JP6573064B2 - 設備機器の登録システム - Google Patents

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本発明は、建物に設置される設備機器に関連してサービスを提供するための情報を、サーバに登録する設備機器の登録システムに関する。
従来、設備の保守あるいは点検などのために、設備の構成あるいは交換時期などを管理する技術が提案されている。たとえば、特許文献1には、建物設備の交換や改修等のメンテナンスが必要となる前に交換時期を設定して報知するシステムが記載されている。特許文献1では、顧客情報や建物情報等をサーバに登録するために、建物メーカーや販売会社等に設けられたコンピュータが用いられている。サーバはデータベースを備え、データベースはネットワークに接続されたコンピュータからアクセス可能になっている。
すなわち、特許文献1の構成では、顧客情報や建物情報がサーバに登録され、ネットワークに接続された他のコンピュータからサーバにアクセスすることが可能になっている。また、特許文献1には、システムが、建物設備の適切な交換時期を算出し、交換時期を報知する技術が記載されている。
特開2011−103076号公報
特許文献1に記載された技術のように、顧客情報や建物情報(建物設備の情報を含む)が登録されていると、建物メーカーや販売会社は、適切な時期に建物設備のメンテナンスを行うなどのサービスを提供することが可能になる。
一方、この種のサービスを提供しようとすれば、顧客情報や建物情報をサーバにあらかじめ登録しておく必要がある。したがって、建物メーカーや販売会社などでは、コンピュータにこれらの情報を入力する作業が必要であり、現場作業ではないから、入力ミスが生じやすいという問題を有している。また、建物の新築時あるいは建物設備の交換時には建物設備の情報を把握できるとしても、建物メーカーや販売会社ではない業者が導入した設備機器については、情報を登録する動機付けがなく、サーバへの情報の登録漏れが生じやすいという課題がある。
本発明は、建物に設置される設備機器について、設備機器を特定する情報と設備機器が設置されている場所の情報とを現場作業で登録可能とし、かつ情報の登録作業を簡易化することによりサーバへの情報の登録漏れを抑制することを可能にした設備機器の登録システムを提供することを目的とする。さらに、この設備機器の登録システムで用いる設備機器の登録方法を提供することを目的とする。
本発明に係る設備機器の登録システムは、建物に設置された設備機器を特定する第1の識別情報と前記設備機器が設置されている地理上の場所を特定する場所情報とを対応づけた情報を取得し、前記第1の識別情報に対して、前記設備機器と電力メータとの間の通信に用いられる認証情報を生成し、生成した前記認証情報を前記設備機器に送信し、前記電力メータを特定する第2の識別情報を、前記設備機器から取得し、前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を前記場所情報に対応づけて記憶するサーバを備えることを特徴とする。
この登録システムにおいて、前記設備機器を特定するために前記設備機器に付属している前記第1の識別情報を取得する第1の取得部と、前記設備機器が設置されている現場で前記場所情報を取得する第2の取得部と、前記第1の取得部が取得した前記第1の識別情報および前記第2の取得部が取得した前記場所情報を電気通信回線を通して前記サーバに送信する第1の通信部とを、さらに備えることが好ましい。
この設備機器の登録システムにおいて、前記設備機器の設置施工が終了したことを示す設置確認の情報を受け付ける第1の受付部をさらに備え、前記第1の通信部は、前記第1の受付部が前記設置確認の情報を受け付けたことを契機として前記第1の識別情報および前記場所情報を前記サーバに送信することが好ましい。
この設備機器の登録システムにおいて、前記設備機器の設置施工が終了したことを示す設置確認の情報を受け付ける第1の受付部と、前記サーバに登録に送信する情報の利用を承認するプライバシ承認を受け付ける第2の受付部とをさらに備え、前記第1の通信部は、前記第1の受付部が前記設置確認の情報を受け付け、かつ前記第2の受付部が前記プライバシ承認を受け付けたことを契機として、前記第1の識別情報および前記場所情報を前記サーバに送信することが好ましい。
この設備機器の登録システムにおいて、前記設備機器の施工状態を表す情報である設備情報を受け付ける第3の受付部をさらに備え、前記第1の通信部は、前記第1の識別情報と前記場所情報とに加えて、前記設備情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記第1の識別情報と前記設備情報とを前記場所情報に対応付けて記憶することが好ましい。
この設備機器の登録システムにおいて、前記設備機器の設置施工を行った施工日を表す施工日情報を受け付ける第4の受付部をさらに備え、前記第1の通信部は、前記第1の識別情報と前記場所情報と前記設備情報とに加えて、前記施工日情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記第1の識別情報と前記設備情報と前記施工日情報とを前記場所情報に対応付けて記憶することがさらに好ましい。
この設備機器の登録システムにおいて、前記設備機器は、携帯端末と通信することにより前記携帯端末を識別する第3の識別情報を取得する第4の取得部をさらに備え、前記第1の取得部は、前記第1の識別情報に加えて前記第3の識別情報を取得し、前記第1の通信部は、前記第1の識別情報と前記場所情報とに加えて、前記第1の取得部が取得した前記第3の識別情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記第1の識別情報と前記第3の識別情報とを前記場所情報に対応付けて記憶することが好ましい。
本発明の構成によれば、建物に設置された設備機器に付属している第1の識別情報を第1の取得部が取得し、設備機器が設置されている現場で第2の取得部が場所情報を取得する。また、第1の取得部が取得した第1の識別情報と、第2の取得部が取得した場所情報とが第1の通信部を通してサーバに送信される。したがって、建物に設置される設備機器について、設備機器を特定する情報(第1の識別情報)と設備機器が設置されている場所の情報(場所情報)とが現場作業で登録可能になる。しかも、設備機器に付属している第1の識別情報を取得し、設備機器が設置される現場で場所情報を取得するから、情報の登録作業が簡易化され、サーバへの情報の登録漏れが抑制される。
実施形態1を示すブロック図である。 実施形態1における設備機器の一例を示す概略構成図である。 実施形態2を示すブロック図である。 実施形態3を示すブロック図である。
以下に説明する設備機器の登録システムは、図1に示すように、サーバ20と第1の取得部11と第2の取得部12と第1の通信部13とを備える。サーバ20は、建物に設置された設備機器40を特定する第1の識別情報D11を、設備機器40が設置されている地理上の場所を特定する場所情報F11に対応付けて記憶する記憶部21を備える。第1の取得部11は、設備機器40を特定するために設備機器40に付属している第1の識別情報D11を取得する。第2の取得部12は、設備機器40が設置されている現場で場所情報F11を取得する。第1の通信部13は、第1の取得部11が取得した第1の識別情報D11および第2の取得部12が取得した場所情報F11を電気通信回線50を通してサーバ20に送信する。
設備機器の登録システムは、設備機器40の設置施工が終了したことを示す設置確認の情報F12を受け付ける第1の受付部14をさらに備えることが望ましい。この場合、第1の通信部13は、第1の受付部14が設置確認の情報F12を受け付けたことを契機として第1の識別情報D11および場所情報F11をサーバ20に送信する。
また、設備機器の登録システムは、第1の受付部14と第2の受付部15とをさらに備えることが望ましい。第1の受付部14は、設備機器40の設置施工が終了したことを示す設置確認の情報F12を受け付ける。第2の受付部15は、サーバ20に登録に送信する情報の利用を承認するプライバシ承認F13を受け付ける。この場合、第1の通信部13は、第1の受付部14が設置確認の情報F12を受け付け、かつ第2の受付部15がプライバシ承認F13を受け付けたことを契機として、第1の識別情報D11および場所情報F11をサーバ20に送信する。
設備機器の登録システムは、設備機器40の施工状態を表す情報である設備情報F14を受け付ける第3の受付部16をさらに備えることが望ましい。この場合、第1の通信部13は、第1の識別情報D11と場所情報F11とに加えて、設備情報F14をサーバ20に送信し、記憶部21は、第1の識別情報D11と設備情報F14とを場所情報F11に対応付けて記憶する。
設備機器の登録システムは、設備機器40の設置施工を行った施工日を表す施工日情報F15を受け付ける第4の受付部17をさらに備えることが望ましい。この場合、第1の通信部13は、第1の識別情報D11と場所情報F11と設備情報F14とに加えて、施工日情報F15をサーバ20に送信する。また、記憶部21は、第1の識別情報D11と設備情報F14と施工日情報F15とを場所情報F11に対応付けて記憶する。
図3に示すように、サーバ20は、第1の識別情報D11を第1の通信部13から受け取ると第1の識別情報D11に対して通信に用いる認証情報D21を生成する認証部22と、認証情報D21を設備機器40に送信する送信部23とをさらに備えることが望ましい。この場合、設備機器40は、認証情報D21をサーバ20から受信すると、通信機能を備えた電力メータ60との間で、認証情報D21を用いて通信を行う第2の通信部41を備えることが望ましい。
設備機器40は、電力メータ60と通信することにより電力メータ60を識別する第2の識別情報D12を取得する第3の取得部42をさらに備えることが望ましい。ここに、第1の取得部11は、第1の識別情報D11に加えて第2の識別情報D12を取得する。第1の通信部13は、第1の識別情報D11と場所情報F11とに加えて、第1の取得部11が取得した第2の識別情報D12をサーバ20に送信する。また、記憶部21は、第1の識別情報D11と第2の識別情報D12とを場所情報F11に対応付けて記憶することが望ましい。
図4に示すように、設備機器40は、携帯端末70と通信することにより携帯端末70を識別する第3の識別情報D13を取得する第4の取得部43をさらに備える。この場合、第1の取得部11は、第1の識別情報D11に加えて第3の識別情報D13を取得する。第1の通信部13は、第1の識別情報D11と場所情報F11とに加えて、第1の取得部11が取得した第3の識別情報D13をサーバ20に送信する。また、記憶部21は、第1の識別情報D11と第3の識別情報D13とを場所情報F11に対応付けて記憶することが好ましい。
以下の設備機器の登録方法は、建物に設置された設備機器40を特定する第1の識別情報D11を、設備機器40が設置されている地理上の場所を特定する場所情報F11に対応付けてサーバ20の記憶部21に記憶させる。そのため、設備機器40を特定するために設備機器40に付属している第1の識別情報D11を第1の取得部11が取得し、設備機器40が設置されている現場で第2の取得部12が場所情報F11を取得する。さらに、第1の取得部11が取得した第1の識別情報D11および第2の取得部12が取得した場所情報F11を第1の通信部13が電気通信回線50を通してサーバ20に送信する。
(実施形態1)
以下、実施形態を、図1を用いてさらに詳しく説明する。本実施形態で説明する技術は、建物に設置された設備機器40に関する情報を管理することによって、設備機器40の利用者に種々のサービスを提供することを可能にすることを目的としている。この種のサービスには、たとえば、設備機器40の保守あるいは点検、設備機器40の機能の追加あるいは変更などに関する情報の提供が含まれる。
したがって、この種のサービスを提供するサービスの提供者は、少なくとも、建物に設置されている設備機器40の種類と、設備機器40が設置されている建物の地理上の場所とを把握していなければならない。設備機器40に関して稼働状況のような情報を管理することができれば、設備機器40の保守あるいは点検などの作業を行うタイミングの管理が容易になるが、本実施形態では、これらの情報は付随的な情報として扱う。
サービスの提供者が利用する情報は、インターネットのような電気通信回線50を通して情報を提供することが可能なサーバ20が記憶する。サーバ20は、設備機器40を特定する第1の識別情報D11と、設備機器40が設置されている地理上の場所を特定する場所情報F11とを対応付けて記憶する記憶部21を備える。サーバ20は、コンピュータを用いて構成され、記憶部21のデータを管理するデータベース管理システムを構築しており、電気通信回線50を通して端末10と通信するための通信部24を備える。サーバ20は、通常は複数台のコンピュータで構成され、複数台のコンピュータは地理上で一箇所に集中的に配置される場合と、地理上で異なる場所に分散して配置される場合とがある。
サーバ20が通信する端末10は、電気通信回線50を通して通信が可能であればとくに制限はない。本実施形態では、端末10が、スマートフォン、タブレット端末のようなカメラ付きである汎用のモバイル端末であって、アプリケーションプログラムにより以下の機能を実現することを想定して説明する。さらに、モバイル端末は、測位システムの端末(地球上の位置を取得するGPS(Grobal Positioning System)などの端末)としての機能を有していることが望ましい。
モバイル端末は、入力装置と出力装置と通信装置とを一体に備えた一種のコンピュータであるから、プログラム(アプリケーションプログラム)を実行することにより、以下に説明する端末10の機能を実現することができる。すなわち、以下に説明する各種の機能を有する処理部は端末10が備えるプロセッサにプログラムを実行させることにより実現される。なお、以下に説明する実施形態ではカメラを用いるが、カメラは必須というわけではない。また、GPSの端末としての機能を有していることは望ましいが、必須というわけではない。さらに、以下に説明する機能を持つ構成であれば専用の端末を用いることも可能である。
サーバ20は、設備機器40との間で電気通信回線50を通して通信してもよい。ただし、サーバ20が電気通信回線50を通して設備機器40と直接通信する構成を採用すると、設備機器40に電気通信回線50と通信する構成が必要になり、設備機器40のコスト増につながる可能性がある。
そのため、サーバ20と設備機器40とは、端末10を介在させて通信を行うことが望ましい。この場合、端末10は、電気通信回線50を通してサーバ20と通信し、設備機器40との間ではbluetooth(登録商標)のような近距離無線通信を行うことが望ましい。端末10がスマートフォン、タブレット端末などから選択される場合、この種の通信機能は、端末10が備えている通信機能を流用すればよい。この種の端末10は移動体通信(つまり、無線通信)を行うための通信機能を備えるから、この通信機能を用いることができる。
端末10は、サーバ20との間では電気通信回線50を通して通信するから、VPN(Virtual Private Network)を構築し、情報の漏洩を防止することが望ましい。また、端末10は、設備機器40との間では近距離無線通信を行うから、情報の漏洩を防止する技術は簡易化することが可能である。
端末10は、入力装置18としてタッチパネルとカメラとを備え、出力装置19として液晶表示器のようなフラットパネルディスプレイを備える構成を想定する。入力装置18は、テンキーあるいはアルファベットキーのようなキーボードであってもよい。端末10がスマートフォン、タブレット端末などから選択される場合、これらの入力装置18および出力装置19も端末10が備える構成を流用することができる。
本実施形態では、設備機器40が図2に示す構成の分電盤100である場合を例として説明する。図示する分電盤100は、主幹ブレーカ101と複数個の分岐ブレーカ102とを備える一般的な分電盤の構成に加え、以下の構成が付加可能である。
分電盤100に付加可能な構成は、分岐ブレーカ102により分岐された分岐回路ごとの使用電力を計測する電力センサ103、複数種類の分散型電源104,105,106、他装置と通信する通信ユニット110などである。
電力センサ103は、分岐ブレーカ102の台数に等しい個数のロゴスキーコイルを備える電流センサ1031と、電流センサ1031が計測した電流値と分岐回路の線間の電圧とを用いて電力を算出する電力計算部1032とを備える。この電力センサ103は、分電盤100の工場出荷前に組み込んでおくことが可能であるが、分電盤100が設置された現場で分電盤100に取り付けることも可能である。そのため、分電盤100の筐体は、電流センサ1031を取り付けるスペースSP1と、電力計算部1032の回路基板を取り付けるスペースSP2とが設けられている。
分散型電源104は、太陽電池のように自然エネルギーにより発電する発電装置であって電力系統への逆潮流が許容されている分散型電源を想定している。また、分散型電源105は、蓄電池であって、系統電源と分散型電源104との少なくとも一方の電力により充電され、建物内の電気負荷に電力を放電する構成を想定している。分散型電源104および分散型電源105は、電力変換装置120を通して分電盤100に接続される。電力変換装置120を接続する場合、分電盤100における主幹ブレーカ101の一次側(系統電源側)に、連携ブレーカ108が配置される。そのため、分電盤100には、連携ブレーカ108を内蔵するためのスペースSP3が設けられている。
電力変換装置120は、直流と交流との間の電力変換を行う変換器を内蔵している。また、電力変換装置120は、連携ブレーカ108に接続される連携端子と、系統電源が停電した場合に電力を出力するための自立端子とを備える。
系統電源から受電可能な期間には、連携端子を通して変換器が連携ブレーカ108に接続される。この状態では、分散型電源104(太陽電池)が発電した電力が建物内の電気負荷で利用可能になり、かつ分散型電源104が発電した電力を電力系統に逆潮流させることが可能になる。また、系統電源の電力を用いて分散型電源105(蓄電池)の充電を行うことが可能になり、分散型電源105に蓄電した電力を建物内の電気負荷で利用可能になる。
系統電源の停電時には、連携端子は変換器から切り離され、変換器は自立端子に接続される。したがって、分散型電源104および分散型電源105の電力を自立端子から建物内の電気負荷に供給することが可能になる。分散型電源104および分散型電源105から供給可能な電力には制限があるから、自立端子を通して電力が供給される電気負荷は特定の電気負荷に制限されることが望ましい。
ところで、分散型電源106は、燃料電池(電力変換器を含む)を想定している。分散型電源106は、分電盤100において主幹ブレーカ101の二次側に接続される。具体的には、分岐ブレーカ102が配置されるスペースSP4の一部を流用して配置される連携ブレーカ109に、分散型電源106が接続される。分散型電源106が発電した電力は電力系統に逆潮流を行うことが許容されていない。したがって、主幹ブレーカ101と連携ブレーカ109との間で電力の向きが監視され、分散型電源106から主幹ブレーカ101に向かう向きの電力が生じないように分散型電源106の出力が調節される。
図示する分電盤100は、上述したように、主幹ブレーカ101、分岐ブレーカ102、電力センサ103、連携ブレーカ108、連携ブレーカ109を収納するためのスペースSP1〜SP4のほかに、通信ユニット110を収納するスペースSP5も備える。通信ユニット110は、通信機能を有した電力メータ60(いわゆる、スマートメータ)、建物で利用される電気負荷の動作を管理するHEMS(Home Energy Management System)コントローラ61などと通信する機能を有する。
通信ユニット110は、電力メータ60、HEMSコントローラ61のほかにも、通信機能を有する様々な装置と必要に応じて通信が可能になるように、ベース111上に複数個の通信アダプタ112が取り付けられる構成を採用している。つまり、必要に応じて通信アダプタ112を選択してベース111に取り付けることによって、様々な装置との通信が可能になる。ベース111は、インターネットのような電気通信回線を通して通信する機能を備え、分電盤100とは別に設けられたサーバ62などとの間で情報を伝送することが可能になっている。通信により収集される情報は、HEMSコントローラ61のほか、通信ユニット110と通信する様々な装置で相互に利用することが可能になる。なお、電力センサ103が収集した情報も通信ユニット110を通して様々な装置で利用される。
上述したように、本実施形態では、設備機器40として分電盤100を想定している。ただし、分電盤100は一例であって、分電盤100の具体的な構成は、設備機器40の本質ではないので、以下では、設備機器40の構成を簡略化して説明する。
本実施形態は、図1に示すように、設備機器40には、設備機器40を特定するための第1の識別情報D11が付属することを前提にしている。第1の識別情報D11は、たとえば、設備機器40に対して分離できないように取り付けられた銘板107(図2参照)に、二次元バーコードを用いて記述される。銘板107には、二次元バーコードではない他のコードで第1の識別情報D11が記述されていてもよく、また、第1の識別情報D11を表す文字が記述されていてもよい。
第1の識別情報D11は、設備機器40に付与されるシリアル番号、通信可能な設備機器40のMACアドレスのように設備機器40にユニークに付与される情報を用いることが可能である。ただし、第1の識別情報D11は、設備機器40の種類を識別することができればよいから、個々の設備機器40でユニークでなくてもよい。たとえば、第1の識別情報D11は、品番(設備機器40の形状、色などを区別するための符号)であってもよい。
ところで、建物に設置された設備機器40に関連して上述のようなサービスを提供しようとすれば、設備機器40に関する情報をサービスの提供者が保有していなければならない。そのため、ユーザ登録という名目で、設備機器40の利用者に設備機器40に関する情報を登録させる試みがなされているが、ユーザ登録の達成率は十分ではなく、サービス提供者にとって、サービスを提供するための情報が十分に得られているとは言えない状況である。
サービス提供者が上述のようなサービスを提供するには、少なくとも、設備機器40を特定するための第1の識別情報D11と、設備機器40が設置されている地理上の場所に関する場所情報F11とが必要である。以下では、第1の識別情報D11および場所情報F11が、サーバ20に設けられた記憶部21に容易に登録されるようにし、結果的に、設備機器40に関する情報の登録率を高めることを可能にする技術について説明する。
設備機器40に関する情報をサーバ20に登録するために、サーバ20と通信可能な端末10が用いられる。端末10は、第1の識別情報D11を取得する機能を有した第1の取得部11と、場所情報F11を取得する機能を有した第2の取得部12とを備える。
第1の取得部11は、端末10が備えるカメラ(図示せず)と、カメラが撮像した二次元バーコードの画像から二次元バーコードの内容を解読する処理部とにより構成される。分電盤100に設けられた二次元バーコードは、設備機器40を特定する第1の識別情報D11を含む。したがって、端末10の操作者が、分電盤100の二次元バーコードをカメラで撮影すると、二次元バーコードの内容が読み取られ、第1の識別情報D11が抽出される。
一方、第2の取得部12は、端末10に内蔵されている測位システムの端末としての機能と、測位システムを用いて計測された位置に基づいて設備機器40が設置されている場所の住所を場所情報F11として取得する処理部とにより構成される。測位システムは地球上の座標位置を計測するから、第2の取得部12は、設備機器40が設置されている現場において、測位システムが求めた座標位置と住所とを対応付けているサーバ(通常は、サーバ20とは別に存在している)に問い合わせることによって、設備機器40が設置されている場所の住所を場所情報F11として取得する。サーバへの問い合わせは、端末10が備える通信機能により電気通信回線50を通して行われる。
第1の取得部11と第2の取得部12とは、上述のように端末10の機能を利用することによって、第1の識別情報D11と場所情報F11とを自動的に取得することが望ましい。ただし、第1の識別情報D11と場所情報F11とは、どちらもタッチパネルあるいはキーボードのような入力装置18を用いて手入力することが可能である。たとえば、カメラを備えていない端末10を用いる場合は、分電盤100の銘板107に表記された第1の識別情報D11を入力装置18を用いて手入力すればよい。また、測位システムが利用できない地下のような場所であれば、入力装置18を用いて、住所を場所情報F11として手入力すればよい。造成地のように住所が未定である場合は、測位システムが計測した座標位置を場所情報F11に用いることも可能である。
端末10は、第1の取得部11が取得した第1の識別情報D11と、第2の取得部12が取得した場所情報F11とをサーバ20に送信する第1の通信部13を備える。第1の通信部13は、端末10が備える通信機能の一部により実現され、サーバ20との間で電気通信回線50を通してセキュア通信を行う機能を有する。
端末10から送信された第1の識別情報D11と場所情報F11とをサーバ20が受け取ると、サーバ20は、記憶部21に第1の識別情報D11と場所情報F11とを対応付けて記憶する。したがって、サーバ20の記憶部21に記憶された情報により、設備機器40の種類ごとに設置されている場所を知ることが可能になる。そのため、設備機器40の保守あるいは点検、設備機器40の機能の追加あるいは変更などに関して情報を提供するサービスが可能になる。
たとえば、サービスの提供者は、第1の識別情報D11によって、上述した分電盤100のように、電力センサ103、連携ブレーカ108,109、通信ユニット110などの装置を後から追加可能な設備機器40の存在を知ることができる。また、場所情報F11を用いることにより設備機器40が設置されている場所を特定できるから、設備機器40を使用している顧客とコミュニケーションを直接行うことが可能になり、顧客とのリレーションシップを高めることができる。そのため、上述のような設備機器40を使用している顧客に対して、追加可能な装置の情報を適切に伝達し、また設備機器40の保守あるいは点検に関する情報を適切に伝達することが可能になる。
端末10が第1の識別情報D11と場所情報F11とをサーバ20に送信するタイミングは、設備機器40の設置施工が終了した後であることが望ましい。また、一般に、設備機器40を設置する施工業者は、設備機器40の設置施工の完了を報告する報告書を作成するから、報告書を作成するためのアプリケーションプログラムを端末10で実行可能にしていることが望ましい。
端末10は、設置施工の終了を示す設置確認の情報F12を受け付けるための第1の受付部14を備える。第1の受付部14は、入力装置18と出力装置19とを制御することにより実現される。
施工業者は、設備機器40の設置施工が完了したときに、施工完了の報告を行うためのアプリケーションプログラムを立ち上げると、設置施工の完了を通知するための画面が出力装置19に表示される。この状態で、入力装置18を操作することにより、第1の受付部14を通して設置確認の情報F12が入力される。ここに、アプリケーションプログラムが設置施工に関する報告書を作成する機能を有している場合、報告書に必要な情報が入力された後に、設置施工の完了を通知するための画面が表示されるようにすることが望ましい。このような処理を行うことにより、報告書の作成と設置施工の完了とを結びつけることが可能になり、施工業者による報告書の作成忘れを防止することができる。
第1の通信部13は、第1の受付部14が設置確認の情報F12を受け付けたことを契機として第1の識別情報D11および場所情報F11をサーバ20に送信する。ここで、第1の受付部14が設置確認の情報F12を受け付けるまでに、第1の識別情報D11と場所情報F11との一方が未取得である場合、第1の通信部13は、出力装置19を用いて未取得の情報を取得するように端末10の利用者に通知する。
また、設備機器40が設置現場での設定による調整を必要とする場合、設備機器40は設定の終了をもって設置確認の情報F12を第1の受付部14に自動的に入力する構成であってもよい。この場合、設備機器40は、端末10との間で近距離無線通信を利用して設置確認の情報F12を端末10に通知することが望ましい。設置確認の情報F12は、第1の通信部13が第1の識別情報D11および場所情報F11をサーバ20に送信する契機(トリガ)として用いるだけでよいが、設置確認の情報F12を併せてサーバ20に送信してもよい。設置確認の情報F12を、第1の識別情報D11および場所情報F11と対応付けてサーバ20の記憶部21に登録すれば、設備機器40が施工されたことを確認でき、またタイムスタンプによって設備機器40が設置された施工日を確認することが可能になる。
ところで、第1の識別情報D11、場所情報F11などの情報は、一般に公開すべきではないから、情報をサーバ20に登録すること、また、サーバ20に登録された情報を利用することについて、建物の管理者から承認を受けることが望ましい。このような非公開の情報の利用に関する承認を、以下では「プライバシ承認」という。プライバシ承認を受けるために、端末10は、設置確認の情報F12を受け付ける第1の受付部14に加えて、プライバシ承認F13を受け付ける第2の受付部15を備えていることが望ましい。
プライバシ承認F13は、建物の管理者が入力しなければならないから、第2の受付部15は、建物の管理者により管理されている別の端末などからプライバシ承認F13を受け取るように構成されていなければならない。そのため、端末10は、別の端末と、インターネットまたは公衆電話網を通して通信する機能、あるいは近距離無線通信により通信する機能を有し、別の端末との通信により第2の受付部15がプライバシ承認F13を受け取るように構成されることが望ましい。
端末10が第2の受付部15を備える場合、第1の通信部13は、設置確認の情報F12とプライバシ承認F13との両方を受け付けたことを契機として、第1の識別情報D11と場所情報F11とをサーバ20に送信することが望ましい。なお、設置確認の情報F12を受け付けたことを契機として、第1の識別情報D11と場所情報F11とをサーバ20に送信し、これらの情報の利用は、プライバシ承認F13を受け付けた後とするようにしてもよい。また、設置確認の情報F12と同様に、プライバシ承認F13についてもサーバ20の記憶部21に記憶させてもよい。記憶部21にプライバシ承認F13を登録しておけば、後日、プライバシ承認F13を受け取ったことの証明が可能になる。
上述した構成例において、サーバ20の記憶部21に記憶させる情報は、最小単位では第1の識別情報D11と場所情報F11とであり、設置確認の情報F12、プライバシ承認F13を加えてもよいことを説明をした。記憶部21は、これらの情報のほかに、設備情報F14と施工日情報F15とから選択される情報を記憶していることがさらに望ましい。
設備情報F14は、たとえば、分電盤100への機器の接続状態を示す情報であり、言い換えると、設備機器40の施工状態を表す情報である。上述した分電盤100では、設備情報F14は、分岐ブレーカ102の最大個数、分岐ブレーカ102の未使用回路数、主幹ブレーカ101および分岐ブレーカ102の容量などを含む。また、設備情報F14は、接続されている分散型電源104,105,106の種類および台数を含んでいることが望ましい。
設備情報F14をサーバ20の記憶部21に登録するために、端末10は第3の受付部16を備え、施工業者は第3の受付部16に設備情報F14を入力すればよい。第3の受付部16は第1の受付部14と関連付けておくことが望ましい。つまり、施工業者が第3の受付部16に設備情報F14を入力した後に、第1の受付部14に設置確認の情報F12を入力できるようにすればよい。このような動作により、設備機器40の設置に関する報告書を作成する際に、設備情報F14を報告書の内容に盛り込むことにより報告書の作成が容易になり、報告書を作成した後に、設置確認の情報F12を第1の受付部14に入力することが可能になる。
設備情報F14が分散型電源104,105,106の種類および台数を含み、かつこの設備情報F14がサーバ20の記憶部21に登録されている場合、設備機器40の利用者に対して、分散型電源104,105,106の新たな導入の提案が可能になる。設備情報F14には、主幹ブレーカ101および分岐ブレーカ102に関する情報も含まれるから、建物における電気負荷での消費電力の上限を見積もることができる。したがって、設備情報F14は、対象となる建物に設置することが望ましい分散型電源104,105,106の選択に役立つ情報になる。
一方、施工日情報F15は、設備機器40の設置施工を行った施工日を表す情報であって、端末10に設けられた第4の受付部17に与えられる。第4の受付部17は、施工日を端末10の入力装置18から受け付けることが可能であるが、第1の受付部14と連動して施工日を取得してもよい。すなわち、第1の受付部14が設置確認の情報F12を受け付けると、第4の受付部17は、設置確認の情報F12が受け付けられた時点のタイムスタンプから年月日を抽出して施工日とみなすようにしてもよい。
サーバ20の記憶部21に施工日情報F15が含まれていると、施工日からの経過日数に応じて、設備機器40の保守、点検、交換などの時期を見積もることが可能になる。したがって、設備機器40の管理者に対して、設備機器40の保守、点検、交換などの提案を適切な時期に行うことが可能になる。
上述した設備情報F14と施工日情報F15とは、第1の識別情報D11および場所情報F11とともに、第1の通信部13を通してサーバ20に送信される。すなわち、設備情報F14と施工日情報F15とは、設置確認の情報F12の入力、あるいは設置確認の情報F12およびプライバシ承認F13の入力を契機としてサーバ20に送信される。設備情報F14と施工日情報F15とは、サーバ20において、第1の識別情報D11および場所情報F11に対応付けて記憶部21に格納される。
(実施形態2)
本実施形態は、図3に示すように、建物に通信機能を有する電力メータ60が設置され、かつ設備機器40が電力メータ60と通信する機能を有している点で実施形態1と異なる。電力メータ60は、いわゆるスマートメータであって、計量した電力量を通信により送信することが可能になっている。本実施形態では、分電盤100に設けられた通信ユニット110が電力メータ60と通信する機能を有している。設備機器40である分電盤100と電力メータ60とが通信することにより、電力メータ60が計測した電力量を、分電盤100とは別のサーバ62、HEMSコントローラ61などに送信することが可能になる。
通信ユニット110が電力メータ60と通信する際には、通信ユニット110と電力メータ60とを紐付けるための認証情報D21が必要である。本実施形態では、サーバ20に設けられた認証部22が認証情報D21を発行する。認証部22は、第1の識別情報D11を第1の通信部13から受け取ると、第1の識別情報D11に対して認証情報D21を生成する。また、サーバ20は送信部23を備え、認証部22が生成した認証情報D21を送信部23から分電盤100に送信する。
分電盤100は、電気通信回線50を通してサーバ20から認証情報D21を受信すると、認証情報D21は、通信ユニット110が備える通信アダプタ112(第2の通信部41)を通して電力メータ60に送信される。電力メータ60は、認証情報D21を登録し、分電盤100に電力メータ60を紐付ける。認証情報D21を電力メータ60に登録するには、たとえば、通信アダプタ112と電力メータ60とを登録モードにし、登録モードであって受信強度が大きい電力メータ60に認証情報D21を引き渡せばよい。この動作は一例であって、分電盤100から電力メータ60に認証情報D21を引き渡す方法は、適宜に選択される。
電力メータ60は、分電盤100から認証情報D21が引き渡された後は、認証情報D21が一致する分電盤100と通信する。つまり、認証情報D21により紐付けられた電力メータ60と分電盤100との間で通信が可能になる。
電力メータ60には、電力メータ60により電力を計量している電気事業者により付与された第2の識別情報D12が登録されている。第2の識別情報D12は、電力メータ60ごとにユニークに設定される。電気事業者は、電力メータ60に付与されている第2の識別情報D12で電力メータ60を特定することにより、電力メータ60ごとに課金する料金を定める。
第2の識別情報D12は、電力メータ60を特定する情報であるから、サーバ20の記憶部21に場所情報F11に対応付けて記憶させておくことが望ましい。そのため、分電盤100は、電力メータ60と通信することにより第2の識別情報D12を取得する第3の取得部42を備える。
第3の取得部42が第2の通信部41を通して取得した第2の識別情報D21は、通信ユニット110を通して端末10に送信され、端末10に設けられた第1の通信部13を経由してサーバ20に伝送される。端末10に設けられた第1の取得部11は、第1の識別情報D11を取得するだけではなく、分電盤100と通信することにより、第3の取得部42から第2の識別情報D12も取得する。したがって、本実施形態では、第1の通信部13は、第1の識別情報D11と場所情報F11とに加えて、第2の識別情報D12もサーバ20に送信する。
サーバ20は、第2の識別情報D12を受け取ると、場所情報F11に対応付けて記憶部21に記憶させる。つまり、サーバ20の記憶部21は、第1の識別情報D11と第2の識別情報D12と場所情報F11とを対応付けて格納する。また、記憶部21は、必要に応じて、設備情報F14、施工日情報F15も併せて記憶する。第1の通信部13がサーバ20と通信するタイミング、第1の識別情報D11および場所情報F11に付加してサーバ20に送信する情報の種類などは、実施形態1と同様である。また、他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態は、図4に示すように、移動体電話機、スマートフォン、タブレット端末などの携帯端末70を識別する第3の識別情報D13を、第1の識別情報D11および場所情報F11と対応付けて記憶部21に記憶させる構成を採用している。分電盤100の通信ユニット110は、携帯端末70と通信する機能を有し、携帯端末70を識別する第3の識別情報D13を取得する第4の取得部43として機能する。
第4の取得部43は、インターネットのような電気通信回線を通して携帯端末70と通信し、携帯端末70との通信により携帯端末70から第3の識別情報D13を取得する。第3の識別情報D13は、携帯端末70に付与されたIPアドレス、MACアドレスなどから選択される。携帯端末70が移動体電話機、スマートフォンである場合には、第3の識別情報D13として電話番号を用いることも可能である。
第4の取得部43が取得した第3の識別情報D13は、分電盤100の第2の通信部41を通して端末10に送信される。すなわち、第3の識別情報D13は、端末10の第1の通信部13を通してサーバ20に送信され、第1の識別情報D11および場所情報F11に対応付けて、サーバ20の記憶部21に記憶される。
ところで、携帯端末70のおおよその位置は、携帯端末70と通信可能な基地局の位置に基づいて把握される。もちろん、携帯端末70が測位システムの端末としての機能を備える場合には、測位システムの機能により携帯端末70の位置が把握される。
したがって、携帯端末70を特定する第3の識別情報D13がサーバ20に登録されていれば、必要に応じて該当する携帯端末70の位置を監視することによって、建物において設備機器40の管理者が存在しているか否かを確認することが可能になる。たとえば、建物が住宅であれば、住宅に住人が存在する期間に、サービスを提供することが可能になる。
他の構成および動作は実施形態1または実施形態2と同様である。また、実施形態2および実施形態3において、設備機器40とサーバ20とは端末10を通して通信しているが、設備機器40とサーバ20とは端末10を介さずに通信してもよい。
11 第1の取得部
12 第2の取得部
13 第1の通信部
14 第1の受付部
15 第2の受付部
16 第3の受付部
17 第4の受付部
20 サーバ
21 記憶部
22 認証部
23 送信部
40 設備機器
41 第2の通信部
42 第3の取得部
43 第4の取得部
50 電気通信回線
60 電力メータ
70 携帯端末
D11 第1の識別情報
D12 第2の識別情報
D13 第3の識別情報
D21 認証情報
F11 場所情報
F12 設置確認の情報
F13 プライバシ承認
F14 設備情報
F15 施工日情報

Claims (7)

  1. 建物に設置された設備機器を特定する第1の識別情報と前記設備機器が設置されている地理上の場所を特定する場所情報とを対応づけた情報を取得し、
    前記第1の識別情報に対して、前記設備機器と電力メータとの間の通信に用いられる認証情報を生成し、
    生成した前記認証情報を前記設備機器に送信し、
    前記電力メータを特定する第2の識別情報を、前記設備機器から取得し、
    前記第1の識別情報及び前記第2の識別情報を前記場所情報に対応づけて記憶するサーバを備える
    設備機器の登録システム。
  2. 前記設備機器を特定するために前記設備機器に付属している前記第1の識別情報を取得する第1の取得部と、
    前記設備機器が設置されている現場で前記場所情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部が取得した前記第1の識別情報および前記第2の取得部が取得した前記場所情報を電気通信回線を通して前記サーバに送信する第1の通信部とを、さらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備機器の登録システム。
  3. 前記設備機器の設置施工が終了したことを示す設置確認の情報を受け付ける第1の受付部をさらに備え、
    前記第1の通信部は、前記第1の受付部が前記設置確認の情報を受け付けたことを契機として前記第2の識別情報および前記場所情報を前記サーバに送信する
    請求項2記載の設備機器の登録システム。
  4. 前記設備機器の設置施工が終了したことを示す設置確認の情報を受け付ける第1の受付部と、
    前記サーバに登録に送信する情報の利用を承認するプライバシ承認を受け付ける第2の受付部とをさらに備え、
    前記第1の通信部は、前記第1の受付部が前記設置確認の情報を受け付け、かつ前記第2の受付部が前記プライバシ承認を受け付けたことを契機として、前記第1の識別情報および前記場所情報を前記サーバに送信する
    請求項2記載の設備機器の登録システム。
  5. 前記設備機器の施工状態を表す情報である設備情報を受け付ける第3の受付部をさらに備え、
    前記第1の通信部は、前記第1の識別情報と前記場所情報とに加えて、前記設備情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第1の識別情報と前記設備情報とを前記場所情報に対応付けて記憶する
    請求項2又は4に記載の設備機器の登録システム。
  6. 前記設備機器の設置施工を行った施工日を表す施工日情報を受け付ける第4の受付部をさらに備え、
    前記第1の通信部は、前記第1の識別情報と前記場所情報と前記設備情報とに加えて、前記施工日情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第1の識別情報と前記設備情報と前記施工日情報とを前記場所情報に対応付けて記憶する
    請求項5記載の設備機器の登録システム。
  7. 前記設備機器は、
    携帯端末と通信することにより前記携帯端末を識別する第3の識別情報を取得する第4の取得部をさらに備え、
    前記第1の取得部は、前記第1の識別情報に加えて前記第3の識別情報を取得し、 前記第1の通信部は、前記第1の識別情報と前記場所情報とに加えて、前記第1の取得部が取得した前記第3の識別情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記第1の識別情報と前記第3の識別情報とを前記場所情報に対応付けて記憶する
    請求項2〜6のいずれか1項に記載の設備機器の登録システム。
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