JP2013202443A - 鱗茎菜用回転円筒選別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鱗茎菜をせん断することなく、鱗茎菜の量を調節しながら選別筒に投入し、選別筒への負荷を軽減させ耐久性を向上させるとともに、作業効率を改善する鱗茎菜用回転円筒選別装置を提供する。
【解決手段】基台と、第1選別孔を有する第1選別筒の外側に、前記第1選別孔より小形の第2選別孔を有する第2選別筒を同心円状に配置させた二重構造からなり、第1選別筒の一端に設けられる開口窓が他端に設けられる排出口より高い位置となるよう傾斜させて前記基台に回転自在に配設され、前記選別孔より被選別物を選別する選別筒と、前記選別筒を回転させる駆動部と、前記選別筒へと被選別物を誘導する誘導孔を備えるホッパとを備え、前記開口窓と前記ホッパの誘導孔とを偏心させ重合配置して連通範囲を形成し、被選別物が移動可能な最小連通範囲を確保するとともに、前記選別筒の回転に伴い、前記連通範囲が周期的に変動する鱗茎菜用回転円筒選別装置。
【選択図】 図1
【解決手段】基台と、第1選別孔を有する第1選別筒の外側に、前記第1選別孔より小形の第2選別孔を有する第2選別筒を同心円状に配置させた二重構造からなり、第1選別筒の一端に設けられる開口窓が他端に設けられる排出口より高い位置となるよう傾斜させて前記基台に回転自在に配設され、前記選別孔より被選別物を選別する選別筒と、前記選別筒を回転させる駆動部と、前記選別筒へと被選別物を誘導する誘導孔を備えるホッパとを備え、前記開口窓と前記ホッパの誘導孔とを偏心させ重合配置して連通範囲を形成し、被選別物が移動可能な最小連通範囲を確保するとともに、前記選別筒の回転に伴い、前記連通範囲が周期的に変動する鱗茎菜用回転円筒選別装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、果実、野菜等の被選別物を選別孔を有する選別筒に投入し回転させることで、被選別物を選別する回転円筒選別装置に係るものであって、特に鱗茎を食用をする野菜、例えば食用ユリ、タマネギ、ラッキョウ等の鱗茎菜を選別する鱗茎菜用回転円筒選別装置に関するものである。
従来より、選別孔を有する選別筒を回転させることで、被選別物を選別する回転円筒選別装置が公知である。例えば、選別部材を支持する選別部材支持溝を設けた複数の支持部材の選別部材支持溝を内側に向け、周方向一定間隔に設けた各支持部材の選別部材支持溝に選別部材の弾力の拡径作用により選別部材を螺旋状や環状に取り付けて選別間隙を形成し、被選別物を選別する直列に配置された複数の選別部を備える回転円筒選別装置が公知である(特許文献1参照)。また、略同様の構造であって、選別筒の内面に被選別物の走り過ぎを抑制する抑制螺旋を備える回転円筒選別装置が公知である(特許文献2参照)。
更に、選別部へ移動する被選別物の量を調節する為、ホッパ内部に仕切板が設置される装置もあるが、当該仕切板は作業員により適宜調節されるものであった為、被選別物をせん断してしまったり、作業効率の低下が懸念されるものであった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、被選別物となる鱗茎菜をせん断することなく、被選別物の量を調節しながら選別筒に投入し、選別筒への負荷を軽減させ耐久性を向上させるとともに、作業効率を改善する鱗茎菜用回転円筒選別装置を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置は、基台と、第1選別孔を有する第1選別筒の外側に、前記第1選別孔より小形の第2選別孔を有する第2選別筒を同心円状に配置させた二重構造からなり、第1選別筒の一端に設けられる開口窓が他端に設けられる排出口より高い位置となるよう傾斜させて前記基台に回転自在に配設され、前記選別孔より被選別物を選別する選別筒と、前記選別筒を回転させる駆動部と、前記選別筒へと被選別物を誘導する誘導孔を備えるホッパとを備え、前記開口窓と前記ホッパの誘導孔とを偏心させ重合配置して連通範囲を形成し、被選別物が移動可能な最小連通範囲を確保するとともに、前記選別筒の回転に伴い、前記連通範囲が周期的に変動することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置は、請求項1に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置において、前記連通範囲は、正弦曲線状に周期的に変動するものである。
また、本発明の請求項3に記載の発明の鱗茎菜用回転円筒選別装置は、請求項1又は請求項2に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置において、前記第1選別筒は前記第2選別筒に対して着脱可能とされるものである。
また、本発明の請求項4に記載の発明の鱗茎菜用回転円筒選別装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置において、前記第1選別筒及び前記第2選別筒における各選別部の内周面には、送り板が軸線方向に沿って複数個設けられるとともに、内周面の円周方向に複数個設けられるものである。
本発明の鱗茎菜用回転円筒選別装置では、ホッパの誘導孔を選別筒の開口窓と連通範囲を有するように重合した状態で配置するとともに、最小連通範囲を確保した状態で、選別筒の回転に応じて連通範囲を変動させるので、被選別物の量を調節しながら選別筒に投入し、当該大きさ毎に区分けして排出することができる。
また、被選別物が移動可能な最小連通範囲を確保した状態でホッパから選別筒へと投入するので、被選別物をせん断させることもない。更に、連通範囲を正弦曲線状に周期的に変動させながら被選別物を選別筒に投入するので、多量の被選別物が勢いよく移動する虞もなく、選別筒への負荷を軽減し耐久性の向上させるとともに、作業効率の改善にも繋がる。
更に、第1選別筒は第2選別筒に対して着脱可能に構成されるので、各選別筒のメンテナンスを容易に行うことができる。また、第1選別筒及び第2選別筒の内周面に送り板を設けるので、排出口に向けて効率よく被選別物を移動させることができる。
以下、本発明の実施の形態における鱗茎菜用回転円筒選別装置を図面に基づいて説明する。当該鱗茎菜用回転円筒選別装置において、被選別物が投入される投入口を有する側を投入側とし、被選別物が排出される排出口を有する側を排出側とする。
本発明の鱗茎菜用円筒選別装置により選別される被選別物は、鱗茎を食用をする野菜、例えば食用ユリ、タマネギ、ラッキョウ等の鱗茎菜とされる。選別工程において、後述する第1選別筒により選別され、第1選別筒内部に残存する被選別物をLサイズとする。また、第1選別筒により選別され、第1選別筒外部へ排出され第2選別筒内部に残存する被選別物をMサイズとする。更に、第2選別筒により選別され、第2選別筒から下方へ排出される被選別物をSサイズとする。
本発明に係る鱗茎菜用円筒選別装置は、図1に示すように、ホッパに投入された被選別物の量を調節しながら選別筒に投入し、回転自在に支持される選別筒により、被選別物における外形の大きさで選別し、その大きさ毎に区分けして排出する選別装置である。本実施例においては、鱗茎菜の中でもラッキョウを被選別物として説明する。
図1は、鱗茎菜用回転円筒選別装置の斜視図である。鱗茎菜用回転円筒選別装置は、基台10と、駆動部20と、駆動部20の駆動を伝達する伝達手段と、第1選別筒40と第2選別筒50からなる選別筒30と、ホッパ60と、複数の排出シュート70とから構成される。
基台10は、図1から図4に示すように、上方に選別筒30が挿通できるよう開口部11を有し、内部に第1排出シュート71を収容する収容空間を有してなる。本実施例においては、略コ字形状の枠状体12から下方に脚部13が設けられて構成される。また、各脚部の略中央部は連結部14により連結されており、脚部の下方にはキャスター等の移動手段15が設けられる。
駆動部20は、伝達手段を介して選別筒30を回転させるものである。本実施例において、図3及び図4に示すように、駆動部20は、出力軸に固着される駆動スプロケット21を枠状体12の外側に配置させた状態で基台10内部の収容空間に設けられる。
また、基台10には水平方向に配置される駆動軸22を軸支する軸受(図示しない)が設けられ、駆動軸22には支持車輪23が設けられる。支持車輪23は、選別筒30を支持する為、駆動軸22の両端部に設けられる。また、駆動軸22は、基台10の幅方向における両端部の2箇所に設けられる。駆動軸22の一端部には、受動スプロケット24が設けられる。駆動スプロケット21の駆動により、チエン25を介して受動スプロケット24が受動し、駆動軸22及び支持車輪23が従動する。
また、駆動スプロケット21、受動スプロケット24及びチエン25は、基台10における枠状体12の外側に配置されているので、安全面からこれらを覆設するようにしてカバー26が設けられる。伝達手段は、これに限られず、プーリー、ベルト等の公知の伝達手段を採用することもできる。また、選別筒30の回転は、直接駆動部の出力軸に接続させて回転させる構造を採用することもできる。
選別筒30は、被選別物における外形の大きさを選別するものである。選別筒は、第1選別筒40と第2選別筒50とから構成される。第1選別筒40は、第2選別筒50より小径となるよう形成される。選別筒30は、第1選別筒40の外側に第2選別筒50を同心円状に配置させた二重構造からなる。
第1選別筒40は、被選別物のLサイズとMサイズとを選別するものである。第1選別筒40は、図5に示すように、前端部41と後端部42とを連結部43で連結し、前端部41と後端部42との間に第1選別部44を設けた略円筒状に形成される。第1選別筒40における前端部41側は、被選別物が投入される開口窓45を有する天面46で覆設されており、後端部42側は開口した状態となる。当該開口は、Lサイズの被選別物を排出する排出口とされる。
前端部41における開口窓45は、天面46における円の中心位置から偏心して形成される。開口窓45は、例えば略扇形状に形成される。また、前端部41及び後端部42には、第1選別筒40を第2選別筒50に固着させる為の前端固着片47、後端固着片48が設けられる。前端固着片47及び後端固着片48は、第1選別筒40の外径方向に突出するようにして設けられる。
第1選別部44は、例えば対辺が20mm程度の略六角形状の第1選別孔49を全面に有する金網から形成される。これにより、第1選別筒40内部を移動する被選別物のうち、第1選別孔49の外形より小さいMサイズの被選別物は、第1選別筒40の外側へと排出される。また、当該外形より大きいLサイズの被選別物は、第1選別筒40の内側に残存する。第1選別部44は、金網に限られることなく、略同等寸法形状の丸孔等を複数設けた金属板を採用することもできる。
また、第1選別部44の内周面には、第1選別筒40の軸線方向から回転方向に向かって傾斜するようにして、被選別物を移送させる送り板4aが設けられる。当該送り板4aは、軸線方向に沿って等間隔に複数個が設けられるとともに、内周面の円周方向においても等間隔に複数個が設けられる。本実施例において、送り板4aは、軸線方向及び内周面の円周方向のいずれにおいても3箇所に設けられ、計9箇所に設けられる。
第2選別筒50は、被選別物のMサイズとSサイズとを選別するものである。第2選別筒50は、第1選別筒40より大径となるよう形成される。第2選別筒50は、図6に示すように、第1選別筒40と同様にして、前端部51と後端部52とを連結部53で連結し、前端部51と後端部52との間に第2選別部54を設けた略円筒状に形成される。前端部51及び後端部52は、支持車輪23により支持される部分である。第2選別筒50における前端部51は、端部にフランジ部55を有してなり第1選別筒40が挿通可能な挿通孔56が設けられる。また、後端部52は開口してなり、当該内周面には第1選別筒40を固着する為の連結部材57が設けられる。当該開口は、Mサイズの被選別物を排出する排出口とされる。
第2選別部54は、例えば対辺が16mm程度の略六角形状の第2選別孔58を全面に有する金網から形成される。これにより、第2選別筒50内部を移動する被選別物のうち、第2選別孔58の外形より小さいSサイズの被選別物は、第2選別筒50の外側へと排出される。また、当該外形より大きいMサイズの被選別物は、第2選別筒50の内側に残存する。第2選別部54は、第1選別筒44と同様にして、金網に限られることはない。
また、第2選別部50の内周面には、第2選別筒50の軸線方向から回転方向に向かって傾斜するようにして、被選別物を移送させる送り板59が設けられる。当該送り板59は、軸線方向に沿って等間隔に複数個が設けられるとともに、内周面の円周方向においても等間隔に複数個が設けられる。本実施例においては、送り板59は、軸線方向及び内周面の円周方向のいずれにおいても3箇所に設けられ、計9箇所に設けられる。
このようにして形成される第1選別筒40と第2選別筒50は、図7のようにして一体とされる。具体的には、第1選別筒40を第2選別筒50の内側に配置させた状態で、第1選別筒40における前端固着片47をネジ等の固着手段により第2選別筒50におけるフランジ部55に固着させる。また、第1選別筒40における後端固着片48を上記固着手段により第2選別筒50における連結部材57に固着させる。これにより、選別筒30は、第1選別筒40の外側に第2選別筒50を同心円状に配置させた二重構造とすることができる。
当該状態において、第1選別筒40における前端部41の天面46と第2選別筒50における前端部51のフランジ部55は、略同一平面上に配置される。一方、第1選別筒40における後端部42は、第2選別筒50における後端部52の端面から軸線方向に突出した状態となる。これにより、第1選別筒40と第2選別筒50に取り付ける排出シュートのスペースを確保している。
また、送り板4a、59の配置は、図8に示すようにして、第1選別筒40における送り板4aと第2選別筒50における送り板59との位置をずらして配置させる。具体的には、第1選別筒40における各送り板4aの外径方向において、第2選別筒50における送り板59を同一直線上に配置させないようにして一体としている。これにより、選別筒30において、第1選別筒40における送り板4aと第2選別筒50における送り板59とが均等に配置された状態となり、排出口に向けて効率よく被選別物を移動させることができる。
一体とされた選別筒30は、図1から図4に示すようにして、基台10における開口部11から挿通されて、第2選別筒50における前端部51及び後端部52が支持車輪23上に載置される。これにより、選別筒30は支持車輪23の回転により回転自在となる。
また、基台10に設けられる挟持手段16によって第2選別筒50におけるフランジ部55を挟持することで、回転時における選別筒30の軸線方向への移動を規制している。本実施例においては、2個のローラを軸線方向に間隙を有して配置させ、当該間隙にフランジ部55を配置させることで挟持している。挟持手段16は、これに限られないことは勿論である。
更に、基台10における選別筒30の下方の収容空間には、第2選別筒50から外側へと排出されたSサイズの被選別物を誘導する第1排出シュート71が設けられる。
また、選別筒30における開口窓45が配置される側の基台11の一端、すなわち投入側には、ブラケット61を介して被選別物を収容するホッパ60が設けられる。図2及び図3に示すように、ホッパ60は、被選別物を投入する投入口62と、ホッパ60から選別筒30へと被選別物を誘導する誘導孔63とを備えている。当該誘導孔63は、例えば略台形状に形成される。
ホッパ60は、第1選別筒40の開口窓45とホッパ60の誘導孔63とが連通範囲を有するように重合した状態で配置される。具体的には、誘導孔63が天面46における円の中心位置から偏心した位置に配置される。このとき、開口窓45と誘導口63との位置関係は、常時所定の範囲において重合した状態となる。すなわち、両者が偏心した状態で配置されるので、選別筒30の回転により、開口窓45と誘導孔63との連通範囲が変動するものである。当該連通範囲については、後述する。また、ブラケット61におけるホッパ60の上下位置を可動させることで、開口窓45と誘導口63の偏心位置を調整し、連通範囲を変動させることもできる。
一方、基台10の他端側、すなわち排出側であって、第2選別筒50における後端部52には、第2選別筒50の内側に残存したMサイズの被選別物を誘導する第2排出シュート72が設けられる。また、第1選別筒40における後端部42には、第1選別筒40の内側に残存したLサイズの被選別物を誘導する第3排出シュート73が設けられる。
このようにして構成される鱗茎菜用回転円筒選別装置は、基台10に設けられる高さ調節手段17により、ホッパ60の投入口62(投入側)が選別筒30の排出口(排出側)より3度程度高くなるよう微小に傾斜させてなる。高さ調節手段17には、公知のアジャスターボルト等が用いられる。
本発明に係る鱗茎菜用回転円筒選別装置は、1分間に選別筒30が8回転程度して、次のようにして選別筒30に投入される被選別物の量を調節しながら、被選別物における外形の大きさを選別し、その大きさ毎に区分けして排出する。以下に、図9及び図10に基づいて説明する。
選別筒30の連通範囲が最小時の状態について、図9(a)に基づいて説明する。当該状態は、開口窓45と誘導孔63との連通範囲が最小となり、ホッパ60から選別筒30へ移動する被選別物の量も最小となる。当該最小連通範囲とは、少なくとも1つ以上の被選別物が移動できる範囲であればよい趣旨である。これにより、当該連通範囲は閉鎖されることがないので、被選別物をせん断させることなく、ホッパ60から選別筒30へと移動させることができる。
次に、選別筒30が90度回動した状態について、図9(b)に基づいて説明する。当該状態においては、選別筒30の回転に伴い、開口窓45が回転するので誘導孔63との連通範囲が増加する。これにより、ホッパ60から選別筒30へ移動する被選別物の量も増加することとなる。
次に、選別筒30が180度回動し、選別筒30の連通範囲が最大時の状態について、図10(c)に基づいて説明する。当該状態においては、選別筒30の回転に伴い、開口窓45が回転するので誘導孔63との連通範囲が更に増加する。このとき、開口窓45と誘導孔63との連通範囲は最大となり、ホッパ60から選別筒30へ移動する被選別物の量も最大となる。当該最大連通範囲は、最小の場合と比較して、被選別物が移動できる個数に制限されるものではない。
次に、選別筒30が270度回動した状態について、図10(d)に基づいて説明する。当該状態においては、選別筒30の回転に伴い、開口窓45が回転するが、連通範囲の最大箇所を通過しているので誘導孔63との連通範囲が減少する。これにより、ホッパ60から選別筒30へ移動する被選別物の量も減少することとなる。
そして、選別筒30が1回転すると、図9(a)に示すように、再度開口窓45と誘導孔63との連通範囲が最小となり、ホッパ60から選別筒30へ移動する被選別物の量も最小となる。このようにして、選別筒30の回転に応じて、最小連通範囲を確保した状態で正弦曲線状に周期的に連通範囲を変動させることで、被選別物の量を調節しながら選別筒30に投入させることができる。
選別筒30に投入された被選別物は、第1選別筒40内部を移動する。移動時において、第1選別孔49の外形より小さいMサイズ又はSサイズの被選別物は、第1選別筒40の外側の第2選別筒50へと排出される。また、当該外形より大きいLサイズの被選別物は、第1選別筒40の内側に残存し、送り板4aにより移送されることで第3排出シュート73から排出される。
また、第2選別筒50へと排出されたMサイズ又はSサイズの被選別物のうち、第2選別孔58の外形より大きいMサイズの被選別物は、第2選別筒50の内側に残存し、送り板59により移送されることで第2排出シュート72から排出される。
また、第2選別孔58の外形より小さいSサイズの被選別物は、第2選別筒50の外側へ排出され、第1排出シュート71から排出される。このようにして、ホッパ60に投入される被選別物を当該外形の大きさで選別し、その大きさ毎に区分けして排出することができる。
以上、説明した本発明に係る鱗茎菜用回転円筒選別装置によれば、ホッパ60の誘導孔63を選別筒30の開口窓45と連通範囲を有するように重合した状態で配置するとともに、最小連通範囲を確保した状態で、選別筒30の回転に応じて連通範囲を正弦曲線状に周期的に変動させるので、被選別物の量を調節しながら選別筒30に投入し、当該大きさ毎に区分けして排出することができる。
当該発明は、上述の実施形態の構成に限定されるものではなく、形状、寸法、材質等を適宜変更して実施することが可能である。また、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
例えば、被選別物の種類によって、選別部における外形の大きさ、駆動部20の回転速度、開口窓45又は誘導孔63の外形、及び開口窓45と誘導孔63が形成する連通範囲等を適宜変更できるのは勿論である。
選別筒への負荷を考慮すると、上記実施例のように連通範囲を正弦曲線状に周期的に変動させるよう開口窓45及び誘導孔63を配置させることが望ましいが、これに限られることなく、最大連通範囲を一定周期間維持するよう開口窓45及び誘導孔63の配置を適宜変更することもできる。
10 基台
20 駆動部
30 選別筒
40 第1選別筒
45 開口窓
49 第1選別孔
50 第2選別筒
58 第2選別孔
60 ホッパ
63 誘導孔
20 駆動部
30 選別筒
40 第1選別筒
45 開口窓
49 第1選別孔
50 第2選別筒
58 第2選別孔
60 ホッパ
63 誘導孔
Claims (4)
- 基台と、
第1選別孔を有する第1選別筒の外側に、前記第1選別孔より小形の第2選別孔を有する第2選別筒を同心円状に配置させた二重構造からなり、第1選別筒の一端に設けられる開口窓が他端に設けられる排出口より高い位置となるよう傾斜させて前記基台に回転自在に配設され、前記選別孔より被選別物を選別する選別筒と、
前記選別筒を回転させる駆動部と、
前記選別筒へと被選別物を誘導する誘導孔を備えるホッパとを備え、
前記開口窓と前記ホッパの誘導孔とを偏心させ重合配置して連通範囲を形成し、被選別物が移動可能な最小連通範囲を確保するとともに、前記選別筒の回転に伴い、前記連通範囲が周期的に変動することを特徴とする鱗茎菜用回転円筒選別装置。 - 前記連通範囲は、正弦曲線状に周期的に変動する請求項1に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置。
- 前記第1選別筒は前記第2選別筒に対して着脱可能とされる請求項1又は請求項2に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置。
- 前記第1選別筒及び前記第2選別筒における各選別部の内周面には、送り板が軸線方向に沿って複数個設けられるとともに、内周面の円周方向に複数個設けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鱗茎菜用回転円筒選別装置。
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