JP2013206921A - ウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置 - Google Patents

ウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置において、スクライブラインに重なる範囲にウェハ間の隙間がある場合にも、ダイシング時のチッピングを防止することができるようにする。
【解決手段】複数の回路と、この回路に電気的に接続された電極とを有する一対のウェハが互いの電極を貼り合わせて積層されたウェハ積層体をダイシング手段でダイシングするウェハ積層体のダイシング方法であって、一対のウェハのうちの一方をエッチングして、ダイシング手段の加工部がスクライブラインに沿って挿入可能な貫通孔部を形成するエッチング工程S2と、ダイシング手段の加工部を貫通孔部に挿入して、一対のウェハのうちの他方をダイシングするダイシング工程S3と、を備えるウェハ積層体のダイシング方法を用いる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置に関する。例えば、CMOS型固体撮像素子などに特に好適となるウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置に関する。
近年、ビデオカメラや電子スチルカメラなどが広く一般に普及している。これらのカメラには、半導体装置として、CCD(Charge Coupled Device)型や増幅型の固体撮像装置が使用されている。増幅型の固体撮像装置では、受光画素の光電変換部にて生成、蓄積された信号電荷を画素に設けられた増幅部に導き、増幅部で増幅された信号を画素から出力する。そして、増幅型の固体撮像装置では、このような画素がマトリクス状に複数配置されている。増幅型の固体撮像装置には、例えば増幅部に接合型電界効果トランジスタを用いた固体撮像装置や、増幅部にCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを用いたCMOS型固体撮像装置等がある。
従来、一般的なCMOS型固体撮像装置では、二次元マトリクス状に配列された各画素の光電変換部で生成・蓄積された信号電荷を、行毎に順次読み出す方式が採られている。この場合、各画素の光電変換部における露光のタイミングは、信号電荷の読み出しの開始と終了によって決まるため、画素毎に露光のタイミングが異なる。このため、このようなCMOS型固体撮像装置を用いて速い動きの被写体を撮像する場合には、被写体が歪んで撮像されてしまう。
この被写体の歪みを無くすために、信号電荷の蓄積の同時刻性を実現する同時撮像機能(グローバルシャッタ機能)が提案されており、また、グローバルシャッタ機能を有するCMOS型固体撮像装置の用途も多くなってきている。グローバルシャッタ機能を有するCMOS型固体撮像装置では、通常、光電変換部で生成された信号電荷を読み出し時まで蓄えておくために、遮光性を持った蓄積容量部を有することが必要となる。
このような従来のCMOS型固体撮像装置では、全画素を同時に露光した後、各光電変換部にて生成された信号電荷を全画素同時に各蓄積容量部に転送して一旦蓄積しておき、この信号電荷を所定の読み出しタイミングで順次画素信号に変換するようにしている。
ただし、従来のグローバルシャッタ機能を有するCMOS型固体撮像装置では、光電変換部と蓄積容量部とを基板の同一平面上に作りこまねばならならず、チップ面積の増大が避けられない。さらに、蓄積容量部に蓄積された信号電荷を読み出すまでの待機期間中に、光や蓄積容量のリークに起因するノイズにより信号の品質が劣化してしまうという問題がある。
この問題を解決するために、例えば特許文献1には、単位セル毎に配線層側にマイクロパッドを形成した裏面入射型のMOSイメージセンサチップと、MOSイメージセンサチップのマイクロパッドに対応する位置の配線層側にマイクロパッドを形成した信号処理チップとが、マイクロバンプによって接続されてなる3次元積層型固体撮像装置が開示されている。
また、特許文献2には、光電変換部が形成された第1の基板と、複数のMOSトランジスタが形成された第2の基板が貼り合わされた3次元積層型固体撮像装置によりチップ面積の増大を防ぐ方法が開示されている。
特許文献1、2のような貼り合わせ(接合)をウェハ・オン・ウェハで行って、ウェハ積層体を形成する場合、チップサイズに個片化するためのダイシング工程が必要になる。
しかし、マイクロバンプ等の電極を用いた貼り合わせ(接合)のように、貼り合わせ(接合)後に電極部以外のウェハとウェハの間に隙間が生じる場合、そのままではダイシング時にチッピングを起こしてしまう。
このような問題に関連する技術として、特許文献3には、前述のような隙間に樹脂接着剤を充填する方法が開示されている。
特許第4349232号公報 特開2010−219339号公報 特開2006−049441号公報
しかしながら、上記のような従来のウェハ積層体には、以下のような問題があった。
特許文献3に記載の技術では、互いに積層されるウェハとウェハとの間の隙間に樹脂を充填するため、ダイシング時のチッピングを防止できるものの、ウェハ積層体の製造時に樹脂接着剤を狭小なウェハ間に充填する工程を設けなければならず、製造コストが増加してしまうという問題がある。
また、樹脂接着剤が充填されていると、ダイシング手段としてレーザ劈開によるダイシングを行うことができないという問題がある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、スクライブラインに重なる範囲にウェハ間の隙間がある場合にも、ダイシング時のチッピングを防止することができるウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、複数の回路と、該回路に電気的に接続された電極とを有する一対のウェハが互いの前記電極を貼り合わせて積層されたウェハ積層体をダイシング手段でダイシングするウェハ積層体のダイシング方法であって、前記一対のウェハのうちの一方をエッチングして、前記ダイシング手段の加工部がスクライブラインに沿って挿入可能な貫通孔部を形成するエッチング工程と、前記ダイシング手段の加工部を前記貫通孔部に挿入して、前記一対のウェハのうちの他方をダイシングするダイシング工程と、を備える方法とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のウェハ積層体のダイシング方法において、前記エッチング工程では、前記一対のウェハのうちの一方の表面側に、外部接続用電極を外部に露出させる開口部を前記貫通孔部とともに形成する方法とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1または2に記載のウェハ積層体のダイシング方法において、前記ウェハ積層体は、前記エッチング工程を行う前に、前記電極の外側において前記電極を囲繞するとともに、貼り合わされた前記一対のウェハの互いの対向面間を封止する壁体が形成されている方法とする。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載のウェハ積層体のダイシング方法において、前記壁体は、前記互いの対向面から金属製の突起をそれぞれ突出させておき、前記電極を互いに貼り合わせる際に、前記突起の先端を互いに接合して形成された方法とする。
請求項5に記載の発明では、複数の回路と、該回路に電気的に接続された電極とを有する一対のウェハが互いの前記電極を貼り合わせて積層されたウェハ積層体をダイシングして形成された半導体装置であって、前記一対のウェハのうちの一方の外周の切断面がエッチングによる切断面からなり、前記一対のウェハのうちの他方の外周の切断面がダイシングによる切断面からなる構成とする。
本発明のウェハ積層体のダイシング方法によれば、一対のウェハのうちの一方をエッチングして貫通孔部を形成し、貫通孔部を通して一対のウェハのうちの他方をダイシングするため、スクライブラインに重なる範囲にウェハ間の隙間がある場合にも、ダイシング時のチッピングを防止することができるという効果を奏する。
本発明の半導体装置によれば、本発明のウェハ積層体のダイシング方法によって、ダイシングを行うため、製造工程が簡素になり、チッピングによる不良発生を防止することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法に用いるウェハ積層体の一部を示す模式的な平面図、およびそのA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の構成を示す模式的な断面図である。 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造方法の工程フローを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。 本発明の第1の実施形態の変形例(第1変形例)のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。 本発明の第2の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法に用いるウェハ積層体の一部を示す模式的な平面図、およびそのC−C断面図である。 本発明の第2の実施形態の半導体装置の構成を示す模式的な断面図である。 本発明の第2の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。 本発明の第2の実施形態の変形例(第2変形例)のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。
以下では、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。すべての図面において、実施形態が異なる場合であっても、同一または相当する部材には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置について説明する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法に用いるウェハ積層体の一部を示す模式的な平面図である。図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。図2は、図1(a)におけるB−B断面図である。図3は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の構成を示す模式的な断面図である。
なお、各図面は模式図であるため、形状や寸法は誇張されている(以下の図面も同様)。
まず、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法に用いるウェハ積層体1について説明する。
図1(a)、(b)に一部を示すように、ウェハ積層体1は、シリコンウェハ上に複数の回路4Aが形成されたウェハ1A(一対のウェハのうちの一方)と、他のシリコンウェハ上に複数の回路4Bが形成されたウェハ1B(一対のウェハのうちの他方)とを備える。
各回路4A、4Bは、互いに対向して配置され、電極部2を介して互いに電気的に接続され、回路部4を構成している(図1(b)参照)。
回路4A、4Bは、それぞれ2方向(図1(a)の横方向および縦方向)の格子状に配列されており、互いに対向可能な位置関係に形成されている。回路4A、4Bの平面視の形状は特に限定されないが、本実施形態では、一例として略矩形状(矩形状を含む)の領域内に形成されている。
互いに隣り合う回路4Aの配列間隔は、図1(a)に示すように、例えば、横方向がd1A、縦方向がd2Aとされている。
配列間隔d1A(d2A)は、例えば、ダイシングブレードやレーザなどを用いたダイシング手段(図示略)によってチップに切り離すため予め設定されたスクライブラインS(S)に重なる領域で、スクライブラインS(S)のライン幅dより幅が広い線状の貫通孔部を形成することができる間隔になっている。
ここで、スクライブラインS、Sのライン幅dは、ダイシングにより除去されてしまう幅を表すものとする。たとえば、ダイシングブレードが通過する幅やレーザダイシング時にレーザが照射される幅である。
本実施形態では、スクライブラインS(S)は、回路部4A(4B)の配列間隔d(d)の略中心を通る直線上に設定されている。
また、互いに隣り合う回路4Bの配列間隔は、配列間隔d1A、d2Aにそれぞれ対応して、例えば、横方向がd1B(図1(b)参照)、縦方向がd2B(図示略)とされている。
配列間隔d1B、d2Bは、配列間隔d1A、d2Aと同一でもよいが、ウェハ1BにはスクライブラインS、Sの各ライン幅dよりも幅が広い貫通孔部を設ける必要がないため、スクライブラインS、Sの各ライン幅dよりも大きい寸法であればよい。
電極部2の詳細構成は、図2に示すように、ウェハ1Aにおいてウェハ1Bと対向する内面1a(対向面)から突出している複数の電極2Aと、ウェハ1Bにおいてウェハ1Aと対向する内面1b(対向面)から突出している複数の電極2Bとを備える。
電極2A(2B)の図示略の基端部は、回路4A(4B)内の図示略の配線と電気的に接続されている。ただし、電極2A(2B)とは別に、電気的接続以外の目的で、回路4A(4B)が設けられた領域の内側に回路4A(4B)に電気的に接続されない回路部ダミー電極(図示略)を設けてもよい。
各電極2A、2Bの突出方向の先端2a、2bは、互いに当接して接合されており、これにより、回路4A、4Bが互いに電気的に接続されている。回路部ダミー電極が設けられた場合、回路部ダミー電極は、ウェハ1A、1B同士の接合に用いてもよいし、その目的によっては接合に用いなくてもよい。
なお、ウェハ積層体1には、ウェハ積層体1の外方に向かって露出された外部接続用電極、例えば、回路部4をボンディングするための、接続電極等が設けられているが、図1、2では図示を省略している(図3も同様)。
このように、ウェハ積層体1は、ウェハ1A、1Bを積層し、電極2A、2Bの突出方向の先端2a、2b同士を当接して貼り合わせた積層体になっている。
回路部4を構成する回路4A、4Bの種類は、半導体装置を形成するための回路であれば特に限定されないが、本実施形態では、一例として、CMOS型固体撮像装置を構成する回路(固体撮像装置回路)としている。また、回路4A、4Bは、一方のみが固体撮像装置回路であって、他方は固体撮像装置回路に付随する他の電気回路であってもよい。
回路部4の層構成は、形成する回路の種類により適宜の構成を採用することができる。
例えば、図示は省略するが、回路4A、4Bごとに、ウェハ上に拡散層を設け、適宜の回路を形成する複数の配線を、層間絶縁膜である層間酸化膜を介して多層に配置し、各配線同士をビアによって電気的に接続した多層回路構成を採用することができる。
このようなウェハ積層体1を後述する本実施形態のウェハ積層体1のダイシング方法を用いて、スクライブラインS、Sに沿ってダイシングすることにより、図3に示す固体撮像素子11(半導体装置)が製造される。
固体撮像素子11は、ウェハ1Aが切り離されたチップ11Aと、ウェハ1Bが切り離されたチップ11Bとが、少なくとも電極2A、2Bによって貼り合わされた構造を有する。このため、チップ11Aの内面11aと、チップ11Bの内面11bとは、電極部2を間に挟んで対向されている。よって、固体撮像素子11では、内面11a、11bの間には、少なくともスクライブラインS、Sに重なる領域を含む回路部4の外周を囲む外側の領域には空隙部6が形成されている。空隙部6は、回路部4の内部にも形成されていてもよいが、必要があれば回路部4内のみに適宜の充填剤を充填して空隙部がない状態とすることで、回路部4の外周を囲む外側の領域のみに形成されるようにしてもよい。
チップ11Aの外周面には、エッチングによる切断面Cが形成され、チップ11Bの外周面には、ダイシングによる切断面Cが形成されている。
次に、このような固体撮像素子11の製造方法について、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法を中心として説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態の半導体装置の工程フローを示すフローチャートである。図5(a)、(b)、(c)は、本発明の第1の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。
固体撮像素子11を製造するには、図4に示すように、ウェハ積層体形成工程S1、エッチング工程S2、およびダイシング工程S3を、この順に行う。ここで、エッチング工程S2とダイシング工程S3とは、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法を構成する工程になっている。
ウェハ積層体形成工程S1は、ウェハ積層体1を形成する工程である。
まず、シリコンウェハ上に周知の半導体製造プロセスを用いて、複数の回路4A(4B)を形成する。
次に、回路4A(4B)内の配線に電極2A(2B)を形成する。なお、図示略の回路部ダミー電極を有する場合には、回路部ダミー電極も同時に形成することができる。
例えば、配線に達する開口を層間酸化膜に設け、例えば、電解メッキ法、無電解メッキ法、スパッタ法、CVD(化学気相成長)法、蒸着法などによって、配線上に金属を成長させ、内面1a、1bから突出させる。
このようにして、ウェハ1A、1Bが製造される。
次に、ウェハ1A、1Bを、電極2A、2Bが対向するように配置して、貼り合わせる。例えば、電極2A、2Bの各先端を、真空状態で表面活性化接合する。
表面活性化方法としては、例えば、イオンガンビーム法やプラズマ照射法などを採用することができる。
表面活性化されたウェハ1A、1Bを、真空チャンバー内で、電極2A、2B同士がそれぞれ対向する位置関係に互いに配置して当接させるとともに、積層方向に押圧する。
これにより、表面活性化された電極2A、2Bの先端同士がそれぞれ接合される。
このようにして、少なくとも、回路部4の外側のウェハ1A、1B間には、空隙部6が形成されているウェハ積層体1を製造される。
以上で、ウェハ積層体形成工程S1が終了する。
なお、回路部4の領域に充填剤を充填する場合には、ウェハ1A、1Bの貼り合わせ前に、電極同士の接合に支障がないようにウェハ1A、1Bに塗布したり、シート状のものを貼付したりしてもよいし、貼り合わせ後に、充填してもよい。
次に、エッチング工程S2を行う。本工程は、ウェハ1Aをエッチングして、後述するダイシング手段の加工部8(図5(c)参照)がスクライブラインS(S)に沿って挿入可能な貫通孔部1d(図5(b)参照)を形成する工程である。
まず、図5(a)に示すように、ウェハ1Aの外面1c上に、レジストマスク開口部7aを有するレジストマスク7を形成する。ここで、レジストマスク開口部7aは、貫通孔部1dを形成する範囲においてレジストマスク7の厚さ方向に貫通する開口部である。
例えば、外面1c上にフォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィによって、レジストマスク開口部7aのパターンを露光し、レジストマスク開口部7aの領域のレジストマスク7を除去することで、レジストマスク開口部7aを有するレジストマスク7が形成される。
なお、貫通孔部1dを形成する範囲は、スクライブラインS(S)を覆うとともにそのライン幅dよりも幅が広い範囲である。貫通孔部1dの幅は、ダイシング手段の加工部8の形状や加工位置精度などを考慮して、ダイシング中に加工部8がウェハ1Aに触れない幅に設定する。
次に、ウェハ積層体1をレジストマスク7側からエッチングして、図5(b)に示すように、レジストマスク開口部7aに対応する位置のウェハ1Aに貫通孔部1dを形成する。
エッチングの種類は、貫通孔部1dの形成が可能であれば、特に限定されない。特に好適なエッチングとしては、例えば、プラズマエッチング、反応性イオンビームエッチング等のドライエッチングドライエッチングを挙げることができる。ドライエッチングではエッチング液を用いないため、回路部4にエッチング液の浸入するおそれがなく、例えば、回路部4に充填剤を充填するといった作業を行う必要がない。このため、エッチング工程を簡素化することができる。
ただし、例えば、回路部4が封止されている等の理由で、エッチング液が空隙部6に浸入しても問題ない場合には、ウェットエッチングを採用することも可能である。
エッチングが終了したらレジストマスク7を除去する。
これにより、ウェハ1Aは、貫通孔部1dによって切り離されて、複数のチップ11Aに分断された状態となる。本実施形態では、各チップ11Aは、平面視矩形状とされ、縦横2方向に格子状に配列された状態となる。
このように、エッチング加工されることで、各チップ11Aの外周の切断面Cには、エッチング加工特有の微細な加工跡が残る。
ただし、エッチングにおいては、例えば、ダイシングブレードで切断する場合のように機械的接触を伴わないため、ウェハ1Aに加わる負荷が小さく、例えば、振動などによりチッピングが発生することはない。
以上で、エッチング工程S2が終了する。
次に、ダイシング工程S3を行う。本工程は、ダイシング手段の加工部8を貫通孔部1dに挿入して、電極2A、2Bが貼り合わされた一対のウェハのうちの他方であるウェハ1Bをダイシングする工程である。
本工程におけるダイシング方法としては、ダイシングブレードを用いる方法、レーザ照射によって劈開するダイシング方法等の周知のダイシング方法を採用することができる。
例えば、ダイシング手段がダイシングブレードの場合、加工部8は、ダイシングブレードが相当する。また、ダイシング手段がレーザビームの場合、加工部8は、ウェハ1Bに照射されるレーザビームが相当する。
いずれの加工部8であっても、貫通孔部1dは、予め、ダイシング時に加工部8がウェハ1Aに触れない大きさに形成されているため、図5(c)に矢印で示すように、貫通孔部1dを通して加工部8をウェハ1B側に挿入してダイシングを行うことができる。
このようなダイシングにより、ウェハ1Bのみがダイシング加工される。
このようにして、ダイシングを行うと、例えば、ダイシングブレードの幅やレーザ照射によるスクライブなどによって、スクライブラインS、Sの領域の全部または一部が積層方向に除去される。これにより、ウェハ1Bは、スクライブラインS(S)が除去あるいは劈開されるなどして複数のチップ11Bに分断される。本実施形態では、各チップ11Bは、平面視矩形状とされ、縦横2方向に格子状に配列された状態となる。
このように、ダイシング加工されることで、各チップ11Bの外周の切断面Cには、ダイシング加工特有の微細な加工痕が残る。
このようにして、図3に示すような固体撮像素子11が製造される。
以上で、ダイシング工程S3が終了する。
本工程では、例えば、ダイシング手段がダイシンブブレードの場合には、ダイシング中にダイシンブブレードが切断済みのウェハ1Aと切断中のウェハ1Bとに同時に接触してビビリ振動を起こしたりすることが防止される。
また、スクライブラインS(S)に重なる領域に樹脂接着剤が充填されていると、劈開による切断ができなかったが、本実施形態では、樹脂接着剤が充填されていないため、レーザダイシングを採用することが可能である。
また、本実施形態では、貫通孔部1dを設けることにより、貫通孔部1dを通して、レーザビームをウェハ1Bの内面1bに照射することができる。このため、ウェハ積層体1を切断する場合に、一方向のみからエッチング加工、ダイシング加工を行うことができ、ウェハ積層体1を裏返したりする必要がないため、効率的にダイシングを行うことができる。
なお、上記の説明では、レジストマスク7は除去プロセスの容易さから、ダイシング工程S3の前に行うものとして説明したが、ダイシング工程S3終了後にレジストマスク7を除去するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法によれば、一対のウェハのうちの一方であるウェハ1Aをエッチングして貫通孔部1dを形成し、貫通孔部1dを通して一対のウェハのうちの他方であるウェハ1Bをダイシングするため、スクライブラインS、Sに重なる範囲にウェハ1A、1B間に空隙部6がある場合にも、ダイシング時のチッピングを防止することができる。
また、本実施形態の固体撮像素子11によれば、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法によって、ダイシングを行うため、製造工程が簡素になり、チッピングによる不良発生を防止することができる。
[第1変形例]
次に、本実施形態の第1変形例のウェハ積層体のダイシング方法について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態の変形例(第1変形例)のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。
本変形例は、図6に示すように、上記第1の実施形態の説明では説明を省略したウェハ積層体1の回路4A内の外部接続用電極9をウェハ積層体1の外方に向かって露出させる外部接続用開口部1e(開口部)に関連する変形例である。
本変形例において、固体撮像素子11を製造するには、図4に示すように、ウェハ積層体形成工程S11、エッチング工程S12、およびダイシング工程S13を、この順に行う。ここで、エッチング工程S12とダイシング工程S13とは、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法を構成する工程になっている。
以下、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
ウェハ積層体形成工程S11は、上記第1の実施形態のウェハ積層体形成工程S1と同様の工程である。
エッチング工程S12は、上記第1の実施形態のエッチング工程S2と同様、貫通孔部1dを形成する工程であるが、ウェハ積層体1において、外部接続用電極9上に外部接続用開口部1eを形成するエッチング工程の中で、貫通孔部1dを形成する点が上記第1の実施形態と異なる。
すなわち、図6に示すように、本変形例のエッチング工程S12に用いるレジストマスク17は、外部接続用開口部1eを形成する位置に設けられたレジストマスク開口部17bに加えて、上記第1の実施形態のレジストマスク開口部7aも形成されている。
そして、外部接続用開口部1eを形成するエッチング処理と同様のエッチング処理により、貫通孔部1dを形成する。
以上で、エッチング工程S12が終了する。
次に、ダイシング工程S13を行う。本工程は、上記第1の実施形態のダイシング工程S3と同様の工程である。
このように、上記第1の実施形態では、外部接続用開口部1eの形成方法、形成タイミングは問わないのに対して、本変形例によれば、外部接続用開口部1eと貫通孔部1dとを同一のエッチング工程で形成する。このため、固体撮像素子11の製造工程を簡素化し、迅速に製造することができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法および半導体装置について説明する。
図7(a)は、本発明の第2の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法に用いるウェハ積層体の一部を示す模式的な平面図である。図7(b)は、図7(a)におけるC−C断面図である。図8は、本発明の第2の実施形態の半導体装置の構成を示す模式的な断面図である。
図7(a)、(b)に示すように、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法に用いるウェハ積層体21は、上記第1の実施形態のウェハ積層体1にダミー電極22A、22B(壁体、図7(b)参照)を追加したものである。
また、図8に示すように、本実施形態の固体撮像素子31(半導体装置)は、ウェハ積層体21を、上記第1の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法によってダイシングしたものであり、上記第1の実施形態の固体撮像素子11にダミー電極22A、22Bを追加したものになっている。
以下、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
ダミー電極22A(22B)は、図7(a)、(b)に示すように、電極2A(2B)の外側において、電極2A(2B)を囲繞する壁体である。本実施形態では、電極2A、2Bを介して貼り合わされたウェハ1A、1Bの内面1a、1b間を封止する壁体にもなっている。
ダミー電極22A(22B)の内部には、空隙部6bが形成され、互いに隣り合うダミー電極22A(22B)の間、すなわちそれぞれの外側には、空隙部6aが形成されている。
本実施形態では、空隙部6bは、ダミー電極22A(22B)によって封止されているため、例えば、水分などの侵入を防止するための充填剤などを充填しなくても、回路4A、4B、電極2A、2Bを保護することができる。
ダミー電極22A(22B)の突出方向の先端22a(22b)は、本実施形態では、電極2A(2B)の先端2a(2b)と同一の高さまで突出されている。
ダミー電極22A、22Bの平面視の形状は、回路4A、4Bが略矩形状であることに対応して、それぞれ矩形枠状とされている。また、平面視の配置位置は、電極2A、2Bを互いに接合した際に、ダミー電極22A、22Bの先端22a、22b同士が互いに対向する位置に配置されている。
互いに隣り合うダミー電極22A(22B)は、図1に示すように、スクライブラインSまたはスクライブラインSを挟む位置関係にあり、このため、空隙部6aは、スクライブラインS1、S2に重なる領域に形成された隙間になっている。
ダミー電極22A(22B)の材質は、適宜の金属または合金を採用することができる。電極2A(2B)を形成する際に同時に形成することができる金属材料であれば、より好ましい。
次に、固体撮像素子31の製造方法について、本実施形態のウェハ積層体のダイシング方法を中心として説明する。
図9(a)、(b)、(c)は、本発明の第2の実施形態のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。
固体撮像素子31を製造するには、上記第1の実施形態と略同様にして、ウェハ積層体形成工程S1、エッチング工程S2、およびダイシング工程S3を、この順に行う。
本実施形態のウェハ積層体形成工程S1では、ウェハ積層体21を、電極2A(2B)に加えて、ダミー電極22A(22B)を形成する点のみが上記第1の実施形態と異なる。
本実施形態のエッチング工程S2およびダイシング工程S3では、加工対象がウェハ積層体1に代えてウェハ積層体21になっている点のみが上記第1の実施形態と異なる。
以下、上記第1の実施形態の製造方法と異なる点を中心に説明する。
本実施形態のウェハ積層体形成工程S1では、電極2A(2B)の形成時に、電極2A(2B)を形成するのと同様のプロセスを用いてダミー電極22A(22B)を同時に形成する。
このため、ダミー電極22A(22B)の詳細構成は、電極2A(2B)と形成位置や平面視のパターンが異なるのみで、積層方向の断面構成は、まったく同様の構成を採用することができる。
また、ウェハ1A、1Bを貼り合わせる際には、上記第1の実施形態と同様にして、電極2A、2Bと、ダミー電極22A、22Bとをそれぞれ表面活性化処理を行った後、ウェハ1A、1Bを互いに対向させて押圧し、電極2A、2Bと同時にダミー電極22A、22Bを接合する。
このようにして、ウェハ積層体21が製造される。
このような製造工程において、各回路部4の外周側は、電極2A、2Bと同じ高さを有するダミー電極22A、22Bの接合体からなる壁体で囲繞される。このため、ダミー電極22A、22Bで囲繞された内側の空隙部6bは、ダミー電極22A、22Bの接合体によって封止される。このため、水分の侵入などを防止でき、ウェハ積層体21の経時劣化を抑制することができる。
また、ダミー電極22A、22Bは、ウェハ1A、1Bが対向方向に押圧されたとき、回路4A、4Bの外側で、内面1a、1bの間の対向間隔を規制する突起になっている。これにより、囲繞された回路4A、4Bや電極2A、2Bに伝わる応力やひずみが低減される。
このため、ダミー電極22A、22Bによれば、押圧時の変形による回路部4の不良を抑制し、ウェハ積層体21の部品信頼性を向上することができる。
次に、このウェハ積層体21を加工対象として、上記第1の実施形態のエッチング工程S2、ダイシング工程S3と同様の工程を行う。
すなわち、ウェハ1Aの外面1cにレジストマスク7を配置し(図9(a)参照)、エッチングして貫通孔部1dを形成し(図9(b)参照)、貫通孔部1dに加工部8を挿入して、ウェハ1Bをダイシングする(図9(c)参照)。
これにより、ダミー電極22A、22Bの外方を囲繞するスクライブラインS(S)を中心として、チップ11A、11Bが切り離され、図8に示す固体撮像素子31が製造される。
このとき、上記第1の実施形態と同様に、チッピングを防止することができる。
また、回路部4および電極2A、2Bは、ダミー電極22A、22Bによって囲繞されているため、切り離し時にダイシングによる振動や応力負荷が作用しても、ダミー電極22A、22Bの内側に影響が及びにくくなるため、ダイシング時の不良発生を抑制することができる。
[第2変形例]
次に、本実施形態の第2変形例のウェハ積層体のダイシング方法について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態の変形例(第2変形例)のウェハ積層体のダイシング方法の模式的な工程説明図である。
本変形例は、図10に示すように、上記第2の実施形態の説明では説明を省略したウェハ積層体21の回路4A内の外部接続用電極9をウェハ積層体21の外方に向かって露出させる外部接続用開口部1eに関連する変形例である。
本変形例を用いて固体撮像素子31を製造するには、上記第1の実施形態の第1変形例と略同様にして、ウェハ積層体形成工程S11、エッチング工程S12、およびダイシング工程S13を、この順に行う。ここで、エッチング工程S12とダイシング工程S13とは、本変形例のウェハ積層体のダイシング方法を構成する工程になっている。
以下、上記第2の実施形態および第1変形例と異なる点を中心に説明する。
本変形例のウェハ積層体形成工程S11は、上記第1変形例のウェハ積層体形成工程S11と同様であり、上記第2に実施形態のように電極2A、2Bともにダミー電極22A、22Bを形成する点が上記第1変形例と異なる。
また、変形例のエッチング工程S12は、加工対象が、ダミー電極22A、22Bを有するウェハ積層体21である点のみが、上記第1変形例と異なる。
すなわち、図10に示すように、本変形例のエッチング工程S12に用いるレジストマスク17は、上記第1変形例と同様に、外部接続用開口部1eを形成する位置に設けられたレジストマスク開口部17bに加えて、上記第2の実施形態のレジストマスク開口部7aも形成されている。
そして、外部接続用開口部1eを形成するエッチング処理と同様のエッチング処理により、貫通孔部1dを形成する。
以上で、本変形例のエッチング工程S12が終了する。
次に、変形例のダイシング工程S13を行う。本工程は、上記第2の実施形態のダイシング工程S3と同様の工程である。
このように、上記第2の実施形態では、外部接続用開口部1eの形成方法、形成タイミングは問わないのに対して、本変形例によれば、上記第1変形例と同様に、外部接続用開口部1eと貫通孔部1dとを同一のエッチング工程で形成するため、固体撮像素子31の製造工程を簡素化し、迅速に製造することができる。
なお、上記第2の実施形態の説明では、壁体であるダミー電極22A、22Bを平面視矩形状に形成することで、電極2A、2Bを囲繞し、内部に封止した場合の例で説明したが、囲繞する形状は、平面視矩形状には限定されず、例えば、角が丸められた矩形状、円状、楕円状、多角形状など適宜の閉曲線形状を採用することができる。
また、空隙部6a、6bが連通してかまわない場合や、空隙部6b内に充填剤を充填する場合等は、ダミー電極22A、22Bは、線状の壁体のとして形成し、周方向に隙間を空けた状態で囲繞するようにしてもよい。
また、必要な封止状態の程度によっては、ダミー電極22A、22Bをそれぞれ閉曲線状に設ける場合でも、先端同士の一部が当接していればよく、隙間があいていてもよい。
また、上記第2の実施形態の説明では、ウェハ1A、1Bの両方に壁体であるダミー電極22A、22Bが設けられた場合の例で説明したが、電極2A、2Bの接合体と同じ高さの壁体を、ウェハ1A、1Bの一方のみに設け、この壁体とウェハ1A、1Bの他方の内面とが当接し、接合される構成としてもよい。
また、上記第2の実施形態の説明では、壁体が金属で形成された場合の例で説明したが、壁体は、純金属には限らず、合金でもよいし、非金属でもよい。
また、上記に説明したすべての構成要素は、本発明の技術的思想の範囲で適宜組み合わせを代えたり、削除したりして実施することができる。
1、21 ウェハ積層体
1A ウェハ(一対のウェハのうちの一方)
1B ウェハ(一対のウェハのうちの他方)
1a、1b、11a、11b 内面(対向面)
1c 外面
1d 貫通孔部
1e 外部接続用開口部(開口部)
2 電極部
2A、2B 電極
2a、2b、22a、22b 先端
4 回路部
4A、4B 回路
6、6a、6b 空隙部
7、17 レジストマスク
8 加工部
9 外部接続用電極
10A、10B、20A、20B 板状部
11、31 固体撮像素子(半導体装置)
11A、11B チップ
22A、22B ダミー電極(壁体)
切断面(エッチングによる切断面)
切断面(ダイシングによる切断面)
S1、S11 ウェハ積層体形成工程
S2、S12 エッチング工程
S3、S13 ダイシング工程

Claims (6)

  1. 複数の回路と、該回路に電気的に接続された電極とを有する一対のウェハが互いの前記電極を貼り合わせて積層されたウェハ積層体をダイシング手段でダイシングするウェハ積層体のダイシング方法であって、
    前記一対のウェハのうちの一方をエッチングして、前記ダイシング手段の加工部がスクライブラインに沿って挿入可能な貫通孔部を形成するエッチング工程と、
    前記ダイシング手段の加工部を前記貫通孔部に挿入して前記一対のウェハのうちの他方をダイシングするダイシング工程と、
    を備えることを特徴とするウェハ積層体のダイシング方法
  2. 前記エッチング工程では、
    前記一対のウェハのうちの一方の表面側に、外部接続用電極を外部に露出させる開口部を、前記貫通孔部とともに形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェハ積層体のダイシング方法。
  3. 前記ウェハ積層体は、
    前記エッチング工程を行う前に、前記電極の外側において前記電極を囲繞するとともに、貼り合わされた前記一対のウェハの互いの対向面間を封止する壁体が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のウェハ積層体のダイシング方法。
  4. 前記壁体は、
    前記互いの対向面から金属製の突起をそれぞれ突出させておき、前記電極を互いに貼り合わせる際に、前記突起の先端を互いに接合して形成された
    ことを特徴とする請求項3に記載のウェハ積層体のダイシング方法。
  5. 複数の回路と、該回路に電気的に接続された電極とを有する一対のウェハが互いの前記電極を貼り合わせて積層されたウェハ積層体をダイシングして形成された半導体装置であって、
    前記一対のウェハのうちの一方の外周の切断面がエッチングによる切断面からなり、
    前記一対のウェハのうちの他方の外周の切断面がダイシングによる切断面からなる
    ことを特徴とする半導体装置。
  6. 前記電極の外側に、前記電極を囲繞するとともに前記対向面間を封止する壁体が形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
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