JP2013210719A - ハンディ無線検針システムの一斉検針方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の離れた検針場所の一斉検針を効率良く行うことのできるハンディ無線検針システムの一斉検針方法を提案すること。
【解決手段】ハンディ無線検針システム1の一斉検針方法では、各検針場所6の各メータ15に接続した検針用無線子機16に、子機IDと一斉検針用の検針グループIDを付与しておき、一斉検針時には検針用無線親機13から検針グループIDを含む一斉起動要求を送信する。間欠受信状態の検針用無線子機16は、自己の設定されている検針グループIDに対する一斉起動要求の場合には間欠受信状態から連続受信状態に切り替わり、メータの検針値を読み出して記憶保持する。検針用無線親機13は、各検針用無線子機16の検針値読み出し処理に必要な待ち時間が経過した後に、順番に各検針用無線子機16に検針値要求を出して検針値を収集する。
【選択図】図4

Description

本発明は、相互に離れた複数の検針場所に設置されているガス、水道水、電気などの消費量を計測するメータの検針を行う検針方法に関する。さらに詳しくは、検針員が検針用ハンディ端末を携帯して各メータを無線検針するハンディ無線検針システムにおいて、一箇所の検針場所で同時に複数の検針場所の検針を行う一斉検針方法に関する。
ガスの検針システムとしては、特許文献1に記載されているようなハンディターミナルを携帯した検針員により検針を行うハンディ無線検針システムが知られている。このハンディ無線検針システムでは、検針員がハンディターミナルおよび無線親機を携帯し、検針場所において、ガスメータの検針値を無線子機および無線親機を介してハンディターミナルに収集する。ハンディターミナルに収集した検針値は、ハンディターミナルから管理装置の側にアップロードされ、当該管理装置において集中的に管理される。
ハンディ無線検針システムによる検針では、集合住宅などにおいて、多数の検針場所(各戸)に設置した各メータの検針値を、各メータに通信接続されている各無線子機から無線親機を介して収集する必要がある。1台の無線親機を介して多数の無線子機に対して順番に通信を行って検針値を収集する作業には時間を要する。また、戸建て住宅等の検針においては、検針員が多数の検針場所を回って検針値を収集する必要があり、移動距離が長くなり検針に時間が掛かる。
特許文献2に記載の無線検針システムでは、集合住宅における各メータの検針を一斉に行うために、無線親機から複数の無線子機に対して起動電文を同時に送信して各無線子機を同時に起動して各無線子機から検針値を読み出すようにしている。混信することなく各無線子機から検針値を受信するために、複数の無線子機の各々が応答に必要とする時間に基づいて、各無線子機による応答電文の送信タイミング情報を生成し、生成した送信タイミング情報を各々の無線子機に送信している。各無線子機の側では、受信した送信タイミング情報に基づき、無線親機に対する応答電文の送信タイミングを決定している。
特開2004−348377号公報 特開2010−271897号公報
しかしながら、特許文献2に記載されているように、送信タイミング情報を生成して無線子機の側に送り、一斉検針を行う方法では、各無線子機に応じた適切な送信タイミング情報を検針毎に生成しなければならない。各無線子機の側は、一般的な個別検針のための送受信制御に加えて、受信した送信タイミングに従って検針値を送信する制御機能を追加する必要があり、送信タイミングを受信できない通信不能の場合の制御も煩雑になる。
また、一斉検針は集合住宅における検針動作を対象としており、複数の箇所に分散している検針場所を検針員が移動しながら携帯端末で検針を行う場合に一斉検針を適用して、検針作業の効率化を図ることについては着目されておらず、そのための提案もなされていない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、集合住宅などに設置されている複数のメータ、戸建て住宅などのような離れた検針場所のそれぞれに設置されている複数のメータ等の一斉検針を効率良く行うことのできるハンディ無線検針システムの一斉検針方法を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のハンディ無線検針システムの一斉検針方法では、各検針場所の各メータに通信接続されている検針用無線子機に対して、子機ID(子機識別情報)と共に一斉検針用のグループID(グループ識別情報)を付与しておき、一斉検針時には検針用無線親機の側からグループIDを含む一斉起動要求を送信する。間欠受信状態に設定されている検針用無線子機の側では、自己に設定されているグループIDに対する一斉起動要求の場合には間欠受信状態から連続受信状態に切り替わり、接続されているメータの検針値を読み出して記憶保持する。検針用無線親機の側では、各検針用無線子機における検針値読み出し処理に必要な待ち時間が経過した後に、順番に各検針用無線子機に対して検針値要求を出して検針値を収集する。すなわち、検針対象の検針用無線子機の子機IDを含む検針値要求を各検針用無線子機に送信し、その子機IDが付与されている検針用無線子機からの検針値を受信し終わると、次の子機IDを含む検針値要求を送信する検針動作を繰り返す。
したがって、検針用無線親機の側において各無線子機のための送信タイミング情報を生成して各無線子機に送信する必要がない。また、一斉起動要求を送信した後は一定の待ち時間が経過した後に検針値要求を送信するだけで良い。検針用無線子機の側でも、単に、一斉起動要求が自分のグループIDに対するものであれば検針値を読み出して記憶保持し連続受信状態で待機し、自分に対する検針値要求に応答して保持している検針値を、検針値要求元に送信すればよい。よって、検針用無線親機および検針用無線子機の双方ともに、一斉起動以外の通信制御は個別検針の場合と同一のままでよい。
次に、本発明の一斉検針方法では、検針場所のそれぞれを表示した地図上において、検針場所を、有効無線範囲を表す同一半径の円によって、複数の検針グループに分け、各検針グループに対して一斉検針用の同一のグループIDを付与している。また、隣接する2つの検針グループの間においては、双方の検針グループに属する検針場所が少なくとも一箇所は発生するように、複数の検針場所を複数の検針グループに分けている。一斉検針を一つの検針グループ内の一箇所の検針場所で行う場合、電波受信状況などに起因して通信不能により検針できない同一検針グループ内の検針場所が発生することがある。この場合には、検針に失敗した検針場所まで移動し、そこを中心として一斉検針を再度行う。当該検針場所が隣接する別の検針グループに属している場合には、その検針グループを指定して(当該検針グループIDを指定して)一斉検針を行う。
このようにすれば、隣接する別の検針グループに属する複数の検針箇所の検針も同時に行うことができる。この結果、検針員の移動距離を短くでき、また、一斉検針動作の回数を少なくすることができる。よって、離れた複数の検針場所を回って検針する作業を極めて効率良く行うことができる。
次に、本発明では、検針用ハンディ端末として、表示および入力用の画面が一体化された携帯用パーソナルコンピュータ(タブレット型PC)を用いており、一斉検針時には、当該検針用ハンディ端末の表示画面上に検針実行画面を表示するようにしている。一斉検針時の検針実行画面には、各検針場所に対応した複数の表示行を備えた検針動作表示欄が表示され、各表示行には、検針順序表示桁、検針状況表示桁、検針グループID表示桁、無線設置有無表示桁、顧客表示桁、検針値表示桁等が含まれている。検針状況表示桁には、検針状況として、検針済み、検針失敗、検針中、未検針を表す表示が色分け表示される。
検針員は、このような表示から、一斉検針時における各検針場所での検針状態を一目で認識することができる。また、検針員は一斉検針後に、表示内容から次の一斉検針を行う検針場所を一目で知ることができ極めて便利である。
本発明を適用したハンディ無線検針システムを示す全体構成図である。 図1のハンディ無線検針システムに用いる検針用無線親機を示す正面図、側面図、背面図および上面図である。 図1のハンディ無線検針システムに用いる消費者側装置を示す説明図および検針用無線子機の制御系を示す機能ブロック図である。 ハンディ無線検針システムにおける一斉検針作業における通信シーケンスを示す説明図である。 ハンディ無線検針システムの一斉検針作業において検針失敗が発生した場合の通信シーケンスを示す説明図である。 一斉検針における検針箇所のグルーピング方法を示す説明図である。 一斉検針における検針失敗箇所が発生した場合の対応例を示す説明図である。 ハンディ無線検針システムにおける個別検針作業における通信シーケンスを示す説明図である。 検針用タブレットPCのログイン画面例を示す説明図である。 検針用タブレットPCのメインメニュー画面例を示す説明図である。 検針用タブレットPCの検針実行画面例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して本発明による一斉検針方法によって検針を行うハンディ無線検針システムの実施の形態を説明する。なお、以下の説明においては、ガス検針を例に挙げて説明するが、本発明はガス検針に限定されるものではなく、水道メータの検針、電力計の検針などの他のメータの検針にも適用可能なことは勿論である。
(検針システムの全体構成)
図1を参照してハンディ無線検針システムの全体構成を説明する。ハンディ無線検針システム1は、ガス会社2の側に設置されている管理者側装置3と、検針時に検針員4が携帯する無線検針ツール5と、戸建て住宅、集合住宅などの検針場所(ガス消費場所)6(1)、6(2)、6(3)・・・(以下、これらを検針場所6と呼ぶ。)に設置されている消費者側装置7(1)、7(2)・・・(以下、これらを消費者側装置7と呼ぶ。)から構成されている。
管理者側装置3は、検針に必要な情報を一元管理するための検針管理用コンピュータシステム11と、ここで集計された検針結果、各検針場所6のガス供給状態(ガスメータの異常、ガス漏れ発生などの履歴)等を含む各種の情報を蓄積する基幹システム12を備えている。無線検針ツール5は、本例では、検針用無線親機13と検針用のタブレット型のパーソナルコンピュータ14(以下、検針用タブレットPC14と呼ぶ。)から構成されている。検針用タブレットPC14にはハンディ無線検針用ソフトウエア14aがインストールされている。検針用無線親機13と検針用タブレットPC14の間は無線により通信が行われる。例えば、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))によって通信が行われる。
消費者側装置7は、不図示のガス供給管、例えばLPガスの供給管に介挿したLPガスメータ15と検針用無線子機16を備えており、これらの間は通信ケーブル17で接続されている。検針員4が携帯する検針用無線親機13と検針場所6に設置されている検針用無線子機16の間は特定小電力無線により通信が行われる。
ガス検針においては、検針場所情報など検針に必要な検針情報が、管理者側装置3の検針管理用コンピュータシステム11から検針用タブレットPC14にダウンロードされる。検針員4が検針対象の検針場所6に出向き、検針用タブレットPC14に検針値要求指令を入力すると、検針用無線親機13から検針値要求が検針用無線子機16に送信される。検針用無線親機13から検針値要求を受けた検針用無線子機16は、接続されているLPガスメータ15から検針データ(検針値、セキュリティデータ)を取得し、検針用無線親機13に送信する。検針用無線親機13を介して検針用タブレットPC14に検針データが収集される。検針用タブレットPC14に収集された検針結果14bは、管理者側装置3の検針管理用コンピュータシステム11に取り込まれて一元管理される。
(検針用無線親機)
図2は検針員4が携帯する検針用無線親機13を示す正面図、側面図、背面図および上面図である。検針用無線親機13は、検針用タブレットPC14と検針用無線子機16の間を無線で接続するための中継器としての役割を担っている。検針用無線親機13のケース21に内蔵の制御基板(図示せず)には、例えば、ケース21に内蔵の市販のブルートゥース・モジュール(図示せず)がRS−232Cを介して接続されている。これにより、ブルートゥース通信機能を備えた検針用タブレットPC14との間で通信を行い、検針用無線子機16との間では特定小電力無線により通信を行い、両者間の電文の橋渡しを行う。
検針用無線親機13のロッドアンテナ22は、アンテナ長λ/4のロッドアンテナを使用し、その根元側の部位は回転可能な構造となっており、全体としてシリコーンで保護されている柔軟に曲がるものを使用しており、その先端には保護キャップが取り付けられている。ケース上面に配置した電源スイッチ23をオフにすることで、電源を完全に遮断でき、電池の消耗を抑えることができる。電源スイッチ23の隣に配置されているパワーランプ24は、電源スイッチ23をオンにすることで点灯し、電源オン状態を確認できる。また、隣接の電池電圧監視ランプ25は電池電源が3V以下になると点灯し、その後の電圧低下に伴って光が弱くなっていく。このランプによって電池電圧の状態を監視することができる。
ケース21の側面にはUSBポート26が配置されており、USBケーブルを用いて検針用タブレットPC14と有線接続できるようになっている。ケーブル接続時には電力供給バスパワーとなり、検針用タブレットPC14から電力が供給される。ケース21の背面には電池ボックス27の開閉蓋が取り付けられており、ここには、例えば、単三型ニッケル水素充電池が収納される。ケース21の背面における電池ボックス27の上側の部位には、ブルートゥース通信の設定ボタン28が配置されており、ブルートゥースを使用する場合、検針用タブレットPC14と当該検針用無線親機13とを対応付けするために操作される。
検針用無線親機13に内蔵の不図示の制御基板には、検針用の検針制御プログラム(ハンディ検針用親機ソフトウエア)が組み込まれている。また、通信用基板として、検針用無線子機16との間で通信を行うための無線機基板(図示せず)および検針用タブレットPC14との間で通信を行うためのI/F基板(図示せず)の2種類の基板が搭載されている。無線機基板にはディップスイッチが搭載されており、これによって当該検針用無線親機13の親機器番を設定可能である。本例の場合には、親機器番として共通の値、例えば「FF」が出荷時に設定される。I/F基板には、ブルートゥース・モジュールおよびUSBポートが実装されており、これらは切り替えて使用されて、検針用タブレットPC14との通信の橋渡しを行う。
(検針用無線子機)
図3(a)は検針場所6に設置されている消費者側装置7を示す説明図であり、図3(b)は検針用無線子機16の制御系を示す機能ブロック図である。消費者側装置7の検針用無線子機16は、先に述べたように、LPガスメータ15から通信ケーブル17を介して当該LPガスメータ15の検針値およびセキュリティデータを読み出し、読み出した検針値等の検針データを特定小電力無線により検針用無線親機13に送信する。LPガスメータ15にはガス漏れ警報装置などの公知の接点機器18が接続される場合もある。
検針用無線子機16には制御基板30aと、検針用無線親機13との間で通信を行うための通信用のI/F基板30bと、LPガスメータ15との間で通信を行うための通信用のI/F基板30cが内蔵されている。制御基板30aには、ハンディ検針用子機ソフトウエア31と自動検針用子機ソフトウエア32の2種類のソフトウエアが組み込まれている記憶部33(ROM)が搭載されている。また、外部操作により、LPガスメータ15の検針時の起動ソフトウエアを、ハンディ検針用子機ソフトウエア31から自動検針用子機ソフトウエア32に切り替える処理等を行うための指令が入力される操作入力部34が接続されている。本例の操作入力部34は、検針用無線子機16のケース外側からマグネットを用いて操作入力が行われる非接触型のマグネット操作式の操作入力部である。
さらに、制御基板30aには、ハンディ検針用子機ソフトウエア31あるいは自動検針用子機ソフトウエア32を実行してLPガスメータ15の検針処理を行う検針制御部35、および、検針用無線親機13との間の通信に必要な各種の情報、例えば、子機ID(子機識別情報)、通信先の親機ID(親機識別情報)、事業体コードなどのセキュリティデータが記憶されている記憶部36が搭載されている。
検針用無線子機16に対するマグネット操作による各種の設定は出荷時において行われる。検針場所6に設置された後においては、マグネットによる操作入力によって、当該検針用無線子機16の記憶部36に設定されている子機IDの確認(出力)を行うことができる。また、ガス検針システムを、ハンディ無線検針システム1から自動検針システムに切り替えるために、マグネットによる操作入力によって、当該検針用無線子機16の起動ソフトウエアをハンディ検針用子機ソフトウエア31から自動検針用子機ソフトウエア32に切り替えることができる。なお、自動検針システムでは、各検針場所6において、検針用無線子機16に自動検針用無線親機と送信機が接続され、送信機から一般通信回線網を介して管理者側装置3の側に検針データが収集される。
ここで、記憶部36には、例えば、14桁のシステムIDが設定されている。検針用無線親機13においても同様に14桁のシステムIDが設定されている。システムIDの上位6桁が「グループID」であり、下位8桁が「子機ID」である。ハンディ無線検針システム1では、各検針用無線子機16の識別を、14桁のシステムIDの下位8桁の子機IDを用いて行う。一般的な検針用無線子機と同様に本例の検針用無線子機16にも器番設定用のディップスイッチ37が備わっており、器番を設定しておくことが可能であるが、本例では器番は無効とされる。
システムIDは、検針用無線親機13および検針用無線子機16のそれぞれに設定されており、検針時の無線機同士の通信において、その上位6桁(グループID)が一致する場合には起動(受信)し、下位8桁(子機ID)が一致する場合には通信を行う。各無線機は、通信要求が検針用無線親機13からのものなのか、検針用無線子機16からのものなのかは判別せず、自分に対する通信要求であれば、要求元に対してデータを返すようになっている。なお、本例では、下位8桁の識別番号として特定の番号を、後述のように一斉起動/一斉起動終了用の番号として使用している(図5参照)。例えば、番号列「00000000」を使用しており、この番号列はシステムIDには使用されない。
(主要機能)
次に、ハンディ無線検針システム1に用いる検針用無線親機13および検針用無線子機16に備わっている主要な機能を説明する。まず、一斉検針機能が備わっている。検針用無線子機16は、検針用無線親機13の側から一斉起動要求を受信すると、その直後に、LPガスメータ15の検針値、セキュリティデータなどを読み出し、読み出した検針データを記憶部36の所定の記憶場所に記憶保持する。記憶保持した検針データは、検針値要求時に検針用無線親機13に送信され、当該検針用無線親機13に保持される。
また、子機ID確認機能が備わっており、子機IDを検針用無線親機13からの無線通信により読み出して確認することが可能である。上位からの要求電文により検針用無線親機13を受信待ち受け状態にして、指定時間内に、検針用無線子機16のケース外側の所定箇所にマグネットをかざして、操作入力部34を所定時間(例えば、3〜10秒)の間、操作する。この操作入力により検針用無線子機16を発呼させることができ、記憶部36に保持されている子機IDが読み出されて無線通信部(I/F基板30b)を介して検針用無線親機13に送信され、ここから検針用タブレットPC14に送られて表示される。
さらに、検針用無線子機16は、起動ソフトウエアがハンディ検針用子機ソフトウエア31のままの場合と、自動検針用子機ソフトウエア32に切り替わっている場合とを識別できるようにするための識別表示機能が備わっている。すなわち、電源投入時に、ハンディ無線検針用の検針用無線子機16の識別表示部38(図3(b)参照)、例えば、LEDが所定の表示形態で点灯駆動される。例えば、約1.5秒の間点滅する。自動検針用子機ソフトウエア32に切り替わった場合、換言すると、自動検針システムに用いる自動検針用無線子機に切り替わった場合には、LEDが電源投入時には消灯状態のままであり、点滅駆動しない。
なお、検針用無線子機16をハンディ無線検針用無線子機として使用する場合には、発呼動作は行わないように設定されている。また、発呼動作に関わる各種設定も、設定自体は可能であるが、発呼しないので事実上は無効である。但し、LPガスメータ15から検針データは取得し、取得しても発呼は行わないようにして、LPガスメータ15がリトライ動作状態に陥ることのないようにしている。
(一斉検針動作)
図4は、ハンディ無線検針システム1における一斉検針作業の通信概要を示す説明図である。一斉検針作業は、予め設定した同一の検針グループ(同一の検針グループIDが付与されている検針場所)に属する複数台のLPガスメータ15の検針を一箇所において連続して行うものである。検針員4が携帯している検針用無線親機13は連続受信状態に設定されており、各消費者側装置7の検針用無線子機16は間欠受信状態に設定されている。
検針員4は検針グループ内の一箇所の検針場所6に出向き、そこにおいて、検針用タブレットPC14を画面操作して無線一斉起動命令を入力して、無線一斉起動命令を検針用無線親機13に出力する(矢印a1)。検針用無線親機13は無線一斉起動命令を受け取ると、無線一斉起動電文(検針要求コマンド、8桁の親機ID、6桁のグループID、8桁が全て「0」の子機IDを含む電文)を送信する(矢印b1)。検針用無線親機13は、無線一斉起動電文を送信した後は、間欠応答待ち時間(ブロックa2、例えば18秒)経過後に、無線一斉起動応答を検針用タブレットPC14に返信する(矢印a3)。
検針用無線子機16は、検針用無線親機13から受信した無線一斉起動電文に含まれているグループIDが、予め内部設定されているグループIDに一致する場合には起動して連続受信状態に切り替わる。この後は、LPガスメータ15に対してデータ要求を行い、LPガスメータ15はデータ要求に応答してデータを返信する。例えば、データ要求として、検針値要求、一種類あるいは二種類のセキュリティデータ要求が順次に出され、順次に各データがLPガスメータ15の側から読み出される(矢印c1)。なお、データ要求としては、検針値要求のみの場合、セキュリティデータ要求のみの場合、これら以外の所定のデータ要求のみの場合、検針値要求とセキュリティデータ以外のデータ要求の場合など、各種の要求形態があり、本例の場合に限定されるものではない。読み出された検針データは、検針用無線子機16の所定の記憶場所に保持される(ブロックc2)。検針データは、無線一斉起動の終了もしくは無線通信タイムアウトまで保持される。
検針用タブレットPC14の側では、親機一斉起動応答(矢印a3)を受信した後は、各LPガスメータ15から検針用無線子機16に各データが取得されるために必要な待ち時間(例えば13秒)を置いた後に(ブロックa4)、検針対象のグループ、すなわち、同一のグループIDが割り当てられている複数台のLPガスメータ15に対して予め設定されている検針順に従って、LPガスメータ15に対する検針値要求命令、すなわち、当該LPガスメータ15の識別情報(器番)および当該LPガスメータ15に接続されている検針用無線子機16の子機IDを含む検針値要求命令を発生して検針用無線親機13に送信する(矢印a5)。
検針用無線親機13は、各検針用無線子機16に対して検針値要求電文を送信する(矢印b2)。検針対象のLPガスメータ15のデータを保持している検針用無線子機16、すなわち、子機IDが同一の検針用無線子機16は検針用無線親機13との間で通信を行い、保持しているデータを検針用無線親機13に送信する(矢印b3)。これに対して、検針対象のLPガスメータ15のデータを保持していない検針用無線子機16、すなわち、検針値要求電文に含まれている子機IDが自己の子機IDに一致しない検針用無線子機16の側においては、検針値要求電文に含まれているグループIDが自己のグループIDと一致するので、無線通信タイムアウトのための終了タイマを更新する(ブロックc3)。検針値を含むデータを受信した検針用無線親機13は、これらのデータを検針用タブレットPC14に送信する(矢印a6)。
同様にして、検針用無線親機13から、検針対象の同一検針グループ内の各検針用無線子機16(LPガスメータ15)に対する検針値要求を出して、各LPガスメータ15のデータを検針用無線子機16の側から収集して、検針用タブレットPC14に取り込み、その所定の記憶場所に保持する。このようにして、一つの検針グループに属する複数の検針場所6の検針が終了した後は、検針用タブレットPC14から無線一斉起動終了命令が出される(矢印a7)。この命令を受信すると、検針用無線親機13は無線一斉起動終了電文を各検針用無線子機16に送信し(矢印b4)、無線一斉起動終了応答を検針用タブレットPC14に返信する(矢印a8)。検針用無線子機16は無線一斉起動終了電文を受信すると、再び間欠受信状態に戻る(ブロックc4)。なお、終了電文を受信しなかった場合には、無線通信が連続して無通信となる状態が例えば100秒継続した後にタイムアウトとなり、間欠受信に戻る。
この後、検針員4は隣接する別の検針グループに属する検針場所の一つに移動する。そして、当該検針場所において当該検針グループに属する複数の検針場所の一斉検針作業を行う。
(一斉検針時の子機通信不可の場合の動作)
図5は一斉検針作業において検針用無線親機13が検針用無線子機16と通信できず検針が失敗した場合の通信電文シーケンスの例を示す説明図である。基本的な通信電文シーケンスは図4に示す場合と同様であるので説明を省略する。本例では、図5において「子機1」と表示されている検針用無線子機16が無応答であり、検針値等の検針データを検針用無線親機13が取得できなかった場合を示してある。この場合には、検針用無線親機13は、上位の検針用タブレットPC14に対して通信不通応答を返す(矢印a11)。
検針に失敗した検針場所6については、後述のように個別検針作業を行って検針値等の検針データを取得することができる。また、本例では、検針に失敗した検針場所6が、一斉検針を行った検針グループに隣接する別の検針グループにも属している検針場所である場合には、当該検針場所において当該別の検針グループを対象として一斉検針を行うようにしている。
(グルーピングおよび検針作業)
以下に、図6および図7を参照して、本例のハンディ無線検針システム1における多数の検針場所を、一斉検針対象の複数の検針グループに分けるグルーピング方法の例、および、検針に失敗した場合の対応例を説明する。
まず、図6を参照してグルーピングの例を説明する。この図に示すように、或る地域において、既存の検針場所n(n=1,2,3・・・)があり、これらのうち、丸で囲まれた番号の検針場所は無線により検針が可能であり、四角で囲まれた検針場所、図示の例では検針場所5は無線設備がなく検針員が検針用タブレットPC14に検針値等を手入力で行う場所である。また、検針順は検針場所を示す番号の昇順となっており、個別検針を行う場合には、検針員は図の点線で示すルートに従って移動しながら検針を行うものとする。なお、検針場所n、検針順、各検針場所の情報(住所、無線設備の有無)および、以下に述べる検針グループIDを含む検針情報は、検針時に検針用タブレットPC14にダウンロードされてその記憶部に記憶保持される。
この場合、無線検針の有効範囲(無線通信可能範囲)を、一つの検針場所を起点(中心)として決定し、一斉検針は起点として設定した検針場所において実施するものとする。起点となる検針場所に関する情報も検針情報の一つとして、検針用タブレットPC14に記憶保持される。図示の例の場合には、番号1の検針場所を起点に約100メートルの半径の円の範囲内で、後続の検針順の検針場所をグルーピングする。この場合には、番号1、2、3、12の検針場所が第1検針グループZ1として指定される。第1検針グループZ1から外れた、次の番号4の検針場所を起点として、同様に約100メートルの範囲内をグルーピングする。この場合に、隣接する第1検針グループZ1に属する少なくとも一箇所の検針場所が含まれるように範囲設定を行う。本例では、第2検針グループZ2として、番号2、3、4、5、6、8、11の検針場所がグルーピングされる。これらのうち、番号2、3の検針場所は第1検針グループZ1にも属する検針場所である。さらに、番号7の検針場所を起点として同様に約100メートルの範囲内をグルーピングして、番号5、6、7、8、9の検針場所を第3検針グループZ3に指定する。これにより、12か所の検針場所のうち、番号10の検針場所以外の検針場所が3つにグルーピングされる。
このようにグルーピングを行って番号1の検針場所、番号4の検針場所および番号7の検針場所の三ケ所で一斉検針を行い、番号5の無線設備のない検針場所で個別検針(手入力検針)を行い、グルーピングされていない番号10の検針場所で個別検針(無線検針)を行うことで、12か所の検針作業が終了することになる。すなわち、従来においては図の点線で示すように12か所を回る必要があるが、本例によれば実線で示すように検針員は5か所を回るだけで12か所の検針作業が済むことになり、短時間で効率良く複数個所の検針を行うことができる。
次に、図7を参照して、複数の検針グループに属する検針場所で一斉検針による検針を失敗した場合(通信不能の場合)の対応例を説明する。検針を失敗した検針場所についての情報は、タブレットPC14の記憶部に記憶保持される。複数の検針グループに属する検針場所が検針失敗となった場合には、その場所で個別検針を行う代わりに、その場所で再度、一斉検針を別の検針グループに対して実施する。例えば、タブレットPC14は、一斉検針を行う起点情報を記憶保持しており、検針に失敗した検針場所が、次に検針を行う検針グループにも属している場合には、当該検針場所を起点として次の検針グループの一斉検針を行うことが可能であることを表示するようになっている。
例えば、図7において、番号1の検針場所を起点として第1検針グループZ1を対象として一斉検針を行ったところ、番号3の検針場所の検針に失敗したものとする。この場合、番号3の検針場所を起点として、この検針場所が属する別の検針グループである第2検針グループZ2を対象として一斉検針を行う。この一斉検針によって、第2検針グループZ2に属する番号2、4、6、8、11の検針場所からの検針も行うことができる可能性がある。したがって、効率良く複数個所の検針を行うことが可能である。
例えば、検針終了後に、タブレットPC14の検針実行画面上に、番号3の検針場所で検針が失敗した旨を表示すると共に、番号3の検針場所での再検針時に第2検針グループZ2を指定して一斉検針を行うことが可能である旨を表示させることができる。検針員は、表示を見て、番号3の検針場所での再検針を個別検針ではなく一斉検針を行うことが望ましいことを知ることができる。表示に従って検針を行うことで、検針員4は効率良く検針作業を行うことができる。
ここで、番号3の検針場所を起点とする第2検針グループZ2の検針の後は、図7の一点鎖線で示すように、番号5の検針番所に移動して手入力による個別検針を行い、しかる後に、一点鎖線で示すように番号7の検針場所に移動し、ここを起点として第3検針グループZ3に属する検針場所について一斉検針を行い、然る後に実線で示すように、グルーピングされていない番号10の検針場所に移動して個別検針(無線検針)を行えば良い。
また、番号3の検針場所を起点とする第2検針グループZ2の一斉検針において、番号4、8、11の検針場所の検針に成功し、番号6の検針場所の検針に失敗した場合には、図7において実線で示すように、番号5の検針場所に移動して手入力による個別検針を行った後に、番号6の検針場所に移動し、ここを起点として第3検針グループZ3を指定して一斉検針を行えば良い。
例えば、タブレットPC14の検針実行画面上に、番号6の検針場所の検針が失敗した旨を表示すると共に、番号6の検針場所での再検針時に第3検針グループZ3を指定して一斉検針を行うことが可能である旨を表示する。検針員は、番号3の検針場所での一斉検針後は、検針実行画面上に表示されている検針順に従って、次の番号5の検針場所において、無線設備のない手入力による個別検針を行う。この後は、検針実行画面上の表示にしたがって、番号6の検針場所を起点として第3検針グループZ3を指定して一斉検針を行うことができる。
(個別検針作業)
図8は、ハンディ無線検針システム1における各LPガスメータ15の検針を個別に行う場合の通信概要を示す説明図である。この場合には、検針用タブレットPC14の側から検針対象の子機IDおよびLPガスメータ15の器番を指定した検針値要求命令が出され、検針用無線親機13および検針用無線子機16を介して該当するLPガスメータ15の検針値等のデータが読み出されて検針用タブレットPC14に供給される。検針の終了時には、無線一斉起動終了命令が出されて個別検針動作が終了する。したがって、一斉検針の場合における無線一斉起動動作が行われないだけであり、他の通信シーケンスの部分は同一である。
(検索実行画面例)
次に、図9は検針用タブレットPC14のログイン画面例を示す説明図であり、図10はそのメインメニュー画面例を示す説明図であり、図11はその検針実行画面例を示す説明図である。
図9に示すログイン画面50にはテンキー等が表示され、ハンディ無線検針システム1を利用するための認証コード、例えば、4桁のパスコード入力が必要とされる。認証後は、図10に示すメインメニュー画面60に切り替わり、検針情報取り込み、検針、通信履歴照会、検針情報出力、未検針照会、システム設定、保守の各メニュー選択ボタンが表示される。検針ボタンをパネル操作すると、画面が図11に示す検針実行画面に切り替わる。
図11に示す検針実行画面70には、検針モードの選択ボタン表示欄80、検針動作表示欄90等が含まれている。選択ボタン表示欄80には、複数の第n検索グループ(n=1,2,3,・・・)の一斉検針選択ボタン81、82、83、個別検針選択ボタン84および手入力選択ボタン85、検針状態表示ボタン86、検針中止ボタン87、終了ボタン88などが含まれている。
例えば、検針動作表示欄90には、検針員の担当検針場所のそれぞれについての検針時状態が、予め定められている検針順に従って各検針場所を表す表示行91(91(1)、91(2)、91(3)・・・)に表示される。例えば、図6、7に示すように担当検針場所が12か所であり、これらが3つにグルーピングされている場合には、一斉検針選択ボタン81〜83(グループ1検針、グループ2検針、グループ3検針)が表示され、これらに含まれる12か所の検針場所が12の表示行91(1)〜91(12)(図において91(1)〜91(11)のみが表示されている。)のそれぞれに表示される。各表示行91には、検針順序表示桁92、検針状況表示桁93、無線設置有無表示桁94、検針グループID表示桁95、顧客表示桁96、検針値表示桁97、セキュリティデータ表示桁98、無線子機電池残量表示桁99等が含まれている。各表示行91の検針状況表示桁93には、検針状況として、「済」(検針済み)、「NG」(検針失敗)、「(((」(検針中)、「未」(未検針)、「無」(不使用場所)等を表す表示が色分け表示されるようになっている。
また、検針実行画面70上において、各検針場所の顧客情報表示欄100を表示し、ここに、顧客氏名、住所、検針グループID、検針日および検針値を含む検針情報およびセキュリティ情報を表示することも可能となっている。
1 ハンディ無線検針システム
2 ガス会社
3 管理者側装置
4 検針員
5 無線検針ツール
6 検針場所
7 消費者側装置
11 検針管理用コンピュータシステム
12 基幹システム
13 検針用無線親機
14 検針用タブレットPC
14a ハンディ無線検針用ソフトウエア
14b 検針結果
15 LPガスメータ
16 検針用無線子機
17 通信ケーブル
18 接点機器
21 ケース
22 ロッドアンテナ
23 電源スイッチ
24 パワーランプ
25 電池電圧監視ランプ
26 USBポート
27 電池ボックス
28 設定ボタン
30a 制御基板
30b、30c I/F基板
31 ハンディ検針用子機ソフトウエア
32 自動検針用子機ソフトウエア
33 記憶部
34 操作入力部
35 検針制御部
36 記憶部
37 ディップスイッチ
38 識別表示部
70 検針実行画面
Z1 第1検針グループ
Z2 第2検針グループ
Z3 第3検針グループ

Claims (7)

  1. 検針員が検針用ハンディ端末および検針用無線親機を携帯して、複数の検針場所のそれぞれに設置されているメータの検針値を、当該メータに接続されている検針用無線子機を介して収集するハンディ無線検針システムの一斉検針方法であって、
    前記検針用無線子機のそれぞれに、子機識別情報と共に一斉検針用のグループ識別情報を付与する設定工程と、
    前記検針用ハンディ端末から、前記検針用無線親機を介して、前記グループ識別情報を含む一斉起動要求を各検針用無線子機に送信する一斉起動要求工程と、
    間欠受信状態に設定されている前記検針用無線子機が、前記一斉起動要求を受信し、当該検針用無線子機に設定されている前記グループ識別情報が前記一斉起動要求に含まれている前記グループ識別情報に一致する場合に、前記間欠受信状態から連続受信状態に切り替わり、接続されている前記メータの検針値を読み出して記憶保持する検針値読み出し工程と、
    前記検針用ハンディ端末が、各検針用無線子機における検針値読み出し処理に必要な待ち時間が経過するのを待つ待ち工程と、
    前記検針用ハンディ端末が、各検針用無線子機に記憶保持された前記検針値を、前記検針用無線親機を介して収集する検針値収集工程とを含み、
    前記検針値収集工程では、前記検針用ハンディ端末は、前記検針用無線親機を介して各検針用無線子機に対して、前記グループ識別情報および前記子機識別情報を含む検針値要求を送信し、前記検針値要求に含まれる前記子機識別情報に一致する子機識別情報が設定されている前記検針用無線子機から前記検針用無線親機を介して前記検針値を受信する工程を、同一の前記グループ識別情報が付与されている各検針用無線子機に対して順次に実行することを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
  2. 請求項1において、
    前記検針値収集工程において、前記連続受信状態にある前記検針用無線子機は、当該検針用無線子機に設定されている前記子機識別情報が前記検針値要求に含まれる前記子機識別情報に一致しない場合には、前記連続受信状態を前記間欠受信状態に戻すための終了タイマのカウント値を初期設定値に更新して前記連続受信状態を維持することを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記検針値収集工程が終了した後に、前記検針用ハンディ端末は、一斉起動終了要求を前記検針用無線親機を介して前記検針用無線子機のそれぞれに送信して、前記検針用無線子機のそれぞれの受信状態を前記間欠受信状態に戻す一斉起動終了工程を備えていることを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
    前記検針値収集工程において、前記検針用無線親機は、前記検針用無線子機のいずれからも前記検針値を受信しない場合には、検針失敗を表す通信不通応答を前記検針用ハンディ端末に返信し、
    前記検針用ハンディ端末は、検針失敗であった旨の情報を、該当する前記子機識別情報に関連付けして記憶保持することを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記検針場所のそれぞれに前記グループ識別情報を付与するグルーピングでは、
    複数の検針場所のそれぞれを位置する地図上において各検針場所の検針順を設定し、
    前記検針場所のうちから選択した一つの第1検針場所を中心として無線検針の有効範囲を表す円を描き、当該円で囲まれる領域内に位置するn箇所(n=2、3、・・・)の前記検針場所を第1検針グループに定め、当該第1検針グループ内に設置されている前記検針用無線子機および前記メータに、同一の第1検針グループ識別情報を付与し、
    前記第1検針グループから外れた前記検針場所のうちから選択した一つの第2検針場所を中心として同一半径の円を描き、当該円で囲まれる領域内に位置する複数の前記検針場所を第2検針グループに定め、当該第2検針グループ内に設置されている前記検針用無線子機および前記メータに、同一の第2検針グループ識別情報を付与し、
    前記第2検針グループには、前記第1検針グループに属する少なくとも一箇所の前記検針場所が重複して属するように、当該第2検針グループを設定し、
    前記第1、第2検針グループのそれぞれにおける一斉検針の起点となる検針場所を設定してあり、
    これらのグルーピングの設定情報が前記検針用ハンディ端末に記憶保持されていることを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
  6. 請求項5において、
    前記第1検針場所において、予め設定されている起点の検針場所で一斉検針を行って、前記第1検針グループに属する各検針場所に設置されている各メータから検針値を収集した後に、前記第1検針場所での前記一斉検針によって当該第1検針グループに属する各検針場所の検針値をすべて取得できた場合には、
    前記検針用ハンディ端末は、前記第2検針グループにおける予め設定されている起点の検針場所で前記第2検針グループ識別情報を指定して前記一斉検針が行われるように、前記起点となる検針場所を画面表示することを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
  7. 請求項6において、
    前記第1検針場所での前記第1検針グループの前記一斉検針において、検針値の取得に失敗した前記検針場所が存在し、当該検針場所が前記第2検針グループにも属している場合には、
    前記検針用ハンディ端末は、検針に失敗した当該検針場所において前記第2検針グループを表す前記第2検針グループ識別情報を指定して前記一斉検針が行われるように、前記検針に失敗した検針場所を、前記第2検針グループの一斉検針時の起点となる検針場所として画面表示することを特徴とするハンディ無線検針システムの一斉検針方法。
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