JP2013202475A - アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法 - Google Patents

アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013202475A
JP2013202475A JP2012073056A JP2012073056A JP2013202475A JP 2013202475 A JP2013202475 A JP 2013202475A JP 2012073056 A JP2012073056 A JP 2012073056A JP 2012073056 A JP2012073056 A JP 2012073056A JP 2013202475 A JP2013202475 A JP 2013202475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ammonia
degassing membrane
acid solution
wastewater
membrane device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012073056A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5928070B2 (ja
Inventor
Keiji Seo
圭司 瀬尾
Yoichi Kawaguchi
洋一 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Engineering Co Ltd
Priority to JP2012073056A priority Critical patent/JP5928070B2/ja
Publication of JP2013202475A publication Critical patent/JP2013202475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5928070B2 publication Critical patent/JP5928070B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】従来のように装置設備や処理環境が複雑になることなく、効率的に且つ効果的に、工場排水等のアンモニアを含有する排水からアンモニアを除去することができるアンモニア除去方法を提供する。
【解決手段】アンモニアを含有する排水10のpHを10以上に調整した上で疎水性中空糸が組み込まれた脱気膜装置13,14に送液し、流体としての減圧ガスと向流接触させる。また、好ましくは、アンモニア含有排水の温度を50℃以上とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法に関する。
アンモニアは化学工業の分野において基礎的な窒素源であり、極めて重要な物質として多分野で利用されている。そのアンモニアを含んだ工場排水等は、一般排水として工場外へ放流されると環境汚染につながる恐れがあるため、水質汚濁防止法といった法令や条例で規制されている。そのため、アンモニアを含んだ排水中のアンモニア性窒素の除去に対する新しい処理技術の開発が求められている。
従来、このようなアンモニアを含有する排水からアンモニアを除去する方法としては、アンモニアを物理的に除去するアンモニアストリッピング法(例えば、特許文献1参照)や培養生物を用いた生物処理法(例えば、特許文献2参照)等が利用されてきた。
しかしながら、アンモニアストリッピング法では、排水が脱アンモニア塔内の充填材を落下する間にアンモニアを除去する方法であるので、ストリッピングの効率を上げるためには脱アンモニア塔の塔高を高いものにする必要があり、装置は極めて大きなものになる。また、気体となったアンモニアガスを吸収したり分解したりする手段が別途必要となるという問題がある。
また、生物処理法では、排水の濃度変化に対応させることが困難であり、また生物の培養環境として広大な池等の設備を必要とし、操業も複雑となる。
特開平08−197039号公報 特開平09−290297号公報
そこで、本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、従来のように装置設備や処理環境が複雑になることなく、効率的に且つ効果的に、工場排水等のアンモニアを含有する排水からアンモニアを除去することができるアンモニア除去方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るアンモニア除去方法は、アンモニアを含有する排水から該アンモニアを除去する方法であって、上記アンモニア含有排水のpHを10以上に調整した上で疎水性中空糸が組み込まれた脱気膜装置に送液し、流体としての減圧ガスと向流接触させることを特徴とする。
本発明に係るアンモニア除去方法によれば、従来のように装置設備や処理環境が複雑になることなく、効率的に且つ効果的に、工場排水等のアンモニアを含有する排水からアンモニアを除去することができる。
第1の実施形態に係るアンモニアの除去方法の流れの一例を示すシステムフロー図である。 pHを8〜13の間で変化させたアンモニア含有排水についての接触時間と排水中のアンモニア性窒素濃度の関係を示すグラフである。 液温を10℃〜50℃の間で変化させたアンモニア含有排水についての接触時間と排水中のアンモニア性窒素濃度の関係を示すグラフである。 第2の実施形態に係るアンモニアの除去方法の流れの一例を示すシステムフロー図である。 流体としての硫酸溶液を用いて向流接触させた場合におけるアンモニア含有排水の接触時間に対する排水中のアンモニア性窒素濃度の関係を示すグラフである。
以下、本発明に係るアンモニアの除去方法の具体的な実施の形態(以下、本実施の形態という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明に要旨を変更しない範囲で変更が可能である。
<第1の実施形態>
本実施の形態に係るアンモニアの除去方法は、工場排水等のアンモニアを含有する排水(以下、「アンモニア含有排水」、又は単に「排水」ともいう。)からそのアンモニアを除去する方法であって、アンモニアを効率的に且つ効果的に除去することを可能にする。
具体的に、このアンモニアの除去方法は、アンモニア含有排水のpHを10以上に調整した上で、そのpH調整したアンモニア含有排水を疎水性中空糸が組み込まれた脱気膜装置に送液し、流体としての減圧ガス(空気)と向流接触させることを特徴としている。
図1は、本実施の形態に係るアンモニアの除去方法の流れの一例を示すシステムフロー図である。この図1並びに後述の図4のシステムフロー図においては、「脱気膜装置13,14」として、排水中のアンモニアを除去する脱気膜装置を2つ備える構成を示している。処理に際しては、基本的には、その双方の脱気膜装置を運転させてアンモニア除去処理を行い、脱気膜装置を構成する脱気膜が目詰まりした場合には、その目詰まりした一方を停止させて、例えば洗浄等の処理を行うことによってその脱気膜の目詰まりを除去することができる。
なお、当該システムとしては、図1のように脱気膜装置を2つ備える態様に限定されるものではなく、3つ以上備えるようにしてもよく、処理すべきアンモニア含有排水の量等に応じて脱気膜装置の数を変更することができる。
図1に示すように、先ず、例えば工場排水等のアンモニア含有排水の原液は、排水供給槽11に一旦収容され、送液ポンプ12の駆動によって脱気膜装置13,14の液導入口13a,14aから導入される。一方、大気から回収した空気(ガス)は、真空ポンプ15により真空引きされ、減圧ガスとして脱気膜装置13,14の流体導入口13b,14bに導入される。
脱気膜装置13,14には、疎水性中空糸からなる脱気膜が組み込まれている。脱気膜装置13,14では、アンモニア含有排水が液導入口13a,14aから導入されると、流体導入口13b,14bから導入された減圧ガスと向流接触するようになる。すると、ヘンリーの法則に基づいて、アンモニア含有排水中のアンモニア濃度が低下する。すなわち、非解離性の溶存アンモニアが脱気されて(空気中に移行して)除去される。
脱気膜装置13,14に組み込まれた疎水性中空糸からなる脱気膜としては、特に限定されないが、例えばその中空糸の径が300μm程度で、空孔サイズが0.03μm程度、(平均)空孔率が40〜50%程度である。このように、脱気膜装置13,14では、構成部材である脱気膜の空孔サイズが小さいことから、例えば有機物等の分子径の大きな成分はその空孔から抜け出ずにアンモニア含有排水中に残存し、除去対象となるアンモニアのみが確実に除去される。
本実施の形態に係るアンモニアの除去方法においては、このとき、アンモニア含有排水のpHを調整した上で、脱気膜装置13,14に導入することが重要となる。具体的には、アンモニア含有排水をpH10以上、好ましくは11以上、より好ましくはpH13以上に調整して導入する。このように、アンモニア含有排水のpHを予めpH10以上、好ましくは11以上、より好ましくはpH13以上に調整した上で脱気膜装置13,14に導入させることによって、アンモニアの除去効率を効果的に高めることができる。
ここで図2に、pHを8〜13の間で変化させたアンモニア含有排水(アンモニア性窒素濃度:7〜8g/L、液温25℃)の各サンプルについて、脱気膜装置を用いて減圧ガスと向流接触させた時間に対するアンモニア含有排水中に残留したアンモニア性窒素濃度の関係を示す。なお、この試験では、中空糸径約300μm、空孔サイズ約0.03μm、(平均)空孔率約40〜50%の脱気膜を組み込んだ脱気膜装置を用い、排水流量5L/分、減圧ガス圧力−0.05MPaGとして処理した。
図2に示されるように、アンモニア含有排水のpHが8〜9の中性付近では、接触時間を長くしても殆どアンモニアが除去されないが、pHを10以上に調整した場合には、接触時間を長くするに従って、効果的に排水中のアンモニア性窒素濃度が減少し、アンモニアが除去されることが分かる。このことは、予めpHを10以上に調整することによって、排水中の非解離性のアンモニアが増大するためと考えられる。また特に、pHを13以上に調整した場合には、接触時間500秒程度の短時間で約70%以上のアンモニアが除去され、より効率的に除去できることが分かる。
アンモニア含有排水のpH調整は、例えば図1に示す排水供給槽11にて行うことができる。また、そのpH調整においては、例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリを添加して行うことができる。
また、本実施の形態に係るアンモニアの除去方法においては、上述のようにアンモニア含有排水のpHを調整するとともに、その温度(液温)を調整することが好ましい。具体的には、アンモニア含有排水の温度を予め50℃以上に高めた上で脱気膜装置13,14に導入させることが好ましい。このように、アンモニア含有排水のpHを調整するとともに、その温度を50℃以上に調整した上で脱気膜装置13,14に導入させることによって、アンモニアの除去効率をより一層に高めることができ、アンモニア含有排水中のアンモニアをほぼ確実に除去することができる。
ここで図3に、液温を10℃〜50℃の間で変化させたアンモニア含有排水(アンモニア性窒素濃度:7〜8g/L、pH10)の各サンプルについて、脱気膜装置を用いて減圧ガスと向流接触させた時間に対するアンモニア含有排水中に残留したアンモニア性窒素濃度の関係を示す。なお、脱気膜装置を含めた脱気処理条件は上述のpH検討に際しての条件と同様である。
図3に示されるように、アンモニア含有排水の温度を高くするにつれて、接触時間の経過の伴い効果的に排水中のアンモニア性窒素濃度が減少しており、アンモニアが除去されることが分かる。その中でも特に、排水の温度を50℃以上に調整した場合には、接触時間500秒程度の短時間で殆どのアンモニアが除去され、1000秒程度の短時間で完全に除去されたことが分かる。このことは、予め液温を50℃以上に調整することによって、ヘンリー定数が大きくなるためであると考えられる。
このように、アンモニア含有排水中のアンモニアを脱気膜装置13,14により除去するにあたっては、上述のように予め排水のpHを10以上に調整するとともに、その温度を50℃以上に調整することによって、より効率的に且つ効果的に、アンモニアを除去することができる。
アンモニア含有排水の温度調整は、例えば図1に示す排水供給槽11を恒温槽として50℃以上の温度に制御することによって行うことができる。また、排水供給槽11の周囲にヒータ等を設けて、収容したアンモニア含有排水を加熱して50℃以上に調整するようにしてもよい。
以上のようにして脱気膜装置13,14に導入され、アンモニアが除去された排水10は、図1に示すように払出槽16に送液され、送液ポンプ17を介して排水処理に移行する。なお、この排水10を再び排水供給槽11に戻し入れるように循環させて、繰り返し脱気膜装置13,14に導入することもできる。
一方で、真空ポンプ15で真空引きされた空気は、脱気膜装置13,14を通過後にアンモニア含有排水中に含まれていたアンモニアガスと共に回収硫安スクラバー18に回収される。なお、回収硫安スクラバー18には、供給された硫酸溶液が収容されており、アンモニアガスを回収して硫酸アンモニウムを生成させる。生成した硫酸アンモニウムは、送液ポンプ19を介して再利用される。
ところで、上述のように、脱気膜装置13,14を構成する脱気膜の空孔サイズは小さく、そのため、有機物等の分子径の大きな液体成分は脱気膜を通過せずにアンモニア含有排水中に残存する。しかしながら、連続的に長期間に亘って排水処理に用いると、それら有機物や排水中の塩が原因となって膜の目詰まりが生じることがある。このような目詰まりが生じると、アンモニア除去効率は著しく低下する。
そこで、このアンモニアの除去方法においては、アンモニア含有排水を送液させた後の脱気膜装置13,14を構成する脱気膜を、硫酸等の酸溶液で洗浄することが好ましい。具体的には、図1に示すように、例えば硫酸溶液を膜再生用液貯留槽21に供給して収容し、送液ポンプ22により、液導入口13a,14aを介して脱気膜装置13,14に硫酸溶液を導入することによって、目詰まりが生じた脱気膜を洗浄する。なお、例えば、目詰まりが生じた脱気膜が脱気膜装置13に構成されている場合、その脱気膜装置13を停止させ、もう一方の脱気膜装置14の処理能力を増強させてアンモニア除去処理を補足するようにする。
このようにして膜再生用酸貯留槽21から導入された硫酸溶液によって酸洗浄が行われると、その硫酸溶液が循環して膜再生用酸貯留槽21内に脱気膜の目詰まりの原因となっていた有機物等の化合物が移行されることになる。この硫酸溶液は、送液ポンプ22を介して払出槽16に送液され、アンモニアが除去された排水と共に排水処理に施される。
この脱気膜の酸洗浄は、一定期間毎に定期的に行うようにしてもよいが、処理される排水10の種類によって脱気膜に及ぼす目詰まりの影響は異なることから、目詰まりによってアンモニア除去効率が低下する前に処理することが好ましい。具体的にその方法としては、例えば、脱気膜装置13,14に送液させる前のアンモニア含有排水の圧力と脱気膜装置13,14に送液させてアンモニアを除去した後の排水の圧力をそれぞれ測定し、それらの圧力の圧力差に応じて脱気膜の目詰まりを検知して酸洗浄を行うようにする。
より具体的には、図1に示すように、例えば、排水供給槽11と脱気膜装置13,14との間の配管内に圧力計23を設けて、排水供給槽11から送液され脱気膜装置13,14に導入される前のアンモニア含有排水の圧力を測定する。また、脱気膜装置13,14と払出槽16との間の配管内に圧力計24を設けて、脱気膜装置13,14に送液させてアンモニアを除去した後の排水の圧力を測定する。そして、それらの測定した圧力の圧力差を測定してモニタリングし、その圧力差が所定以上となったときに目詰まりが生じたと判断してその脱気膜を含む脱気膜装置13(又は14)を停止させ、脱気膜に対して酸洗浄を行うようにする。
脱気膜に目詰まりが生じると、アンモニア含有排水と減圧ガスとの接触が減少し、アンモニア除去効率が低下してしまう。そのため、脱気膜装置13,14に対する送液前後の排水の圧力差に着目し、その圧力差が所定以上となったときは脱気膜に目詰まりが生じていると判断し、アンモニア除去効率を回復させるために脱気膜に対して酸洗浄処理を行って、脱気膜の目詰まりを取り除く。これにより、過度に脱気膜装置13,14のアンモニア除去効率を低下させることなく効率的な処理を行うことが可能となる。また、酸洗浄を効率的に行うことによって、その脱気膜も繰り返し使用することが可能となる。
この酸洗浄処理は、例えば脱気膜装置13,14において、各圧力計23,24にて測定した圧力値を受信して圧力差を算出し、その圧力差が所定以上となったときに目詰まりが生じた脱気膜を含む脱気膜装置を自動的に停止させ、その脱気膜を酸洗浄するように制御する洗浄制御部を設けて、自動制御する構成としてもよい。
ここで、このアンモニアの除去方法において、流体としての減圧ガスを送流して通過させた側の脱気膜装置13,14を構成する脱気膜は、ガスを通過させたことから脱気膜の目詰まりは生じ難い。しかしながら、仮に減圧ガスを通過させた脱気膜においても目詰まりが生じた場合には、アンモニア除去効率が低下することになる。したがって、この場合にも、脱気膜装置13,14を構成する脱気膜の目詰まりを的確に検知できるようにすることが好ましい。
このように減圧ガスを通過させた脱気膜についても目詰まりを的確に検知することにより、その脱気膜を含む脱気膜装置を速やかに停止させることができ、アンモニア除去効率の低下による不十分な処理が生じてしまうことを防ぐことが可能となり、操業効率を高めることができる。また、このように目詰まりを的確に検知できることにより、運転を停止させた脱気膜装置に対して、その目詰まりの原因に応じた洗浄等の適切な処理を迅速に行うことができる。
具体的にその目詰まりの検知方法としては、図1に示すように、例えば、脱気膜装置13,14に導入される前の減圧ガスの圧力を圧力計25で測定するとともに、脱気膜装置13,14通過後の減圧ガス、すなわち除去したアンモニアを含む減圧ガスの圧力を圧力計26で測定することによって、それらの測定した圧力の圧力差に応じて検知するようにする。
より具体的には、脱気膜の目詰まりが発生してアンモニア除去効率が低下している場合、脱気膜装置13,14に導入される前の減圧ガスの圧力と脱気膜装置13,14通過後の減圧ガスの圧力との差は大きくなる。したがって、上述した圧力計25,26で測定したそれぞれの圧力の圧力差が所定以上となったときに脱気膜装置13,14を構成する脱気膜に目詰まりが生じていると判断することができる。
脱気膜に目詰まりが生じると、アンモニア含有排水と減圧ガスとの接触が減少し、アンモニア除去効率が低下してしまう。そのため、脱気膜装置13,14に対する送液前後の排水の圧力差に着目し、その圧力差が所定以上となったときは脱気膜に目詰まりが生じていると判断し、そして、目詰まりが検知された場合には、その脱気膜装置の運転を停止させるようにする。これにより、例えば脱気膜装置13の脱気膜に目詰まりが生じた場合には、迅速にもう一方の脱気膜装置14の処理能力を高めて補足することで、過度にアンモニア除去効率を過度に低下させることなく効率的な処理を行うことが可能となる。
なお、この減圧ガス側の脱気膜の目詰まりの検知についても、例えば脱気膜装置13,14において、各圧力計25,26にて測定した圧力値を受信して圧力差を算出し、その圧力差が所定以上となったときに自動的に警告等を発して脱気膜装置の運転を停止させるように制御する制御部を設けて、自動制御する構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態に係るアンモニアの除去方法によれば、予めそのpHを10以上に調整し、さらに好ましくはその温度を50℃以上に調整したアンモニア含有排水を脱気膜装置に送液させることによって、高い除去率で排水からアンモニアを除去することができる。
しかも、上述のように、少なくとも脱気膜装置、送液ポンプ、真空ポンプを用いた設備点数の少ないシンプルな設備によって行うことができ、従来のように設備構成や処理環境が複雑になることなく、効率的に且つ効果的に、アンモニアを除去することができる。
<第2の実施形態>
上述の第1の実施形態では、脱気膜装置13,14内において、アンモニア含有排水を流体としての減圧ガスと向流接触させる例について説明したが、これに限られるものではなく、減圧ガスに代えて硫酸溶液を流体として用いて向流接触させるようにしてもよい。なお、下記の説明において、上述した第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、第2の実施形態に係るアンモニアの除去方法の流れの一例を示すシステムフロー図である。図4に示すように、先ず、例えば工場排水等のアンモニア含有排水の原液は、排水供給槽11に一旦収容され、送液ポンプ12の駆動によって脱気膜装置13,14の液導入口13a,14aから導入される。一方、流体として用いる硫酸溶液が、硫酸/硫安槽31に供給されて収容され、送液ポンプ32の駆動によって脱気膜装置13,14の流体導入口13b,14bに導入される。
このとき、上述の第1の実施形態と同様に、脱気膜装置13,14にてアンモニアを除去するに先立ち、例えば排水供給槽11内において、アンモニア含有排水のpHを10以上に調整する。また、好ましくは、pHを10以上に調整するとともに、その液温を50℃以上となるように調整する。
そして、脱気膜装置13,14では、導入されたアンモニア含有排水と流体としての硫酸溶液とが向流接触することによって、アンモニア含有排水中に含まれる非解離性の溶存アンモニアが脱気されることによって、アンモニア含有排水中のアンモニアが除去される。
ここで図5に、上述のようにアンモニア含有排水(pH10、液温50℃)を、流体としての硫酸溶液と向流接触させた場合における、その接触時間に対するアンモニア含有排水中に残留したアンモニア性窒素濃度の関係を示す。この図5のグラフでは、流体として減圧ガスを用いて向流接触させた場合(第1の実施形態)におけるアンモニア性窒素濃度の推移も併せて示す。
なお、処理対象としたアンモニア含有排水は、アンモニア性窒素濃度が2.6〜2.9g/Lの低濃度のものを用いた。また、この試験では、中空糸径約300μm、空孔サイズ約0.03μm、(平均)空孔率約40〜50%の脱気膜を組み込んだ脱気膜装置を用い、排水流量5L/分、硫酸流量2.5L/分として処理した。また、参照例としての減圧ガスによる処理では、減圧ガス圧力−0.05MPaGとした。
図5に示されるように、流体として硫酸溶液を用いた場合では、低濃度のアンモニア含有排水においても、200秒未満の短時間の間でアンモニア性窒素濃度を1g/L以下にすることができ、効率的にアンモニアを除去できることが分かる。しかも、流体として減圧ガスを用いた場合よりも、その除去効率が向上していることが分かる。さらに、硫酸溶液を用いた場合では、減圧ガスを用いた場合よりもアンモニア性窒素濃度の低減率が高く、より効果的にアンモニアを除去できることが分かる。
このように、流体として硫酸溶液を用いてアンモニア含有排水と向流接触させることによって、低濃度のアンモニア含有排水であっても、効率的に且つ効果的に、アンモニアを除去することができる。
以上のようにして脱気膜装置13,14に導入され、アンモニアが除去された排水10は、図1に示すように払出槽16に送液され、送液ポンプ17を介して排水処理に移行する。一方で、硫酸溶液は、脱気膜装置13,14を通過後にアンモニア含有排水中に含まれていたアンモニアと共に、再び硫酸/硫安槽31に回収される。
なお、第2の実施形態に係るアンモニアの除去方法においても、排水供給槽11から送液され脱気膜装置13,14に導入される前のアンモニア含有排水の圧力を圧力計23で測定するとともに、脱気膜装置13,14に送液させてアンモニアを除去した後の排水の圧力を圧力計24で測定し、それらの測定した圧力の圧力差が所定以上となったときに目詰まりが生じていると判断し、目詰まりが生じている脱気膜を含む脱気膜装置13(又は14)を停止させ、その目詰まりが生じた脱気膜に対して硫酸溶液等の酸を用いた酸洗浄を行うようにすることができる。なお、このとき、停止させた脱気膜装置13(又は14)に対してもう一方の脱気膜装置14(又は13)の処理能力を増強させてアンモニア除去処理を補足するようにする。
具体的には、図4に示すように、例えば硫酸溶液が供給された硫酸/硫安槽31から、送液ポンプ32を介して、脱気膜装置13,14の液導入口13a,14aから硫酸溶液を導入することによって、アンモニア含有排水が導入される側の脱気膜を洗浄する。
このようにして硫酸/硫安槽31から導入された硫酸溶液によって酸洗浄が行われると、その硫酸溶液が循環して硫酸/硫安槽31内に脱気膜の目詰まりの原因となっていた有機物等の化合物が移行されることになる。この硫酸溶液は、送液ポンプ32を介して払出槽16に送液され、アンモニアが除去された排水と共に排水処理に施される。
また、第2の実施形態に係るアンモニアの除去方法においては、流体として硫酸溶液を用いている。そのため、流体としての硫酸溶液が導入される側の脱気膜においても、目詰まりが生じやすくなるため、適切に洗浄処理を施すことが好ましい。
この流体としての硫酸溶液が導入される側の脱気膜の洗浄処理については、図4に示すように、脱気膜装置13,14に導入される前の硫酸溶液の圧力を圧力計33で測定するとともに、脱気膜装置13,14通過後の除去したアンモニアを含む硫酸溶液の圧力を圧力計34で測定し、それらの測定した圧力の圧力差に応じて洗浄処理を行うようにする。
脱気膜の目詰まりが発生してアンモニア除去効率が低下している場合、脱気膜装置13,14に導入される前の硫酸溶液の圧力と脱気膜装置13,14通過後の硫酸溶液の圧力との差は大きくなるため、その圧力差によって目詰まりを的確に検知することができる。
具体的には、それらの圧力の圧力差が所定以上となったときに脱気膜装置13(又は14)を構成する脱気膜に目詰まりが生じていると判断し、その脱気膜装置13(又は14)を停止させて、脱気膜に対する洗浄処理を施す。これにより、アンモニア除去効率を過度に低下させることなく効率的な処理を行うことを可能にする。
流体としての硫酸溶液を導入する側の脱気膜に対する洗浄は、水又は有機酸溶液を用いて行うことができる。具体的には、図4に示すように、例えば水又は有機酸溶液を膜再生用液貯留槽21に供給して収容し、送液ポンプ22を介して、脱気膜装置13,14の液導入口13b,14bから水又は有機酸溶液を導入して脱気膜を洗浄する。
このようにして膜再生用液貯留槽21から導入された水又は有機酸溶液によって酸洗浄が行われると、その水又は有機酸溶液が循環して、膜再生用液貯留槽21内に脱気膜の目詰まりの原因となっていた塩等を含む化合物が移行されることになる。この塩等を含む化合物が含有された溶液は、送液ポンプ22を介して払出槽16に送液され、アンモニアが除去された排水と共に排水処理に施される。
この脱気膜の洗浄は、一定期間毎に定期的に行うようにしてもよいが、処理される排水10の種類によって脱気膜に及ぼす目詰まりの影響は異なることから、目詰まりによってアンモニア除去効率が低下する前に処理することが好ましい。したがって、上述のように、アンモニア含有排水を導入する側の脱気膜については、脱気膜装置13,14の通過前後におけるアンモニア含有排水の圧力差に応じて目詰まりを検知し、流体としての硫酸溶液を導入する側の脱気膜については、脱気膜装置13,14の通過前後における硫酸溶液の圧力差に応じて目詰まりを検知して、その脱気膜に対する洗浄を行う。このことによって、アンモニア除去効率を低下させることなく、効率的な処理を行うことが可能になる。
以上、第2の実施形態として示したように、pHを10以上となるように調整し、好ましくはその温度を50℃以上に調整したアンモニア含有排水に対して、減圧ガスに代えて硫酸溶液を向流接触させれば、アンモニア濃度が低い排水であっても、より高い除去率で効率的にアンモニアを除去することができる。
11 排水供給槽、12 送液ポンプ、13,14 脱気膜装置、13a,14a 液導入口、13b,14b 流体導入口、15 真空ポンプ、16 払出槽、17 送液ポンプ、18 回収硫安スクラバー、19 送液ポンプ、21 膜再生用液貯留槽、22 送液ポンプ、23,24,25,26 圧力計、31 硫酸/硫安槽、32 送液ポンプ

Claims (10)

  1. アンモニアを含有する排水から該アンモニアを除去する方法であって、
    上記アンモニア含有排水のpHを10以上に調整した上で疎水性中空糸が組み込まれた脱気膜装置に送液し、流体としての減圧ガスと向流接触させることを特徴とするアンモニア除去方法。
  2. 上記アンモニア含有排水の温度を50℃以上とすることを特徴とする請求項1記載のアンモニア除去方法。
  3. 上記アンモニア含有排水のpHを13以上に調整することを特徴とする請求項1又は2記載のアンモニア除去方法。
  4. 上記アンモニア含有排水を送液させた後の脱気膜装置を酸溶液で洗浄することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のアンモニア除去方法。
  5. 上記脱気膜装置に送液させる前のアンモニア含有排水の圧力と、該脱気膜装置に送液させてアンモニアを除去した後の排水の圧力との圧力差を測定し、その圧力差が所定以上となったときに該脱気膜装置を上記酸溶液で洗浄することを特徴とする請求項4記載のアンモニア除去方法。
  6. 上記減圧ガスに代えて硫酸溶液を流体として用い、該硫酸溶液と上記アンモニア含有排水とを向流接触させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のアンモニア除去方法。
  7. 上記アンモニア含有排水を送液させた後の脱気膜装置を酸溶液で洗浄することを特徴とする請求項6記載のアンモニア除去方法。
  8. 上記脱気膜装置に送液させる前のアンモニア含有排水の圧力と、該脱気膜装置に送液させてアンモニアを除去した後の排水の圧力との圧力差を測定し、その圧力差が所定以上となったときに該脱気膜装置を上記酸溶液で洗浄することを特徴とする請求項7記載のアンモニア除去方法。
  9. 上記流体としての硫酸溶液を送液させた後の脱気膜装置を水又は有機酸溶液で洗浄することを特徴とする請求項6乃至8の何れか1項記載のアンモニア除去方法。
  10. 上記脱気膜装置に導入される前の硫酸溶液の圧力と、該脱気膜装置を通過させ除去したアンモニアを含む硫酸溶液との圧力差を測定し、その圧力差が所定以上となったときに該脱気膜装置を上記水又は有機酸溶液で洗浄することを特徴とする請求項9記載のアンモニア除去方法。
JP2012073056A 2012-03-28 2012-03-28 アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法 Expired - Fee Related JP5928070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073056A JP5928070B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073056A JP5928070B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013202475A true JP2013202475A (ja) 2013-10-07
JP5928070B2 JP5928070B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=49522183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012073056A Expired - Fee Related JP5928070B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5928070B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104961183A (zh) * 2015-05-15 2015-10-07 浙江沐源环境工程有限公司 一种利用错流接触式脱气膜进行废水中氨气的回收装置
WO2016063578A1 (ja) * 2014-10-24 2016-04-28 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理装置および処理方法
WO2016063581A1 (ja) * 2014-10-22 2016-04-28 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理方法および処理装置
CN107043185A (zh) * 2017-06-19 2017-08-15 深圳慧欣环境技术有限公司 一种线路板蚀刻废液氨氮资源化回收处理方法及系统
JP2017159233A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理方法および処理装置
JP2017217608A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 オルガノ株式会社 水処理方法および装置、水処理装置の改造方法、並びに水処理装置改造用キット
JP2019055346A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社東芝 アンモニア分離方法、水処理方法、アンモニア分離装置、及び、水処理装置
JP2021507463A (ja) * 2017-12-15 2021-02-22 ポスコPosco 二次電池用正極活物質前駆体の製造方法およびこれを利用した製造装置

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358977A (en) * 1976-11-09 1978-05-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Separating method by use of membrane
JPH0551432U (ja) * 1991-12-11 1993-07-09 大日本インキ化学工業株式会社 中空糸型モジュール
JPH06182326A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Tohoku Electric Power Co Inc アンモニウムイオンの除去方法
JPH06182149A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Tohoku Electric Power Co Inc 排水中のアンモニア除去方法
JPH06335623A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Dainippon Ink & Chem Inc 脱気膜および脱気方法
JPH07163845A (ja) * 1993-12-16 1995-06-27 Hitachi Ltd 硝酸アンモニウム含有廃液の処理装置
JPH0975914A (ja) * 1995-09-11 1997-03-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd 脱気式浄水装置
JPH10235103A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Toyo Eng Corp 微少重力環境下における気液分離装置および気液分離方法
JP2000509329A (ja) * 1996-10-24 2000-07-25 コンパクト・メンブレン・システムズ・インコーポレイテッド 液体のガス化及び脱ガス化法
JP2001137837A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Japan Organo Co Ltd 揮発性有機物質を含む水の処理装置および地下水の無害化処理装置
JP2003175385A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Nippon Shokubai Co Ltd アンモニア含有廃水の浄化方法
JP2005538827A (ja) * 2002-09-12 2005-12-22 ケミトリート ピーティーイー リミテッド 水からの有機不純物除去方法
JP2006213535A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Jfe Engineering Kk 廃棄物をガス化溶融炉で処理する際に発生する塩水からの塩製造方法及び装置
JP2007090249A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Japan Nuclear Cycle Development Inst States Of Projects 膜脱気装置の洗浄方法
US20080277289A1 (en) * 2007-05-11 2008-11-13 Leonard Paul Seed Wastewater ammonium extraction and electrolytic conversion to nitrogen gas
JP2009066557A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd バイオガスシステム
JP2013535321A (ja) * 2010-07-30 2013-09-12 ザルトリウス・シュテーディム・ビーオテヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 水性媒体を脱ガスするための装置および方法

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358977A (en) * 1976-11-09 1978-05-27 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Separating method by use of membrane
JPH0551432U (ja) * 1991-12-11 1993-07-09 大日本インキ化学工業株式会社 中空糸型モジュール
JPH06182326A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Tohoku Electric Power Co Inc アンモニウムイオンの除去方法
JPH06182149A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Tohoku Electric Power Co Inc 排水中のアンモニア除去方法
JPH06335623A (ja) * 1993-05-28 1994-12-06 Dainippon Ink & Chem Inc 脱気膜および脱気方法
JPH07163845A (ja) * 1993-12-16 1995-06-27 Hitachi Ltd 硝酸アンモニウム含有廃液の処理装置
JPH0975914A (ja) * 1995-09-11 1997-03-25 Mitsubishi Rayon Co Ltd 脱気式浄水装置
JP2000509329A (ja) * 1996-10-24 2000-07-25 コンパクト・メンブレン・システムズ・インコーポレイテッド 液体のガス化及び脱ガス化法
JPH10235103A (ja) * 1997-02-21 1998-09-08 Toyo Eng Corp 微少重力環境下における気液分離装置および気液分離方法
JP2001137837A (ja) * 1999-11-15 2001-05-22 Japan Organo Co Ltd 揮発性有機物質を含む水の処理装置および地下水の無害化処理装置
JP2003175385A (ja) * 2001-12-12 2003-06-24 Nippon Shokubai Co Ltd アンモニア含有廃水の浄化方法
JP2005538827A (ja) * 2002-09-12 2005-12-22 ケミトリート ピーティーイー リミテッド 水からの有機不純物除去方法
JP2006213535A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Jfe Engineering Kk 廃棄物をガス化溶融炉で処理する際に発生する塩水からの塩製造方法及び装置
JP2007090249A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Japan Nuclear Cycle Development Inst States Of Projects 膜脱気装置の洗浄方法
US20080277289A1 (en) * 2007-05-11 2008-11-13 Leonard Paul Seed Wastewater ammonium extraction and electrolytic conversion to nitrogen gas
JP2009066557A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd バイオガスシステム
JP2013535321A (ja) * 2010-07-30 2013-09-12 ザルトリウス・シュテーディム・ビーオテヒ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 水性媒体を脱ガスするための装置および方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016011590; A.Hasanoglu: 'Ammonia removal from wastewater streams through membrane contactors:Experimental and theoretical ana' Chemical Engineering Journal Volume 160 Issue2, 20100601, pp.530-537 *

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016063581A1 (ja) * 2014-10-22 2016-04-28 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理方法および処理装置
TWI646056B (zh) * 2014-10-24 2019-01-01 日商奧璐佳瑙股份有限公司 含有氨之排放水的處理裝置及處理方法
WO2016063578A1 (ja) * 2014-10-24 2016-04-28 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理装置および処理方法
JP2016083609A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理装置および処理方法
CN104961183A (zh) * 2015-05-15 2015-10-07 浙江沐源环境工程有限公司 一种利用错流接触式脱气膜进行废水中氨气的回收装置
JP2017159233A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理方法および処理装置
WO2017154393A1 (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 オルガノ株式会社 アンモニア含有排水の処理方法および処理装置
WO2017213050A1 (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 オルガノ株式会社 水処理方法および装置、水処理装置の改造方法、並びに水処理装置改造用キット
JP2017217608A (ja) * 2016-06-07 2017-12-14 オルガノ株式会社 水処理方法および装置、水処理装置の改造方法、並びに水処理装置改造用キット
CN107043185A (zh) * 2017-06-19 2017-08-15 深圳慧欣环境技术有限公司 一种线路板蚀刻废液氨氮资源化回收处理方法及系统
JP2019055346A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社東芝 アンモニア分離方法、水処理方法、アンモニア分離装置、及び、水処理装置
JP6995543B2 (ja) 2017-09-19 2022-01-14 株式会社東芝 アンモニア分離方法、水処理方法、アンモニア分離装置、及び、水処理装置
JP2021507463A (ja) * 2017-12-15 2021-02-22 ポスコPosco 二次電池用正極活物質前駆体の製造方法およびこれを利用した製造装置
JP7012855B2 (ja) 2017-12-15 2022-01-28 ポスコ 二次電池用正極活物質前駆体の製造方法およびこれを利用した製造装置
US11827524B2 (en) 2017-12-15 2023-11-28 Posco Holdings Inc. Method for preparing cathode active material precursor for secondary battery, and preparation apparatus using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP5928070B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5928070B2 (ja) アンモニア含有排水からのアンモニア除去方法
JP5757089B2 (ja) 有機物含有水の処理方法及び処理装置
JP2012192374A (ja) 水処理装置
JP5768959B2 (ja) 水処理装置
JP5287908B2 (ja) 水処理装置
WO2012144384A1 (ja) 放射性ハロゲン含有水の浄化方法、透過水の製造方法および放射性ハロゲン含有水の浄化装置
JP5961916B2 (ja) 水処理装置
JP5050605B2 (ja) 有機物処理方法及び有機物処理装置
JP5609174B2 (ja) 水処理システム
CN110540318A (zh) 一种污水回收处理系统及处理工艺
JP2006297180A (ja) 超純水製造供給装置の洗浄方法
KR101901343B1 (ko) 역삼투막 세정장치 및 방법
JP4916828B2 (ja) 放射性物質含有排水の処理方法および装置
CN111330449A (zh) 一种反渗透膜污染清洗再生的方法
JP2007090249A (ja) 膜脱気装置の洗浄方法
JP6540154B2 (ja) 逆浸透膜の洗浄方法
JP2006281174A (ja) 排水のリサイクル処理方法及び排水リサイクル処理装置並びに排水リサイクル処理システム
JP5110013B2 (ja) フッ素含有排水の処理方法、及び処理装置
JP2009189943A (ja) 水処理方法および水処理装置
JP2011104504A (ja) 水処理設備の洗浄方法
JP5845478B2 (ja) 放射性物質含有排水の処理方法及び処理装置
JP2011041907A (ja) 水処理システム
JP3906855B2 (ja) 有機物及び酸化剤含有排水の処理方法及び処理装置
JP4180019B2 (ja) 逆浸透膜の洗浄方法およびこの方法を用いた廃水回収方法
JP2008237986A (ja) ホウ素含有水の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20151126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20151126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160119

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5928070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees