JP2013209812A - 水洗式大便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の水洗大便器は、底面に上下方向に延びる排水口を形成する洗浄水タンクであって、この洗浄水タンクに洗浄水を給水する給水手段と、排水口を開閉する排水弁とを備えた洗浄水タンクと、ボウル形状の汚物受け面と上縁部に形成されたリム部とを備えたボウル部と、このボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、洗浄水タンクの排水口から供給された洗浄水をほぼ水平方向に吐水してボウル部内に旋回流を形成する吐水部と、を備えた便器本体とを有し、洗浄水タンクの排水口の流路内には、洗浄水の流れ方向の所定長さの区間における排水口の流路の開口断面積を縮小させる絞り部材が配置されている。
【選択図】図3
Description
また、特許文献1に記載されているように、タンク式の水洗式大便器において、洗浄水タンクの排水口部分にガイド部材を設けることにより、洗浄水タンクから排出される洗浄水量の瞬間流量を大きくするものが知られている。
また、リム部をオーバーハング形状として、リム吐水口から略水平方向に洗浄水を吐水し旋回流を形成する水洗式大便器では洗浄水タンクから排出される洗浄水の瞬間流量を大きくし過ぎると便器本体のボウル部を旋回する洗浄水が便器外へと水飛びをするといった問題がある。
このように構成された本発明においては、洗浄水タンクの排水口の流路内の洗浄水の流れ方向の所定長さの区間における排水口の流路の開口断面積を縮小させる絞り部材が配置されていることにより、排水口から排出される洗浄水の瞬間流量を抑えることができると共に、瞬間流量がほぼ一定に持続する時間を長くすることができるため、近年の節水化により便器洗浄に使用できる洗浄水量自体が減ったとしても、便器の排出性能を向上させることができる。また、ボウル部内にほぼ水平方向に洗浄水を吐水して旋回流を形成する便器本体において、瞬間流量を抑えると共に、瞬間流量をほぼ一定にすることができるため、便器本体の外部への水飛びを防止することができる。
このように構成された本発明においては、絞り部材が上下方向に延びる円筒で形成されて洗浄水タンクの排水口の流路断面のほぼ中央に配置されていることにより、洗浄水タンクの排水口から便器本体へ流れる洗浄水が整流された状態で流れる。したがって、洗浄水タンクの排水口を流れる洗浄水の乱流が少なくなり、瞬間流量がほぼ一定に持続する時間を長くすることができるため、近年の節水化により便器洗浄に使用できる洗浄水量自体が減ったとしても、便器の排出性能を向上させることができる。また、ボウル部内にほぼ水平方向に洗浄水を吐水して旋回流を形成する便器本体において、瞬間流量を抑えると共に、瞬間流量をほぼ一定にすることができるため、便器本体の外部への水飛びを防止することができる。
このように構成された本発明においては、排水弁が排水口を開放している状態においても、絞り部材の下端が排水口の流路内に位置していることにより、排水口の流路の開口断面積を確実に縮小させることができ、排水口から排出される洗浄水の瞬間流量を抑えることができると共に、瞬間流量がほぼ一定に持続する時間を長くすることができるため、近年の節水化により便器洗浄に使用できる洗浄水量自体が減ったとしても、便器の排出性能を向上させることができる。また、ボウル部内にほぼ水平方向に洗浄水を吐水して旋回流を形成する便器本体において、瞬間流量を抑えると共に、瞬間流量をほぼ一定にすることができるため、便器本体の外部への水飛びを防止することができる。
このように構成された本発明においては、絞り部材が、排水弁が排水口を開放している状態で排水口内に部分的に挿入され、この絞り部材が挿入されている部分の上下方向の長さが5mm以上の長さに設定されていることにより、排水弁が排水口を開放している状態で万一排水弁が傾いたり、排水弁の引き上げ量がばらついたりしても、絞り部材を排水口のほぼ中央に位置させることができる適度な長さに設定することができ、排水口の開口断面積を周方向に沿って均一に縮小させることができる。
このように構成された本発明においては、便器本体のボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流すことにより便器洗浄を行う洗い落し式の水洗大便器として用いることによって、長時間の洗浄を要し、瞬間流量がほぼ一定に持続する時間を長くすることが要求される洗い落し式の水洗大便器に特に有利な効果をもたらすことができる。
このように構成された本発明においては、洗浄水タンクの排水口の流路内の洗浄水の流れ方向の所定長さの区間における排水口の流路の開口断面積を縮小させる絞り部材により、排水口から排出される洗浄水の瞬間流量を抑えることができると共に、瞬間流量がほぼ一定に持続する時間を長くすることができるため、近年の節水化により便器洗浄に使用できる洗浄水量自体が減ったとしても、便器の排出性能を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の側面断面図であり、図2は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の便器本体の部分正面外観図及び水洗大便器の洗浄水タンク装置の部分正面断面図であり、図3は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の内装タンクの内部構造を概略で示した概略斜視図であり、図4は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の内装タンク、給水装置、駆動装置及び排水弁装置の一部を、排水弁装置が閉弁している状態において示した概略断面図である。
本実施形態では、リム部が鉛直方向に立ち上がる形状に形成されたリム部10としているが、リム部10がオーバーハングした形状に設定した形態でもよい。
また、本実施形状では、リム吐水口12を、ボウル4を前方から見て前方左側に配置しているが、後方左側に配置した形態でもよい。
また、ボウル部4の溜水面W0の上方位置には、便器本体2の後方側の内部に形成されるゼット導水路6dから供給される洗浄水を吐水するゼット吐水口18が形成され、このゼット吐水口18から吐水される洗浄水が溜水部14の溜水を上下方向に旋回させる旋回流を生じさせるようになっている。
このように、水洗大便器1は、供給された洗浄水の落差により流れ落ちる力による流水作用によりボウル部4を洗い落とすように洗浄する洗い落とし式の水洗大便器である。
この洗浄水タンク装置20は、洗浄水タンクの形状の中でも比較的縦方向に長い形状である、いわゆる、ハイシルエットタイプ形状の外枠を形成する外装タンク22を備え、貯水する洗浄水量を低減して節水できるようになっている。この外装タンク22の底面22aには、上下方向に延びるように形成され、便器本体2の導水路6に排水する外装タンク排水口部22bが形成されている。
図1乃至図4に示すように、洗浄水タンク装置20は、樹脂製の外装タンク22と、外装タンク22の内側に配置され洗浄水が貯留される樹脂製の内装タンク24と、内装タンク24内に洗浄水を給水する給水装置26と、使用者の操作指令等を受けて給水装置26及び後述する排水弁装置30を操作する操作装置28と、内装タンク24内に貯留された洗浄水を排水する排水弁装置30と、を備えている。
内装タンク24の頂部には、内蓋32が設けられ、内装タンク24の上端部且つ内蓋32の内側には、給水装置26等の複数の部材を結合する結合部材34が設けられ、さらに、内装タンク24の底面24aには、上下方向に延びるように形成され、便器本体2の導水路6に連通する内装タンク排水口部24bが形成され、内装タンク24内には、給水装置26、操作装置28、排水弁装置30、が設けられている。
また、図2に示すように、内装タンク24内の満水時の水位(最高水位)がWL1で示されており、内装タンク24内の止水時の水位がWL2で示されている。
図2乃至図4に示すように、給水装置26は、給水管36、分岐部38、導水部40、給水バルブ42と、補給水部44とを備えている。
給水管36は、給水管36の上流側端部は外部の水道等の給水源(図示せず)に接続され、下流側は、分岐部38に接続され、分岐部38の下流側の導水部40、給水バルブ42及び補給水部44と連通されている。
分岐部38に接続された導水部40は、フレキシブルホース等の可撓性の管部材からなり、分岐部38からほぼ上方に所定距離延びた後、結合部材34に向って緩やかに曲げられ、導水部40の下流側端部が、結合部材34に接続されている。
この補給水部44の補給水管バルブ50は、結合部材34に結合されており、補給水部44の補給水口52は、結合部材34の下面に形成されている。
図1乃至図4に示すように、操作装置28は、使用者の操作指令等により駆動される回転駆動装置28aと、回転駆動装置28aにより回転される回転軸28bと、この回転軸の回転により操作される操作レバー28cとを備えている。
回転駆動装置28aは、回転軸28bを回転させるための電動モータ等の駆動装置であり、内装タンク24の上方外側に配置されている。
さらに、回転軸28bの先端部には操作レバー28cが固定されており、回転駆動装置28aの駆動により所定の回転角度の範囲内で回転軸28bと操作レバー28cが一体に回転し、操作レバー28cの回転方向に応じて、操作レバー28cに取付けられた玉鎖54が上昇又は下降するので、玉鎖54の取付けられた後述するオーバーフロー管60が上昇又は下降移動するようになっている。
排水弁装置30は、内装タンク24内の洗浄水を便器本体2に供給する装置であり、基部部材56と、ガイド部材58と、オーバーフロー管60と、弁体62と、絞り部材64とを備えている。
脚部66は、この脚部66の上端がガイド部材58に取付けられてガイド部材58を所定の上方位置において下側から支持し、脚部66の下端は内装タンク24の底面24aの内装タンク排水口部24bに取付けられ、弁体62が着座している時には、これら脚部66の間を内装タンク24内の貯水領域として貯水することができ、弁体62が上昇している時には、これら脚部66の間において内装タンク24内の貯水領域から洗浄水を内装タンク排水口部24bに流入(内装タンク24内から便器本体2に排出)する流れを導く導水路70(図8参照)を形成している。
弁座68は、弁体62が最低位置まで下降した際に、弁体62が上方から密接して内装タンク24内の貯水領域と内装タンク排水口部24b内の排水流路との間を密閉できるようになっている。
なお、基部部材56と内装タンク24については、内装タンク排水口部24bを基部部材56と一体に形成してもよく、また、弁座68が内装タンク24の底面24aと一体に形成されるような形態でもよい。
なお、本実施形態では、一例として、オーバーフロー管60が上下方向に摺動することにより、内装タンク排水口部24bを開閉することができるようになっているような形態について説明しているが、このような形態に限定されず、オーバーフロー管60の代わりに、特に、オーバーフロー管としての機能を備えていない単純な管部材のようなものを適用してもよい。
なお、弁体62は、弁座68と密着するように、ゴムや樹脂等の可撓性材料によって形成されている。
図5は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の排水弁装置の絞り部材を示した斜視図であり、図6は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の排水弁装置の絞り部材の側面図であり、図7は、図4のVII−VII線に沿って見た断面図である。
絞り部材64は、その上部の外周において排水弁装置30のオーバーフロー管60の下端に内側から合致するように取り付けられるようになっている絞り部材取付部72と、排水弁装置30の開弁時に水圧等の影響を抑えるような開口を形成すると共に洗浄水の吹き上がりを防ぐような傘を形成する傘部74と、内装タンク排水口部24bの流路内において円形の排水口形状との間にドーナツ形状の流路を形成する円筒部76と、この円筒部76の下端において半径方向外側に環状に突出する突出部78とを備える。絞り部材64は、この傘部74がオーバーフロー管60内に配置された状態で、円筒部76上部外周がオーバーフロー管60に固定取付けされているので、操作装置28の操作に応じてオーバーフロー管60と一体的に上昇又は下降するようになっている。
絞り部材64の円筒部76は、開弁時に絞り部材64が最も上昇された場合において、円筒部76が内装タンク排水口部24bの流路内に、その上下方向の長さ区間にわたって部分的に挿入された状態で位置されるようになっている。このとき、内装タンク排水口部24bの流路内の弁座68の上部から円筒部76の下端76aまでの長さ区間、5mm以上の長さ、より好ましくは6mm以上の長さから、絞り部材64が最も下降された場合に便器本体2の導水路6の底の陶器に当たらない程度の長さまで(例えば10mmの長さまで)の長さ区間にわたって円筒部環状流路80が形成されるようになっている。
絞り部材64の突出部78は、弁体62が上昇を開始する排水初期において、内装タンク排水口部24b内に流入する洗浄水に対して流れの抵抗を生じさせることができるので、内装タンク排水口部24b内に流入する洗浄水の瞬間流量の増加を緩やかに抑えることができる。
図8は、本発明の第1実施形態による水洗大便器の内装タンク、給水装置、駆動装置及び排水弁装置の一部を、排水弁装置が開弁している状態において示した概略部分断面図である。
次に、図8に示すように、使用者が水洗大便器1を使用後、水洗大便器1に設けられている便器使用者を検知する人体検知センサ(図示せず)からの信号、或いは、水洗大便器1の洗浄操作を指令する操作ボタン(図示せず)を使用者が操作した信号が操作装置28内のコントローラ(図示せず)に送られ、回転駆動装置28aの作動が開始する。そして、回転駆動装置28aが作動すると、回転軸28bと共に操作レバー28cが所定方向に回転し、この操作レバー28cに取り付けられている玉鎖54が引き上げられ、オーバーフロー管60の玉鎖取付部60cが引き上げられる。このとき、オーバーフロー管60は、ガイド部材58によって、ガイドされながらガイド部材58に対して上昇する。また、弁体62は、オーバーフロー管60の下端部に固着されているため、オーバーフロー管60の上昇に伴って弁体62も上昇する。
そして、弁体62が内装タンク24の排水口24bを開放している間、内装タンク24の内装タンク排水口部24bから洗浄水が便器本体2の導水路6に排水され、この導水路6内の洗浄水が便器本体2のリム吐水口12から水平方向に吐水され、便器本体2の洗浄が行われる。便器本体2内に吐水される洗浄水が、一定の瞬間流量を維持しており、便器本体2のボウル部4上を一定の瞬間流量の旋回流を形成しながらも整流された状態で水とびを発生させずに流下することができる。さらに、一定の瞬間流量の旋回流が一定時間持続されるので、汚物を便器本体2から排出する性能が高くなっている。
また、万が一、製造上の誤差が生じ、操作装置28の内装タンク24への取り付け位置がずれ、絞り部材64が取り付けられている弁体62の引き上げ量が大きくなった場合でも、絞り部材64が排水口部22b及び24b内に挿入されている部分の上下方向の長さが5mm以上の長さに設定されていることにより、確実に絞り部材64を排水口部22b及び24b内に挿入することができ、排水口部22b及び24bの開口断面積を周方向に沿って均一に縮小させることができる。
図9は、本発明の第1実施形態の洗浄水タンク装置において、洗浄水タンク装置から排出される洗浄水の瞬間流量と、洗浄水タンク装置が開弁されてからの時間との関係について調べた実験結果を示す図であり、図9において、縦軸は洗浄水タンク装置から排出される洗浄水の瞬間流量F(l/分)、横軸は洗浄水タンク装置が開弁されてからの時間T(秒)を示している。
図10は、本発明の第2実施形態による水洗大便器の内装タンク、給水装置、駆動装置及び排水弁装置の一部を、排水弁装置が閉弁している状態において示した概略部分断面図であり、図11は、本発明の第2実施形態による水洗大便器の洗浄水タンク装置の絞り部材を示した斜視図であり、図12は、本発明の第2実施形態による水洗大便器の洗浄水タンク装置の絞り部材を示した側面図であり、図13は本発明の第2実施形態による水洗大便器の洗浄水タンク装置の絞り部材を示した上面図であり、図14は本発明の第2実施形態による水洗大便器の内装タンク、給水装置、駆動装置及び排水弁装置の一部を、排水弁装置が開弁している状態において示した概略部分断面図である。ここで、図10乃至図14において、本発明の第1実施形態による絞り部材を備えた水洗式大便器と同一の部分については同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
絞り部材164は、別体としてオーバーフロー管60の下端に取り付けられている絞り部材164の傘部174と、この絞り部材164の上方に立ち上がる円錐形に形成された上部円錐部182と、上下方向に所定長さ同じ半径に形成されている円筒部176と、絞り部材164を下方且つ半径方向外側から支持する絞り部材支持部184を備えている。
円筒部176は、内装タンク排水口部24bの流路内において円形の内装タンク排水口部24b形状との間にドーナツ形状の流路を形成している。さらに、円筒部176は、この円筒部176の円周上において外周側に環状に突出する突出部178を備えている。
絞り部材164の円筒部176は、外装タンク排水口部122b内の中央に固定して配置されるので、開弁時に弁体62が上昇される場合においても、常に、上部円錐部182及び円筒部176が内装タンク排水口部24bの流路内に存在するようになっており、外装タンク排水口部122b及び内装タンク排水口部24b内において、弁座68の上部から円筒部176の下端176aまで、又は、弁座68の上部より下方に位置されている円筒部176の上端176aから下端176aまで、例えば5mm以上の長さ、より好ましくは6mm以上の長さから、例えば10mmの長さまでの長さ区間にわたって円筒部環状流路180を形成するようになっている。
まず、図10に示すように、使用者が水洗大便器100を使用する前においては、弁体62が弁座に着座しており、 内装タンク24内に洗浄水が満水水位WL1まで貯溜している状態となっている。
図14に示すように、使用者が水洗大便器1を使用後、水洗大便器100に設けられている便器使用者を検知する人体検知センサ(図示せず)からの信号、或いは、水洗大便器1の洗浄操作を指令する操作ボタン(図示せず)を使用者が操作した信号が操作装置28内のコントローラ(図示せず)に送られ、回転駆動装置28aの作動が開始する。そして、回転駆動装置28aが作動すると、回転軸28bと共に操作レバー28cが所定方向に回転し、この操作レバー28cに取り付けられている玉鎖54が引き上げられ、オーバーフロー管60の玉鎖取付部60cが引き上げられる。このとき、オーバーフロー管60は、ガイド部材58によって、ガイドされながらガイド部材58に対して上昇する。また、弁体62は、オーバーフロー管60の下端部に固着されているため、オーバーフロー管60の上昇に伴って弁体62も上昇する。
そして、弁体62が内装タンク24の排水口24bを開放している間、内装タンク排水口部24bから洗浄水が便器本体2の導水路6に排水され、この導水路6内の洗浄水が便器本体2のリム吐水口12からほぼ水平方向に吐水され、便器本体2の洗浄が行われる。便器本体2内に吐水される洗浄水が、一定の瞬間流量を維持しており、便器本体2のボウル部4上を一定の瞬間流量の旋回流を形成しながらも整流された状態を維持して水とびを発生させずに流れる。
2 便器本体
4 ボウル部
6 導水路
10 リム
12 リム吐水口
14 溜水部
18 ゼット吐水口
20 洗浄水タンク装置
22 外装タンク
22b 外装タンク排水口部
22a 底面
24a 底面
24 内装タンク
24b 内装タンク排水口部
26 給水装置
28 操作装置
30 排水弁装置
60 オーバーフロー管
62 弁体
64 絞り部材
68 弁座
76 円筒部
78 突出部
100 水洗大便器
120 洗浄水タンク装置
122 外装タンク
122b 外装タンク排水口部
122a 底面
122b 排水口部
130 排水弁装置
164 絞り部材
174 傘部
176 円筒部
178 突出部
A1 矢印
A2 矢印
F1 従来の瞬間流量の最大値
F2 本発明の瞬間流量のほぼ一定となる値
T 時間
W0 溜水面
WL1 満水水位
WL2 止水水位
Claims (6)
- 便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
底面に上下方向に延びる排水口を形成する洗浄水タンクであって、この洗浄水タンクに洗浄水を給水する給水手段と、上記排水口を開閉する排水弁と、を備えた洗浄水タンクと、
ボウル形状の汚物受け面と上縁部に形成されたリム部とを備えたボウル部と、このボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、上記洗浄水タンクの排水口から供給された洗浄水をほぼ水平方向に吐水して上記ボウル部内に旋回流を形成する吐水部と、を備えた便器本体と、を有し、
上記洗浄水タンクの排水口の流路内には、洗浄水の流れ方向の所定長さの区間における上記排水口の流路の開口断面積を縮小させる絞り部材が配置されていることを特徴とする水洗大便器。 - 上記絞り部材は、上下方向に延びる円筒で形成され、上記洗浄水タンクの排水口の流路断面のほぼ中央に配置されている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記洗浄水タンクは、更に、上記排水弁に結合されて上下方向に延びるように形成され且つ上記排水弁と共に上方に引き上げられることにより上記排水弁が開弁して上記排水口から上記便器本体の吐水部へ洗浄水を供給する管部材を備え、上記絞り部材は、上記管部材の内側に結合され、上記絞り部材の下端は、上記排水弁が上記排水口を開放している状態で上記排水口の流路内に位置している請求項1又は2に記載の水洗大便器。
- 上記絞り部材は、上記排水弁が上記排水口を開放している状態で上記排水口内に部分的に挿入されており、この絞り部材が挿入されている部分の上下方向の長さは、5mm以上の長さに設定されている請求項3記載の水洗大便器。
- 上記水洗大便器は、上記便器本体のボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流すことにより便器洗浄を行う洗い落し式の水洗大便器である請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 便器を洗浄する洗浄水を貯える洗浄水タンクの排水弁装置であって、
洗浄水タンクの底面に上下方向に延びるように形成された排水口を開閉する排水弁と、
上下方向に延びるように上記排水弁に結合され且つ上記排水弁と共に上方に引き上げられることにより上記排水弁が開弁して上記排水口から便器に洗浄水を排出させる管部材と、
この管部材の内側に結合され且つ上記排水口の流路内の洗浄水の流れ方向の所定長さの区間における上記排水口の流路の開口断面積を縮小させる絞り部材と、
を有することを特徴とする排水弁装置。
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