JP2013205663A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストかつ容易に超多視差の画像を生成できる。
【解決手段】本実施形態に係る画像表示装置は、発光源、光変調部、第1偏向素子アレイおよび第2偏向素子アレイを含む。発光源は、光を出射する。変調部は、画像が観測される観測位置および観測位置に対応する出射角度で決まる変調画素を2次元配列した変調画素群に含まれる各変調画素に対し、光の強度及び光の色を変調して変調画素に対応するビームを生成する。第1偏向素子アレイは、変調画素群のm列分の第1変調画素群ごとにビームを偏向して第1偏向ビームを生成する、変調画素の縦方向と平行な母線を有する第1偏向素子が、複数並列する。第2偏向素子アレイは、第1変調画素群のn行分の第2変調画素群ごとに第1偏向ビームを偏向して第2偏向ビームを生成する、第1偏向素子の母線に対してtan−1(α×m/n)の値で表される角度に傾斜した母線を有する第2偏向素子が、複数並列する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、画像表示装置に関する。
旧来のブラウン管モニターから液晶パネルに代表されるフラットパネルディスプレイ(FPD)への移行が急速に進み、業務用モニターやパソコン用ディスプレイばかりでなく民生用のテレビといった、ほとんどすべての画像表示装置がFPDに置き換わりつつある。同時に、フルハイビジョン(1920画素×1080画素)など映像の高画質化が図られている。このような状況で、新たな機能として3次元(3D)表示についても盛んに開発が進められ、家庭においても3D放送および3D表示を再生できるビデオディスクなどを楽しめるようになっている。
このような3D放送を視聴する手段として、専用メガネを着用して視聴する方式や、レンチキュラーレンズやパララックスバリアなど特殊なディスプレイによって専用メガネを着用しないで視聴する方式がある。
米国特許第6,801,243号明細書
しかしながら、専用メガネを着用しない場合は、FPDの解像度と視差数との関係から視差数の増加には限界があり、立体視できる観測位置(視聴領域)が限られる。視差数の増加を図るため、レンチキュラーレンズの母線を斜めにする手法もあるが、この手法を適用したディスプレイに縦線を表示させるとギザギザに見えることがある。また、視差間のクロストークが大きくなったり、一部の画素がレンチキュラーレンズを構成する各素子の境界線上に重なってしまい、出射するビームが迷光となって画質や立体感を損ねたりまたは色ずれやムラをおこしたりしてしまうことがある。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、低コストかつ容易に超多視差の画像を表示することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
本実施形態に係る画像表示装置は、発光源、光変調部、第1偏向素子アレイおよび第2偏向素子アレイを含む。発光源は、光を出射する。変調部は、画像が観測される観測位置および該観測位置に対応する出射角度で決まる変調画素を2次元配列した変調画素群に含まれる各変調画素に対し、前記光の強度及び該光の色を変調して該変調画素に対応するビームを生成する。第1偏向素子アレイは、前記変調画素群のうちのm列分(mは自然数)の第1変調画素群ごとに前記ビームを偏向して第1偏向ビームを生成する、前記変調画素の縦方向と平行な母線を有する第1偏向素子が、複数並列する。第2偏向素子アレイは、前記第1変調画素群のうちのn行分(nは自然数)の第2変調画素群ごとに前記第1偏向ビームを偏向して第2偏向ビームを生成する、前記第1偏向素子の母線に対してtan−1(α×m/n)の値(αは変調画素間隔の横の縦に対する比の値)で表される角度に傾斜した母線を有する第2偏向素子が、複数並列する。
第1の実施形態に係る画像表示装置を示すブロック図。 第1の実施形態に係る画像表示装置の具体的な構成の一例を示す図。 光源および光変調部の変形例を示す図。 第1の実施形態に係る変調画素と第1偏向素子アレイとの位置関係を示す図。 本実施形態に係る偏向素子の変形例を示す図。 第1偏向素子アレイを通過した第1偏向ビームと第2偏向素子アレイとの位置関係を示す図。 第1および第2偏向素子アレイによる変調画素の偏向の様子を示す図。 別方向からみた第1および第2偏向素子アレイによる変調画素の偏向の様子を示す図。 第2の実施形態に係る変調画素と第1偏向素子アレイとの位置関係を示す図。 第1の変形例に係る画像表示装置を示す図。 第2の変形例に係る画像表示装置を示す図。 第3の変形例に係る画像表示装置に用いるスリットの一例を示す図。 第4の変形例に係る画像表示装置での変調画素を圧縮する幅の設定例を示す図。 画素ずらし素子の第1の別例を示す図。 画素ずらし素子の第2の別例を示す図。
3D表示の画像を視聴する手段として、液晶シャッターや偏光素子などを内蔵したメガネを利用した方式は、FPDとの親和性が高いことから実用化が進み、現在でも数多くの製品が世に出ている。メガネを利用する方式としては、FPDにおいて左眼用と右眼用との2D画像が時分割または画素ごとに交互に表示され、左眼用画像が左眼に、右眼用画像が右眼に入るようにメガネにて切り替えるという方式である。FPDのフレームレートを従来の2倍にする必要性や、左右の画像が混じらないように分離する必要性以外に技術的な負担は比較的小さいが、以下に記すようなデメリットも存在する。
3D表示の視聴には専用メガネの着用が必須であり、いわゆる”ながら見”や2Dと3Dとの頻繁な切り替えに適さず、メガネを着用しないユーザ(視聴者)にとって3D表示は2重にぼけた画像と見えてしまう。これは言ってみれば2D表示と3D表示との間の互換性がメガネなしでは保てないということであり、本格的な3D放送の普及を妨げる一因となる。また、3D表示を視聴するために専用メガネを着用する煩わしさもある。さらに、視聴者の位置にかかわらず左眼および右眼に見える画像は変化しないため、運動視差(視聴位置の移動に伴って見える画像が変化すること)が得らない。
これらのデメリットを回避するため、レンチキュラーやパララックスバリアといった技術に基づくディスプレイが開発され、メガネなしでの視聴や、多視差化による運動視差の獲得もできる。しかし、この方式は視差数の増加とともに使用されるFPDの解像度の増加が必要となってしまうため、視差数の増加には限界がある。視差数が少ないと自然な立体視のできない視聴領域が増加するので、視聴領域が限られるという制約が生じる。
本実施形態によれば、上述の問題を解決し、低コストかつ容易に超多視差の3次元画像を表示することができる。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る画像表示装置について詳細に説明する。なお、以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る画像表示装置について図1のブロック図を参照して説明する。
第1の実施形態に係る画像表示装置100は、光源101、光変調部102、第1偏向素子アレイ103、第2偏向素子アレイ104および拡散部105を含む。
光源101は、例えば、LD(レーザダイオード:Laser Diode)などの発光素子であり、光を出射する。低消費電力の観点から、LED(発光ダイオード:Light-Emitting Diode)や有機ELおよびLDを用いることが望ましい。さらに、色再現性、ビームの小径化、ビームの出射角度および幅などの調整による視差生成の最適化の観点からはLDが望ましい。いずれの場合も、光変調部102に入射する光は、ビームの広がり角度が小さい指向性の高いものが望ましい。
なお、個体レーザ、ガスレーザ、あるいはSHG(Second Harmonic Generation)の利用や、ハロゲンランプ、水銀ランプなど一般的な汎用プロジェクタで用いられるような発光素子を利用してもよい。
光変調部102は、例えば、SLM(空間光変調器:Spatial Light Modulator)であり、フラットパネルタイプの液晶表示パネル(LCOSなど)を用いればよい。光変調部102は、光源101から光を受け取り、光を変調して、変調画素に対応したビームを生成する。
第1偏向素子アレイ103は、第1偏向素子として例えばシリンドリカルレンズを複数並列させることによりシート状にした、いわゆるレンチキュラーレンズである。第1偏向素子アレイ103、光変調部102から入射した変調画素に対応したビームを偏向する。偏向されたビームは、第1偏向ビームともいう。第1偏向素子アレイ103の詳細については、図4を参照して後述する。
第2偏向素子アレイ104は、第1偏向素子とほぼ同様に、第2偏向素子としてシリンドリカルレンズを複数並列させてシート状にしたレンズであるが、第1偏向素子アレイ103と異なる点は、第2偏向素子の母線は、第1偏向素子アレイ103の母線に対して一定角度傾斜している点である。第2偏向素子アレイ104は、第1偏向素子アレイ103から入射した第1偏向ビームをさらに偏向する。第2偏向素子アレイ104により偏向されたビームを第2偏向ビームともいう。第2偏向素子アレイ104の詳細については、図6を参照して説明する。
拡散部105は、例えば異方性拡散板であり、縦方向への光の拡散角度が大きく、横方向への光の拡散角度が小さいまたは横方向へ光が拡散しないような材質で形成される。第2偏向素子アレイ104から入射した第2偏向ビームが拡散部105を通過することにより、外部の観測位置において視差画像が生成される。よって、ユーザがこの観測位置において視差画像(3次元画像)を視聴することができる。
次に、第1の実施形態に係る画像表示装置の具体的な構成の一例について図2を参照して説明する。
奥行き方向の奥から順(図2中、+z方向)に、光源101、光変調部102、第1偏向素子アレイ103、第2偏向素子アレイ104および拡散部105が配置される。図2に示すように、それぞれが1枚の平板で形成される場合を想定する。なお、第1偏向素子アレイ103、第2偏向素子アレイ104および拡散部105の厚さは、自身の形状を保持できる強度であれば、薄いほうが好ましい。但し、厚さが薄い場合は、ガラスなどの基板に積層して貼り合わせることにより強度を高め、自身の形状を保持できるようにしてもよい。
次に、光源101および光変調部102の変形例について図3を参照して説明する。
光源101および光変調部102の変形例として、プロジェクタがある。プロジェクタ301は、光源101、2次元空間光変調器302および投影レンズ303を含む。プロジェクタ301は、2次元空間光変調器302を通過した光を投影レンズ303により2次元画像のビームとして外部に投影する。投影レンズ303より投影された2次元画像のビーム304は、第1偏向素子アレイ103に入射し、図1に示すように、第2偏向素子アレイ104、拡散部105へと順に入射する。
なお、図示しないが、ビームをスキャンすることにより2次元画像の投影と同じ効果を得るスキャンタイプのプロジェクタであってもよい。また、投影レンズ303は複数のレンズ群により形成されてもよい。さらに、画素ごとの入射角度の違いを調整したり違いをなくしたりするために、投影レンズ303と第1偏向素子アレイ103との間に、フレネルレンズなどのレンズまたはプリズムアレイなどの偏向部材を配置してもよい。また、2次元空間光変調器302は複数であってもよく、例えばカラー化のために赤、緑、青に対応した3枚構成としてプリズムなどと組み合わせる場合がある。
次に、光変調部102で変調画素に対応するビームと第1偏向素子アレイ103との位置関係を図4を参照して説明する。
図4は、第1偏向素子アレイ103と、この第1偏向素子アレイ103に入射する変調画素に対応するビームとの一部分を示す。太線で囲まれた領域は、表示部(図示せず)で表示される1画素を示し、以下では表示画素401と呼ぶ。表示画素401内にある8行8列(64個)の領域は、光変調部102で光が変調された変調画素402を示す。変調画素402は、画像が観測される観測位置および観測位置に対応する出射角度で決まり、表示すべき画像に応じて、光強度および色が設定される。便宜上、64個の変調画素402に1から64までの番号を付す。
また、破線で示される曲線は、第1偏向素子アレイ103を構成する第1偏向素子のうち、第1偏向素子403−1から第1偏向素子403−3までのそれぞれの表面形状の輪郭を示す。本実施形態では、各偏向素子403としてシリンドリカルレンズを用いるので、破線はシリンドリカルレンズの表面形状の輪郭を示す。1つの第1偏向素子403の大きさは、横方向(図4中、x軸方向)は変調画素402の8画素分(8列分)の大きさであり、縦方向(図4中、y軸方向)は表示画素401の全領域の縦1列分の大きさである。すなわち、全体の表示画素の領域が、1080行1920列の表示画素(1920×1080個の表示画素)で形成される場合、1つの第1偏向素子403は、1080行1列の表示画素の領域に対応する大きさとなる。
さらに、第1偏向素子間の境界線(例えば、第1偏向素子403−1と第1偏向素子403−2との間の線)は、表示画素401間の境界の縦線と一致する。また、第1偏向素子の母線は表示画素401を形成する変調画素の縦方向と平行である。本実施形態で用いるシリンドリカルレンズは、両面が凸であっても、片面が凸であってもよい。また、凸となる面が光変調部102に対向する側にあっても、第2偏向素子アレイ104に対向する側にあってもよい。さらに、凸レンズではなく凹レンズにより同様の特性を得てもよい。
なお、本実施形態では特に断らない限り、視差数が64、変調画素が8行8列で形成され、かつ変調画素の画素間隔が一定で縦横同じ場合を想定して説明するが、これに限られない。例えば、視差数が144(変調画素が12×12個)などでもよいし、どのような場合でもよい。
次に、本実施形態に係る偏向素子の変形例を図5を参照して説明する。
シリンドリカルレンズの代わりに、図5に示すようなプリズムを用いてもよい。第1偏向素子アレイ103として、プリズム501−1からプリズム501−3までを隣接して配置することで、レンチキュラーレンズと同様の効果を得ることができる。なお、2面以上のプリズムでもよいし、回折格子でもよいし、その他の形状でもよい。表示画素401を構成する64個の変調画素402の横幅を圧縮して第2偏向素子アレイ104に入射するような偏向効果が得られればよい。但し、プリズムの面数と表示画素401の1画素分に対応する変調画素の列数が同じでないまたは倍数でない場合は、変調画素がプリズムの面の境界と重なってしまい、意図しない不要光の発生を招く可能性がある。よって、プリズムを用いる場合は、プリズムの面数と表示画素401の1画素に対応する変調画素の列数が同じまたは倍数であることが望ましい。図5の例では、変調画素と対向しないプリズムの面数が2面であり、表示画素401の1画素に対応する64個の変調画素の列数は8列である。よって、変調画素の列数がプリズムの面数の倍数(4倍)であるため、不要光の発生を抑制できる。
次に、第1の実施形態に係る第1偏向素子アレイ103を通過した第1偏向ビームと第2偏向素子アレイ104との位置関係を図6を参照して説明する。
第1偏向素子アレイ103を通過した変調画素のビームは、8行8列の画素の横幅(列方向)が圧縮されて8行1列、すなわち縦1列の第1偏向ビームに偏向される。図6において、数字を記載する便宜上、画素ビームは正方形のマスで表されるが、実際には横幅が圧縮されている。以下、特に断らないが同様に表される場合がある。
図6に示す変調画素402の1つの番号の位置には、8列分の変調画素のビームが重複する。例えば、図6の変調画素の番号1の位置には、図4における変調画素の番号1、9、17、25、33、41、49および57の変調画素のビームが重複し、番号8の位置には、変調画素の番号8、16、24、32、40、48、56および64の変調画素のビームが重複する。このとき、番号の大小が入れ替わらないように均等にずれるのであれば、重複にずれが生じてもよい。ずれが生じる場合は、ずれ量はできるだけ小さい方が望ましい。
図6に示す破線は、第2偏向素子アレイ104の各偏向素子601の輪郭を示す。第2偏向素子601は、母線が第1偏向素子の母線に対して角度が45度傾いており、かつ表示画素401が第2偏向素子間の境界を超えないように配置される。
すなわち、第1偏向素子403の母線と表示画素401間のy軸方向の境界線とは平行であるので、第2偏向素子601の母線が第1偏向素子403の母線に対して傾く角度(すなわち、角度θ)は、図6では45度である。また、番号1から番号8までに関する変調画素のビームの入射位置の組が1つの第2偏向素子の領域内にあり、第2偏向素子間の横方向(x軸方向)の間隔と第1偏向素子間の横方向(x軸方向)の間隔とが同一である。
なお、表示画素が8行8列の変調画素で形成されずにn行m列(n、mは異なる自然数)の変調画素で形成される場合は、第2偏向素子601の母線が第1偏向素子の母線に対して傾く角度θは、(1)式で表せる。
θ=tan−1(m/n) (1)
但し、m=nとすれば、変調画素が第2偏向素子の境界をまたがずに、かつ表示画素間隔と変調画素間隔との縦横比を同一とすることができるため、m=nの場合が望ましい。ここで、画素間隔とは、画素ピッチを指す。また、変調画素間隔が縦横で異なる場合は、その比率に応じて傾く角度も変化する。つまり、変調画素間隔の横の縦に対する比の値をαとする場合には、角度θは以下の(2)式で表せる。
θ=tan−1(α×m/n) (2)
製造誤差や調整ずれなどで角度に誤差が生じた場合であっても、変調画素が第2偏向素子の境界をまたがないように配置可能で、かつ最終的に拡散部105から出射する変調画素のビームの横方向の並び順が、ほとんどずれない範囲であれば構わない。
なお、第2偏向素子アレイ104は、通常はシリンドリカルレンズで構成されるレンチキュラーレンズが用いられるが、第1偏向素子アレイ103と同様に、両面が凸であっても片面が凸であってもよい。また、凸となる面が光変調部102に対向する側にあっても、拡散部105に対向する側にあってもよいし、凹レンズによって同様の特性を得てもよい。さらに、第2偏向素子アレイ104から出射される画素のビームの広がり角を抑制して、画素のビームどうしの水平方向の重なりを抑制するために、シリンドリカルレンズの代わりに、表示画素401の1画素に対応する変調画素の列数が同じになるような面数を片面に有するプリズムよい。また、回折格子でもよいし、その他の形状でもよい。すなわち、変調画素の番号1から番号8の位置に入射した変調画素のビームが、それぞれ異なる方向に偏向されればよい。
次に、第1偏向素子アレイおよび第2偏向素子アレイによる変調画素の偏向の様子を図7および図8を参照して説明する。
図7は、光の進行方向(ユーザが映像などを視聴する方向、図7ではz軸の正から負に向かう方向)から見た場合の表示画素1単位における8行8列に配列された変調画素のビームの偏向の様子を説明する。なお、変調画素の偏向の様子における、画素の大きさ、角度およびアスペクト比などは実際の画素とは異なる。
図7(a)は、8行8列の変調画素のビームが、第1偏向素子に入射する位置での並び方を示す。
図7(b)は、図7(a)に示す変調画素のビームの並び方で第1偏向素子に入射して第1偏向素子を通過した第1偏向ビームの、第2偏向素子に入射する位置での並び方を示す。図7(b)に示すように、横方向の画素が重複され縦1列(8行1列)となる。例えば、番号1の位置には、図7(a)における上から1番目の番号の横列である1、9、17、25、33、41、49および57の変調画素のビームが重複する。同様に、番号8の位置には、図7(a)における8、16、24、32、40、48、56および64の変調画素のビームが重複する。このとき、番号の大小が入れ替わらないように均等にずれるのであれば、重複にずれが生じてもよい。ずれが生じる場合は、ずれ量はできるだけ小さい方が望ましい。
図7(c)は、第2偏向素子を通過した変調画素のビーム(第2偏向ビーム)の拡散部105に入射する位置での並び方を示す。
第2偏向素子アレイ104を通過した第2偏向ビームは、偏向されて各行ごとに異なった出射角度を与えられる。つまり、図7(b)の番号1の位置にある8個の変調画素のビームは、第2偏向素子により図7(c)の最も右側に偏向される。さらに、第2偏向素子が第1偏向素子の母線に対して45度斜めに配置されるため、横方向と同等の角度で縦方向にも偏向を受ける。よって、縦方向の画素の位置が反転し、変調画素の全行の中で一番下に出射される。加えて、図7(b)の番号1の位置にある各変調画素のビームは、第1偏向素子によってそれぞれ横方向(x軸方向)の角度差がつけられている。よって、第2偏向素子の出射位置において、角度差に対応した横方向(図7では、x軸方向)の角度を有して出射する。すなわち、図7(c)では、一番右下の1行8列の変調画素群701において、変調画素のビームが右から左に向かって、1、9、17、25、33、41、49及び57と順に配置されることになる。
このように、第2偏向素子アレイ104から出射される第2偏向ビームは、入射する第1偏向ビームの変調画素のビームと第2偏向素子アレイを形成する第2偏向素子との相対位置および入射する変調画素のビームの入射角に応じた出射角を有する。例えば本実施形態では、変調画素の番号1から64までが順に角度を変えて表示画素の1画素から出射され、64視差が生成される。なお、通常は、第2偏向素子アレイ104によって縦方向にも偏向を受けるため、拡散部105によって縦方向に変調画素のビームを拡散させることが必要である。また、第2偏向素子アレイ104と拡散部105との間に、横方向(x軸方向)の母線を有するレンチキュラーレンズ等を設置して縦方向の偏向を相殺することで、拡散部105に要求される性能を緩和してもよい。
次に、第1偏向素子アレイ103および第2偏向素子アレイ104における変調画素の偏向の様子をy軸方向から見た場合を図8に示す。
図8では、一番左側の矢印801が図7(a)に示す変調画素のビームの縦方向(y軸方向)の中心線に対応する。すなわち、図8の1番上の矢印(番号57から64の変調画素)の位置には、図7(a)の最も右側の1列が並ぶ。
続いて、矢印802は、矢印801の変調画素のビームが第1偏向素子アレイ103を通過した際の各列の変調画素のビームの中心線を表す。矢印802は、1つの番号の位置に8列分の変調画素のビームが重複しており、これは図7(b)の状態に対応する。
矢印803は、矢印802の変調画素のビームが第2偏向素子アレイ104を通過した際の各列の変調画素群の中間線を示す。具体的には、例えば、1番上の矢印803は、変調画素の番号1から57までの変調画素(1、9、17、25、33、41、49、57)の中間線(25と33との中間)を示す。同様に、上から2番目の矢印803は、変調画素の番号2から58までの中間線を示す。
なお、横方向のビームの配列が、図7(c)に示されるように隙間なく一定間隔となるようにするには、第1偏向素子アレイ103を構成する第1偏向素子および第2偏向素子アレイ104を構成する第2偏向素子をレンズと等価と考える場合に、横方向の開口数(NA)が(3)式の関係を有する必要がある。
sin−1(NA)×(n−1)=sin−1(NA) (3)
ここで、NAは、第1偏向素子アレイ103を構成する第1偏向素子に入射する変調画素のビームの最も外側のビーム中心を基準にした開口数であり、NAは、第2偏向素子アレイ104を構成する第2偏向素子に入射する変調画素のビームの最も外側のビーム中心を基準した開口数である。nは、n行m列である変調画素のビームの行数であり、本実施形態ではn=8である。
図8に示す角度で説明すると、第1偏向素子アレイおよび第2偏向素子アレイのそれぞれの偏向素子は、(4)式から(6)式までに示す関係を有する。
θ=sin−1(NA) (4)
θ=sin−1(NA) (5) かつ、
θ×7=θ (6)
なお、(3)式において等号からずれがある場合、すなわち以下の(7)式を満たす場合は、変調画素のビームの横方向の角度間隔に一部広すぎる箇所が生じる。
sin−1(NA)×(n−1)<sin−1(NA) (7)
逆に、以下の(8)式の場合は、変調画素のビームの横方向の角度間隔に一部狭すぎる箇所が生じることになる。
sin−1(NA)×(n−1)>sin−1(NA) (8)
いずれの場合も、2θ/(n−1)以下のずれであれば、変調画素のビーム1画素分以上の間隔が空き過ぎてしまったり、隣接する変調画素のビームとの並び順が逆転してしまったりするような破綻が生じないため許容される範囲となる。
図1に示されるようなFPDを利用した場合や、図3に示されるようなプロジェクタを利用した場合、第1偏向素子アレイ103と光変調部102との間、あるいは光源101と光変調部102との間に、レンズやフレネルレンズ、プリズムなどを設ける。これにより、画面の中心から離れるほど入射角が大きくなるように設定することができ、視差を生成する際に画面中央に向けて配向して視域を最適化することができる。
特に図2に示されるようなプロジェクタを利用した場合、第1偏向素子アレイ103に入射するビームの入射角が、変調画素の位置により異なることがあるため、視差生成を適正に行いにくい可能性もある。このような場合にも同様に、第1偏向素子アレイ103と光変調部102との間に、レンズやフレネルレンズ、プリズム等を設けることにより、入射角を変調画素の位置によらず一定にしたり、または画面の中心から離れるほど入射角が大きくなるように設定したりことができる。その結果、画素位置によらず視差生成を適正に行うことができ、画面中央に向けて配向して視域を最大化することができる。
さらに、光変調部102、第1偏向素子アレイ103および第2偏向素子アレイ104の位置関係を、画面中央からの距離に応じて表示画素ごとにずらすように調整してもよい。また、第1偏向素子アレイ103や第2偏向素子アレイ104のレンズ、プリズムの形状を画面中央からの距離に応じて調整してもよい。これらの調整によっても、上述した同様の効果を得ることができる。なお、第1偏向素子アレイ103と光変調部102との間にフレネルレンズを用いる際には、フレネルレンズの偏向素子の境界と表示画素の境界とを一致させることが望ましい。これにより、フレネルレンズの分割境界が観察されユーザが違和感を生じるような不都合を防ぐことができる。
以上に示した第1の実施形態によれば、変調画素の境界と母線が平行な第1偏向素子アレイと、表示画素1画素を形成するn行m列の変調画素に基づいて、第1偏向素子の母線に対してtan−1(m/n)の値で表される角度傾斜した母線を有する第2偏向素子アレイとを設け、変調画素のビームを第1偏向素子アレイおよび第2偏向素子アレイの順に通過させることで、低コストかつ容易に超多視差の3次元画像を表示することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第2偏向素子アレイとして、第2偏向素子の母線が表示画素の2画素分の周期で鋸状(ジグザグ状)となる第2偏向素子を並列させる点が第1の実施形態と異なる。こうすることで、画素の横方向に対する圧縮度が小さくてすむので、画像表示装置の設計仕様に応じて、低コストかつ容易に超多視差の立体画像を生成することができる。
第2の実施形態に係る第1偏向素子アレイを通過した第1偏向ビームと第2偏向素子アレイとの位置関係について図9を参照して説明する。
第1偏向素子アレイは第1の実施形態とほぼ同一であるが、変調画素の横方向の圧縮度が小さい。図9に示すように、変調画素901は第1偏向素子アレイによって横幅が圧縮されるが、第1の実施形態に係る第1偏向素子アレイ103のように、変調画素が縦一列に重複するのではなく、それぞれの変調画素901の大きさが縮小する程度に横方向に圧縮される。なお、図9ではそれぞれの変調画素が重複していないが、変調画素が重複するように横方向に圧縮してもよい。
第2偏向素子アレイは、第1偏向素子アレイの母線に対して第2偏向素子アレイの母線が傾斜した第2偏向素子902が複数並列することにより形成されるレンチキュラーレンズである。第2偏向素子の母線の方向は一方向の直線ではなく、表示画素401ごとに切り替わる。すなわち、図9の例では、第2偏向素子902の母線は、縦方向(−y方向)の表示画素401ごとにθ、−θr、θと反転し、鋸状に形成される。第2偏向素子902の母線の方向が切り替わる周期、すなわちジグザグの周期は、表示画素401の縦の2画素分の長さである。
ここで、第2偏向素子アレイに入射する表示画素401の1画素に対応する第1偏向ビーム(64個の変調画素901)の幅をwとし、1つの第2偏向素子902の幅をpとし、表示画素1画素がn行m列の変調画素で形成される場合を想定する。この場合、第2偏向素子902の母線は、第1偏向素子の母線に対して、(9)式に示す角度θで傾斜すればよい。
θ≦tan−1{m×(p−w)/(n×p)} (9)
(9)式を満たす角度であれば、変調画素901が第2偏向素子アレイを構成するシリンドリカルレンズ間の境界線と重なることがなく、出射するビームが迷光となって画質や立体感を損なったりあるいは色ずれやムラを起こしたりすることを防止できる。なお、m=nとすれば、表示画素間隔と変調画素間隔との縦横比を同一とすることができるため、より望ましい。
以上に示した第2の実施形態によれば、第2偏向素子アレイを表示画素の大きさの周期でジグザグ状の形状とすることにより、すべての変調画素を有効に利用することができ、画像表示装置の設計仕様に応じて、低コストかつ容易に超多視差の3次元画像を表示することができる。
(本実施形態の第1の変形例)
第1の変形例では、液体を用いて2次元画像(2D画像)と3次元画像(3D画像)との切り替えをおこなう。
第1の変形例に係る画像表示装置について図10を参照して説明する。
第1の変形例に係る画像表示装置1000は、第1偏向素子アレイ103と第2偏向素子アレイ104とが共に平面と凹凸面とを有し、第1偏向素子アレイ103と第2偏向素子アレイ104との凹凸面を対向するよう配置する。第1偏向素子アレイ103と第2偏向素子アレイ104との間隙1001に、双方の材料の屈折率と同等の屈折率を有する物質を入れると、双方の光学的偏向効果をなくすことができる。すなわち、この物質を入れることにより視差生成の効果がなくなり、いわゆる2D画像と3D画像との切り替えを行なうことができる。画像表示装置1000に入れる物質は、例えば液体であり、シリコーンオイル、光学顕微鏡の液浸で利用されるいわゆる光学オイル(イマージョンオイル)やグリセリン、アニソールを間隙1001に挿入すればよい。なお、凹凸面を対向させるだけではなく、凹凹面を対向させてもよいし、凸凸面を対向させるようにしてもよい。
以上に示した第1の変形例によれば、2D画像と3D画像とを容易に切り替えることができる。
(本実施形態の第2の変形例)
上述の実施形態において、第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイとは別個のシートを想定しているが、第2の変形例では、1枚のシートで第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイとの効果を有するように形成する。
第2の変形例に係る画像表示装置について図11を参照して説明する。
第2の変形例に係る画像表示装置1100は、図11に示す偏向素子アレイ1101の両面に、第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイとの効果を有するように凹凸を形成する。このような構成により、第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイとの位置関係は、1枚のシートの両面に凹凸を形成する際に決定される。よって、第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイとを別個に形成してそれぞれの位置関係を調整するよりも容易に位置関係を調整することができ、製造時の負荷を軽くすることができる。
以上に示した第2の変形例によれば、1枚のシートの両面にそれぞれ第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイとの効果を有するように凹凸面を形成することで、画像表示装置の構成の簡素化および低コスト化を図ることができる。
(本実施形態の第3の変形例)
上述した第1偏向素子アレイによって表示画素単位で変調画素の横幅を圧縮しても、想定しない方向に光が漏れて迷光となってしまう場合があり、表示品質を損なう可能性がある。このような場合には、第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイの間隙に、表示画素の縦列ごとに複数の光学的スリットもしくは絞りを配置する。この構成により迷光を遮断することができる。
第3の変形例に係る画像表示装置に用いるスリットの一例を図12に示す。
図12に示すように、縦縞のスリット状のマスク1201を、例えば図9における変調画素901がない領域を通過する光を遮断するように設ければよい。また、各表示画素401の領域を囲むような仕切り板を用いてもよい。
さらに、視差間のクロストークを減らし、隣接する視差の光が重なって観察されないようにするために、この光学的スリットもしくは絞りをさらに細かくして、変調画素のビームとビームとの間に挿入してもよい。ビームとビームとの間とは、図9では、第2偏向素子アレイに入射する第1偏向ビームの入射位置である番号と番号との、間の位置を示す。ビームを遮断する面積が大きいほど観察される画像の明るさは低下するが、変調画素のビームの大きさを小さくすることができるので、その分だけ視差間のクロストークを低減できる。
以上に示した第3の変形例によれば、スリット状のマスクまたは絞りを用いることで迷光を抑制することができ、視差間のクロストークを低減することができる。
(本実施形態の第4の変形例)
第4の変形例では、ビームの照射位置の能動的に替えることができる画素ずらし素子を配置することで、視差数を増加させることができる。
画素ずらし素子は、第1偏向素子アレイと光変調部との間、または第1偏向素子アレイと第2偏向素子アレイの間隙に配置される。画素ずらし素子は、変調画素の位置を高速で切り替えることができる。例えば、画素ずらし素子を光変調部102と第1偏向素子アレイ103との間に設ける場合を想定する。変調画素間隔の2分の1の間隔で横方向あるいは縦方向にずらせば、例えば図9に示す変調画素の番号の間に、さらに変調画素のビームを入射させることができ、視差数をほぼ2倍に増加することができる。
また、第4の変形例における変調画素を圧縮する幅の設定例について図13に示す。
図13は、第2偏向素子アレイと、第1偏向素子アレイを通過し第2偏向素子アレイに入射する第1偏向ビームとの位置関係を示す。図13に示す変調画素1301は、第1偏向素子アレイによって、第1偏向ビーム(変調画素)の横幅の表示画素単位の圧縮度をさらに2倍に圧縮するとともに、画素ずらし素子により圧縮した横幅と同じ距離だけずらされる。この場合、図13中の斜線部の領域1302にも変調画素1301のビームを入射するようにすれば、視差数を2倍に増やせる。但し、表示したいフレームレート(1秒間に表示するフレーム数)の2倍の周波数で切り替える必要がある。
また、画素ずらし素子は様々な構成により行なうことができる。
画素ずらし素子の別例を図14および図15に示す。画素ずらし素子の構成の第1の別例として、図14に示すように、平行平板1401の角度を変化させて変調画素のビームの光路を平行移動させる素子を用いてもよい。
また、画素ずらし素子の構成の第2の別例として、図15に示すように、一般に偏光インテグレーター1500と呼ばれる、偏光を利用して光路を平行移動させる素子を用いてもよい。具体的には、リターダー1501は、ビームをS偏光またはP偏光に切り替える。偏光ビームスプリッター1502は、P偏光をそのまま通過させ、S偏光を反射させるので、ビームの光路を切り替えることができる。特に偏光インテグレーター1500は、可動部分がないという利点がある。なお、画素ずらし素子として、光変調部102自身を振動させるボイスコイルやピエゾアクチュエータなどの素子を用いてもよい。
以上に示した第4の変形例によれば、画素ずらし素子を配置することで、視差数を増加させることができる。
なお、上述した実施形態において、カラー表示のために変調画素がRGBに分解される場合で、図3に示されるようなプロジェクタ型の投影を利用するときには、各変調画素のRGBが同軸に重なっていることが望ましい。但し、隣接する変調画素とオーバーラップすることがなければ、RGBはずれていてもよい。その際、色ずれやむらの観察を防止するために、RGBそれぞれの変調画素の形状を斜めにするなど、1つの変調画素のRGB要素が常にそろって観察されるようにすればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100,1000,1100・・・画像表示装置、101・・・光源、102・・・光変調部、103,104・・・偏向素子アレイ、105・・・拡散部、301・・・プロジェクタ、302・・・2次元空間光変調器、303・・・投影レンズ、304・・・ビーム、401・・・表示画素、402,901,1301・・・変調画素、403・・・第1偏向素子、501・・・プリズム、601,902・・・第2偏向素子、701・・・変調画素群、801,802,803・・・矢印、1001・・・間隙、1101・・・偏向素子アレイ、1201・・・マスク、1302・・・領域、1401・・・平行平板、1500・・・偏光インテグレーター、1501・・・リターダー、1502・・・偏光ビームスプリッター。

Claims (11)

  1. 光を出射する発光源と、
    画像が観測される観測位置および該観測位置に対応する出射角度で決まる変調画素を2次元配列した変調画素群に含まれる各変調画素に対し、前記光の強度及び該光の色を変調して該変調画素に対応するビームを生成する変調部と、
    前記変調画素群のうちのm列分(mは自然数)の第1変調画素群ごとに前記ビームを偏向して第1偏向ビームを生成する、前記変調画素の縦方向と平行な母線を有する第1偏向素子が、複数並列する第1偏向素子アレイと、
    前記第1変調画素群のうちのn行分(nは自然数)の第2変調画素群ごとに前記第1偏向ビームを偏向して第2偏向ビームを生成する、前記第1偏向素子の母線に対してtan−1(α×m/n)の値(αは変調画素間隔の横の縦に対する比の値)で表される角度に傾斜した母線を有する第2偏向素子が、複数並列する第2偏向素子アレイと、を具備することを特徴する画像表示装置。
  2. 前記第1偏向素子アレイおよび前記第2偏向素子アレイは、該第1偏向素子アレイの開口数NAと該第2偏向素子アレイの開口数NAとが、前記n行分の前記第1偏向ビームについて、sin−1(NA)×(n−1)=sin−1(NA)の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 光を出射する発光源と、
    画像が観測される観測位置および該観測位置に対応する出射角度で決まる変調画素を2次元配列した変調画素群の各変調画素に対し、前記光の強度及び該光の色を変調して該変調画素に対応するビームを生成する変調部と、
    前記変調画素群のうちのm列分(mは自然数)の第1変調画素群ごとに前記ビームを偏向して第1偏向ビームを生成する、前記変調画素の縦方向と平行な母線を有する第1偏向素子が、複数並列する第1偏向素子アレイと、
    前記第1変調画素群のうちのn行分(nは自然数)の第2変調画素群ごとに前記第1偏向ビームを偏向して第2偏向ビームを生成する、前記第1偏向素子の母線に対して第1角度傾斜し、かつ前記n行ごとに該第1角度の傾斜が反転した鋸状の母線を有する第2偏向素子が複数並列する第2偏向素子アレイと、を具備することを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記第1偏向ビームの幅をwとし、前記第2偏向素子の幅をpと定義する場合、前記第1角度は、θ≦tan−1{m×(p−w)/(n×p)}であることを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記光変調部と前記第1偏向素子アレイとの間隙に前記光の照射位置及び該光の角度を変化させる画素ずらし素子をさらに具備するか、または前記第1偏向素子アレイと前記第2偏向素子アレイとの間隙に、前記第1偏向ビームの照射位置および該第1偏向ビームの角度を変化させる画素ずらし素子をさらに具備し、
    前記第1偏向素子アレイは、前記画素ずらし素子に応じて前記第1偏向ビームの幅を調整することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記mの値と前記nの値とが等しいことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1偏向素子アレイおよび前記第2偏向素子アレイは、シリンドリカルレンズ、プリズムおよび回折格子のいずれか1つにより形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 前記第1偏向素子アレイおよび前記第2偏向素子アレイは、第1面に該第1偏向素子アレイを配置し、該第1面に対向する第2面に該第2偏向素子アレイを配置した平板で形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 前記第1偏向素子アレイと前記第2偏向素子アレイとの間隙に、該第1偏向素子アレイおよび該第2偏向素子アレイと同等の屈折率を有する物質を入れることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記第1偏向素子アレイと前記第2偏向素子アレイとの間隙に、光学的スリットおよび絞りのいずれか1つをさらに具備することを特徴する請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 前記第2偏向ビームの拡散角度を調整し、該第2偏向ビームにより前記観測位置において視差画像を生成する拡散部をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像表示装置。
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