JP2013197286A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、埋め込みゲート型電界効果トランジスタを有する半導体装置の特性の自由度を向上させることの可能な半導体装置及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】半導体基板11の主面11aに設けられた溝16と、溝16の一方の側方に位置する半導体基板11である第1の側方部16Aの上部に位置する主面11aに接触するように配置されたビットコンタクトプラグ29と、溝16の他方の側方に位置する半導体基板11である第2の側方部16Bの上部の主面11aに接触するように配置された容量コンタクトプラグ41と、溝16内にゲート絶縁膜24を介して形成されたゲート電極25であって、その上面の主面11aからの深さが第1の側方部16Aに近い部分よりも第2の側方部16Bに近い部分の方が深くなるように構成されたゲート電極と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
特許文献1には、埋め込みゲート電極構造の電界効果トランジスタを選択トランジスタとして有するDRAM(Dynamic Random Access Memory)セルの構造が開示されている。
ここでは、シリコン基板(半導体基板)に形成された溝の底部に、絶縁膜を介して導電膜を埋め込むことで、溝の底部にMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造を形成し、上部のシリコン基板面からソース/ドレイン(S/D)領域を取り出している。
そして、S/D領域の一方をビット線に、他方をキャパシタに接続することで、DRAMセルを実現している。
特開2011−129566号公報
ところで、特許文献1に記載の埋め込みゲート型MISトランジスタでは、活性領域に形成された溝の底部にゲート絶縁膜を介してゲート電極(埋め込みゲート電極)が配置される。
このため、埋め込みゲート電極にオン電圧が加わった際、シリコン基板の深さ方向に見て、埋め込みゲート電極の上面と同じレベルから深い位置に反転層(チャネル)が形成されることになる。
すなわち、埋め込みゲート型MISトランジスタのオン動作時には、シリコン基板表面のS/Dコンタクト部(コンタクトプラグとS/D領域との接触部)から、チャネルが形成される埋め込みゲート電極の上面までの半導体領域を、キャリアがドリフトすることになる。
したがって、ゲート電極を埋め込む深さは、素子特性に影響を及ぼす。この点で、埋め込みゲート型MISトランジスタの構造には改善の余地があった。
本発明の一観点によれば、半導体基板の主面を厚さ方向に掘り下げて形成された溝と、前記溝の一方の側方に位置する前記半導体基板である第1の側方部の上部の前記主面に接触するように形成された第1の導電体と、前記溝の他方の側方に位置する前記半導体基板である第2の側方部の上部の前記主面に接触するように形成された第2の導電体と、前記溝内にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極であって、その上面の前記主面からの深さが、前記第1の側方部に近い部分よりも前記第2の側方部に近い部分の方が深くなるように形成されたゲート電極と、を有することを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明の半導体装置によれば、埋め込みゲート電極型の電界効果トランジスタにおいて、ソース領域とドレイン領域とでコンタクトプラグ(第1の導電体、第2の導電体)からチャネル領域までの距離を非対称とすることができるので、トランジスタ特性の自由度を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のメモリセルアレイの概略構成を示す平面図である。 図1に示す半導体装置のA−A線方向の断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に設けられたメモリセルアレイの製造工程中を示す平面図である。 図3AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図3AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図3AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図3Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図4AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図4AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図4AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図4Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図5AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図5AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図5AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図5Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図6AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図6AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図6AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図6Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図7AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図7AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図7AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図7Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図8AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図8AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図8AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図8Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図9AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図9AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図9AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図9Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図10AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図10AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図10AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図10Aに続く製造工程中を示す平面図である。 図11AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 図11AのB−B線断面に対応する要部断面図である。 図11AのC−C線断面に対応する要部断面図である。 図11Aに続く製造工程を示す平面図である。 図12AのA−A線断面に対応する要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置のメモリセルアレイの構成要素のうちの一部を示す平面図である。 図13のA−A線方向の断面図である。 図13のB−B線方向の断面図である。 図13のC−C線方向の断面図である。 本発明者が事前に検討した半導体装置の主要部の断面図である。 本発明者が事前に検討した他の半導体装置の主要部の断面図である。
ところで、本発明者は、DRAMの選択トランジスタとして埋め込みゲート電極型MISトランジスタを適用した際の半導体基板の主面から埋め込みゲート電極の上面までの深さの違いが素子に及ぼす特性変動について、事前に検討した。以下、図17と図18を用いて事前検討例について説明する。
図17を参照するに、半導体装置200は、半導体基板201に設けられた素子分子領域202により区画された活性領域に、2つの溝204を有する。2つの溝204には、ゲート絶縁膜205を介して、埋め込みゲート電極206が配置されている。埋め込みゲート電極206の上面206aは、半導体基板201の主面201aの近傍に配置されている。
埋め込みゲート電極206間に位置する半導体基板201の主面201aには、上面208aが主面201aと一致する第1の不純物拡散領域208(ソース/ドレイン領域)が配置されている。
第1の不純物拡散領域208の上面208aには、ビットコンタクトプラグ211を介して、ビット線212が電気的に接続されている。
埋め込みゲート電極206と素子分離領域202との間に位置する半導体基板201の主面201aには、上面209aが主面201aと一致する第2の不純物拡散領域209(ソース/ドレイン領域)が配置されている。
第2の不純物拡散領域209の上面209aには、キャパシタ215と電気的に接続されたコンタクトプラグ213が接続されている。
は、第1の不純物拡散領域208の上面208aを基準としたときの埋め込みゲート電極206の上面206aの深さ(以下、「深さJ」という)を示しており、Jは、第2の不純物拡散領域209の上面209aを基準としたときの埋め込みゲート電極206の上面206aの深さ(以下、「深さJ」という)を示している。
図18を参照するに、半導体装置220は、埋め込みゲート電極206の上面206aを、図1に示す埋め込みゲート電極206の上面206aよりも下方に配置した以外は、図17に示す半導体装置200と同様に構成される。
は、第1の不純物拡散領域208の上面208aを基準としたときの埋め込みゲート電極206の上面206aの深さ(以下、「深さJ」という)を示しており、Jは、第2の不純物拡散領域209の上面209aを基準としたときの埋め込みゲート電極206の上面206aの深さ(以下、「深さJ」という)を示している。
図17及び図18を参照して説明したように、埋め込みゲート型MISトランジスタでは、活性領域に形成された溝204の底部にゲート絶縁膜205を介して埋め込みゲート電極206が配置されている。
このため、埋め込みゲート電極206にオン電圧が加わった際、半導体基板201の深さ方向に見て、埋め込みゲート電極206の上面206aと同じレベルから深い位置に反転層(チャネル)が形成されることになる。
すなわち、埋め込みゲート型MISトランジスタのオン動作時には、半導体基板201の主面201aのS/Dコンタクト部(第1及び第2の不純物拡散領域208,209の上面208a,209a)から埋め込みゲート電極206の上面206aまでの半導体領域(半導体基板201の一部)を、キャリアがドリフトすることになる。
ここで、図17の半導体装置200のように、埋め込みゲート電極206の上面206aからの深さJ,Jが浅い場合、キャリアのドリフト距離が短くなる。これにより、寄生抵抗成分が減少し、オン電流(Ion)が向上する。例えばDRAMの特性で見た場合、ビット線212の電位をキャパシタ215に書き込む時間(書き込み時間tWR)が短くなることを意味する。
一方、図17の半導体装置200の構造では、コンタクトプラグと213と第2の不純物拡散領域209の上面209aとが接触する接触面と、埋め込みゲート電極206の上面206aとが接近することになる。
このように、コンタクトプラグと213と第2の不純物拡散領域209の上面209aとが接触する接触面のような電界集中個所にチャネルが接近する(言い換えれば、深さJが小さくなる)と、接合リークが増大する。例えば、DRAMの特性で見た場合、選択トランジスタオフ時にキャパシタ215に蓄積された電荷が抜け易くなり、リフレッシュまでの時間(リフレッシュ時間tREF)が短くなることを意味する。
これに対し、図18に示す半導体装置220のように、埋め込みゲート電極206の上面206aの深さJ,Jを深くした場合、図17を参照して説明した現象とは逆の現象により、tREF特性が向上し、tWR特性が劣化することになる。
このように、埋め込みゲート電極構造とされたDRAMのメモリセルの選択トランジスタにおいて、埋め込みゲート電極206の深さを一律に変えた場合、tREF特性とtWR特性とがトレードオフの関係にあることが、本発明者の検討により分かった。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の半導体装置の寸法関係とは異なる場合がある。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置のメモリセルアレイの概略構成を示す平面図であり、ゲート電極25及びビット線31の延在方向、第2の不純物拡散領域21の位置、及びキャパシタ46のレイアウトを説明するための平面図である。
図1では、第1の実施の形態の半導体装置10の構成要素のうち、ゲート電極25、ビット線31、第2の不純物拡散領域21、及びキャパシタ46のみを図示する。図2は、図1に示す半導体装置のA−A線方向の断面図である。
また、図1において、X方向はビット線31の延在方向、Y方向はX方向と直交するゲート電極25の延在方向、Z方向は活性領域14の延在方向(長手方向)をそれぞれ示している。
さらに、図2では、図1に示す半導体装置10を構成する構成要素と同一構成部分には、同一符号を付す。なお、第1の実施の形態では、半導体装置10としてDRAMを例に挙げて説明する。
図1及び図2を参照して、第1の実施の形態の半導体装置10(メモリセルアレイ)について説明する。なお、図1及び図2には、図示していないが、半導体装置10は、メモリセル領域を囲むように配置された周辺回路領域(周辺回路用トランジスタ等を含む)を有する。
図2を参照するに、第1の実施の形態の半導体装置10は、半導体基板11と、素子分離領域13と、溝16と、第1の不純物拡散領域17と、第2の不純物拡散領域21と、ゲート絶縁膜24と、ゲート電極25(埋め込み型ゲート電極)と、選択トランジスタ26と、ビットコン用層間絶縁膜27と、ビットコンタクトプラグ29と、ビット線31(導体配線)と、キャップ絶縁膜32と、ライナー膜34と、容量コンタクト用層間絶縁膜35と、コンタクト孔37と、サイドウォール膜38と、容量コンタクトプラグ41と、容量コンタクトパッド42と、窒化シリコン膜44と、キャパシタ46と、メモリセル51と、容量プレート52と、を有する。
半導体基板11は、板状とされた基板であり、例えば、導電型がp型の単結晶シリコン基板を用いることができる。なお、第1の実施の形態では、半導体基板11としてp型の単結晶シリコン基板を用いた場合を、一例に挙げて以下の説明をする。
素子分離領域13は、半導体基板11の主面11a側に内設されており、図1に示すY方向に延在する部分と、図1に示すZ方向に延在する部分と、を有する。これにより、素子分離領域13は、Z方向に延在する(言い換えれば、Z方向を長手方向とする)複数の活性領域14を区画している。
素子分離領域13は、半導体基板11に設けられた素子分離用溝と、該素子分離用溝を埋め込む絶縁膜(例えば、酸化シリコン膜(SiO膜)や窒化シリコン膜(SiN膜)等)と、を有した構成とされている。
また、素子分離領域13は、平坦な面とされ、かつ半導体基板11の主面11aに対して面一とされた上面13aを有する。
図1及び図2を参照するに、溝16は、Y方向に延在するように半導体基板11の主面11a側に設けられている。溝16は、Y方向に配置された複数の活性領域14に亘るように配置されている。
溝16は、1つの活性領域14に対して2つ配置されている。溝16は、半導体基板11の主面11a側からを半導体基板11の厚さ方向に半導体基板11を掘り下げることで形成されている。
また、半導体基板11の主面11aを基準としたときの溝16の深さは、素子分離領域13の深さよりも浅くなるように構成されている。
図2を参照するに、第1の不純物拡散領域17は、ソース/ドレイン領域として機能する領域であり、溝16の一方の側方に位置する半導体基板11である第1の側方部16Aにおいて半導体基板11の主面11a側に設けられている。
第1の不純物拡散領域17は、ビットコンタクトプラグ29(第1の導電体)と電気的に接続された、半導体基板11とは逆導電型(第1の実施の形態の場合、n型)の半導体領域により構成されている。
第1の不純物拡散領域17は、2つの溝16の間に位置する半導体基板11に配置されている。
なお、第1の実施の形態の場合、溝16の第1の側方部16Aとは、半導体基板11のうち、活性領域14に配置された2つの溝16間に位置する部分のことをいう。
第1の不純物拡散領域17は、半導体基板11の主面11aと一致する上面17aと、ビットコン用層間絶縁膜27から露出された側壁面17bと、を有する。第1の不純物拡散領域17の上面17a及び側壁面17bは、ビットコンタクトプラグ29と接触している。
これにより、第1の不純物拡散領域17の上面17aとビットコンタクトプラグ29との間に、第1のコンタクト部18A(ビットコンタクト)が形成され、第1の不純物拡散領域17の側壁面17bとビットコンタクトプラグ29との間に、第2のコンタクト部18B(ビットコンタクト)が形成される。
第2の不純物拡散領域21は、ソース/ドレイン領域として機能する領域であり、溝16の他方の側方に位置する半導体基板11である第2の側方部16Bおいて半導体基板11の主面11a側に設けられている。
第2の不純物拡散領域21は、容量コンタクトプラグ41(第2の導電体)と電気的に接続された、半導体基板11と逆導電型(第1の実施の形態の場合、n型)の半導体領域により構成されている。
第2の不純物拡散領域21は、素子分離領域13のうち、Y方向に延在する部分と溝16との間に位置する半導体基板11に配置されている。
なお、第1の実施の形態の場合、溝16の第2の側方部16Bとは、半導体基板11のうち、活性領域14に配置され、かつY方向に延在する素子分離領域13と溝16との間に位置する部分のことをいう。
第2の不純物拡散領域21は、半導体基板11の主面11aと一致する上面21aを有する。第2の不純物拡散領域21の上面21aは、第1の不純物拡散領域17の上面17aを通過する平面内に配置されている。つまり、第2の不純物拡散領域21の上面21aは、第1の不純物拡散領域17の上面17aと同じ高さに配置されている。
言い換えれば、第1の不純物拡散領域17の上面17a(第1の側方部16Aの半導体基板11の主面11a)と第2の不純物拡散領域21の上面21a(第2の側方部16Bの半導体基板11の主面11a)とが同一平面内に配置されている。
第2の不純物拡散領域21の上面21aは、キャパシタ46と電気的に接続された容量コンタクトプラグ41と接触している。これにより、第2の不純物拡散領域21の上面21aと容量コンタクトプラグ41との間に、第3のコンタクト部22(容量コンタクト)が形成される。
ゲート絶縁膜24は、溝16の内面のうち、ゲート電極25の形成領域に対応する部分を覆うように設けられている。ゲート絶縁膜24としては、例えば、酸化シリコン膜(SiO膜)を用いることができる。
ゲート電極25は、溝16内にゲート絶縁膜を介して配置されている。ゲート電極25は、高さの異なる上面25a,25bを有しており、ゲート電極25の上面25a,25b側には段差が設けられている。
ゲート電極25の上面25aは、溝16の第1の側方部16Aの上部に近い側(ビットコンタクト側)に配置されており、ゲート電極25の上面25bは、溝16の第2の側方部16Bの上部に近い側(容量コンタクト側)に配置されている。
ゲート電極25は、複数の選択トランジスタ26(電界効果トランジスタ)間で共有されている。
第2の不純物拡散領域21の上面21a(半導体基板11の主面11a)を基準としたときのゲート電極25の上面25bの深さDは、第1の不純物拡散領域17の上面17a(半導体基板11の主面11a)を基準としたときのゲート電極25の上面25aの深さDよりも深くなるように構成されている。
このように、埋め込みゲート電極型の電界効果トランジスタにおいて、ソース領域とドレイン領域とでコンタクトプラグと基板との接触面からチャネル領域までの距離を非対称とすることができるので、トランジスタ特性の自由度を向上させることができる。
より具体的には、第3のコンタクト部22(コンタクト接触界面)がチャネルから離れることで、第3のコンタクト部22側では電界集中による接合リークが低減される。一方、第1及び第2のコンタクト部18A,18B(コンタクト接触界面)がチャネルに近付くことで、第1及び第2のコンタクト部18A,18B側ではトランジスタオン動作時の寄生抵抗が低減される。
例えば、このようなトランジスタをDRAMのメモリセル51の選択トランジスタに用いた場合、キャパシタ46のデータ保持特性を劣化させることなく、選択トランジスタ26のオン電流(Ion)を向上させることが可能となる。これにより、tREF特性を維持しつつ、tWR特性を向上させることができる(トランジスタ特性の制御の自由度を向上させることができる)。
図1を参照するに、ゲート電極25は、Y方向延在している。また、後述する図7Aに示すように、Z方向を長手方向とする活性領域14は、Y方向に対して複数配置されており、1本のゲート電極25は、Y方向に対して複数配置された活性領域14を通過している。これにより、ゲート電極25は、複数の選択トランジスタ26で共有されている。
選択トランジスタ26は、電界効果トランジスタであり、溝16、ゲート絶縁膜24、ゲート電極25、第1の不純物拡散領域17、及び第2の不純物拡散領域21を有した構成とされている。選択トランジスタ26は、複数設けられている。選択トランジスタ26は、1つの活性領域14に対して、2つ設けられている。
ビットコン用層間絶縁膜27は、ゲート絶縁膜24及びゲート電極25が配置された溝16を埋め込むように、素子分離領域13の上面13a、及び第2の不純物拡散領域21の上面21aの一部に設けられている。
ビットコン用層間絶縁膜27のうち、溝16内に配置された部分は、埋め込み絶縁膜として機能しており、段差が設けられたゲート電極25の上面25a,25bを覆っている。
ビットコン用層間絶縁膜27は、ビットコン開口部27Aを有する。ビットコン開口部27Aは、第1のコンタクト部18Aが形成される第1の不純物拡散領域17の上面17aと、第2のコンタクト部18Bが形成される第1の不純物拡散領域17の側壁面17bと、を露出している。
ビットコンタクトプラグ29(第1の導電体)は、ビットコン開口部27Aを埋め込むように設けられている。これにより、ビットコンタクトプラグ29は、第1の不純物拡散領域17の上面17a及び側壁面17bと接触している。
ビットコンタクトプラグ29は、溝16の第1の側方部16Aの上部に位置する第1の不純物拡散領域17の上面17a(半導体基板11の主面11a)と接触するように配置されている。ビットコンタクトプラグ29は、ビット線31と電気的に接続されている。
ビットコンタクトプラグ29は、半導体基板11の導電型(第1の実施の形態の場合、p型)とは逆の導電型(第1の実施の形態の場合、n型)の不純物が導入された多結晶シリコン膜(ドープドポリシリコン膜)を主体とする導電体である。
ビット線31(導体配線)は、ビットコンタクトプラグ29上及びビットコン用層間絶縁膜27上に設けられており、ビットコンタクトプラグ29と一体に構成されている。
ビット線31は、ビットコンタクトプラグ29と電気的に接続され、複数の選択トランジスタ26(電界効果トランジスタ)間で共有されている。
図1に示すように、ビット線31は、X方向に延在しており、Y方向に対して所定の間隔で複数配置されている。ビット線31は、ゲート電極25に対して直交している。
図2を参照するに、キャップ絶縁膜32は、ビット線31の上面を覆うように設けられている。キャップ絶縁膜32は、ビット線31の上面を保護する機能を有すると共に、ビット線31となる導電膜を異方性エッチングで加工する際のエッチングマスクとして機能する。キャップ絶縁膜32としては、窒化シリコン膜(SiN膜)を用いることができる。
ライナー膜34は、ビット線31の側壁と、キャップ絶縁膜32の上面及び側壁と、素子分離領域13の上面13a及び第2の不純物拡散領域21の上面21aに配置されたビットコン用層間絶縁膜27の上面と、を覆うように設けられている。
ライナー膜34のうち、ビット線31の側壁に設けられた部分は、ビット線31の側壁を保護する機能を有する。ライナー膜34としては、窒化シリコン膜(SiN膜)を用いることができる。
容量コンタクト用層間絶縁膜35は、素子分離領域13及び第2の不純物拡散領域21の上方に配置されたライナー膜34の上面を覆うように設けられている。容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aは、平坦な面とされており、キャップ絶縁膜32上に配置されたライナー膜34の上面34aに対して面一とされている。
容量コンタクト用層間絶縁膜35は、例えば、塗布系絶縁膜(ポリシラザン等の材料で構成された絶縁膜)を用いることができる。
コンタクト孔37は、第2の不純物拡散領域21上に積層されたビットコン用層間絶縁膜27、ライナー膜34、及び容量コンタクト用層間絶縁膜35を貫通するように設けられている。コンタクト孔37は、第2の不純物拡散領域21の上面21aと、ビット線32の側壁及びキャップ絶縁膜32の側壁に設けられたライナー膜34と、を露出している。
サイドウォール膜38は、コンタクト孔37の側壁(具体的には、コンタクト孔37が露出するライナー膜34の表面、ビットコン用層間絶縁膜27の側壁、ライナー膜34の側壁、及び容量コンタクト用層間絶縁膜35の側壁)を覆うように設けられている。
容量コンタクトプラグ41は、サイドウォール膜38を介して、コンタクト孔37を埋め込むように配置されている。これにより、容量コンタクトプラグ41の下端は、第2の不純物拡散領域21の上面21aと接触している。
容量コンタクトプラグ41の上面41aは、容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aに対して面一とされている。
容量コンタクトプラグ41(第2の導電体)は、溝16の第2の側方部16Bの上部に位置する第2の不純物拡散領域21の上面21a(半導体基板11の主面11a)と接触するように配置されている。
容量コンタクトプラグ41は、容量コンタクトパッド42を介して、キャパシタ46と電気的に接続されている。
容量コンタクトプラグ41は、半導体基板11の導電型(第1の実施の形態の場合、p型)とは逆の導電型(第1の実施の形態の場合、n型)の不純物が導入された多結晶シリコン膜(ドープドポリシリコン膜)を主体とする導電体である。
容量コンタクトパッド42は、円形とされており、少なくとも容量コンタクトプラグ41の上面41aの一部と接触するように、ライナー膜34の上面34a或いは容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aに配置されている。
容量コンタクトパッド42は、各容量コンタクトプラグ41に対してそれぞれ1つ設けられている。
窒化シリコン膜44は、容量コンタクトパッド42の外周部を囲むように、ライナー膜34の上面34a、容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35a、及び容量コンタクトプラグ41の上面41aに設けられている。
キャパシタ46は、容量コンタクトパッド42に対してそれぞれ1つ設けられている。キャパシタ46は、容量コンタクトプラグ41と電気的に接続され、個々の選択トランジスタ26(電界効果トランジスタ)が個別に有する。
1つのキャパシタ46は、1つの下部電極47と、複数の下部電極47に対して共通の容量絶縁膜48と、複数の下部電極47に対して共通の電極である上部電極49と、を有する。
下部電極47は、王冠形状とされており、容量コンタクトパッド42上に配置されている。下部電極47は、容量コンタクトパッド42を介して、第2の不純物拡散領域21と電気的に接続されている。
容量絶縁膜48は、窒化シリコン膜44から露出された複数の下部電極47の表面、及び窒化シリコン膜44の上面を覆うように設けられている。
上部電極49は、容量絶縁膜48の表面を覆うように設けられている。
図1及び図2を参照するに、メモリセル51は、1つの選択トランジスタ26と、1つのキャパシタ46と、により構成されている。メモリセル51は、メモリセル領域に複数 設けられている。
図2を参照するに、容量プレート52は、容量絶縁膜48及び上部電極49が形成された下部電極47の内部、及び下部電極47間に形成された隙間を埋め込むように設けられている。容量プレート52の上面52aは、上部電極49よりも上方に配置されており、かつ平坦な面とされている。
なお、図2には、図示していないが、容量プレート52の上面52aに配置された層間絶縁膜(図示せず)、該層間絶縁膜に内設され、かつ上部電極49と接続されたコンタクトプラグ(図示せず)、該層間絶縁膜上に配置され、かつ該コンタクトプラグと接続された配線(図示せず)等を設けて、半導体装置10を構成してもよい。
第1の実施の形態の半導体装置によれば、第1の不純物拡散領域17の上面17a(第1の側方部16Aの半導体基板11の主面11a)と第2の不純物拡散領域21の上面21a(第2の側方部16Bの半導体基板11の主面11a)とを同一平面内に配置すると共に、第2の不純物拡散領域21の上面21aを基準としたときのゲート電極25の上面25bの深さDを、第1の不純物拡散領域17の上面17aを基準としたときのゲート電極25の上面25aの深さDよりも深くなるように構成することにより、容量コンタクト側では第3のコンタクト部22(コンタクト接触界面)がチャネルから離れることで、電界集中による接合リークが低減されると共に、ビットコンタクト側では第1及び第2のコンタクト部18A,18B(コンタクト接触界面)がチャネルに近付くことで、トランジスタオン動作時の寄生抵抗が低減される。
言い換えれば、キャパシタ46のデータ保持特性を劣化させることなく、トランジスタのオン電流(Ion)を向上させることが可能となる。つまり、トレードオフの関係にある特性の向上を両立可能となる。
すなわち、第1の実施の形態で説明した構造とされたゲート電極25をDRAMの選択トランジスタに適用することで、接合リークによるキャパシタ蓄積電荷のリークが懸念される容量コンタクト側ではゲート電極25の上面25bの深さDを深くすることでtREF特性を維持しつつ、電荷のリークが問題とならないビットコンタクト側ではゲート電極25の上面25aの深さDを浅くすることでtWR特性を向上させることができる。
次に、図3〜図12を参照して、第1の実施の形態に係る半導体装置10の製造方法について説明する。
始めに、図3A〜図3Dに示す工程では、半導体基板11として導電型がp型の単結晶シリコン基板を準備する。次いで、公知の手法(例えば、STI(shallow trench isolation)法)により、Y方向に延在する部分と、Z方向に延在する部分と、を有し、かつ上面13aが半導体基板11の主面11aに対して面一とされた素子分離領域13を形成する。これにより、Z方向を長手方向とする複数の活性領域14が区画される。
具体的には、素子分離領域13は、半導体基板11の主面11aをエッチングすることで素子分離用溝を形成し、その後、該素子分離用溝を絶縁膜(例えば、酸化シリコン膜(SiO膜)や窒化シリコン膜(SiN膜)等)で埋め込むことで形成する。
次いで、半導体基板11の主面11a(活性領域14)に、半導体基板11の導電型(第1の実施の形態の場合、p型)とは逆の導電型(この場合、n型)の不純物をイオン注入することで、複数の活性領域14に低濃度不純物拡散領域56を形成する。
このときのドーズ量は、例えば、1×1017〜5×1018/cmとすることができる。また、低濃度不純物拡散領域56の深さD及び濃度は、目的に応じて適宜選択することができる。
低濃度不純物拡散領域56は、後述する図4A〜図4Dに示す工程において、3つに分離されることで、1つの活性領域14において、1つの第1の不純物拡散領域17と、2つの第2の不純物拡散領域21となる領域である。
次いで、図4A〜図4Dに示す工程では、半導体基板11の主面11a上に、Y方向に延在する開口溝57Aを有したエッチングマスク57を形成する。
具体的には、半導体基板11の主面11a上に、エッチングマスク57の母材となる窒化シリコン膜(SiN膜)を成膜し、次いで、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術により、開口溝57Aを加工することで、エッチングマスク57を形成する。
このとき、開口溝57Aは、図3Aに示すY方向に配置された複数の活性領域14(低濃度不純物拡散領域56)を露出するように形成する。また、開口溝57Aは、1つの活性領域14に対して2つ形成する。
次いで、エッチングマスク57を介した異方性ドライエッチングにより、開口溝57Aに露出された半導体基板11の主面11aを厚さ方向に掘り下げることで溝16を形成する。
このとき、半導体基板11の主面11aを基準としたときの溝16の深さが、素子分離領域13の深さよりも浅くなるように溝16を形成する。
また、1つの活性領域14(図3A参照)には、2つの溝16が形成され、2つの溝16により1つの低濃度不純物拡散領域56(図3A参照)が3つに分離される。
これにより、溝16の第1の側方部16Aの上部に位置する半導体基板11の主面11aに、低濃度不純物拡散領域56よりなる第1の不純物拡散領域17が形成されると共に、溝16の第2の側方部16Bの上部に位置する半導体基板11の主面11aに、低濃度不純物拡散領域56よりなる第2の不純物拡散領域21が形成される。
言い換えれば、2つの溝16間に位置する半導体基板11の主面11aに第1の不純物拡散領域17が形成され、溝16と素子分離領域13との間に第2の不純物拡散領域21が形成される。
第1及び第2の不純物拡散領域17,21の上面17a,21aは、同一平面内に配置されると共に、半導体基板11の主面11aと一致している。第1及び第2の不純物拡散領域17,21は、ソース/ドレイン領域として機能する領域である。
次いで、溝16の内面のうち、図2に示すゲート電極25の形成領域に対応する部分にゲート絶縁膜24を形成する。
次いで、ゲート絶縁膜24を介して溝16内に、溝16及び開口溝57Aを埋め込む厚さとされた導電膜59(ゲート電極25の母材)を成膜する。
その後、導電膜59をエッチバックすることで、半導体基板11の主面11a(第1及び第2の不純物拡散領域17,21の上面17a,21a)よりも下方の位置に導電膜59の平坦な上面59aを配置する。
このとき、第1の不純物拡散領域17の上面17aを基準としたときの導電膜59の上面59aの深さDと、第2の不純物拡散領域21の上面21aを基準としたときの導電膜59の上面59aの深さDとが等しくなるように、上記エッチバックを行う。
また、エッチングマスク57の上面57aよりも下方の位置に導電膜59の上面59aを配置することにより、エッチングマスク57の上面57aと導電膜59の上面59aとの間に、Y方向に延在し、かつ上面59aを底面とする溝部60が形成される。
この溝部60は、導電膜59の上面59aが第1及び第2の不純物拡散領域17,21の上面17a,21aよりも下方に配置されることで、第1及び第2の不純物拡散領域17,21の側面(第1の側方部16Aの上部の側壁及び第2の側方部16Bの上部の側壁)の一部を露出している。
次いで、開口溝57Aを埋め込まない厚さで、エッチングマスク57の表面、及び溝部60の内面(導電膜59の平坦な上面59aも含む)を覆う保護膜61を形成する。これにより、溝部60に露出された第1及び第2の不純物拡散領域17,21の側面の一部が、保護膜61で覆われる。保護膜61は、具体的には、例えば、窒化シリコン膜を成膜することで形成する。
次いで、開口溝57Aを埋め込まない厚さで、保護膜61の表面61aにアモルファスカーボン膜62を積層形成する。これにより、溝部60の内面は、保護膜61を介して、アモルファスカーボン膜62で覆われる。
次いで、図5A〜図5Dに示す工程では、アモルファスカーボン膜62上に、2つの溝部60のうち、一方の溝部60(図5Bにおいて、左側に位置する溝部60)を露出する開口溝65Aを有したフォトレジスト膜65を形成する。
このとき、開口溝65Aは、溝部60の幅よりも広くなるように形成する。これにより、溝部60の内面に形成されたアモルファスカーボン膜62、及び溝部60の上端の両側に配置され、かつエッチングマスク57の上方に形成されたアモルファスカーボン膜62が、フォトレジスト膜65から露出される。
次いで、斜めイオン注入法により、図4Bに示す注入領域Fに対応するアモルファスカーボン膜62に選択的に不純物イオン(例えば、BF)を注入することで、図5Bに示すように、アモルファスカーボン膜62を改質させる。
上記注入領域Fに対応するアモルファスカーボン膜62は、溝16の第1の側方部16A側に位置する溝部60の一方の側壁に形成されたアモルファスカーボン膜62と、エッチングマスク57の上方に形成され、かつ溝部60の一方の側壁側に配置されたアモルファスカーボン膜62と、導電膜59の上面59aの上方に形成され、かつ溝部60の一方の側壁側に配置されたアモルファスカーボン膜62と、で構成されている。
以下、注入領域Fで囲まれ、かつ改質されたアモルファスカーボン膜62を改質アモルファスカーボン膜62−1という。
図5A〜図5Dに示す工程で行う斜めイオン注入時の注入角度θ(半導体基板11の主面11aに対して直交する平面Gと不純物イオンの注入方向とが成す角度)は、溝部60の深さ及び幅、フォトレジスト膜65の厚さ、開口溝65Aの幅等により適宜選択することができる。
次いで、図6A〜図6Dに示す工程では、図5A〜図5Dに示すフォトレジスト膜65を除去する。次いで、アモルファスカーボン膜62上に、活性領域14に形成された2つの溝部60のうち、他方の溝部60(図6Bにおいて、右側に位置する溝部60)を露出する開口溝67Aを有したフォトレジスト膜67を形成する。
このとき、開口溝67Aは、溝部60の幅よりも広くなるように形成する。これにより、溝部60の内面に形成されたアモルファスカーボン膜62、及び溝部60の上端の両側に配置され、かつエッチングマスク57の上方に形成されたアモルファスカーボン膜62が、フォトレジスト膜67から露出される。
次いで、斜めイオン注入法により、図6Bに示す注入領域Kに対応するアモルファスカーボン膜62に選択的に不純物イオン(例えば、BF)を注入することで、図6Bに示すように、アモルファスカーボン膜62を改質させる。
上記注入領域Kに対応するアモルファスカーボン膜62は、溝16の第1の側方部16A側に位置する溝部60の一方の側壁に形成されたアモルファスカーボン膜62と、エッチングマスク57の上方に形成され、かつ溝部60の一方の側壁側に配置されたアモルファスカーボン膜62と、導電膜59の上面59aの上方に形成され、かつ溝部60の一方の側壁側に配置されたアモルファスカーボン膜62と、で構成されている。
以下、注入領域Kで囲まれ、かつ改質されたアモルファスカーボン膜62を改質アモルファスカーボン膜62−2という。
図6A〜図6Dに示す工程で行う斜めイオン注入時の注入角度θ(半導体基板11の主面11aに対して直交する平面Gと不純物イオンの注入方向とが成す角度)は、溝部60の深さ及び幅、フォトレジスト膜67の厚さ、開口溝67Aの幅等により適宜選択することができる。
次いで、図7A〜図7Dに示す工程では、図6A〜図6Dに示すフォトレジスト膜67を除去する。これにより、図6B〜図6Dに示す改質されていないアモルファスカーボン膜62(未改質アモルファスカーボン膜)が露出される。
以上のようにして形成した改質アモルファスカーボン膜62−1,62−2と、未改質アモルファスカーボン膜62とでは、特定のエッチングに対して選択性を有することが分かっている。
そこで、続く工程では、改質されていないアモルファスカーボン膜62(図6A〜図6D参照)を選択的に除去可能なエッチング液を用いたウエットエッチングにより、改質されていないアモルファスカーボン膜62のみを選択除去することで、改質アモルファスカーボン膜62−1,62−2を残存させる。
例えば、ヒドラジンを含むエッチング液、或いはNHOH及びHを含むエッチング液等を用いることで、改質アモルファスカーボン62−1,62−2に対して選択的に未改質アモルファスカーボン膜62を除去できる。これにより、改質されていないアモルファスカーボン膜62に覆われていた保護膜61の表面61aが露出される。
次いで、図8A〜図8Dに示す工程では、改質アモルファスカーボン膜62−1,62−2をマスクとする異方性ドライエッチングにより、保護膜61のうち、改質アモルファスカーボン膜62−1,62−2に覆われていない部分を除去する。
これにより、エッチングマスク57の上面57a、及び図7Bに示す第2の側方部16B側に位置する溝60の側壁、及び図7Bに示す溝16の第2の側方部16B側に位置する導電膜59の上面59aを露出させる。
次いで、エッチングマスク57及び改質アモルファスカーボン膜62−1,62−2をマスクとする異方性ドライエッチングにより、図7Bに示す溝16の第2の側方部16B側に位置する導電膜59の上面59a側をエッチングすることで、エッチングされた導電膜59の上面(ゲート電極25の上面25b)を半導体基板11の主面11aから深さDの位置に配置する。
これにより、溝16内に、半導体基板11の主面11aから第1の側方部16Aに近い側の上面25aまでの深さDよりも、半導体基板11の主面11aから第2の側方部16Bに近い側の上面25bの深さDが深く、上面25a,25b側に段差を有し、かつ導電膜59よりなるゲート電極25が形成される。
次いで、図9A〜図9Dに示す工程では、上記段差を形成後、公知の手法により、図8A及び図8Bに示す改質アモルファスカーボン膜62−1,62−2を除去する。これにより、図8Bに示す保護膜61の表面61aが露出される。
次いで、公知の手法により、窒化シリコン膜(SiN膜)よりなる保護膜61及びエッチングマスク57を除去することで、第1の不純物拡散領域17の上面17a、第2の不純物拡散領域21の上面21a、素子分離領域13の上面13a、及びゲート電極25の上面25a,25bを露出させる。
このように、エッチングマスク57及び保護膜61を構成する膜として窒化シリコン膜(SiN膜)を用いることで、エッチングマスク57及び保護膜61を一括して除去することが可能となるので、半導体装置10の製造工程を簡略化することができる。
また、この段階において、溝16、ゲート絶縁膜24、ゲート電極25、第1の不純物拡散領域17、及び第2の不純物拡散領域21を有した選択トランジスタ26(電界効果トランジスタ)が形成される。選択トランジスタ26は、1つの活性領域14に対して、2つ形成される
次いで、第1の不純物拡散領域17の上面17a、第2の不純物拡散領域21の上面21a、素子分離領域13の上面13a、及びゲート電極25の上面25a,25bを覆うと共に、ゲート電極25が形成された溝16を埋め込み、かつ上面27aが平坦な面とされたビットコン用層間絶縁膜27を形成する。
具体的には、ビットコン用層間絶縁膜27は、例えば、以下の方法で形成することができる。始めに、ALD(Atomic Layer Deposition)法により、溝16を埋め込まない厚さで窒化シリコン膜(SiN膜)を成膜する。
次いで、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、該窒化シリコン膜(SiN膜)の表面に、溝16を埋め込む厚さで酸化シリコン膜(SiO膜)を成膜する。
その後、CMP法により、該酸化シリコン膜(SiO膜)の表面側を研磨することで、平坦な上面27aを有し、かつ窒化シリコン膜(SiN膜)及び酸化シリコン膜(SiO膜)よりなるビットコン用層間絶縁膜27を形成する。
次いで、図10A〜図10Dに示す工程では、公知のフォトリソグラフィ技術及び異方性ドライエッチング技術を用いて、ビットコン用層間絶縁膜27の一部をエッチングすることで、第1の不純物活性領域17の上面17a及び側壁面17bの上部を露出するビットコン開口部27Aを形成する。
次いで、公知の手法により、ビットコンタクトプラグ29及びビット線31の母材となる導電膜と、キャップ絶縁膜32の母材となる絶縁膜(例えば、窒化シリコン膜(SiN膜)と、を順次積層形成する。
その後、フォトリソグラフィ技術及び異方性ドライエッチング技術により、該導電膜及び該絶縁膜をエッチングしてパターニングすることで、ビットビットコン開口部27Aを埋め込むビットコンタクトプラグ29、X方向に延在するビット線31、及びビット線31の上面を覆うキャップ絶縁膜32を一括形成する。
コンタクトプラグ29は、ビットコン開口部27Aを埋め込むことで、第1の不純物活性領域17の上面17a、及び第1の不純物活性領域17の側壁面17bの上部と接触する。
これにより、第1の不純物活性領域17の上面17aとビットコンタクトプラグ29との境界には、第1のコンタクト部18Aが形成され、第1の不純物活性領域17の側壁面17bの上部とビットコンタクトプラグ29との境界には、第2のコンタクト部18Bが形成される。
また、ビットコンタクトプラグ29の母材となる導電膜を成膜する際には、例えば、半導体基板11の導電型(第1の実施の形態の場合、p型)とは逆の導電型(第1の実施の形態の場合、n型)の不純物が導入された多結晶シリコン膜(ドープドポリシリコン膜)を主体とする膜を成膜する。
次いで、公知の手法により、ビット線31の側壁と、キャップ絶縁膜32の上面及び側壁と、素子分離領域13の上面13a及び第2の不純物拡散領域21の上面21aに配置されたビットコン用層間絶縁膜27の上面27aと、を覆うライナー膜34を形成する。
このとき、ライナー膜34は、ビット線31間に形成された空間を埋め込まない厚さで形成する。
具体的には、ALD法により、窒化シリコン膜(SiN膜)を成膜することで、該窒化シリコン膜(SiN膜)よりなるライナー膜34を形成する。
次いで、公知の手法により、ビット線31及びキャップ絶縁膜32よりなる積層体間に位置する溝を埋め込み、かつ上面35aが平坦な面とされた容量コンタクト用層間絶縁膜35を形成する。
このとき、上面35aがキャップ絶縁膜32上に形成されたライナー膜34の上面34aに対して面一となるように、容量コンタクト用層間絶縁膜35を形成する。
容量コンタクト用層間絶縁膜35の母材としては、例えば、スピンナ法により形成された塗布系絶縁膜(ポリシラザン等の材料で構成された絶縁膜)を用いることができる。
次いで、公知の手法により、ライナー膜34の上面34a、及び容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aを覆うマスク形成用絶縁膜71(酸化シリコン膜(SiO2膜))を形成する。
マスク形成用絶縁膜71は、容量コンタクト用層間絶縁膜35をエッチングする際のエッチング用マスクとして機能する膜である。
そのため、マスク形成用絶縁膜71の母材となる絶縁膜としては、ライナー膜34とは異なる膜であり、かつ容量コンタクト用層間絶縁膜35よりもエッチング速度の遅い膜が好ましい。
次いで、図11A〜図11Dに示す工程では、公知のフォトリソグラフィ技術及び異方性ドライエッチング技術により、図10B〜図10Dに示すマスク形成用絶縁膜71をパターニングしてY方向に延在する溝状開口部(図示せず)を形成する。
次いで、パターニングされたマスク形成用絶縁膜71を用いたSAC(Self Align Contact)法により、第2の不純物拡散領域21上に積層されたビットコン用層間絶縁膜27、ライナー膜34、及び容量コンタクト用層間絶縁膜35を貫通し、かつ第2の不純物拡散領域21の上面21aを露出するコンタクト孔37を形成する。
次いで、公知の手法により、コンタクト孔37の側壁(具体的には、コンタクト孔37が露出するライナー膜34の表面、ビットコン用層間絶縁膜27の側壁、ライナー膜34の側壁、及び容量コンタクト用層間絶縁膜35の側壁)を覆うサイドウォール膜38を形成する。
具体的には、サイドウォール膜38は、サイドウォール膜38の母材となる膜として窒化シリコン膜(SiN膜)を成膜し、その後、該窒化シリコン膜(SiN膜)をエッチバックすることで形成する。
この段階において、第2の不純物拡散領域21の上面21aは、サイドウォール膜38から露出されている。
次いで、公知の手法により、サイドウォール膜38を介して、コンタクト孔37を導電膜(図示せず)で埋め込む。該導電膜(容量コンタクトプラグ41の母材となる導電膜)としては、例えば、半導体基板11の導電型(第1の実施の形態の場合、p型)とは逆の導電型(第1の実施の形態の場合、n型)の不純物が導入された多結晶シリコン膜(ドープドポリシリコン膜)を主体とする導電膜を用いることができるが、高濃度に不純物がドープされたドープドポリシリコン膜、金属膜、シリサイド膜、及びこれらの積層膜を用いてもよい。
次いで、CMP処理により、容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aよりも上方に形成された余分な導電膜を除去することで、容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aに対して面一とされた上面41aを有する容量コンタクトプラグ41を形成する。
容量コンタクトプラグ41は、コンタクト孔37を埋め込むことで、第2の不純物拡散領域21の上面21aと接触する。
次いで、公知の手法により、ライナー膜34の上面34a或いは容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35aに、少なくとも容量コンタクトプラグ41の上面41aの一部と接触する容量コンタクトパッド42を形成する。
これにより、容量コンタクトパッド42は、容量コンタクトプラグ41を介して、第2の不純物拡散領域21と電気的に接続される。
次いで、公知の手法により、ライナー膜34の上面34a、容量コンタクト用層間絶縁膜35の上面35a、及び容量コンタクトプラグ41の上面41aに、容量コンタクトパッド42の外周部を囲む窒化シリコン膜44を形成する。
次いで、公知の手法により、容量コンタクトパッド42上に、王冠形状とされた下部電極47を形成する。このとき、下部電極47は、各容量コンタクトパッド42に対してそれぞれ1つ形成する。
これにより、下部電極47は、容量コンタクトパッド42を介して、第2の不純物拡散領域21と電気的に接続される。
次いで、公知の手法により、窒化シリコン膜44から露出された複数の下部電極47の表面、及び窒化シリコン膜44の上面を覆う容量絶縁膜48を形成する。その後、容量絶縁膜48の表面を覆う上部電極49を形成する。
これにより、1つの下部電極47と、複数の下部電極47に対して共通の容量絶縁膜48と、複数の下部電極47に対して共通の電極である上部電極49と、を有したキャパシタ46が複数形成されると共に、1つの選択トランジスタ26及び1つのキャパシタ46よりなるメモリセル51が複数形成される。
次いで、容量絶縁膜48及び上部電極49が形成された下部電極47の内部、及び下部電極47間に形成された隙間を埋め込み、かつ上面52aが平坦な面とされた容量プレート52を形成する。
なお、図12A及び図12Bには、図示していないが、容量プレート52上に層間絶縁膜(図示せず)を形成し、次いで、該層間絶縁膜を貫通し、かつ上部電極49と接続されるコンタクトプラグ(図示せず)を形成し、その後、該層間絶縁膜上に、該コンタクトプラグと接続された配線(図示せず)等を形成することで、半導体装置10を製造してもよい。
第1の実施の形態の半導体装置の製造方法によれば、半導体基板11の主面11aを厚さ方向に掘り下げて溝16を形成する工程と、溝16の第1の側方部16Aの上部に位置する第1の不純物拡散領域17の上面17aに接触するビットコンタクトプラグ(第1の導電体)を形成する工程と、溝16の第2の側方部16Bの上部に位置する第2の不純物拡散領域21の上面21aに接触する容量コンタクトプラグ41(第2の導電体)を形成する工程と、ゲート絶縁膜24を介して、溝16内にゲート電極25を形成する工程と、を含み、ゲート電極25を形成する工程では、第1の不純物拡散領域17の上面17a(半導体基板11の主面11a)を基準としたときのゲート電極25の第1の側方部16Aに近い部分の上面25aの深さDよりも、第2の不純物拡散領域21の上面21a(半導体基板11の主面11a)を基準としたときのゲート電極25の第2の側方部16Bに近い部分の上面25bの深さDが深くなるようにゲート電極25を形成する。
これにより、容量コンタクト側では第3のコンタクト部22(コンタクト接触界面)がチャネルから離れることで、電界集中による接合リークが低減され、ビットコンタクト側では第1及び第2のコンタクト部18A,18B(コンタクト接触界面)がチャネルに近付くことで、トランジスタオン動作時の寄生抵抗が低減される。
言い換えれば、キャパシタ46のデータ保持特性を劣化させることなく、トランジスタのオン電流(Ion)を向上させることが可能となる。つまり、トレードオフの関係にある特性の向上を両立可能となる。
すなわち、接合リークによるキャパシタ蓄積電荷のリークが懸念される容量コンタクト側ではゲート電極25の上面25bの深さDを深くすることでtREF特性を維持しつつ、電荷のリークが問題とならないビットコンタクト側ではゲート電極25の上面25aの深さDを浅くすることでtWR特性を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置のメモリセルアレイの構成要素のうちの一部を示す平面図である。図13では、第2の実施の形態の半導体装置75の構成要素のうち、ゲート電極76、ビット線31、容量コンタクト用層間絶縁膜35、及び容量コンタクトプラグ41のみ図示する。
図13において、第1の実施の形態で説明した図11Aに示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図14は、図13に示す半導体装置のA−A線方向の断面図であり、図15は、図13に示す半導体装置のB−B線方向の断面図であり、図16は、図13に示す半導体装置のC−C線方向の断面図である。
図14において、第1の実施の形態で説明した図2に示す半導体装置10と同一構成部分には、同一符号を付す。また、図15において、第1の実施の形態で説明した図11Cに示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
また、図16において、第1の実施の形態で説明した図11Dに示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。また、図15及び図16に示すPは、ゲート電極76の位置を示している。
なお、図14〜図16では、第2の実施の形態の半導体装置75の構成要素であり、図2に示す容量コンタクトパッド42、窒化シリコン膜44、下部電極47、容量絶縁膜48、上部電極49、及び容量プレート52の図示を省略する。
また、第2の実施の形態では、半導体装置75の一例としてDRAMを例に挙げて以下の説明をする。
図13〜図16を参照して、第2の実施の形態の半導体装置75(メモリセルアレイ)について説明する。なお、図13〜図16には、図示していないが、半導体装置75は、メモリセル領域を囲むように配置された周辺回路領域(周辺回路用トランジスタ等を含む)を有する。
図13〜図16を参照するに、第2の実施の形態の半導体装置75は、第1の実施の形態の半導体装置10に設けられたゲート電極25(上面25a,25b側に段差を有するゲート電極)の替わりに、ゲート電極76を設け、第2の側方部16Bの半導体基板11の主面11aよりも低い位置に第1の側方部16Aの半導体基板11の主面11bを配置したこと以外は、半導体装置10と同様に構成される。
ゲート電極76は、ゲート絶縁膜24を介して、溝16内に配置されている。ゲート電極76は、上面76aが平坦な面とされている(言い換えれば、上面76a側に段差を有していない。)。
ゲート電極76の上面76aは、半導体基板11の主面11b(第1の不純物拡散領域17の上面17a)、及び半導体基板11の主面11a(第2の不純物拡散領域21の上面21a)よりも下方に配置されている。
ゲート電極76は、第1の実施の形態で説明したゲート電極25を構成する材料と同様な材料により構成されている。
半導体基板11の主面11bは、第1の不純物拡散領域17が形成される部分であり、半導体基板11の主面11aとゲート電極76の上面76aとの間に配置されている。
第2の不純物拡散領域21の上面21a(半導体基板11の主面11a)を基準としたときのゲート電極76の上面76aまでの深さDは、第1の不純物拡散領域17の上面17a(半導体基板11の主面11b)を基準としたときのゲート電極76の上面76aまでの深さDよりも深くなるように構成されている。
このように、埋め込みゲート電極型の電界効果トランジスタにおいて、ソース領域とドレイン領域とでコンタクトプラグと半導体基板11との接触面からチャネル領域までの距離を非対称とすることができるので、トランジスタ特性の自由度を向上させることができる。
第2の実施の形態の半導体装置によれば、溝16に配置されるゲート電極76の上面76aを平坦な面にすると共に、第1の不純物拡散領域17が形成される半導体基板11の主面11b(第1の不純物拡散領域17の上面17a)を、第2の不純物拡散領域21が形成される半導体基板11の主面11a(第2の不純物拡散領域21の上面21a)とゲート電極76の上面76aとの間に配置して、容量コンタクト側のゲート電極76の上面76aの深さDを、ビットコンタクト側のゲート電極76の上面76aの深さDよりも深くすることにより、第1の実施の形態の半導体装置10と同様な効果を得ることができる。
すなわち、第2の実施の形態で説明した構造をDRAMの選択トランジスタ26に適用することで、接合リークによるキャパシタ蓄積電荷のリークが懸念される容量コンタクト側でのゲート電極76の上面76aの深さDを深くすることでtREF特性を維持しつつ、電荷のリークが問題とならないビットコンタクト側ではゲート電極25の上面25aの深さDを浅くすることでtWR特性を向上できる。
上記構成とされた第2の実施の形態の半導体装置75は、第1の実施の形態の半導体装置の製造工程に、ゲート電極25の上面側に段差を形成する工程(ゲート電極25の上面25bを形成する工程)に替えて、半導体基板11の主面11bを形成する工程を設けること以外は、第1の実施の形態の半導体装置10の製造方法と同様な手法により製造できる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明は、半導体装置及びその製造方法に適用可能である。
10,75…半導体装置、11…半導体基板、11a,11b…主面、13…素子分離領域、13a,17a,21a,25a,25b,27a,34a,35a,41a,52a,56a,57a,59a,76a…上面、14…活性領域、16…溝、16A…第1の側方部、16B…第2の側方部、17…第1の不純物拡散領域、17b…側壁面、18A…第1のコンタクト部、18B…第2のコンタクト部、21…第2の不純物拡散領域、22…第3のコンタクト部、24…ゲート絶縁膜、25,76…ゲート電極、26…選択トランジスタ、27…ビットコン用層間絶縁膜、27A…ビットコン開口部、29…ビットコンタクトプラグ、31…ビット線、32…キャップ絶縁膜、34…ライナー膜、35…容量コンタクト用層間絶縁膜、37…コンタクト孔、38…サイドウォール膜、41…容量コンタクトプラグ、42…容量コンタクトパッド、44…窒化シリコン膜、46…キャパシタ、47…下部電極、48…容量絶縁膜、49…上部電極、51…メモリセル、52…容量プレート、56…低濃度不純物拡散領域、57…エッチングマスク、57A,65A,67A…開口溝、60…溝部、61…保護膜、61a…表面、62…アモルファスカーボン膜、62−1,62−2…改質アモルファスカーボン膜、65,67…フォトレジスト膜、71…マスク形成用絶縁膜、D,D,D,D…深さ、F,K…注入領域、θ,θ…注入角度、G…平面

Claims (19)

  1. 半導体基板の主面を厚さ方向に掘り下げて形成された溝と、
    前記溝の一方の側方に位置する前記半導体基板である第1の側方部の上部の前記主面に接触するように形成された第1の導電体と、
    前記溝の他方の側方に位置する前記半導体基板である第2の側方部の上部の前記主面に接触するように形成された第2の導電体と、
    前記溝内にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極であって、その上面の前記主面からの深さが、前記第1の側方部に近い部分よりも前記第2の側方部に近い部分の方が深くなるように形成されたゲート電極と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の側方部において前記半導体基板の主面側に設けられ、前記第1の導電体と電気的に接続された、前記半導体基板と逆導電型の半導体領域からなる第1の不純物拡散領域と、
    前記第2の側方部において前記半導体基板の主面側に設けられ、前記第2の導電体と電気的に接続された、前記半導体基板と逆導電型の半導体領域からなる第2の不純物拡散領域と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記溝、前記ゲート絶縁膜、及び前記ゲート電極は、メモリセルの選択トランジスタを構成することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記溝、前記ゲート絶縁膜、及び前記ゲート電極からなる電界効果トランジスタを複数有し、
    前記第1の導電体に電気的に接続され、複数の前記電界効果トランジスタ間で共有された導体配線と、
    前記第2の導電体に電気的に接続され、個々の前記電界効果トランジスタが個別に有しているキャパシタと、をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記ゲート電極は、複数の前記電界効果トランジスタ間で共有されていることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の側方部の前記半導体基板の主面と前記第2の側方部の前記半導体基板の主面とは同一平面内にあり、
    前記ゲート電極の上面は、段差を有することを特徴とする請求項1ないし5のうち、いずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第1の側方部の前記半導体基板の主面は、前記第2の側方部の前記半導体基板の主面よりも低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のうち、いずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記ゲート電極の上面は、段差のない平坦な面であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. 前記第1及び第2の導電体は、前記半導体基板の導電型とは逆の導電型の不純物が導入された多結晶シリコンを主体とする導電体であることを特徴とする請求項1ないし8のうち、いずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 半導体基板の主面を厚さ方向に掘り下げて溝を形成する工程と、
    前記溝の第1の側方部の上部の前記主面に接触する第1の導電体を形成する工程と、
    前記溝の第2の側方部の上部の前記主面に接触する第2の導電体を形成する工程と、
    ゲート絶縁膜を介して、前記溝内にゲート電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記ゲート電極を形成する工程では、前記半導体基板の主面を基準としたときの前記ゲート電極の上面の深さが、前記第1の側方部に近い部分よりも前記第2の側方部に近い部分の方が深くなるように前記ゲート電極を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の側方部の上部に位置する前記半導体基板の主面に、前記第1の導電体と電気的に接続される第1の不純物拡散領域を形成する工程と、
    前記第2の側方部の上部に位置する前記半導体基板の主面に、前記第2の導電体と電気的に接続される第2の不純物拡散領域を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の導電体と電気的に接続されるビット線を形成する工程と、
    前記第2の導電体と電気的に接続されるキャパシタを形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10または11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の側方部の上部に位置する前記半導体基板の主面と前記第2の側方部の上部に位置する前記半導体基板の主面とを同一平面内に配置し、
    前記ゲート電極を形成する工程では、前記ゲート電極の上面側に段差を形成することを特徴とする請求項10ないし12のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記溝を形成する工程では、前記半導体基板の主面上に開口溝を有したエッチングマスクを形成し、その後、該エッチングマスクを介した異方性エッチングにより、前記溝を形成し、
    前記ゲート電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜を介して、前記溝に前記ゲート電極の母材となる導電膜を埋め込む段階と、
    前記開口溝を埋め込まない厚さで、前記エッチングマスクの表面、及び前記導電膜の平坦な上面を覆うアモルファスカーボン膜を形成する段階と、
    斜めイオン注入法により、前記アモルファスカーボン膜のうち、前記第1の側方部側に位置する前記導電膜の上面に形成された部分に選択的に不純物を注入することで、該不純物が注入された部分の前記アモルファスカーボン膜を改質する段階と、
    改質されていない前記アモルファスカーボン膜を選択的に除去することで、前記第2の側方部側に位置する前記導電膜の上面を露出する段階と、
    改質された前記アモルファスカーボン膜をマスクとする異方性エッチングにより、前記第2の側方部側に位置する前記導電膜の上部をエッチングして、前記段差を形成する段階と、
    前記段差を形成後に、改質された前記アモルファスカーボン膜を除去する段階と、
    改質された前記アモルファスカーボン膜を除去後に、前記エッチングマスクを除去する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記アモルファスカーボン膜を形成する段階の前に、前記開口溝を埋め込まない厚さで、前記エッチングマスクの表面、及び前記導電膜の平坦な上面を覆う保護膜を形成する段階を有し、
    前記アモルファスカーボン膜を形成する段階では、前記保護膜上に前記アモルファスカーボン膜を積層形成し、
    前記導電膜の上面を露出する段階では、改質されていない前記アモルファスカーボン膜を選択的に除去した後、改質された前記アモルファスカーボン膜から露出された前記保護膜を選択的に除去し、
    前記段差を形成後に、残存する前記保護膜を除去する段階と、
    を有することを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記エッチングマスク及び前記保護膜は、窒化シリコン膜よりなり、
    前記エッチングマスクを除去する段階では、前記エッチングマスクと共に、前記保護膜を除去することを特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記第1の側方部の上部に位置する前記半導体基板の主面を、前記第2の側方部の上部に位置する前記半導体基板の主面よりも下方の位置に形成し、
    前記ゲート電極の形成工程では、該ゲート電極の上面を段差のない平坦な面に形成することを特徴とする請求項10ないし12のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記第1の導電体を形成する工程では、前記半導体基板の導電型とは逆の導電型の不純物が導入された多結晶シリコン膜を母材として、前記第1の導電体を形成することを特徴とする請求項10ないし17のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記第2の導電体を形成する工程では、前記半導体基板の導電型とは逆の導電型の不純物が導入された多結晶シリコン膜を母材として、前記第2の導電体を形成することを特徴とする請求項10ないし18のうち、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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