JP2013203515A - 落炭搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より効率的に落炭を搬送系統に戻すことを実現した落炭搬送装置を提供する。
【解決手段】石炭サイロに貯蔵された石炭をボイラに搬送する複数のコンベアを有する搬送系統に配置され、搬送系統から落下した石炭を搬送系統に戻す落炭搬送装置30であって、一次払出コンベア160から落下した石炭を一次払出コンベア160に搬送する仮設コンベアと、ホッパ下コンベア140と一次払出コンベア160との乗り継ぎ部分に配置され、一次払出コンベア160から落下した石炭が落炭搬送装置30の設置床に到達する前に、落下した石炭の少なくとも一部を回収して、一次払出コンベア160に搬送するバキューム装置50とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンベア上から落下した石炭を、コンベア上に戻す落炭搬送装置に関する。
火力発電所は、石炭、石油、天然ガス等を燃料として、電気エネルギを得ている。これらの燃料のうち石炭は、輸送された後、ボイラで燃焼されるまでの期間、石炭貯蔵設備内の石炭サイロに貯蔵される。貯蔵された石炭は、適宜、石炭サイロから払い出されてコンベアに載せられ、ボイラへと搬送される(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、石炭サイロは、例えば、1階に石炭を貯蔵し、地下に石炭を搬送するコンベアを備えている。1階の石炭は、ホッパを介して地下のベルトコンベアに落下供給され、このベルトコンベアの石炭が、複数のコンベアを乗り継いでボイラに搬送される。
ここで、石炭を石炭サイロからボイラに搬送する過程において、コンベアから落炭が発生している。従来は、石炭サイロの1階に落炭回収装置が設置されており、この落炭回収装置へ地下から少しずつ落炭を運搬することによって、石炭を搬送系統に戻している。
特開2011−241053号公報
しかし、落炭回収装置へ落炭を運搬する作業は、作業員の手作業によって行われるため、大量の落炭が発生した場合に、落炭回収装置へ落炭を運搬する作業を完了するまでに時間を要していた。
本発明は、このような問題点を解決し、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことを実現した落炭搬送装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、次の構成を備えている。
(1) 石炭サイロに貯蔵された石炭をボイラに搬送する複数のコンベアを有する搬送系統に配置され、前記搬送系統から落下した石炭を前記搬送系統に戻す落炭搬送装置であって、前記コンベアから落下した石炭を前記コンベアに搬送する仮設コンベアと、上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分に配置され、前記下流側のコンベアから落下した石炭が前記落炭搬送装置の設置床に到達する前に、前記落下した石炭の少なくとも一部を回収して、前記仮設コンベア又は前記搬送系統に搬送する落炭回収部とを備えることを特徴とする落炭搬送装置。
(1) 仮設コンベアを設け、この仮設コンベアに落炭を乗せることによって、落炭がコンベアに搬送されるようになり、従来のように、落炭回収装置に落炭を運搬する必要がなくなる。また、落炭回収部が、上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分に配置されており、落下した石炭の少なくとも一部を回収して仮設コンベア又は搬送系統に搬送するため、落下した石炭を回収する作業員の負担を軽減することができる。特に、上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分は、落炭が多い箇所であるため、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことが可能になる。
(2) (1)において、前記落炭回収部は、落炭を空気吸引によって回収する空気吸引部を備え、前記空気吸引部は、落炭を前記下流側のコンベアに搬送することを特徴とする落炭搬送装置。
(2)によれば、空気吸引部を備えたことにより、粒状の石炭や粉末状の石炭の回収が容易に可能になる。つまり、コンベアから落下した石炭には粒状の石炭や粉末状の石炭が含まれており、このような石炭は、床に落下すると回収が難しくなる。そこで、コンベアから落下した石炭を空気吸引部で吸引して、下流側のコンベアに搬送することにより、資源を無駄なく使用できるとともに、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことが可能になる。
(3) (1)、(2)において、前記落炭回収部は、前記下流側のコンベアから落下した石炭が当接し、当該石炭を所定箇所に向かって流下させる斜面と、当該斜面によって案内された石炭を外部に送り出す孔部とを有する落炭案内部を備えることを特徴とする落炭搬送装置。
(3)によれば、落炭案内部を備えたことにより、下流側のコンベアから落下した石炭が、落炭案内部の斜面を通って流下し、所定箇所に向かって排出される。このように、下流側のコンベアから落下した石炭が方々に散らばらずに一カ所にまとまった状態となるため、落下した石炭を回収する作業員の負担を軽減することが可能になり、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことが可能になる。
(4) (1)〜(3)において、前記下流側のコンベアから落下する石炭を検出する検出部と、当該検出部が石炭を検出した場合に前記落炭回収部及び前記仮設コンベアを駆動させる制御部と、を更に備えることを特徴とする落炭搬送装置。
(4) 下流側のコンベアから落炭が発生した場合に、制御部が、落炭回収部及び仮設コンベアを駆動させるため、必要なときに落炭回収部及び仮設コンベアを駆動させることが可能になる。
本発明によれば、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことを実現した落炭搬送装置を提供することが可能になる。
火力発電所における石炭サイロ、ボイラ、タービン及び発電機の関係を示す図である。 石炭サイロ及びその周囲の石炭搬送装置を含む石炭貯蔵設備を示す図である。 石炭サイロの下部に備えられた石炭搬出用のホッパ、払出機及びホッパ下コンベアを説明する図である。 本発明の一実施形態における落炭搬送装置の構成を示す説明図である。 落炭搬送装置の制御系の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、火力発電所における石炭サイロ4、ボイラ7、タービン10,11,12及び発電機13,14の関係を示す図である。なお、図を簡単に分かりやすくするため、火力発電所におけるその他の機器は省略してある。石炭船1で火力発電所まで運ばれた石炭は、連続式揚炭機(アンローダ)2で石炭船1からサイロ行コンベア4Aに陸揚げされ、石炭サイロ4に運ばれて、実際に使用されるまでの期間、一時的に貯蔵される。
石炭サイロ4での貯蔵後、石炭は、バンカ行コンベア4Bによりバンカ5に搬送される。バンカ5に搬送された石炭は、高性能微粉炭機6で粉末(微粉炭)にされてボイラ7に投入される。微粉炭はボイラ7内で燃焼して、給水8を高温(例えば、約600度)の熱エネルギを有する蒸気9に変える。この蒸気9は、高圧タービン10や中圧タービン11で機械エネルギとなってこれらを回転させ、これらに連結された発電機13を駆動して電気エネルギを生成する。また、余熱を低圧タービン12に導き、これに連結された発電機14も駆動する。
図2は、石炭サイロ4及びその周囲の石炭搬送装置を含む石炭貯蔵設備100の一例を示す図である。石炭サイロ4は、その周囲を外壁101で囲まれている。
図2に示すように、石炭サイロ4の貯炭エリアは、横方向(図2におけるY方向)にA,B,Cの3列に区分けされ(A,B,Cの符号は外壁101の屋根に図示)、各列は更に、縦方向(図2におけるX方向)にa,b,c,dの4つに区分けされ(a,b,c,dの符号は外壁101の側面下部に図示)、合計12個の貯炭槽102を備えている。なお、貯炭槽102の数は、これに限定されず、それ以上でもそれ以下でもよい。
各貯炭槽102を形成する隔壁は、鉛直方向(Z方向)に延びる主柱104と、隣接する主柱104間において複数本鉛直方向(Z方向)に延びる主柱104より細い中間柱105及び水平方向のリング梁106とを有する。
石炭貯蔵設備100は、サイロ行コンベア4Aで運ばれてきた石炭を受け入れて、貯炭槽102に石炭を搬送する受入れコンベア20(20A,20B,20C)を備える。受入れコンベア20AはA列の貯炭槽102に石炭を搬送し、受入れコンベア20BはB列の貯炭槽102に石炭を搬送し、受入れコンベア20CはC列の貯炭槽102に石炭を搬送する。また、受入れコンベア20は、それぞれ、貯炭槽102の上部に設けられた積付機108(108A,108B,108C)に連結されている。積付機108Aは受入れコンベア20Aに連結され、積付機108Bは受入れコンベア20Bに連結され、積付機108Cは受入れコンベア20Cに連結されている。積付機108は、各貯炭槽102上を縦方向(図中X方向)に移動可能で、いずれかの貯炭槽102内部に石炭を落下可能となっている。
図3は、貯炭槽102の下部に備えられた石炭搬出用のホッパ110、払出機130及びホッパ下コンベア140を説明する図である。ホッパ(hopper)は、一般に石炭等を流下させる漏斗、つまり、じょうご状の装置を意味する。本実施形態でホッパ110は、各貯炭槽102の下部に設置されている。ホッパ110は、格子状に構成されたホッパ壁を備える。縦方向(図中X方向)に延在するホッパ壁111,112,113,114…のうち、奇数番目のホッパ壁111,113,…の側壁は斜めになっている。そして、貯炭槽102の下部は、隣接する奇数番目のホッパ同士によって底部へ石炭を流し込む逆台形形状の空間を有している。この空間の中に偶数番目のホッパ壁112,114…が配置され、偶数番目のホッパ壁の下側には、ホッパの底部との間に隙間133が形成され、その隙間133に、ホッパ壁112,114…に沿って移動可能な払出機130が設置されている。また、横方向にもホッパ壁121,122,123…が延び、これらの横方向ホッパ壁121,122,123…によって縦方向ホッパ壁111,112,113,114…の強度の確保と位置決めがなされている。
払出機130は、各々が円弧状であって放射状に延びた6本の爪部材を持った回転部材131を有する。回転部材131は、上述のように、偶数番目のホッパ壁112,114…の隙間133の内部において、爪部材が隙間133に配置されるようにしてホッパ壁112,114…に沿って移動可能に設けられている。また、ホッパ110における偶数番目のホッパ壁112,114…の底部には、払出機130の移動方向に沿ってスリット132が設けられている。
スリット132の下部には、ホッパ下コンベア140が設置されている。払出機130は、回転部材131を回転させながら、ホッパ内に貯蔵された石炭の内部を偶数番目のホッパ壁112,114…の各々に沿って移動する。これにより、石炭が隙間133から払い出され、スリット132を通過してホッパ下コンベア140に払い出されるようになっている。
ホッパ下コンベア140の搬送終点の下部には、一次払出コンベア160が横方向(図2におけるY方向)に配置され、ホッパ下コンベア140に払い出された石炭は、一次払出コンベア160に受け渡される。一次払出コンベア160の搬送終点には、一次払出コンベア160に対して垂直に設けられた二次払出コンベア161が配置されている。一次払出コンベア160によって搬出された石炭は、二次払出コンベア161でその移動方向を90度変換され、図2においてXマイナス方向に搬送される。
二次払出コンベア161は、経路の途中から水平に対して所定角度傾いている。二次払出コンベア161におけるその所定角度傾いた部分の一部は、石炭貯蔵設備100における貯炭槽102の建物の外部に配置され、外部の天候等の影響を受けにくいように搬送路カバー164で覆われている。
図4は、本発明の一実施形態における落炭搬送装置30の構成を示す説明図であり、図4(a)は、ホッパ下コンベア140から一次払出コンベア160への乗り継ぎ部分付近の平面図、図4(b)は、図4(a)において、一次払出コンベア160を背後から一次払出コンベア160の搬送方向に沿って視認した側面図である。落炭搬送装置30は、仮設コンベア32と、落炭案内部に相当する落炭ホッパ40と、落炭回収部及び空気吸引部に相当するバキューム装置50とを備えている。
落炭搬送装置30は、上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分に設置される。具体的には、ホッパ下コンベア140から一次払出コンベア160への乗り継ぎ部分や、一次払出コンベア160から二次払出コンベア161への乗り継ぎ部分に設置される。
仮設コンベア32は、落炭を一次払出コンベア160に搬送するベルトコンベアである。仮設コンベア32のベルトは、床面近傍から一次払出コンベア160に向かって上り傾斜しており、仮設コンベア32のベルト上に乗せられた落炭は、仮設コンベア32の搬送方向最上部から落下して一次払出コンベア160上に移送される。
落炭ホッパ40は、一次払出コンベア160から二次払出コンベア161への乗り継ぎ部分の下部、すなわち、一次払出コンベア160における、ホッパ下コンベア140の石炭の払い出し端部に対向する部位の下部に配置される。また、落炭ホッパ40は、内側に一次払出コンベア160から落下した石炭が当接し、石炭を所定箇所に向かって流下させる斜面42と、斜面42によって案内された石炭を外部に送り出す孔部44とを備えたすり鉢体の形状の部材である。本実施形態によれば、落炭ホッパ40の孔部44の下方に、台車60が配置されており、一次払出コンベア160から落下した石炭は、落炭ホッパ40に案内されて台車60に移送される。
バキューム装置50は、駆動装置52と、ダクト54と、吸引口56と、排出口58とを備えている。なお、図4(b)においては、駆動装置52、ダクト54及び排出口58の図示を省略している。
駆動装置52は、負圧を発生させる装置であり、駆動装置52から2本のダクト54が延びている。更に2本のダクト54の先端部には吸引口56が設けられている。吸引口56は、一次払出コンベア160から二次払出コンベア161への乗り継ぎ部分の下部の両側部に配置されている。また、駆動装置52は、排出口58が設けられており、排出口58が一次払出コンベア160の上方に位置している。排出口58は、空気が排出される空気排出口(図示せず)と、吸引口56から吸引された石炭が排出される石炭排出口(図示せず)とが備えられており、空気排出口(図示せず)は上方を向いており、石炭排出口(図示せず)は下方すなわち一次払出コンベア160側を向いている。更に、石炭排出口(図示せず)には、石炭の通過を規制するフィルタ(図示せず)が設けられている。
そして、駆動装置52に負圧を発生させることにより、吸引口56から空気が吸引されて、排出口58の空気排出口(図示せず)から排出される。また、吸引口56から空気とともに吸引された石炭が、排出口58において石炭排出口(図示せず)から一次払出コンベア160に落下する。
ところで、上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分は、落炭が多い箇所である。そこで、本実施形態によれば、一次払出コンベア160から二次払出コンベア161への乗り継ぎ部分における一次払出コンベア160の下方に、落炭ホッパ40及びバキューム装置50を設置することにより、一次払出コンベア160から落下した石炭が、落炭搬送装置30の設置床に到達する前に、落炭ホッパ40及びバキューム装置50に回収される。このように、効率的に落炭を回収することが可能になる。
また、落炭の中で比較的重い大型の石炭は、落炭ホッパ40を介して台車60に集められ、作業員が台車60を仮設コンベア32まで移動して、台車60の石炭を仮設コンベア32に移すことにより、落炭が仮設コンベア32によって、一次払出コンベア160における乗り継ぎ部分に対して搬送方向上流側に移送される。更に、落炭の中で比較的軽い粒状の石炭は、バキューム装置50によって回収されて、一次払出コンベア160における乗り継ぎ部分に対して搬送方向上流側に移送される。
なお、仮に、一次払出コンベア160に移送された落炭が、乗り継ぎ部分においてホッパ下コンベア140からの石炭によって一次払出コンベア160の外に押し出されたとしても、再度、落炭ホッパ40あるいはバキューム装置50に回収される。
また、一次払出コンベア160は、下流側よりも上流側の方の石炭量が少ないため、落炭を一次払出コンベア160における乗り継ぎ部分に対して搬送方向上流側に移送した際に、再び一次払出コンベア160から落下することが低減される。特に、バキューム装置50によって回収された石炭は粒状であることから流動性が高く、積載された石炭上に移送した場合には両側にこぼれ落ちるおそれがあるが、石炭量が少ない搬送方向上流側に移送することにより、再び一次払出コンベア160から落下することが低減される。
図5は、落炭搬送装置30の制御系の構成を示すブロック図である。落炭搬送装置30は、制御部に相当する制御装置70と、検知部に相当する光学センサ72と、重量センサ74と、を更に備えている。
制御装置70は、落炭搬送装置30全体の制御を行うCPU80と、CPU80に実行させるプログラムが記憶されたROM82、CPU80の作業領域となるRAM84等を備えている。また、制御装置70は、落炭搬送装置30と、バキューム装置50と、光学センサ72と、重量センサ74とに通信可能に接続されている。
光学センサ72は、発光素子72aと受光素子72bとからなり、発光素子72aと受光素子72bは、一次払出コンベア160から二次払出コンベア161への乗り継ぎ部分の下部の両側部に、互いに対向するように配置されている。例えば、発光素子72aと受光素子72bは、吸引口56の上部に配置されている。そして、発光素子72aは受光素子72bに向けて発光し、受光素子72bは、受光量の情報を制御装置70に送信する。このため、ホッパ下コンベア140と一次払出コンベア160との乗り継ぎ部分において落炭が発生した場合、落炭が、発光素子72aと受光素子72bとの間を通るために、受光素子72bにおける受光量が低下する。制御装置70は、受光素子72bからの受光量の値が予め設定した値よりも低下した場合に、落炭が発生したと判定する。
重量センサ74は、仮設コンベア32に設置され、ベルト上の石炭の重量を測定するものである。重量センサ74は、測定した重量の情報を制御装置70に送信する。制御装置70は、重量センサ74からの測定した重量の値が予め設定した値よりも低い場合に、仮設コンベア32上に石炭がないと判定する。
次に、制御装置70による制御について説明する。
制御装置70は、光学センサ72から送信される受光量の値に基づいて落炭が発生したか否かを判定し、落炭が発生したと判定した場合に仮設コンベア32及びバキューム装置50を駆動させる。
更に、制御装置70は、バキューム装置50が駆動している状態で、光学センサ72から送信される受光量の値に基づいて落炭が発生したか否かを判定し、落炭が発生していないと判定した場合にタイマの計時を開始する。ここで、タイマは、CPU80がROM82に記憶されているプログラムを実行することによって果たすCPU80の機能の一つである。
そして、制御装置70は、タイマが一定時間(例えば、30秒)を計時したか否かを判定し、タイマが一定時間を計時したと判定するまでバキューム装置50を駆動させ、タイマが一定時間を計時したと判定した後は、バキューム装置50を停止させる。なお、タイマが一定時間に到達する前に、制御装置70が、落炭が発生したと判定した場合には、タイマの値がリセットされて再度計時を開始する。
更に、制御装置70は、タイマが一定時間(例えば、30秒)を計時した後、重量センサ74が測定した重量値に基づいて、仮設コンベア32上における石炭の有無を判定する。石炭が有ると判定した場合には、仮設コンベア32の駆動を継続し、石炭が有ると判定しない場合には、仮設コンベア32を停止させる。
すなわち、落炭が発生している状態では、バキューム装置50が自動的に駆動する。また、バキューム装置50が駆動している状態で、落炭が発生していない状態が一定時間継続した場合には、バキューム装置50が自動的に停止する。また、バキューム装置50が自動的に停止した後、仮設コンベア32において石炭がなくなった場合に、仮設コンベア32が自動的に停止する。
以上説明したように、本実施形態によれば、仮設コンベア32を設けたことにより、仮設コンベア32に落炭を乗せることによって、落炭が一次払出コンベア160に搬送されるようになり、従来のように、階上の落炭回収装置に落炭を運搬する必要がなくなる。また、落炭ホッパ40及びバキューム装置50が、上流側のホッパ下コンベア140と下流側の一次払出コンベア160との乗り継ぎ部分に配置されており、乗り継ぎ部分で落下した石炭の少なくとも一部を回収して一次払出コンベア160に搬送するため、落下した石炭を回収する作業員の負担を軽減することができる。特に、上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分は、落炭が多い箇所であるため、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことが可能になる。
また本実施形態によれば、バキューム装置50を設けたことにより、粒状の石炭や粉末状の石炭の回収が容易に可能になる。つまり、一次払出コンベア160から落下した石炭には粒状の石炭や粉末状の石炭が含まれており、このような石炭は、床に落下すると回収が難しくなる。そこで、一次払出コンベア160から落下した石炭をバキューム装置50で吸引して、一次払出コンベア160に搬送することにより、資源を無駄なく使用できるとともに、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことが可能になる。
また本実施形態によれば、落炭ホッパ40を備えたことにより、一次払出コンベア160から落下した石炭が、落炭ホッパ40の斜面を通って流下し、床面の所定箇所に向かってまとめて排出される。このように、一次払出コンベア160から落下した石炭が方々に散らばらずに一カ所にまとまった状態となるため、落下した石炭を回収する作業員の負担を軽減することが可能になり、より効率的に落炭を搬送系統に戻すことが可能になる。
また本実施形態によれば、一次払出コンベア160から落下する石炭を検出する光学センサ72と、光学センサ72が石炭を検出した場合にバキューム装置50及び仮設コンベア32を駆動させる制御装置70と、を備えることにより、一次払出コンベア160から落炭が発生した場合に、バキューム装置50及び仮設コンベア32が駆動するため、必要なときにバキューム装置50及び仮設コンベア32を駆動させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限るものではない。例えば、上述した実施形態においては、落炭ホッパ40は、落炭を回収して台車60に送り出しているが、それに限らず、落炭ホッパ40の斜面を滑り台状に構成し、回収した落炭を、落炭ホッパ40の斜面によって仮設コンベア32の下方の端部まで搬送して、仮設コンベア32に移送させてもよい。この構成は、落炭ホッパ40から仮設コンベア32の下方の端部までの落差が大きい場合に有効である。
また、上述した実施形態においては、一次払出コンベア160における仮設コンベア32が落炭を移送する箇所は、ホッパ下コンベア140と一次払出コンベア160との乗り継ぎ部分に対して一次払出コンベア160の搬送方向上流側である。しかし、一次払出コンベア160からの落炭量が比較的少ない場合には、乗り継ぎ部分に対して搬送方向下流側に移送してもよい。更には、一次払出コンベア160のような本設コンベアに限らず、仮設コンベア32に落炭を移送してもよい。
また、上述した実施形態においては、バキューム装置50によって回収された落炭は、ホッパ下コンベア140と一次払出コンベア160との乗り継ぎ部分に対して一次払出コンベア160の搬送方向上流側に移送されるが、石炭サイロ4からバンカ5(図1)までの搬送経路における所定の箇所に移送してもよい。この場合、所定の箇所まで落炭を空気搬送してもよい。更には、仮設コンベア32に移送してもよい。
4 石炭サイロ
4A サイロ行コンベア
4B バンカ行コンベア
5 バンカ
7 ボイラ
20 コンベア
20A コンベア
20B コンベア
20C コンベア
30 落炭搬送装置
32 仮設コンベア
40 落炭ホッパ
42 斜面
44 孔部
50 バキューム装置
52 駆動装置
54 ダクト
56 吸引口
58 排出口
60 台車
70 制御装置
72 光学センサ
72a 発光素子
72b 受光素子
74 重量センサ
80 CPU
82 ROM
84 RAM
100 石炭貯蔵設備
101 外壁
102 貯炭槽
104 主柱
105 中間柱
106 リング梁
108、108A、108B、108C 積付機
110 ホッパ
111、112、113、114 縦方向ホッパ壁
121、122、123 横方向ホッパ壁
130 払出機
131 回転部材
132 スリット
133 隙間
140 ホッパ下コンベア
160 一次払出コンベア
161 二次払出コンベア
164 搬送路カバー

Claims (4)

  1. 石炭サイロに貯蔵された石炭をボイラに搬送する複数のコンベアを有する搬送系統に配置され、前記搬送系統から落下した石炭を前記搬送系統に戻す落炭搬送装置であって、
    前記コンベアから落下した石炭を前記コンベアに搬送する仮設コンベアと、
    上流側のコンベアと下流側のコンベアとの乗り継ぎ部分に配置され、前記下流側のコンベアから落下した石炭が前記落炭搬送装置の設置床に到達する前に、前記落下した石炭の少なくとも一部を回収して、前記仮設コンベア又は前記搬送系統に搬送する落炭回収部とを備えることを特徴とする落炭搬送装置。
  2. 前記落炭回収部は、落炭を空気吸引によって回収する空気吸引部を備え、
    前記空気吸引部は、落炭を前記下流側のコンベアに搬送することを特徴とする請求項1記載の落炭搬送装置。
  3. 前記落炭回収部は、前記下流側のコンベアから落下した石炭が当接し、当該石炭を所定箇所に向かって流下させる斜面と、当該斜面によって案内された石炭を外部に送り出す孔部とを有する落炭案内部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の落炭搬送装置。
  4. 前記下流側のコンベアから落下する石炭を検出する検出部と、
    当該検出部が石炭を検出した場合に前記落炭回収部及び前記仮設コンベアを駆動させる制御部と、を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の落炭搬送装置。
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