JP2013199147A - 音声メッセージ出力装置およびハンドル形電動車椅子 - Google Patents

音声メッセージ出力装置およびハンドル形電動車椅子 Download PDF

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Abstract

【課題】音声メッセージの出力を中止可能にして、利用者が不快な思いをすることを軽減・回避することができる音声メッセージ出力装置を提供すること。
【解決手段】注意を喚起する電子ホーンを出力するホーン132と、電子ホーンの出力操作を入力するホーンボタンと、を備えるハンドル形電動車椅子に搭載される音声メッセージ出力装置であって、シート回転センサ113など車両の状態を検知する各種センサと、該各種センサが検知する車両状態に応じた音声メッセージを出力するスピーカ131と、該スピーカから発声させる音声メッセージの出力制御を実行してホーンボタンの押下操作がなされた場合に当該音声メッセージの出力を制限する総括コントローラ121と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、音声メッセージ出力装置およびハンドル形電動車椅子に関し、詳しくは、利用者に正しい操作を促す音声メッセージを音声出力するものに関する。
近年、利用者に優しい装置が普及しつつある。走行車両でも、各種車両状態を報知するための音声メッセージを音声出力して、ドライバに把握させるとともに、誤った操作を是正する音声メッセージ出力装置を搭載することが行われている。例えば、音声メッセージ出力装置には、使用方法に不慣れなユーザに役に立つように動作状態やエラー情報を逐次報告する機能を備える場合がある。また、このような音声メッセージ出力装置は、例えば、車載するカード装着装置へのカードの有無をドライバに報知したり、ナビゲーションシステムに搭載されて走行経路を誤ったときに正規ルートに戻ることを促す音声メッセージを出力することにも適用されている。
この種の音声メッセージ出力装置としては、例えば、歩行速度程度で走行するハンドル形電動車椅子に搭載される場合がある。このハンドル形電動車椅子には、走行開始時に「前進します」という音声メッセージを音声出力して周囲に報知する機能を備えさせることが提案されている(特許文献1)。この特許文献1に記載のハンドル形電動車椅子にあっては、アクセル操作に連動させて、その「前進します」という音声メッセージの出力タイミングが最適になるように調整している。
また、ハンドル形電動車椅子では、安全な走行を確保するために、各種音声メッセージが準備されている。例えば、シートを回転させて乗車し易くした状態のまま、走行を指示するアクセルを操作する場合の安全を確保するために、走行を禁止するのと同時に、シートが乗車時の状態であることを報知して走行時の状態にすることを促すようになっている。
特開2001−213191号公報
ところで、この音声メッセージ出力装置にあっては、警告する音声メッセージは警告すべき内容の音声出力であることから、無闇に停止することを許可しては安全を確保することができない。
その一方で、乗車時にシートを回転させて乗車し易くした状態のまま、誤ってアクセルに手が触れるなどして走行を指示する操作をしてしまった場合には、警告内容は分かっていることである。この場合の音声メッセージの出力では、非難されているように感じるなど不快な思いをしてしまうことになる。
そこで、本発明は、音声出力自体を停止することが不適切な内容の音声メッセージの出力を中止可能にして、利用者が不快な思いをすることを軽減・回避することができる音声メッセージ出力装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決する音声メッセージ出力装置に係る発明の第1の態様は、注意を喚起する警告音を出力する警告音出力部と、前記警告音の出力操作を入力する警告指示部と、を備える車両に搭載される音声メッセージ出力装置であって、前記車両の状態を検知する状態検知部と、該状態検知部が検知する前記車両状態に応じた音声メッセージを出力する音声メッセージ出力部と、該音声メッセージ出力部が前記音声メッセージを出力することを前記警告指示部への入力操作がなされたときに制限する出力制限部と、を備えることを特徴とするものである。
上記課題を解決する音声メッセージ出力装置に係る発明の第2の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記出力制限部は、前記音声メッセージの出力タイミングにおける前記警告指示部への入力操作時には前記警告音出力部による警告音の出力も制限することを特徴とするものである。
上記課題を解決する音声メッセージ出力装置に係る発明の第3の態様は、上記第2の態様の特定事項に加え、前記出力制限部は、前記警告音の音量を小さく抑える制限をすることを特徴とするものである。
上記課題を解決する音声メッセージ出力装置に係る発明の第4の態様は、上記第2の態様の特定事項に加え、前記出力制限部は、前記車両の車室内のみに前記警告音の出力を許容する制限をすることを特徴とするものである。
上記課題を解決する音声メッセージ出力装置に係る発明の第5の態様は、上記第1から第4のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記車両を走行させる操作入力を検知する操作検知部を備えて、前記音声メッセージ出力部は、前記操作検知部が前記車両の走行操作入力を検知したときに、前記状態検知部が検知する前記車両状態に応じた前記音声メッセージを出力することを特徴とするものである。
上記課題を解決する音声メッセージ出力装置に係る発明の第6の態様は、上記第1から第5のいずれか1つの態様の特定事項に加え、前記出力制限部は、前記音声メッセージの内容に応じて当該出力を制限するか否か設定されていることを特徴とするものである。
上記課題を解決するハンドル形電動車椅子に係る発明の第1の態様は、走行方向を指示する操作を入力するハンドルと、該ハンドルに隣接して当該ハンドルの延在面に対して交差する方向に移動させる操作を入力するアクセルと、注意を喚起する警告音を出力する警告音出力部と、前記警告音の出力操作を入力する警告指示部と、上記第1から第6のいずれか1つの音声メッセージ出力装置と、を備えることを特徴とするものである。
上記課題を解決するハンドル形電動車椅子に係る発明の第2の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記音声メッセージ出力部は、当該車両の走行に支障がある状態を前記状態検知部が検知したときに該車両状態に対応して予め設定されている前記音声メッセージを出力することを特徴とするものである。
このように、本発明の上記音声メッセージ出力装置の第1の態様によれば、車両状態に応じた音声メッセージの出力を警告音の出力操作で中止させることができる。したがって、音声メッセージの出力要因となった車両状態を把握している場合には、当初から音声出力自体を停止設定することが不適切な音声メッセージでも、その音声出力を強制的に継続することなく、利用者の意思でその音声出力を中止することができる。
この結果、利用者が不快な思いをすることを軽減・回避することができる。このとき、警告音の出力により、外部の人も音声メッセージが中止されたことを把握することができる。また、警告音の出力操作を流用していることから、特別な部材を準備することなく、また、同様の操作で容易に実行することができる。
本発明の上記音声メッセージ出力装置の第2の態様によれば、音声メッセージの出力を中止するために操作した警告音の出力も制限することができる。したがって、利用者に注意を喚起するだけで十分であり、外部の人に無闇に注意を喚起させてしまうことを少なくすることができる。
本発明の上記音声メッセージ出力装置の第3の態様によれば、その警告音の出力制限として、音量を小さく抑えることができる。したがって、警告音の音声出力で外部の人に不快な思いをさせることを軽減することができる。
本発明の上記音声メッセージ出力装置の第4の態様によれば、その警告音の出力制限として、車両の車室内のみの出力設定にすることができる。したがって、警告音の出力で外部の人に不快な思いをさせることを回避することができる。
本発明の上記音声メッセージ出力装置の第5の態様によれば、走行を指示する入力操作がなされたときに、利用者に報知して把握させるべき車両状態である場合に、対応する音声メッセージを出力することができる。したがって、無闇に音声メッセージを音声出力するのではなく、安全性に関わることの音声メッセージを確実に出力させることができ、その出力要因の車両状態を把握する利用者はその音声出力を自分の意思で中止することができる。
本発明の上記音声メッセージ出力装置の第6の態様によれば、利用者に把握させるべき車両状態を報知する音声メッセージの音声出力として設定されている場合には、警告音の出力操作をしても中止させることはできない。したがって、無闇に音声メッセージの音声出力を中止してしまうことなく、例えば、車両の故障など安全性に関わることの音声メッセージを確実に出力させることができ、また、例えば、操作ミスなどの出力要因の車両状態を把握していて対処法を熟知している利用者はその音声出力を自分の意思で中止することができる。
本発明の上記ハンドル形電動車椅子の第1の態様によれば、ハンドル近傍のアクセルを操作して走行するハンドル形電動車椅子でも、警告音の出力操作で車両状態に応じた音声メッセージの出力を中止させることができる。したがって、走行させる意思がなくても触れてしまうだけで音声メッセージが出力してしまった場合などには、その音声メッセージの音声出力をその利用者の意思で中止することができ、ハンドル形電動車椅子の利用者が繰り返し不快な思いをすることを軽減・回避することができる。また、警告音の出力操作は、ハンドル形電動車椅子の場合には、ハンドル付近で行なうので、直ちに操作することができる。
本発明の上記ハンドル形電動車椅子の第2の態様によれば、走行に支障がある状態、言い換えると、そのまま走行指示を受け入れてしまうと安全性を確保することができないときに、対応する音声メッセージを出力することができる。したがって、無闇に音声メッセージを音声出力するのではなく、安全性に関わることの音声メッセージを確実に出力させることができ、その出力要因の車両状態を把握する利用者はその音声出力を自分の意思で中止することができる。
本発明に係る音声メッセージ出力装置を搭載する車両の一例であるハンドル形電動車椅子の一実施形態を示す図であり、その基本構造を示す前方から見た斜視図である。 図1と同様に、その基本構造を示す後方から見た斜視図である。 その操舵部を示す平面図である。 その制御処理を実行するブロック図である。 その制御処理手順(方法)を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1〜図5は本発明に係る音声メッセージ出力装置を搭載する車両の一例であるハンドル形電動車椅子の一実施形態を示す図である。
図1および図2において、ハンドル形電動車椅子(車両)10は、ベース部材11と、前輪12と、後輪13と、バッテリパック14と、電源スイッチ15と、シート16と、操舵伝達部17と、操舵部18と、を備えて構築されている。
ベース部材11は、このハンドル形電動車椅子10を利用する乗員(利用者)が乗っても十分に形態を維持することができる程度の強度を有する床部材として機能しており、このベース部材11の前側両側方に前輪12が連れ回り回転可能に取り付けられているとともに、後側両側方に後輪13が回転駆動可能に取り付けられている。後輪13は、ベース部材11の後側カバー11a内に収容されている電動モータ105(図4を参照)の駆動軸に連結されており、この後輪13が駆動輪として回転駆動することにより前進または後退する方向に走行することができる。前輪12は、後輪13が回転駆動して走行するのに従って連れ回り従動回転する。なお、このハンドル形電動車椅子10の後ろ側には、ベース部材11下部に一対の補助輪19が取り付けられており、この補助輪19は、後輪13が後退方向に急速回転して前側が持ち上がって転倒してしまうことを防止する。
バッテリパック14は、後側カバー11aの前側に位置するようにベース部材11に取り付けられている。このバッテリパック14は、シート16下のコードリール21から充電用ケーブルを引き出して家庭用コンセントに充電プラグ21aを差し込むことにより充電可能に作製されている。
電源スイッチ15は、操舵伝達部17のカバー部材17aの側面に配置されている。この電源スイッチ15は、キー15aを挿した状態にして正逆回転させることにより内蔵するスイッチをオン・オフして、車載する電装部品に電力供給または電力遮断するとともに、さらにオン方向に回転させることにより、所謂、走行可能なイグニッション・オン(IG−ON)状態に変移させるようになっている。
シート16は、ベース部材11の後ろ側縁部に沿うように形成されている持ち上げ用フレーム23に設けられるシート取付部材(図示せず)を介して取り付けられている。このシート16は、乗車し易い状態になるように、シート16付近に設けられるシート回転レバー(図示せず)を回転させることで水平面内で左右方向に回転させることができる。また、持ち上げ用フレーム23には、カバーフレーム22がベース部材11の後側カバー11aに跨るように固定されている。
また、シート16は、乗員の背中を付けた姿勢で保持するバックサポート24と、乗員の腕を乗せた状態で保持するアームサポート25と、を備えている。バックサポート24の背面側には、電磁ブレーキ107(図4を参照)による走行制限を解除するクラッチバー26と、IG−ON中に点滅して注意を喚起するバックランプ27と、が配設されている。また、アームサポート25の側面側には、右左折時に点滅させて注意を喚起するウインカーランプ28が配設されている。
操舵伝達部17は、操舵部18を上部に配置されて、その操舵部18の回転方向を下方に伝達する機構をカバー部材17a内に収容しており、この操舵伝達部17は、操舵部18を正対させている方向に前輪12を並列させたまま回転させて走行方向の操舵を実現している。なお、この操舵伝達部17のカバー部材17aは、乗員の脚部を覆うシールド部材としても機能する。また、この操舵伝達部17の前側にも、持ち上げ用フレーム29が固設されている。
操舵部18は、円形に形成されて複数回転させる自動車に車載のタイプとは異なって、オートバイや自転車等と同様に回転させることなく、正対姿勢を向けることで走行方向を操作するタイプのものが採用されている。この操舵部18の両側には、後方を写すバックミラー31が取り付けられている。なお、ハンドル形電動車椅子10の前側の操舵部18下部には、操舵伝達部17のカバー部材17a前面にバスケット32が取り付けられており、そのバスケット32の下側には、常時点灯させるヘッドランプ33と、夜間などに対向車などのライトを反射する反射板34と、が設けられている。また、ハンドル形電動車椅子10の後ろ側の後側カバー11aにも反射板35が設けられている。
この操舵部18は、図3に示すように、操作パネル41と、操舵ハンドル42と、アクセルレバー43と、ブレーキレバー44と、を備えて構築されており、バックミラー31は、操作パネル41の前側の左右にそれぞれ固設されている。
操作パネル41は、最高速度設定ノブ51と、前進・後退切換スイッチ52と、前進・後退表示ランプ53F、53Bと、ウインカースイッチ54L、54Rと、ホーンボタン(警告指示部)55と、バッテリ残量表示ランプ群56(56a〜56c)と、を備えている。
最高速度設定ノブ51は、アクセルレバー43を最大に操作した場合の最高速度として低速「1」〜高速「6」までを目安にして任意に設定することができるようになっており、後述する駆動コントローラ101(図4を参照)が電動モータ105への供給電力を加減して速度調節する。
前進・後退切換スイッチ52は、前方または後方に移動させることで前進または後退を切り換えるようになっており、駆動コントローラ101は、この前進・後退切換スイッチ52の切換操作に従って後輪13を正逆方向に回転駆動させる。前進・後退表示ランプ53F、53Bは、その前進・後退切換スイッチ52の切換操作により選択された側が点灯して前進または後退の走行方向を表示する。
ウインカースイッチ54Lは、左折時に押下するボタンスイッチであり、また、ウインカースイッチ54Rは、右折時に押下するボタンスイッチである。駆動コントローラ101は、このウインカースイッチ54L、54Rの押下操作に従っていずれか一方のアームサポート25側面のウインカーランプ28を点滅させて右折側または左折側の走行方向を表示する。
ホーンボタン55は、走行先などに注意を喚起する際に押下するボタンスイッチであり、このホーンボタン55の押下操作に従って後述するホーン(警告音出力部)132を鳴動させて電子音の警告音である電子ホーンを出力するようになっている。このホーン132は、後述する統括コントローラ121が鳴動させるようになっている。
バッテリ残量表示ランプ群56(56a〜56c)は、駆動コントローラ101が不図示のセンサで検出するバッテリパック14内の蓄電残量に応じて順次点灯させるようになっている。統括コントローラ121は、駆動コントローラ101からその蓄電残量情報を受け取って充電する必要があるほど残量が減少した場合に残量ランプ56cのみを点灯させて表示(報知)し、走行するのに十分な残量がある場合に残量ランプ56a〜56cの全てを点灯表示し、その間の残量の場合には残量ランプ56aのみを消灯して注意を喚起する。
操舵ハンドル42は、操作パネル41の右側側方と左側側方の両側のそれぞれで、その操作パネル41の上部と下部との間を連結するように緩やかに屈曲させた周回形状に形成されている一対の棒状部材により構成されている。この棒状部材が延びる方向に沿って形成される面が操舵ハンドル42の延在面となる。この操舵ハンドル42は、乗員が掴んだ状態で概略水平面内で左右に傾斜させる方向に正逆回転させることにより、操舵伝達部17を介して一対の前輪12を正対させる向きを調整する走行方向の操舵入力装置として機能する。また、操舵ハンドル42は、乗員が把持して姿勢を保持する部材としても機能する。
アクセルレバー43は、操舵ハンドル42が囲む操作パネル41の右側側方と左側側方の両側の空間内で、その操舵ハンドル42の下側に位置するように、左右一対の1組にしてそれぞれに配設されている。このアクセルレバー43は、操作パネル41の側面に回転自在に軸支されている軸部43rから前方側と手前側との双方に延在する棒状のレバー形状に作製されており、その軸部43rを中心にして前方側端部43aと手前側端部43bがそれぞれ逆方向となる上下に回転揺動可能に取り付けられている。
これにより、アクセルレバー43は、例えば、前方側端部43aを上方に押し上げるように揺動操作する、あるいは、手前側端部43bを操舵ハンドル42と一緒に掴むようにして同一レベルまで押し下げるように揺動操作することで、その回転量を調整することができる。
このアクセルレバー43の回転量は、駆動コントローラ101が感知するようになっており、その駆動コントローラ101は、そのアクセルレバー43の回転量に応じて、操作パネル41内の最高速度設定ノブ51で設定されている最高速度の範囲内で電動モータ105に供給する電流量を加減して速度調節をするようになっている。
ブレーキレバー44は、操舵ハンドル42の左側の前方で平行姿勢になるように側方に延在されている。このブレーキレバー44は、乗員が操舵ハンドル42と共に握って接近させる圧力を駆動コントローラ101に感知させるようになっている。駆動コントローラ101は、そのブレーキレバー44を握る圧力に応じた制動力を前輪12や後輪13の双方あるいは一方に電磁ブレーキ107により加えさせて、その回転を抑制・禁止(速度制限)するようになっている。なお、ここではブレーキレバー44の操作を感知して駆動コントローラ101が電磁ブレーキ107による制動力をアシストする場合を一例に説明するが、これに限らず、例えば、ワイヤーをブレーキパッドに連結して直接制動力を加える構造であってもよいことは言うまでもない。
駆動コントローラ101は、図4に示すように、シート16下に設置される不図示の基板内に配置されたCPUや各種メモリなどの電子部品により構築されており、この駆動コントローラ101は、予め格納されている制御プログラムを各種センサ情報や各種パラメータ情報などに基づいて実行することにより、ハンドル形電動車椅子10の装置各部を統括制御して所望の速度で走行することを実現する。また、駆動コントローラ101は、操作パネル41内に収容されている不図示の基板内に配置されたCPUや各種メモリなどの電子部品により構築されている統括コントローラ121との間でCAN(Controller Area Network)通信により相互間で各種情報をやり取り可能に接続されている。この統括コントローラ121は、操作パネル41周辺の部品を接続する端子を備えてスイッチボックスとして機能するのに加え、駆動コントローラ101と同様の各種情報処理機能を備えて各種センサ情報を駆動コントローラ101に受け渡すとともに、その駆動コントローラ101から受け取った情報を出力する機能を備えている。
具体的には、駆動コントローラ101には、バッテリパック14、電源スイッチ15、電動モータ105および電磁ブレーキ107に加えて、ホールセンサ106、アームサポートセンサ111、着座センサ112、シート回転センサ113、クラッチセンサ115およびバッテリ温度センサ117などの各種センサと共に充電器151が接続されている。また、統括コントローラ121には、ブレーキセンサ122、アクセルセンサ(操作検知部)123、ステアリングセンサ124、スピーカ131および電子ホーン132が接続されている。
バッテリパック14は、装置各部に駆動電力を供給するとともに、コードリール21の充電プラグ21aを家庭用コンセントに接続されたときに、充電器151が家庭用交流電源を充電可能な直流電圧電流に変換することにより駆動コントローラ101を介して充電することができる。その充電器151は、充電プラグ21aの家庭用コンセントへの接続を、家庭用電源の電源電圧により感知して、その充電信号を駆動コントローラ101と統括コントローラ121にバッテリパック14内の蓄電残量の検出や充電プラグ21aの引き抜き制限等の各種処理用に受け渡す。
電源スイッチ15は、キー15aを挿して回転させることにより、駆動コントローラ101等の各種電装部品への電力供給を開始させて起動状態に変移させる。この電源スイッチ15は、キー15aの回転操作に応じて、例えば、ヘッドランプスイッチ103がオンしてヘッドランプ33を点灯させるとともに、イグニッションスイッチ102がオンしてアクセルセンサ123が検知するアクセルレバー43の回転操作量に応じた電力量(電流)の電動モータ105への通電による走行可能状態にする。また、電動モータ105は内部のロータの位置を検出するホールセンサ106を備える。
駆動コントローラ101は音声メッセージをスピーカ131から音声出力する発声制御を統括コントローラ121を介して実行する機能を備える。
ここで、この種の音声メッセージは、駆動コントローラ101内に予め設定されており、この駆動コントローラ101は、対応するセンサ情報の検出時に該当する内容の音声メッセージを読み出して統括コントローラ121側に受け渡す。その統括コントローラ121は、受け取った音声メッセージを出力するための合成音声情報を生成してスピーカ131から音声出力させる発声制御を実行する。なお、音声メッセージは統括コントローラ121内に予め設定されているようにしても良い。この場合、統括コントローラ121が駆動コントローラ101より特定の音声メッセージを音声出力するように指示を受け、音声出力を実施する。
電磁ブレーキ107は、駆動コントローラ101を介してバッテリパック14から電力供給を受けて必要な制動力を発生させるようになっている。駆動コントローラ101は、ブレーキセンサ122が検出するブレーキレバー44の操作を総括コントローラ121を介して受け取って電磁ブレーキ107への通電制御を実行する。
このブレーキレバー44は、ブレーキを効かせている位置に解除操作するまで固定可能に不図示のロック機構を備えている。駆動コントローラ101は、このブレーキレバー44の操作をブレーキセンサ122から受け取って一時停止操作か、または、駐車(パーキング)中か否かを把握するようになっている。
クラッチセンサ115は、シート16のバックサポート24背面側のクラッチバー26の操作の有無を検知するように配置されている。クラッチバー26が握られている状態のときには機械的にギヤケース(図示せず)内のギヤ結合状態が解除されて手押し等を許容する状態にする。
アームサポートセンサ111は、シート16の両側に張り出して乗員が肘掛けとして利用するアームサポート25の状態を検知するように配置されている。また、着座センサ112は、シート16への乗員の適正乗車の有無を検知するように配置されている。同様に、シート回転センサ113は、乗員の乗車時におけるシート16の回転操作の有無を検知するように配置されている。駆動コントローラ101は、これらアームサポートセンサ111、着座センサ112およびシート回転センサ113の検出情報を受け取ってアームサポート25の状態やシート16への乗車状態に応じた走行制限制御や適正状態での走行を促す音声メッセージの出力制御などを実行するようになっている。
バッテリ温度センサ117は、バッテリパック14の温度を検出するように配置されている。
ステアリングセンサ124は、操舵ハンドル42の回転操作を検出するように配置されている。駆動コントローラ101は、総括コントローラ121を介してこのステアリングセンサ124の検出情報を受け取って走行状態に応じた各種制御、例えば、曲がる際の後輪13に伝達する駆動力の配分を調整するなどの走行制御を実行するようになっている。
スピーカ131は、予め準備されている上記の音声メッセージを含めて各種音声メッセージを、駆動コントローラ101から統括コントローラ121を介して受け取って音声出力(以下では、発声ともいう)するように操作パネル41に配置されている。
ホーン132は、操作パネル41内のホーンボタン55の押下操作に応じて、また、不図示の盗難防止機能が働いた際など統括コントローラ121がホーン鳴動させる必要があると判断する各種状況に応じて鳴動して電子ホーンを出力するようになっている。
また、統括コントローラ121は、上記のように取得した各種センサ情報に応じた予め設定されている音声メッセージを、駆動コントローラ101を介して受け取ってスピーカ131から発声するようになっている。また、統括コントローラ121は、音声メッセージの内容に応じて優先順位と、その発声途中での中止の可否が予め対応付けされて設定されている。
そして、この統括コントローラ121は、上記各種センサ情報に基づいて音声メッセージの発声制御を開始する必要があると判断したときに、該当する音声メッセージに対応付けして発声フラグを一時的に保持して、その優先順位に従って発声フラグ成立毎に発声制御を実行するようになっている。また、この統括コントローラ121は、音声メッセージの発声中に操作パネル41内のホーンボタン55が押下操作された場合に、その発声中の音声メッセージの内容に応じて発声中止あるいは強制発声するなど音声出力制御に従う発声処理手順(方法)を実行するようになっている。
このとき、統括コントローラ121は、発声中止可能に設定されている音声メッセージの出力中にホーンボタン55の押下操作がなされた場合には、その操作が発声中止目的であることからホーン132を鳴動させて出力する電子ホーン音量を、例えば、1/3程度に抑えるようになっている。このホーン音量の調整は、任意に設定可能にしてもよく、例えば、音量をゼロにして鳴動自体を省略するようにしてもよい。すなわち、上記各種センサが車両状態を検知する状態検知部を構成して、スピーカ131が音声メッセージ出力部を構成し、統括コントローラ121が出力制限部を構成している。
詳細には、統括コントローラ121は、上記各種センサ情報に基づいて音声メッセージの発声制御を開始する必要があると判断して、発声フラグを一時的に保持したときに(発声フラグ成立毎に)、図5のフローチャートに示す上記制御プログラムの制御処理(発声制御処理)を実行する。なお、以下の説明では、YESの判断は(Y)、NOの判断は(N)として簡単に示しておく。
まず、ステップS11では、新たな発声フラグの成立毎に、現在、音声メッセージの発声中であるか否かを確認して、発声中でない場合には(N)そのままステップS12に進むことを許可する一方、発声中である場合には(Y)ステップS13に進む。
ステップS12では、新たな音声メッセージの発声を最上位に組み込んでからステップS21に進む。
ステップS13では、発声中の音声メッセージと新たな音声メッセージの優先順位を比較して、新たな音声メッセージの優先度が高い場合には(Y)ステップS14に進む一方、新たな音声メッセージの優先度が低い場合には(N)ステップS15に進む。
ステップS14では、発声中の音声メッセージの出力を中断してからステップS12に進み、発声途中の音声メッセージは出力自体を中止することなく、後に再度発声処理を実行するように解除するだけで、新たな音声メッセージを最上位に組み込ませる。
ステップS15では、新たな音声メッセージを設定優先順位に応じた発声順に組み込んでステップS22に進む。
ステップS21では、発声中の音声メッセージはないことから、発声順の最上位の音声メッセージの発声制御を開始してステップS22に進む。
ステップS22では、操作パネル41内のホーンボタン55が押下操作されて発声処理中の音声メッセージの出力を中止するキャンセル操作がなされたか否か確認し、キャンセル操作がなされない場合には(N)そのままステップS23に進む一方、キャンセル操作が確認された場合には(Y)ステップS24に進む。
ステップS23では、そのまま発声中の音声メッセージの出力を継続することとしてそのままステップS31に進む。
ステップS24では、発声処理中の音声メッセージが強制終了(キャンセル)可能として設定されているか否かを確認して、キャンセルできない場合には(N)そのままステップS23に進む一方、キャンセル可能な場合には(Y)ステップS25に進む。
ステップS25では、発声処理中の音声メッセージの出力を中止する発声制御を実行した後にステップS31に進む。
ステップS31では、音声メッセージの発声が終了しているか否かを確認して、終了していない場合には(N)ステップS22に戻って同様の処理を繰り返す一方、終了していることを確認した場合には(Y)ステップS32に進む。
ステップS32では、発声の終了した音声メッセージのフラグ保持をリセットして、発声対象から外した後にステップS33に進む。
ステップS33では、次に発声する音声メッセージのフラグが保持されているか否かを確認して、保持されていることが確認された場合には(Y)ステップS21に戻って同様の処理を繰り返す一方、保持されていない場合には(N)このまま音声メッセージの発声処理制御を終了する。
これにより、統括コントローラ121は、音声メッセージを優先順位の高いものから発声させることができ(ステップS11〜S14、S21)、例えば、故障に関わる優先度が高い音声メッセージは最優先にスピーカ131から発声させる一方、優先度が低い定期点検を促すような音声メッセージの発声は後回しにすることができる(ステップS11、S13、S15)。
この統括コントローラ121は、その優先順位順に発声する音声メッセージの出力中にホーンボタン55の押下操作がなされた場合に、その音声メッセージが発声中止可能として設定されている場合には、その音声メッセージの発声をキャンセルすることができ(ステップS22、S24、S31〜S33)、強制的に発声を完了すべき音声メッセージは中止を許可することなく、終了まで継続することができる(ステップS22〜S24、S31〜S33)。
このために、乗員に確実に報知すべき重要な、例えば、故障の発生検知に起因してメンテナンスを促す音声メッセージは、強制的に発声するものとしてキャンセル不能のまま優先順位を高くして確実に発声させることができる。また、定期点検の報知のような優先順位の低い音声メッセージは、後回しにして発声することができる。さらに、音声メッセージの発声要因が分かり易くその要因の解消も容易である場合には、その音声メッセージの発声を中止可能にして耳障りになってしまうことを回避することができる。
この発声中止可能な音声メッセージとしては、例えば、次のようなケースが想定されており、統括コントローラ121には、それぞれの発声をキャンセル可能な音声(警告)メッセージとして設定されている。
アクセル誤操作警告1:ブレーキを利かせるようにブレーキレバー44を操作してロック機構により保持する状態にあって、ブレーキセンサ122の検知時間が設定時間以上継続する駐車(パーキング)時に、乗員等が誤ってアクセルレバー43に触れて回動操作してしまい、走行開始要求があったと判断したときに対応する「走行できません。駐車ブレーキを解除してください。」という音声メッセージ。
アクセル誤操作警告2:停車中にシート16を回転させて座っているだけで、シート回転センサ113がそのシート16の回転状態を検知している際に、乗員等が誤ってアクセルレバー43に触れて回動操作してしまい、走行開始要求があったと判断したときに対応する「走行できません。シートを正面に戻してください。」という音声メッセージ。
アクセル誤操作警告3:停車中にシート16に座っていない状態を着座センサ112が検知している際に、乗員が乗降などするためにアクセルレバー43を掴んだときに誤って回動操作をしてしまい、走行開始要求があったと判断したときに対応する「走行できません。シートに座ってください。」という音声メッセージ。
アクセル誤操作警告4:停車中にアームサポート25を持ち上げている状態をアームサポートセンサ111が検知している際に、乗員が乗降などするためにアクセルレバー43を掴んだときに誤って回動操作をしてしまい、走行開始要求があったと判断したときに対応する「走行できません。肘掛(アームサポート)を下してください。」という音声メッセージ。
アクセル誤操作警告5:クラッチバー26を握って押すなどの手動走行させている状態で、乗員等が誤ってアクセルレバー43に触れて回動操作してしまい、走行開始要求があったと判断したときに対応する「走行できません。クラッチバーから手を離してください。」という音声メッセージ。なお、このクラッチバー26を掴んでいる状態で電動モータ105の回転駆動を許容してしまうと、そのクラッチバー26を放したときに後輪13が急激に高速回転してしまうことから、この条件では電動モータ105の回転駆動を制限(禁止)しており、クラッチバー26を放しても急発進してしまうことはない。
アクセル誤操作警告6:車両や歩行者の飛び出しなどに驚いてアクセルレバー43の手前側端部43bを強く握ったときなど、急激かつ過大な走行指示をアクセルセンサ123が感知することにより、過大な走行要求があったと判断したときに対応する「緊急停止しました。」という音声メッセージ。すなわち、アクセルセンサ123は、過大なアクセル操作を検知する握り込みセンサとしても機能する。
アクセル誤操作警告7:アクセルレバー43の回転操作を気が付かないうちにしてしまっている状態で、電源スイッチ15のキー15aを回転させてイグニッションスイッチ102がオンされたときに対応する「一旦、アクセルレバーから手を放してください。」という音声メッセージ。なお、このアクセル誤操作警告7は、イグニッションスイッチ102のオンから短時間にアクセルレバー43の回転操作がなされたときにも発声するようになっている。
充電誤操作警告1:コードリール21から引き出した充電用ケーブル先端の充電プラグ21aを家庭用コンセントに差し込んでバッテリパック14への充電中(実質的な充電完了後も含む)であることを充電器151からの充電信号により把握している際に、電源スイッチ15のキー15aを回転させてイグニッションスイッチ102がオンされたときに対応する「充電中です。電源スイッチを切ってください。」という音声メッセージ。
充電誤操作警告2:充電誤操作警告1とは逆に、電源スイッチ15のキー15aを回転させてイグニッションスイッチ102をオンさせる位置にしたままの状態で、コードリール21から引き出した充電用ケーブル先端の充電プラグ21aを家庭用コンセントに差し込んだために、バッテリパック14への充電が開始されることを充電器151からの充電信号により把握したときに対応する「電源スイッチを切ってから、充電をやり直してください。」という音声メッセージ。
放置警告1:電源スイッチ15のキー15aを挿し込んで回転させたままの状態で予め設定されている時間、例えば、3分が経過して放置されていると判断したときに対応する「電源スイッチを切ってください。」という音声メッセージ。
したがって、統括コントローラ121は、ハンドル形電動車椅子10の車両状態に応じた音声メッセージを優先順位に従ってスピーカ131から発声させることができる。このとき、統括コントローラ121は、安全に関わるような内容の音声メッセージの場合には強制的に発声させる一方、乗員が直ちに把握可能で乗員の意思で中止しても問題ない音声メッセージの場合には、警告時に操作するホーンボタン55を流用して押下操作するだけで中止することができる。
このため、音声メッセージの発声が開始された理由が分かっていて、例えば、直ちにアクセルレバー43の回転操作を解除した後にまで、その操作を止めるように促す音声メッセージを最後まで強制的に聞かされることを乗員の意思で回避することができる。このとき、ホーンボタン55の押下操作により鳴動する電子ホーンの出力音量は小さく抑えられているので、その電子ホーンの鳴動で周囲の人を驚かせて(注意を喚起させて)不快な思いをさせてしまうことを少なくすることができる。この電子ホーンは、場合によっては、該当する音声メッセージの発声中のホーンボタン55の押下操作時には鳴動自体を省略することもできる。
このように本実施形態においては、走行等をさせるつもりもないのに、誤った操作を咎めるような音声メッセージの発声を、当初よりその発声自体を停止設定して禁止してしまうのではなく、強制的に聞かされることを避けるように、都度、乗員が中止させることができる。したがって、乗員が無暗に、かつ、強制的(回避不能)に警告を受けて不快な思いをすることを軽減・回避することができる。
本実施形態の他の態様としては、本実施形態ではハンドル形電動車椅子10に適用する場合を一例にして説明するが、これに限るものではなく、一般的な車室を備える車両にも好適に適用することができる。この場合には、ホーンを車外に鳴動出力するのを省略して外部の歩行者等を驚かせてしまい不快な思いをさせることを回避することができ、好適である。
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
10 ハンドル形電動車椅子
14 バッテリパック
15 電源スイッチ
16 シート
17 操舵伝達部
18 操舵部
21 コードリール
21a 充電プラグ
24 バックサポート
25 アームサポート
26 クラッチバー
41 操作パネル
42 操舵ハンドル
43 アクセルレバー
44 ブレーキレバー
55 ホーンボタン
101 駆動コントローラ
105 電動モータ
107 電磁ブレーキ
111 アームサポートセンサ
112 着座センサ
113 シート回転センサ
115 クラッチセンサ
121 統括コントローラ
122 ブレーキセンサ
123 アクセルセンサ
124 ステアリングセンサ
131 スピーカ
132 電子ホーン
151 充電器

Claims (8)

  1. 注意を喚起する警告音を出力する警告音出力部と、前記警告音の出力操作を入力する警告指示部と、を備える車両に搭載される音声メッセージ出力装置であって、
    前記車両の状態を検知する状態検知部と、該状態検知部が検知する前記車両状態に応じた音声メッセージを出力する音声メッセージ出力部と、該音声メッセージ出力部が前記音声メッセージを出力することを前記警告指示部への入力操作がなされたときに制限する出力制限部と、を備えることを特徴とする音声メッセージ出力装置。
  2. 前記出力制限部は、前記音声メッセージの出力タイミングにおける前記警告指示部への入力操作時には前記警告音出力部による警告音の出力も制限することを特徴とする請求項1に記載の音声メッセージ出力装置。
  3. 前記出力制限部は、前記警告音の音量を小さく抑える制限をすることを特徴とする請求項2に記載の音声メッセージ出力装置。
  4. 前記出力制限部は、前記車両の車室内のみに前記警告音の出力を許容する制限をすることを特徴とする請求項2に記載の音声メッセージ出力装置。
  5. 前記車両を走行させる操作入力を検知する操作検知部を備えて、
    前記音声メッセージ出力部は、前記操作検知部が前記車両の走行操作入力を検知したときに、前記状態検知部が検知する前記車両状態に応じた前記音声メッセージを出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の音声メッセージ出力装置。
  6. 前記出力制限部は、前記音声メッセージの内容に応じて当該出力を制限するか否か設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の音声メッセージ出力装置。
  7. 走行方向を指示する操作を入力するハンドルと、該ハンドルに隣接して当該ハンドルの延在面に対して交差する方向に移動させる操作を入力するアクセルと、注意を喚起する警告音を出力する警告音出力部と、前記警告音の出力操作を入力する警告指示部と、上記請求項1から6のいずれか1項に記載の音声メッセージ出力装置と、を備えることを特徴とするハンドル形電動車椅子。
  8. 前記音声メッセージ出力部は、当該車両の走行に支障がある状態を前記状態検知部が検知したときに該車両状態に対応して予め設定されている前記音声メッセージを出力することを特徴とする請求項7に記載のハンドル形電動車椅子。
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