JP2013206824A - 押圧式スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化・低背化を図ることができ、高い実装強度を有する横押し型の押圧式スイッチの提供。
【解決手段】前側表面部に凹部4を有する絶縁性のモールド体5と、凹部底面部に配置された内側固定接点と、凹部底面部の内側固定接点の外側に配置された外側固定接点と、外縁部が外側固定接点と接触した状態で凹部内に収容された可動接点部材6とを備え、内側固定接点10及び外側固定接点11が導電性薄膜によって形成されるとともに、水平受け部7の下面に形成された導電性薄膜からなる一対の基板接続パターン14,15と、各基板接続パタンーン14,15とそれぞれ導通するように背面対向部9に形成された導電性薄膜からなる一対の接続パターン12,13とを備え、各固定接点がそれぞれ各接続パターンと内周面が導電性薄膜により被覆された導通孔32,33を介して導通された押圧式スイッチ1。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の操作系に使用される押圧式スイッチであって、当該電子機器に搭載されるプリント配線基板の実装面と平行な方向で押圧操作を行う所謂横押し型の押圧式スイッチに関する。
従来、この種の押圧式スイッチにおいては、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の側面部に配置される操作系に対応すべく、当該電子機器に搭載されるプリント配線基板の側縁部に実装され、その実装面と平行な方向で押圧操作を行うようにした所謂横押し型のものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この押圧式スイッチは、基板上に載置される水平受け部の前面部に、前側表面部に凹部を有する平板状のスイッチ保持部が一体に支持されてなる絶縁性合成樹脂製のモールド体と、凹部底面部に配置された内側固定接点部を有する内側固定接点端子と、内側固定接点部の外側に配置された外側固定接点部を有する外側固定接点端子と、外縁部が外側固定接点部と接触した状態で凹部内に収容された導電性金属材製のドーム状の可動接点部材とを備え、可動接点部材が押圧され弾性変形することにより、その頂部に配置された可動接点が内側固定接点部と接触することによりオン状態となり、押圧を解除すると可動接点部材が弾性復帰して可動接点が内側固定接点部より離脱してオフ状態となるようになっている。
この内側固定接点端子及び外側固定接点端子は、導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより形成され、それぞれモールド体の水平受け部側部より突出してプリント配線基板と対向する基板接続片を一体又は一体的に備え、この基板接続片がプリント配線基板に形成された実装パターンにリフロー半田作業等により半田付けされるようになっている。
また、この内側固定接点端子及び外側固定接点端子は、インサート成形により絶縁性合成樹脂製のモールド体に一体的に組み込まれている。
特開2001−210176号公報
近年においては、携帯電話機やスマートフォン等の電子機器の小型化・薄型化に伴い、上述の如き押圧式スイッチにも小型化・薄型化が要求され、コンマ数ミリメートル単位での小型化・薄型化が競われている。
しかしながら、上述の如き従来の技術では、内側固定接点端子及び外側固定接点端子が導電性金属板材を打ち抜き・折り曲げ加工することにより形成され、それをインサート成形により絶縁性合成樹脂製のモールド体に組み込む構造の為、超小型のスイッチにおいては、導電性金属板材の厚みを今まで以上に薄くすることが困難になってきており、また、一定の厚みを有する導電性金属材からなる内側固定接点端子及び外側固定接点端子が内部に組み込まれるモールド体にあってもそれを保持するために一定の厚みを有する必要があるため、小型化・薄型化に限界があるという問題があった。
一方、内側固定接点端子及び外側固定接点端子の成形にあたっては、固定接点部と基板接続片とで金属板表面の向きが互いに異なる立体的形状であるため、小型になればなるほどプレス成形の困難性が増すとともに各固定接点部や基板接続片の配置等の制約が多くなり設計時の自由度が低下するという問題があった。
また、この種の押圧式スイッチにおいては、プリント配線基板の実装面と平行な方向で押圧操作を行うことから、その押圧操作に伴い実装パターンと接続端子との間にせん断力が作用するため、実装強度が低いと接続端子が実装パターンより剥がれてしまう虞があった。特に、超小型スイッチにあっては、基板接続端子のプリント配線基板に対する半田面積が小さくならざるを得ず、実装強度の向上が課題となっている。
そこで本発明は、このような従来の問題に鑑み、小型化・低背化を図ることができ、高い実装強度を有する横押し型の押圧式スイッチの提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、基板上に載置される水平受け部の前面部に、前側表面部に凹部を有する平板状のスイッチ保持部の上部が一体に支持され、該スイッチ保持部の背面下部に前記基板の側縁と対向する背面対向部が形成されてなる絶縁性のモールド体と、前記凹部底面部に配置された内側固定接点と、前記凹部底面部の該内側固定接点の外側に配置された外側固定接点と、外縁部が前記外側固定接点と接触した状態で前記凹部内に収容され、押圧されることにより頂部に配置された可動接点が前記内側固定接点と接触するようにしてなる導電性金属材製の可動接点部材とを備えてなる押圧式スイッチであって、前記内側固定接点及び外側固定接点が導電性薄膜によって形成されるとともに、前記水平受け部の下面に形成された導電性薄膜からなる一対の基板接続パターンと、該各基板接続パタンーンとそれぞれ導通するように前記背面対向部に形成された導電性薄膜からなる一対の接続パターンとを備え、前記各固定接点がそれぞれ前記各接続パターンと内周面が導電性薄膜により被覆された導通孔を介して導通されたことにある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記水平受け部の下面部に形成された実装部の周縁にテーパ面を備え、前記基板接続パターンが前記実装部下面と前記テーパ面とに跨って形成されたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記基板接続パターンが前記実装部下面部と水平受け部背面とに跨って形成されたことにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1、2又は3の構成に加え、前記背面対向部に前記接続パターンが形成された面より基板側に突出した形状の当接凸部が形成されたことにある。
請求項5に記載の発明の特徴は、請求項1〜3又は4の構成に加え、水平横方向に連続した配置に複数の前記モールド体を備え、該各モールド体は、互いに隣り合う側面間部に連続部を介して一体に形成されてなることにある。
本発明に係る押圧式スイッチは、上述したように、基板上に載置される水平受け部の前面部に、前側表面部に凹部を有する平板状のスイッチ保持部の上部が一体に支持され、該スイッチ保持部の背面下部に前記基板の側縁と対向する背面対向部が形成されてなる絶縁性のモールド体と、前記凹部底面部に配置された内側固定接点と、前記凹部底面部の該内側固定接点の外側に配置された外側固定接点と、外縁部が前記外側固定接点と接触した状態で前記凹部内に収容され、押圧されることにより頂部に配置された可動接点が前記内側固定接点と接触するようにしてなる導電性金属材製の可動接点部材とを備えてなる押圧式スイッチであって、前記内側固定接点及び外側固定接点が導電性薄膜によって形成されるとともに、前記水平受け部の下面に形成された導電性薄膜からなる一対の基板接続パターンと、該各基板接続パタンーンとそれぞれ導通するように前記背面対向部に形成された導電性薄膜からなる一対の接続パターンとを備え、前記各固定接点がそれぞれ前記各接続パターンと内周面が導電性薄膜により被覆された導通孔を介して導通されたことにより、設計の自由度が高く、また、導電性金属板材をプレス成形してなる固定接点端子を使用する場合に比べて小型化・低背化を図ることができる。また、この押圧式スイッチが実装されるプリント配線基板の実装パターンの設計の自由度も高い。
また、本発明において、前記水平受け部の下面部に形成された実装部の周縁にテーパ面を備え、前記基板接続パターンが前記実装部下面と前記テーパ面とに跨って形成されたことにより、好適にフィレットが形成され、実装強度の向上を図ることができる。
更に本発明において、前記基板接続パターンが前記実装部下面部と水平受け部背面とに跨って形成されたにより、水平受け部背面側に半田からなるフィレットが形成され、当該フィレットに反力を取って基板実装面と平行な方向に作用する力に対し高い耐力を得ることができる。
更にまた、本発明において、前記背面対向部に前記接続パターンが形成された面より基板側に突出した形状の当接凸部が形成されたことにより、当接凸部が基板の側縁部に当接されることにより当該基板側縁部に反力をとって、押圧操作により作用する基板実装面と平行な方向に作用する押圧力に対抗でき、また、接続パターンが直接プリント配線基板の側縁と接触することが無く、接触による導電性薄膜の破損を防止することができる。
また、本発明において、水平横方向に連続した配置に複数の前記モールド体を備え、該各モールド体は、互いに隣り合う側面間部に連続部を介して一体に形成されてなることにより、各スイッチ回路を形成する端子部分を導電性薄膜で形成するので、タイバーカット等をする必要がなく、好適に複数のスイッチ回路を備えた超小型の押圧式スイッチに対応することができる。また、連続部で切断することにより任意のスイッチ回路数に対応することができる。
本発明に係る押圧式スイッチの一例を示す縦断面図である。 同上の分解斜視図である。 同上の押圧式スイッチが接続されるプリント配線基板の一例を示す平面図である。 (a)は図1中のモールド体の一例を示す正面図、(b)は同背面図、(c)は同底面図である。 本発明に係る押圧式スイッチの基板実装状態を示す部分拡大側面図である。 図1中の押圧式スイッチを示す横断面図であって、(a)は通常時、(b)は押圧動作時の状態を示すものである。 図4中のa−a線部分拡大断面図である。 本発明に係る押圧式スイッチの他の実施例を示す斜視図である。 同上の異なる方向から見た斜視図である。
次に、本発明に係る押圧式スイッチ1の実施の態様を図1〜図7に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号Aは携帯電話機やスマートフォン等の電子機器に搭載されるプリント配線基板、符号1は押圧式スイッチである。
プリント配線基板Aは、図3に示すように、基板側縁部に側縁側に開口した凹状の切欠き部Aaを有し、一対の実装パターン2,2、3,3が基板側縁と平行な方向に間隔を置いて形成され、当該実装パターン2,3に後述する基板接続パターン14,15を半田付けすることにより押圧式スイッチ1がプリント配線基板Aの側縁部に表面実装されるようになっている。
押圧式スイッチ1は、図2に示すように、前側表面部に凹部4を有する絶縁性合成樹脂等からなる絶縁性のモールド体5と、凹部4底面部に配置された内側固定接点と、凹部4底面部の内側固定接点の外側に配置された外側固定接点と、外縁部が外側固定接点と接触した状態で凹部4内に収容され、押圧されることにより頂部に配置された可動接点6bが内側固定接点と接触するようにしてなる導電性金属材製の可動接点部材6とを備え、実装面に平行な方向で押圧操作がなされるようになっている。
モールド体5は、図4に示すように、耐熱性の絶縁性合成樹脂等の絶縁性材料をモールド成形することにより、プリント配線基板Aの実装面上に載置される水平受け部7と、水平受け部7の前面側に配置された平板状のスイッチ保持部8とを一体に備え、スイッチ保持部8の上部を水平受け部7前面部に一体に支持させることにより、スイッチ保持部8の背面下部に背面対向部9が形成され、水平受け部7とスイッチ保持部8とが側面視L字状を成している。
また、このモールド体5は、MID(Mold Interconnect Device)、即ち、成形回路部品であって、スイッチ回路を構成する導電性薄膜からなる内側固定接点パターン10、外側固定接点パターン11、接続パターン12,13、基板接続パターン14,15及び導通孔内周パターン16,17がMID工法によるメッキ処理によって一体に形成されている。
尚、MID工法は、主に1回成形法と2回成形法とに分類されるが、本発明にあってはどちらの成形法を採用してもよく、メッキ処理についても、ホットスタンプ、電気めっき、無電解めっき又は化学めっきのいずれ処理方法を採用してもよい。
水平受け部7は、直方体状に形成され、下面部の両側に下側に突出した押圧動作方向に向けた実装部18,18が互いに平行に形成され、両実装部18,18間に回避溝19が形成されている。
各実装部18,18は、下面が平坦な薄型矩形版状に形成され、その周縁の左右側面部及び背面部には、面取りした形状にテーパ面20,21が形成されている。
また、この水平受け部7の下面部には、導電性薄膜からなる一対の基板接続パターン14,15が左右対称且つ底面視北字状を成すように形成され、この基板接続パターン14,15をプリント配線基板Aの実装パターン2,3にリフロー半田作業等により半田付けすることにより押圧式スイッチ1が実装面に平行な方向で押圧操作がなされる配置に表面実装されるようになっている。
各基板接続パターン14,15は、回避溝19底面上に形成された押圧操作方向に向けた細長帯状の直線部22と、実装部18,18の下面上に形成された一対の半田部23,24と、各半田部23,24と直線部22とを連結する連結部25とをもって構成されている。
各半田部23,24の外側縁部は、実装部18の下面と外側のテーパ面20とに跨って形成され、各連結部25は、回避溝19底面、テーパ面20及び実装部の18の下面に跨って形成されている。
また、一方の半田部24は、実装部18の下面、背面側テーパ面21及び水平受け部7の背面に跨って形成されている。
基板接続パターン14,15をこのように実装部18の下面と両側面部のテーパ面20,20とに跨った形状に形成することにより、基板接続パターン14,15をプリント配線基板Aの実装パターン2に半田付けした際に、図5に示すように、両側面部のテーパ面20,20下に半田が入り込み、実装部18,18の両側部にフィレット26,26が形成されるので高い実装強度を得ることができる。
また、基板接続パターン14,15、即ち、一方の半田部24を実装部18の下面、背面側テーパ面21及び水平受け部7の背面に跨って形成したことにより、図1に示すように、スイッチ背面部にフィレット27が形成されるので、このフィレット27に反力を取って実装面と平行な方向で作用する押圧力に対し対抗し、高い耐力を得ることができる。
スイッチ保持部8は、厚み方向を基板実装面と平行な方向に向けた矩形の薄型平板状に形成され、その前側表面部に可動接点部材6が収容される凹部4が形成されるとともに、その上部を水平受け部7の前面部に一体に支持させたことにより、背面下部に背面対向部9が形成され、スイッチ1がプリント配線基板Aに実装された際、この背面対向部9がプリント配線基板Aの基板側縁と対向するようになっている。
凹部4は、前側表面に開口し、且つ凹部4底面を前面側に向けた凹み状に形成され、底面中央部に底面より前面側に突出した円盤状の接点用凸部30が形成されるとともに、凹部4両側部に凹部4底面より一段高く、スイッチ保持部8前側表面より一段低い配置に段差部31,31が形成されている。尚、接点用凸部30の頂面と段差部31,31表面との高さ位置は、略同じ高さに形成されている。
この凹部4底面部には、底面部略中央部に内側固定接点が導電性薄膜からなる内側固定接点パターン10により形成され、内側固定接点の外側に外側固定接点が導電性薄膜からなる外側固定接点パターン11により形成され、内側固定接点パターン10と外側固定接点パターン11とが互いに絶縁されている。
内側固定接点パターン10は、図4(a)に示すように、接点用凸部30の表面及び凹部4底面の接点用凸部30周縁を被覆する配置に形成されるとともに、後述する導通孔32の凹部4底面開口部周縁を被覆するように形成されている。
一方、外側固定接点パターン11は、凹部4開口周縁部、段差部31,31及び凹部4底面に跨ってその表面を被覆するように形成されるとともに、後述する導通孔33の凹部4底面開口部周縁を被覆するように形成され、外側固定接点パターン11の内側に内側固定接点パターン10が配置されている。
また、この凹部4内には、弾性を有する導電性金属板材からなる中央部が円弧状に膨出したドーム形状の可動接点部材6がその外周両側縁部6a,6aを段差部31,31に支持させた状態で凹部4内に収容され、凹部4の開口部がシート状の弾性シート部材34で閉鎖されている。
この可動接点部材6は、図6(a)に示すように、通常時において外周側縁部6a,6aのみが外側固定接点パターン11に接触し、可動接点6b、即ちドーム状の内側頂部が内側固定接点パターン10より離れた状態にあり、弾性シート部材34の表面を押圧操作することにより、図6(b)に示すように、可動接点部材6が弾性変形しつつ反転し、それによりクリック感が得られるとともに、可動接点6bが内側固定接点パターン10、即ち接点用凸部30の頂部に接触するようになっている。
背面対向部9は、スイッチ保持部8の背面側、且つ、水平受け部7の下側に露出した配置に形成され、それぞれ内側固定接点パターン10、外側固定接点パターン11に対応する位置に導電性薄膜からなる接続パターン12,13が形成されている。
この接続パターン12,13は、導通孔32,33の背面開口縁部を覆うとともに、一端が基板接続パターン14,15の直線部22に接続するように形成されている。
また、背面対向部9には、接続パターン12,13が形成された面より基板側、即ち背面側に突出した形状の当接凸部35,36が形成され、この当接凸部35,36がプリント配線基板Aの側縁部に当接されることにより、押圧式スイッチ1が基板側縁部に反力をとって、押圧操作により作用する基板実装面と平行な方向に作用する押圧力に対抗できるようになっている。
この当接凸部35,36は、各接続パターン12,13の外側にそれぞれ配置され、押圧操作方向に一定の厚みを有する矩形平板状に形成され、その厚みは、接続パターン12,13を構成する導電性薄膜の厚みより厚く形成されている。
このように当接凸部35,36を形成することにより、押圧式スイッチ1をプリント配線基板Aに実装した際に、接続パターン12,13が基板側縁に干渉することを防止するようになっている。
また、スイッチ保持部8には、凹部4底面より背面の背面対向部9に向けて貫通した一対の導通孔32,33が、一方は凹部4中央近傍に、他方は、凹部4側部側にそれぞれ形成されている。
この導通孔32,33には、背面対向部9側開口部に背面側に向かうにつれて内径が広がるテーパ状の拡径部32a,33aが形成されている。
この導通孔32,33は、その内周面が導電性薄膜からなる内周パターン16,17により被覆されてスルーホールを構成し、一方の導通孔32を介して内側固定接点パターン10と一方の接続パターン12とが導通され、他方の導通孔33を介して外側固定接点パターン11と他方の接続パターン13とが導通されている。
このように導通孔32,33をスルーホールとしたことにより、スイッチ保持部8の前背面にそれぞれ形成された固定接点パターン10,11と接続パターン12,13とを導通させることができるとともに、スイッチ保持部8の外周部に回路パターンを形成する必要がないので、他の部品との干渉による両固定接点間の短絡が防止される。
このように構成された押圧式スイッチ1は、導通孔32及び一方の接続パターン12を介して内側固定接点パターン10と一方の基板接続パターン14とが導通され、導通孔33及び他方の接続パターン13を介して外側固定接点パターン11と他方の基板接続パターン15とが導通されてスイッチ回路を形成され、弾性シート部材34を押圧操作することにより可動接点部材6が反転して可動接点6bが内側固定接点パターン10に接触することにより、可動接点部材6を介して両基板接続パターン14,15間が導通してスイッチ回路がオン状態となり、押圧状態を解除すると可動接点部材6が弾性復帰して可動接点6bが内側固定接点パターン10より離反して両基板接続パターン14,15間が絶縁されてスイッチ回路がオフ状態となる。
この押圧式スイッチ1は、スイッチ回路を構成する内側固定接点パターン10、外側固定接点パターン11、接続パターン12,13、基板接続パターン14,15及び導通孔32,33の内周パターン16,17をMID工法による導電性薄膜で形成することによって、スイッチ保持部8及び水平受け部7の厚みを最小限に抑えることができ、固定接点端子が導電性金属板材をもって構成される場合に比べて更なる小型化・低背化を図ることができる。
また、超小型のスイッチにおいても、MID工法を用いることによって、実装部18,18下面とテーパ面20,21とに跨った形状等の複雑な端子形状にも対応することができる。
尚、内側固定接点パターン10、外側固定接点パターン11、接続パターン12,13及び基板接続パターン14,15の形状は、上述の実施例に示した形状に限定されず、各パターンをMID工法により形成することで、設計の自由度が高く様々な形状にも対応することができ、押圧式スイッチ1が実装されるプリント配線基板Aの実装パターン2,3も自由に設計できるようになっている。
また、本発明に係る押圧式スイッチは、図8、図9に示すように、複数のスイッチを水平横方向に連ねた構造のものであってもよい。尚、上述の実施例と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
この押圧式スイッチ40は、水平横方向に連続した配置に複数のモールド体5,5...を備え、各モールド体5は、絶縁性合成樹脂等の絶縁性材料をモールド成形することにより、互いに隣り合う側面間部に連続部41を介した形状に一体に形成されている。
各モールド体5には、上述の実施例と同様に、前側表面部に凹部4を備えるとともに、凹部4内に可動接点部材6が収容され、その開口部が弾性シート部材34により閉鎖されている。
また、各モールド体5には、それぞれMID工法によるめっき処理を施すことにより、内側固定接点パターン10、外側固定接点パターン11、接続パターン12,13、基板接続パターン14,15及び導通孔32,33の内周パターン16,17が形成され、モールド体5毎にそれぞれ独立したスイッチ回路が形成されている。
各モールド体5に形成される内側固定接点パターン10、外側固定接点パターン11、接続パターン12,13、基板接続パターン14,15及び導通孔32,33内周パターン16,17は、MID工法により形成することにより、超小型スイッチにおいてもそれぞれ独立した配置且つ複雑な形状に形成することができる。
連続部41は、モールド体5のスイッチ保持部8の側面部と連続した形状の鉛直部42と、鉛直部42の上部背面側より背面側に水平方向に延出し、モールド体5の水平受け部7側面部と連続した形状の水平部43とをもって構成され、鉛直部42と水平部43とによりL字状を成している。
この押圧式スイッチ40は、複数、例えば12個のモールド体5,5...を水平横方向に連ねた形状に形成しておき、使用状態に応じて任意の数、例えば、3個のモールド体3,3,3を連ねた形状に切り分けて使用することができる。
その切り分けの際、超小型のスイッチであっても、連続部41に隔てられて各スイッチ回路が独立しているので、連続部を切断代とすることで容易に切り分けることができるとともに、スイッチ回路を傷つけることがない。
尚、連続部の形状は、上述の形状に拘泥されず、水平部のみで構成したものであってもよい。
A プリント配線基板
1 押圧式スイッチ
2,3 実装パターン
4 凹部
5 モールド体
6 可動接点部材
7 水平受け部
8 スイッチ保持部
9 背面対向部
10 内側固定接点パターン
11 外側固定接点パターン
12,13 接続パターン
14,15 基板接続パターン
16,17 内周パターン
18 実装部
19 回避溝
20,21 テーパ面
22 直線部
23、24 半田部
25 連結部
26、27 フィレット
30 接点用凸部
31 段差部
32、33 導通孔
34 弾性シート部材
35、36 当接凸部
40 押圧式スイッチ
41 連続部

Claims (5)

  1. 基板上に載置される水平受け部の前面部に、前側表面部に凹部を有する平板状のスイッチ保持部の上部が一体に支持され、該スイッチ保持部の背面下部に前記基板の側縁と対向する背面対向部が形成されてなる絶縁性のモールド体と、前記凹部底面部に配置された内側固定接点と、前記凹部底面部の該内側固定接点の外側に配置された外側固定接点と、外縁部が前記外側固定接点と接触した状態で前記凹部内に収容され、押圧されることにより頂部に配置された可動接点が前記内側固定接点と接触するようにしてなる導電性金属材製の可動接点部材とを備えてなる押圧式スイッチであって、
    前記内側固定接点及び外側固定接点が導電性薄膜によって形成されるとともに、前記水平受け部の下面に形成された導電性薄膜からなる一対の基板接続パターンと、該各基板接続パタンーンとそれぞれ導通するように前記背面対向部に形成された導電性薄膜からなる一対の接続パターンとを備え、前記各固定接点がそれぞれ前記各接続パターンと内周面が導電性薄膜により被覆された導通孔を介して導通されたことを特徴としてなる押圧式スイッチ。
  2. 前記水平受け部の下面部に形成された実装部の周縁にテーパ面を備え、前記基板接続パターンが前記実装部下面と前記テーパ面とに跨って形成された請求項1に記載の押圧式スイッチ。
  3. 前記基板接続パターンが前記実装部下面部と水平受け部背面とに跨って形成された請求項1又は2に記載の押圧式スイッチ。
  4. 前記背面対向部に前記接続パターンが形成された面より基板側に突出した形状の当接凸部が形成された請求項1、2又は3に記載の押圧式スイッチ。
  5. 水平横方向に連続した配置に複数の前記モールド体を備え、該各モールド体は、互いに隣り合う側面間部に連続部を介して一体に形成されてなる請求項1〜3又は4に記載の押圧式スイッチ。
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