JP2013204740A - 軸受支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸受の偏心を抑制しつつ、安定した減衰特性が得られる軸受支持構造を提供する。
【解決手段】軸受ケース4の外周面4aと軸受ハウジング2との間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造B1において、軸受ハウジング2が、給油ポートと、給油ポートより軸受ケース4に向けて連通する給油経路26と、内部に溜まった油を排出するための排油ポートとを備えており、軸受ケース2が、軸方向両端近傍に配されたOリング33,33を介して軸受ハウジング2の内面22aで弾性的に支持されているとともに、軸方向中央に形成され給油経路26を通じて油の供給がなされる環状の給油溝41と、給油溝41とOリングとの間に形成されスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部43と、これらの大径部とOリングとの間に各々形成される環状の排油溝44と、各排油溝を内周面側に開放する排油口47とを備えるように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、モータや発電機等の回転装置において、回転軸の振動低減を行うための軸受支持構造に関するものである。
従来より、回転装置に組み込まれる回転軸の振動を低減するものとして、スクイズフィルムダンパを構成する軸受支持構造が知られている。
このものは、回転軸を支持する軸受の外周面と、ハウジングの内周面との間に僅かな隙間を形成し、その隙間の内部に油を保持するように構成されており、軸受とハウジング間の相対変位を油の粘性抵抗によって抑制することで減衰効果を得ることが可能となっている。
一般には、製作容易性のために、軸受とは別に円環状の軸受ケースを製作し、この軸受ケースの内側に軸受の外輪側に固定するものとして、軸受ケースの外周面とハウジングの内周面との間でスクイズフィルムダンパ部を構成することが多い(例えば、特許文献1を参照)。
また、スクイズフィルムダンパとしても様々なタイプが提案されており、隙間内で油を完全に封止するタイプ、隙間から外部へ漏れ出した分を補うために給油穴を設けたタイプ、劣化した油を排出して新しい油を供給可能とするために給油穴に加えて排油穴も設けたタイプの3つに大きくは区分される。さらには、給油穴や排油穴を設けるタイプであっても、これらの給油穴や排油穴を常時開放して僅かに油を流しながら使用するものと、油の供給や排出が必要となる際にのみ開放して使用するものもある。
これらのタイプは、使用環境や使用条件あるいは製造コストを考慮しつつ選択することが適切ではあるが、高速回転又は大出力を要するものや発熱を伴う機器等、過酷な使用条件下で用いられる回転装置であり、さらには、長期間の継続的使用が必要とされるものとしては、給油穴および排油穴を設けた上でこれらを通じて常時油の供給・排出を行うタイプのものが好ましいといえる。
特開2005−321035号公報
上記のように、スクイズフィルムダンパ部を構成する隙間に対して給油穴と排油穴とを設け、僅かに油を流しながら使用するタイプを前提とした場合、スクイズフィルムダンパ部に油を供給する給油経路の中に給油弁を設けて、給油弁の開度によって給油量を調整することが必要となる。
この際、スクイズフィルムダンパ部に対する給油穴と排油穴の位置やバランスが適切でないと、油の入れられた空間が実質的に閉塞された状態となって、給油弁の開度の微妙な調整によりスクイズフィルムダンパ部の油圧が大きく変化してしまい、減衰係数が大きく変化することになる。そのため、振動を抑制するためのダンパ特性が安定せず、目的とする回転装置の振動低減効果が得られなくなる可能性がある。なお、給油弁を設けることなく給油ポンプより直接的に油を供給した場合であっても、給油ポンプの脈動や配管詰まりなど給油経路の上流側の様々な外乱によって、同様の問題が生じる恐れがある。
さらには、スクイズフィルムダンパ部に対する給油穴および排油穴の位置関係によっては、油の流れに起因してハウジング内で軸受ケースの偏心が生じる場合もある。こうした偏心が生じることで、隙間の大きさが円周方向で不均一となるため、減衰特性が円周方向で相違して安定した振動低減効果が得られなくなる可能性もある。
本発明は、このような課題を有効に解決することを目的としており、具体的には、給油弁の開度等、給油経路の上流側の条件に依存することなく安定した減衰特性を得るとともに、軸受ケースの偏心を抑制することで減衰特性をより安定化させて、効果的に回転装置の振動低減を図ることが可能な軸受支持構造を提供することを目的とする。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、第1の発明の軸受支持構造は、回転軸を回転自在に支持する軸受と、当該軸受を外周側より支持する円筒状の軸受ケースと、当該軸受ケースの外周側に配置する軸受ハウジングとを備え、前記軸受ケースの外周面と前記軸受ハウジングとの間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造において、前記軸受ハウジングが、給油ポートと、当該給油ポートより軸受ケースに向けて連通する給油経路と、内部に溜まった油を排出するための排油ポートとを備えており、前記軸受ケースが、軸方向両端近傍にOリングを配され当該Oリングを介して軸受ハウジングの内面で弾性的に支持されているとともに、軸方向中央に形成され前記給油経路を通じて油の供給がなされる環状の給油溝と、当該給油溝と前記Oリングとの間に形成されスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部と、これらの大径部と前記Oリングとの間に各々形成される環状の排油溝と、各排油溝を内周面側に開放する排油口とを備えていることを特徴とする。
このように構成すると、スクイズフィルムダンパ部に給油溝を通じて給油するとともに、排油溝と排油口を介して排油可能とすることで、Oリングによって油が閉塞された状態とならず、給油弁の開度による圧力変化が生じ難くなる。また、油の流れによって内部で気泡が溜まることが無くなるため、減衰係数をほぼ一定に保つことができる。さらに、スクイズフィルムダンパ部に対して、給油側と排油側とを各々環状溝として形成しているために、スクイズフィルムダンパ部の出入り口における流路抵抗が全周で均一になり、より減衰係数の安定化を図ることができるとともに、給油や排油に伴って生じる油圧による偏心を抑制することで一層減衰特性を安定化することが可能となる。
また、排油側の流路抵抗を円周方向でより均一化することが可能となり、減衰係数を一定とする効果をより高めることを可能とするためには、前記排油口が円周方向に複数個等配されて設けられているようにすることが好適である。
さらに、排油口より流れ出る油を軸受の潤滑のためにも利用して、より構成の簡素化や製造コストの低減を図るためには、前記排油口の少なくとも1つを前記回転軸の軸心より鉛直上側に配置させることが好適である。
さらに、排油口より排出された油を軸受ケースの内面を伝って内側の軸受により適切に供給させるためには、前記軸受ケースの両端面近傍の内周側に、軸方向中央に向かって内径が小さくなるテーパ部を形成されているように構成することが好適である。
また、第2の発明の軸受支持構造は、回転軸を回転自在に支持する軸受と、当該軸受を外周側より支持する円筒状の軸受ケースと、当該軸受ケースの外周側に配置する軸受ハウジングとを備え、前記軸受ケースの外周面と前記軸受ハウジングとの間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造において、前記軸受ハウジングが、給油ポートと、当該給油ポートより軸受ケースに向けて連通する給油経路と、内部に溜まった油を排出するための排油ポートとを備えており、前記軸受ケースが、軸方向中央に前記給油経路を通じて油の供給がなされる環状の給油溝を形成され、当該給油溝を挟んで両側にOリングを配され、当該Oリングを介して軸受ハウジングの内面で弾性的に支持されているとともに、これらのOリングより軸方向外側にスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部が形成され、当該大径部の軸方向外側が排油部として開放されており、さらに、前記Oリングの内周に当接する部位に当該Oリングを挟んで軸方向内側と軸方向外側とを連通するための凹部を少なくとも複数箇所設けたことを特徴とする。
このように構成した場合であっても、上記第1の発明と同様、スクイズフィルムダンパ部に給油溝より凹部を通じて給油を行うとともに、排油部を介して排油可能とすることで、Oリングによって油が閉塞された状態とならず、給油弁の開度による圧力変化が生じ難くなる。また、油の流れによって内部で気泡が溜まることが無くなるため、減衰係数をほぼ一定に保つことができる。さらに、スクイズフィルムダンパ部に対して、給油側を環状溝として形成するとともに、排油側を排油部として開放しているために、スクイズフィルムダンパ部の出入り口における流路抵抗が全周で均一になり、より減衰係数の安定化を図ることができるとともに、給油や排油に伴って生じる油圧によって偏心が生じることがなくなる。
さらに軸受の傾きを抑制して制振効果の安定化を図るためには、前記軸受が、前記軸受ケースの軸方向略中央で支持されるように構成することが好適である。
以上説明した本発明によれば、給油弁の開度等、給油経路の上流側の条件に依存することなく安定した減衰特性を得るとともに、軸受ケースの偏心を抑制することで減衰特性をより安定化させることが可能であり、効果的に回転装置の振動低減を図ることができる軸受支持構造を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る軸受支持構造を備えたモータの要部を示す断面図。 同軸受支持構造における油の流れを説明する断面図。 同軸受支持構造に用いる軸受ケースの斜視図。 同軸受支持構造の要部を拡大して示す断面図。 図4とは円周方向に異なる位置で切断した場合の要部を拡大して示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る軸受支持構造の要部を拡大して示す断面図。 本発明の第3実施形態に係る軸受支持構造に用いる軸受ケースの斜視図。 同軸受支持構造の要部を拡大して示す断面図。 図8とは円周方向に異なる位置で切断した場合の要部を拡大して示す断面図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1に、第1実施形態に係る軸受支持構造B1を組み込んだ回転装置としてのモータ1を示す。
モータ1は、3相誘導電動機として構成しており、固定子であるステータ12の内部で、回転子であるロータ13を回転自在に支持する構成となっている。そして、ステータ12が備えるコイルに3相の交流電圧を印加することで、内部に誘導磁界を発生させてロータ13に駆動力を生じさせ回転を行わせるようになっている。
上記のステータ12は、円筒状に形成したケーシング11の内周面11aに固定される。また、ロータ13は回転軸6の外周面63に嵌め込まれ、固定カラー14を用いて軸方向に位置規制されることにより固定がなされている。回転軸6には軸心に中空孔64が形成されており、重量の軽減が図られている。
上記のようにロータ13を取り付けた回転軸6は、以下に詳述する軸受支持構造B1を用いて、ステータ12を取り付けたケーシング11に対して位置規制されつつ、回転自在に支持されるようになっている。なお、図1においては、説明を簡単にするために、回転軸6を支持するための片端部近傍のみを図示したものとしているが、実際には他端部側も同様に構成している。ただし、図示している片側の端部61と他端部とを全く同じ形状にする必要は無く、モータ1を駆動源とする外部機器と接続するために軸継手やギアを設けるなど適宜変更しても良い。
上記の軸受支持構造B1は、回転軸6を支持するための軸受5と、この軸受5を支持する軸受ケース4と、軸受ケース4を一対のOリング33,33を介して弾性的に支持する軸受ハウジングとしての蓋部材2とから構成される。
まず、軸受5の内周側は、回転軸6の外周面63の一部である軸受取付部62に嵌め込まれ固定されている。そして、軸受5の外周側は、円筒状のブッシュとして形成された軸受ケース4の内側に固定されている。具体的には、図4に拡大して示すように、軸受5として内輪5a、外輪5b及び転動球5cを備える玉軸受を用いており、内輪5aは回転軸6の軸受取付部62に対して圧入することで、回転軸6に対して固定している。同様に、外輪5bも、軸受ケースの内周面4bに対して固定を行っている。そのため、回転軸6は軸受ケース4との間でガタを生じることなく、同心となる位置を保ちつつ相対回転可能となっている。なお、軸受5の内輪5a、外輪5bの固定には、圧入以外にも焼きバメやカラーを用いた締結など様々な手段を用いることが可能である。
図1に戻って、蓋部材2は、上記軸受ケース4を内部に収納するための円筒部22と、この円筒部22よりも直径が大きい円板状のフランジ部21とを備える形状となっており、フランジ部21をケーシング11の端面11bに当接させた状態で固定するようになっている。フランジ部21には、円筒部22と同心状の凸部として嵌合部21aが形成されており、この嵌合部21aをケーシング11の内周面11aに嵌め込むことで、ケーシング11に対して円筒部22が同心となるように位置決めすることが可能となっている。こうすることで、円筒部22の内部に収納する軸受ケース4により位置規制される回転軸6と、収納するケーシング11とを同心状に構成し、結果としてステータ12とロータ13とを僅かなクリアランスを持たせた位置関係で保持することが可能となっている。
さらに、蓋部材2の上側には油を供給するための給油ポート24が設けられており、この給油ポート24に対してドリル孔26a,26b,26cを順次連続して設け、途中の不要な開口部を止めネジ等の栓部材26xにより封止することで、給油ポート24から給油穴(ドリル孔)26cまでが連通する給油経路26として構成される。給油穴26cからは、後述するように軸受ケース4の給油溝41に対して油を供給することが可能となる。
加えて、蓋部材2には、油を不要な箇所には流出させないような配慮もなされている。蓋部材2のうち軸受ケース4を収納する円筒部22の内側で、かつ軸受ケース4に対して回転軸6の軸端方向の隣接位置に、小径部23,23が形成されており、回転軸6の外周に近接することで、回転軸6の端部を伝って油が外部に漏れ出すことが無いようにしている。さらに、この小径部23には下側の位置にのみ貫通穴27が設けられており、これを通じて軸方向に油の移動が可能となるようにしている。
また、蓋部材2のフランジ部21には軸端方向に円形状の凹部としての段差部21bが形成され、その外径近くにはOリング溝21cが形成されて、その内部にOリング32が設けられている。さらには、段差部21bの内側にはOリング32に当接しつつ環状プレート31が設けられており、Oリング32によりシールを行うことで、環状プレート31と段差部21bとの隙間を排油のための油路として機能させている。そして、この段差部21bと連続する位置で、かつ鉛直下側に位置する部分に貫通孔28が設けられている。また、貫通孔28の鉛直下側に位置する部分であり、嵌合部21aに近接する箇所には排油ポート25が設けられている。給油ポート24より供給された油はケーシング11内で重力の作用によって下方に集められ、溜まった油が排油ポート25を介して外部に排出される。
また、このモータ1は、図示しない別の供給口を通じてステータ12の外周や、ステータ12が備えるコイルエンドに対して冷却油を供給する機能を備えているとともに、上記のように軸受ケース4に向けて供給された油の一部もそうした冷却油としても作用するようにしている。このようにコイルエンドを含むステータの冷却に用いられた油も、同様にケーシング11内部で下方に集まり、排油ポート25を介して排出されることになる。すなわち、この排油ポート25は、主としてスクイズフィルムダンパを形成するために要する油と、ステータ12を冷却するために供給する油とを、共同して排出するものとされている。
次に、本発明における要部といえる軸受ケース4の形状について説明する。軸受ケース4は、図3に示すように概ね円筒形状に構成されており、軸方向に対して両端面4c,4cは垂直に形成されている。また、外周面4aには、外径の異なる部位として多くの段差が形成されており、軸方向中心位置を境界として対称に配置されている。また、内周面4bのうち両端部近傍には、軸方向中央に行くに従って内径が小さくなるテーパ部4c,4cが形成されている。
図4は、図1における要部を鉛直面により切断した上で拡大して示すものである。軸受ケース4の外周面4aのうち、軸方向中央部は内径近くまで大きく削り込まれ、環状の第1給油溝41として形成されている。さらに、これより軸方向外側に隣接して第2給油溝42が形成され、その外側にはスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部43と、排油溝44が順次形成されている。さらに、排油溝44の中間位置には、Oリング溝45が形成されており、このOリング溝45を挟んで排油溝44は端部円周面46との間で分割されている。
ここで、本願において用いる「溝」との語は単にくぼんでいる部分を指すものであり、凹字形に中央がくぼんだ形状のみを指すものではない。そのため、第1給油溝41のように断面凹字形のものも、第2給油溝42や排油溝44のように断面がL字形のものも、共通して「溝」として表現し、以下の説明においても同様とする。
軸受ケース4の両端部においては排油溝44より端部円周面46までに掛かる位置に、図3に示すように、円周方向で3箇所、排油口47〜47が各々設けられている。各排油口47は排油溝44の一部を内周面4b側に開放するものであり、外径側より見た際に長円の一部として切欠かれた形状をしている。図4に戻って、3箇所の排油口47〜47のうち1つは、給油経路26と同じ鉛直上側に位置するように組み込んである。そのため、図4よりも円周方向に僅かに傾いた切断位置を示す図5の場合においては、給油経路26が見られないとともに、排油口47が存在せず、排油溝44がOリング33により軸方向外側に対して封止されていることになる。
図4に戻って、軸受ケース4は、Oリング溝45,45にOリング33,33が嵌め込まれ、これを介して蓋部材2における円筒部22の内周面22aに対し弾性的に支持されるようになっている。こうして上記大径部43は内周面22aとの間で0.1mm程度の僅かな平行隙間を形成し、この中に油が供給されることによってスクイズフィルムダンパ部が構成されている。
油の供給は、上記給油経路26を通じて第1給油溝41に対して行われ、さらに、第2給油溝42,42を介して大径部43,43に送られる。第1給油溝41では、内周面22aとの間で大きな隙間が形成されるため、供給される油を内部に溜める油溜まり部として機能する。また、第1供給溝41は円周方向に連続した状態となっていることから、給油経路26が上側のみに設けられていても円周方向全体に油を行き渡らせやすく、給油に伴う上方からの圧力を分散させて、軸受ケース4の蓋部材2に対する偏心を抑制することが可能となっている。また、給油経路26の上流側における油の供給量の変動等の外乱についても、こうした第1供給溝41によって弱められるために、ダンパ特性への影響を小さくすることが可能となっている。
また、第2供給溝42は、第1供給溝41内に溜められた油を、フィルムダンパ部を構成する大径部43に連続して円滑に供給可能になるように設定されている。そのためには、第2供給溝42は、スクイズフィルムダンパ部における油の流路抵抗に対して、約1/10の流路抵抗になるように内周面22aとの隙間、長さ等の寸法を設定することが好適である。
さらに、大径部43を通過した油は、軸方向外側の排油溝44に達する。図4のように排油口47が形成された一部の箇所を除いては、図5のように排油溝44がOリング33により軸方向外側に向かって封止されているが、円周方向に対する環状溝として連続していることから適切に流れを生じさせることが可能となっている。この排油溝44から排油口47に至る油の流路抵抗も、スクイズフィルムダンパ部の約1/10とすることが好適である。こうすることで、円周方向での圧力差を小さくすることが可能となるため、ダンパ特性を円周方向の位置によって相違させることがなく、適切な制振効果を得ることが可能となる。
このようにスクイズフィルムダンパ部に対して給油側と排油側とを、円周方向に連続した溝として形成するとともに、それぞれの側に対して円滑に油の移動を行わせることができる。さらには、給油側に油が移動した場合には、第1給油溝41がその影響を緩和するために圧力変動を抑制することになる。また、排油側に油が移動した場合においても、排油口47が開放されていることから、圧力変動は小さく抑えられる。
一般的には、上記のような構成を採ることにより、スクイズフィルムダンパ部の給油側及び排油側では油が閉塞されていない状態となり、理論上の境界条件としては、いわゆる無限小幅理論が成立することによって、減衰係数がほぼ一定の値で安定することになる。そのため、給油弁の開度や給油のためのポンプの脈動などによる影響をうけることなく、ほぼ一定のダンパ特性が得られて、より安定して制振効果を得ることが可能となる。
他方、スクイズフィルムダンパ部で油が閉塞された状態では、理論上の境界条件としては、いわゆる無限境界理論(無限幅理論)が成立することによって、減衰係数は大きくなるものの内部での油の移動や、上流側の外乱に伴って大きく圧力が変化して減衰係数が不安定となってしまう。
さらには、上述したように軸受ケース4は軸方向中心位置を境界として対称形状に形成されており、軸方向中心位置において軸受5を支持するようになっている。そのため、静的状態、回転状態を問わず、バランス良く軸受5を支持して回転軸6が傾くことを防止することができるとともに、油の流れも軸方向にほぼ均等に作用させることができ、余計なスラスト力を生じさせることで抵抗を生じさせたり、圧力分布の不均一を生じさせたりすることがない。そのため、より減衰係数の安定化を図ることが可能となっている。
また、図4のように、大径部43を通過した油は、排油口47〜47を通過して排出がなされる。この際、排油口47〜47の一部が鉛直上側に配されるようにしているため、これを通じて排出された油が回転軸6に対して直上より供給されて、軸受5に対して供給されるようになっている。こうすることで、スクイズフィルムダンパとしての効果を得るために供給する油が、同時に軸受5の潤滑油として作用するようになっている。
上記のように構成した軸受支持構造B1に対して、外部より油を供給することによって、所望のダンパ効果を得ることが可能となる。以下、油の流れに沿って、再度説明を加える。
まず、図2の矢印に示すように、給油ポート24より油を供給する。油は給油経路26を通じて、図4に示す軸受ケース4の第1給油溝41内に供給される。そして、第2供給溝42を介してスクイズフィルムダンパ部である大径部43に供給される。油は大径部43の軸方向外側より排出溝44に対して流れ、排出口47を通じて軸受ケース4と蓋部材2との間隙より排出される。
この際、第1給油溝41は油溜まり部として機能して上流側の外乱を吸収するとともに、円周方向に連続する環状溝として形成されていることから、円周方向の圧力を均一化して給油に伴う偏心を抑制することができるようになっている。また、第2供給溝42、排出溝44も円周方向に連続する環状溝として形成され、スクイズフィルムダンパ部に比して十分に流路抵抗が小さく形成されていることから、油の移動に伴う圧力変化を生じ難く、より安定したダンパ特性が得られるようになっている。さらには、排油溝44側においては、これと連続する排出口47が円周方向に等配して設けられていることから、より円周方向の圧力の不均一性を排除して、安定したダンパ特性が得られるようになっている。
また、上側に位置する排出口47より排出された油は、テーパ部47に沿って軸方向内側に集められて、軸受5に対して供給され潤滑油としても作用させることが可能となっている。
図2に戻って、軸受ケース4と蓋部材3との間隙より排出された油のうち、軸受5よりも軸方向内側(図中の左側)に移動してきた油は、重力に従って、蓋部材2における円筒部22の先端とステータ12との間を通過して下方向に集められる。この際、油はステータ12の表面やコイルエンドに触れることで、これらを冷却することになる。また、軸受ケース4と蓋部材2との間隙より排出された油のうち、軸受5よりも軸方向外側(図中の右側)に移動してきた油は、小径部23に設けた貫通穴27を通過し、さらに環状プレート31と段差部21bとの間の隙間を通って下方向に移動し、貫通穴28を通過することで、上記のように軸受5よりも軸方向内側となる位置から移動してきた油と一緒に集められ、内部で溜まった油はステータ12の冷却油として作用しながら、排油ポート25より排出されるようになっている。
このように、給油ポート24から排油ポート25にかけて常に油の流れが生じるようにしている。そのため、油は常に新規のものが供給されており、劣化を生じることなく特性がより安定するとともに、内部で空気が滞留することがなく、空気溜まりに起因するダンパ効果の低下を抑制することが可能となっている。
以上のように、本実施形態における軸受支持構造B1は、回転軸6を回転自在に支持する軸受5と、当該軸受5を外周側より支持する円筒状の軸受ケース4と、当該軸受ケース4の外周側に配置する軸受ハウジング(蓋部材)2とを備え、前記軸受ケース4の外周面4aと前記軸受ハウジング2との間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造B1において、前記軸受ハウジング2が、給油ポート24と、当該給油ポート24より軸受ケース4に向けて連通する給油経路26と、内部に溜まった油を排出するための排油ポート25とを備えており、前記軸受ケース4が、軸方向両端近傍にOリング33,33を配され当該Oリング33,33を介して軸受ハウジング2の内面22aで弾性的に支持されているとともに、軸方向中央に形成され前記給油経路26を通じて油の供給がなされる環状の給油溝41と、当該給油溝41と前記Oリング33,33との間に形成されスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部43,43と、これらの大径部43,43と前記Oリング33,33との間に各々形成される環状の排油溝44,44と、各排油溝44,44を内周面側に開放する排油口47〜47とを備えるように構成したものである。
このように構成しているため、スクイズフィルムダンパ部に給油溝41を通じて給油するとともに、排油溝44,44と排油口47〜47とを介して排油可能にしたことから、Oリング33,33によって油が閉塞された状態とならず、給油弁の開度による圧力変化が生じ難くなる。また、油の流れによって内部で気泡が溜まることが無くなるため、減衰係数をほぼ一定に保つことができる。さらに、スクイズフィルムダンパ部に対して、給油側と排油側とを各々環状溝として形成しているために、スクイズフィルムダンパ部の出入り口における流路抵抗が全周で均一になり、より減衰係数の安定化を図ることができるとともに、給油や排油に伴って生じる油圧によって偏心が生じることがない。
また、前記排油口47〜47が円周方向に複数個等配されて設けられているため、排油側の流路抵抗を円周方向でより均一化することが可能となり、減衰係数を一定とする効果をより高めることが可能となっている。
また、前記排油口47〜47の少なくとも1つを前記回転軸6の軸心より鉛直上側に配置させて構成しているため、排油口47〜47より流れ出る油の一部を軸受5に与えることが可能になり、軸受5の潤滑油としても利用することで、装置の簡素化や製造コストの低減を図ることが可能となる。
また、前記軸受ケース4の両端面近傍の内周側に、軸方向中央に向かって内径が小さくなるテーパ部48,48を形成されているため、排油口47〜47より排出された油を軸受ケース4の内面を伝って内側の軸受5に供給させやすくなり、軸受5の潤滑油としてより効果的に利用することが可能となる。
さらに、前記軸受5が、前記軸受ケース4の軸方向略中央で支持されるように構成しているため、軸受5の傾きを抑制しつつ、より減衰特性を効果的に得ることが可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態として、図6に示すように軸受支持構造B2を構成した場合について説明する。
この第2実施形態における軸受支持構造B2は、図1〜5に示した第1実施形態における軸受支持構造B1に対して、軸受ケース4の形状が相違するにすぎない。そのため、図1および図2に対応する全体構成について説明を省略するとともに、第1実施形態と同じ部分については同じ符号を用いて説明を省略する。
以下、第1実施形態における図4と対比させつつ、図6を用いて説明を行う。
第2実施形態における軸受ケース104は、第1実施形態における軸受ケース4とほぼ同じ大きさの円筒形状に形成されており、内周面104b及び両端面104c,104cは軸受ケース4における内周面4b及び両端面4c,4cと同一の形状とされ、外周面104aのみが軸受ケース4の外周面4aと相違した形状とされている。
外周面104aのうち、軸方向中央には軸受ケース4と同様、環状の第1給油溝41が形成されている。そして、その軸方向外側に隣接して、スクイズフィルムダンパ部に対応する大径部143と、排油溝144が順次形成されている。さらに、排油溝144の端部近傍には、Oリング溝45が形成されており、このOリング溝45を挟んで排油溝144は端部円周面46との間で分割されている。また、軸受ケース104の両端部においては排油溝144より端部円周面46までに掛かる位置に、第1実施形態の場合と同様、円周方向で3箇所、排油口47〜47が各々設けられている。
このように形成された軸受ケース104を備える軸受支持構造B2においては、給油経路26を通じて第1給油溝41に対して供給された油は、この第1給油溝41,41を介してスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部143,143に送られる。さらに、大径部43を通過した油は、軸方向外側の排油溝144、144に達し、排油口47〜47を通じて外部に排出される。このようにして、油の流れを円滑に生じさせて、第1実施形態の場合と同様に安定した減衰効果を得ることが可能となっている。
ここで、本実施形態で用いる軸受ケース104は、第2実施形態における軸受ケース4における第2給油溝42に相当する部位が存在せず、その分だけ大径部143が軸方向中央部寄りに形成されている。また、大径部143が中央寄りに配されている分だけ、排油溝144が軸方向に長くなっている。
上述したように、第1実施形態における軸受ケース4に形成されていた第2供給溝42は、第1供給溝41内に溜められた油を、フィルムダンパ部を構成する大径部43に連続して円滑に供給可能になるようにしたものである。すなわち、第2実施形態のように第2供給溝42を無くした場合でも、第1供給溝41よりフィルムダンパ部に円滑に油を供給可能であればダンパとしての機能に問題は生じない。却って、第1実施形態に比し、2箇所の大径部143,143が軸方向中央に近接することによって、軸受ケース4の傾きの影響を受けてダンパ特性が変化することを抑制できて好適である。
また、大径部143,143が中央寄りになったことで、軸受ケース104の全長を短くすることも可能である。しかしながら、こうすると両端近傍のOリング溝45,45同士の位置も近接することになり、Oリング33,33によって支持する軸受ケース4が傾きやすくなる。そのため、本実施形態においては、軸受ケース104の軸方向長さおよびOリング溝45,45同士の間隔も、第1実施形態の軸受ケース4の場合と同様にして、軸受ケース104の傾きを抑制することで性能の安定化を図れるようにしている。
また、排油溝144は、軸受ケース4の場合に比し、軸方向長さが長くなっているものの、外形寸法を調整することで、排油溝144から排油口47に至る油の流路抵抗を、スクイズフィルムダンパ部の約1/10とすれば、第1実施形態と変わらないダンパ効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態のように構成した場合でも、第1実施形態の場合と同様の優れた効果を生じさせることが可能となる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態として、図7に示す軸受ケース204を用いて軸受支持構造B3を構成した場合について説明する。
この第3実施形態における軸受支持構造B3は、図1〜5に示した第1実施形態における軸受支持構造B1、及び図6に示した第2実施形態における軸受支持構造B2に対して、軸受ケース4(104)の形状が相違するにすぎない。そのため、図1および図2に対応する全体構成については説明を省略する。給油ポート24より排油ポートに至る油の経路も、軸受ケース4(104)付近を除いてほぼ同様となる。さらに、第1実施形態及び第2実施形態と同じ部分については同じ符号を用いて説明を省略する。
軸受ケース204は、図7に示すように概ね円筒形状に構成されており、軸方向に対して両端面204c,204cが垂直になるようにされている。また、外周面204aには、外径の異なる部位として多くの段差が形成されており、軸方向中心位置を境界として対称に配置されている。内周面204bのうち両端部近傍には、軸方向中央に行くに従って内径が小さくなるテーパ部204c,204cが形成されている。外周面204a上には、円形の凹部246,246が2個を一組として、円周方向に3箇所等配されて形成されている。
図8は、図1における要部につき、軸受ケース4に代えて軸受ケース204を取り付けた状態として鉛直面により切断した上で拡大して示すものである。
軸受ケース204の外周面204aのうち、軸方向中央部は内径近くまで大きく削り込まれ、環状の第1給油溝241として形成されている。さらに、これより軸方向外側に隣接して第2給油溝242が形成され、その外側にはスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部243と、排油部244が順次形成されている。さらに、第2給油溝242,242の各中間位置にはOリング溝245,245が形成されており、このOリング溝245,245を挟んで第2給油溝242,242は各々軸方向に分割されている。そして、Oリング溝245,245に嵌め込まれたOリング33,33を介して、軸受ケース204は、蓋部材2における円筒部22の内周面22aによって弾性的に支持されるようになっている。
さらに、軸受ケース204には、Oリング溝245を中心にして2つに分割された第2給油溝242の双方に掛かる位置に、内周面204bまで貫通されていないものの前記の凹部246が形成されている。こうすることで、第1給油溝241側より供給された油が、Oリング33に閉塞状態とされることなく、凹部246を通じてOリング33の下方を通過して反対側に移動して大径部243に供給可能となっている。また、凹部246は、円周方向の3箇所に等配されていることで、円周方向に大きな圧力分布を生じさせることがない。
大径部243は、内周面22aとの間で僅かな隙間を形成してスクイズフィルムダンパ部を構成する。そして、大径部243より軸方向外側は、第2給油溝242とほぼ等しい外径を有する排油部244として形成され、端部方向に向けて開放されている。
油の供給は、第1実施形態及び第2実施形態と同様、給油経路26を通じて第1給油溝241に対して行われ、第2給油溝242,242にまで達する。第1給油溝241では、第1実施形態の場合と同様、内周面22aとの間で大きな隙間が形成され、給油経路26を通じて供給される油が内部で溜まる油溜まり部として機能する。また、第1供給溝241は、円周方向に連続した状態となっていることから、給油経路26が上側のみに設けられていても円周方向全体に油を行き渡らせやすく、給油による圧力を分散させて、軸受ケース204の蓋部材2に対する偏心を抑制することが可能となっている。
また、第2給油溝242,242内には、それぞれOリング33,33が配置されているが、凹部246〜246によってOリング33,33の内周に当接する部位が下方に開放されて、軸方向内側と軸方向外側とで連通状態にされているため閉塞することがなく、これらの部分を通過して大径部243,243にまで容易に油が供給される。凹部246〜246は、円周方向で3箇所の位置にしか存在しないために、これ以外の箇所で切断した場合には、図9のようになる。すなわち、凹部246〜246が存在しない位置においては、第2給油溝242,242の中間に位置するOリング33,33によって軸方向に閉止された状態となっている。しかしながら、第2給油溝242,242が円周方向に連続する環状の溝として形成されているため、円周方向に滑らかに流れを生じさせることが可能となっている。
また、凹部246,246における流路抵抗は、スクイズフィルムダンパ部に比し約1/10となるように設定している。そのため、第1給油溝241内部の油を大径部243,243に容易に移動させることができるとともに、円周方向の圧力差を抑制することができるようになっている。
さらに、大径部243を通過した油は、軸方向外側の排油部244に達する。排油部244における流路抵抗も、大径部243よりも十分小さくなるように構成している。
このようにスクイズフィルムダンパ部に対して給油側と排油側とを、円周方向に連続した溝または円周面として形成するとともに、それぞれの側に対して円滑に油の移動を行わせることができる。さらには、給油側に油が移動した場合には、第1給油溝241がその影響を緩和するために圧力変動を抑制することになる。また、排油側に油が移動した場合においても、排油部244が開放されていることから圧力変動は小さく抑えられる。
そのため、この実施形態の場合においても、第1実施形態の場合と同様、スクイズフィルムダンパ部の給油側及び排油側では油が閉塞されていない状態となり、減衰係数をほぼ一定の値で安定させることが可能となる。
また、排出部244より排出された油は、テーパ部248に沿って、軸方向内側に集められて、軸受5に対して供給されることで潤滑油としても作用させることが可能となっている。
以上のように、本実施形態における軸受支持構造B3は、回転軸6を回転自在に支持する軸受5と、当該軸受5を外周側より支持する円筒状の軸受ケース204と、当該軸受ケース204の外周側に配置する軸受ハウジング(蓋部材)2とを備え、前記軸受ケース204の外周面204aと前記軸受ハウジング2との間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造B3において、前記軸受ハウジング2が、給油ポート24と、当該給油ポート24より軸受ケース204に向けて連通する給油経路26と、内部に溜まった油を排出するための排油ポート25とを備えており、前記軸受ケース204が、軸方向中央に前記給油経路26を通じて油の供給がなされる環状の給油溝241を形成され、当該給油溝241を挟んで両側にOリング33,33を配され、当該Oリング33,33を介して軸受ハウジング2の内面で弾性的に支持されているとともに、これらのOリング33,33より軸方向外側にスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部243,243が形成され、当該大径部243,243の軸方向外側が排油部244,244として開放されており、さらに、前記Oリング33,33の内周に当接する部位に当該Oリング33,33を挟んで軸方向内側と軸方向外側とを連通するための凹部246,246を少なくとも複数箇所設けて構成したものである。
このように構成した場合であっても、上記第1実施形態の場合と同様に、スクイズフィルムダンパ部に給油溝241より凹部246、246を通じて給油を行うとともに、排油部244,244を介して排油可能とすることで、Oリング33,33によって油が閉塞された状態とならず、給油弁の開度による圧力変化が生じ難くなる。また、油の流れによって内部で気泡が溜まることが無くなるため、減衰係数をほぼ一定に保つことができる。さらに、スクイズフィルムダンパ部に対して、給油側を環状溝241として形成するとともに、排油側を排油部244,244として開放しているために、スクイズフィルムダンパ部の出入り口における流路抵抗が全周で均一になり、より減衰係数の安定化を図ることができるとともに、給油や排油に伴って生じる油圧によって偏心が生じることがなくなる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態においては、軸受ケース4(104,204)はOリング33,33を介して円筒部22の内周面22aによって半径方向に規制されるものの、軸方向に対しては位置規制されていない構成としていたが、適宜軸方向の位置決め部材を設けて位置規制するように構成することも可能である。例えば、図1において、円筒部22の軸方向先端部に対して軸方向内側よりリング状の別部材を固定し、このリング状の部材と小径部23との間で軸受ケース4(104,204)の位置規制を行うようにしてもよい。こうすることで、半径方向への制振効果を得るのみならず、軸方向に対して抜け止めを行いつつ位置決めを高精度に行うことが可能となる。さらには、第1給油溝41(141,241)に対して、給油穴26cとは位相を異ならせた位置において円筒部22の外周側より内周側に向けてピンを挿入して係合させる構成としても、上記のように軸方向への抜け止め及び位置決めを行わせることが可能である。この場合には、ピンの先端が軸受ケース4(104,204)の外周面(4a,104a,204a)に当接する場合には、ダンパとしての機能を阻害するため好ましくなく、ピンの側面を溝の側壁のみに当接させることが好ましく、さらには、このようなピンを円周方向に等配して複数個設けることが軸受ケース4(104,204)の傾きを抑制する点で好適である。また、ピンの挿入によっても、第1給油溝41(141,241)の内部で、油の流れを阻害しないようにも注意することが必要といえる。
また、上述の第1実施形態において、排油口47は、Oリング33の下方の一部を切欠いた形状としていたが、排油溝44との間で、軸受ケース4の内周面4bまたは端面4c方向に連通したものとすることができる限り、適宜異なる形状にしてもよく、ドリル等を用いて加工することで細い孔形状とすることも可能である。この場合においても、油の流路抵抗をスクイズフィルムダンパ部の1/10程度にすることが必要であり、そのためには孔の直径や個数により適宜調整すればよい。また、この孔の開口方向を軸受5のほうに向けることで、軸受5に対して直接油を供給し、潤滑油として利用することも好適である。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
2…蓋部材(軸受ハウジング)
4…軸受ケース
5…軸受
6…回転軸
22…円筒部
22a…(円筒部)内周面(スクイズフィルムダンパ部)
24…給油ポート
25…排油ポート
26…給油経路
33…Oリング
41…第1給油溝
42…第2給油溝
43…大径部(スクイズフィルムダンパ部)
44…排油溝
47…排油口
48…テーパ部
B1,B2,B3…軸受支持構造

Claims (6)

  1. 回転軸を回転自在に支持する軸受と、当該軸受を外周側より支持する円筒状の軸受ケースと、当該軸受ケースの外周側に配置する軸受ハウジングとを備え、前記軸受ケースの外周面と前記軸受ハウジングとの間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造において、
    前記軸受ハウジングが、給油ポートと、当該給油ポートより軸受ケースに向けて連通する給油経路と、内部に溜まった油を排出するための排油ポートとを備えており、
    前記軸受ケースが、軸方向両端近傍にOリングを配され当該Oリングを介して軸受ハウジングの内面で弾性的に支持されているとともに、
    軸方向中央に形成され前記給油経路を通じて油の供給がなされる環状の給油溝と、当該給油溝と前記Oリングとの間に形成されスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部と、これらの大径部と前記Oリングとの間に各々形成される環状の排油溝と、各排油溝を内周面側に開放する排油口とを備えていることを特徴とする軸受支持構造。
  2. 前記排油口が円周方向に複数個等配されて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の軸受支持構造。
  3. 前記排油口の少なくとも1つを前記回転軸の軸心より鉛直上側に配置させたことを特徴とする請求項2に記載の軸受支持構造。
  4. 前記軸受ケースの両端面近傍の内周側に、軸方向中央に向かって内径が小さくなるテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3に記載の軸受支持構造。
  5. 回転軸を回転自在に支持する軸受と、当該軸受を外周側より支持する円筒状の軸受ケースと、当該軸受ケースの外周側に配置する軸受ハウジングとを備え、前記軸受ケースの外周面と前記軸受ハウジングとの間に油を供給してスクイズフィルムダンパ部を構成する軸受支持構造において、
    前記軸受ハウジングが、給油ポートと、当該給油ポートより軸受ケースに向けて連通する給油経路と、内部に溜まった油を排出するための排油ポートとを備えており、
    前記軸受ケースが、軸方向中央に前記給油経路を通じて油の供給がなされる環状の給油溝を形成され、当該給油溝を挟んで両側にOリングを配され、当該Oリングを介して軸受ハウジングの内面で弾性的に支持されているとともに、
    これらのOリングより軸方向外側にスクイズフィルムダンパ部に対応する大径部が形成され、当該大径部の軸方向外側が排油部として開放されており、
    さらに、前記Oリングの内周に当接する部位に当該Oリングを挟んで軸方向内側と軸方向外側とを連通するための凹部を少なくとも複数箇所設けたことを特徴とする軸受支持構造。
  6. 前記軸受が、前記軸受ケースの軸方向略中央で支持されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の軸受支持構造。
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