JP2013201526A - 半導体装置および入力信号受信回路 - Google Patents

半導体装置および入力信号受信回路 Download PDF

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Abstract

【課題】入力回路の消費電力を低減する。
【解決手段】本発明の半導体装置は、入力ノードと出力ノードとの間に接続され前記入力ノードに供給される信号に応じて出力ノードのレベルを変化させる入力回路であって、制御信号が第1のモードを示すときには、出力ノードのレベルを第1のレベルから第2のレベルに遷移させる速度を前記第2のレベルから前記第1のレベルに遷移させる速度よりも大きくし、制御信号が前記第1のモードとは異なる第2のモードを示すときには、出力ノードのレベルを第2のレベルから第1のレベルに遷移させる速度を第1のレベルから第2のレベルに変化させる速度よりも大きくした入力回路を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力信号を受信する半導体装置および入力信号受信回路に関する。
近年、半導体装置に入力される入力信号の高速化、小振幅化が進んでいる。このような入力信号の高速化、小振幅化の進展に伴い、半導体装置において入力信号を受信し、入力信号の論理レベルに応じた信号を後段の回路に出力する入力信号受信回路に、基準電圧の電圧値と入力信号の電圧値との差分に応じて、入力信号の論理レベルに対応した信号を出力する差動回路が用いられるようになっている(例えば、特許文献1(特開2003−22698号公報)および特許文献2(特開平11−202029号公報)参照)。
特開2003−22698号公報 特開平11−202029号公報
上述した差動回路においては、入力信号の論理レベルに対応した信号を高速に出力可能である、振幅の大きい信号を出力可能であるというように、信号の出力特性が優れていることが求められる。
差動回路は、例えば、特許文献1の図2に示されるように、トランジスタ対で構成されるカレントミラー回路と、カレントミラー回路を構成するトランジスタとは導電型の異なるトランジスタ対で構成される差動対とを有している。ここで、カレントミラー回路および差動対のどちらをP型トランジスタで構成するかなどによって、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性と、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性と、が異なる差動回路となる。
そのため、入力信号受信回路の中には、HighレベルおよびLowレベルのいずれの入力信号を正確に受信するために、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性が優れた第1の差動回路と、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性が優れた第2の差動回路と、を設けたものがある。
上述したような、2つの差動回路を設けた入力信号受信回路においては、不定期に入力される入力信号を受信するために、2つの差動回路が常に駆動された状態に保たれるため、消費電力が増大するという問題があり、入力される信号が増えることによって駆動された状態を保った差動回路の数が多くなればなるほど、消費電力増大の問題は顕著となる。
本発明の半導体装置は、
入力ノードと出力ノードとの間に接続され前記入力ノードに供給される信号に応じて出力ノードのレベルを変化させる入力回路であって、制御信号が第1のモードを示すときには、出力ノードのレベルを第1のレベルから第2のレベルに遷移させる速度を前記第2のレベルから前記第1のレベルに遷移させる速度よりも大きくし、前記制御信号が前記第1のモードとは異なる第2のモードを示すときには、出力ノードのレベルを第2のレベルから第1のレベルに遷移させる速度を第1のレベルから第2のレベルに変化させる速度よりも大きくした入力回路を有する。
すなわち、本発明の半導体装置によれば、制御信号に応じて、入力回路が出力する出力信号のレベル遷移速度を変化させることによって、消費電力の増大を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態の入力信号受信回路の構成を示すブロック図である。 図1に示すラッチ回路の構成を示す回路図である。 図1に示すRise有利初段回路の構成を示す回路図である。 図3に示すRise有利初段回路の動作を説明するための図である。 図1に示すFall有利初段回路の構成を示す回路図である。 図5に示すFall有利初段回路の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態の入力信号受信回路の構成を示すブロック図である。 図7に示す入力初段回路の構成を示す回路図である。 図7に示す基準電圧切り替え回路の構成を示す回路図である。 図9に示す基準電圧発生回路の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態の入力信号受信回路の他の構成を示すブロック図である。 図1に示す入力信号受信回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る入力信号受信回路の変形例を示す回路図である。 図13に示す入力信号受信回路の動作を示すタイミングチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
本発明に係る入力信号受信回路は、例えば、半導体装置に適用され、半導体装置の外部から入力される入力信号を受信し、入力信号の論理レベルに応じた信号を後段回路に出力するものである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図である図1に示される入力信号受信回路100は、入力端子105に接続され入力信号が入力されるとともに、ラッチ出力信号によって制御される入力初段回路104、および、入力初段回路104の出力をラッチクロック信号に応答してラッチしラッチ出力信号として出力するとともに、Reset信号に応じて所定の値にリセットされたラッチ出力信号を出力するラッチ回路103から構成されている。さらに、入力初段回路104は、入力端子105とラッチ回路103の入力につながる共通ノードとの間に接続されラッチ出力信号によってその動作が制御される第1の差動回路としてのRise有利初段回路101と、入力端子105とラッチ回路103の入力につながる共通ノードとの間に接続されラッチ出力信号によってその動作が制御される第2の差動回路としてのFall有利初段回路102とを有して構成される。なお、入力信号受信回路100には、入力端子105を介して、第1の電圧値に対応する第1の論理レベルであるHighレベルまたは第1の電圧値よりも低い第2の電圧値に対応する第2の論理であるLowレベルの入力信号が入力されるものとする。
Rise有利初段回路101は、基準電圧の電圧値と入力信号の電圧値との差分に応じて、入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力する差動回路である。ここで、Rise有利初段回路101は、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。なお、信号の出力特性が優れているとは、信号を高速(単位時間当たりの変化率が大きい)に出力可能であり、振幅が大きい信号を出力可能であることを意味する。
Fall有利初段回路102は、基準電圧の電圧値と入力信号の電圧値との差分に応じて、入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力する差動回路である。ここで、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。なお、以下では、入力初段回路104の出力、すなわち、Rise有利初段回路101あるいはFall有利初段回路102からの出力を、初段出力信号と称する。
ラッチ回路103は、ラッチクロック信号に同期して、入力初段回路104から入力された初段出力信号の論理レベルを保持し、初段出力信号と同じ論理を有するラッチ出力信号としてRise有利初段回路101、Fall有利初段回路102および後段回路106に出力する。なお、詳細は後述するが、ラッチ出力信号の論理レベルに応じて、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のうち、一方が駆動状態とされ、他方が停止状態とされる。
次に、ラッチ回路103の回路構成について、図2を参照して説明する。
ラッチ回路103は、インバータ201,209,210と、N型トランジスタ202,206と、P型トランジスタ203,205と、NAND回路208と、を有する。
インバータ201の入力ノード、P型トランジスタ203のゲートおよびN型トランジスタ206のゲートには、ラッチクロック信号が入力される。また、NAND回路208の一方の入力ノードには、Reset信号が入力される。なお、Reset信号は、通常動作時は論理レベルがHighレベルであり、ラッチ回路103のリセット時に論理レベルがLowレベルとなる信号である。
また、インバータ201は、入力されたラッチクロック信号の論理レベルを反転させた信号を、N型トランジスタ202のゲートおよびP型トランジスタ205のゲートに、それぞれ出力する。
N型トランジスタ202およびP型トランジスタ203は、入力初段回路104とNAND回路208の他方の入力ノードとの間にそれぞれ接続され、トランスファゲート204を構成する。
同様に、P型トランジスタ205およびN型トランジスタ206は、インバータ209の出力ノードとNAND回路208の他方の入力ノードとの間に接続され、トランスファゲート207を構成する。
NAND回路208は、トランスファゲート204またはトランスファゲート207を介して入力された信号およびReset信号の否定論理積をとった信号をラッチ出力としてインバータ209およびインバータ210に出力する。
インバータ209は、NAND回路208からのラッチ出力の論理レベルを反転させた信号をトランスファゲート207に出力し、インバータ210は、ラッチ出力の論理レベルを反転させた信号を、ラッチ出力信号として図2においては不図示のRise有利初段回路101、Fall有利初段回路102および後段回路106に出力する。
次に、図2に示すラッチ回路103における各部の動作について説明する。
まず、ラッチクロック信号の論理レベルがLowレベルである場合について説明する。なお、以下では、N型トランジスタ202およびP型トランジスタ203のソースに入力される信号をラッチ前信号と称する。上述したように、トランスファゲート204には入力初段回路104が接続され、初段出力信号が入力される。したがって、初段出力信号の論理レベルとラッチ前信号の論理レベルとは同じである。
インバータ201は、ラッチクロック信号の論理レベルがLowレベルである期間、論理レベルがHighレベルである信号を出力する。インバータ201からの出力およびラッチクロック信号を受けて、トランスファゲート204は、オン状態、トランスファゲート207は、オフ状態となり、初段出力信号と同じ論理レベルのラッチ前信号がNAND回路208に入力される。
上述したように、Rise有利初段回路101あるいはFall有利初段回路102から入力信号の論理レベルを反転させた信号が初段出力信号として出力されている。そのため、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合には、ラッチ前信号の論理レベルはLowレベルとなる。通常動作時のReset信号の論理レベルはHighレベルであるため、論理レベルがLowレベルであるラッチ前信号が入力されると、ラッチ出力の論理レベルはHighレベルとなる。ラッチ出力の論理レベルがHighレベルとなると、インバータ210は、論理レベルがLowレベルであるラッチ出力信号を出力する。
入力信号の論理レベルがLowレベルである場合には、ラッチ前信号の論理レベルはHighレベルとなる。通常動作時のReset信号の論理レベルはHighレベルであるため、論理レベルがHighレベルであるラッチ前信号が入力されると、NAND回路208から出力されるラッチ出力の論理レベルはLowレベルとなる。ラッチ出力の論理レベルがLowレベルとなると、インバータ210は、論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号を出力する。
続いて、ラッチクロック信号の論理レベルがLowレベルからHighレベルに変わった場合について説明する。
ラッチクロック信号の論理レベルがHighレベルになったことに応答して、インバータ201は、論理レベルがLowレベルである信号を出力する。インバータ201からの出力信号およびラッチクロック信号を受けて、トランスファゲート204は、オフ状態、トランスファゲート207は、オン状態となる。トランスファゲート207がオン状態となることで、NAND回路208およびインバータ209からなるループが構成され、当該ループ内でラッチクロック信号の論理レベルがLowレベルである場合のラッチ出力の論理レベルが保持される。なお、ラッチ回路103に保持される論理レベルをラッチデータと称する。
次に、Rise有利初段回路101の回路構成について、図3を参照して説明する。
Rise有利初段回路101は、インバータ301と、P型トランジスタ302,305,308,309と、N型トランジスタ303,306,310,311,312と、を有する。
インバータ301は、その入力ノードに、N型トランジスタ303は、そのゲートに、P型トランジスタ305およびN型トランジスタ312は、それらのゲートに、ラッチ回路103から出力されたラッチ出力信号が入力される。インバータ301は、入力されたラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号をP型トランジスタ302およびN型トランジスタ306のゲートに出力する。
これによって、P型トランジスタ302のゲートには、ラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号が入力され、N型トランジスタ303のゲートには、ラッチ出力信号が入力されることになる。したがって、P型トランジスタ302とN型トランジスタ303とは、P型トランジスタ308,309のゲートに共通に接続された共通ノードとP型トランジスタ308のドレインとの間に接続されたトランスファゲート304を構成する。
同様に、P型トランジスタ305のゲートには、ラッチ出力信号が入力され、N型トランジスタ306のゲートには、ラッチ出力信号の論理レベルが反転させた信号が入力される。これによって、P型トランジスタ305とN型トランジスタ306とは、電源線VDDとP型トランジスタ308,309のゲートに共通に接続された共通ノードとの間に接続されたトランスファゲート307を構成する。
P型トランジスタ308は、共通ノードに接続されたゲート、電源線VDDに接続されたソース、P型トランジスタ309は、共通ノードに接続されたゲート、電源線VDDに接続されたソース、出力ラインOutputに接続されたドレインを備えている。
N型トランジスタ310は、P型トランジスタ308のドレインに接続されたドレイン、基準電圧線Vrefと接続されたソース、N型トランジスタ311は、出力ラインOutputに接続されたドレイン、入力ラインInputに接続されたゲートを備えている。なお、基準電圧線には、基準電圧Vrefが図3においては不図示の基準電圧発生回路から入力されるものとする。N型トランジスタ312は、ラッチ出力信号が入力されるゲート、接地電圧を供給する電源線VSSが接続されたソース、N型トランジスタ310およびN型トランジスタ311のドレインが共通接続されたドレインを備える。なお、N型トランジスタ312およびP型トランジスタ309はラッチ出力信号に基づいてオフ状態とされるため、N型トランジスタ311への入力信号のレベルに関係なく、ラッチ出力信号に基づいて出力ラインOutputからの出力をフローティング(Hi−z)にすることができる。これによって、同じ出力ラインに接続されるFall有利初段回路102の動作を妨げることを防止している。
続いて、Rise有利初段回路101の動作について説明する。
Rise有利初段回路101に論理レベルがLowレベルであるラッチ出力信号が入力されると、トランスファゲート304はオフ状態、トランスファゲート307はオン状態となる。
トランスファゲート304がオフ状態となり、トランスファゲート307がオン状態となることで、P型トランジスタ308およびP型トランジスタ309のゲートに電源線VDDが接続され、駆動電圧(Highレベル=VDD)が供給され、P型トランジスタ308およびP型トランジスタ309がオフ状態となる。このようにして、入力信号が入力されるN型トランジスタ311と電源ラインVDDおよび接地ラインVSSとの間に設けられたP型トランジスタ309およびN型トランジスタ311とはともにオフ状態となるので、N型トランジスタ311への入力信号にかかわらず出力ラインOutputをフローティング(Hi−z)にした状態で、Rise有利初段回路101を停止状態とすることができる。
一方、Rise有利初段回路101に論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号が入力されると、トランスファゲート304はオフ状態、トランスファゲート307はオン状態、および、N型トランジスタ312はオン状態となり、Rise有利初段回路101は駆動状態となる。
駆動状態において、Rise有利初段回路101は、N型トランジスタ311へ入力される入力信号の電圧値とN型トランジスタ310に入力される基準電圧Vrefの電圧値との差分に応じて入力信号の論理レベルを判定し、入力信号の論理レベルがHighレベルであると判定された場合には、出力ラインOutputを介して、論理レベルがLowレベルである信号を出力し、入力信号の論理レベルがLowレベルであると判定された場合には、論理レベルがHighレベルである信号を出力する。
上述したように、Rise有利初段回路101は、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。その理由について、以下、図4を用いて説明する。
ここで、図4は、図3に示すRise有利初段回路101において、出力ラインOutputに信号を出力するための構成を抜き出した図であり、具体的には、インバータ301の記載を省略し、また、トランスファゲート304がオンであるため、トランスファゲート304の記載を省略し、P型トランジスタ308およびP型トランジスタ309のゲートとP型トランジスタ308のドレインとを直接接続している。また、トランスファゲート307はオフであるため、トランスファゲート307の記載を省略した図となっている。
Rise有利初段回路101に論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されると、N型トランジスタ311がオンとなり、N型トランジスタ311およびオン状態となっているN型トランジスタ312を介して出力ラインOutputから電荷を引き抜くことができるため、実質、N型トランジスタ311の電荷引き抜き能力に基づいて、出力ラインOutputのレベルを変化させることができる。
一方、Rise有利初段回路101に論理レベルがLowレベルである入力信号が入力されると、N型トランジスタ311がオフとなり、P型トランジスタ309が出力ラインOutputを充電することになる。しかしながら、P型トランジスタ309を流れる電流値は、N型トランジスタ310によって決定される(基準電圧Vrefにより制限される)ため、出力ラインOutputを充電するのに時間がかかる。そのため、Rise有利初段回路101においては、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合には、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合よりも、信号を出力するのに時間がかかる。
また、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合には、P型トランジスタ309のゲートに入力される電圧は、N型トランジスタ310およびP型トランジスタ308によって決定されるため、P型トランジスタ309のオン状態が制限される。そのため、Rise有利初段回路101から出力される信号の振幅は、N型トランジスタ312に印加されるTail電圧(VSSよりもN型トランジスタ312のオン抵抗に基づいて浮いた電圧)から電源電圧VDDよりも低い所定電圧(VDDよりもP型トランジスタ309のオン抵抗に基づいて低い電圧)の間でしかスイングさせることができない。つまり、Rise有利初段回路101においては、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合には、特に電源電圧VDD側に信号の振幅をフルにスイングさせることができない出力スイング不可領域が生じる。一方、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合には、接地電圧VSS側に信号の振幅を(Tail電圧まで)フルスイングすることができ、出力スイング不可領域は実質生じない。
このように、Rise有利初段回路101は、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合には、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合よりも、信号を高速に出力することができ、また、信号のLowレベル側の振幅を大きくすることができる。したがって、Rise有利初段回路101は、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。
次に、Fall有利初段回路102の構成について、図5を参照して説明する。
Fall有利初段回路102は、インバータ501と、P型トランジスタ502,505,510,511,512と、N型トランジスタ503,506,508,509と、を有する。
インバータ501は、その入力ノードに、P型トランジスタ502は、そのゲートに、N型トランジスタ506およびP型トランジスタ512は、それらのゲートに、ラッチ回路103から出力されたラッチ出力信号が入力される。
インバータ501は、ラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号をN型トランジスタ503およびP型トランジスタ505のゲートに、それぞれ入力する。
すなわち、P型トランジスタ502のゲートにはラッチ出力信号が入力され、N型トランジスタ303のゲートにはラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号が入力される。これによって、P型トランジスタ502とN型トランジスタ503とは、N型トランジスタ508およびN型トランジスタ509のゲートに共通に接続された共通ノードとN型トランジスタ508のドレインとの間に接続されたトランスファゲート504を構成する。
同様に、P型トランジスタ505のゲートには、ラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号が入力され、N型トランジスタ506のゲートにはラッチ出力信号が入力される。これによって、P型トランジスタ505とN型トランジスタ506とは、電源線VSSとN型トランジスタ508とN型トランジスタ509のゲートに共通に接続された共通ノードとの間に接続されたトランスファゲート507を構成する。
N型トランジスタ508は、ゲートが共通ノードに、ソースが電源線VSSに接続され、N型トランジスタ509は、ゲートが共通ノードに、ソースが電源線VSSに、ドレインが出力ラインOutputに接続されている。
P型トランジスタ510は、ドレインがN型トランジスタ508のドレインに、ゲートが基準電圧線Vrefと接続され、P型トランジスタ511は、ドレインが出力ラインOutputに、ゲートが入力ラインInputに接続される。P型トランジスタ512は、ラッチ出力信号が入力されるゲート、電源線VDDが接続されるソース、P型トランジスタ510およびP型トランジスタ511のドレインが共通接続されたドレインを備える。なお、P型トランジスタ512およびN型トランジスタ509は、ラッチ出力信号に基づいてオフ状態とされるためP型トランジスタ509への入力信号のレベルに関係なく出力ラインOutputからの出力をフローティング(Hi−z)にすることができる。これによって、Fall有利初段回路102が停止状態のとき、同じ出力ラインOutputに接続されるRise有利初段回路101の動作を妨げることを防止している。
続いて、Fall有利初段回路102の動作について説明する。
Fall有利初段回路102に論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号が入力されると、トランスファゲート504はオフ状態、トランスファゲート507はオン状態、および、P型トランジスタ512はオフ状態となる。
トランスファゲート504がオフ状態となり、トランスファゲート507がオン状態となることで、N型トランジスタ508およびN型トランジスタ509のゲートに電源線VSSが接続され、接地電圧(Lowレベル=VSS)が供給され、N型トランジスタ508およびN型トランジスタ509がオフ状態となる。このようにして、入力信号が入力されるP型トランジスタ511と電源線VDD及び電源線VSSとの間に設けられたN型トランジスタ509およびP型トランジスタ511は共にオフ状態となるので、N型トランジスタ511の入力信号にかかわらず出力ラインOutputをフローティング(Hi−z)にした状態で、Fall有利初段回路102を停止状態とすることができる。
一方、Fall有利初段回路102に論理レベルがLowレベルであるラッチ出力信号が入力されると、トランスファゲート504はオン状態、トランスファゲート507はオフ状態、および、P型トランジスタ512はオン状態となり、Fall有利初段回路102は駆動状態となる。
駆動状態において、Fall有利初段回路102は、P型トランジスタ511へ入力される入力信号の電圧値とP型トランジスタ510に入力される基準電圧Vrefの電圧値との差分に応じて入力信号の論理レベルを判定し、入力信号の論理レベルがHighレベルであると判例された場合には、出力ラインOutputを介して、論理レベルがLowレベルである信号を出力し、入力信号の論理レベルがLowレベルであると判例された場合には、論理レベルがHighレベルである信号を出力する。
上述したように、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。その理由について、以下、図6を用いて説明する。
ここで、図6は、図5に示すFall有利初段回路102において、出力ラインOutputに信号を出力するための構成を抜き出した図であり、具体的には、図6においては、インバータ501の記載を省略し、また、トランスファゲート504がオンであるため、トランスファゲート504の記載を省略し、N型トランジスタ508およびN型トランジスタ509のゲートとN型トランジスタ508のドレインとを直接接続している。また、トランスファゲート507はオフであるため、トランスファゲート507の記載を省略した図となっている。
Fall有利初段回路102に論理レベルがLowレベルである入力信号が入力されると、P型トランジスタ511がオンとなり、P型トランジスタ511およびオン状態となっているP型トランジスタ512を介して出力ラインOutputを充電することができるため、実質P型トランジスタ511の充電能力(電流駆動能力)に基づいて、出力ラインOutputのレベルを変化させることができる。
一方、Fall有利初段回路102に論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されると、P型トランジスタ511がオフとなり、N型トランジスタ509が出力ラインOutputから電荷を引き抜くことになる。しかしながら、N型トランジスタ509を流れる電流値は、P型トランジスタ510によって決定される(基準電圧Vrefにより制限される)ため、出力ラインOutputから電荷を引き抜くのに時間がかかる。そのため、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合には、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合よりも、信号を出力するのに時間がかかる。
また、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合には、N型トランジスタ509のゲートに入力される電圧は、P型トランジスタ510およびN型トランジスタ508によって決定されるため、N型トランジスタ509のオン状態が制限される。そのため、Fall有利初段回路102から出力される信号の振幅は、P型トランジスタ512に印加されるTail電圧(VDDよりもP型トランジスタ512のオン抵抗に基づいて低下した電圧)から電源電圧VSSよりも高い所定電圧VSSよりもN型トランジスタ509のオン抵抗に基づいて浮いた電圧)の間でしかスイングさせることができない。つまり、Fall有利初段回路102においては、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合には、特に電源電圧VSS側に信号の振幅をスイングさせることができない出力スイング不可領域が生じる。一方、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合には、電源電圧VDD側に信号の振幅を(Tail電圧まで)フルスイングすることができ、出力スイング不可領域は実質生じない。
このように、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合には、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合よりも、信号を高速に出力することができ、また、信号のHighレベル側の振幅を大きくすることができる。したがって、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性より優れている。
次に、Rise有利初段回路101、Fall有利初段回路102およびラッチ回路103の動作について具体的に説明する。
以下では、初期状態において、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されたとする。
論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されると、入力初段回路104は、Lowレベルの初段出力信号をラッチ回路103に出力する。なお、初期状態において、入力初段回路104を構成するRise有利初段回路101、Fall有利初段回路102のうち、いずれを駆動させるかについては後述する。
上述したように、ラッチ前信号の論理レベルは、初段出力信号の論理レベルと同じであるため、Lowレベルとなる。ここで、ラッチクロック信号の論理レベルがLowレベルであるとすると、トランスファゲート204がオンとなり、論理レベルがLowレベルである信号がNAND回路208の一方のノードに入力される。また、初期状態においては、ラッチ回路103をリセットするために、Reset信号の論理レベルがLowレベルとなる。
NAND回路208は、論理レベルがLowレベルである信号が一方のノードに入力され、論理レベルがLowレベルであるReset信号が他方のノードに入力されることで、ラッチ出力の論理レベルをHighレベルとする。ラッチ出力の論理レベルがHighレベルになると、インバータ210から出力されるラッチ出力信号の論理レベルがLowレベルとなるため、Rise有利初段回路101は停止状態となり、Fall有利初段回路102は駆動状態となる。
また、ラッチ出力の論理レベルがHighレベルになると、インバータ209から出力されるラッチクロック信号の論理レベルがHighレベルとなるため、論理レベルがLowレベルであるラッチデータがNAND回路208およびインバータ209からなるループ内に保持される。
次に、論理レベルがHighレベルである入力信号に続いて、論理レベルがLowレベルである入力信号が入力されたとする。
上述したように、Fall有利初段回路102が駆動状態であるため、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルを反転した、論理レベルがHighレベルである初段出力信号を出力する。
ここで、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。そのため、Fall有利初段回路102を駆動させることで、Rise有利初段回路101を駆動させるよりも、高速に初段出力信号を出力することができ、また、振幅の大きい信号を出力することができる。
次に、論理レベルがHighレベルである入力信号に続いて、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されたとする。
上述したように、Fall有利初段回路102が駆動状態であるため、Fall有利初段回路102は、入力信号の論理レベルを反転した初段出力信号を出力する。ここで、初段出力信号、ラッチ前信号、ラッチ出力、ラッチデータおよびラッチ出力信号の論理レベルは、前回の入力信号の入力時と同じである。そのため、初段回路に対する信号出力の高速応答性は不要となる。
上述した例では、論理レベルがHighレベルである入力信号に続いて論理レベルがLowレベルである入力信号が入力された場合、および、論理レベルがHighレベルの入力信号に続いて論理レベルがHighレベルである入力信号が入力された場合について説明した。この場合、Fall有利初段回路102が駆動状態となった。
一方、初期状態において、論理レベルがLowレベルの入力信号が入力された場合には、ラッチ出力信号の論理レベルがHighレベルとなる。ラッチ出力信号の論理レベルがHighレベルとなることで、Rise有利初段回路101が駆動される。
Rise有利初段回路101が駆動状態であるため、論理レベルがLowレベルの入力信号に続いて、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力された場合には、Rise有利初段回路101から信号が出力される。上述したように、Rise有利初段回路101は、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合の信号の出力特性が入力信号の論理レベルがLowレベルである場合の信号の出力特性よりも優れている。そのため、Rise有利初段回路101を駆動させることで、Fall有利初段回路102を駆動させるよりも、高速に信号を出力することができ、また、振幅の大きい信号を出力することができる。
一方、論理レベルがLowレベルの入力信号に続いて、論理レベルがLowレベルである入力信号が入力された場合には、ラッチ前信号、ラッチ出力、ラッチデータおよびラッチ出力信号の論理レベルは、前回の入力信号の入力時と同じである。そのため、初段回路に対する信号出力の高速応答性は不要となる。
このように本実施形態によれば、入力信号受信回路100は、前回入力された入力信号の論理レベルに応じて、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のうち、次の入力信号に対して信号の出力特性が優れた差動回路のみを駆動させ、他方の差動回路を停止する。
そのため、入力信号を正確に受信することができる。また、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のうち、いずれか一方のみを駆動させるので、入力信号の論理レベルに応じて信号の出力特性が異なる2つの差動回路を常に駆動させる入力信号受信回路と比較して、消費電力の低減を図ることができる。
なお、具体的な動作について、図12に示す。
時刻t1において、Reset信号が解除され、初段出力の論理レベルはHighレベルとなる。このとき、ラッチ出力信号の論理レベルはLowレベルであるため、入力初段回路104においては、Fall有利初段回路102が駆動状態、Rise有利初段回路101は停止状態となり、Fall有利の状態となる。
時刻t2において、ラッチクロック信号のFallエッジで、論理レベルがLowレベルである入力信号(0)によって論理レベルがHighレベルに変化した初段出力がラッチ回路103に取り込まれ、ラッチ出力信号の論理レベルがHighレベルとなる。ラッチ出力信号の論理レベルがHighレベルとなったことに応答して、入力初段回路104においては、Fall有利初段回路102が停止状態、Rise有利初段回路101が駆動状態となり、Rise有利の状態となる。時刻t3以降も、入力信号の論理レベルによって変化した初段出力が、ラッチクロック信号のFallエッジにおいて、ラッチ回路103に取り込まれ、Fall有利、Rise有利を切り替える動作が繰り返されることとなる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態の入力信号受信回路700の構成を示すブロック図である。図7において、図1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
入力信号受信回路700は、入力初段回路100と比較して、入力初段回路104を入力初段回路701に変更した点と、基準電圧切り替え回路702を追加した点と、ラッチ回路103のラッチ出力信号の出力先を入力初段回路104から基準電圧切り替え回路702に変更した点と、が異なる。
入力初段回路701は、入力端子105を介して入力された入力信号の電圧値と基準電圧の電圧値との差分に応じて、入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力する差動回路である。
基準電圧切り替え回路702は、ラッチ回路103から入力されるラッチ出力信号に応じて、図7においては不図示の基準電圧発生回路から供給される電圧値の異なる2つの電圧のうち、一方を基準電圧Vrefとして入力初段回路701に出力する。
次に、入力初段回路701の構成について、図8を参照して説明する。
入力初段回路701は、P型トランジスタ801,802と、N型トランジスタ803,804と、を有する。
入力初段回路701と図3に示すRise有利初段回路101とを比較すると、入力初段回路701は、Rise有利初段回路101におけるインバータ301、トランスファゲート304,307およびN型トランジスタ312を削除した点が異なる。
P型トランジスタ801はP型トランジスタ308に対応し、P型トランジスタ802はP型トランジスタ309に対応し、N型トランジスタ803はN型トランジスタ310に対応し、N型トランジスタ311はN型トランジスタ804に対応する。P型トランジスタ801,802およびN型トランジスタ803,804の接続関係は、図4に示すP型トランジスタ308,309およびN型トランジスタ310,311の接続関係と同様である。ただし、入力初段回路701においては、N型トランジスタ312が削除されたため、N型トランジスタ803およびN型トランジスタ804は、ソースには電源線VSSが直接接続される。
入力初段回路701は、Rise有利初段回路101にほぼ対応する構成のみを有しているため、入力初段回路104と比較して、回路規模が小さい。
なお、入力初段回路701は、図5に示すFall有利初段回路102における、インバータ501、トランスファゲート504,507およびP型トランジスタ512を削除した構成としてもよい。この場合、差動対を構成する2つのP型トランジスタのソースと電源VDDとが直接接続される。
また、入力初段回路701において、差動対を構成するトランジスタと電源線VSSとの間(差動対をP型トランジスタで構成した場合には、差動対を構成するトランジスタと電源線VDDとの間)に、トランジスタを設けるようにしてもよい。差動対を構成するトランジスタのソースと電源線VDDまたは電源VSSとの間にトランジスタを設けるか否かは、出力ラインOutputの後段に接続される回路の種類によって決められる。差動対を構成するトランジスタのソースと電源線VDDまたは電源VSSとの間のトランジスタは、出力ラインOutputからの出力をフローティングにするために設けられているため、出力ラインOutputからの出力をフローティング(Hi−z)にする必要がある場合には、差動対を構成するトランジスタのソースと電源線VDDまたは電源VSSとの間のトランジスタを設ければよい。
また、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102においては、一方の有利初段回路が駆動状態であるときに、他方の有利初段回路により動作が阻害されないように、他方の有利初段回路の出力をフローティング(Hi−z)にする必要があるため、差動対を構成するトランジスタのソースと電源線VDDまたは電源VSSとの間のトランジスタを設けている。しかし、一方の有利初段回路が駆動状態であるときに、他方の有利初段回路により動作が阻害されないのであれば、差動対を構成するトランジスタのソースと電源線VDDまたは電源VSSとの間のトランジスタを設けなくてもよい。差動対を構成するトランジスタのソースと電源線VDDまたは電源VSSとの間のトランジスタを設けないことで、Tail電圧がなくなり、出力スイング可能領域を大きくすることができる。
次に、基準電圧切り替え回路702の構成について、図9を参照して説明する。
基準電圧切り替え回路702は、インバータ901と、P型トランジスタ902,905と、N型トランジスタ903,906と、を有する。
インバータ901は、その入力ノードに、N型トランジスタ903は、そのゲートに、P型トランジスタ305は、そのゲートに、ラッチ回路103から出力されたラッチ出力信号が入力される。に入力される。
インバータ901は、入力されたラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号をP型トランジスタ902およびN型トランジスタ906のゲートに出力する。
これによって、P型トランジスタ902のゲートには、ラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号が入力され、N型トランジスタ903のゲートには、ラッチ出力信号が入力されることになる。したがって、P型トランジスタ902とN型トランジスタ903とは、基準電圧発生回路910と入力手段回路701との間に接続されたトランスファゲート904を構成する。
同様に、P型トランジスタ905のゲートには、ラッチ出力信号が入力され、N型トランジスタ906のゲートには、ラッチ出力信号の論理レベルを反転させた信号が入力されることになる。したがって、P型トランジスタ905とN型トランジスタ906とは、基準電圧発生回路910と入力手段回路701との間に接続されたトランスファゲート907を構成する。
基準電圧発生回路910は、第3の電圧値としての、基準電圧Vrefの基準値よりも100mV大きい電圧値の電圧(基準電圧Vref1と称する)をトランスファゲート904に供給し、第4の電圧値としての、基準電圧Vrefの基準値よりも100mV小さい電圧値の電圧(基準電圧Vref2)をトランスファゲート907に供給する。
なお、基準電圧発生回路910が、基準電圧Vref1,Vref2を出力するための構成としては例えば、図10に示すように、電源線VDDと電源VSSとの間に抵抗1001,1002,1003を直列に接続する構成がある。
抵抗1001と抵抗1002との接続ノード1004の電圧値は、接続ノード1004よりも電源線VDD側の設けられた抵抗1001の抵抗値と接続ノード1004よりも電源線VSS側に設けられた抵抗1002および抵抗1003の抵抗値とに応じて定まる。また、抵抗1002と抵抗1003との接続ノード1005の電圧値は、接続ノード1005よりも電源線VDD側に設けられた抵抗1001および抵抗1002の抵抗値と接続ノード1005よりも電源線VSS側に設けられた抵抗1003の抵抗値とに応じて定まる。そのため、接続ノード1004の電圧値が基準電圧Vrefの基準値よりも100mV大きい電圧値となり、接続ノード1005の電圧値が基準電圧Vrefの基準値よりも100mV小さい電圧値となるように、抵抗1001,1002,1003を調整すればよい。
次に、ラッチ出力信号の論理レベルに応じた、基準電圧切り替え回路702の各部の動作について説明する。
論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号が入力されると、トランスファゲート904はオン状態、トランスファゲート907はオフ状態となる。
トランスファゲート904がオン状態となり、トランスファゲート907がオフ状態となることで、基準電圧Vref1がN型トランジスタ803に供給される。なお、駆動電圧が1.2Vであるとした場合、基準電圧Vrefの基準値は、例えば、中間値の0.6Vとなる。この場合、基準電圧Vref1は、0.7Vになる。
一方、論理レベルがLowレベルであるラッチ出力信号が入力されると、トランスファゲート904はオフ状態、トランスファゲート907はオン状態となる。
トランスファゲート904がオフ状態となり、トランスファゲート907がオン状態となることで、基準電圧Vref2がN型トランジスタ803に供給される。基準電圧Vrefの基準値が0.6Vであるとすると、基準電圧Vref2は、0.5Vになる。
このように、基準電圧切り替え回路702は、ラッチ出力信号の論理レベルに応じて、基準電圧Vrefの電圧値を増減させる。
次に、入力初段回路701、ラッチ回路103および基準電圧切り替え回路702の動作について具体的に説明する。
以下では、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されたとする。
論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されると、入力初段回路701は、Lowレベルの初段出力信号をラッチ回路103に出力する。
上述したように、ラッチ前信号の論理レベルは、初段出力信号の論理レベルと同じであるため、Lowレベルとなる。ラッチ回路103は、ラッチ前信号の論理レベルがLowレベルである場合には、論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号を基準電圧切り替え回路702に出力する。
論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号が入力されると、基準電圧切り替え回路702は、上述したように、基準電圧Vref1をN型トランジスタ803に入力する。
基準電圧Vref1がN型トランジスタ803に入力された状態で、論理レベルがHighレベルである入力信号に続いて、論理レベルがLowレベルである入力信号が入力されたとする。
入力初段回路701においては、入力信号の電圧値と基準電圧の電圧値との差が大きいほど、出力スイング可能領域が大きくなる。そのため、入力信号の論理レベルがLowレベルである場合に、基準電圧Vrefの基準値よりも100mV大きい基準電圧Vref1をN型トランジスタ803に入力することで、基準値の基準電圧VrefをN型トランジスタ803に入力するよりも、出力スイング可能領域が大きくなり、振幅の大きい信号を出力することができる。また、基準電圧Vref1をN型トランジスタ803に入力することで、基準値のVrefがN型トランジスタ入力された場合よりも、P型トランジスタ804のオン状態は、大きな電流を流すことができる状態となる。そのため、論理レベルがHighレベルである入力信号が前回入力されることでLowレベルとなっていた出力ラインOutputは、実質P型トランジスタ802の充電能力(電流駆動能力)に応じて、Highレベル(駆動電圧)に充電されるため、高速に信号を出力することができる。
一方、基準電圧Vref1がN型トランジスタ803に入力された状態で、論理レベルがHighレベルである入力信号に続いて、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されたとする。
前回入力された入力信号の論理レベルと今回入力された論理レベルとが同じである場合には、初段出力信号、ラッチ前信号、ラッチ出力、ラッチデータおよびラッチ出力信号の論理レベルは、前回の入力信号の入力時と同じである。そのため、初段回路に対する信号出力の高速応答性は不要となる。
したがって、前回入力された入力信号の論理レベルがHighレベルである場合に、基準電圧Vrefの電圧値を基準値よりも大きくすることで、次に入力された入力信号の論理レベルを反転させた信号の出力特性を良くすることができる。
上述した例では、論理レベルがHighレベルの入力信号に続いて論理レベルがLowレベルである入力信号が入力された場合、および、論理レベルがHighレベルの入力信号に続いて論理レベルがHighレベルである入力信号が入力された場合について説明した。この場合、基準電圧Vrefの基準値よりも電圧値の高い基準電圧Vref1がN型トランジスタ803のゲートに入力され、その結果、次に入力される入力信号の論理レベルを反転させた信号の出力特性を良くすることができる。
次に、論理レベルがLowレベルの入力信号に続いて、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力された場合、および、論理レベルがLowレベルである入力信号が入力された場合について説明する。
論理レベルがLowレベルである入力信号が入力されると、入力初段回路701は、Highレベルの初段出力信号をラッチ回路103に出力する。
上述したように、ラッチ前信号の論理レベルは、初段出力信号の論理レベルと同じであるため、Highレベルとなる。ラッチ回路103は、ラッチ前信号の論理レベルがHighレベルである場合には、論理レベルがLowレベルであるラッチ出力信号を基準電圧切り替え回路702および後段回路106に出力する。
論理レベルがLowレベルであるラッチ出力信号が入力されると、基準電圧切り替え回路702は、上述したように、基準電圧Vref2をN型トランジスタ803に入力する。
基準電圧Vref2がN型トランジスタ803に入力された状態で、論理レベルがLowレベルである入力信号に続いて、論理レベルがHighレベルである入力信号が入力されたとする。
上述したように、入力初段回路701においては、入力信号の電圧値と基準電圧の電圧値との差が大きいほど、出力スイング可能領域が大きくなる。そのため、入力信号の論理レベルがHighレベルである場合に、基準電圧Vrefの基準値よりも100mV小さい電圧値の基準電圧VrefをN型トランジスタ803に入力することで、基準値の基準電圧VrefをN型トランジスタ803に入力するよりも、出力スイング可能領域が大きくなり、振幅の大きい信号を出力することができる。また、基準電圧Vref2をN型トランジスタ803に入力することで、基準値の基準電圧VrefがN型トランジスタ入力された場合よりも、P型トランジスタ804のオン状態は、流すことができる電流が少ない状態となる。そのため、論理レベルがLowレベルである入力信号が前回入力されることでHighレベルとなっていた出力ラインOutputは、実質N型トランジスタ804の電荷引き抜き能力に応じて、Lowレベル(接地電圧)に電荷が引き抜かれるため、高速に信号を出力することができる。
一方、基準電圧Vref2がN型トランジスタ803に入力された状態で、論理レベルがLowレベルである入力信号に続いて、論理レベルがLowレベルである入力信号が入力されたとする。
前回入力された入力信号の論理レベルと今回入力された論理レベルとが同じである場合には、初段出力信号、ラッチ前信号、ラッチ出力、ラッチデータおよびラッチ出力信号の論理レベルは、前回の入力信号の入力時と同じである。そのため、初段回路に対する信号出力の高速応答性は不要となる。
したがって、前回入力された入力信号の論理レベルがLowレベルである場合に、基準電圧Vrefの電圧値を基準値よりも小さくすることで、次に入力された入力信号の論理レベルを反転させた信号の出力特性を良くすることができる。
このように本実施形態によれば、入力信号受信回路200は、入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力する差動回路を1つ有し、前回入力された入力信号の論理レベルに応じて、次の入力信号の論理レベルを反転させた信号の出力特性が良くなるように、基準電圧Vrefの電圧値を調整する。
そのため、入力信号を正確に受信することができる。また、入力信号の論理レベルに応じて信号の出力特性の異なる2つの差動回路を常に駆動させる入力信号受信回路と比較して、回路構成を小さくすることができ、また、消費電力の低減を図ることができる。
なお、上述した第1および第2の実施形態においては、前回入力された入力信号の論理レベルに応じて、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のいずれか一方を駆動させる、あるいは、基準電圧Vrefの電圧値を増減させていたが、入力信号受信回路の初期状態においては、前回入力された入力信号の論理レベルが決まっていない状態となる。このような場合の対処方法としては種々のものが考えられる。
例えば、最初に入力される入力信号の論理レベルをルール化する方法がある。この方法では、最初に入力される入力信号の論理レベルが予め定められる。そのため、予め定められた論理レベルに応じて、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のうち、予め定められた信号の論理レベルを反転した信号の出力特性が良い差動回路を駆動させたり、初段入力回路701の信号の出力特性が良くなるように基準電圧を切り替えたりすることができる。
また、別の方法として、初期状態において、ラッチ回路103に初期値を設定する方法がある。
初期状態において、論理レベルがLowレベルであるReset信号を図2に示すNAND回路208に入力すると、ラッチ出力の論理レベルはLowレベルとなり、ラッチ出力信号の論理レベルはHighレベルとなる。ラッチ出力信号の論理レベルがHighレベルとなることで、第1の実施形態の入力信号受信回路100においては、Fall有利初段回路102が駆動される。また、ラッチ出力信号の論理レベルがHighレベルとなることで、第2の実施形態の入力信号受信回路700においては、基準電圧Vrefの基準値よりも100mV小さい基準電圧Vref2が入力初段回路701に入力される。
なお、ラッチ出力信号は後段回路106にも入力されるため、論理レベルがHighレベルであるラッチ出力信号が入力されると、後段回路106が誤動作する可能性がある。そこで、ラッチ出力信号の論理レベルを後段回路106が誤動作しないLowレベルとする必要がある。図2に示す回路においては、NAND回路208の代わりにNOR回路を用い、Reset信号を反転してNOR回路に入力することで、実現することができる。
また、別の方法として、第1の実施形態の入力信号受信回路100において、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102の両方を駆動させる方法がある。図11は、この方法を適用した入力信号受信回路1100の構成を示すブロック図である。
入力信号受信回路1100は、第1の実施形態の入力信号受信回路100と比較して、制御回路1101が追加された点と、ラッチ出力信号が制御回路1101に入力される点と、が異なる。
制御回路1101にはReset信号が入力される。
制御回路1101は、通常動作時には、ラッチ出力信号の倫理レベルに応じて、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のうち、いずれか一方を駆動させ、他方を停止させる制御信号をRise有利初段回路101およびFall有利初段回路102に出力する。また、制御回路1101は、初期状態において、論理レベルがLowレベルであるReset信号が入力されると、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102の両方を駆動させる制御信号を出力する。
最初の入力信号が入力されると、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102から入力信号の論理レベルを反転させた信号(初段出力信号)が出力される。初段出力信号の出力に応じて、ラッチ回路103にラッチデータが保持され、ラッチ出力信号が一意に決定され、以後、Rise有利初段回路101およびFall有利初段回路102のうち、いずれか一方のみが駆動されるようになる。
なお、上述した各実施形態では、ラッチクロック信号のFallエッジしか使っていないため、メモリ等のFallエッジおよびRiseエッジの両方を使う、いわゆるDDR(Double-Data-Rate)動作する半導体装置にはそのまま適用することができない。したがって、図13にDDR動作に対応させた変形例を示す。
本変形例では、ラッチ回路103−1,103−2を初段出力信号の入力ノード1301とラッチ出力信号の出力ノード1302との間に並列に設けられている。ラッチ回路103−1にはラッチクロック信号Tが入力され、ラッチ回路103−2には、インバータ1303によりラッチクロック信号Tの論理レベルが反転されたラッチクロック信号Bが入力される。なお、ラッチ回路103−1,103−2の構成は、図2に示すラッチ回路103の構成と同様である。
また、ラッチ回路103−1から出力されるラッチ出力信号1とラッチ回路103−2から出力されるラッチ出力信号2とが競合しないように、ラッチ回路103−1,103−2それぞれとラッチ出力信号の出力ノード1302との間に相補で動作するトランスファゲート1304−1,1304−2を設けているが、ラッチ回路103−1,103−2それぞれのインバータ210をラッチクロック信号に応答して相補動作するクロックドインバータによって構成してもよい。
DDR動作に対応した変形例の動作について、図14を参照して説明する。
DDR動作に対応して変形例においては、ラッチクロック信号Tとラッチクロック信号Bとによって、ラッチ回路103−1,103−2が制御される。
ラッチクロック信号Tおよびラッチクロック信号Bはそれぞれ、クロック信号CK/CKBのHiパルスに対応する。したがって、2つのラッチ回路103−1,103−2を用いることで、(1周期の間に)半周期につき1値ずつ、すなわち、2値のデータが格納される。
また、ラッチクロック信号Tおよびラッチクロック信号Bにより、トランスファゲート13−1,13−2それぞれが制御され、ラッチ出力信号1,2のうち、片側はHi−Z状態となる。したがって、ラッチ出力信号同士のバスファイトは発生しない。したがって、ラッチ出力信号1,2はクロック信号CK/CKBのHiパルスに対応し、ラッチクロック・ノード上で半周期ずつデータを出力し合成される事となる。
DDR動作に対応した変形例における動作としては、図14に示すように、時刻t1において、リセット信号が解除され、初段出力の論理レベルはHighレベルとなる。
また、ラッチクロックT信号の論理レベルはLowレベル、ラッチクロック信号の論理レベルはHighレベルであるため、ラッチ回路103−1のみが入力を受け付け、また、ラッチ出力を出力できる。ラッチクロック信号Bの論理レベルがHighレベルであるため、ラッチ回路103−2は入力が遮断され、出力もHi−Zとなる。
このとき、ラッチ出力信号1の論理レベルはLowレベルであるため、入力初段回路104においては、Fall有利初段回路102が駆動状態、Rise有利初段回路101は停止状態となり、Fall有利の状態となる。
時刻t2において、ラッチクロック信号BのFallエッジで論理レベルがLowレベルである入力信号(0)によって論理レベルがHighレベルに変化した初段出力がラッチ回路103−2に取り込まれ、ラッチ出力信号2の論理レベルがHighレベルとなる。回路103−2の出力はHi−Zであるため、ラッチ出力信号1とラッチ出力信号2との間でバスファイトは発生しない。
ラッチ出力信号2がHighレベルとなったことに対応して、入力初段回路104においては、Fall有利初段回路102が停止状態、Rise有利初段回路101が駆動状態となり、Rise有利の状態となる。
時刻T3において、論理レベルがHighレベルである入力信号の入力に対応して、Rise有利初段回路101が駆動状態となるが、ラッチクロック信号Tの論理レベルがHighレベルであるため、ラッチ回路103−1の入力が遮断され出力もHi−Zとなる。一方、ラッチクロック信号Bの論理レベルがLowレベルであるため、回路103−2には初段出力が入力され、ラッチ出力信号2が出力される。ラッチ出力信号1はHi−Zであるため、先ほど同様ラッチ出力信号1とラッチ出力信号2との間のバスファイトは起こらない。
時刻t4以降も、入力信号の論理レベルによって変化した初段出力が、ラッチクロック信号Tおよびラッチクロック信号BのFallエッジにおいて、ラッチ回路103−1,103−2に取り込まれ、Fall有利、Rise有利を切り替える動作が繰り返されることとなる。
なお、上述した各実施形態においては、ラッチクロック信号のFallエッジでラッチを行うものについて説明したが、ラッチクロック信号のRiseエッジでラッチを行なうように変更することも可能である。
また、上述した各実施形態においては、入力初段回路として、半導体装置外部から信号が入力される入力回路を例に説明したが、これを半導体装置内部の信号が入力される入力回路に適用することも可能である。
100,700,1100 入力信号受信回路
101 Rise有利初段回路
102 Fall有利初段回路
103,103−1,103−2 ラッチ回路
104 入力初段回路
105 入力端子
106 後段回路
201,209,210,301,501,901 インバータ
202,206,303,306,310,311,312,503,506,508,509,803,804,903,906 N型トランジスタ
203,205,302,305,308,309,502,505,510,511,512,801,802,902,905 P型トランジスタ
204,207,304,307,504,507,904,907,1301−1,1301−2 トランスファゲート
208 NAND回路
701 入力初段回路
702 基準電圧切り替え回路
910 基準電圧発生回路
1001,1002,1003 抵抗
1004,1005 接続ノード
1101 制御回路

Claims (12)

  1. 入力ノードと出力ノードとの間に接続され前記入力ノードに供給される信号に応じて前記出力ノードのレベルを変化させる入力回路であって、制御信号が第1のモードを示すときには、前記出力ノードのレベルを第1のレベルから第2のレベルに遷移させる速度を前記第2のレベルから前記第1のレベルに遷移させる速度よりも大きくし、前記制御信号が前記第1のモードとは異なる第2のモードを示すときには、前記出力ノードのレベルを前記第2のレベルから前記第1のレベルに遷移させる速度を前記第1のレベルから前記第2のレベルに変化させる速度よりも大きくした入力回路を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記入力回路は、差動増幅回路を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記差動増幅回路は、一方の端子が前記入力ノードに接続され他方の端子に基準電圧が供給されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記入力回路は、前記入力ノードと前記出力ノードとの間に接続され、前記制御信号が第1のモードを示すとき駆動状態となると共に第2のレベルを示すときには停止状態となる第1の入力回路と、前記入力ノードと前記出力ノードとの間に接続され、前記制御信号が前記第2のモードを示すとき前記停止状態となると共に前記第1のレベルを示すときには駆動状態となる第2の入力回路と、を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記差動増幅回路に供給する基準電圧を、前記制御信号が前記第1のモードのときと前記第2のモードときとで異ならせる基準電圧切り替え回路を、さらに備えることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 前記入力回路に入力された入力データに基づいて出力されたデータをラッチし、前記制御信号を生成するラッチ回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6記載の半導体装置。
  7. 第1または第2の論理レベルの入力信号が入力され、前記入力信号の論理レベルに応じた信号を後段回路に出力する入力信号受信回路であって、
    前記入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力し、前記入力信号の論理レベルが前記第1の論理レベルである場合の前記信号の出力特性が前記入力信号の論理レベルが前記第2の論理レベルである場合の前記信号の出力特性よりも優れた第1の差動回路と、
    前記入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力し、前記入力信号の論理レベルが前記第2の論理レベルである場合の前記信号の出力特性が前記入力信号の論理レベルが前記第1の論理レベルである場合の前記信号の出力特性よりも優れた第2の差動回路と、
    前記第1および第2の差動回路のうち、いずれか一方を駆動させ、他方を停止させる制御部と、を有し、
    前記制御部は、前回入力された入力信号に応じて前記第1または第2の差動回路から出力された前記信号の論理レベルを保持し、該保持した論理レベルに応じた信号を前記後段回路に出力するとともに、前記前回入力された入力信号の論理レベルに応じて、前記第1および第2の差動回路のうち、いずれか一方を駆動させることを特徴とする入力信号受信回路。
  8. 前記制御部は、前記前回入力された入力信号の論理レベルが前記第1の論理レベルである場合には前記第2の差動回路を駆動させ、前記前回入力された入力信号の論理レベルが前記第2の論理レベルである場合には前記第1の差動回路を駆動させることを特徴とする請求項7記載の入力信号受信回路。
  9. 第1の論理レベルまたは第2の論理レベルの入力信号が入力され、前記入力信号の論理レベルに応じた信号を後段回路に出力する入力信号受信回路であって、
    基準電圧の電圧値と前記入力信号の電圧値との差分に応じて、前記入力信号の論理レベルを反転させた信号を出力する差動回路と、
    前記基準電圧の電圧値を切り替え可能な切り替え回路と、
    前回入力された入力信号に応じて前記差動回路から出力された前記信号の論理レベルを保持し、該保持した論理レベルに応じた信号を前記後段回路に出力するとともに、前記前回入力された入力信号の論理レベルに応じて、前記基準電圧の電圧値を増減させる旨を示す信号を前記切り替え回路に入力する制御部と、を有することを特徴とする入力信号受信回路。
  10. 前記制御部は、前記前回入力された入力信号の論理レベルが第1の電圧値に対応する前記第1の論理レベルである場合には前記基準信号の電圧値を第3の電圧値とし、前記前回入力された入力信号の論理レベルが前記第1の電圧値よりも低い第2の電圧値に対応する前記第2の論理レベルである場合には前記基準信号の電圧値を前記第3の電圧値よりも低い第4の電圧値とすることを特徴とする請求項9記載の入力信号受信回路。
  11. 前記制御部は、初期状態においては、前記第1および第2の差動回路を駆動させることを特徴とする請求項7または8記載の入力信号受信回路。
  12. 前記制御部は、初期状態においては、前前回入力された入力信号の論理レベルを前記第1および第2の論理レベルのいずれか一方とすることを特徴とする請求項7乃至11記載の入力信号受信回路。
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