JP2013210764A - 支払支援システム、支払支援方法及び支払支援プログラム - Google Patents

支払支援システム、支払支援方法及び支払支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】受給者に対して、効率的かつ的確に現金の支払を行なうための支払支援システム、支払支援方法及び支払支援プログラムを提供する。
【解決手段】担当者端末20の制御部21は、生活保護費管理システム10から取得した連絡票データに基づいて、コード画像を生成し、このコード画像を印字した連絡票を出力する。そして、連絡票の提出を受けた場合、担当者端末20の制御部21は、コード画像を読み取り、提出先の自治体が正しいかどうかについて判定する。更に、支払の場合、制御部21は、出力記録との照合処理、予定日範囲についての判定処理を実行する。そして、支払金額が記録されていない場合には、金額入力処理を実行する。そして、確認を完了した場合、現金払出を指示して、入出金履歴を記録する。そして、出金機30において、再度、コード画像を確認して、現金の払出を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、受給者に対して現金を支給するための支払支援システム、支払支援方法及び支払支援プログラムに関するものである。
定額給付金や子供手当のような給付金を、企業や公的機関から受給者に対して現金支給する場合がある。このような支給を口座振込によって行なう場合には、受給者の口座を把握しておく必要がある。また、受給者の口座を把握していない場合にも、金融機関端末装置から現金を提供するための現金支払システムが検討されている(例えば、特許文献1参照。)。この文献に記載された技術においては、利用者識別子と本人認証情報とを用いて、利用者認証ができた場合、本社サーバは給与残高及び企業暗証番号を現金自動支払機に提供する。ここで、現金自動支払機は、引出希望金額と給与残高とを比較し、引出希望金額以上の給与残高がある場合には支払依頼処理を実行する。
また、地方自治体等では、生活保護法に基づき、被保護者(審査により保護が認められた受給者)に対して、定期的又は臨時に生活保護費の支給を行なっている(例えば、非特許文献1参照。)。このような生活保護費を受給するためには、公的機関(例えば、都道府県・市町村)が生活保護のために設置した福祉事務所において、本人確認後、相談業務を行なうケースワーカと面談を行なう。そして、生活保護費の支給が決まった場合、本人に対して、生活保護費の支給のための連絡票を提供する。この連絡票を福祉事務所の窓口に持参することにより、生活保護費を受け取ることができる。
特開2008−117079号公報(第1頁、図1)
厚生労働省、"生活保護制度"、[online]、厚生労働省、[平成24年3月22日検索]、インターネット<URL :http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html >
上述の特許文献1においては、受給者の口座を把握していない場合にも現金を支給することができるが、利用者認証のための利用者識別子と本人認証情報とを予め登録しておく必要がある。しかしながら、生活保護費の支給には、定期払いや臨時払いがあり、事前登録は困難なことがある。また、定期払いや臨時払いには、それぞれの支給のタイミングが決められている。従って、支給者が意図しない金額やタイミングでの支給を防止する必要がある。また、生活保護費を返納する場合においても、金額の相殺ではなく、現金支給後に返納する手続が必要であり、現金自動支払機をそのまま利用することができない。
一方、これまでのように、窓口において現金を支給する場合、支給者が現金を準備しておく必要がある。この現金の引き渡しの効率化のために、予め支払金額の現金を個別に袋詰めしておく場合もあるが、この準備作業の負担が大きい。また、臨時払の支給や生活保護費の返納においては、ケースワーカとの相談後に金額が確定する。この場合には、相談結果に基づいて小切手の発行を行なうこともある。しかしながら、この小切手の準備作業や、金融機関における小切手の換金作業において、作業負担が生じることになる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、受給者に対して効率的に現金を支給するための支払支援システム、支払支援方法及び支払支援プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、現金支給を管理する支給管理システムと接続されたコード出力部と、コード画像を読み取るコード確認部とを備えた支払支援システムであって、前記コード出力部が、前記支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、前記支払予定情報を含めたコード画像を生成し、前記コード画像を印字した連絡票を出力する連絡票出力処理を実行し、前記コード確認部が、前記連絡票に印字されたコード画像を読み取り、現在日付を特定し、前記現在日付が前記予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する払出確認処理を実行することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の支払支援システムにおいて、前記支払予定情報を記録する支払予定情報記憶部を更に備え、前記コード出力部が、取得した支払予定情報を前記支払予定情報記憶部に記録し、前記コード確認部が、コード画像から取得した連絡票識別子を前記支払予定情報記憶部において照合し、前記連絡票識別子の消込情報が記録されていない場合には、支払金額の払出を許可し、前記支払予定情報記憶部に消込情報を記録するとともに、前記連絡票識別子の消込情報が記録されている場合には、警告を出力することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の支払支援システムにおいて、前記コード確認部が、コード画像において金額情報が記録されていない場合には、金額の入力を促す入力画面を出力することを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の支払支援システムにおいて、前記コード確認部が、前記払出確認処理において、現在日付が、コード画像から取得した支払月の許容範囲に含まれるかどうかを判定し、現在日付が支払月の許容範囲に含まれない場合には、警告を出力することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の支払支援システムにおいて、前記コード出力部が、払出確認処理においてのみ用いる画像情報と、現金を払い出す出金装置において用いる画像情報とを含めた前記コード画像を印字した連絡票を出力することを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、現金支給を管理する支給管理システムと接続されたコード出力部と、コード画像を読み取るコード確認部とを備えた支払支援システムを用いて、支払管理を行なうための方法であって、前記コード出力部が、前記支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、前記支払予定情報を含めたコード画像を生成し、前記コード画像を印字した連絡票を出力する連絡票出力処理を実行し、前記コード確認部が、前記連絡票に印字されたコード画像を読み取り、現在日付を特定し、前記現在日付が前記予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する払出確認処理を実行することを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、現金支給を管理する支給管理システムと接続されたコード出力部、コード画像を読み取るコード確認部として機能する制御手段を備えた支払支援システムを用いて、支払管理を行なうためのプログラムであって、前記制御手段を、前記支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、前記支払予定情報を含めたコード画像を生成し、前記コード画像を印字した連絡票を出力し、前記連絡票に印字されたコード画像を読み取り、現在日付を特定し、前記現在日付が前記予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する払出確認処理を実行する手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、コード出力部が、支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、支払予定情報を含めたコード画像を生成し、コード画像を印字した連絡票を出力する。これにより、連絡票に記載された内容をコード画像により引き継ぐことができる。そして、コード確認部が、連絡票に印字されたコード画像を読み取り、現在日付を特定し、現在日付が予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する。これにより、連絡票の内容を効率的に把握できるとともに、内容を確認して現金を支給することができる。
請求項2に記載の発明によれば、連絡票識別子の消込情報が記録されていない場合には、支払金額の払出を許可し、支払予定情報記憶部に消込情報を記録する。一方、連絡票識別子の消込情報が記録されている場合には、警告を出力する。これにより、同じ内容の連絡票を用いた複数回の支給を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、コード画像において金額情報が記録されていない場合には、金額の入力を促す入力画面を出力する。これにより、連絡票の出力時に金額が確定できない場合にも、後から金額を設定することができる。
請求項4に記載の発明によれば、現在日付が、コード画像から取得した支払月の許容範囲に含まれるかどうかを判定し、現在日付が支払月の所定範囲に含まれない場合には、警告を出力する。これにより、支給者が想定している支払時期と異なる場合には、注意喚起することができる。
請求項5に記載の発明によれば、払出確認処理においてのみ用いる画像情報と、現金を払い出す出金装置において用いる画像情報とを含めたコード画像を印字した連絡票を出力する。これにより、現金を支給する場合に複数の装置を用いる場合にも、連絡票の内容を引き継いで、効率的に現金支給を行なうことができる。
本発明によれば、受給者に対して、効率的かつ的確に現金の支払を行なうための支払支援システム、支払支援方法及び支払支援プログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態のシステム概略図。 本発明の一実施形態の説明図であって、(a)は入出金管理情報記憶部に記録されたデータの説明図、(b)は入出金機の機能ブロックの説明図。 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。 本発明の一実施形態の処理手順の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図。 他の実施形態の処理手順の説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図5を用いて説明する。本実施形態では、福祉事務所において、受給者に対して生活保護費を支給する場合を想定する。この場合、定期的な生活保護費の支給については、支払のための連絡票を発行し、受給者に対して交付(手渡しや郵送等)する。また、臨時払の支給や生活保護費の返納の場合には、ケースワーカとの面談結果に基づいて、支払金額や返納金額を決定する。このような生活保護費の支給や返納の管理のために、本実施形態では、図1に示すように、生活保護費管理システム10、担当者端末20、入出金機30、連絡票50を用いる。
生活保護費の支給や返納を行なう場合には、連絡票50を生活保護費管理システム10において生成し、受給者に交付する。臨時払の支給や返納の場合には、受給者はケースワーカと相談し、ケースワーカが連絡票50に金額(支払金額や返納金額)を書き込む。そして、生活保護費の現金を支払する場合には、発行された連絡票50を担当者端末20において確認し、確認ができた場合に現金の支払を行なう。
連絡票50には、連絡票番号、自治体コード、受給者コード、年月、科目コード、支払金額又は返納金額、予定日範囲に関する表示欄が設けられている。
連絡票番号は、各連絡票50を特定するための識別子(連絡票識別子)である。
受給者コードは、生活保護費の受給者を特定するための識別子である。
支払年月は、定期的に生活保護費を支給する場合の支払月を示している。
科目コードは、入出金の種類を特定するための識別子である。本実施形態では、科目コードとして、支払(定期払)、支払(臨時払)、返納(定期払)、返納(臨時払)等を識別する識別子を用いる。
支払金額、返納金額は、それぞれ生活保護費として支給する金額、返納する金額である。ここで、臨時払の支給や返納の場合には、支払金額又は返納金額の各表示欄は空欄としておく。そして、ケースワーカとの相談時に、ケースワーカが、金額欄に支払金額や返納金額を記入する。
予定日範囲は、この受給者において、生活保護費の受け取り可能な時期(定期払の場合には年月、臨時払の場合には年月日)を示している。
更に、連絡票50には、第1コード画像、第2コード画像が印字される。第1コード画像は、担当者端末20において読み取らせるコード画像である。この第1コード画像には、連絡票50に表示された連絡票番号、自治体コード、受給者コード、年月、科目コード、支払金額、返納金額、予定日範囲に関するデータを含める。また、第2コード画像は、入出金機30において読み取らせるコード画像である。この第2コード画像には、連絡票50に表示された連絡票番号、入出金識別フラグ、支払金額、返納金額に関するデータを含める。この入出金識別フラグは、入金又は出金を識別するためのフラグである。
生活保護費管理システム10は、現金支給を管理する支給管理システムとして機能し、受給者に対して生活保護費の支給や返納を管理するためのコンピュータシステムである。この生活保護費管理システム10は、定期的な生活保護費の支給について、受給者情報、支給予定管理情報及び支給実績管理情報等を蓄積している管理情報記憶部12を備えている。
受給者情報には、受給者コードに対して、受給者の氏名、住所、年齢や性別等の個人属性や世帯情報に関するデータが記録されている。この世帯情報には、受給者の家族構成や家族の氏名、年齢や性別等に関するデータが記録されている。
支給予定管理情報には、受給者に対して支給予定の生活保護費や、受給者から返納予定の生活保護費について、連絡票番号、受給者コード、支払年月、入出金の種類(科目コード)、支払金額や支払予定時期(予定日範囲)に関するデータが記録される。
支給実績管理情報には、受給者に対して支給した生活保護費や、受給者から返納された生活保護費について、連絡票番号、受給者コード、支払年月、入出金の種類(科目コード)、支払金額又は返納金額、支払年月日又は返納年月日に関するデータが記録される。
更に、生活保護費管理システム10には、連絡票データを作成を指示するための操作端末が接続されている。この操作端末は、キーボードやポインティングデバイス等の入力手段、ディスプレイ等の表示手段を備えている。
この生活保護費管理システム10には、ネットワークを介して、支払支援システムとしての担当者端末20が接続されている。この担当者端末20は、福祉事務所の窓口に設置されており、生活保護費についての現金支払を行なう担当者が利用するコンピュータ端末である。そして、受給者に提供する連絡票50を印刷するとともに、受給者が提示した連絡票50を確認するために用いられる。担当者端末20は、制御部21、入出金管理情報記憶部22、キーボードやポインティングデバイス等の入力手段、ディスプレイ等の表示手段を備えている。更に、担当者端末20には、プリンタ25、コードリーダ26が接続されている。プリンタ25は、担当者端末20において作成された連絡票50を印刷する処理を実行する。コードリーダ26は、連絡票50に表示された第1コード画像を読み取る処理を実行する。
制御部21は、図示しないCPU等の制御手段、RAM及びROM等のメモリを有し、受給者に対する生活保護費の支給を管理するコード出力部及びコード確認部として機能する。このための支払支援プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すように、支給管理手段211、連絡票生成手段212、コード確認手段213として機能する。
支給管理手段211は、生活保護費管理システム10から連絡票50を印刷するための連絡票データを取得する処理を実行する。
連絡票生成手段212は、生活保護費管理システム10から取得したデータに基づいて連絡票50を作成する処理を実行する。この連絡票生成手段212は、この担当者端末20が設置されている自治体を特定するための情報(自治体コード)を保持している。
コード確認手段213は、連絡票50に表示されたコード画像を取得して、コード画像に含まれる情報に基づいて、支払の可否を判定する処理を実行する。
入出金管理情報記憶部22は、支払予定情報記憶部として機能する。この入出金管理情報記憶部22には、図2(a)に示すように、受給者に対して支払を行なう入出金管理レコード220が記録される。この入出金管理レコード220は、生活保護費管理システムから、連絡票50を印刷するためのデータを取得した場合に記録される。入出金管理レコード220には、連絡票番号、受給者コード、支払年月、科目コード、支払金額、返納金額、予定日範囲、印刷状況、入出金実績に関するデータが記録される。
連絡票番号データ領域には、各連絡票50を特定するための識別子に関するデータが記録される。
受給者コードデータ領域には、生活保護費の受給者を特定するための識別子に関するデータが記録される。
支払年月データ領域には、定期的に生活保護費を支給する場合の支払月を特定するためのデータが記録される。
科目コードデータ領域には、入出金の種類を特定するための識別子に関するデータが記録される。
支払金額データ領域、返納金額データ領域には、それぞれ支給する金額、返納する金額に関するデータが記録される。
予定日範囲データ領域には、この受給者が、生活保護費を受け取ることができる時期に関するデータが記録されている。
印刷状況データ領域には、この連絡票50が印刷されたかどうかを判定するためのフラグが記録されている。プリンタ25を用いて、この入出金管理レコード220についての連絡票50が印刷された場合には、印刷済みフラグが記録される。
入出金実績データ領域には、生活保護費についての現金支払や返納の消し込みを行なうための消込情報が記録される。本実施形態では、支払や返納が行なわれた実施日(年月日)が記録される。
更に、生活保護費の支給を行なう場合、福祉事務所に設置された入出金機30を用いる。この入出金機30は入出金装置として機能し、生活保護費の支払のための現金や返納された現金の保管管理を行なう。入出金機30は、図2(b)に示すように、制御部31、入出金履歴記憶部32、入出金部33、現金収容部34、タッチパネルディスプレイ35、コードリーダ36を備えている。
制御部31は、図示しないCPU等の制御手段、RAM及びROM等のメモリを有し、現金の入出金の管理処理を実行する。このための現金管理プログラムを実行することにより、制御部31は、図2(b)に示すように、連絡票情報取得手段311、出金管理手段312、入金管理手段313、履歴管理手段314として機能する。
連絡票情報取得手段311は、連絡票50に表示されたコード画像を取得し、コード画像に含まれる情報を復号する処理を実行する。
出金管理手段312は、現金収容部34に格納された現金を入出金部33に供給する処理を実行する。
入金管理手段313は、入出金部33に投入された現金を現金収容部34に格納する処理を実行する。
履歴管理手段314は、入出金部33に投入された現金や、入出金部33から払い出された現金についての履歴を管理する処理を実行する。
入出金履歴記憶部32には、入出金機30における現金の入金や出金についての入出金履歴に関する入出金履歴管理レコードが記録される。この入出金履歴管理レコードには、入出金日、連絡票番号、金額、入出金識別フラグに関するデータが含まれる。
入出金日データ領域には、入出金が行なわれた年月日に関するデータが記録される。
連絡票番号データ領域には、入出金に用いられた連絡票50を特定するための識別子に関するデータが記録される。
金額データ領域には、入金又は出金された現金額に関するデータが記録される。
入出金識別フラグデータ領域には、入金又は出金を識別するためのフラグが記録される。
入出金部33は、受給者に対して支給する現金を払い出したり、受給者から返納された現金を回収したりする。現金収容部34は、入出金部33において払い出すための現金や、入出金部33から回収した現金を収容する。タッチパネルディスプレイ35は、入出力手段として機能し、ディスプレイ上に情報を出力するとともに、ディスプレイ表面へのタッチを検知した場合、タッチ位置(座標)を特定して各種操作処理(ポインティング処理、キー入力処理等)を行なう。コードリーダ36は、連絡票50に表示された第2コード画像を読み取る処理を実行する。
上記のように構成されたシステムを用いて、生活保護費を管理するための処理手順を、図3〜図5に従って説明する。
(連絡票の作成)
まず、図3を用いて、連絡票の作成処理を説明する。連絡票50を作成する場合、生活保護費管理システム10の操作端末を起動し、ディスプレイにメニュー画面を表示させる。このメニュー画面には、「連絡票作成」を選択するためのアイコンが含まれる。
ここで、「連絡票作成」アイコンが選択された場合、生活保護費管理システム10は、連絡票の作成指示処理を実行する(ステップS1−1)。具体的には、生活保護費管理システム10は、連絡票作成画面をディスプレイに出力する。この連絡票作成画面には、新たに生活保護費の請求や返納を行なう場合の新規申請アイコンや、既に登録されている条件に基づいて定期的な支給を行なう場合の定期支給アイコンが含まれる。新規申請アイコンが選択された場合、生活保護費管理システム10は、申請に必要な項目の設定を行なうための入力画面をディスプレイに出力する。この場合、担当者は、この入力画面に、生活保護費の請求や返納の必要事項を入力する。必要事項として、受給者情報、科目情報、入出金予定情報がある。ここで、ケースワーカとの相談後に金額を決められる場合には、金額欄を初期値として空欄にしておく。
また、定期支給アイコンが選択された場合には、生活保護費管理システム10は、連絡票50を作成する支払年月の設定を行なうための入力画面をディスプレイに出力する。この場合、担当者は、この入力画面に、連絡票50を作成する支払年月を入力する。各入力画面において設定を完了した場合、入力画面の完了アイコンを選択する。
この場合、次に、生活保護費管理システム10は、連絡票の作成対象の特定処理を実行する(ステップS1−2)。新規申請の場合には、生活保護費管理システム10は、操作端末において入力された各種情報に対して、連絡票番号を付与して管理情報記憶部12に登録する。そして、この生活保護費を連絡票の作成対象として特定する。
一方、定期支給の場合には、生活保護費管理システム10は、操作端末において入力された支払年月に基づいて、管理情報記憶部12において生活保護費を支給する受給者を特定する。そして、この受給者に支給する生活保護費を、連絡票の作成対象として特定する。
そして、作成対象として特定していた連絡票を印刷するための連絡票データを生成する。
次に、生活保護費管理システム10は、金額が確定しているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、生活保護費管理システム10は、連絡票の作成対象において金額が設定されているかどうかに基づいて判定する。ここで、管理情報記憶部12において、連絡票の作成対象の支給予定管理情報に対象金額が設定されている場合には、金額が確定していると判定する。
金額確定と判定した場合(ステップS1−3において「YES」の場合)、生活保護費管理システム10は、金額設定処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、生活保護費管理システム10は、連絡票の作成対象の支給予定管理情報に記録されている支払金額を設定した連絡票データを生成する。
一方、金額が確定していないと判定した場合(ステップS1−3において「NO」の場合)、生活保護費管理システム10は、金額として空欄設定処理を実行する(ステップS1−5)。具体的には、生活保護費管理システム10は、金額欄を空欄にした連絡票データを生成する。
次に、生活保護費管理システム10は、データ出力処理を実行する(ステップS1−6)。具体的には、生活保護費管理システム10は、連絡票50を印刷するための連絡票データを、担当者端末20に送信する。
次に、担当者端末20の制御部21は、データ蓄積処理を実行する(ステップS1−7)。具体的には、制御部21の支給管理手段211は、生活保護費管理システム10から取得した連絡票データに含まれる各項目の情報を記録した入出金管理レコード220を生成し、入出金管理情報記憶部22に登録する。なお、この段階では、印刷状況データ領域は空欄にしておく。
そして、連絡票50を印刷する場合には、担当者端末20の制御部21は、出力対象の指定処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、担当者端末20のディスプレイに、連絡票の出力対象を特定するための選択画面を出力する。この場合、制御部21の連絡票生成手段212は、入出金管理情報記憶部22において、印刷済みフラグが記録されていない入出金管理レコード220を抽出する。次に、連絡票生成手段212は、抽出した入出金管理レコード220の一覧リストをディスプレイに出力する。この一覧リストにおいては、入出金管理レコード220に含まれる各種情報を指定することができる。そして、この一覧リストにおいて、出力対象の連絡票を指定する。ここでは、例えば、支払年月のように、複数の入出金管理レコード220を一括して指定したり、入出金管理レコード220を個別に指定したりすることも可能である。
次に、担当者端末20の制御部21は、コード画像の生成処理を実行する(ステップS1−9)。具体的には、制御部21の連絡票生成手段212は、指定された入出金管理レコード220についての第1コード画像、第2コード画像を生成する。この第1コード画像には、連絡票番号、自治体コード、受給者コード、支払年月、科目コード、支払金額、返納金額、予定日範囲に関するデータを含める。第2コード画像には、連絡票番号、入出金識別フラグ、入出金金額に関するデータを含める。ここで、生活保護費管理システム10から取得した連絡票データにおいて支払金額、返納金額が設定されていない場合、連絡票生成手段212は、支払金額、返納金額の各データ領域を空欄にしておく。なお、入出金識別フラグについては、連絡票生成手段212が、科目コードに基づいて、出金(支払)又は入金(返納)を特定し、出金又は入金に対応した入出金識別フラグを決定する。そして、連絡票生成手段212は、生活保護費管理システム10から取得した連絡票データにおいて、第1コード画像、第2コード画像を含めた連絡票印刷データを作成する。
次に、担当者端末20の制御部21は、連絡票の出力処理を実行する(ステップS1−10)。具体的には、制御部21の連絡票生成手段212は、作成した連絡票印刷データを用いて、プリンタ25において、コード画像を印字した連絡票50を印刷する。そして、連絡票生成手段212は、入出金管理レコード220の印刷状況データ領域に印刷済みフラグを記録する。
なお、印刷された連絡票50の金額欄が空欄の場合、ケースワーカが申請者との相談業務を行ない、連絡票50の金額欄に支給金額又は返納金額を記入する。
また、出力対象の指定処理(ステップS1−8)において、ケースワーカが、担当者端末20を用いて、入出金管理レコード220において記録されていない情報(例えば、支給金額又は返納金額)を入力できるようにしてもよい。この場合、連絡票生成手段212は、出力対象として指定された入出金管理レコード220の各項目をディスプレイに出力する。この場合、連絡票生成手段212は、ケースワーカが入力した情報を入出金管理レコード220に追加記録する。そして、担当者端末20の制御部21は、入出金管理レコード220を用いて、コード画像の生成処理(ステップS1−9)、連絡票の出力処理(ステップS1−10)を実行する。
(連絡票の確認処理)
次に、図4を用いて、受給者に対して生活保護費についての現金支払を行なったり、受給者から現金の返納を受けたりする場合の処理を説明する。この場合、受給者は、窓口において連絡票50を提出する。ここで、返納の場合には、返納金額に対応する現金を、連絡票50とともに提出する。そして、窓口担当者は、担当者端末20を用いて、図4に示す連絡票の確認処理(払出確認処理)を行なう。
まず、担当者端末20の制御部21は、コード画像の読取処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、窓口担当者は、担当者端末20のディスプレイに表示されたメニュー画面において「連絡票確認」アイコンを選択する。そして、担当者端末20に接続されたコードリーダ26を用いて、連絡票50に表示された第1コード画像を読み取る。この場合、制御部21のコード確認手段213は、コードリーダ26において読み取ったコード画像情報を取得する。
次に、担当者端末20の制御部21は、入出金情報の取得処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、第1コード画像をデコードして、入出金情報(連絡票番号〜予定日範囲)を取得する。
次に、担当者端末20の制御部21は、提出先の自治体は正しいかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、入出金情報に含まれる自治体コードと、予め保持している自治体コードとを比較する。両者が一致している場合には、自治体は正しいと判定する。
自治体コードが一致せず、提出先の自治体は正しくないと判定した場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、ディスプレイに、連絡票50が適正でないことを示すメッセージを表示する。そして、コード確認手段213は、コード確認処理を終了する。
一方、自治体コードが一致することにより、提出先の自治体は正しいと判定した場合(ステップS2−3において「YES」の場合)、担当者端末20の制御部21は、支払又は返納のいずれかについての判定処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、科目コードを用いて、支払又は返納を判定する。
ここで、返納を示す科目コードが記録されており、返納と判定した場合(ステップS2−5において「返納」の場合)、以下に示す返納処理を実行する。
ここでは、担当者端末20の制御部21は、金額入力処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、金額確認画面を出力する。この金額確認画面には、入金金額の設定欄が設けられている。この場合、担当者は、受給者から受け取った現金額と、連絡票50の金額とを比較する。現金額が連絡票50の金額より少ない場合には、受給者に対して不足があることを伝えて、連絡票50の金額以上を受け取る。そして、連絡票50の金額以上の現金を受け取った場合、金額確認画面に連絡票50の金額を設定して、確認完了を入力する。この場合、コード確認手段213は、入出金管理情報記憶部22において、連絡票番号が記録された入出金管理レコード220を特定し、この入出金管理レコード220に返納金額を記録する。なお、既に入出金管理レコード220に予め返納金額が記録されている場合には、返納金額の入力や記録をスキップする。
次に、担当者端末20の制御部21は、領収書の出力処理を実行する(ステップS2−7)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、入力された返納金額について、必要に応じて領収書を作成し、プリンタ25を用いて出力する。なお、入出金機30において領収証を出力する場合には、この処理をスキップすることができる。
次に、担当者端末20の制御部21は、入出金履歴の記録処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、システムタイマから現在日付を取得し、入出金管理レコード220の入出金実績データ領域に現在日付を記録する。
次に、担当者端末20の制御部21は、入出金履歴の送信処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、生活保護費管理システム10に対して、入出金結果を送信する。この入出金結果には、連絡票番号等、入出金管理レコード220に記録されている各種情報を含める。なお、この入出金履歴の送信処理は、バッチ処理により、まとめて生活保護費管理システム10に送信するようにしてもよい。そして、生活保護費管理システム10は、管理情報記憶部12において、担当者端末20から受信した入出金結果に含まれる各種情報を支給実績管理情報として記録する。
一方、支払を示す科目コードが記録されており、支払と判定した場合(ステップS2−5において「支払」の場合)、担当者端末20の制御部21は、出力記録の照合処理を実行する(ステップS2−10)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、第1コード画像から取得した連絡票番号が記録された入出金管理レコード220を、入出金管理情報記憶部22から抽出する。なお、入出金管理レコード220を、入出金管理情報記憶部22から抽出できない場合には、連絡票50が出力されていないことを示すメッセージを表示して、この処理を終了する。
次に、担当者端末20の制御部21は、初めての支払かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−11)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、入出金管理情報記憶部22から抽出した入出金管理レコード220の入出金実績データ領域に完了日が記録されているかどうかを確認する。入出金管理レコード220に完了日が記録されていない場合には、初めての支払と判定する。
入出金管理レコード220に完了日が記録されており、初めての支払ではないと判定した場合(ステップS2−11において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する(ステップS2−4)。
一方、入出金管理レコード220に完了日が記録されておらず、初めての支払と判定した場合(ステップS2−11において「YES」の場合)、担当者端末20の制御部21は、予定日範囲内かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−12)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、システムタイマから現在日付を取得し、コード画像から取得した予定日範囲と現在日付とを比較する。
現在日付が予定日範囲に含まれていない場合(ステップS2−12において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する(ステップS2−4)。
一方、現在日付が予定日範囲に含まれている場合(ステップS2−12において「YES」の場合)、担当者端末20の制御部21は、金額が記録されているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−13)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、第1コード画像に記録されている支払金額を特定する。そして、金額欄が空欄の場合には、支払金額が記録されていないことになる。
支払金額が記録されていない場合(ステップS2−13において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、金額入力処理を実行する(ステップS2−14)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、ディスプレイに金額確認画面を表示する。この金額確認画面には、受給者に対して支給する生活保護費の金額を設定する欄が設けられている。そして、担当者は、連絡票50に手書きされている金額を、金額確認画面に入力する。
なお、金額欄に金額が記録されている場合(ステップS2−13において「YES」の場合)、担当者端末20の制御部21は、金額入力処理(ステップS2−14)をスキップする。
次に、担当者端末20の制御部21は、現金払出指示処理を実行する(ステップS2−15)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、ディスプレイに、受給者に対する現金支払を指示するメッセージを出力する。
そして、担当者端末20の制御部21は、入出金履歴の記録処理(ステップS2−8)、入出金履歴の送信処理(ステップS2−9)を実行する。
(入出金機における処理)
次に、入出金機30を用いて、受給者に対して支給する現金や、受給者から返納された現金の取り扱い処理を、図5を用いて説明する。
まず、入出金機30の制御部31は、コード画像の読取処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、担当者は、連絡票50に表示された第2コード画像を入出金機30のコードリーダ36を用いて読み取る。この場合、制御部31の連絡票情報取得手段311は、コードリーダ36において読み取ったコード画像情報を取得する。
次に、入出金機30の制御部31は、入出金情報の取得処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、制御部31の連絡票情報取得手段311は、第2コード画像をデコードして、連絡票番号、入出金識別フラグ、支払金額、返納金額を取得する。
次に、入出金機30の制御部31は、支払又は返納のいずれかについての判定処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部31の連絡票情報取得手段311は、第2コード画像から取得した入出金識別フラグを用いて、支払又は返納を判定する。
入出金識別フラグにおいて入金を示すフラグが記録されており、返納と判定した場合(ステップS3−3において「返納」の場合)、以下に示す返納処理を実行する。
まず、入出金機30の制御部31は、金額入力処理を実行する(ステップS3−4)。具体的には、制御部31の入金管理手段313は、入出金機30のタッチパネルディスプレイ35に金額確認画面を出力する。この金額確認画面には、返納される金額(入金額)の設定欄が設けられている。担当者は、金額確認画面の設定欄に、連絡票50の金額を設定して、確認完了を入力する。なお、第2コード画像に返納金額が設定されている場合には、入金管理手段313は、この金額確認画面の設定欄に第2コード画像の返納金額を初期設定する。この場合、入金管理手段313は、設定された入金額を仮記憶する。
次に、入出金機30の制御部31は、投入金額の算出処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、担当者は、受給者から受け取った現金を入出金部33に投入する。この場合、制御部31の入金管理手段313は、入出金部33に収納された現金額を計算する。
次に、入出金機30の制御部31は、過不足があるかどうかについての判定処理を実行する(ステップS3−6)。具体的には、制御部31の入金管理手段313は、金額確認画面に設定された金額(返納予定額)と、現金収容部34に投入された金額とを比較する。そして、金額が一致していない場合には、過不足があると判定する。
過不足があると判定した場合(ステップS3−6において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、過不足調整処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には、制御部31の入金管理手段313は、入出金部33に収納された現金を現金収容部34に格納するとともに、投入金額に不足がある場合には、タッチパネルディスプレイ35に不足額を表示して、不足が解消するまで追加投入を促す。一方、投入金額が多い場合には、入金管理手段313は、入出金部33に収納された現金を現金収容部34に格納するとともに、差額を釣銭として、現金収容部34から取得し、入出金部33から払い出す。
一方、過不足がないと判定した場合(ステップS3−6において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、過不足調整処理(ステップS3−7)をスキップする。
次に、入出金機30の制御部31は、領収書の出力処理を実行する(ステップS3−8)。具体的には、制御部31の入金管理手段313は、入力された返納金額について領収書を必要に応じて作成して出力する。なお、担当者端末20において領収証を出力した場合には、この処理をスキップすることができる。
次に、入出金機30の制御部31は、入出金履歴の記録処理を実行する(ステップS3−12)。具体的には、制御部31の履歴管理手段314は、入出金日、連絡票番号、入金額、入出金識別フラグ(ここでは入金)を含めた入出金履歴管理レコードを生成し、入出金履歴記憶部32に記録する。
一方、入出金識別フラグにおいて出金を示すフラグが記録されており、支払と判定した場合(ステップS3−3において「支払」の場合)、入出金機30の制御部31は、金額が記録されているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS3−9)。具体的には、制御部31の出金管理手段312は、第2コード画像から取得した支払金額を特定する。そして、第2コード画像の支払金額データ領域が空欄の場合には、支払金額が記録されていないことになる。
支払金額が記録されていない場合(ステップS3−9において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、金額入力処理を実行する(ステップS3−10)。具体的には、制御部31の出金管理手段312は、入出金機30のタッチパネルディスプレイ35に金額確認画面を出力する。この金額確認画面には、受給者に支払う金額(出金額)の設定欄が設けられている。担当者は、金額確認画面の設定欄に、連絡票50の金額を設定して、確認完了を入力する。この場合、出金管理手段312は、設定された出金額を仮記憶する。
なお、金額が記録されている場合(ステップS3−9において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、金額入力処理(ステップS3−10)をスキップする。
次に、入出金機30の制御部31は、現金払出処理を実行する(ステップS3−11)。具体的には、制御部31の出金管理手段312は、金額確認画面に設定された金額又は第2コード画像から取得した支払金額を、現金収容部34から取得し、入出金部33から払い出す。そして、担当者は、入出金部33から現金を取り出し、受給者に支給する。
次に、入出金機30の制御部31は、入出金履歴の記録処理を実行する(ステップS3−12)。具体的には、制御部31の出金管理手段312は、入出金日、連絡票番号、出金額、入出金識別フラグ(ここでは出金)を含めた入出金履歴管理レコードを生成し、入出金履歴記憶部32に記録する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態においては、担当者端末20の制御部21は、コード画像の生成処理(ステップS1−9)、連絡票の出力処理(ステップS1−10)を実行する。具体的には、制御部21の連絡票生成手段212は、プリンタ25を用いて、コード画像を付加した連絡票50を印刷する。これにより、連絡票50には、入出金情報を記録したコード画像が印字されるので、このコード画像を用いて、入出金内容を的確に特定し、効率的に現金の支払や返納を行なうことができる。
(2)本実施形態においては、担当者端末20の制御部21は、コード画像の読取処理を実行する(ステップS2−1)。そして、担当者端末20の制御部21は、提出先の自治体は正しいかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−3)。自治体コードが一致せず、提出先の自治体は正しくないと判定した場合(ステップS2−3において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する(ステップS2−4)。受給者が居住地と異なる自治体等の窓口に連絡票50を提出することもあるが、提出先を確認して、的確に生活保護費についての現金支払を行なうことができる。
(3)本実施形態においては、返納を示す科目コードが記録されている場合(ステップS2−5において「返納」の場合)、担当者端末20の制御部21は、金額入力処理を実行する(ステップS2−6)。生活保護費の返納の場合には、ケースワーカとの相談に基づいて金額が決められることが多い。このような場合にも、後から返納金額を設定しながら、連絡票50を用いて、効率的に生活保護費の管理を行なうことができる。
(4)本実施形態においては、支払を示す科目コードが記録されており、支払と判定した場合(ステップS2−5において「支払」の場合)、担当者端末20の制御部21は、出力記録との照合処理を実行する(ステップS2−10)。そして、入出金管理レコード220に完了日が記録されており、初めての支払ではないと判定した場合(ステップS2−11において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する(ステップS2−4)。これにより、同じ内容の連絡票50を用いての複数回の支払を抑制することができる。
(5)本実施形態においては、担当者端末20の制御部21は、予定日範囲内かどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−12)。そして、現在日付が予定日範囲に含まれていない場合(ステップS2−12において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する(ステップS2−4)。生活保護費を支給する場合、不正や窓口の混乱を避けるために予定日範囲を設けているが、この予定日範囲に基づいて、的確かつ効率的に支給を行なうことができる。
(6)本実施形態においては、担当者端末20の制御部21は、金額が記録されているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS2−13)。そして、支払金額が記録されていない場合(ステップS2−13において「NO」の場合)、担当者端末20の制御部21は、金額入力処理を実行する(ステップS2−14)。生活保護費の臨時払支払の場合には、ケースワーカとの相談に基づいて金額が決められることが多い。このような場合にも、後から支払金額を設定しながら、連絡票50を用いて、効率的に生活保護費の管理を行なうことができる。
(7)本実施形態においては、入出金機30の制御部31は、コード画像の読取処理を実行する(ステップS3−1)。入出金識別フラグにおいて入金を示すフラグが記録されており、返納と判定した場合(ステップS3−3において「返納」の場合)、入出金機30の制御部31は、金額入力処理を実行する(ステップS3−4)。これにより、連絡票50に書き込まれた金額の返納を行なうことができる。
(8)本実施形態においては、入出金識別フラグにおいて出金を示すフラグが記録されており、支払と判定した場合(ステップS3−3において「支払」の場合)、具体的には、入出金機30の制御部31は、金額が記録されているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS3−9)。金額が記録されていない場合(ステップS3−9において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、金額入力処理を実行する(ステップS3−10)。これにより、連絡票50の作成時に支払金額が確定していない場合にも、連絡票50に書き込まれた金額の支給を行なうことができる。
(9)本実施形態においては、入出金機30の制御部31は、現金払出処理を実行する(ステップS3−11)。これにより、担当者が支払に用いる現金を準備したり、この現金を受給者毎に袋詰めしたりすることなく、連絡票50を用いて、効率的に現金支給を行なうことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態では、福祉事務所における生活保護費についての現金支払を想定したが、本願発明の適用範囲は、これに限定されるものではなく、各種費用の現金支払に適用することができる。
・ 上記実施形態では、連絡票50を印刷する場合、担当者端末20の制御部21は、出力対象の指定処理を実行する(ステップS1−8)。これに代えて、出力対象を指定することなく、連絡票50を出力するようにしてもよい。この場合には、入出金管理情報記憶部22に入出金管理レコード220が登録された場合、担当者端末20の制御部21は、すぐにコード画像の生成処理(ステップS1−9)、連絡票の出力処理(ステップS1−10)を実行する。
・ 上記実施形態では、担当者端末20の制御部21は、現金払出指示処理を実行する(ステップS2−15)。この場合、連絡票50の持参者に現金支払を行なう。ここで、受給者の本人認証を行なうようにしてもよい。この場合には、担当者端末20に、受給者や世帯構成員を確認するための受給者情報を蓄積しておく。また、担当者端末20が、連絡票50を読み取った場合、生活保護費管理システム10の管理情報記憶部12にアクセスして、受給者コードに関連付けられた受給者情報を取得するようにしてもよい。そして、連絡票50を読み取った場合、担当者端末20は、ディスプレイに、本人確認情報として受給者情報を出力する。この場合、担当者は、出力された受給者情報を参照して、本人確認を行なう。例えば、受給者の住所を確認したり、受給者本人でない場合には、世帯情報を用いて、家族の氏名等を確認したりする。また、受給者情報に本人や世帯構成員の顔画像を含めておき、画像により本人確認を行なうことも可能である。
また、ケースワーカによって確認された受給者の情報を利用するようにしてもよい。この場合には、ケースワーカの相談時に、受給者の相談風景を撮影して、入出金管理情報記憶部22に、相談時画像を連絡票番号に関連づけて記録する。そして、連絡票の確認処理において、担当者端末20は、連絡票50を読み取った場合、連絡票50の連絡票番号に関連付けられた相談時画像をディスプレイに出力する。これにより、現金の受取人が相談者とは異なる場合には、担当者に対して注意喚起を行なうことができる。
・ 上記実施形態では、担当者端末20を用いて、連絡票の確認処理を行なう。これに代えて、入出金機30において、連絡票の確認処理を行なうようにしてもよい。ここでは、入出金機30において、第1コード画像を読み取る。更に、入出金機30の制御部31に、この入出金機30が設置されている自治体を特定するための情報(自治体コード)を保持させる。更に、入出金機30に入出金管理情報記憶部22を設ける。そして、図6に示す処理を実行する。
まず、入出金機30の制御部31は、ステップS2−1、S2−2と同様に、コード画像の読取処理(ステップS4−1)、入出金情報の取得処理(ステップS4−2)を実行する。
次に、入出金機30の制御部31は、ステップS2−3と同様に、自治体は正しいかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−3)。
自治体コードが一致せず、提出先の自治体は正しくないと判定した場合(ステップS4−3において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS2−4と同様に、警告処理を実行する(ステップS4−4)。
一方、自治体コードが一致することにより、提出先の自治体は正しいと判定した場合(ステップS4−3において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS2−5と同様に、支払又は返納かどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−5)。
ここで、返納を示す科目コードが記録されており、返納と判定した場合(ステップS4−5において「返納」の場合)、以下に示す返納処理を実行する。
ここでは、入出金機30の制御部31は、ステップS3−4〜S3−6と同様に、金額入力処理(ステップS4−6)、投入金額の算出処理(ステップS4−7)、過不足があるかどうかについての判定処理(ステップS4−8)を実行する。
過不足があると判定した場合(ステップS4−8において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS3−7と同様に、過不足調整処理を実行する(ステップS4−9)。一方、過不足がないと判定した場合(ステップS4−8において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、過不足調整処理(ステップS4−9)をスキップする。
次に、入出金機30の制御部31は、ステップS2−7〜S2−9と同様に、領収書の出力処理(ステップS4−10)、入出金履歴の記録処理(ステップS4−11)、入出金履歴の送信処理(ステップS4−12)を実行する。
一方、支払を示す科目コードが記録されており、支払と判定した場合(ステップS4−5において「支払」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS2−10、S2−11と同様に、出力記録の照合処理(ステップS4−13)、初めての支払かどうかについての判定処理(ステップS4−14)を実行する。
入出金管理レコードに完了日が記録されており、初めての支払ではないと判定した場合(ステップS4−14において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、警告処理を実行する(ステップS4−4)。
一方、入出金管理レコード220に完了日が記録されておらず、初めての支払と判定した場合(ステップS4−14において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS2−12と同様に、予定日範囲内かどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−15)。
支払金額が記録されていない場合(ステップS4−16において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS2−14と同様に、金額入力処理を実行する(ステップS4−17)。なお、支払金額が記録されている場合(ステップS4−16において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、金額入力処理(ステップS4−17)をスキップする。
一方、現在日付が予定日範囲に含まれている場合(ステップS4−15において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS2−13と同様に、金額が記録されているかどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−16)。
次に、入出金機30の制御部31は、ステップS3−11と同様に、現金払出処理を実行する(ステップS4−18)。
一方、現在日付が予定日範囲に含まれていない場合(ステップS4−15において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、ステップS4−4と同様に、警告処理を実行する(ステップS4−19)。
更に、入出金機30の制御部31は、出金可能かどうかについての判定処理を実行する(ステップS4−20)。具体的には、制御部31は、タッチパネルディスプレイ35に、出金可否を入力するための確認画面を出力する。この確認画面には、支払実行及び支払停止を選択するためのアイコンが表示される。
ここで、支払実行アイコンが選択されることにより、出金可能と判定した場合(ステップS4−20において「YES」の場合)、入出金機30の制御部31は、現金払出処理を実行する(ステップS4−18)。
一方、支払停止アイコンが選択されることにより、出金不可と判定した場合(ステップS4−20において「NO」の場合)、入出金機30の制御部31は、支払停止処理を実行する(ステップS4−21)。具体的には、制御部31の出金管理手段312は、出金できないことを示すメッセージをタッチパネルディスプレイ35に表示して、処理を終了する。
これにより、連絡票50の確認と、入出金機30における現金の取り扱いをまとめて行なうことができ、窓口担当者は、生活費保護費の管理作業を効率的に行なうことができる。
・ 上記実施形態では、生活保護費についての現金支払時には、担当者端末20の制御部21は、初めての支払かどうかについての判定処理(ステップS2−11)、予定日範囲内かどうかについての判定処理(ステップS2−12)を実行する。これに加えて、支払月の確認を行なうようにしてもよい。この場合には、第1コード画像から取得した支払年月情報を利用する。更に、コード確認手段213に、支払可否を判定するための許容範囲(許容日数)に関するデータを保持させておく。
そして、第1コード画像から入出金情報を取得した場合、制御部21のコード確認手段213は、システムタイマから現在日付を取得し、支払年月と現在日付とを比較し、支払年月と現在日付との差分が許容範囲内かどうかを確認する。そして、現在日付が支払年月からの許容範囲内に含まれていることを条件として、生活保護費についての現金支払を行なう。これにより、過去の連絡票50の不正利用を抑制することができる。また、現在日付が支払年月に含まれていない場合であっても、許容範囲内であれば、生活保護費の支給を受けることができる。例えば、月初の連休等により、福祉事務所の窓口が開いていない場合にも、前月末に生活保護費を受け取ることができる。
・ 上記実施形態では、入出金情報の取得処理(ステップS2−2)において、第1コード画像を復号する。この場合、第1コード画像を用いて、連絡票50の真正性を照合するようにしてもよい。この場合には、第1コード画像の生成時に、真正性を確認するための暗号化情報を埋め込んでおく。そして、担当者端末20の制御部21は、この暗号化情報を用いて、この連絡票50の真正性を確認できた場合のみ、この連絡票50による生活保護費についての現金支払や返納を行なう。一方、連絡票50の真正性を確認できなかった場合には、担当者端末20の制御部21は、警告処理を実行する。これにより、不正に作成された連絡票50や改竄された連絡票50の使用を抑制することができる。
・ 上記実施形態では、連絡票50には、第1コード画像、第2コード画像を含める。これに代えて、一つのコード画像を、担当者端末20及び入出金機30において併用するようにしてもよい。この場合、担当者端末20及び入出金機30は、それぞれの処理に必要な情報のみをコード画像から読み出すように設定しておく。
・ 上記実施形態では、連絡票50には、第1コード画像、第2コード画像を含める。これに代えて、連絡票の作成時には、連絡票50に第1コード画像のみを含めるようにしてもよい。この場合には、連絡票の確認処理において、入出金履歴の記録時に、入出金機30で読み取り可能な第2コード画像を生成し、プリンタ25において印刷する。ここでは、第2コード画像を印字した新たな帳票を印刷作成したり、連絡票50の余白領域に第2コード画像を追加印刷したりする。この場合には、金額入力処理によって設定された返納金額や支払金額を含めた第2コード画像を作成することができるので、入出金機30における金額入力処理を省略することができる。
・ 上記実施形態では、入出金機30を用いて、生活保護費を現金により支給する。これに代えて、電子マネーによる支払を行なうようにしてもよい。この場合には、図7に示すように、現金に換金できる電子マネーを格納したカード55を用いる。そして、担当者端末20において、カード55についてのデータの読み込み、書き込みを行なうリーダライタ27を接続しておく。更に、現金取扱機40にも、カード55のリーダライタ47を接続しておく。この場合の処理を、図7を用いて説明する。
ここでは、担当者端末20の制御部21は、図4と同様に、ステップS2−1〜S2−14の処理を実行する。そして、担当者端末20の制御部21は、現金払出指示処理(ステップS2−15)の代わりに、チャージ処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21のコード確認手段213は、支払金額に基づいて、カード55に電子マネーをチャージするためのチャージデータを生成する。そして、コード確認手段213は、リーダライタ27により、カード55に生活保護費のチャージを行なう。
次に、担当者端末20の制御部21は、入出金履歴の記録処理(ステップS2−8)、入出金履歴の送信処理(ステップS2−9)を実行する。
そして、現金を取得する場合には、現金取扱機40のリーダライタ47にカード55を挿入する。
この場合、現金取扱機40は、カード情報の取得処理を実行する(ステップS5−2)。ここで、現金取扱機40は、カード55にチャージされている電子マネーの残高を取得する。
次に、現金取扱機40は、出金額の特定処理を実行する(ステップS5−3)。具体的には、現金取扱機40は、タッチパネルディスプレイに、現金の出金額を設定するための入力画面を出力する。この入力画面には、電子マネーの残高情報及び、この残高を上限として出金額を設定するための設定欄が含まれる。
入力画面に出金額が設定された場合、現金取扱機40は、現金払出処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、現金取扱機40は、カード55に記録されていた残高から、入力画面において設定された出金額を差し引いて残高を更新する。そして、現金取扱機40は、設定された出金額の現金を払い出す。
この現金取扱機40を、受給者自身が利用可能な場所(窓口外や金融機関)に設置することにより、受給者に対して、効率的に現金を支給することができる。
また、現金を支給する場合、カード55に格納された電子マネーを用いる場合に限定されるものではない。例えば、カード55に支払専用口座を特定するための口座情報を記録しておくことも可能である。この場合には、支給者に対して支払専用口座(仮口座)を開設し、この支払専用口座に受給者に対する支払金を格納する。そして、受給者に対して、この支払専用口座から現金を引き出すためのカード55を提供する。
10…生活保護費管理システム、12…管理情報記憶部、20…担当者端末、21…制御部、211…支給管理手段、212…連絡票生成手段、213…コード確認手段、22…入出金管理情報記憶部、25…プリンタ、26…コードリーダ、27…リーダライタ、30…入出金機、31…制御部、32…入出金履歴記憶部、33…入出金部、34…現金収容部、35…タッチパネルディスプレイ、36…コードリーダ、40…現金取扱機、47…リーダライタ、50…連絡票、55…カード。

Claims (7)

  1. 現金支給を管理する支給管理システムと接続されたコード出力部と、コード画像を読み取るコード確認部とを備えた支払支援システムであって、
    前記コード出力部が、
    前記支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、
    前記支払予定情報を含めたコード画像を生成し、前記コード画像を印字した連絡票を出力する連絡票出力処理を実行し、
    前記コード確認部が、
    前記連絡票に印字されたコード画像を読み取り、
    現在日付を特定し、前記現在日付が前記予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する払出確認処理を実行することを特徴とする支払支援システム。
  2. 前記支払予定情報を記録する支払予定情報記憶部を更に備え、
    前記コード出力部が、取得した支払予定情報を前記支払予定情報記憶部に記録し、
    前記コード確認部が、コード画像から取得した連絡票識別子を前記支払予定情報記憶部において照合し、
    前記連絡票識別子の消込情報が記録されていない場合には、支払金額の払出を許可し、前記支払予定情報記憶部に消込情報を記録するとともに、前記連絡票識別子の消込情報が記録されている場合には、警告を出力することを特徴とする請求項1に記載の支払支援システム。
  3. 前記コード確認部が、コード画像において金額情報が記録されていない場合には、金額の入力を促す入力画面を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の支払支援システム。
  4. 前記コード確認部が、前記払出確認処理において、現在日付が、コード画像から取得した支払月の許容範囲に含まれるかどうかを判定し、
    現在日付が支払月の許容範囲に含まれない場合には、警告を出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の支払支援システム。
  5. 前記コード出力部が、払出確認処理においてのみ用いる画像情報と、現金を払い出す出金装置において用いる画像情報とを含めた前記コード画像を印字した連絡票を出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の支払支援システム。
  6. 現金支給を管理する支給管理システムと接続されたコード出力部と、コード画像を読み取るコード確認部とを備えた支払支援システムを用いて、支払管理を行なうための方法であって、
    前記コード出力部が、
    前記支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、
    前記支払予定情報を含めたコード画像を生成し、前記コード画像を印字した連絡票を出力する連絡票出力処理を実行し、
    前記コード確認部が、
    前記連絡票に印字されたコード画像を読み取り、
    現在日付を特定し、前記現在日付が前記予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する払出確認処理を実行することを特徴とする支払支援方法。
  7. 現金支給を管理する支給管理システムと接続されたコード出力部、コード画像を読み取るコード確認部として機能する制御手段を備えた支払支援システムを用いて、支払管理を行なうためのプログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記支給管理システムから、連絡票識別子、支払月、支払可能な予定日範囲、金額に関する支払予定情報を取得し、
    前記支払予定情報を含めたコード画像を生成し、前記コード画像を印字した連絡票を出力する連絡票出力処理を実行し、
    前記連絡票に印字されたコード画像を読み取り、
    現在日付を特定し、前記現在日付が前記予定日範囲に含まれる場合には、支払金額の払出を許可する情報を出力する払出確認処理を実行する手段として機能させることを特徴とする支払支援プログラム。
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