JP2013209084A - 車両用運転操作補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドライバーに煩わしさを感じさせることなく、発進時、加速時におけるアクセルペダルの踏み込み過ぎ、あるいは踏み増しを防止し、燃費低下を防ぐ。
【解決手段】車両の加速度を検出する加速度検出手段と、加速度検出手段により検出される加速度に比例したアクセルペダル反力指示値を算出するアクセルペダル反力指示値算出手段102と、加速度検出手段により検出される加速度が設定しきい値を上回った場合に、アクセルペダル反力操作の必要性があると判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、アクセルペダル反力操作判定手段の判定結果とアクセルペダル反力指示値算出手段102の算出するアクセルペダル反力指示値とに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性があると判断した場合に、アクセルペダル反力発生アクチュエータ103に前記指示値を出力するアクセルペダル反力制御手段を備える。
【選択図】図1
【解決手段】車両の加速度を検出する加速度検出手段と、加速度検出手段により検出される加速度に比例したアクセルペダル反力指示値を算出するアクセルペダル反力指示値算出手段102と、加速度検出手段により検出される加速度が設定しきい値を上回った場合に、アクセルペダル反力操作の必要性があると判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、アクセルペダル反力操作判定手段の判定結果とアクセルペダル反力指示値算出手段102の算出するアクセルペダル反力指示値とに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性があると判断した場合に、アクセルペダル反力発生アクチュエータ103に前記指示値を出力するアクセルペダル反力制御手段を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、車両を運転するドライバーの操作を補助する車両用運転操作補助装置に関するものである。
近年、地球温暖化の要因であるCO2削減の課題、あるいは石油資源の枯渇問題が注目される中、自動車産業において燃料消費量の削減すなわち燃費の改善に向けた様々な研究開発や実用化への取り組みが進められている。
燃費改善を実現するためには、無駄な燃料消費を行わないこと、燃料消費によって得た車両の運動エネルギーを効率良く使用する必要があることが知られている。特に車両発進時などの加速シーンにおいては、車両を目標車速まで加速させる、すなわち運動エネルギーを増加させるため、多くの燃料を消費する。この中でも、特に運転経験の浅いドライバーや運転技術が低いドライバーは、発進時および加速時にアクセルペダルを踏み込み過ぎるため、無駄な燃料消費を繰り返し、結果的に燃費の悪化に繋がってしまう。
これを受け、図10に示すような、アクセルペダル1001の踏み込みに応じたアクセルペダル反力を発生させるスプリング1002、アクチュエータによって反力を制御可能なアクセルペダル反力制御用スプリング1003、アクセル開度を検出するアクセルポジションセンサ1004、アクセル開度およびその他の情報からアクチュエータに対してアクセルペダル反力指示値を出力するコントロールユニット1005を備えた車両用運転操作補助装置を用いて、アクセルペダル戻し(アクセルペダル警告)を実施し、燃費の悪化をドライバーへ警告することにより、ドライバーの省燃費運転を補助する手段が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、スロットル弁をスロットルアクチュエータによって制御する電子スロットル制御の車両では、ドライバーの任意のモード選択により、意図的にエンジン出力特性を低下させることで、発進時などの加速時の燃費悪化を防ぐ手段が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら特許文献1に開示された技術においては、アクセルペダル戻しによる警告を実施するため、この警告でドライバーがアクセルペダルから足を離しやすくなり、加速によって得られた車両の運動エネルギーが減速によって失われ、新たな加速を生んで燃費を悪化させてしまうという問題がある。また、急激なアクセルペダル戻しは、ドライバーに煩わしさを与えてしまう問題もある。
また、特許文献2に開示された技術においては、省燃費モードであったとしても、アクセルペダル操作量に対するスロットルバルブ操作量を通常モードよりも低下させるだけであり、燃費改善を意識していないドライバーの加速意思によって生じるアクセルペダルの踏み増しを防ぐことは出来ず、結果として燃費が低下する問題がある。
この発明は前記のような課題を解決するためになされたものであり、ドライバーに煩わしさを感じさせることなく、発進時、加速時におけるアクセルペダルの踏み込み過ぎ、あるいは踏み増しを防止することにより、燃費低下を防ぐ車両用運転操作補助装置を提供するものである。
この発明に係る車両用運転操作補助装置は、アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度の増加に応じてアクセルペダル反力が大きくなると共に、指示値に基づきアクセルペダル反力を発生するアクセルペダル反力発生アクチュエータを備えた車両用運転操作補助装置において、車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速度検出手段により検出される加速度に比例したアクセルペダル反力指示値を算出するアクセルペダル反力指示値算出手段と、前記加速度検出手段により検出される加速度が設定しきい値を上回った場合に、アクセルペダル反力操作の必要性があると判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、前記アクセルペダル反力操作判定手段の判定結果と前記アクセルペダル反力指示値算出手段の算出するアクセルペダル反力指示値とに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性があると判断した場合に、前記アクセルペダル反力発生アクチュエータに前記指示値を出力するアクセルペダル反力制御手段と、を備えたものである。
この発明に係る車両用運転操作補助装置によれば、車両の加速度に比例したアクセルペダル反力指示値を算出するアクセルペダル反力指示値算出手段により算出されるアクセルペダル反力指示値をアクセルペダル反力発生アクチュエータの指示値とするので、ドライバーに煩わしさを感じさせることなく、発進時、加速時におけるアクセルペダルの踏み込み過ぎ、あるいは踏み増しを防止することにより、燃費低下を防ぐことができる。
以下、この発明に係る車両用運転操作補助装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置のブロック構成図である。図1に示すように、第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置100は、車速検出手段101、アクセルペダル反力指示値算出手段102、アクセルペダル反力発生アクチュエータ103、及びアクセルペダル104を備えている。
図1は第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置のブロック構成図である。図1に示すように、第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置100は、車速検出手段101、アクセルペダル反力指示値算出手段102、アクセルペダル反力発生アクチュエータ103、及びアクセルペダル104を備えている。
車速検出手段101は車両の車速を検出し、アクセルペダル反力指示値算出手段102は車速検出手段101で検出される車速に比例したアクセルペダル反力指示値を算出する。
また、アクセルペダル反力発生アクチュエータ103は、アクセルペダル反力指示値算出手段102で算出されたアクセルペダル反力指示値に基づき、アクセルペダル反力を発生し、そのアクセルペダル反力はアクセルペダル104に伝達される。なお、アクセルペダル104は、アクセルペダル反力発生アクチュエータ103で発生したアクセルペダル反力に比例して、アクセルペダル反力が増加する機構を備えている。
第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置は、前記のように構成されており、次にその動作について説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置100内における、特にアクセルペダル反力指示値算出手段102で実行される処理を説明するためのフローチャートである。なお、ここでの処理は、アクセルペダル反力指示値算出手段102が、20ms毎にアクセルペダル反力指示値を算出する場合について説明する。
図2において、先ず、アクセルペダル反力指示値算出手段102のRAMを初期化し、RAMに記憶されている変数を初期化する(S201)。
次に、アクセルペダル反力指示値の算出周期を20msに制御するために、前回の実行周期から20ms経過するまで待機し、20msが経過した場合に次ステップへ進む(S202)。
ステップS202において、前回の実行周期から20ms経過した場合に、車速検出手段101で検出した車速Vを取得し、車速入力処理を実行する(S203)。
次に、ステップS203で実行した車速Vに基づきアクセルペダル反力指示値Frを算出する。ここで、アクセルペダル反力指示値FrはFr=f(V)となる(S204)。
なお、アクセルペダル反力指示値Frは、車速Vに替わり、後述の実施の形態で説明するように、車両の瞬間燃費を検出し、この瞬間燃費を用いて算出してもよく、あるいは加速度を用いて算出してもよいが、瞬間燃費を用いて算出する場合は、瞬間燃費に反比例したアクセルペダル反力指示値を算出することになる。
なお、アクセルペダル反力指示値Frは、車速Vに替わり、後述の実施の形態で説明するように、車両の瞬間燃費を検出し、この瞬間燃費を用いて算出してもよく、あるいは加速度を用いて算出してもよいが、瞬間燃費を用いて算出する場合は、瞬間燃費に反比例したアクセルペダル反力指示値を算出することになる。
以上のように、第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置によれば、車速Vに基づいてアクセルペダル反力指示値Frが算出され、このアクセルペダル反力指示値Frによりアクセルペダル反力を制御するので、燃費改善意識のないドライバーに対してでも、燃費の悪化につながる発進時、および加速時のアクセルペダルの踏み込み過ぎ、あるいは踏み増しを防ぐことが可能となる。また、アクセル戻し(アクセルペダル警告)を実施しないため、ドライバーがアクセルペダルを離すことによる燃費悪化を引き起こす恐れもなくなる。
実施の形態2.
次に、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置について説明する。図3は第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置のブロック構成図である。図3に示すように、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置300は、車速検出手段301、アクセルペダル反力指示値算出手段302、アクセルペダル反力制御手段303、アクセルペダル反力発生アクチュエータ304、及びアクセルペダル305を備えている。
次に、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置について説明する。図3は第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置のブロック構成図である。図3に示すように、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置300は、車速検出手段301、アクセルペダル反力指示値算出手段302、アクセルペダル反力制御手段303、アクセルペダル反力発生アクチュエータ304、及びアクセルペダル305を備えている。
更に、この実施の形態に係る車両用運転操作補助装置300は、瞬間燃費検出手段306、道路勾配検出手段307、アクセルペダル反力操作判定手段308、アクセル開度検出手段309、急加速意思判定手段310、アクセル開度補正手段311、スロットルバルブ操作量算出手段312、スロットルバルブアクチュエータ313を備えている。
車速検出手段301は車両の車速を検出し、アクセルペダル反力指示値算出手段302は車速検出手段301の車速検出結果に基づき、アクセルペダル反力指示値を算出する。
瞬間燃費検出手段306は車両の瞬間燃費を検出し、道路勾配検出手段307はナビゲーションシステム、その他の検出手段により道路勾配を検出する。
アクセルペダル反力操作判定手段308は、瞬間燃費検出手段306で検出された瞬間燃費、道路勾配検出手段307で検出された道路勾配検出結果、及びアクセル開度検出手段309で検出されたアクセル開度によりドライバーの急加速意思を判定する急加速意思判定手段310の判定結果から、アクセルペダル反力操作の必要性を判定する。
アクセルペダル反力制御手段303は、アクセルペダル反力指示値算出手段302により算出された反力指示値を、アクセルペダル反力操作判定手段308の判定結果に基づいて制御し、アクセルペダル反力発生アクチュエータ304に反力指示値を出力する。このアクセルペダル反力制御手段303からの反力指示値により、アクセルペダル反力発生アクチュエータ304はアクセルペダル反力を発生し、アクセルペダル305に伝達する。なお、アクセルペダル反力発生アクチュエータ304は、アクセルペダル反力制御手段303が出力するアクセルペダル反力指示値に比例したアクセルペダル反力を発生するように構成されており、アクセルペダル305は、アクセルペダル反力発生アクチュエータ304で発生したアクセルペダル反力に比例して、アクセルペダル反力が増加する機構を備えている。
また、アクセル開度検出手段309により検出されたアクセル開度は、アクセル開度補正手段311にて補正され、アクセル開度補正値としてスロットルバルブ操作量算出手段312に出力される。
スロットルバルブ操作量算出手段312は、アクセル開度補正手段311からのアクセル開度補正値に基づいてスロットルバルブ操作量を算出し、スロットルバルブアクチュエータ313に出力する。この出力に基づいてスロットルバルブアクチュエータ313はエンジンへ吸入する空気量を調整する。
第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置は、前記のように構成されており、次にその動作について説明する。
図4は、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置300において実行される処理を説明するためのフローチャートである。なお、ここでの処理は、第1の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置と同様に、アクセルペダル反力指示値算出手段302が20ms毎にアクセルペダル反力指示値を算出する場合について説明する。
図4おいて、先ず、アクセルペダル反力指示値算出手段302のRAMを初期化し、RAMに記憶されている変数を初期化する(S401)。
次に、アクセルペダル反力指示値の算出周期を20msに制御するために、前回の実行周期から20ms経過するまで待機し、20msが経過した場合に次ステップへ進む(S402)。
アクセルペダル反力指示値算出手段302は、前回の実行周期から20ms経過した場合に、車速検出手段301から車速Vを取得し、車速入力処理を実行する(S403)。
次に、アクセルペダル反力指示値算出手段302は、ステップS403で実行した車速Vに基づきアクセルペダル反力指示値Frを算出する。ここで、アクセルペダル反力指示値FrはFr=f(V)となる(S404)。
なお、アクセルペダル反力指示値Frは、車速Vに替わり後述する瞬間燃費FCi、あるいは加速度を用いて算出してもよい。
なお、アクセルペダル反力指示値Frは、車速Vに替わり後述する瞬間燃費FCi、あるいは加速度を用いて算出してもよい。
次に、瞬間燃費検出手段306において瞬間燃費FCiを取得し、入力処理を実行する(S405)と共に、道路勾配検出手段307において道路勾配検出結果を取得し、入力処理を実行する(S406)。
次に、アクセル開度検出手段309においてアクセル開度θinを取得し(S407)、
取得したアクセル開度θinに基づき、急加速意思判定手段310はドライバーの急加速意思を判定する(S408)。なお、急加速意思判定手段310の判定結果Eflgは、アクセルペダル反力操作判定手段308に出力される。
取得したアクセル開度θinに基づき、急加速意思判定手段310はドライバーの急加速意思を判定する(S408)。なお、急加速意思判定手段310の判定結果Eflgは、アクセルペダル反力操作判定手段308に出力される。
次に、アクセルペダル反力操作判定手段308において、瞬間燃費検出手段306で取得した瞬間燃費FCi、道路勾配検出手段307で取得した道路勾配検出結果、及び急加速意思判定手段310で取得した急加速意思判定結果Eflgに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性を判定する(S409)。なお、アクセルペダル反力操作判定手段308の判定結果をOflgとする。
次に、アクセル開度補正手段311において、アクセル開度検出手段309で取得したアクセル開度θinからアクセル開度補正値θcalを算出する(S410)。
なお、アクセル開度補正値θcalとしては、例えば、次式のようにアクセル開度θinに対して漸増させる1次遅れ特性を持たせた補正値θcalを算出する。
なお、アクセル開度補正値θcalとしては、例えば、次式のようにアクセル開度θinに対して漸増させる1次遅れ特性を持たせた補正値θcalを算出する。
次に、スロットルバルブ操作量算出手段312において、アクセル開度補正手段311で算出したアクセル開度補正値θcalからスロットルバルブ操作量を算出し、スロットルバルブアクチュエータ313に出力し、スロットルバルブを制御する(S411)。
次に、アクセルペダル反力制御手段303において、アクセルペダル反力操作判定手段308で判定したアクセルペダル反力操作判定結果Oflgに基づき、アクセルペダル反力指示値算出手段302で算出したアクセルペダル反力指示値Frをアクセルペダル反力発生アクチュエータ304に出力し、アクセルペダル305に出力する(S412)。
図5は、図4のステップS408で実行される急加速意思判定処理を説明するフローチャートである。図5において、図4のステップS407で取得したアクセル開度θinの時間微分を行い、次式に示すアクセル踏み込み速度Vpdlを算出する(S501)。
次に、ステップS501で算出されたアクセル踏み込み速度Vpdlとアクセル踏み込み速度のしきい値-Vpdl_cを比較し(S502)、しきい値-Vpdl_cを上回った場合、ステップS503に進み、それ以外の場合はステップS504へ進む。
ステップS503に進んだ場合は、ドライバーの急加速意思があると判断して、急加速意思判定結果をEflg=1とし、ステップS504へ進んだ場合は、ドライバーの急加速意思がないと判断して、急加速意思判定結果をEflg=0とする。
図6は、図4のステップS409で実行されるアクセルペダル反力操作判定処理を説明するフローチャートである。図6において、図4のステップS403取得した車速Vに基づき、瞬間燃費設定しきい値FCi_cを算出する(S601)。
次に、瞬間燃費FCiとステップS601で算出した瞬間燃費設定しきい値FCi_cとを比較し(S602)、しきい値FCi_cを上回った場合、ステップ603に進み、それ以外の場合はステップ606へ進む。なお、アクセルペダル反力操作判定手段308の判定結果Oflgを得るのに、加速度と加速度から算出した加速度設定しきい値とを比較してもよい。
次に、図4のステップS406の取得結果が道路勾配である場合、ステップS604へ進み、それ以外の場合はステップS606へ進む(S603)。
次に、図4のステップS408でドライバーの急加速意思を検出(Eflg=1)した場合、ステップS605へ進み、それ以外の場合はステップS606へ進む(S604)。
次に、ステップS605に進んだ場合は、アクセルペダル反力操作の必要性があると判定して、アクセルペダル反力操作判定結果をOflg=1とし、ステップS606へ進んだ場合は、アクセルペダル反力操作の必要性がないと判定し、アクセルペダル反力操作判定結果をOflg=0とする。
以上のように、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置によれば、燃費悪化の指標となる瞬間燃費低下、加速度上昇を判定条件として、適切な場面に、アクセルペダル反力制御を実施することにより、燃費の悪化につながる発進時、および加速時のアクセルペダルの踏み増しを低減することができる。
また、ドライバーの急発進意思や道路勾配を検出した場合に、アクセルペダル反力操作を実施しないことにより、ドライバーに煩わしさを感じさせない車両用運転操作補助装置を実現することができる。従来技術として、発進時および加速時の燃費低下を防ぐ目的で、アクセル開度やスロットル開度の時間的変化を抑制する技術があるが、この従来技術ではドライバーのアクセルペダル踏み増しを防ぐことが出来ないため、むしろ燃費が悪化してしまう。この従来技術と比較し、第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置では、アクセルペダルの踏み増しを防ぐことが出来るため、発進時および加速時の燃費が向上する利点がある。
実施の形態3.
次に、第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置について説明する。図7は第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置のブロック構成図である。図7に示すように、第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置700は、車速検出手段701、アクセルペダル反力指示値算出手段702、アクセルペダル反力制御手段703、アクセルペダル反力発生アクチュエータ704、及びアクセルペダル705を備えている。
次に、第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置について説明する。図7は第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置のブロック構成図である。図7に示すように、第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置700は、車速検出手段701、アクセルペダル反力指示値算出手段702、アクセルペダル反力制御手段703、アクセルペダル反力発生アクチュエータ704、及びアクセルペダル705を備えている。
更に、この実施の形態に係る車両用運転操作補助装置700は、瞬間燃費検出手段706、ブレーキスイッチ情報検出手段707、アクセル開度検出手段708、及びアクセルペダル反力操作判定手段709を備えている。
車速検出手段701は車両の車速を検出し、アクセルペダル反力指示値算出手段702は車速検出手段301の車速検出結果とアクセルペダル反力操作判定手段709の判定結果に基づき、アクセルペダル反力指示値を算出する。
瞬間燃費検出手段706は車両の瞬間燃費を検出し、ブレーキスイッチ情報検出手段707はブレーキスイッチのオン・オフ情報を検出する。また、アクセル開度検出手段708はアクセル開度を検出する。
アクセルペダル反力操作判定手段709は、瞬間燃費検出手段706で検出された瞬間燃費と、ブレーキスイッチ情報検出手段707で検出されたブレーキスイッチのオン・オフ情報、及びアクセル開度検出手段708で検出されたアクセル開度により、アクセルペダル反力操作の必要性を判定する。
アクセルペダル反力制御手段703は、アクセルペダル反力指示値算出手段702により算出された反力指示値を、アクセルペダル反力操作判定手段709の判定結果に基づいて制御し、アクセルペダル反力発生アクチュエータ704に反力指示値を出力する。このアクセルペダル反力制御手段703からの反力指示値により、アクセルペダル反力発生アクチュエータ704はアクセルペダル反力を発生し、アクセルペダル705に伝達する。なお、アクセルペダル反力発生アクチュエータ704は、アクセルペダル反力制御手段703が出力するアクセルペダル反力指示値に比例したアクセルペダル反力を発生するように構成されており、アクセルペダル705は、アクセルペダル反力発生アクチュエータ704で発生したアクセルペダル反力に比例して、アクセルペダル反力が増加する機構を備えている。
第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置は、前記のように構成されており、次にその動作について説明する。
図8は、第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置700において実行される処理を説明するためのフローチャートである。なお、ここでの処理は、第1あるいは第2の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置と同様に、アクセルペダル反力指示値算出手段702が20ms毎にアクセルペダル反力指示値を算出する場合について説明する。
図8おいて、先ず、アクセルペダル反力指示値算出手段702のRAMを初期化し、RAMに記憶されている変数を初期化する(S801)。
次に、アクセルペダル反力指示値の算出周期を20msに制御するために、前回の実行周期から20ms経過するまで待機し、20msが経過した場合に次ステップへ進む(S802)。
アクセルペダル反力指示値算出手段702は、前回の実行周期から20ms経過した場合に、車速検出手段701から車速Vを取得し、車速入力処理を実行する(S803)。
次に、アクセルペダル反力指示値算出手段702は、ステップS803で実行した車速Vに基づきアクセルペダル反力指示値Frを算出するとともに、アクセルペダル反力操作判定手段709で判定したアクセルペダル反力操作の必要性判定結果に基づき、車両の発進を検出した場合、アクセルペダル反力所定値Fr_strtを算出する。ここで、アクセルペダル反力指示値FrはFr=f(V)となる(S804)。
なお、アクセルペダル反力指示値Frは、車速Vに替わり、第2の実施の形態で説明した瞬間燃費FCi、あるいは加速度を用いて算出してもよい。
なお、アクセルペダル反力指示値Frは、車速Vに替わり、第2の実施の形態で説明した瞬間燃費FCi、あるいは加速度を用いて算出してもよい。
次に、瞬間燃費検出手段706において瞬間燃費FCiを取得し、入力処理を実行する(S805)と共に、ブレーキスイッチ情報検出手段707においてブレーキスイッチのオン・オフ情報を取得し、入力処理を実行する(S806)。また、アクセル開度検出手段708においてアクセル開度θinを取得し、入力処理を実行する(S807)。
次に、アクセルペダル反力操作判定手段709において、瞬間燃費検出手段706で取得した瞬間燃費FCiに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性を判定する。また、車速検出手段701で取得した車速V、ブレーキスイッチ情報検出手段707で取得したブレーキスイッチのオン・オフ情報、アクセル開度検出手段708で取得したアクセル開度θinから車両の発進を検出した場合、アクセルペダル反力操作の必要性を判定する(S808)。
次に、アクセルペダル反力制御手段703において、アクセルペダル反力操作判定手段709で判定したアクセルペダル反力操作判定結果Oflgに基づき、アクセルペダル反力指示値算出手段702で算出したアクセルペダル反力指示値Frを出力する。また、アクセルペダル反力操作判定手段709において、車両の発進を検出した場合は、アクセルペダル反力所定値Fr_strtを出力する(S809)。
図9は、図8のステップS808で実行されるアクセルペダル反力操作判定処理を説明するフローチャートである。図9において、図8のステップS803で取得した車速Vに基づき、瞬間燃費設定しきい値FCi_cを算出する(S901)。なお、車速Vに替わり、瞬間燃費FCi、あるいは加速度を用いて算出しても良い。
次に、図8のステップS803で取得した車速Vが零、図8のステップS806で取得したブレーキスイッチ情報がOFF、かつ、図8のステップS807で取得したアクセル開度θinが零の場合、ステップS905へ進む。それ以外の場合は、ステップS903へ進む(S902)。
次に、ステップS903において、発進操作の検出から所定時間τが経過していない場合はステップS905へ、経過している場合はステップS904へ進む。
次に、ステップS904において、発進操作が行われていないと判断して、発進操作フラグSflg=0とし、ステップS906へ進む。また、ステップS905において、発進操作が行われた、もしくは発進操作が行われて所定時間τ以内と判断し、発進操作フラグSflg=1とし、ステップS908へ進む。
次に、ステップS906において、瞬間燃費FCiが瞬間燃費設定しきい値FCi_cより大きい場合、ステップS908へ進む。それ以外の場合は、ステップS907へ進む。
次に、ステップS907において、アクセルペダル反力操作の必要性がないと判断し、アクセルペダル反力操作判定結果Oflg=0とし、ステップS908において、アクセルペダル反力操作の必要性があると判断し、アクセルペダル反力操作判定結果Oflg=1とする。
以上のように、第3の実施の形態に係る車両用運転操作補助装置によれば、ドライバーの発進操作を検出した場合に、発進から所定時間アクセルペダル反力を強まる方向に制御することで、クリープを利用した発進操作を促すことができ、発進時の燃費低下を低減することが出来る。
100、300、700 車両用運転操作補助装置、101、301、701 車速検出手段、102、302、702 アクセルペダル反力指示値算出手段、103、304 アクセルペダル反力発生アクチュエータ、104、305、705 アクセルペダル、303、703 アクセルペダル反力制御手段、306、706 瞬間燃費検出手段、307 道路勾配検出手段、308 アクセルペダル反力操作判定手段、309、708 アクセル開度検出手段、310 急加速意思判定手段、311 アクセル開度補正手段、312 スロットルバルブ操作量算出手段、313 スロットルバルブアクチュエータ、704 アクセルペダル反力発生アクチュエータ、707 ブレーキスイッチ情報検出手段、709 アクセルペダル反力操作判定手段。
Claims (6)
- アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度の増加に応じてアクセルペダル反力が大きくなると共に、指示値に基づきアクセルペダル反力を発生するアクセルペダル反力発生アクチュエータを備えた車両用運転操作補助装置において、
車両の加速度を検出する加速度検出手段と、
前記加速度検出手段により検出される加速度に比例したアクセルペダル反力指示値を算出するアクセルペダル反力指示値算出手段と、
前記加速度検出手段により検出される加速度が設定しきい値を上回った場合に、アクセルペダル反力操作の必要性があると判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、
前記アクセルペダル反力操作判定手段の判定結果と前記アクセルペダル反力指示値算出手段の算出するアクセルペダル反力指示値とに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性があると判断した場合に、前記アクセルペダル反力発生アクチュエータに前記指示値を出力するアクセルペダル反力制御手段と、
を備えたことを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 前記アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度の時間微分値によりドライバーの急加速意思を判定する急加速意思判定手段と、
前記急加速意思判定手段の判定結果からドライバーの急加速意思を検出した場合、アクセルペダル反力操作の必要性がないと判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用運転操作補助装置。 - 走行路の勾配を検出する道路勾配検出手段と、
前記道路勾配検出手段により道路勾配を検出した場合、アクセルペダル反力操作の必要性がないと判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用運転操作補助装置。 - 車両の車速を検出する車速検出手段を備え、
前記アクセルペダル反力操作判定手段は、前記車速検出手段により検出される車速に比例した設定しきい値に従ってアクセルペダル反力操作の必要性を判定することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の車両用運転操作補助装置。 - アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度の増加に応じてアクセルペダル反力が大きくなると共に、指示値に基づきアクセルペダル反力を発生するアクセルペダル反力発生アクチュエータを備えた車両用運転操作補助装置において、
車両の車速を検出する車速検出手段と、
前記車速検出手段により検出される車速に比例したアクセルペダル反力指示値を算出するアクセルペダル反力指示値算出手段と、
ブレーキスイッチのオン・オフ情報を検出するブレーキスイッチ情報検出手段と、
前記ブレーキスイッチ情報検出手段により検出されるブレーキスイッチ情報からブレーキペダルを踏んでいないことを判断し、前記車速検出手段により検出される車速から車両の停止状態を検出し、前記アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度からアクセルペダルを踏んでいないことを判断した場合、ドライバーに発進意思があるとみなし、発進から所定時間の間アクセルペダル反力操作の必要性があると判定するアクセルペダル反力操作判定手段と、を備え、
前記アクセルペダル反力操作判定手段の判定結果と前記アクセルペダル反力指示値算出手段の算出するアクセルペダル反力指示値とに基づき、アクセルペダル反力操作の必要性があると判断した場合に、前記アクセルペダル反力発生アクチュエータに前記指示値を出力するアクセルペダル反力制御手段と、を備えたことを特徴とする車両用運転操作補助装置。 - 前記アクセル開度検出手段により検出されるアクセル開度量に基づいてスロットルバルブ操作量を算出するスロットルバルブ操作量算出手段と、
前記アクセル開度量または前記スロットルバルブ操作量の時間的変化を抑制する開度補正手段と、
前記スロットルバルブ操作量に基づいてエンジンへ吸入する空気量を調整するスロットルバルブアクチュエータと、を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の車両用運転操作補助装置。
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