JP2013203768A - 精製グリセリド組成物の製造方法 - Google Patents
精製グリセリド組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013203768A JP2013203768A JP2012071188A JP2012071188A JP2013203768A JP 2013203768 A JP2013203768 A JP 2013203768A JP 2012071188 A JP2012071188 A JP 2012071188A JP 2012071188 A JP2012071188 A JP 2012071188A JP 2013203768 A JP2013203768 A JP 2013203768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glyceride composition
- mcpd
- glycidol
- activated carbon
- contact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B3/00—Refining fats or fatty oils
- C11B3/10—Refining fats or fatty oils by adsorption
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D15/00—Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/02—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material
- B01J20/0203—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising compounds of metals not provided for in B01J20/04
- B01J20/0259—Compounds of N, P, As, Sb, Bi
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/02—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material
- B01J20/20—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising inorganic material comprising free carbon; comprising carbon obtained by carbonising processes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J20/00—Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
- B01J20/30—Processes for preparing, regenerating, or reactivating
- B01J20/3085—Chemical treatments not covered by groups B01J20/3007 - B01J20/3078
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B3/00—Refining fats or fatty oils
- C11B3/02—Refining fats or fatty oils by chemical reaction
- C11B3/04—Refining fats or fatty oils by chemical reaction with acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11B—PRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
- C11B3/00—Refining fats or fatty oils
- C11B3/12—Refining fats or fatty oils by distillation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
【課題】グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの含有量が少ない精製グリセリド組成物の製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の精製グリセリド組成物の製造方法は、脱臭工程を経たグリセリド組成物を、(1)110〜120℃未満で15分以上、又は(2)120〜150℃で30秒以上のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる接触工程を含む。上記接触工程において、上記グリセリド組成物を、上記グリセリド組成物の量に対して0.1質量%以上の上記リン酸賦活活性炭に接触させてもよい。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の精製グリセリド組成物の製造方法は、脱臭工程を経たグリセリド組成物を、(1)110〜120℃未満で15分以上、又は(2)120〜150℃で30秒以上のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる接触工程を含む。上記接触工程において、上記グリセリド組成物を、上記グリセリド組成物の量に対して0.1質量%以上の上記リン酸賦活活性炭に接触させてもよい。
【選択図】なし
Description
本発明は、精製グリセリド組成物の製造方法に関する。
近年、風味や安定性等、油脂の品質を向上させるための試みが種々行われている。油脂の品質の低下には、様々な要素が関係している。例えば、3員環のエーテルであるオキシラン構造は、化学的に不安定であるため反応性に富み、重合等の化学反応を起こしやすいことが知られている。このような化学反応は、油脂の品質の低下を引き起こす可能性がある。
一部のグリセリド組成物には、かかるオキシラン構造を有するエポキシドの1種であるグリシドールの脂肪酸エステルから誘導される可能性がある3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルが極微量であるが存在する。3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステルは、脂肪酸の遊離により、3−クロロプロパン−1,2−ジオールを生じる可能性がある。3−クロロプロパン−1,2−ジオール及びその誘導体が高濃度で存在すると健康に悪影響を及ぼすといわれている。しかし、長年にわたって摂取されてきた植物油等の油脂中に存在する微量の3−クロロプロパン−1,2−ジオール及びその誘導体が健康に直ちに悪影響を及ぼすとは考えられず、また、3−クロロプロパン−1,2−ジオール及びその誘導体の摂取基準値等は定められていないものの、グリセリド組成物中におけるその存在を可能な限り下げることが求められている。
上記課題に対して、例えば特許文献1には、3−クロロプロパン−1,2−ジオール、3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有し、及び/又は、ジグリセリドを3質量%以上含有するグリセリド組成物を、特定の温度条件にて脱臭処理等する方法が開示されている。この方法によれば、グリセリド組成物中のグリシドールの脂肪酸エステルや3−クロロプロパン−1,2−ジオールの脂肪酸エステル等の含有量を低減できる。
このように、グリセリド組成物中のグリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステル等の含有量をより効果的に低減する方法が検討されている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの含有量が少ない精製グリセリド組成物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、脱臭工程を経たグリセリド組成物と、リン酸賦活活性炭とを所定の条件下で接触させることで、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの含有量が少ない精製グリセリド組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のようなものを提供する。
(1) 脱臭工程を経たグリセリド組成物を、
(1)110〜120℃未満で15分以上、又は
(2)120〜150℃で30秒以上
のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる接触工程を含む精製グリセリド組成物の製造方法。
(1)110〜120℃未満で15分以上、又は
(2)120〜150℃で30秒以上
のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる接触工程を含む精製グリセリド組成物の製造方法。
(2) 上記接触工程において、上記グリセリド組成物を、上記グリセリド組成物の量に対して0.1質量%以上の上記リン酸賦活活性炭に接触させる(1)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
(3) 上記グリセリド組成物はパーム油及び/又は米油である(1)又は(2)に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
本発明によれば、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの含有量が少ない精製グリセリド組成物の製造方法が提供される。
以下、本発明の実施形態について具体的に説明する。なお、以下、3−クロロプロパン−1,2−ジオールを「3−MCPD」と称することがある。また、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルを合わせて「グリシドール等」と称することがある。また、本発明におけるグリセリドとは、グリセリンに脂肪酸が1〜3個エステル結合したものであり、油脂の主要成分であるトリグリセリド(トリアシルグリセロール)のほか、ジグリセリド(ジアシルグリセロール)、モノグリセリド(モノアシルグリセロール)も含むものとする。
(接触工程)
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法は、所定の条件下で、脱臭工程を経たグリセリド組成物と、リン酸賦活活性炭とを接触させる接触工程を含むことを特徴とする。
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法は、所定の条件下で、脱臭工程を経たグリセリド組成物と、リン酸賦活活性炭とを接触させる接触工程を含むことを特徴とする。
[リン酸賦活活性炭]
油脂の製造方法において、活性炭は、油脂中の色素等を吸着させて、色素等を油脂中から除去する等の目的で一般的に使用されている。活性炭は、原料の賦活化のために使用される処理方法により、ガス賦活炭(水蒸気賦活炭等)と薬品賦活炭(リン酸賦活活性炭等)に分類される。本発明者の検討の結果、これらの活性炭のうちリン酸賦活活性炭と、脱臭工程を経たグリセリド組成物とを、所定の条件下で接触させることで、グリセリド組成物中のグリシドール等を低減できることが見出された。この低減効果は、リン酸賦活活性炭によってもたらされる酸性条件下でグリセリド組成物が加温されることにより、グリセリド組成物中のグリシドール等が、リン酸賦活活性炭に効果的に吸着及び/又は分解されることによるものと推察される。
油脂の製造方法において、活性炭は、油脂中の色素等を吸着させて、色素等を油脂中から除去する等の目的で一般的に使用されている。活性炭は、原料の賦活化のために使用される処理方法により、ガス賦活炭(水蒸気賦活炭等)と薬品賦活炭(リン酸賦活活性炭等)に分類される。本発明者の検討の結果、これらの活性炭のうちリン酸賦活活性炭と、脱臭工程を経たグリセリド組成物とを、所定の条件下で接触させることで、グリセリド組成物中のグリシドール等を低減できることが見出された。この低減効果は、リン酸賦活活性炭によってもたらされる酸性条件下でグリセリド組成物が加温されることにより、グリセリド組成物中のグリシドール等が、リン酸賦活活性炭に効果的に吸着及び/又は分解されることによるものと推察される。
接触工程において、脱臭工程を経たグリセリド組成物と接触させるリン酸賦活活性炭の量は、グリセリド組成物の量に対して0.1質量%以上であってもよく、好ましくは、0.1〜5質量%、更に好ましくは0.1〜1.5質量%であってもよい。リン酸賦活活性炭の量が、グリセリド組成物の量に対して0.1質量%以上であれば、リン酸賦活活性炭へグリシドール等を十分に吸着及び/又は分解させることができ、グリセリド組成物中のグリシドール等を低減できる。過量(例えば、グリセリド組成物の量に対して5質量%超)のリン酸賦活活性炭によっても所望の吸着効果及び/又は分解効果は奏される。しかし、リン酸賦活活性炭は高価であり、より少ない量のリン酸賦活活性炭によっても十分な吸着効果及び/又は分解効果が得られるため、リン酸賦活活性炭の量は、グリセリド組成物の量に対して5質量%以下とすることが望ましい。より好ましくは、リン酸賦活活性炭の量は、グリセリド組成物の量に対して3質量%以下である。
[脱臭工程を経たグリセリド組成物]
油脂の製造工程のうち、特に脱臭工程において、グリセリド組成物中にグリシドール等が発生しやすいことが知られる。そのため、本発明の製造方法では、グリセリド組成物からグリシドール等をより確実に除くため、脱臭工程を経たグリセリド組成物を用いる。
油脂の製造工程のうち、特に脱臭工程において、グリセリド組成物中にグリシドール等が発生しやすいことが知られる。そのため、本発明の製造方法では、グリセリド組成物からグリシドール等をより確実に除くため、脱臭工程を経たグリセリド組成物を用いる。
脱臭工程における条件は特に限定されない。例えば、脱臭工程における温度条件は、通常の油脂の製造方法で用いられる100〜280℃、好ましくは150〜280℃、より好ましくは180〜270℃であってもよい。脱臭時間は、15〜150分、好ましくは20〜100分であってもよい。脱臭工程におけるその他の条件としては、減圧又は水蒸気吹込を行うことが好ましく、減圧及び水蒸気吹込を行うことがより好ましい。グリセリド組成物に対してこのような脱臭工程を行うことで、脱臭工程を経たグリセリド組成物が得られる。
脱臭工程を経たグリセリド組成物は、脱臭工程以外の精製工程(例えば、脱ガム工程、脱酸工程、水洗工程等)を経ていてもよい。例えば、ケミカル精製(ケミカルリファイニング)や、フィジカル精製(フィジカルリファイニング)等の精製方法によって精製されたグリセリド組成物であってもよい。なお、ケミカル精製は、原料となる植物を圧搾及び抽出した原油が、脱ガム処理、脱酸処理、脱色処理、脱ろう処理、脱臭処理等を経ることで精製され、精製油となる。また、フィジカル精製は、パーム油やヤシ油等にてよく行われている方法であり、原料となるパームやヤシ等を圧搾した原油が、脱ガム処理、脱色処理、脱酸処理、脱臭処理等を経ることで精製され、精製油となる。
グリセリド組成物としては、例えば、菜種油、大豆油、米油、サフラワー油、ぶどう油、ひまわり油、小麦はい芽油、とうもろこし油、綿実油、ごま油、落花生油、フラックス油、エゴマ油、オリーブ油、パーム油、ヤシ油等の植物油、これら2種以上を混合した調合植物油、又は、これらを分別したパームオレイン、パームステアリン、パームスーパーオレイン、パームミッドフラクション等の食用分別油、これらの水素添加油、エステル交換油等のほか、脂肪酸とグリセリンとを直接エステル化反応することで製造された食用油を用いることができる。
なお、3−MCPD、グリシドール、及びこれらの脂肪酸エステル等は、モノグリセリドやジグリセリド等の部分グリセリドが比較的多い油脂において多く発生する傾向にある。そのため、グリセリド組成物として、パーム油、米油、エステル交換油、及びこれらのうち2種以上の組み合わせ等を用いることが本発明のグリシドール等の低減効果が高いという理由から好ましく、そのうちパーム油、米油及びこれらの組み合わせが特に好ましい。
[接触条件]
接触工程においては、脱臭工程を経たグリセリド組成物を、(1)110〜120℃未満で15分以上、又は(2)120〜150℃で30秒以上のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる。
接触工程においては、脱臭工程を経たグリセリド組成物を、(1)110〜120℃未満で15分以上、又は(2)120〜150℃で30秒以上のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる。
110〜120℃未満という比較的低い温度条件下では、15分以上、好ましくは15分〜1時間、グリセリド組成物とリン酸賦活活性炭とを接触させることにより、リン酸賦活活性炭にグリシドール等を十分に吸着及び/又は分解させることができ、グリセリド組成物中のグリシドール等を低減できる。温度条件が110℃未満であると、グリセリド組成物とリン酸賦活活性炭との接触時間を延ばしても、十分な吸着効果及び/又は分解効果が得られにくい。
120〜150℃という比較的高い温度条件下では、30秒以上、好ましくは30秒〜30分間、グリセリド組成物とリン酸賦活活性炭とを接触させることにより、リン酸賦活活性炭にグリシドール等を十分に吸着及び/又は分解させることができ、グリセリド組成物中のグリシドール等を低減できる。
接触工程は、少量のリン酸賦活活性炭で効率的にグリシドール等を吸着及び/又は分解できるという点で、比較的高い温度条件(例えば、125〜135℃)で、短時間(例えば、30秒〜5分間)で行うことが好ましい。そのため、グリセリド組成物の脱臭工程の直後に、油脂の温度を脱臭温度から降温させる過程において、グリセリド組成物とリン酸賦活活性炭とを接触させることが、グリセリド組成物の精製工程における熱効率を向上できる点で好ましい。
脱臭工程を経たグリセリド組成物とリン酸賦活活性炭とを接触させる方法としては、特に制限されないが、リン酸賦活活性炭を詰めたろ過器(カラム、繊維状活性炭、フィルタープレス等)にグリセリド組成物を流す方法、タンク等の中にグリセリド組成物及びリン酸賦活活性炭を添加してこれらを混合する方法等の方法が考えられる。
ろ過器を使用してグリセリド組成物とリン酸賦活活性炭とを接触させる方法においては、ろ過器を通ったグリセリド組成物を精製グリセリド組成物として得られる。タンク等の中でグリセリド組成物とリン酸賦活活性炭とを接触させる方法においては、接触工程後のグリセリド組成物から、リン酸賦活活性炭をろ過等の方法によって除去することで、精製グリセリド組成物が得られる。
カラム等のろ過器を使用した方法によれば、グリセリド組成物とリン酸賦活活性炭との接触時間が短くても(例えば、30秒〜1分間)、十分な吸着効果及び/又は分解効果が期待できる点で好ましい。
[精製グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量の特定]
本発明においては、上述の接触工程により、精製グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量を低減させることができる。
本発明においては、上述の接触工程により、精製グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量を低減させることができる。
精製グリセリド組成物中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの含有量は、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))に準拠し、上記の成分の総量(遊離3−MCPD換算)をMCPD−FS値として特定する。
具体的には、精製グリセリド組成物に内部標準物質を加えた後、ナトリウムメトキシド溶液のメタノール溶液を加え、室温にて反応させ、エステルのけん化分解を行う。次いで、これに酢酸を微量に含んだ食塩水とヘキサンとを加えて混合した後、ヘキサンを除去する。なお、この際に、グリシドールは3−MCPDに、グリシドールの脂肪酸エステルはエステル結合が切れるとともに3−MCPDに変換される。その後、フェニルホウ酸水溶液により誘導体化し、ヘキサンにて抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置にて測定する。
上記ガスクロマトグラフ質量分析装置の測定にて得られたクロマトグラムを用い、内部標準物質と、3−MCPDのイオン強度を比較することで、グリセリド組成物中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPD換算にて算出する。
精製グリセリド組成物中の3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルの含有量は、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))の変法を用いて、上記の成分の総量(遊離3−MCPD換算)をTrue MCPD値として特定する。
具体的には、精製グリセリド組成物に内部標準物質を加えた後、ナトリウムメトキシドのメタノール溶液を加え、室温にて反応させ、エステルのけん化分解を行う。次いで、これに酢酸を微量に含んだ臭化ナトリウム水溶液とヘキサンとを加えて混合した後、ヘキサンを除去する。なお、この際に3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルが、全て遊離3−MCPDに変換される。その後、フェニルホウ酸で誘導体化し、ヘキサンにて抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置にて測定する。そして、ガスクロマトグラフ質量分析装置の測定にて得られたクロマトグラムを用い、内部標準と3−MCPDのイオン強度を比較することで、油脂中の3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPD換算にて算出する。
(本発明の製造方法により得られる精製グリセリド組成物)
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法により得られる精製グリセリド組成物においては、精製グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量が低減していることが期待できる。
本発明の精製グリセリド組成物の製造方法により得られる精製グリセリド組成物においては、精製グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量が低減していることが期待できる。
以下、本発明の実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に何ら限定されるものではない。
本発明による、グリセリド組成物中に含まれるグリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの低減可能性の検討を行った。
[参考例1、実施例1、比較例1〜3]
脱臭工程(400Pa、265℃)を経たRBDパーム油A(参考例1)に、表1記載の活性炭を、RBDパーム油Aに対して1質量%添加し、減圧下で、110℃、20分間、RBDパーム油Aと活性炭とを接触させた。次いで、活性炭をろ過し、精製グリセリド組成物を得た(実施例1、比較例1〜3)。得られた油脂中のMCPD−FS値、True MCPD値を定量し、GE換算値を定量及び算出した。定量及び算出方法は下記に示す。
脱臭工程(400Pa、265℃)を経たRBDパーム油A(参考例1)に、表1記載の活性炭を、RBDパーム油Aに対して1質量%添加し、減圧下で、110℃、20分間、RBDパーム油Aと活性炭とを接触させた。次いで、活性炭をろ過し、精製グリセリド組成物を得た(実施例1、比較例1〜3)。得られた油脂中のMCPD−FS値、True MCPD値を定量し、GE換算値を定量及び算出した。定量及び算出方法は下記に示す。
(MCPD−FS値:3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの定量法)
各RBDパーム油中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの定量は、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))に準拠して行った。この方法では、測定試料を調製する際に、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルが3−MCPDに変換されるため、3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの全てを遊離3−MCPDとして測定した。
各RBDパーム油中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの定量は、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))に準拠して行った。この方法では、測定試料を調製する際に、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルが3−MCPDに変換されるため、3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの全てを遊離3−MCPDとして測定した。
具体的には、各RBDパーム油100mgに、50μLの内部標準物質(3−MCPD−d5 20μg/mL溶液)を加えた後、1mLのナトリウムメトキシド溶液(0.5mol/L メタノール)を加え、室温にて反応させ、エステルのけん化分解を行った。次いで、これに酢酸を微量に含んだ3mLの食塩水(20%)と3mLのヘキサンとを加えて混合した後、ヘキサンを除去した。なお、この際に、グリシドールは3−MCPDに、グリシドールの脂肪酸エステルはエステル結合が切れるとともに3−MCPDに変換される。その後、250μLのフェニルホウ酸水溶液(25%)により誘導体化し、2mLのヘキサンにて抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置にて測定した。
上記ガスクロマトグラフ質量分析装置の測定にて得られたクロマトグラムを用い、内部標準である3−MCPD−d5と、3−MCPDのイオン強度を比較することで、グリセリド組成物中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステル、グリシドール及びグリシドールの脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPD換算にて算出した。その結果を、表1中、「MCPD−FS値」として示した。
(True MCPD値:3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルの定量法)
各RBDパーム油中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステルの定量を、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))の変法に準拠して行った。この方法では、測定試料を調製する際に、3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルが遊離3−MCPDに変換されるため、3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPDとして測定した。
各RBDパーム油中の3−MCPD、3−MCPDの脂肪酸エステルの定量を、ドイツ公定法(DGF Standard Methods C−III 18(09))の変法に準拠して行った。この方法では、測定試料を調製する際に、3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルが遊離3−MCPDに変換されるため、3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPDとして測定した。
具体的には、各RBDパーム油100mgに、50μLの内部標準物質(3−MCPD−d5 20μg/mL溶液)を加えた後、1mLのナトリウムメトキシド溶液(0.5mol/L メタノール)を加え、室温にて反応させ、エステルのけん化分解を行った。次いで、これに酢酸を微量に含んだ3mLの臭化ナトリウム水溶液(50%)と3mLのヘキサンとを加えて混合した後、ヘキサンを除去した。なお、この際に3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルが、全て遊離3−MCPDに変換される。その後、500μLのフェニルホウ酸水溶液(12.5%)により誘導体化し、2mLのヘキサンにて抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置にて測定した。
上記ガスクロマトグラフ質量分析装置の測定にて得たクロマトグラムを用い、内部標準である3−MCPD−d5と、3−MCPDのイオン強度を比較することで、グリセリド組成中の3−MCPD及び3−MCPDの脂肪酸エステルの総量を遊離3−MCPD換算にて算出した。その結果を、表1中、「True MCPD値」として示した。
(GE換算値:グリシドールステアリン酸エステル(GE)換算値)
各RBDパーム油について求めた「MCPD−FS値」及び「True MCPD値」に基づき、下式を用いて、各RBDパーム油中のグリシドールステアリン酸エステル(GE)量を求めた。その結果を、表1中、「GE換算値」として示した。
((MCPD−FS)−(True MCPD))×0.67×4.6
各RBDパーム油について求めた「MCPD−FS値」及び「True MCPD値」に基づき、下式を用いて、各RBDパーム油中のグリシドールステアリン酸エステル(GE)量を求めた。その結果を、表1中、「GE換算値」として示した。
((MCPD−FS)−(True MCPD))×0.67×4.6
(GC−MS分析条件)
分析装置:機種名 QP−2010、島津製作所株式会社製
カラム:製品名 HP−5MS(φ0.25mm×30m)、Agilent Technology社製
オーブン温度:60℃(1min)〜120℃(10℃/min)〜190℃(6℃/min)〜280℃(20℃/min)
検出器:MS(EI,SIMモード)
スプリットレス:1μL注入
キャリアガス:He
カラム流量:1.88mL/min
注入口:250℃
分析装置:機種名 QP−2010、島津製作所株式会社製
カラム:製品名 HP−5MS(φ0.25mm×30m)、Agilent Technology社製
オーブン温度:60℃(1min)〜120℃(10℃/min)〜190℃(6℃/min)〜280℃(20℃/min)
検出器:MS(EI,SIMモード)
スプリットレス:1μL注入
キャリアガス:He
カラム流量:1.88mL/min
注入口:250℃
以下、表中、「活性炭」の欄に記載された名称は、それぞれ下記の活性炭を示す。
CA1(日本ノリット株式会社製)は、木材を原料とするリン酸賦活活性炭(pH2.0〜3.5)である。
S51(日本ノリット株式会社製)は、亜炭(リグナイト)を原料とする水蒸気賦活性炭(pH4.3〜7.0)である。
SX1G(日本ノリット株式会社製)は、 ピート(泥炭)を原料とする水蒸気賦活性炭(pHは中性)である。
SA plus(日本ノリット株式会社製)は、 ピート(泥炭)を原料とする水蒸気賦活性炭(pHはアルカリ性)である。
CA1(日本ノリット株式会社製)は、木材を原料とするリン酸賦活活性炭(pH2.0〜3.5)である。
S51(日本ノリット株式会社製)は、亜炭(リグナイト)を原料とする水蒸気賦活性炭(pH4.3〜7.0)である。
SX1G(日本ノリット株式会社製)は、 ピート(泥炭)を原料とする水蒸気賦活性炭(pHは中性)である。
SA plus(日本ノリット株式会社製)は、 ピート(泥炭)を原料とする水蒸気賦活性炭(pHはアルカリ性)である。
表1に記載の結果から、脱臭工程を経たグリセリド組成物を、110℃、20分間リン酸賦活活性炭に接触させることにより、MCPD−FS値やGE換算値が低下していることが確認された。つまり、本発明の製造方法によれば、グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量が実質的に低減されていることがわかる。
[参考例2、実施例2〜7、比較例4〜7]
脱臭工程(400Pa、265℃)を経たRBDパーム油B(参考例2)に、RBDパーム油Bに対して1質量%のリン酸賦活活性炭CA1(日本ノリット株式会社製)を添加し、常圧、窒素雰囲気下で加温しながらRBDパーム油Bと活性炭とを接触させた。加温条件は表2に示す通りである。
脱臭工程(400Pa、265℃)を経たRBDパーム油B(参考例2)に、RBDパーム油Bに対して1質量%のリン酸賦活活性炭CA1(日本ノリット株式会社製)を添加し、常圧、窒素雰囲気下で加温しながらRBDパーム油Bと活性炭とを接触させた。加温条件は表2に示す通りである。
加温後、リン酸賦活活性炭をろ過し、得られた油脂(実施例2〜7、比較例4〜7)について、上述のようにMCPD−FS値、True MCPD値、GE換算値を定量及び算出した。その結果を表2に示す。
表2に記載の結果から、脱臭工程を経たグリセリド組成物を、110〜120℃未満で15分以上、又は120〜150℃以上で30秒以上リン酸賦活活性炭に接触させることにより、MCPD−FS値やGE換算値が低下していることが確認された。つまり、本発明の製造方法によれば、グリセリド組成物中のグリシドール等の含有量が実質的に低減されていることがわかる。
Claims (3)
- 脱臭工程を経たグリセリド組成物を、
(1)110〜120℃未満で15分以上、又は
(2)120〜150℃で30秒以上
のいずれかの接触条件下で、リン酸賦活活性炭に接触させる接触工程を含む精製グリセリド組成物の製造方法。 - 前記接触工程において、前記グリセリド組成物を、前記グリセリド組成物の量に対して0.1質量%以上の前記リン酸賦活活性炭に接触させる請求項1に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
- 前記グリセリド組成物はパーム油及び/又は米油である請求項1又は2に記載の精製グリセリド組成物の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012071188A JP2013203768A (ja) | 2012-03-27 | 2012-03-27 | 精製グリセリド組成物の製造方法 |
PCT/JP2013/050473 WO2013145808A1 (ja) | 2012-03-27 | 2013-01-11 | 精製グリセリド組成物の製造方法 |
TW102108499A TW201338707A (zh) | 2012-03-27 | 2013-03-11 | 精製甘油酯組成物的製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012071188A JP2013203768A (ja) | 2012-03-27 | 2012-03-27 | 精製グリセリド組成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013203768A true JP2013203768A (ja) | 2013-10-07 |
Family
ID=49259094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012071188A Pending JP2013203768A (ja) | 2012-03-27 | 2012-03-27 | 精製グリセリド組成物の製造方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013203768A (ja) |
TW (1) | TW201338707A (ja) |
WO (1) | WO2013145808A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175169A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | 不二製油グループ本社株式会社 | 長鎖多価不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111330539B (zh) * | 2018-12-19 | 2022-08-26 | 丰益(上海)生物技术研发中心有限公司 | 一种复合型固体吸附剂以及一种纯化油脂的方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003061577A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-04 | Nisshin Oillio Ltd | 食用油脂製造方法及び食用油脂脱臭方法 |
WO2009075278A1 (ja) * | 2007-12-12 | 2009-06-18 | Fuji Oil Company, Limited | 精製されたパーム系油脂及びその製造方法 |
WO2010110008A1 (ja) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 日清オイリオグループ株式会社 | 食用油脂の製造方法 |
WO2011040539A1 (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-07 | 不二製油株式会社 | グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質、グリシドール脂肪酸エステルを低減する方法 |
JP2011074358A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-04-14 | Nisshin Oillio Group Ltd | グリセリド組成物及び該グリセリド組成物の製造方法 |
-
2012
- 2012-03-27 JP JP2012071188A patent/JP2013203768A/ja active Pending
-
2013
- 2013-01-11 WO PCT/JP2013/050473 patent/WO2013145808A1/ja active Application Filing
- 2013-03-11 TW TW102108499A patent/TW201338707A/zh unknown
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003061577A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-04 | Nisshin Oillio Ltd | 食用油脂製造方法及び食用油脂脱臭方法 |
WO2009075278A1 (ja) * | 2007-12-12 | 2009-06-18 | Fuji Oil Company, Limited | 精製されたパーム系油脂及びその製造方法 |
WO2010110008A1 (ja) * | 2009-03-27 | 2010-09-30 | 日清オイリオグループ株式会社 | 食用油脂の製造方法 |
JP2011074358A (ja) * | 2009-09-07 | 2011-04-14 | Nisshin Oillio Group Ltd | グリセリド組成物及び該グリセリド組成物の製造方法 |
WO2011040539A1 (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-07 | 不二製油株式会社 | グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質、グリシドール脂肪酸エステルを低減する方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016175169A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2016-11-03 | 不二製油グループ本社株式会社 | 長鎖多価不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法 |
JPWO2016175169A1 (ja) * | 2015-04-27 | 2017-05-18 | 不二製油株式会社 | 長鎖多価不飽和脂肪酸含有油脂の製造方法 |
US11090282B2 (en) | 2015-04-27 | 2021-08-17 | Fuji Oil Holdings Inc. | Method for manufacturing long chain polyunsaturated fatty acid-containing fat |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW201338707A (zh) | 2013-10-01 |
WO2013145808A1 (ja) | 2013-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5973530B2 (ja) | グリセリド組成物及び該グリセリド組成物の製造方法 | |
JP5216942B1 (ja) | 精製グリセリド組成物及び該精製グリセリド組成物の製造方法 | |
JP5399544B1 (ja) | 精製油脂の製造方法 | |
JP2018515674A (ja) | 塩基性第四級アンモニウム塩処理を含む、グリセリド油精製法 | |
WO2010126136A1 (ja) | グリセリド油脂中のクロロプロパノール類及びその形成物質の生成を抑制する方法 | |
JP2018517037A (ja) | 金属汚染物質をグリセリド油から除去する方法、及びそれを組み込んだグリセリド油を精製する方法 | |
JP2006174808A (ja) | ジグリセリド高含有油脂の製造法 | |
WO2015146248A1 (ja) | 精製パーム系油脂の製造方法 | |
JP6639149B2 (ja) | 精製油脂の製造方法 | |
TW201320901A (zh) | 油脂的製造方法 | |
JP2013203768A (ja) | 精製グリセリド組成物の製造方法 | |
JP6021382B2 (ja) | グリセリド組成物の製造方法 | |
JP5924755B2 (ja) | グリセリド組成物の製造方法 | |
JP6857017B2 (ja) | 油脂組成物 | |
JP2015067692A (ja) | 精製油脂の製造方法 | |
JP5917975B2 (ja) | グリセリド組成物の製造方法 | |
JP2016169391A (ja) | パーム系油脂 | |
JP2015142529A (ja) | 油脂組成物 | |
JP5917976B2 (ja) | グリセリド組成物の製造方法、及び第1の精製工程後のグリセリド組成物に対する第2の精製工程の必要性を判断する判断方法 | |
JP2019034981A (ja) | 油脂中のシリコーンオイル及び/又は乳化剤の低減方法及び油脂の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150929 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160315 |