状形状でもよい。
加圧部4は、荷重方向Kとなるように加圧を行っており、ホーン3の端部と接続して設
けられている。また、加圧部4の端部はチップ5と接続するために螺旋状の溝が形成され
ている。
チップ5は、加圧部4の端部に設けられており、対象物に当接させ、超音波振動を対象
物に伝達させ、超音波接合を行っている。そして、炭素工具鋼から形成されている。図2
(a)を用いてより詳しく説明すると、チップ5は取り付け部5aと、振動伝達部5bと
、当接部5cとが一体となって構成されている。
取り付け部5aは、加圧部4へと取り付けるための部分である。取り付け部5aは、荷
重方向K側から順に、テーパ形状の嵌合部と螺旋状の溝とが形成されている。加圧部4に
取り付ける際には、テーパ形状の嵌合部を内部と螺旋状の溝の少なくとも一部が挿入され
るように、圧力をかけて挿入して設ける。そして、チップ5の取り外しを行う際に回転さ
せて取り外しを行っている。なお、本実施形態では加圧部4とチップ5はテーパ形状の嵌
合部と螺旋状の溝を嵌合させて取り付けているが、これに限られることはなく取り付ける
ことが可能であればどのような構造でも方法でもよい。
振動伝達部5bは、略L字形状に形成されており、振動伝達部5bの一部は取り付け部
5aと接続し荷重方向K上にある。そして、振動伝達部5bの一部は荷重方向Kに対して
垂直に交わるように設けられ、当接部5cが端部に設けられている。また、荷重方向K上
にある振動伝達部5bの一部は、断面がテーパ形状となっており、荷重方向Kの方向に進
むにつれて幅が狭くなるように形成されている。なお、本実施形態では断面がテーパ形状
となっているが、これに限られることはなく、例えば柱状形状であってもよい。
振動伝達部5bは、振動伝達部5bの取り付け部5aと接続している端部とは異なる他
方の端部を、図2(a)の方向Hから振動伝達部5bを見た場合、図2(b)に示すよう
に、端部の形状が長方形となるように形成されている。なお、本実施形態では長方形とな
るように形成されているがこれに限られることはなく、例えば正方形や曲面を有する形状
であってもよい。
当接部5cは、図2(a)に示すように振動伝達部5bの端部に接して設けられており
、荷重方向Kに対して垂直に交わる方向に沿って配置されている。そして、当接部5cは
、荷重方向Kに対して偏心した位置に設けられている。
また、当接部5cの端部は曲面形状に形成され、荷重方向K側の端部である第1端部T
1と、第1端部T1と対向する側の端部である第2端部T2を有している。そして、第1
端部T1の曲率をR1、第2端部T2の曲率をR2とした場合、R1<R2となるように
形成されている。
このように形成することにより、例えば荷重方向Kからチップ5の端部側にいくにつれ
て拘束が強くなる対象物を接合する場合、対象物に対して応力が過剰に加わることを抑制
することが可能となる。その結果、大きな変形を抑制することができ、チップ5が対象物
に貼りつくことを抑制することができる。
実際に、荷重方向K側の端部である第1端部T1と、端部T1と対向する側の端部であ
る第2端部T2の曲率をR1<R2となるように形成した場合のシミュレーション結果を
図3用いて説明する。
対象物は、対象物の幅N1が6mm、対象物の深さN2が2.2mmであり、当接部5
cとの摩擦係数を0.3としている。
図3(a)は、第1端部T1の曲率R1、第2端部T2の曲率R2が、R1=R2=0
.5となるようにチップが形成されたものを用いており、図3(b)は、R1=0.5<
R2=2となるようにチップ形成されたものを用いている。そして、それぞれのシミュレ
ーション結果は、対象物に対してそれぞれのチップを0.5mm押し込んだ際の応力分布
を示した結果である。
また、第1,第2端部T1,T2の曲率R1,R2が、R1=R2=0.5となるチッ
プを用いた際、第1端部T1が対象物に対してチップ押し込むことにより力が加わった部
分を第1応力部O1とし、第2端部T2が対象物に対して押し込むことにより力が加わっ
た部分を第2応力部O2としている。そして、第1,第2端部T1,T2の曲率R1,R
2が、R1=0.5<R2=2となるチップを用いた際、第1端部T1が対象物に対して
チップ押し込むことにより力が加わった部分を第3応力部O3と、第2端部T2が対象物
に対して押し込むことにより力が加わった部分を第4応力部O4としている。
図3(a)に示すように、第1応力部O1は約90MPaの応力が加わっており、第2
応力部O2は約100MPaの応力が加わっていることが分かる。すなわち、第1応力部
O1よりも第2応力部O2の方が高い応力が加わっていることが分かる。図3(b)では
、第3応力部O3は約65MPaの応力が加わっており、第4応力部O4は約46MPa
の応力が加わっていることが分かる。すなわち、第3応力部O3の方が第4応力部O4よ
りも高い応力が加わっていることが分かる。
このことから、チップの第1端部T1の曲率R1、第2端部T2の曲率R2を、R1=
R2とした場合、厚みが均一な対象物に対して第2端部T2の方が高い応力が加わってい
るため、第2端部T2により拘束が強い対象物を接合する場合、第2端部T2と当接する
対象物に対して第1端部T1よりも応力が過剰に加わる。しかし、チップの第1端部T1
の曲率R1、第2端部T2の曲率R2を、R1<R2とした場合、対象物に対して第2端
部T2の方が第1端部T1よりも応力が低いため、第2端部T2の拘束が強くなる対象物
を接合する場合、チップがR1=R2に形成された場合よりも応力が過剰に加わることを
抑制できることができる。
当接部5cは、図2(a)の方向Hから見た場合、図2(b)に示すように、第1端部
T1、第2端部T2に対して垂直方向に設けられている端部の形状が長方形となるように
形成されている。なお、本実施形態では長方形となるように形成されているがこれに限ら
れることはなく、例えば正方形や曲面を有する形状であってもよい。
曲面を有する形状にした場合は、図4に示すように、当接部5cの第1端部T1、第2
端部T2に対して垂直方向に設けられている端部の形状が曲面を有する形状にするとよい
。そして、対象物の拘束が弱い側の端部である第3端部T3の曲率をR3とし、対象物の
拘束が強い側の端部である第4端部T4の曲率をR4としたとき、R3<R4となるよう
に形成するとよい。
このように形成することにより、例えば第2,第4端部T2,T4側が拘束が強くなる
対象物を接合する場合、対象物に対して圧力が過剰に加わることを抑制することが可能と
なる。その結果、不均一な変形を抑制することができ、チップ5が対象物に貼りつくこと
を抑制することが出来る。なお、本実施形態では全ての端部に曲面を有する形状であるが
、これに限られることはなく、第3,第4端部T3,T4だけ曲面を有する形状にしても
よい。
また、当接部5cは、クロスハッチのパターンが形成されている。そして、当接部5c
の中心部分のクロスハッチのパターンピッチが狭く、周囲になるにつれてパターンピッチ
が広くなるように形成されている。なお、当接部5の中央部分は第1,第2,第3,第4
端面T1,T2,T3,T4の対角線が交わる領域近傍のことであり、周囲は第1,第2
,第3,第4端面T1,T2,T3,T4が形成されている領域近傍のことである。
また、当接部5cの中心のクロスハッチの深さは、中心が浅く、周囲になるにつれてパ
ターンピッチが深くなるように形成されている。
接合時に、当接部5cの中心部分と当接部5cの周囲の対象物の変形を観察すると、中
心部分の変形量より、周囲の変形量の方が大きいことから、当接部5cの中心部分のクロ
スハッチのパターンピッチを狭くし、周囲になるにつれてパターンピッチを広くすること
により、接合後にチップ5が対象物に貼りつき難くなる。そして、当接部5cの中心部分
のクロスハッチのパターンの深さは、中心部分が浅くなるように形成し、周囲になるにつ
れて深く形成されている方が、チップ5に対象物が貼りつき難くなる。
本実施形態では、当接部5cは、中心部分のクロスハッチのパターンピッチが0.8m
mとなるように形成され、周囲になるにつれてクロスハッチのパターンピッチが1.2m
mとなるように形成されている。
実際に、クロスハッチの深さが0.6mmのもの(A)と、クロスハッチのパターンピ
ッチが0.8mmでクロスハッチの深さが0.6mmのもの(B)を用意し、接合を繰返
すと(A)の方が貼りつき頻度が低い結果を得た。
また、クロスハッチのパターンピッチが1.2mmのピッチで、中心部分のクロスハッ
チの深さが0.45mmであり、周囲になるにつれてクロスハッチの深さが0.6mmの
もの(C)と、クロスハッチのパターンピッチが1.2mmであり、クロスハッチ深さが
0.45mmのもの(D)を用いた場合、(C)の方が貼りつき頻度が低い結果を得た。
アンビル6は、アンビル6を支持するための台座7上に設けられており、対象物を載置
し、支持する部分である。また、超音波接合を行っている際に対象物を固定しやすくする
ために、表面が凹凸状になるように設けられている。なお、本実施形態ではアンビル6の
表面が凹凸状になるように設けられているがこれに限られることはなく、対象物を固定す
ることが出来れば凹凸が形成されていなくてもよい。
次に、本実施形態のチップ5を用いて対象物を接合する接合方法について図を用いて説
明する。対象物としては、図5に示す二次電池を例示する。例示する二次電池10は、コ
イル11、挟持板12、リード13、キャップ14を有している。
コイル11は、例えばアルミ等の導電性の金属から形成された薄膜を用いており、薄膜
を楕円状に捲回した構造となっている。また、薄膜の表面には電極材料が塗布され、捲回
方向に対して垂直方向の端部周縁は金属が露出するように設けられている。また、金属が
露出している部分がタブ11aであり、挟持板12と電気的な接続をおこなうことにより
、電力の授受をおこなっている。また、タブ11aは中央部から分けて複数の挟持板12
により束ねられている。また、タブ11aの金属薄膜の厚みは約0.01mmとなるよう
に形成されているがこれに限られることはない。
挟持板12は、超音波接合を行う前に、複数の金属薄膜を仮固定し、タブ11aとリー
ド13との超音波接合をおこないやすくするために設けられるものである。挟持板12は
、リード13とタブ11aを接合させる位置に適宜設けられ、タブ11aの端部を覆い、
挟持するように設けられている。また、挟持板12は、例えばアルミ等の導電性の金属材
料から形成されており、厚みが0.3mmとなるように形成されている。なお、例示して
いる厚みはこれに限られることはない。
リード13は、略L字形状に形成され、両端部は挟持板12とキャップ14に電気的に
接続するように設けられている。また、リード12は図示しない筐体内でコイルを支持す
る役割もはたしている。リード13の材質としては、例えばアルミ等の導電性の金属から
形成されており、挟持板12と接する面から対向する面までの厚みが2mmとなるように
設けられているが、これに限られることはない。
また、タブ11aの金属薄膜の厚みをB1とし、挟持板12の厚みをB2とし、リード
13の厚みをB3とした場合、B3>B2>B1となるように設けるとよい。そして、タ
ブ11aの金属薄膜の硬さをC1とし、挟持板12の硬さをC2とし、リード13の硬さ
をC3とした場合、C1≦C2≦C3となるように設けるとよい。このような構成にする
ことにより、タブ11aと挟持板12、リード13の接合強度を高くすることが可能とな
る。
また、挟持板12のビッカース硬さ(HV)は約30以上〜約50以下となるような材
質を選択するとよい。約30(HV)未満の硬さにした場合、超音波接合を行う際に柔ら
かすぎて変形が大きくなってしまい、チップ5に貼り付いてしまう。約50(HV)より
硬くした場合、硬すぎて接続不良を起こしてしまうためである。
更に、挟持板12とリード13の材質を同じにするとよい。例えばH24材を用いた場
合、適度な硬さで挟持板12とリード13が接合される際に同じように変形するため、接
合強度を増加させることが出来る。
キャップ14は、図示しない直方体形状の筐体の開口部を塞ぎ、密閉するためのもので
ある。キャップ14は、両端部に複数のリード13が設けられ、外部と電気の授受をおこ
なうための複数の外部電極14aと、二次電池10内の気圧が高まった際に気圧を低下さ
せるための安全弁が設けられている。
次に、このような二次電池10のタブ11a、挟持板12、リード13を、チップ5を
用いて接続する方法について図6を用いて説明する。
図6(a)に示すように、コイル11のタブ11aを2つに束ねるようにそれぞれ挟持
板12により挟持し、向き合うタブ11a側とは対向する側にリード13をそれぞれ配置
する。そして、アンビル6とリード13が接するように配置する。
次に、図6(b)に示すように、チップ5の当接部5cが設けられている振動伝達部5
bの端部を、向き合うタブ11aの間に挿入する。そして、アンビル6上に接している側
であり、向き合うタブ11aの挟持板12上へとチップ5の当接部5cを当接させ、超音
波振動を与え、タブ11a、挟持板12、リード13を接合させる。また、超音波振動は
、当接部5cが偏心しているため、荷重方向Kに対して垂直方向(方向Y1)に超音波振
動が伝達される。
なお、図6(b)で例示した接続方法では、タブ11aの拘束が弱い方向から強い方向
、また拘束強い方向から拘束が弱い方向へと超音波振動を加えて接続しているが、これに
限られることはなく、例えば図7に示すようにタブ11aの周縁方向(方向Y2)に沿っ
て超音波振動を伝達させてもよい。
このようにタブ11aの周縁方向に沿って超音波振動を伝達させることにより、タブ1
1aがずれにくいため、振動によるタブずれを抑制することが可能となる。
以上、本実施形態では、チップ5は、取り付け部5aと、一方の端部が取り付け部5a
と連続して形成され略L字形状の振動伝達部5bと、振動伝達部5bの他方の端部と連続
して形成され、取り付け部5aへと加わる荷重方向に対して偏心するように設けられてい
る当接部5cとを有している。そして、当接部5cの荷重方向側の端部である第1端部T
1と、第1端部T1と対向する側の端部である第2端部T2は曲面を有しており、第1端
部T1の曲率をR1、第2端部T2の曲率をR2とした場合、R1<R2となるように形
成されている。
このように形成することにより、拘束が強い対象物に対して超音波接続を行った際に貼
りつきを抑制することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したも
のであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その
他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範
囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含ま
れる。
1…超音波接合装置
2…振動子
3…ホーン
4…加圧部
5…チップ
5a…取り付け部
5b…振動伝達部
5c…当接部
6…アンビル
7…台座
10…二次電池
11…コイル
11a…タブ
12…挟持板
13…リード
14…キャップ
14a…外部電極
14b…安全弁
K…荷重方向
H…方向
T1…第1端部
T2…第2端部
T3…第3端部
T4…第4端部
O1…第1応力部
O2…第2応力部
O3…第3応力部
O4…第4応力部
Y1,Y2…振動方向

Claims (4)

  1. 取り付け部と、
    一方の端部が前記取り付け部と連続して形成され、略L字形状の振動伝達部と、
    前記振動伝達部の他方の端部と連続して形成され、前記取り付け部に加わる荷重方向に
    対して偏心するように設けられている当接部と、
    を有し、
    前記当接部の荷重方向側の端部である第1端部と、前記第1端部と対向する側の端部で
    ある第2端部は曲面を有しており、前記第1端部の曲率をR1、前記第2端部の曲率をR
    2とした場合、R1<R2となるように形成されていることを特徴とする超音波接合用チ
    ップ。
  2. 前記当接部は、前記第1端部と前記第2端部に対して垂直方向に設けられ、曲面が形成
    されている第3端部と第4端部とを有し、
    前記第3端部は接合をおこなう対象物の拘束が弱い側の端部であり、
    前記第4端部は前記対象物の拘束が強い側の端部であり、
    前記第3端部の曲率をR3とし、前記第4端部の曲率をR4としたとき、R3<R4と
    なるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音波接合用チップ。
  3. 前記当接部には溝が形成されており、前記溝は前記当接部の中央部分から前記当接部の
    周囲になるに従って深くなるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の超音波接合用チップ。
  4. 前記当接部の前記溝は、前記当接部の中央部分から前記当接部の周囲になるに従ってピ
    ッチが広くなるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の超
    音波接合用チップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024043192A1 (ja) * 2022-08-22 2024-02-29 株式会社Link-Us ホーンチップ及び超音波接合装置

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WO2024043192A1 (ja) * 2022-08-22 2024-02-29 株式会社Link-Us ホーンチップ及び超音波接合装置

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