JP2013198126A - 静電保護回路 - Google Patents

静電保護回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2013198126A
JP2013198126A JP2012066387A JP2012066387A JP2013198126A JP 2013198126 A JP2013198126 A JP 2013198126A JP 2012066387 A JP2012066387 A JP 2012066387A JP 2012066387 A JP2012066387 A JP 2012066387A JP 2013198126 A JP2013198126 A JP 2013198126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
type mos
mos transistor
gate
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012066387A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Hiraoka
孝之 平岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012066387A priority Critical patent/JP2013198126A/ja
Publication of JP2013198126A publication Critical patent/JP2013198126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】ESDが発生したときに、十分な保護特性を得ることが可能な静電保護回路を提供する。
【解決手段】実施形態に係る静電保護回路は、第1の電源配線21と、第2の電源配線22と、中間配線23と、第1のn型MOSトランジスタ31と、第2のn型MOSトランジスタ32と、第1の抵抗素子41と、第1の容量素子51と、インバータ回路61と、第2のn型MOSトランジスタのゲートに所定電位を与える所定電位付与回路42、43と、p型MOSトランジスタ71と、インバータ回路の反転信号がハイレベルになったときに、p型MOSトランジスタのゲートにオン電圧を与えるオン電圧付与回路33、34、44とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、静電保護回路に関する。
半導体装置の製造コストを削減するために、例えば3.3V用のインターフェースを、例えば1.8V動作用のトランジスタで構成する場合がある。このような場合、1.8V動作用のトランジスタに3.3Vの電圧が印加されると、トランジスタの信頼性に重大な影響を与えることになる。したがって、通常動作時において、1.8V動作用のトランジスタに、3.3Vの電圧を印加することは禁止される。
上述したような制限は、3.3V電源のESD(electro-static discharge)保護回路の設計に対しても適用される。すなわち、ESD保護回路内の1.8V動作用のトランジスタに3.3Vの電圧が印加されることを避ける必要がある。
しかしながら、従来のESD保護回路では、ESDが発生したときに、ESD保護回路の正側電源及び負側電源間の電圧を十分に下げることができず、十分な保護特性を得られないという問題がある。
したがって、ESDが発生したときに、十分な保護特性を得ることができるようなESD保護回路(静電保護回路)が望まれている。
米国特許第7203045号公報
ESDが発生したときに、十分な保護特性を得ることが可能な静電保護回路を提供する。
実施形態に係る静電保護回路は、第1の電源電位が与えられる第1の電源配線と、前記第1の電源電位よりも高い第2の電源電位が与えられる第2の電源配線と、中間配線と、前記第1の電源配線に接続されたソースと、前記中間配線に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有する第1のn型MOSトランジスタと、前記中間配線に接続されたソースと、前記第2の電源配線に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有する第2のn型MOSトランジスタと、前記中間配線に接続された一端と、RC接続ノードに接続された他端とを有する第1の抵抗素子と、前記第1の電源配線に接続された一端と、前記RC接続ノードに接続された他端とを有する第1の容量素子と、前記第1の電源配線を負側電源として用い、前記中間配線を正側電源として用いて動作し、前記RC接続ノードに接続された入力端子を有し、前記入力端子に入力される入力信号の反転信号を前記第1のn型MOSトランジスタのゲートに与えるインバータ回路と、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに所定電位を与える所定電位付与回路と、前記第2の電源配線に接続されたソースと、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有するp型MOSトランジスタと、前記インバータ回路の反転信号がハイレベルになったときに、前記p型MOSトランジスタのゲートにオン電圧を与えるオン電圧付与回路と、を備える。
第1の実施形態の比較例に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。 図1に示した比較例に係る静電保護回路におけるESD発生時の各部の電圧及びESD電流を示した図である。 第1の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。 第1の実施形態に係る静電保護回路の効果を示すための図である。 第2の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。 第3の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。 第4の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
まず、本実施形態の理解を容易にするために、本実施形態の比較例に係る静電保護回路(ESD保護回路)について説明する。
図1は、比較例に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。
図1に示した静電保護回路には、第1の電源電位VSS(例えば、接地電位)を有する第1の電源の電源パッド11と、第2の電源電位VDDH(例えば、3.3V)を有する第2の電源の電源パッド12とが接続されている。
第1の電源の電源パッド11からは第1の電源配線21に第1の電源電位VSSが与えられ、第2の電源の電源パッド12からは第2の電源配線22に第2の電源電位VDDHが与えられる。また、静電保護回路には中間配線23が設けられており、中間配線23には通常は第1の電源電位VSSと第2の電源電位VDDHとの間の電位VDDLが与えられるようになっている。
n型MOSトランジスタ(第1のn型MOSトランジスタ)31は、第1の電源配線21に接続されたソースと、中間配線23に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有している。n型MOSトランジスタ31のバルク(基板)は、第1の電源配線21に接続されている。n型MOSトランジスタ31には、n型MOSトランジスタ(第2のn型MOSトランジスタ)32が直列に接続されている。n型MOSトランジスタ32は、中間配線23に接続されたソースと、第2の電源配線22に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有している。n型MOSトランジスタ32のバルク(基板)は、中間配線23に接続されている。n型MOSトランジスタ31及びn型MOSトランジスタ32はいずれも、低電圧動作用(例えば、1.8V動作用)のトランジスタである。
中間配線23には、抵抗素子(第1の抵抗素子)41の一端が接続されている。抵抗素子41の他端は、RC接続ノードNRCに接続されている。抵抗素子41には、容量素子(第1の容量素子)51が直列に接続されている。具体的には、容量素子51の一端は第1の電源配線21に接続され、容量素子51の他端はRC接続ノードNRCに接続されている。
また、図1の静電保護回路には、第1の電源配線21を負側電源として用い、中間配線23を正側電源として用いて動作するインバータ回路61が設けられている。インバータ回路61の入力端子はRC接続ノードNRCに接続されており、インバータ回路61の出力端子はn型MOSトランジスタ31のゲートに接続されている。具体的には、インバータ回路61は、n型MOSトランジスタ及びp型MOSトランジスタの直列接続で構成され、n型MOSトランジスタのゲート及びp型MOSトランジスタのゲートが共通接続されて入力端子を構成し、n型MOSトランジスタのソースが第1の電源配線21に接続され、p型MOSトランジスタのソースが中間配線23に接続され、n型MOSトランジスタのドレイン及びp型MOSトランジスタのドレインが接続されて出力端子を構成している。
また、第1の電源配線21と第2の電源配線22との間には、n型MOSトランジスタ32のゲートに所定電位を与える所定電位付与回路として、抵抗素子(第2の抵抗素子)42及び抵抗素子(第3の抵抗素子)43の直列回路が接続されている。具体的には、抵抗素子42の一端は第1の電源配線21に接続され、抵抗素子42の他端はn型MOSトランジスタ32のゲートに接続されている。また、抵抗素子43の一端は第2の電源配線22に接続され、抵抗素子43の他端はn型MOSトランジスタ32のゲートに接続されている。抵抗素子42及び抵抗素子43とは、典型的には同じ抵抗値を有している。したがって、n型MOSトランジスタ32のゲートには、第1の電源配線21の電位と第2の電源配線22の電位とのほぼ中間の電圧が印加される。また、第1の電源配線21から第2の電源配線22へのリーク電流を抑制するために、抵抗素子42及び抵抗素子43の抵抗値は、数百kΩから数MΩ程度の大きな値である。
図1に示した静電保護回路は、以下のように動作する。
n型MOSトランジスタ32のゲートには、抵抗素子42及び抵抗素子43で構成された分圧回路によって所定電位が印加されている。抵抗素子42及び抵抗素子43は同じ抵抗値を有しているため、n型MOSトランジスタ32のゲートには、第1の電源電位VSSと第2の電源電位VDDHとの中間の電位が与えられる。
ESDの発生によって第1の電源配線21と第2の電源配線22との間に高周波電圧が印加されると、n型MOSトランジスタ32を介して中間配線23の電位が上昇する。ESDは高周波であるため、容量素子51は交流的に短絡状態となる。そのため、RC接続ノードNRCの電位は、第1の電源配線21の電位と等しくなる。その結果、インバータ回路61の反転出力はハイレベルとなり、n型MOSトランジスタ31はオン状態となる。そのため、n型MOSトランジスタ31及びn型MOSトランジスタ32の直列回路が導通状態となり、ESDの影響が抑制される。
ところが、図1に示した静電保護回路では、n型MOSトランジスタ32のゲートに、抵抗素子42及び抵抗素子43で構成される分圧回路によって所定電位が印加される。そのため、ESD発生時に、n型MOSトランジスタ32のゲート及びソース間の電圧Vgsを十分に確保することができない。その結果、n型MOSトランジスタ32のドレイン及びソース間の電圧Vdsが大きくなり、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧も高くなって、十分な保護特性が得られないという問題がある。
図2は、図1に示した静電保護回路におけるESD発生時の各部の電圧及びESD電流を示した図である。抵抗素子41、42及び43の抵抗値は500kΩとし、容量素子51の容量値を2pFとしている。n型MOSトランジスタ32のゲート及びソース間の電圧Vgsを十分に確保することができないため、n型MOSトランジスタ32のドレイン及びソース間の電圧Vdsが大きくなっている。その結果、第1の電源配線21の電圧VDDHが高くなっている。
そこで、上述したような問題を回避するため、本実施形態の静電保護回路は、上述した図1の静電保護回路の構成に対して、新たな構成を追加している。
図3は、本実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。なお、新たに追加した構成以外の基本的な回路構成は、図1に示した静電保護回路と同様であるため、図1に示した構成要素に対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図3に示した本実施形態の静電保護回路は、図1に示した構成に加えて、p型MOSトランジスタ71と、n型MOSトランジスタ(第3のn型MOSトランジスタ)33と、n型MOSトランジスタ(第4のn型MOSトランジスタ)34と、抵抗素子(第4の抵抗素子)44とを備えている。なお、p型MOSトランジスタ71、n型MOSトランジスタ33及びn型MOSトランジスタ34は、いずれも1.8V動作用のトランジスタである。
p型MOSトランジスタ71は、第2の電源配線22に接続されたソースと、第2のn型MOSトランジスタ32のゲートに接続されたドレインとを有している。p型MOSトランジスタ71のバルクは、第2の電源配線22に接続されている。このp型MOSトランジスタ71は、後述するように、プルアップトランジスタとして機能する。
n型MOSトランジスタ33、n型MOSトランジスタ34及び抵抗素子44で構成された直列回路は、インバータ回路61の反転信号がハイレベルになったときに、p型MOSトランジスタ71のゲートにオン電圧を与えるオン電圧付与回路として機能する。
n型MOSトランジスタ33は、インバータ回路61の反転信号が入力されるゲートと、第1の電源配線21に接続されたソースとを有している。n型MOSトランジスタ33のバルクは、第1の電源配線21に接続されている。n型MOSトランジスタ34は、n型MOSトランジスタ32のゲートに接続されたゲートと、n型MOSトランジスタ33のドレインに接続されたソースと、p型MOSトランジスタ71のゲートに接続されたドレインとを有している。n型MOSトランジスタ34のバルクは、n型MOSトランジスタ33のドレインに接続されている。抵抗素子44の一端は第2の電源配線22に接続され、抵抗素子44の他端はp型MOSトランジスタ71のゲートに接続されている。
図1に示した静電保護回路は、以下のように動作する。
図1の比較例の動作ですでに説明したように、ESDの発生によって第1の電源配線21と第2の電源配線22との間に高周波電圧が印加されると、RC接続ノードNRCの電位は、第1の電源配線21の電位と等しくなる。その結果、インバータ回路61の反転出力はハイレベルとなり、n型MOSトランジスタ31はオン状態となる。
インバータ回路61の反転出力(反転信号)は、n型MOSトランジスタ33のゲートにも入力している。そのため、ESDが発生すると、n型MOSトランジスタ33がオン状態となる。また、n型MOSトランジスタ34のゲートには、抵抗素子42及び抵抗素子43で構成された分圧回路によって所定電位が印加されている。そのため、n型MOSトランジスタ34もオン状態となっている。その結果、n型MOSトランジスタ33、n型MOSトランジスタ34及び抵抗素子44で構成された直列回路は導通状態となり、抵抗素子44によって電圧ドロップが生じる。この電圧ドロップによってp型MOSトランジスタ71のゲートにオン電圧が印加され、p型MOSトランジスタ71はオン状態となる。すなわち、p型MOSトランジスタ71はプルアップトランジスタとして機能し、n型MOSトランジスタ32のゲートには、第2の電源配線22の電位が印加される。これにより、n型MOSトランジスタ32のゲート及びソース間の電圧Vgsを十分に確保することができるようになる。その結果、n型MOSトランジスタ32のドレイン及びソース間の電圧Vdsを小さくすることができる。
上述したように、本実施形態の静電保護回路では、ESDが発生したときに、n型MOSトランジスタ32のドレイン及びソース間の電圧Vdsを小さくすることができる。その結果、ESDが発生したときに、図1に示した比較例の静電保護回路に比べて、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧を低くすることができる。
図4は、ESDが発生したときの、本実施形態の静電保護回路を用いた場合の効果を示すための図である。図4(a)は、図1に示した比較例における第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧である。図4(b)は、図3に示した本実施形態における第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧である。図4(c)は、図3に示した本実施形態における第1の電源配線21及び中間配線23間の電圧である。抵抗素子41、42及び43の抵抗値は500kΩとし、容量素子51の容量値を2pFとしている。本実施形態の場合には、比較例の場合に比べて、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧が大幅に減少している。したがって、本実施形態の静電保護回路では、十分な静電保護特性が得られていることがわかる。
以上のように、本実施形態では、ESD発生の際に、n型MOSトランジスタ33、n型MOSトランジスタ34及び抵抗素子44で構成された直列回路(オン電圧付与回路)によってp型MOSトランジスタ71をオン状態にすることで、p型MOSトランジスタ71がプルアップトランジスタとして機能する。これにより、n型MOSトランジスタ32のゲート及びソース間の電圧Vgsを十分に確保することができ、n型MOSトランジスタ32のドレイン及びソース間の電圧Vdsを小さくすることができる。その結果、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧を低くすることができ、十分な静電保護特性を確保することが可能である。
なお、n型MOSトランジスタ33、n型MOSトランジスタ34及び抵抗素子44で構成された直列回路(オン電圧付与回路)と、p型MOSトランジスタ71の設計例としては、以下のようなものがあげられる。n型MOSトランジスタ33及びn型MOSトランジスタ34については、ゲート長Lが0.2μmでゲート幅Wが2μm、抵抗素子44については、抵抗値5kΩのポリシリコン抵抗、p型MOSトランジスタ71については、ゲート長Lが0.2μmでゲート幅Wが64μm、である。本実施形態の静電保護回路は、このような設計例で構成可能であるため、回路面積をあまり増加させることなく、十分な保護特性を有する静電保護回路を得ることが可能である。
(実施形態2)
図5は、第2の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。なお、基本的な回路構成は、図3に示した第1の実施形態の静電保護回路と同様であるため、図3に示した構成要素に対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図3に示した第1の実施形態では、インバータ回路61が単一のインバータで構成されていたが、本実施形態では、インバータ回路61が直列に接続された複数のインバータで構成されている。n型MOSトランジスタ31のゲート及びn型MOSトランジスタ33のゲートにはいずれも、インバータ回路61の入力信号の反転信号が入力されている。したがって、基本的な動作は第1の実施形態と同様である。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、ESDが発生した際に、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧を低くすることができ、十分な静電保護特性を確保することが可能である。
(実施形態3)
図6は、第3の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。なお、基本的な回路構成は、図3に示した第1の実施形態の静電保護回路と同様であるため、図3に示した構成要素に対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
本実施形態では、p型MOSトランジスタ71に対して並列に容量素子(第2の容量素子)52が設けられている。すなわち、第2の電源配線22に接続された一端と、p型MOSトランジスタ71のドレインに接続された他端とを有する容量素子を備えている。この容量素子52は、ESDが発生したときに交流的に短絡状態となるため、第1の実施形態の静電保護回路よりも高速にプルアップを行うことが可能である。この容量素子52には、容量素子51のキャパシタンスよりも小さなキャパシタンスを有するものを用いることが可能である。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、ESDが発生した際に、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧を低くすることができ、十分な静電保護特性を確保することが可能である。また、本実施形態の静電保護回路は、容量素子52を設けることでプルアップを高速に行うことが可能である。なお、p型MOSトランジスタ71を設けずに容量素子52を設けた場合には、サイズの大きな容量素子が必要になるが、本実施形態では、p型MOSトランジスタ71が設けられているため、容量素子52のサイズを小さくすることが可能である。
(実施形態4)
図7は、第4の実施形態に係る静電保護回路の構成を示した電気回路図である。なお、基本的な回路構成は、図3に示した第1の実施形態の静電保護回路と同様であるため、図3に示した構成要素に対応する構成要素については同一の参照番号を付し、それらの詳細な説明は省略する。
図3に示した第1の実施形態では、抵抗素子42及び抵抗素子43で構成された分圧回路を所定電位付与回路として用いて、n型MOSトランジスタ32のゲートに所定電圧を与えていた。本実施形態では、第1の電源の電源パッド11の第1の電源電位及び第2の電源の電源パッド12の第2の電源電位とは異なる第3の電位を発生する外部電源の電源パッド13に、抵抗素子(第5の抵抗素子)45を介してn型MOSトランジスタ32のゲートが接続されている。すなわち、本実施形態の所定電位付与回路は、外部電源の電源パッド33に接続された一端と、n型MOSトランジスタ32のゲートに接続された他端とを有する抵抗素子45を有している。このように、第1の電源電位及び第2の電源電位とは異なる電位を有する外部電源から所定電位を供給することが可能な場合には、本実施形態のような構成を採用することも可能である。外部電源から与えられる所定電圧は、第1の電源の電位及び第2の電源の電位のほぼ中間程度の電圧とすることが好ましい。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、ESDが発生した際に、第1の電源配線21及び第2の電源配線22間の電圧を低くすることができ、十分な静電保護特性を確保することが可能である。また、本実施形態の静電保護回路は、抵抗素子の数を減らすことが可能である。
以上、第1〜第4の実施形態を説明したが、第1〜第4の実施形態で示した構成を適宜組み合わせることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11…第1の電源の電源パッド 12…第2の電源の電源パッド
13…外部電源の電源パッド
21…第1の電源配線 22…第2の電源配線 23…中間配線
31…第1のn型MOSトランジスタ 32…第2のn型MOSトランジスタ
33…第3のn型MOSトランジスタ 34…第4のn型MOSトランジスタ
41…第1の抵抗素子 42…第2の抵抗素子 43…第3の抵抗素子
44…第4の抵抗素子 45…第5の抵抗素子
51…第1の容量素子 52…第2の容量素子
61…インバータ回路
71…p型MOSトランジスタ NRC…RC接続ノード

Claims (6)

  1. 第1の電源電位が与えられる第1の電源配線と、
    前記第1の電源電位よりも高い第2の電源電位が与えられる第2の電源配線と、
    中間配線と、
    前記第1の電源配線に接続されたソースと、前記中間配線に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有する第1のn型MOSトランジスタと、
    前記中間配線に接続されたソースと、前記第2の電源配線に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有する第2のn型MOSトランジスタと、
    前記中間配線に接続された一端と、RC接続ノードに接続された他端とを有する第1の抵抗素子と、
    前記第1の電源配線に接続された一端と、前記RC接続ノードに接続された他端とを有する第1の容量素子と、
    前記第1の電源配線を負側電源として用い、前記中間配線を正側電源として用いて動作し、前記RC接続ノードに接続された入力端子を有し、前記入力端子に入力される入力信号の反転信号を前記第1のn型MOSトランジスタのゲートに与えるインバータ回路と、
    前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに所定電位を与える所定電位付与回路と、
    前記第2の電源配線に接続されたソースと、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有するp型MOSトランジスタと、
    前記インバータ回路の反転信号がハイレベルになったときに、前記p型MOSトランジスタのゲートにオン電圧を与えるオン電圧付与回路と、
    を備え、
    前記所定電位付与回路は、
    前記第1の電源配線に接続された一端と、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第2の抵抗素子と、
    前記第2の電源配線に接続された一端と、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第3の抵抗素子と、
    を備え、
    前記オン電圧付与回路は、
    前記インバータ回路の反転信号が入力されるゲートと、前記第1の電源配線に接続されたソースと、ドレインとを有する第3のn型MOSトランジスタと、
    前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続されたゲートと、前記第3のn型MOSトランジスタのドレインに接続されたソースと、前記p型MOSトランジスタのゲートに接続されたドレインとを有する第4のn型MOSトランジスタと、
    前記第2の電源配線に接続された一端と、前記p型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第4の抵抗素子と、
    を備え、
    前記第2の電源配線に接続された一端と、前記p型MOSトランジスタのドレインに接続された他端とを有する第2の容量素子をさらに備えた
    ことを特徴とする静電保護回路。
  2. 第1の電源電位が与えられる第1の電源配線と、
    前記第1の電源電位よりも高い第2の電源電位が与えられる第2の電源配線と、
    中間配線と、
    前記第1の電源配線に接続されたソースと、前記中間配線に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有する第1のn型MOSトランジスタと、
    前記中間配線に接続されたソースと、前記第2の電源配線に接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有する第2のn型MOSトランジスタと、
    前記中間配線に接続された一端と、RC接続ノードに接続された他端とを有する第1の抵抗素子と、
    前記第1の電源配線に接続された一端と、前記RC接続ノードに接続された他端とを有する第1の容量素子と、
    前記第1の電源配線を負側電源として用い、前記中間配線を正側電源として用いて動作し、前記RC接続ノードに接続された入力端子を有し、前記入力端子に入力される入力信号の反転信号を前記第1のn型MOSトランジスタのゲートに与えるインバータ回路と、
    前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに所定電位を与える所定電位付与回路と、
    前記第2の電源配線に接続されたソースと、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続されたドレインと、これらのソース及びドレイン間に配置されたゲートとを有するp型MOSトランジスタと、
    前記インバータ回路の反転信号がハイレベルになったときに、前記p型MOSトランジスタのゲートにオン電圧を与えるオン電圧付与回路と、
    を備えたことを特徴とする静電保護回路。
  3. 前記所定電位付与回路は、
    前記第1の電源配線に接続された一端と、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第2の抵抗素子と、
    前記第2の電源配線に接続された一端と、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第3の抵抗素子と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の静電保護回路。
  4. 前記オン電圧付与回路は、
    前記インバータ回路の反転信号が入力されるゲートと、前記第1の電源配線に接続されたソースと、ドレインとを有する第3のn型MOSトランジスタと、
    前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続されたゲートと、前記第3のn型MOSトランジスタのドレインに接続されたソースと、前記p型MOSトランジスタのゲートに接続されたドレインとを有する第4のn型MOSトランジスタと、
    前記第2の電源配線に接続された一端と、前記p型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第4の抵抗素子と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の静電保護回路。
  5. 前記第2の電源配線に接続された一端と、前記p型MOSトランジスタのドレインに接続された他端とを有する第2の容量素子をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の静電保護回路。
  6. 前記所定電位付与回路は、前記第1の電源電位及び第2の電源電位とは異なる第3の電位を発生する外部電源に接続された一端と、前記第2のn型MOSトランジスタのゲートに接続された他端とを有する第5の抵抗素子を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の静電保護回路。
JP2012066387A 2012-03-22 2012-03-22 静電保護回路 Pending JP2013198126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012066387A JP2013198126A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 静電保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012066387A JP2013198126A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 静電保護回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013198126A true JP2013198126A (ja) 2013-09-30

Family

ID=49396482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012066387A Pending JP2013198126A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 静電保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013198126A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9985433B2 (en) Output circuit
US8625240B2 (en) Input/output circuit with inductor
JP2007234718A (ja) 半導体集積回路装置
JP6623139B2 (ja) Esd保護回路
WO2010140276A1 (ja) 入出力回路
JP2014132717A (ja) 静電気放電保護回路及び半導体回路装置
US11411395B2 (en) Electrostatic discharge protection circuit and operation method
JP2015153762A (ja) 静電気保護回路
JP6521792B2 (ja) 半導体装置
TWI765956B (zh) 半導體裝置
JP2015002510A (ja) 静電気保護回路
JP2014026996A (ja) Esd保護回路
JP2014187288A (ja) 静電保護回路
US8059376B2 (en) ESD clamp for high voltage operation
JP2015180050A (ja) 半導体集積回路装置及びそれを用いた電子機器
JP2010041013A (ja) 保護回路
JP6398696B2 (ja) 静電気保護回路及び半導体集積回路装置
JP6784820B2 (ja) Esd保護回路
JP6405986B2 (ja) 静電気保護回路及び半導体集積回路装置
US10333295B2 (en) Electrostatic protection circuit and integrated circuit
JP2014120547A (ja) Esd保護回路
JP2013198126A (ja) 静電保護回路
TWI518867B (zh) 保護元件以及具有此保護元件的靜電放電保護裝置
JP2021022666A (ja) 静電気保護回路
JP2021022687A (ja) 静電気保護回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109