JP2013212302A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の複雑化をも抑制しつつ、新しい発光パターンを実現して、遊技機における新しい装飾態様の実現を可能とする装飾体を有する可動装飾装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】発光体43は、該発光体43から発せられた光の少なくとも一部が可動部材42の回転面方向に沿って可動部材42の回転軸から離れる方向に向かうとともに可動部材42の回転に応じて該可動部材42の少なくとも一部を通過するように配置されており、可動部材42は、該可動部材42の所定位置に、可動部材42の回転半径方向に沿った方向を斜めに横切る面を少なくとも一部に形成してなる傾斜面部を備えており、可動部材42の回転に応じて、傾斜面部が、発光体43から発せられた光の少なくとも一部の進路に交差するとともに該進路の交差した光の少なくとも一部を反射して反射光を形成させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、装飾体を有する可動装飾装置を備えた遊技機に関する。
パチンコ機などの遊技機には、遊技の演出を高めるため、様々な形状の装飾体などといった様々な飾り部材を有する可動装飾装置が遊技盤に取り付けられている。可動装飾装置は、適宜、遊技盤に対して揺動可能に設けられているものが提案されている。このとき、可動装飾装置の揺動は、上下左右の動作のほか、所定の位置を軸とした回転動作などで適宜実現される。このような可動装飾装置によれば、装飾体などの飾り部材と揺動動作とがあいまって遊技機における遊技の演出性が高められる。
さて、装飾体についてみるに、回転など様々な駆動状態を形成可能な部材を有するものや、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や白熱電球などの発光体を設けて発光部を形成したものが知られている。装飾体に対しては、遊技の演出の高度化に伴い、遊技の演出をよりインパクトのあるものとすることができ、遊技者の遊技機への興味を引き寄せる効果を得ることができるようなものが要請されている。そこで、装飾体として、発光部を回転可能に構成した可動部材を有するものが提案されている。
特許文献1には、LEDを光源として実装した基板をモータで回転駆動する光源回転装置が記載されている。光源回転装置は、光源を搭載した基板を回転させることで、遊技の演出として光源回転装置の新しい発光パターンを実現して、遊技機に新しい装飾態様を実現しようとするものである。光源回転装置は、2種類のコイルによる電磁誘導にて光源への電力供給を行うことにより、電力供給源と光源とを配線で繋ぐことなく光源の発光を行うように構成されている。
特開2004−313400号公報
しかしながら、特許文献1の光源回転装置は、光源や電子部品の搭載された基板自体を回転させることを必須とするものであることから、回転時の振動等により電子部品自体の損傷が生じやすくなる虞がある。しかも、光源回転装置では、その回転時においても光源や基板への電力供給を維持するべく電磁誘導を生じさせる機構を備えることが必須とされる。すなわち、光源回転装置では、複数のコイルや各種電子部品を組み合わせた構造を構築して電磁誘導を生じさせる機構を形成することが必要とされるのである。したがって、この光源回転装置では、電子部品の設置数が増大してその構造が複雑化するうえ、装置重量も増加してしまう虞が大きくなる。
本発明は、装飾体を備えた可動装飾装置を遊技盤に対して回転可能に取り付けられた遊技機として、電子部品自体を回転駆動させる必要性を抑制し更に電子部品の設置数の増加を抑制するとともに構造の複雑化をも抑制しつつ、新しい発光パターンを実現して、遊技機における新しい装飾態様の実現を可能とする装飾体を備えた可動装飾装置を取り付けられた遊技機を提供すること、を目的とする。
本発明は、(1)装飾体を有する可動装飾装置を備えた遊技機であって、
装飾体は、発光体を設けたベース部材に対して回転可能に軸支された可動部材を備えており、
発光体は、該発光体から発せられた光の少なくとも一部が可動部材の回転面方向に沿って可動部材の回転軸から離れる方向に向かうとともに可動部材の回転に応じて該可動部材の少なくとも一部を通過するように配置されており、
可動部材は、該可動部材の所定位置に、可動部材の回転半径方向に沿った方向を斜めに横切る面を少なくとも一部に形成してなる傾斜面部を備えており、
可動部材の回転に応じて、傾斜面部が、発光体から発せられた光の少なくとも一部の進路に交差するとともに該進路の交差した光の少なくとも一部を反射して反射光を形成させる、ことを特徴とする遊技機、
(2)可動部材は、該可動部材の裏面側でベース部材に軸支されており、
傾斜面部は、反射光の進行方向を可動部材の前面側に向かわせるように構成されており、
可動部材は、傾斜面部の前方に反射光を拡散させる光拡散構造を設けている、請求項1に記載の遊技機、
(3)ベース部材には複数の発光体が設けられており、
発光体は、可動部材の回転軸の周囲を取り囲むように配置されている、請求項1または2に記載の遊技機、
(4)傾斜面部は、可動部材の外縁に沿った所定の部分であり且つ可動部材のうち該可動部材の回転軸から最も遠い遠端位置を含む部分で形成される遠端縁部に、少なくとも形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機、を要旨とする。
なお、本発明においては、(5)傾斜面部をなす面の法線と発光体から発せられた光の進行方向とがなす角度として定められる入射角度が全反射角度よりも大きい、上記(1)から(4)のいずれかに記載の遊技機、
(6)発光体が、可動部材の傾斜面部に対して前後方向の位置を揃えて配置され、且つ、可動部材の回転に伴って傾斜面部の通る領域よりも可動部材の回転軸に近い位置に配置されている、上記(1)から(5)のいずれかに記載の遊技機、
(7)可動部材は、中心飾り部と外延飾り部とを備えてなり、
中心飾り部は、可動部材の裏面側に凹部を形成するとともに、該凹部の中央に可動部材の回転軸をなす軸部を突設しており、
外延飾り部は、光透過性を有するとともに中心飾り部の外周端位置を基端として可動部材の回転軸から離れていく方向に向かって拡がる面部を形成し、前記基端側の端面を可動部材の凹部側に向けて露出させ、前記面部の外端縁に沿って傾斜面部を形成しており、
ベース部材は、軸部に向かい合う位置に軸部と嵌まり合う軸受けを設けており、軸受けの周囲に発光体を該基端に対して前後方向の位置を揃えて設けており、
且つ、発光体の発光面が、可動部材の回転に応じて外延飾り部の基端に向き合う、上記(1)から(6)のいずれかに記載の遊技機、
(8)発光体から発せられた光の少なくとも一部の進路が、外延飾り部の基端から外延飾り部の内部を通って傾斜面部に到る進路となっている、上記(7)に記載の遊技機、
(9)遠端縁部は、可動部材の回転半径方向に沿って外側方向に向かって突出した曲線状の輪郭を呈しており、遠端縁部の遠端位置での曲率半径が、可動部材の回転軸と遠端位置までの距離よりも小さい、上記(4)に記載の遊技機、とされていてもよい。
本発明によれば、電子部品自体を回転駆動させる必要性を抑制し更に電子部品の設置数の増加を抑制するとともに構造の複雑化をも抑制しつつ、新しい発光パターンを実現して、遊技機における新しい装飾態様の実現を可能とする装飾体を有する可動装飾装置を備えた遊技機を得ることができる。
本発明の遊技機の実施例の1つを示す概略正面図である。 本発明の遊技機に取り付けられる遊技盤の実施例の1つを示す概略正面図である。 本発明の遊技機に取り付けられる遊技盤の実施例の1つを示す概略分解斜視図である。 図4Aは、本発明の遊技機に取り付けられる可動装飾装置の実施例の1つを示す概略前方斜視図である。図4Bは、本発明の遊技機に取り付けられる可動装飾装置の実施例の1つを示す概略後方斜視図である。 図5Aは、装飾体のベース部材を模式的に示す概略正面模式図である。図5Bは、ベース部材からセンターケーシング片を取り外したものを正面から見た状態を模式的に示す概略正面模式図である。図5Cは、図5Bについて下方向から見た状態を模式的に示す概略底面模式図である。 装飾体の1例を示す概略分解斜視模式図である。 図7Aは、装飾体の可動部材を模式的に示す概略正面模式図である。図7Bは、装飾体の可動部材を模式的に示す概略底面模式図である。図7Cは、装飾体の可動部材を模式的に示す概略背面模式図である。 装飾体における可動部材と基板とを抜き出すとともに可動部材と基板の位置関係を模式的に示す図であって図7AのI−I線断面に相当する断面の概略状態を模式的に示す概略断面模式図である。 図9Aは、可動部材の中心飾り部と外延飾り部の領域区分を説明する可動部材の概略背面模式図である。図9Bは、可動部材の外延飾り部の面部の構成を模式的に示す可動部材の概略背面模式図である。 縦断線及び横断線を模式的に説明する説明図である。 図11Aは、傾斜面部における光の入射と反射を説明する説明図である。図11B、図11Cは、いずれも傾斜面部の1例について法線を説明する説明図である。 本発明の遊技機に取り付けられる可動装飾装置の実施例の1つについて、前ベースケーシング片の一部を破断させた状態を模式的に示す部分破断概略正面模式図である。 装飾体の1例について部分的に分解した状態を示す概略部分分解底面模式図である。 図14Aは、装飾体における可動部材と基板とを抜き出して可動部材の背面側から見た模式図であり、可動部材の回転半径方向と基板に設けられた発光体の関係についての1例を模式的に示す図である。図14Bは、装飾体における可動部材と基板とを抜き出して可動部材の背面側から見た模式図であり、可動部材の回転半径方向と基板に設けられた発光体の関係についての他の1例を模式的に示す図である。
本発明の実施形態の1つを図面に基づき詳細に説明する。
本明細書において、遊技機1の前側、後側は、図1,図2,図3からも明らかなように、遊技機1を正面から見た場合のそれぞれ正面側(前面側)、裏面側(後面側)(背面側)を示し、遊技機1に関する上下左右側は、遊技機1を正面に見てそれぞれ上側、下側(底側)、左側及び右側を示すものとする。後述する遊技盤3、可動装飾装置や装飾体等の前後上下左右は、それぞれ遊技機1の前後上下左右に揃えられているものとする。
(遊技機1)
遊技機1は、縦長方形の中枠と外枠を備えるとともに、中枠を外枠に開口前面側に開閉自在に収容しており、中枠は、その内側に遊技盤保持空間を形成するとともに遊技盤保持空間に遊技盤3を保持する。
中枠の前面側には、前後方向に開口した前枠4が装着され、その前枠4の直下位置に下球皿6、打球発射装置7等が装着されている。中枠の後面側には、保護カバーが、中枠に開閉自在に装着されている。保護カバーは、遊技盤3を遊技機1裏面側から覆う。
前枠4には、その開口位置後方側にガラス材が取り付けられて窓部が形成されており、遊技盤3を装着した中枠に対して前枠4が装着されると、ガラス材を取り付けられた前枠4は、遊技盤3を視認可能に覆って、遊技盤3前面を保護する。また、前枠4をなす枠体前面側の下部位置には、意匠を施された上球皿5が設けられて、前枠4の枠体とともに中枠に対して横開き状態で開閉可能に組み付け整合されている。
(遊技盤3)
遊技盤3は、図2に示すように、中枠の遊技盤保持空間の形状に整合するような形状に形成されており、すなわち略正面正方形状の外形輪郭形状を呈している。遊技盤3は、遊技板10を有し、遊技板10の前面に、打球発射装置7に連なり遊技球を案内する略円形状の案内レール11が設けられている。遊技板10の前面における案内レール11で囲まれた所定の領域が遊技領域(図2において、遊技領域P)を形成する。
遊技板10には、図1から図3に示すように、遊技盤3の遊技領域Pの中央部に対応する部分に、大口の開口部9が形成されている。遊技機1においては、この開口部9に対し、複数種類の図柄を変動・停止表示可能な図柄表示装置19の画面19aが臨むようにセンター役物20が配置される。なお、図1,図2では、便宜上、図柄表示装置19の表示が省略されている。
また、遊技盤3は、遊技板10の前面における遊技盤3の遊技領域P内に対応する領域内にあって開口部9の周囲の所定位置に、普通入賞装置12、障害釘13、前面装飾部材14などといった各種の遊技部材が適宜配置されている。前面装飾部材14は、意匠を施した各種部材などを適宜組み合わせて構成されてよいほか、ランプやLED等の発光体などで発光可能に構成されてよい。なお、前面装飾部材14が発光可能に構成される場合、前面装飾部材14の所定位置に光透過性を有する部分を形成するとともに、その部分の後方に発光体が位置するように、図3に示すように発光回路基板88a、88b、88cが、取り付けられる。発光回路基板88a、88b、88cは、発光体を適宜位置に搭載されて発光体に対して通電可能に電気回路を形成した基板である。
遊技盤3は、遊技領域P内の位置であって開口部9の下方には、可変入賞装置である始動入賞装置15と、開閉板16によって入賞口の開閉可能なアタッカー装置17とが、始動入賞装置15を上側、アタッカー装置17を下側にして上下方向に並んで遊技板10に設けられている。
(センター役物20)
遊技盤3は、図3に示すように、遊技板10の裏面側に、可動装飾装置18や図柄表示装置19を備えたセンター役物20を設けている。ただし、センター役物20は、遊技盤3前面側から遊技領域Pを見た場合に図柄表示装置19の画面19aが開口部9から視認可能な位置となるように、遊技板10の後方側の所定の位置に位置決めされて設けられる。
センター役物20は、開口21を有する枠部材22を備えており、枠部材22の所定位置に飾り部材23a、23b、23cや、可動装飾装置18が取り付けられている。また、センター役物20の後面側から図柄表示装置19が取り付けられており、センター役物20を前面から見た場合に、図柄表示装置19の画面19aがセンター役物20の開口21に臨んでいる。なお、図柄表示装置19は、液晶表示装置等を適宜選択可能である。
(可動装飾装置18)
可動装飾装置18は、遊技機1の遊技盤3を構成するセンター役物20における所定位置に取り付けられる。可動装飾装置18の取り付け位置は、適宜選択可能であるが、図3の例では、可動装飾装置18は、遊技盤3の正面から見てセンター役物20の左下に位置するように枠部材22に取り付けられる。
可動装飾装置18は、図4、図12に示すように、枠部材22に取り付けられる取り付けベース24と、取り付けベース24に対して回転揺動可能に取り付けられた可動体27とを備えてなる。可動体27は、取り付けベース24に対して支持軸となる支持軸部31で回転可能に軸支された揺動アーム30と、揺動アーム30の回転半径方向に沿った外側の先端30a側の所定位置に固定された装飾体40とを備えている。なお、揺動アーム30は、回転軸Axを中心として回転揺動する。回転軸Axは、支持軸部31の中心に一致しており、支持軸心となっている。なお、図4において、揺動アーム30の揺動方向は、矢印F−B方向で示している。
(取り付けベース24)
取り付けベース24は、枠部材22への取り付け位置の形状に整合する形状に形成されベース体25と、ベース体25と前後方向に組み合わせ可能な外観輪郭形状を呈してベース体25に前方から向かい合わせに配置される前ベースケーシング片26を備えるとともに、駆動機構29を形成する駆動ユニット28を備えている。
ベース体25は、後ベースケーシング片33とこの後ベースケーシング片33に取り付けられる中ベースケーシング片34とを備えて構成されており、後ベースケーシング片33の所定位置に可動体27を構成する後述の揺動アーム30の被支持部32に嵌合する支持軸部31を形成しているとともに、後ベースケーシング片33の支持軸部31の周囲の所定位置に中ベースケーシング片34を取り付けられて後ベースケーシング片33と中ベースケーシング片34で挟まれた空間部分を形成し、その所定の空間部分に、駆動ユニット28を構成するギア収納部35を形成している。図4A、図4Bの可動装飾装置18の例では、支持軸部31の上側から斜め上側にかけて形成される所定の空間部分に、駆動ユニット28を構成する各種ギアを収納するギア収納部35が形成される。
駆動ユニット28は、駆動機構29を構成するギアとして所定の位置に取り付けられる各種ギアと、モーター36とを備えるとともに、各種ギアをギア収納部35に収納して、モーター36を取り付けられてなる単位構造部分である。その単位構造部分を形成する各種ギアとモーター36の配置で実現される機構が駆動機構29をなしている。
取り付けベース24のベース体25と揺動アーム30には、それぞれ所定位置に係止突起37,38が設けられており、係止突起37と係止突起38との間がコイルバネ等の弾性部材39で架け渡されている。そして、可動装飾装置18においては、駆動機構29のモーター36の回転に応じて揺動アーム30が弾性部材39の伸びる方向(矢印B)に回転移動し、また、駆動機構29のモーター36の回転に応じて弾性部材39が縮もうとする力が揺動アーム30に伝えられて揺動アーム30が弾性部材39の縮む方向(矢印F)に回転移動することで、揺動アーム30の回動揺動が実現される。
(装飾体40)
装飾体40は、図4に示すように、ベース部材41と、ベース部材41に対して回転可能な可動部材42を備えて構成される。なお、可動部材42の回転方向は、図4において矢印Spで示す。
(ベース部材41)
ベース部材41は、図5,図6,図13に示すように発光体43を設けている。具体的に、ベース部材41は、発光体43を搭載し発光体43に通電可能に電気回路を形成した基板44と、図13に示すように可動部材42の軸部45に嵌合して軸部45を回転させる駆動ギア46と、駆動ギア46に咬み合う伝達ギア47とを有するギアセット48とその伝達ギア47を回転駆動させることの可能なモーター49をと備えた可動部材駆動機構50と、可動部材42を支持するとともに基板44を取り付け固定するケーシング51とを備えてなる。なお、図13では、説明の便宜上、駆動ギア46や伝達ギア47のギア歯の記載等を省略している。
(ケーシング51)
ケーシング51は、可動部材42に向かい合う前面ケーシング材52と、前面ケーシング材52を固定可能な後面ケーシング材53とを備える。前面ケーシング材52は、中央に開口部54を有するセンターケーシング片55と、センターケーシング片55の開口部54に対して内嵌合可能な円筒状の突出部56を備えその突出部56の周囲の前面側に意匠を施された前面ベースケーシング片57とで構成されている。前面ケーシング材52は、センターケーシング片55の開口部54を前面ベースケーシング片57の突出部56に嵌合させつつ取り付けられている。前面ケーシング材52の中央には、突出部56の開口56aにて、可動部材42の軸部45に向かい合う位置にその軸部45の外周面と嵌まり合う貫通した孔が形成されている。この孔が、軸部45を受ける軸受け58をなす。そして、図5A,図5B、図5Cに示すように、前面側から前面ケーシング材52を見た場合に、この軸受け58をなす孔から、可動部材駆動機構50の駆動ギア46が臨む。軸受け58から臨む駆動ギア46には、ギア面のうちの一方面61側に、後述する複数のボス59と嵌合可能にボス受け穴60が設けられており、ボス59とボス受け穴60の嵌合状態が形成されると、ギアセット48の駆動に伴う駆動ギア46の回転に連動して可動部材42が回転可能となる。このとき、可動部材42の回転軸Rmは、ボス受け穴60を設けられた駆動ギア46の回転軸に一致しており、ベース部材41を前後方向に見た場合に、回転軸Rmの位置は、おおよそ軸受け58の中心の位置に一致している。
ケーシング51には、駆動ギア46のギア歯に噛み合うように隣り合わせに伝達ギア47が配置されている。後面ケーシング材53には伝達ギア47のギア孔67の位置に向かい合うように貫通孔68が形成されており、この貫通孔68には、ケーシング51の裏面側から、モーター49のシャフト69が通されている。モーター49は、後面ケーシング材53の所定位置に配置されて固定部材70で固定されている。
駆動ギア46の、上記ギア面の一方面61とは逆面となる他方面62側には、被検知体63が設けられるとともに、駆動ギア46の後方位置に被検知体63を検出可能な検出手段64が設けられていることが、駆動ギア46の回転状態を適宜検出することができて好ましい。このとき、図6に示すように、検出手段64は、検出ユニットベース65に配置されて検出ユニット66を構成し、検出ユニット66が駆動ギア46の後方所定位置に設けられる。このとき、検出手段64で被検出体63を検出可能となるように検出ユニットの66取り付け位置が決めされて配置されている。検知手段64と被検知体63の組み合わせは、光学センサとその光学センサで検知可能な被検知構造の組み合わせなど、従前より公知の組み合わせ等を適宜選択可能である。
(基板44)
ケーシング51の内部の所定位置には、後述する発光体43を設けられた基板44が収納される。図6に示すように、基板44は、前面ケーシング材52に収納される。ここで、前面ケーシング材52は、センターケーシング片55を前面ベースケーシング片57に取り付けることで形成されるが、このとき、センターケーシング片55の前面が、前面ベースケーシング片57の前面よりも前方に位置するように配置されており、センターケーシング片55と前面ベースケーシング片57との間に隙間空間が形成される。そして、センターケーシング片55と前面ベースケーシング片57とで形成される隙間空間内に、基板44が収納される。こうして、図5Cに示すように、基板44は、前後方向に前面ベースケーシング片57の前面よりも前方に配置される。
基板44は、前面ケーシング材52の正面視上、発光体43がセンターケーシング片55の外側端面内側の位置にあってセンターケーシング片55の外方向を向いて光を照射するようにその発光面43aを向けるように、配置されている。
ベース部材41の前面側から見た場合に、上述したように、ケーシング51には、センターケーシング片55の外側端面と軸受け58の間の部分に発光体43を設けた基板44が配置されている。基板44は、ドーナツ状の形状を呈しており、軸受け58から離れた位置にある基板44の端縁部75に沿って端縁部75よりもやや内側の位置に発光体43を設けている。発光体43の設置数は特に限定されるものではないが、図5,図6の例では、軸受け58の周囲を取り囲むように発光体43が複数設けられている。ここに、上記したように軸受け58のほぼ中心に可動部材42の回転軸Rmが位置していることから、図5等の例では、複数の発光体43が、可動部材42の回転軸Rmの周囲を取り囲むように配置される。
(発光体43)
発光体43をなす光源としては、白熱電球や発光ダイオード(LED)など特に限定されるものではないが、光の指向性の高いものが好適に選択され、この点でLEDを好ましく選択される。光指向性の低い光源が選択された場合には、光源の周囲に反射板を適宜設けて、光指向性の向上が図られてもよい。
(発光体43の発光面43a)
発光体43は、基板44上において、発光面43aから発した光の少なくとも一部の光、好ましくは略全ての光を可動部材42の回転軸Rmから離れる方向に進行可能に配置されていれば発光面43aの向きと形状を限定されるものではなく、図14A、図14Bに示すように、可動部材42の背面側から見た場合に、発光面43aから生じた光Lwが可動部材42の回転半径方向Rに対して所定角度τを有しつつ可動部材42の回転軸Rmの位置から可動部材42の回転面に沿って外側に向かうように発光面43aの向きと形状を形成されてよいし、発光面43aから生じた光Lwが可動部材42の回転半径方向Rに沿って外側に向かうように発光面43aの向きと形状を形成されてよい。なお、発光体43から発した光Lwの進行方向については、発光面43aの中心から発した光の進行方向におおよそ一致しており、図14A、図14B中では、発光体43から発した光Lwの進行方向は、光Lwの矢印の向きで示される。また、図14B中、角度τは、発光体43の中心を通り回転半径方向Rに沿った直線と発光面43aの中心から発した光の進行方向Lwとのなす角である。
装飾体40においては、可動部材42の回転の程度に応じて可動部材42内へと進行する光の量にむらが生じる可能性を効率的に抑制する点では、装飾体40を正面視した場合に、発光面43aから生じた光が可動部材42の回転半径方向Rに沿って外側に向かうように発光面43aの向きと形状を形成されていることが好ましい。
発光体43が複数設けられている場合にあっては、上記同様の観点、すなわち可動部材42の回転の程度に応じて可動部材42内へと進行する光の量にむらが生じる可能性を効率的に抑制する点では、全ての発光体43について、角度τが0度または所定の正値として互いに同じ値であることが好ましいが、これに限定されない。一部の発光体43についての角度τが他の発光体43についての角度τと異なっていてもよく、すなわち、図14Bに示すように、発光体43の一部の発光面43aの向きが、その他の発光体43の発光面43aと異なる状態とされていてもよい。
(発光体43と可動部材42の位置関係)
装飾体40においては、発光体43から発せられた光が可動部材42の回転に応じてその可動部材42の少なくとも一部を通過するような配置となるように、基板44を備えたベース部材41と可動部材42とが位置決めされている。例えば、図8に示すように、発光体43の前後方向の位置が、後述する可動部材42の外延飾り部80の基端82に対して揃えられるように位置決めされる。このとき、発光体43は、その発光面43aが可動部材42の回転に応じて外延飾り部82の基端82に向き合うように、配置される。すると、発光体43から発せられた少なくとも一部の光が、可動部材42の回転面方向に沿って可動部材42の回転軸Rmから離れる方向に向かって可動部材42を通過するように、発光体43が配置されることとなる。また、この場合、図5や図14Aに示すように、発光体43から発せられた少なくとも一部の光、好ましくは略全ての光が、可動部材42の回転半径方向Rに沿って可動部材42の回転軸Rmから離れる方向に向かうように、発光体43が、その発光面43aを可動部材42の外方向に向けて配置されていることが好適である。なお、図8に示す例の場合、発光体43は、可動部材42の傾斜面部78に対しても前後方向の位置を揃えて配置されることとなり、また、図5B、図5Cにも示すように可動部材42の回転に伴って傾斜面部78の通る領域よりも可動部材42の回転軸Rmに近い位置に配置されていることとなる。そして、発光体43が、そこから発せられた略全ての光が可動部材42の回転半径方向Rに沿って外向きに進行するように配置されると、発光体43から生じた光を一層効率的に傾斜面部78に向かわせることができ、傾斜面部78で一層強い反射光を形成することが容易となる。
(発光体71)
基板44には、上記した発光体43が備えられることに限定されず、更に、発光体71が、基板43前面内の所定位置に、ベース部材41の前面側に向かって光を照射するように追加搭載されてもよい。このような前面側に光を発するように配置された発光体71が追加して設けられていると、装飾体40の装飾性をより一層高めることができる。発光体71と発光体43との関係については、発光体71は、発光体43と同じ発光機構を備えるものであってもよいし、異なる発光機構を備えるものであってもよい。
(基板72)
ベース部材41において、ケーシング51は、前面ケーシング材52と後面ケーシング材53とを互いに固定することで形成される。このとき、前面ケーシング材52の前面ベースケーシング片57と、後面ケーシング材53との間には空間が形成される。この空間には、装飾体40の装飾性を一層高める点で、基板72が配設されてもよい。ここに、基板72は、発光体73を適宜搭載するとともにこの発光体73に通電可能に電気回路を形成したものである。このとき、装飾体40の装飾性をより一層高める点で、基板72は、ケーシング51に基板72を配設した状態において、発光体73の発光面をベース部材41の前面側に向けるように設置されることが好ましい。なお、発光体73と発光体43との関係については、発光体73は、発光体43と同じ発光機構を備えるものであってもよいし、異なる発光機構を備えるものであってもよい。このことは、発光体73と発光体71との関係についても同様である。
ベース部材41において、基板72が、発光面を前面側に向けて発光体73を適宜設置した状態にて設置されている場合には、前面ベースケーシング片57には、上記した意匠に限らず、発光体73から発せられた光を拡散するベース部材側光拡散構造74が形成されていていることが好ましい。ベース部材側光拡散構造74としては、従前より公知の構造等を適宜選択可能であるが、図5等に示すような、ギザギザ山形状の構造が選択されてもよい。
(リング部材76,77)
なお、ベース部材41の軸受け58の前後端部にはリング部材76,77設けられてもよい。リング部材76,77は、それぞれ樹脂等で構成されてよい。ベース部材41の軸受け58の前端部にリング部材76が設けられていると、ベース部材41の軸受け58の前端が可動部材42の軸部54の基端で衝突して破損する虞を低減することが可能となる。ベース部材41の軸受け58の後端部にリング部材77が設けられていると、ベース部材41の軸受け58の後端が駆動ギア46と接触してベース部材41や駆動ギア46に破損を生じる虞を低減することが可能となる。
(可動部材42)
可動部材42は、軸部45を軸受け58にはめ込まれて、ベース部材41に対して回転可能に支持されており、所定位置に後述する傾斜面部78を備える。具体的に、図7の例に示すように、可動部材42は、互いに繋がっている中心飾り部79と外延飾り部80とを備えてなり、外延飾り部80に傾斜面部78を備えている。
(中心飾り部79)
中心飾り部79は、その表面側に意匠を施されており、その裏面側に凹部81を形成するとともに、該凹部81の中央に可動部材42の回転軸Rmを形成させる軸部45を突設している。軸部45は、筒状に形成された軸体92を備えるとともに、軸体92の内側面よりも内側の所定位置に、複数のボス59を形成して構成されており、これらのボス59は、それぞれその突端を軸部45の軸体92の突端よりも更に突出して形成されている。可動部材42は、可動部材42の裏面側でベース部材41に次のように支持される。すなわち、可動部材42は、軸部45を軸受け58に挿入し、ボス59のうち軸体92の突端よりも突出した部分を駆動ギア46のボス受け穴60に嵌合させることで、ベース部材41に支持される。
(外延飾り部80)
外延飾り部80は、その基端82側の端面を可動部材42の凹部82側に向けて露出させている。外延飾り部80の形成数は特に限定されるものでなく、外延飾り部80は1つ形成されても複数形成されてもよい。図7,図9等の例では、中心飾り部79を挟んで2つの外延飾り部80,80を備えている。これら2つの外延飾り部80,80については、それぞれ第1外延飾り部80a、第2外延飾り部80bと呼ばれることがある。この例に示す第1外延飾り部80a、第2外延飾り部80bは、互いに回転軸Rmを中心として180度の回転対称に構成されている。なお、可動部材42の背面視上、可動部材42における第1外延飾り部80a、第2外延飾り部80b、及び両者に挟まれる中心飾り部79の占める領域については、図9Aにおいて、それぞれ斜線領域にて示す。符号Lsepは、中心飾り部79と外延飾り部80の境界である。
また、外延飾り部80は、光透過性を有するとともに、図7,図9等に示すように、中心飾り部79の外周端位置を基端82として可動部材42の回転軸Rmから離れていく方向に向かって放射状に拡がる面部83を形成している。第1外延飾り部80a、第2外延飾り部80bには、少なくとも一方に面部83が形成され、好適には両方に面部83が形成されている。
(基端82)
可動部材42は、外延飾り部80の基端82の輪郭形状を、基端82が発光体43の発光面43aから発せれた光が基端82側の端面に垂直に入射するような形状として構成されていることが好ましい。例えば、図14Aに示すように可動部材42の回転半径方向Rに沿って発光体43から生じた光を進行させるように、複数の発光体43がそれぞれの発光面43aを仕向けて配置されている場合、発光体43で生じた光を基端82側の端面に垂直に入射できるように外延飾り部80の基端82の輪郭形状を可動部材42の回転軸Rmを中心とする円弧状とされていることが、外延飾り部80に入射する際の光の屈折をできるだけ抑制する点では、好ましい。ただし、このことは、図14Bに示すように外延飾り部80に光が入射する際に屈折光Rewが生じるように外延飾り部80の基端82側の端面輪郭形状が形成されることを禁止するものではなく、すなわち、外延飾り部80の基端82側の端面輪郭形状については、光を外延飾り部80内に導くことが可能な形状であれば、特に限定されるものではない。
(面部83)
面部83は、可動部材42に入射される光の少なくとも一部を、外延飾り部80の基端82側の端面の法線方向に沿ってその端面からできるだけ遠ざかる方向に導くことが可能に形成される。このような面部83は、たとえば、導光体からなる板材を所定形状に形成することで具体的に実現可能である。
面部83は、広がり距離rをほぼ一定にして外側輪郭形状を略扇形に形成された扇状部84を有している。ここに、広がり距離rは、可動部材42の回転半径方向Rに沿った外側端と可動部材42の回転軸Rmとの距離を示すものであり、扇状部84の外側輪郭形状を形成する円弧の半径となる。面部83は、少なくとも1つの扇状部84を備えていればよく、広がり距離rの異なる複数種類の扇状部84を備えてもよい。
例えば、図9の例では、扇状部84として、広がり距離の大きいものから第1扇状部84a、第2扇状部84b、第3扇状部84cという3種類が形成されている。このとき、第1扇状部84a、第2扇状部84b、第3扇状部84cについての外側輪郭形状を形成する円弧の半径(広がり距離r)をそれぞれr1、r2、r3とした場合、r1が最も大きく、ついでr2が大きく、r3が最も小さい。図9に示す面部83には、第1扇状部84aが1つ、第2扇状部84bが2つ、第3扇状部84cが2つ形成されており、計5つの扇状部84が形成されている。第2扇状部84bは、可動部材42の回転方向に沿った両隣位置にて第1扇状部84aに連設されており、第3扇状部84cは、可動部材42の回転方向に沿った隣位置にて第2扇状部84bに連設されている。このとき、第1扇状部84aと第3扇状部84cの間に第2扇状部84bが位置するように、第1扇状部84a、第2扇状部84b、第3扇状部84cが形成されている。また、第1扇状部84aと第2扇状部84bの境界位置で、第1扇状部84aと第2扇状部84bの内側端縁の位置が互いに揃っており、第2扇状部84bと第3扇状部84cの境界位置で、第2扇状部84bと第3扇状部84cの内側端縁の位置が互いに揃っている。
第1扇状部84aと第2扇状部84bの境界位置、第2扇状部84bと第3扇状部84cの境界位置においては、可動部材42の厚み方向に段差が形成されていてもよいし、段差が形成されずに第1扇状部84aと第2扇状部84bや、第2扇状部84bと第3扇状部84cが滑らかに繋がっていてもよい。
(延出部85)
面部83は、扇状部84に、その外周端縁を外方向に向かって延出されて延出部85を形成していることが好ましい。面部83が上記したような第1扇状部84a、第2扇状部84b、第3扇状部84cを有する場合には、少なくとも第1扇状部84aに延出部が形成されていることが、可動部材42から遊技者に視認される発光のうち可動部材42の回転軸Rmから遠い位置の発光を一層目立たせることができる点で好適である。ただし、このことは、延出部85が第2扇状部84bや第3扇状部84cに形成されていることを禁止するものではない。
延出部85の形成パターンは、その外側輪郭形状を外方向に滑らかに突出した図9のような凸型曲線形状に形成されてなるパターンに限定されず、その外側輪郭形状を外方向に突出しつつもギザギザな形状や波型など適宜形状に形成されているパターンであってもよい。
なお、第1扇状部84aに延出部85が形成されている場合、延出部85の延出端位置が、可動部材42の遠端位置Fにあたる。すなわち、図9Bの例では、延出部85は、遠端位置Fに向かってなめらかな輪郭形状を呈しつつ突出している。このとき、延出部85では、遠端位置Fでの曲率半径LB(曲率円の曲率中心Q)が、可動部材の回転軸Rと遠端位置Fまでの距離LAよりも小さくなっている。
(外延飾り部80の材質)
外延飾り部80の材質は、光透過性を有するものであれば特に限定されるものではないが、破損しにくく透明性のより高いものがより好適に選択され、この点で樹脂材料を好ましく選択される。
(傾斜面部78)
可動部材42は、外延飾り部80に傾斜面部78を備えられている。このとき、傾斜面部78は、第1外延飾り部80aと第2外延飾り部80bの少なくともいずれか一方に設けられていればよいが、両方に設けられていることが、可動部材42全体としてより高い輝度で発光している感覚を遊技者に与えることが容易となって好ましい。
傾斜面部78は、装飾体40の平面視上、可動部材42の外延飾り部80の外周端に形成されていてもよいし、可動部材42の外延飾り部80の内部に形成されてもよい。
傾斜面部78は、例えば、可動部材42の所定位置に、可動部材42の前後方向(厚み方向)に斜めに適宜切り欠いて傾斜面を形成することで具体的に形成可能である。ただし、この切り欠き形成された傾斜面には、少なくとも一部に横切り傾斜面78aをなす部分が形成されており、すなわち傾斜面部78の少なくとも一部が横切り傾斜面78aとなっている。
(横切り傾斜面78a)
横切り傾斜面78aは、可動部材42の回転半径方向Rに沿った方向を斜めに横切る傾斜面である。このような横切り傾斜面78aは、傾斜面部78の少なくとも一部を形成していればよく、傾斜面部78の全体を形成していてもよい。
傾斜面部78においては、横切り傾斜面78aは、可動部材42の回転に応じて発光体43から発せられた光の少なくとも一部の進路に交差するような位置に形成されている。なお、横切り傾斜面78aは、発光体43が複数設けられている場合には、発光体43の少なくとも一部について発せられた光の進路に交差するような位置に形成されていればよい。
図7の例では、傾斜面部78の横切り傾斜面78aは、外延飾り部80の外周端位置に設けられており、その外周端に沿った所定範囲に設けられている。
横切り傾斜面78aは、可動部材42の回転に応じて進路の交差した交差光の少なくとも一部を反射して反射光を形成させるように形成されていれば、その形状や傾斜状態を適宜設定可能である。なお、交差光は、可動部材42の回転に応じて発光体43から発せられた光の進路上に横切り傾斜面78aが差しかかることで形成される。また、横切り傾斜面78aは、発光体43が複数設けられている場合には、発光体43の少なくとも一部について発せられた光の進路に交差して形成された交差光の一部を反射するように形成されていればよい。
(横切り傾斜面78aの形状)
横切り傾斜面78aの形状は、それを可動部材42の回転面に沿った平面(図10において平面α)で切断したときに認められる横断線86が直線状になるように形成されていてもよいし、図10に示すように、横断線86が曲線状になるように形成されていてもよい。また、横切り傾斜面78aの形状は、それを可動部材42の回転半径方向Rに沿って広がり且つ可動部材42の外延飾り部80の厚み方向に沿って広がる平面(図10において平面β)で切断したときに認められる縦断線87が、図10に示すようにほぼ直線状になるように形成されていてもよいし、縦断線87が曲線状になるように形成されていてもよい。
(横切り傾斜面78aの傾斜状態)
横切り傾斜面78aの傾斜状態は、上記したように適宜設定可能であるが、図11Aに示すように、横切り傾斜面78aの傾斜状態は、横切り傾斜面78aの法線Nと発光体43から発せられた光(L(in))の進行方向とがなす角度として定められる入射角度(η(度))が全反射角度(ηcr)よりも大きい状態である、ことが好ましい。なお、図11A中、L(re)は、反射光を示しており、Ncr及びL(re)crは、入射角度が全反射角度となるような場合を想定したときにおける横切り傾斜面78aのそれぞれ法線及び反射光を示す。
横切り傾斜面78aの法線は、その形状に応じて次のように特定される。横切り傾斜面78aが、上記した縦断線87及び横断線86が直線状であるように構成されている場合、この場合は、横切り傾斜面78aが、図11Aに示すように平面である場合となるが、横切り傾斜面78aの法線Nはその平面の法線であるものとする。横切り傾斜面78aが、上記した横断線86が曲線状であり且つ縦断線87が直線状であるように構成されている場合、この場合は、横切り傾斜面78aが図11Bの例に示すような錐面となる場合となるが、横切り傾斜面78aの法線Nはその錐面上に選択された位置Poにおける接平面Kの法線であるものとする。
上記のほか、横切り傾斜面78aの縦断線87が曲線状である場合には、横断線86が直線と曲線のいずれであっても、横切り傾斜面78aが錐面である場合と同じく、図11Cに示すように、横切り傾斜面78aの法線Nはその傾斜面上に選択された位置Poにおける接平面Kの法線であるものとする。横切り傾斜面78aの法線が傾斜面上に選択された位置における接平面の法線となる場合には、横切り傾斜面78a上のどの位置においても、横切り傾斜面78aの法線と発光体から発せられた光の進行方向とがなす角度として定められる入射角度ηが全反射角度ηcrよりも大きいことがより好ましい。
傾斜面部78を構成する横切り傾斜面78aは、反射光の輝度むらを効果的に抑制する点で、1種類の傾斜状態の傾斜面で構成されていることが好ましいが、これに限定されない。すなわち、傾斜面部78は、上記互いに傾斜状態を異にする複数種類の横切り傾斜面78aを連接形成して横切り傾斜面群をなして構成されてよいし、これら複数種類の傾斜面78aをやや間隔をあけて並んで形成されて横切り傾斜面群をなして構成されてよい。具体的には、傾斜面部78は、平面状に形成され互いに法線の向きを異にする複数種類の横切り傾斜面78aで形成されてよいし、錐面を除く曲面状に形成された横切り傾斜面78aと錐面状に形成する横切り傾斜面78aと平面状に形成された横切り傾斜面78aとからなる群から選択された2種類以上を適宜組み合わせて形成されてよい。
(横切り傾斜面78aの向き)
傾斜面部78においては、横切り傾斜面78aの向きを特に限定されるものではないが、反射光の進行方向を可動部材42の前面側に向かわせるように横切り傾斜面78aの向き定められていることが好ましい。この場合、反射光を直接遊技機1前面側に向かわせることができるため、2次反射や3次反射などによって遊技機1前面側に光を向かわせる場合に比べて傾斜面部78を高い輝度で光らせた状態を形成することが容易となる。なお、この場合、傾斜面部78では、可動部材42の前面から裏面に向かってテーパー状に切り欠いて傾斜面が形成されて横切り傾斜面78aとなされている。
傾斜面部78において、横切り傾斜面78aの向きが、反射光の進行方向を可動部材42の後面側(ベース部材41側)に向かわせるような向きとされている場合、横切り傾斜面78aの後方側に反射板などを配置して反射光の進行方向を可動部材42の前面側に向かわせることが好ましい。
(横切り傾斜面78aの加工処理)
横切り傾斜面78aは、そこに入射する光の反射光をより確実に効果的に形成するべく、横切り傾斜面78aには、反射フィルムを貼付する加工処理が施されていてもよい。反射フィルムとしては、例えば銀製フィルムなどの金属フィルムを採用することができる。
(傾斜面部78の形成位置)
上記したように傾斜面部78は、可動部材42の適宜位置に形成されてよいが、図7,図9等に示すように、後述の遠端縁部91に、少なくとも形成されている、ことが好適である。このとき、可動部材42の遠端縁部91の少なくとも一部に横切り傾斜面78aが形成されて傾斜面部78が構成される。ここで、上記したように横切り傾斜面78aは、可動部材42の回転に応じて発光体43から発せられた光の少なくとも一部の光路に交差することから、遠端縁部91に形成された横切り傾斜面78aにも発光体43から発せられた光の少なくとも一部が交差する。すると、交差した光の少なくとも一部は傾斜面部78の横切り傾斜面78aで反射し、遊技機1前方側に向かう反射光となる。遠端縁部91に形成された横切り傾斜面78aで形成された反射光は、可動部材42の回転軸Rmからより遠い位置で光っている状態の形成を実現し、遊技の演出時に可動部材42が回転した際、遊技者に対してより広範囲を光らせることができ、よりインパクトのある遊技の演出を実現することが可能となる。
(遠端縁部91)
遠端縁部91は、可動部材42の外縁に沿った所定の部分であり且つ可動部材42のうち可動部材42の回転軸Rmから最も遠い遠端位置Fを含む部分で形成される部分である。図7,図9の例では、可動部材42において、遠端位置Fは、外延飾り部80の第1扇状部84aから延出形成された延出部85の外周端縁部分に位置しており、遠端縁部91は、外延飾り部80に形成される面部83のうち延出部85の外周端縁部分として特定される。なお、延出部85が形成されていない場合においては、遠端縁部91は、外延飾り部80の第1扇状部84aの外端縁部となり、さらに扇状部84が1種類のみである場合には、遠端縁部91は、扇状部84の外端縁部となる。
なお、可動部材42は、少なくとも遠端縁部91に傾斜面部78を形成している場合、図7,図9等に示すように延出部85を形成されていることが好適である。この場合、傾斜面部78は延出部85の外周端縁に少なくとも形成されることなる。ところで、図9等の例では、既述したように、延出部85は、遠端位置Fに向かってなめらかな輪郭形状を呈しつつ突出し、遠端縁部91の遠端位置Fでの曲率半径LB(曲率円の曲率中心Q)が、可動部材の回転軸Rと遠端位置Fまでの距離LAよりも小さくなっている。可動部材42にこのような延出部85に定められた遠端縁部91に傾斜面部78が備えられていると、遊技の演出時に可動部材42を高速で回転させたような際に、可動部材42に延出部85が形成されていない場合よりも一層太い環状に光っている部分が装飾体40の外周端に形成されているような感覚を遊技者に付与することができる。
なお、傾斜面部78は、遠端縁部91に形成される場合、遠端縁部91にのみ形成されてよいし、遠端縁部91のみならず遠端縁部91を除く他の所定位置にも形成されてよい。具体的に、図7,図9等に示す可動部材42では、傾斜面部78を構成する横切り傾斜面78aは、縁端縁部91のみならず第2扇状部84b及び第3扇状部84bの外側端縁にも形成されており、外延飾り部80の面部83の外端縁に沿って形成されている。
(飾り傾斜面78b)
傾斜面部78は、横切り傾斜面78aにて形成されることが好適であるが、上記したように横切り傾斜面78aを少なくとも一部に有していれば、飾り傾斜面78bを更に有して構成されていてもよい。飾り傾斜面78bは、可動部材42の前後方向(厚み方向)に対して斜めに横切る傾斜面であり且つ可動部材42の回転半径方向Rに沿って伸びる傾斜面として形成されるものである。飾り傾斜面78bは、可動部材42の適宜位置に形成されてよく、例えば、外延飾り部80の外周輪郭所定位置に形成されても、外延飾り部80の内部に形成されてよい。
飾り傾斜面78bは、可動部材42の所定の部分を、可動部材42の回転半径方向Rに沿い且つ可動部材42の前後方向(厚み方向)に斜めに切り欠くことで形成される。
具体的に、図7,図9等に示すように、飾り傾斜面78bは、外延飾り部80の面部83の外周輪郭において、第1扇状部84a、第2扇状部84b及び第3扇状部84cの側端縁部のうち可動部材42の回転半径方向に延びる側端縁部に、その側端縁部に沿って外延飾り部80の第1扇状部84a、第2扇状部84b及び第3扇状部84cの所定部分を斜め(可動部材42の厚み方向に対して斜め)に切り欠いて形成されてよい。この例の場合、傾斜面部78は、横切り傾斜面78aと飾り傾斜面78bとを外延飾り部80の外側輪郭に沿って交互に並ぶように形成して構成されることとなる。
図14A等に示すように、可動部材42の背面視上、発光体43が、そこから発せられる光を可動部材42の回転半径方向Rに沿って外側に向かわせるように発光面43aを向けて基板44に配置されている場合、飾り傾斜面78bには、可動部材42の回転に応じて発光体43から発せられた光が殆ど到達せずに、発光体43から発生した光のうち一部に生じうる回折光や散乱光等が到達可能である。そして、飾り傾斜面78bに到達した光は、そこで反射して遊技機1前方に向かう反射光をなす。飾り傾斜面78bで形成される反射光は、横切り傾斜面78aで形成される反射光よりも弱くなる可能性が大きい。したがって、可動部材42の発光パターンとして、横切り傾斜面78aで形成された反射光と、その反射光よりも輝度の弱い光として飾り傾斜面78bで形成された反射光とで、輝度差を形成した発光パターンを実現することができる。ただし、このことは、可動部材42に飾り傾斜面78bが形成される場合に、図14Bに示すように、装飾体40の正面視上、発光体43が、そこから発せられた光を回転半径方向Rに対して所定角度を有して外側に向かうように発光面43aを向けて基板44に配置されることを禁止するものではない。
(光拡散構造89)
なお、可動部材42には、光拡散構造89が設けられていてもよい。光拡散構造89は、光を拡散させる構造部であり、傾斜面部78の前方に形成されて傾斜面部78で形成された反射光を拡散する。図7,図9等の例では、光拡散構造89は、外延飾り部80の前面上で傾斜面部78の前方側に形成されている。光拡散構造89は、光を拡散させる構造を有するものであれば、適宜選択可能であり、例えば、突出小片90を多数設けてなる突出小片群で構成されることができる。個々の突出小片90は、可動部材42の前面側から見た場合に、小判型の形状を呈している。このような突出小片で光拡散構造89が構成されていることで、光拡散構造89で反射光を拡散光としつつも、その拡散光が一様に四方八方に広がる光となってしまう虞が抑制されている。
なお、光拡散構造89は、傾斜面部78の横切り傾斜面78aの前方にのみ設けられてもよいし、傾斜面部78に飾り傾斜面78bが含まれている場合には、飾り傾斜面78bの前方にも設けられてよい。
(装飾体40の組み立て)
装飾体40は、ベース部材41に回転可能に可動部材42を支持するように、ベース部材41に可動部材42を取り付けることで組み立てられる。このとき、発光体43の位置は、装飾体40の前後方向に、可動部材42の外延飾り部80の基端82の位置に揃えられて、発光体43の発光面43aが基端82に向き合うようになっている。
(可動部材42の発光機構)
装飾体40において、発光体43の発光面43aが基端82に向き合うようになっている。可動部材42の回転に応じて、発光体43から発せられた光は、外延飾り部80の基端82に向かう。ここに可動部材42の外延飾り部80は、光透過性を有するため、基端82に達した光は、外延飾り部80の内部へと入りこむ。さらに、可動部材42においては光の進路の少なくとも一部と傾斜面部78とが交差することから、発光体43から発せられて外延飾り部80の内部に入り込んだ光の少なくとも一部は、外延飾り部80の基端82の位置から傾斜面部78の位置まで導かれる。すなわち、発光体43から発せられた光の少なくとも一部の進路は、可動部材42の回転に応じて、外延飾り部80の基端82から外延飾り部80の内部を通って傾斜面部78に到るような進路となっているのである。
こうして発光体43から発せられた光の一部が傾斜面部78に到達すると、その光の少なくとも一部は傾斜面部78の横切り傾斜面78a等で反射して反射光となる。そして、その反射光が装飾体40の外部に向かって進行することとなり、装飾体40の可動部材42のうち反射光の形成された部分が光っているような発光パターンを形成することが可能となる。そして、可動部材42が回転することで、反射光の残像で円環状の光の軌跡が形成され、あたかも円輪状に光っているかのような感覚を遊技者に与えうるような発光パターンを実現することができる。しかも、その発光パターンは、可動部材42の回転速度で極めて多様に制御することも可能であることから、遊技者にとって斬新な発光パターンを適宜に提供することが容易となる。
こうして、遊技機における発光演出を構成する発光パターンとして、上記したような発光パターンを新たに実現することが可能となることから、遊技機における新しい装飾態様の実現を可能とする装飾体40を有する可動装飾装置18を備えた遊技機1を得ることができるようになる。
なお、装飾体40においては、傾斜面部78から反射光を形成させるための光を発する発光体43をはじめとした電子部品類は、ベース部材41に収納される基板44に設けられるため、電子部品自体を回転駆動させる必要性が抑制されている。また、装飾体40においては、発光体43を備えた基板44自体を、電磁誘導などを用いて回転させる必要がないことから、電子部品の設置数の増加をも抑制されているうえ、構造の複雑化をも抑制されている。
(装飾体40の他の使用)
可動装飾装置18を有する遊技機1の装飾体40の使用形態についてみるに、上記したように装飾体40は、可動装飾装置18を構成する部材として使用されていることが好適であるが、これに限らず、装飾体40単独で可動装飾装置18を除く遊技盤3の所定位置に取り付けられる前面装飾部材14等として用いることも可能である。
本発明は、遊技機の演出性を向上させる用途で有益である。
1・・・遊技機、3・・・遊技盤、4・・・前枠、5・・・上球皿、6・・・下球皿、7・・・打球発射装置、9・・・開口部、10・・・遊技板、11・・・案内レール、12・・・普通入賞装置、13・・・障害釘、14・・・前面装飾部材、15・・・始動入賞装置、16・・・開閉板、17・・・アタッカー装置、18・・・可動装飾装置、19・・・図柄表示装置、19a・・・画面、20・・・センター役物、21・・・センター役物の開口、22・・・枠部材、23a,23b,23c・・・飾り部材、24・・・取り付けベース、25・・・ベース体、26・・・前ベースケーシング片、27・・・可動体、28・・・駆動ユニット、29・・・駆動機構、30・・・揺動アーム、30a・・・揺動アームの先端、31・・・支持軸部、32・・・被支持部、33・・・後ベースケーシング片、34・・・中ベースケーシング片、35・・・ギア収納部、36・・・モーター、37・・・係止突起、38・・・係止突起、39・・・弾性部材、40・・・装飾体、41・・・ベース部材、42・・・可動部材、43・・・発光体、43a・・・発光体の発光面、44・・・基板、45・・・軸部、46・・・駆動ギア、47・・・伝達ギア、48・・・ギアセット、49・・・モーター、50・・・可動部材駆動機構、51・・・ケーシング、52・・・前面ケーシング材、53・・・後面ケーシング材、54・・・センターケーシング片の開口部、55・・・センターケーシング片、56・・・前面ベースケーシング片の突出部、56a・・・突出部の開口部、57・・・前面ベースケーシング片、58・・・軸受け、59・・・ボス、60・・・ボス受け穴、61・・・駆動ギアの一方面、62・・・駆動ギアの他方面、63・・・被検知体、64・・・検出手段、65・・・検出ユニットベース、66・・・検出ユニット、67・・・ギア孔、68・・・貫通孔、69・・・シャフト、70・・・固定部材、71・・・発光体、72・・・基板、73・・・発光体、74・・・ベース部材側光拡散構造、75・・・縁端部、76・・・リング部材、77・・・リング部材、78・・・傾斜面部、78a・・・横切り傾斜面、78b・・・飾り傾斜面、79・・・中心飾り部、80・・・外延飾り部、81・・・凹部、82・・・外延飾り部の基端、83・・・面部、84・・・扇状部、84a・・・第1扇状部、84b・・・第2扇状部、84c・・・第3扇状部、85・・・延出部、86・・・横断線、87・・・縦断線、88a,88b,88c・・・発光回路基板、89・・・光拡散構造、90・・・突出小片、91・・・遠端縁部、92・・・軸体

Claims (4)

  1. 装飾体を有する可動装飾装置を備えた遊技機であって、
    装飾体は、発光体を設けたベース部材に対して回転可能に軸支された可動部材を備えており、
    発光体は、該発光体から発せられた光の少なくとも一部が可動部材の回転面方向に沿って可動部材の回転軸から離れる方向に向かうとともに可動部材の回転に応じて該可動部材の少なくとも一部を通過するように配置されており、
    可動部材は、該可動部材の所定位置に、可動部材の回転半径方向に沿った方向を斜めに横切る面を少なくとも一部に形成してなる傾斜面部を備えており、
    可動部材の回転に応じて、傾斜面部が、発光体から発せられた光の少なくとも一部の進路に交差するとともに該進路の交差した光の少なくとも一部を反射して反射光を形成させる、ことを特徴とする遊技機。
  2. 可動部材は、該可動部材の裏面側でベース部材に軸支されており、
    傾斜面部は、反射光の進行方向を可動部材の前面側に向かわせるように構成されており、
    可動部材は、傾斜面部の前方に反射光を拡散させる光拡散構造を設けている、請求項1に記載の遊技機。
  3. ベース部材には複数の発光体が設けられており、
    発光体は、可動部材の回転軸の周囲を取り囲むように配置されている、請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 傾斜面部は、可動部材の外縁に沿った所定の部分であり且つ可動部材のうち該可動部材の回転軸から最も遠い遠端位置を含む部分で形成される遠端縁部に、少なくとも形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
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