JP2013206355A - 貨幣処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貨幣処理装置1は、入金される紙幣Sを搬送するための入金系搬送路25と、入金系搬送路25により搬送されてくる紙幣Sを、金種、正損等にかかわらず一括して収納するための入金用一括収納庫13と、入金用一括収納庫13とは別に設けられ、紙幣Sを、金種、正損等にかかわらず一括して収納するための出金用一括収納庫14と、入金用一括収納庫13の取出口23から出金用一括収納庫14を経由して出金口35に至るように設けられた出金系搬送路36とを含む。
【選択図】図3
Description
特許文献1では、紙幣入出金機が提案されている。この紙幣入出金機では、入金口に投入された紙幣は、入金経路を介してカートリッジ群に入金され、カートリッジ群から繰り出された紙幣は、出金経路を介して出金口に出金される。つまり、この紙幣入出金機では、入金口や入金経路等で構成された入金系と、出金口や出金経路等で構成された出金系とが分離して設けられているので、入金処理と出金処理とを並行して行うことができる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、様々な貨幣が一括収納される収納庫を有する構成において、当該収納庫の貨幣を使用することができ、かつ、入金処理および出金処理といった複数の処理を並行して行うことができる使い勝手のよい貨幣処理装置を提供することを目的とする。
請求項3記載の発明は、前記出金系搬送路に関連して設けられた貨幣包装装置と、前記出金系搬送路により前記出金用一括収納庫の貨幣を出金する際に、前記貨幣包装装置を駆動させ、出金する貨幣を包装貨幣にする出金貨幣包装制御手段と、を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の貨幣処理装置である。
請求項7記載の発明は、前記入金用一括収納庫の貨幣取出口から前記出金系搬送路を通って取り出される貨幣が損券か否かを判別するための第2の判別手段を有し、前記第2の判別手段が、貨幣が損券と判別したことに応答して、前記出金系搬送路によって当該貨幣を前記出金用一括収納庫へ収納させる損券収納制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置である。
請求項3記載の発明によれば、入金処理と並行して、出金用一括収納庫の貨幣を包装貨幣にすることができる。
請求項4記載の発明によれば、包装に適さないと判別されて行き先がなくなった貨幣を出金用一括収納庫へ戻し、包装貨幣以外の用途(出金等)に用いることができる。
請求項6記載の発明にように、包装に適する貨幣は、損券であってもよい。
請求項7記載の発明によれば、入金用一括収納庫の損券を出金用一括収納庫に移すことができるので、入金用一括収納庫および出金用一括収納庫をうまく使い分けて、それぞれの収納庫における貨幣の収納量を適宜調整することができる。
請求項9記載の発明によれば、入金用一括収納庫にまとめて収納された損券および指定金種の貨幣を一旦取り出して、損券を出金用一括収納庫へ収納し、指定金種の貨幣を入金用一括収納庫に戻すことによって、損券および指定金種の貨幣を分離することができるので、使い勝手が良い。
図1は、この発明の一実施形態に係る貨幣処理装置1の正面側の外観を示す斜視図である。
図1に示す貨幣処理装置1は、たとえば、銀行等に設置される出納機である。
貨幣処理装置1は、ばら紙幣処理ユニット2と、包装紙幣処理ユニット3(貨幣包装装置)と、包装硬貨処理ユニット4と、ばら硬貨処理ユニット5とを含んでいる。これらの処理ユニットは、図1における左側から順に、包装紙幣処理ユニット3、ばら紙幣処理ユニット2、包装硬貨処理ユニット4、ばら硬貨処理ユニット5の順で配置されている。それぞれの処理ユニットは、対応する貨幣(硬貨または紙幣)の入出金処理を行う。ここで、ばら紙幣は、1枚毎に分離した状態の個々の紙幣を指していて、包装紙幣は、所定数毎にまとめられて帯封された紙幣(まとまった紙幣の束)を指している。同様に、ばら硬貨は、1枚毎に分離した状態の個々の硬貨を指していて、包装硬貨は、所定数毎にまとめられて包装された硬貨(硬貨のまとまりによって構成された棒状体)を指している。包装紙幣および包装硬貨は、所定数毎にまとめて包装された包装貨幣に含まれる。
図2は、貨幣処理装置1におけるばら紙幣処理ユニット2の模式的な縦断面図である。図3は、図2においての紙幣Sの流れを示した図である。
図2および図3において、左側がばら紙幣処理ユニット2の前側(正面側)であり、右側がばら紙幣処理ユニット2の後側である(後述する図5においても同様)。
複数の入金庫12は、前後方向(図2の左右方向)に並んで配置された縦長ボックス状であって、各入金庫12には、予め定められた金種のばら紙幣(以下では、単に「紙幣」という)Sが上下に積層された状態で収納される。たとえば、筐体10の正面側から順に、1番目の入金庫12には一万円札だけが収納され、2番目の入金庫12には五千円札だけが収納され、3番目の入金庫12には千円札だけが収納される。つまり、入金庫12は、3種類(一万円札、五千円札、千円札)の金種分しかないので、他の金種(取扱量の少ない金種であって、ここでは二千円札)専用の入金庫12は設けられていない。初期状態(貨幣処理装置1の運転開始時)の各入金庫12には、収納可能枚数の半分くらいの枚数の紙幣Sが収納されている。各入金庫12の底面には、入金庫12内の紙幣Sを下方へ取り出すための取出口21が形成されていて、取出口21には、入金庫12内の紙幣Sを取出口21経由で下から1枚ずつ繰り出すための出金繰出部22が連結されている。
開放された入金口20から入金部11に入金された紙幣Sは、入金繰出部26によって1枚ずつ繰り出された後に、入金系搬送路25を流れて入金庫12(入金用一括収納庫13)側へ搬送される。その途中で、入金識別部27によって紙幣Sの識別が行われ、リジェクト紙幣であると識別されたものは、入金リジェクト路48から入金リジェクト部16まで搬送された後に機外へ返却される。そして、入金識別部27において正券または損券である(リジェクト紙幣でない)と識別された紙幣Sは、入金系搬送路25を引き続き流れて、正券は、収納先の入金庫12の手前の入金一時保留部28に一時保留される。ここで、係員が操作部6を操作すること等によって入金を確定させると、入金一時保留部28に一時保留されていた紙幣Sは、収納先の入金庫12に受け渡されて当該入金庫12に収納される。以上が、紙幣Sの入金処理である。入金処理における紙幣Sの流れは、図3において、太い実線矢印で示されている。
以上より、入金用一括収納庫13および出金用一括収納庫14に着目すると、出金系搬送路36は、入金用一括収納庫13の取出口23から(分岐路39において)出金用一括収納庫14を経由して出金部17(出金口35)に至るように設けられていることがわかる。
各入金庫12に収納された紙幣Sは、入金庫12の下端部の出金繰出部22によって繰り出されて出金系搬送路36を流れる。その途中で、紙幣Sは、出金識別部37による識別を受ける。リジェクト紙幣または損券であると識別された紙幣Sは、出金用一括収納庫14に収納される。つまり、出金用一括収納庫14がリジェクト紙幣用の収納庫と損券用の収納庫とを兼ねているので、リジェクト紙幣用の収納庫と損券用の収納庫とを別々に設けずに済み、その分、貨幣処理装置1(ばら紙幣処理ユニット2)を小型化したり、出金用一括収納庫14における紙幣Sの収納可能枚数を多く確保したりすることができる。一方、出金識別部37において問題のない(正券である)と識別された紙幣Sは、出金部17まで搬送されて出金口35から外部に出金される。以上が、紙幣Sの出金処理である。出金処理における紙幣Sの流れ(出金用一括収納庫14へ搬送される紙幣Sの流れも含む)は、図3において、太い1点鎖線で示されている。
図2に戻り、搬送機構18は、整理一時保留部15に収納されたばら紙幣Sの積層方向(ここでは筐体10の上下方向)に移動可能な一対のアーム41を備えていて、筐体10内で整理一時保留部15の後側に配置されている。所定枚数まで積層された紙幣Sは、まとまった状態(積層状態)で一対のアーム41によって挟持され、整理一時保留部15から取り出される。搬送機構18は、取り出した紙幣Sのまとまりを、ばら紙幣処理ユニット2の隣の包装紙幣処理ユニット3(図1参照)まで搬送する。包装紙幣処理ユニット3は、ばら紙幣処理ユニット2から受け取った紙幣Sのまとまりを、帯封して包装紙幣にしてから、内部で保管したり、機外に払い出したりする。なお、包装紙幣処理ユニット3において紙幣Sのまとまりを帯封する構成として、公知の構成を用いることができる。ここで、入金系搬送路25や出金系搬送路36で紙幣Sを搬送して整理一時保留部15でまとめてから包装紙幣処理ユニット3で包装紙幣にするまでの処理を、包装処理ということにする。
また、ばら紙幣処理ユニット2は、マイクロコンピュータ等で構成された制御部45(搬送路並列駆動制御手段、出金貨幣包装制御手段、第1の判別手段、第1の戻し制御手段、第2の戻し制御手段、第2の判別手段、損券収納制御手段、入金貨幣判別手段、損券・指定金種貨幣の入金制御手段、取出制御手段、損券収納制御手段、戻し制御手段)を備えている。制御部45は、ばら紙幣処理ユニット2の各種電気部品(モータ31等)に対して電気的に接続されていて、ばら紙幣処理ユニット2の動作を制御する。具体的には、制御部45は、シャッター19,34の開閉を制御したり、入金繰出部26,出金繰出部22,24,33による紙幣Sの繰り出しを制御したり、モータ31の駆動や、切替部材32の動作や、搬送機構18の動作等を制御する。これにより、前述した入金処理や出金処理や包装処理が実現される。また、制御部45は、入金識別部27および出金識別部37での識別結果に基づいて、入金庫12、入金用一括収納庫13および出金用一括収納庫14のそれぞれにおける紙幣S(リジェクト紙幣も含む)の在庫数(現時点の収納枚数)を把握している。そのため、入金識別部27および出金識別部37のそれぞれは、紙幣Sの計数センサの機能も兼ねている。
図4を参照して、前述した制御部45は、係員による操作部6(図1参照)の操作によって、入金処理を行う旨の指示(入金指示)を受けると(ステップS1でYES)、入金処理を実行する(ステップS2)。この際、損券等(損券または指定された金種(たとえば二千円札)の紙幣)は、入金用一括収納庫13に収納される(図3の太い破線矢印参照)。ここでの入金用一括収納庫13への損券等の収納に関し、制御部45は、入金系搬送路25により搬送される入金紙幣Sが前述した損券等であるか否かを入金識別部27の識別結果に基づいて判別し、入金紙幣Sが前述した損券等であると判別したことに応答して、当該入金紙幣Sを入金用一括収納庫13へ収納するように、入金系搬送路25を駆動させている。
ここで、出金用一括収納庫14に収納されていたリジェクト紙幣には、入金時の入金識別部27での識別では正券と識別されて入金庫12に収納されていたのに、出金処理に出金識別部37においてリジェクト紙幣と識別されて出金用一括収納庫14に収納されたものもある。この場合、(当初正券と識別されたものの後でリジェクト紙幣と識別された)紙幣Sの枚数が出金識別部37で計数されていて、当該枚数が、該当する(同一金種の)入金庫12の在庫数の一部としてみなされるようになっているので、在庫数の数値上の不整合は生じていない。そして、先程の別の一例の移動処理において、出金用一括収納庫14にあった当該枚数分の(同一金種の)リジェクト紙幣が、出金識別部37で正券であると識別された後に、該当する入金庫12に戻される。これによって、当該入金庫12の在庫数については、数値上だけでなく、実物の紙幣Sにおいても、不整合が生じていない。
また、ステップS10において、入金用一括収納庫13内において二千円札の正券とそれ以外の損券とが混在した状態(当該損券が二千円札の正券よりも取出口42に近い場合)で二千円札を出金したい場合、出金処理と移動処理とが並行して行われることがある。この場合、入金用一括収納庫13内の紙幣S(二千円札の正券および全金種の損券)が全て入金用一括収納庫13から排出されて出金系搬送路36を流れる(図3の太い1点鎖線矢印参照)。出金系搬送路36を流れる紙幣Sは、出金識別部37による識別を受け、二千円札の正券であると識別された紙幣Sは、引き続き出金系搬送路36を流れて出金部17まで搬送され(図3の太い一点鎖線矢印参照)、二千円札の正券でないと識別された紙幣S(入金用一括収納庫13にあった全ての損券)は、出金用一括収納庫14に収納される(図5の太い実線矢印参照)。このように、二千円札専用の入金庫12を持たなくても、二千円札の出金処理が可能である。
また、ステップS10において、入金処理と、入金用一括収納庫13や出金用一括収納庫14内の損券についての包装処理とが並行して行われることがある。入金用一括収納庫13や出金用一括収納庫14内から繰り出された紙幣Sのうち、損券以外の紙幣(リジェクト紙幣も含む)は、包装処理の対象外なので、出金用一括収納庫14に戻される(図5の太い実線矢印参照)。なお、ここでの損券の包装処理も、金種毎に行われてもよいし、複数金種が混合した状態で行われてもよい。
以上のように、貨幣処理装置1(ばら紙幣処理ユニット2)では、図3を参照して、入金系搬送路25と出金系搬送路36とが別々に設けられているので、入金口20からの紙幣Sを入金する入金処理(太い実線矢印および太い破線矢印参照)と、出金口35へ紙幣Sを出金する出金処理(太い1点鎖線矢印参照)とを並行して行うことができる。また、様々な紙幣Sが一括収納される一括収納庫が、入金用一括収納庫13と出金用一括収納庫14というように別々に(分割して)設けられており、出金系搬送路36は、入金用一括収納庫13の紙幣Sを、出金用一括収納庫14を経由させて出金口35まで搬送することができる。そのため、入金用一括収納庫13の紙幣Sを、入金用一括収納庫13が満杯になったとき等に出金用一括収納庫14に移したり(図5の太い実線矢印参照)、出金口35から直接出金させたり(図3の太い1点鎖線矢印参照)等と、様々に使用することができる。つまり、貨幣処理装置1では、一括収納庫(特に、入金用一括収納庫13)の紙幣Sを使用することができ、かつ、入金処理および出金処理といった複数の処理を並行して行うことができるので、使い勝手がよい。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、ばら紙幣処理ユニット2では、入金庫12、入金用一括収納庫13および出金用一括収納庫14のそれぞれ(以下では「各収納庫」という)における紙幣S(リジェクト紙幣も含む)の精査処理が実施されてもよい。精査処理とは、各収納庫(選択されたものだけであっても良い)における紙幣Sを一旦全て取り出して、出金識別部37で識別し直すことによって紙幣Sの中身および収納庫内の在庫数を確認してから、取り出した紙幣Sを元の収納庫に戻す処理である。精査処理時において、入金用一括収納庫13および出金用一括収納庫14から取り出された紙幣Sのうち、出金識別部37によってリジェクト紙幣であると識別された紙幣Sは、入金用一括収納庫13および出金用一括収納庫14に戻すことなく、入金一時保留部28や一括一時保留部29に収納したり、包装処理の対象としたりしてもよい。入金一時保留部28や一括一時保留部29に収納されたリジェクト紙幣は、入金一時保留部28および一括一時保留部29のまとまりである一時保留部ユニット43(図2の点線部分)を筐体10から引き出すことによって、機外へ回収することができる。
また、この発明は、出納機等以外に、貨幣の入出金処理を行う両替機やATM等にも適用できる。
3 包装紙幣処理ユニット
13 入金用一括収納庫
14 出金用一括収納庫
20 入金口
23 取出口
25 入金系搬送路
25A 一端
35 出金口
36 出金系搬送路
45 制御部
S 紙幣
Claims (9)
- 入金口に一端が臨み、前記入金口から入金される貨幣を搬送するための入金系搬送路と、
前記入金系搬送路により搬送されてくる貨幣を、金種、正損等にかかわらず一括して収納するための入金用一括収納庫と、
前記入金用一括収納庫とは別に設けられ、貨幣を、金種、正損等にかかわらず一括して収納するための出金用一括収納庫と、
前記入金用一括収納庫の貨幣取出口から前記出金用一括収納庫を経由して出金口に至るように設けられた出金系搬送路と、
を含むことを特徴とする、貨幣処理装置。 - 前記入金系搬送路と前記出金系搬送路とを、互いに独立的に、かつ、並列的に動作させる搬送路並列駆動制御手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置。
- 前記出金系搬送路に関連して設けられた貨幣包装装置と、
前記出金系搬送路により前記出金用一括収納庫の貨幣を出金する際に、前記貨幣包装装置を駆動させ、出金する貨幣を包装貨幣にする出金貨幣包装制御手段と、
を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の貨幣処理装置。 - 前記出金貨幣包装制御手段は、前記貨幣包装装置へ搬送される貨幣が包装に適する貨幣か否かを判別するための第1の判別手段と、
前記第1の判別手段が包装に適さないと判別したことに応答して、当該包装に適さないと判別された貨幣を前記出金系搬送路によって前記出金用一括収納庫へ戻すための第1の戻し制御手段と、
を含むことを特徴とする、請求項3記載の貨幣処理装置。 - 前記出金貨幣包装制御手段は、前記貨幣包装装置へ搬送される貨幣が包装に適する貨幣か否かを判別するための第1の判別手段と、
前記第1の判別手段が包装に適さないと判別したことに応答して、当該包装に適さないと判別された貨幣を、前記出金系搬送路から前記入金系搬送路を経由して、前記入金用一括収納庫へ戻すための第2の戻し制御手段と、
を含むことを特徴とする、請求項3記載の貨幣処理装置。 - 前記包装に適する貨幣は、損券であることを特徴とする、請求項4または5記載の貨幣処理装置。
- 前記入金用一括収納庫の貨幣取出口から前記出金系搬送路を通って取り出される貨幣が損券か否かを判別するための第2の判別手段を有し、
前記第2の判別手段が、貨幣が損券と判別したことに応答して、前記出金系搬送路によって当該貨幣を前記出金用一括収納庫へ収納させる損券収納制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置。 - 前記入金系搬送路に関連して、入金貨幣判別手段が設けられており、
前記入金貨幣判別手段が、前記入金系搬送路により搬送される入金貨幣が損券または指定された金種の貨幣であると判別したことに応答して、当該貨幣を前記入金用一括収納庫へ収納するように、前記入金系搬送路を駆動させる損券・指定金種貨幣の入金制御手段を含むことを特徴とする、請求項1記載の貨幣処理装置。 - 前記入金用一括収納庫の貨幣取出口から前記出金系搬送路を通って取り出される貨幣が損券か否かや指定された金種の貨幣であるか否かを判別するための第2の判別手段を有し、
前記入金用一括収納庫に収納された貨幣を貨幣取出口から前記出金系搬送路により取り出す取出制御手段と、
前記第2の判別手段が、貨幣が損券と判別したことに応答して、当該損券を前記出金用一括収納庫へ収納するように前記出金系搬送路を動作させる損券収納制御手段と、
前記第2の判別手段が、貨幣が指定された金種の貨幣と判別したことに応答して、当該貨幣を、前記出金系搬送路から前記入金系搬送路を経由して前記入金用一括収納庫へ戻すように、前記出金系搬送路および入金系搬送路を駆動制御する戻し制御手段と、
を含むことを特徴とする、請求項8記載の貨幣処理装置。
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